大阪日暮綴



●並べて天に至る   ~園芸マニアのマイホーム~

 斜面を開墾して段々畑をつくるさまを「耕して天に至る」と言いますが、写真のお家は「並べて天に至る」風景を見せています。
 駄目男宅から300mほどの静かな住宅街にあるこの家の主は熱心な園芸ファンなのでせう。しかし、庭が一坪もない。はじめは玄関まわりに鉢を並べていたが、これでは物足りず、二階の窓下にも並べた。


ふつうはここで「ハイ、これまで」とストップするのですが、ブレーキがかからなかったらしい。屋根上へ鉄骨で階段をつくり、さらに屋上物干し台のようなスペースをつくって植物で埋めた。これが限界です。
 これらの設備投資に100万単位の費用がかかったと思われます。土や鉢を運ぶだけでも大変です。当然、屋上には水道の延長工事も必要になります。年老いたら、屋上へ上がることも叶わぬことに・・は想像しなかったのでせうか。


これに比べれば、駄目男の「半畳雑木林」のつましさ、貧乏性ぶりが際立つというものです。まったくカワユイもんです。手間をかけない、お金もかけない・・種は拾ったものに限る、というコンセプトを守っています。それでも、半畳からはみだした鉢が数個あるので、近く処分する予定です。
 駄目男がもしこの家の主だったら同じことをしただろうか。いや、しませんね。趣味の間口が広くて、こんな一点集中投資はしないでせう。逆に、何をやっても中途半端というマイナスもありますけど。



並べて天に至る 






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