閑人帳


●朝日新聞「吉田調書」記事でも捏造か

 慰安婦問題でピンチに陥ってる朝日新聞。今度は福島の原発事故に関わる膨大な報告書のうち、重要な「吉田調書」=福島第一原発の所長(故人)の報道においても、朝日は事実をねじ曲げ、朝日の願望に合わせた捏造記事で読者を欺いた疑いが生じた。えらいこっちゃ~。


吉田調書は、本人の強い希望で非公開になっている。記憶の混乱、あいまいさで、間違ったことを話したかもしれないと危惧するゆえに公開を拒んだ。しかし、朝日は何らかのルートで調書を入手、これをもとに書いたのが5月20日の記事だった。(写真参照)


原発事故に対する現場の対応については、吉田所長以下、職員が身の危険を顧みず、大混乱の中でも懸命に被害の拡大を防ぐ働きをした、というのが一般の認識だった。海外のメディアにも「フクシマのヒーロー」と讃えられたりした。


しかし、朝日は5月20日の報道でこれを覆す。吉田所長は間違った判断、指示を繰り返し、職員の大半は吉田所長の命令に背いて現場を逃げ出した(撤退した)。彼らはヒーローなんかではないと言いたかったのだ。そして、この、現場の混乱ぶり、指揮や組織統括のダメなありさまを国民に伝えるためにも、吉田調書は是非とも公開してほしいとも書いている。


この記事を書いた時点で、吉田調書を入手していたのは朝日だけだったのかも知れない。ならば、調書の中身と異なる、朝日に都合の良い記事に書き換える(捏造する)ことは可能である。一方で、調書は国民に公開するべきとも書いている。朝日は、公開を求めながら、実際は公開されないハズと読んで正義の味方ぶりを演じたのではないか。


しかし、非公開のはずの調書を産経も入手したのだ。調書が一種類だったら、内容の解釈も似たようなものになるはずだが、それが違った。吉田所長や職員に対する評価が180度違うのである。あちゃ~・・。


8月18日の産経朝刊を見た、朝日の木村記者(当記事を担当)は真っ青になったのではないか。朝日しか入手していないはずの調書が産経も密かに手に入れていた。産経は早速、400ページある調書を精読して5月20日の朝日記事を検証した。それで、毎度おなじみ、朝日流の「事実をねじ曲げて、吉田所長や日本をおとしめるための記事」に書き換えたと判断し、8月18日の報道になった(写真参照)


一つの調書なのに、これほど評価が異なるのはなぜか。どちらかがウソをついている。調書は二社しか入手しなかったとしても、もう一つ重要なサイド情報がある。ジャーナリストの門田隆将氏が吉田所長や関係職員に直接インタビューして書いた「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」(PHP研究所)である。自ら吉田所長はじめ、多数の関係者に面会してこの本を書いた。


門田氏は「ウソつきは朝日」と明快に決めつけている。18日の産経紙面(大阪版3面)でも長いコメントを載せているが、文末はこうだ。
 「事実と異なる報道によって日本をおとしめるという点において、先に撤回された慰安婦問題と図式が全く同じではないか。なぜ、朝日新聞は事実を曲げてまで日本人をおとしめたいのか。私には理解できない」


朝日新聞は、慰安婦問題のウソ記事について国民に謝罪せず、海外にも一切発信しなかった。しかし、この吉田調書の記事は世界中に発信した。このため、それまでは諸外国から「フクシマのヒーロー」と讃えられていた吉田氏ほかの職員のイメージは一変し「いざという時にダメな日本人」になりさがった。韓国のセウオル号事件の一ヶ月後の報道だったので、乗船客を見捨てて逃げ出した船長、乗組員と同じような扱いになってしまった。このセウル号事件は朝日にとっては好都合な大事件だった。「日本をおとしめる」ための報道としては大成功だったと言える。


********************************


引用「吉田調書」報道のあらまし

[産経抄]から 「吉田調書の真実」  2014.8.19 03:04 

 同じ文献から、百八十度違う解釈が生まれる。歴史の研究では、珍しくない。卑弥呼が率いた邪馬台国はどこにあったのか、江戸時代から続く議論もその一つである。中国の史書「魏志倭人伝」の中の2千字足らずの記述の解釈が、最大の争点となってきた。

 ▼小紙が昨日取り上げた、いわゆる「吉田調書」はどうだろう。東京電力福島第1原発事故の発生時、所長だった故吉田昌郎(まさお)氏が、政府の事故調査・検証委員会の聞き取り調査に答えたものだ。こちらはA4判で約400ページにも及ぶとはいえ、普通の日本語で書かれている。それなのに、先に入手した朝日新聞の今年5月の報道とは、大きく異なる内容だった。

 ▼たとえば、最大の危機を迎えた平成23年3月15日朝、所内で何が起こっていたのか。朝日は所員の9割に当たる約650人が、吉田氏の待機命令に違反して、福島第2原発に撤退した、と報じた。パニックに陥った職員が、一斉に職場放棄する。そんな光景が、目に浮かぶような記事である。

 ▼しかし、調書を素直に読めば、実態はまったく違う。吉田氏によれば、あくまで命令の伝言ミスであり、「命令違反」の認識はなかった。第2に退避した所員の多くが、昼頃までに戻っているのが、何よりの証拠だ。調書でむしろ目立つのは、現場で奮闘する職員に対する、吉田氏の称賛の声である。

 ▼朝日の記事を引用して、韓国ではセウォル号事故と同一視する報道もあったという。門田隆将(りゅうしょう)さんが指摘するように、慰安婦報道と同じ構図である。

 ▼職務を全うした職員の名誉のためにも、政府は吉田調書の全文を公開すべきだろう。吉田氏が、強い憤りを込めて「あのおっさん」と呼んだ菅直人元首相まで、賛成しているのだから。


引用元
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140819/dst14081903040001-n1.htm


「吉田調書」の報道についてこれだけの違いがある


5月20日 朝日新聞朝刊
朝日 吉田調書


8月18日 産経新聞朝刊
朝日






スポンサーサイト