読書と音楽の愉しみ



oke 
 

●「これでいいのだ!」・・
NHKの音楽番組

 大阪フィルの定期会員をやめたので音楽シーンに接する機会が少なくなりました。それで、まったくご無沙汰していたNHK、Eテレ日曜夜の音楽番組を見ると、何だか昔と様子が違う。


午後9時から11時までの2時間、もっぱらステージを撮しているだけで、曲目や作曲者の解説など、アナウンスが一切無い。はじめは、まだ奏者も登場しない、本来は絵にならない空っぽのステージが映されるだけ。しばらくしてパラパラとメンバーが出て来る。最後にコンマスが登場し、やや間を置いて指揮者や独奏者が現れる。要するに、コンサートの進行を何の加工もせずに再現しているだけであります。(さすがに、休憩時間は省いているけど)


「これでいいのだ!」赤塚不二夫キャラのセリフを真似て、このスタイルに大賛成します。クラシック音楽ファンのほとんどは納得しているのではないでせうか。放送開始から半世紀以上経って、クラシック音楽番組の最良の演出は「何もしないこと」にスタッフが気がついた。やっと音楽ファンの嗜好に沿った番組ができた。アホクサ、という気もするけど、まずは「これでいいのだ」と納得した次第です。ただし、毎回このスタイルで統一されてるのか、どうかは確かめていない。


もう一つ、Eテレには「らららクラシック」という番組(土曜日夜9時)があって、こちらは逆に一つの曲に対してとことん詮索し、ツッコミを入れて、曲の作られた背景や技法の解説をする。これはこれでなかなか面白い。6月28日の番組では、モーツアルトの歌劇「魔笛」の有名な「夜の女王のアリア」について、あーだこーだと素人にも楽しめる解説をしていた。次回、7月5日は、レスピーギ「ローマの松」を取り上げる予定とか。これも駄目男の好きな曲なので楽しみにしておこう・・と、言いながら、当日、スコンと忘れてしまってる可能性70%。いやはや。


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6月22日の番組では,メインがマーラーの「一番」。演奏はフィラデルフィア管弦楽団。画面をよく見ると、いろんな人種がミックスされた「多国籍オーケストラ」だとわかる。黒人もいるし、アジア系の奏者は2~3割くらい混じっている。三代遡ってもアメリカ人という人は皆目いないのではと思わせる。指揮者、ヤニック・ネゼ・セガンもフランス系カナダ人。実力さえあれば、国籍や民族なんか関係ナシ・・の世界。
 モーツアルトやベートーベンが冥土でこの風景を見たら「どひゃ~、えらいことになってまんなあ」と仰天しそうだ。


弦楽器にアジア系の人が多い。 
オケ 


コンマスは韓国人のキムさん。
オケ 



女性のチューバ奏者をはじめて見た。
オケ


指揮者セガン。ちょっと楽譜を見すぎるという感はあるが、メリハリのきいた、カッコイイ演奏だった。
おけ  






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