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●脱帽!「青春18きっぷ」で北海道往復の旅

                       ~乗り鉄キング たなかよしゆきさん~

 各停列車だけで北海道を往復しようなんて、駄目男には狂気の沙汰としか思えないのですが、乗り鉄キングの尊称を奉ってるたなかさんにとっては「悦楽の旅」なのであります。しかも、時間はたっぷり使うけど、お金は最低限しか使わないという、絵に描いたような貧乏旅行ぶりは今や世人の追随を許さない。これを「逆ステータス」と呼ぶべきか。


頂戴した手紙によると、日程は7月28日から8月5日までの10日間。行程は、香芝市の自宅から、大阪駅~日本海まわりで函館、札幌、旭川、釧路、網走、旭川、岩見沢、苫小牧、長万部、函館~日本海まわりで大阪着、というルートになっている。乗車距離は4000キロ近いかもしれない。これが全部各停列車。例外は津軽海峡をくぐるときに、特急券なしで特急に乗れること。なぜなら、トンネル区間は各停列車の運転がないからであります。


今は夜行列車がなく、駅舎で仮眠することも叶わないので、泊まりはビジネスホテル。これは仕方ない。(一泊だけ札幌の友人宅泊)
 一日の乗車時間は平均12時間を越えるそうだ。これぞ「乗り鉄キング」の面目躍如たるところでありませう。早朝、6時か7時発の列車に乗り、下車は午後8時くらい。駄目男には、列車でなくて拘置所に思えてしまう酷い拘束であります。乗り換え列車待ちの時間はちょっぴり自由が味わえる「仮釈放」になります。


北海道まで行っても、観光やグルメ、一切なし、ひたすら列車に乗るだけの旅です。しかし、夏場の北海道だから涼しさだけは存分に味わっただろうと思いきゃ、それが期待大ハズレだったそうで、釧路あたりを乗ったときは車内温度38度、おまけに、ボロ列車にはエアコンがなくて汗だくだったそうです。こんなの、願ってもできない珍体験でせう。


かかった費用はいくらか。一円単位まで記録してあり、内訳は

交通費(青春18きっぷ)9日ぶん・・21330円
宿泊費(ビジネスホテル)8泊ぶん・・47596円
食費、その他雑費・・・・・・・・・・17233円
合計                86159円


北海道10日間の旅行でこの費用! 感心しつつ、涙ちびりそうになります。ケチとゼータクを上手に使い分けるというのが駄目男のスタイルですが、たなかキングはケチに専心、禁欲を貫いてなおストレスが貯まらない。聖者の如し。脱帽するしかありません。
 中島らも(故人)のエッセイに「たまらん人々」という変人コレクションがあったけど、もし、たなかさんが知り合いだったら、しっかりネタにされたでせう。


一日だけ列車にのらない「解放の日」があって、北大のキャンパスで遊ぶ。
たなかさん 北大 





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