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Fさんのふるさと探訪記をご紹介

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「帰ってみんさい50年」

NHK朝ドラの次の番組「こころ旅」に投稿した所、高校のOB会開催の案内が届きましたので墓参りを兼ねて投稿した内容を検証するために帰省しました。 今から67年前、岩国市周東町樋余地という山村で生れた私は、自宅から500メートルの小学校へ徒歩。4kmの中学校へ自転車で通いました。今ではこれらは統合廃校となり「ふれあい会館」となっています。そして30km先の西岩国へは3年間パイクと汽車を乗り継ぎ高校へ通学しました。


今回は、当時バイクで通っていた旧376号線樋余地~西長野間の道がどうなっているか兄に運転をお願いして訪ねてみました。廃屋となった自宅を出発し、ゆるやかな上り坂を暫く走ると御上使峠に差し掛かります。名前の通り昔上意伝達のために派遣した使者が通ったからこの名前になったのでしょう。道端の苔生した平たい岩「日光石、月光石」は出征する兵士のお立ち台となり村人がここまで送ったそうです。近くに源九郎山があります。樋余地は源平合戦後平家の落人が隠れ住んだとの言い伝えが有りますが、それにしても源義経が登場するところはこの話も眉唾ものかも。峠から1km下った一軒家が有るところから汽車に乗り継ぐJR高森駅が遠望できます。花火大会が開催される時は良くここで見物しました。


御上使峠から西長野までの4kmは九十九折の急坂を約400メートル下ります。50年前は未舗装なので路面が轍でデコボコ、カーブでは転倒しないように、又見通しの悪い曲がり角では衝突防止に気を使いバイクを運転しました。特に砂利道や雨の日は路面が滑りやすく慎重に運転、今でもカーブ毎のラインをイメージできます。でも3年間で3回くらいは転びましたけど。


途中民家は1軒あるだけの山道、冬は暗い内(6時半頃)の出発です。パンクしたら学校は欠席、帰り道春は山桜、つつじ、山桃。夏は湧き水。秋は柿、紅葉等季節の贈り物を味わいました。そして何よりも新緑の木々の香りの中を走る爽快感は今も忘れません。


さて検証結果、今では新しい別ルートの道が出来ています。従ってこの道路は途中まで殆ど使用されてなく30年前舗装した路面は荒れて所々に穴があり小枝が散乱していました。また上方左右も草木の進出が激しく途中取り除いての通行となりましたが、約50年ぶりに訪ねた道の彼方此方に懐かしい思いがよみがえり暫しの感激に浸ることが出来ました。(F)

 
廃屋となった自宅
Fさん 


お上使峠下の日光石、月光石。出征兵士のお立ち台だった。
Fさん

桶余地風景
Fさん

一軒家付近から高森を望む
Fさん

NHK「こころ旅」案内のHP
http://www.nhk.or.jp/kokorotabi/





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