大阪日暮綴


●立派なリンゴを持てあます

 ギフトで頂いた大きなリンゴ六つ。重さは350gくらいもあって、とても一人では一回で食べきれない。半分でも多いかなという感じ。有り難い、嬉しいと感謝しながら、ちょっと困惑の体でもあります。一つは、以前、試したことのある「ワイン煮」にするとして、他の食べ方を思いつかないから、生食しかない。これぞ「贅沢な悩み」です。


・・と、悩んで?いたら、同志がいた。作家の曾野綾子センセイが同じ「贅沢な悩み」を新聞のコラムで吐露しておられたのであります。
~以下引用~
「私のうちにリンゴを下さる方の一人は「日本一の百姓」という自称肩書きだから、その「作品」もその名に恥じない。しかし、そうした篤農家に考えてほしいこともある。今のリンゴは(贅沢を言うようだが)普通の家庭には大きすぎるのである。私の知人は90歳で、一人で立派に暮らしてる人だが「リンゴ一個もらうと、6日で食べます」と言う。しかし、切りかけて冷蔵庫に保存したリンゴは、どんなに工夫しても、最後まで美味しく食べられるわけがない。

 すべての商品は相手のことを考えて作るのが基本だ。だから、果物はお金持ちの中国人やアラブ人相手の巨大サイズと、日本の一人暮らしの庶民が毎回美味しく食べられる大きさのものと、二種類に分けて作るべきだろう」以下略(12月3日 産経新聞「透明な歳月の光」から)


曾野センセイの御説に全面同感致します。一回食べきりサイズのリンゴをつくってほしい。しかし、作り手の農家の立場で考えると「ほな、つくりまひょか」とはならないでせう。小型でも手間のかかりようはさほど変わらないだろうから、結局、単価は高くつく。小さい、高い、では売れない。難しいところであります。
 市場では「サンフジ」という、やや小ぶりのリンゴも売っているけど、ギフトには向かない品種なのかな。


rinngo

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