たまには外メシ



●そうだったのか「獺祭」

 東京大学管弦楽団演奏会の帰り道、明日は未明に台風11号来襲というのに、キタの「クルラホン」へ寄ったら客がいなかった。当たり前か。さっきまでライブでチャイコフスキー聴いてたのに、所変わって、レコードで、ジム・ホールのギターなんぞ聴きながら飲んだのが「獺祭」であります。


いま人気が高くて手に入りにくいという大吟醸酒で「だつさい」と読む。人気があるのは、オバマ大統領が来日したとき、安倍総理がプレゼントしたのがこの酒で、メーカーは山口県にあり、総理にとっては地酒になる。もっとも、通のあいだでは前から人気があったらしく、JALのファーストクラス客向けの公式酒になっている。国内より、国外での知名度が高いそう。メーカーは岩国市の山間部にある「旭酒造」。


以下、ウンチクであります。「獺」とはカワウソのこと・・ついこの間まで知りませんでした。ハズガジー。ならば、獺祭とは何ぞや。カワウソには川でとった獲物を岸に並べるという変わった習性がある。昔、シナのインテリがこれを見て、獲物をたくさん並べるとお祭りのようだとイメージした。これが転じて、作家が作品を書くとき、資料などを机のまわりに広げ散らかすさまを言うようになった。


正岡子規には俳号の一つに「獺祭」があり、住まいを獺祭屋書屋と称したりした。また、彼の命日を「獺祭忌」とも言う。知らぬは駄目男だけだったのか。では、なんで酒の名前が獺祭なのか。メーカーの説明では、酒造場のある住所が岩国市周東町獺越(おそごえ)で、当地にはカッパ伝説のようなカワウソ伝説があって獺の字が使われているという。これと文学的由来のある獺祭をかけてこのブランドになった。


ところで、岩国市周東町・・どこかで見たような名前です。そう、7月30日に掲載した、Fさんのふるさと探訪記「帰ってみんさい50年」のふるさとが岩国市周東町樋余地、同じ町内なのでした。写真では、唱歌「ふるさと」の郷愁感あふれる田舎風景が残っています。こんな純和風ロケーションの酒造所で造られた日本酒をただ今世界中に売り込み中。他人事ながら痛快な気分になります。


旭酒造のHP
http://www.asahishuzo.ne.jp/



獺祭 


カワウソが正装して「だつさい」中
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