大阪日暮綴



●生きてるかな?・・大阪市の新美術館、2020年開館をめざす

 永らくの懸案になっていた大阪市の新しい美術館計画がようやく進展をみせ、中之島4丁目で6年後に開館という目標ができました。国立国際美術館の北側の敷地が予定地で、現在は駐車場と空き地という、モロ殺風景な空間です。敷地は1万5千㎡くらいは使えそう。


どんなコンセプト、デザインの建物になるのか楽しみです。一方、大阪市では具体的な設計の前に市民の要望を聞いてあげますよ、という姿勢なのか、パブリックコメントを募集していました。(既に締め切り) そこで、面白半分(真面目半分)に自分はこんなプランを希望すると、アイデアを紙に書いて投稿しておきました。その骨子は、建物の外観を蔵屋敷ふう、つまり和風にして周辺のビル街と、わざとミスマッチな風景にするというものです。(以前にここで書いたような気がする)


そのココロは?・・大阪城天守閣を権力の象徴と見なすなら、蔵屋敷群は経済力の象徴ととらえることが出来る。かつての浪華の底力を象徴する建物を大川の上手と下手に配する・・これがコンセプトです。さらに、蔵屋敷の資料館を併設「天下の台所」のシステムを説明する。


もう一つ、和風建築にはメリットがあって、それは、現代建築に比べてデザインの経年劣化が起きにくいことです。お城のデザインが古くさいから変えろという声が出ないように、和風建築は「古典」をベースにしているのだから古くさくなりようがない。対して、現代建築はいかに斬新な設計にしても、数十年たてばデザイン上の劣化が起きます。フォルムだけでなく、建材や表面処理に時代遅れ感が出てくる。

 理屈はともかく、中之島のビジネス街のど真ん中に、数百メートルの白壁の塀に囲まれ、広い芝生地や庭園の中にに建つ瓦葺き屋根の美術館を想像してみて下さい。箱型コンクリート製の建物よりずっとかっこいいと思いませんか。外国人観光客にも評価されると想像します。


同じ思いを有する市民が何十人かいて市にアピールしてくれたら、少しはパワーになるかもしれないが、まあ、そんなことは期待できない。駄目男のはかない夢に終わります。それより、完成まで生きてるかどうかが問題です。ちなみに、新美術館の予定地は、広島藩と久留米藩の蔵屋敷敷地でした。


新美術館の敷地
新美術館



駄目男の空想プラン。敷地に隣接して外国人用格安ホテルを建てる。(赤色枠)バックパッカーや学生目当ての施設で、彼らに大阪観光の情報発信役を担ってもらい、外国人の集客増を目論む。
新美術館



和風建築美術館の例。奈良市の大和文華館。これではちょっと重々しすぎる感じ。
新美術館 






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