プチ・ケチの研究



●缶詰も進化する

 缶詰の外観、構造なんて、もう何十年も変化がないように思えたけれど、最近「スルッとふた」なる新製品が出ています。従来の指をかけてオープンするタイプと違って、フタが樹脂のシールになっている。なので、指掛け式より少ない力で開けられる、というのがウリです。


これはたしかに進歩で、力の弱いおばあちゃんでもラクに開けられます。しかし、ケチの観点から見ると進歩は小さい。スチールのフタを樹脂に変えてもコストダウンにならないし、重量が軽くなるというほどの差は出ない。でも、使いやすさの改善では進歩しているので納得できます。
 良く見ると、樹脂のフタとスチールの本体の接触面(接着面)は僅か4ミリしかなく、最高の気密性が必要な缶詰では結構ハイテクが必要で、実用化までにずいぶん苦労したのではと想像します。万単位の試作品をつくったのではないでせうか。


缶詰はメーカーが違っても、中身や値段は似たり寄ったりで、他社製品との差別化が難しい商品です。だから、フタの開け方という使い勝手の改善で一歩抜きんでようと企画したと思われます。 写真は「さばの味噌煮」で日本水産製。値段は175円。

 切れ味の悪い缶切りを使って、キコキコ開けた昔を思い出しました。


開ける前
さばの缶詰 


開けた後
さば
 
 




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