閑人帳



●「河野談話」検証報告書を読む

 6月20日、内閣府ホームページで首記の報告書が公開されたので、プリントして読んだ。全21頁、難解な文章ではないが、読むのに1時間はかかる。5人の民間人のチームが、とことん資料を渉猟してまとめた労作である。この件は、6月25日夕方の関西テレビのニュース番組で、青山繁晴氏がとりあげ、解説していたので,ごらんになった方がおられるかもしれない。(下の写真参照)


検証作業は、1991年、韓国で元慰安婦3名が名乗り出て賠償請求をはじめたところからはじまる。以後、日韓政府のやりとりがはじまり、どちらがどんな発言をしたかが詳細に綴られる。この問題に興味のない人にはタマラン退屈な文章でありますが、駄目男にはなかなか興味深い内容だった。双方つばぜり合いの末、ようやくまとまりがついて、1993年8月4日、かの「河野談話」が発表された。


問題の核心は、慰安婦が訴えたような「日本軍による強制連行」があったか、無かったか、である。日本側は文書資料や関係者の証言、はたまた、米国の公文書館まで出かけて当時の情報を調べた結果、軍による直接の強制連行はなかったという結論を出した。
 しかし、これで元慰安婦や韓国政府が了解するはずがない。実際、軍の強制連行がなかったとしても、軍が慰安所の設営や衛生管理などで関与(業者への指示等)したことはあり得るため、これでどう着地点をつくるかが最後のやりとりになった。一言一句まで微調整がなされ、かの談話の発表に至った。現在、韓国政府が言ってるような「日韓両政府によるすりあわせ(調整)などはなかった」は全くのウソである。(レポートに「全くのウソである」といった文言はない。念のため)


また、この問題の過程で韓国の歴代大統領は、下の写真にあるように、現在とは大いに異なるニュアンスの判断、意見表明をしており、とことん日本政府の責任を追及する姿勢ではなかった。金銭での補償までは求めなかった。


しかし、韓国の世論(特に慰安婦の支援団体)は河野談話における謝罪だけでは足りないと、賠償金も要求し、問題はさらに長引く。
 レポートの後半は「韓国における、女性のためのアジア平和国民基金」事業の創始と経過について記している。名前はキレイだが、実際は慰安婦にカネを渡すための題目である。
 さらに、韓国では、河野談話は,日本政府による韓国政府、国民あての謝罪談話であるが、実際にひどい目にあったのは慰安婦個人であるから、その個人個々にもお詫びをするべきだ、という要求が持ち上がった。


これでまた細かいやりとりが続いて、結論は日本の総理大臣が元慰安婦個人あてに「お詫びの手紙」を添え、賠償金(500万円)を渡す、ということで決着、実行された。当該政権は、橋本、小渕、森、小泉政権で、のべ61件である。


韓国の要求を呑み、ようやく落着したと少しは安堵できたが、あちらでは別の問題が起きた。高額の金を受け取った元慰安婦に対し、同胞からは嫉妬によるハラスメントが生じた。金を受け取るなんて、自ら慰安婦であったことを認めるだけだといった非難が浴びせられた。(この基金制度はすでに終了している)


当然ながら、全編、無味乾燥な文章の羅列である。しかし、最終ページの最後の6行に初めて感情がこもった文章が出て来る。

 以下、茶色文字はコピー(略)また,一部の元慰安婦は,手術を受けるためにお金が必要だということで,「基金」を受け入れることを決めたが,当初は「基金」の関係者に会うことも嫌だという態度をとっていたものの,「基金」代表が総理の手紙,理事長の手紙を朗読すると,声をあげて泣き出し,「基金」代表と抱き合って泣き続けた, 日本政府と国民のお詫びと償いの気持ちを受け止めていただいた,との報告もなされており,韓国国内状況とは裏腹に,元慰安婦からの評価を得た。


駄目男の思うところ、最終行の「韓国国内状況とは裏腹に」は韓国に対する痛烈なイヤミであると。ちょっと韓国を見下げてるようなニュアンスもある。この一語の挿入にはチーム内で議論が起きたかもしれない。


報告書表紙
アンカー




関西テレビ「アンカー」の画像
アンカー 


強制連行されたはずだった慰安婦が、実は親に売られたとわかった。
アンカー 


間抜けな日本人のサンプルとして取り上げられた視聴者の投稿文。
このレベルの無知な人が多いらしい。
アンカー 


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慰安婦問題の元凶は朝日新聞
 ・・であることは日本人の常識でありますが、これを一番知らないのは,当の朝日新聞読者かもしれない。新聞は朝日しか読まず、ネット情報にも鈍感な読者は「朝日元凶説」を知る機会が少ない。


 吉田清治という文筆家が、1970~80年代にかけて『私の戦争犯罪』などの作品で、自ら済州島において何百人もの女性を拉致し、慰安所に送り込んだ云々と書き、贖罪のためと称して、何度も韓国を訪ねては土下座謝罪を繰り返した。これを知った朝日新聞が裏付け調査もしないで彼を信じ込んでしまい、記事にした。もともと左翼思想にどっぷり浸っていた朝日新聞には恰好のネタであった。吉田の作品は韓国でも翻訳、出版され、一気に反日感情が高まった。その後、吉田の言説に疑いをもったライターや学者が裏付け調査を行い、彼の慰安婦強制連行云々はウソであることが分かった。


1995年、吉田は自分の書いた作品が創作(フィクション)であり、数々の証言もウソだったと認めた。(2000年に死去)しかし、朝日新聞は過去の慰安婦報道については過ちを認めず、今日に至っている。のみならず、反日、反保守を掲げる朝日は、以前、ここで取り上げたことがある植村隆記者(既に退職)のような、反日思想記事が書きやすい記者を重用して慰安婦問題を拡散させた。(植村記者は妻が韓国人、妻の母が反日団体のメンバー)この義母は詐欺容疑で訴えられたことがある。
朝日の無責任な記事が外交問題にまで発展し、日本は国益を損ねた。この問題は各地での韓国人による「慰安婦少女像」設置などで続いている。


参考情報
河野談話検証レポート(PDF)
http://www.kantei.go.jp/jp/kakugikettei/2014/__icsFiles/afieldfile/2014/06/20/20140620houkokusho_2.pdf

吉田清治
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB_(%E6%96%87%E7%AD%86%E5%AE%B6)

検証 朝日報道
http://www.geocities.jp/tamacamat/ianfu.html

従軍慰安婦は朝日の捏造だった
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-1265.html

誤報を意地でも認めない朝日新聞
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140606/dms1406061140004-n1.htm



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<追加記事>

 河野談話に関連した記事。「週刊新潮」7月3日号に写真のようなタイトルで、元社民党党首、福島瑞穂の「売国の履歴書」が書かれている。朝日新聞の捏造記事で慰安婦問題に火がつくと、当時、弁護士だった福島瑞穂は「これは仕事になる」と韓国の反日団体とグルになり、積極的に慰安婦を掘り起こし、騒ぎが大きくなるように仕向けた。慰安婦の訴訟提起では弁護士を買って出た。


32頁「日本が官房長官名でお詫びの言葉を述べても事態は収まらなかった。福島らが日韓をまたいで「付け火」して回ったからだ。彼女はNHKなどに、元慰安婦のインタビューを売り込む一方、韓国でも騒ぎまくった」 これで彼女は「やり手」と認められ、選挙で勝ち、最後は社民党党首にまで出世した。
 しかし、最近はこの問題には一切発言していない。過去のデタラメな慰安婦訴訟が今回のような政府による綿密な調査で暴かれることを恐れているのか。正義を追求するのが弁護士なのに、もっぱら正義をねじ曲げて国益を損なうことに専念した、情けない弁護士、政治家だった。


アンカー 



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