閑人帳



●~開運なんでも鑑定団~ 中島誠之助氏 講演会

 テレビをあまり見ない駄目男が、唯一「お気に入り」で見ているのが「開運なんでも鑑定団」であります。といっても、見るのは月に2回か3回ですが。その鑑定団の人気者、中島誠之助さんの講演会が近くのホールであったので、これはラッキーと出かけました。
 なんでこの町で?と思いますが、どうやらホールの館長が中島さんのファンらしい。三回目のオファーでやっと実現したそうです。


鑑定依頼の手紙、74、000通
 番組は開始以来20年、1000回を越えるそう。中島さんは当初から参加しており、今までに受け取った鑑定依頼の手紙は74000通、一日平均10通くらい届くので読むだけでも大変です。これだけ数をこなせば、大げさで無く、封筒を見ただけでネウチもんか、ぱちもんか分かるという。分厚い大型封筒に資料をたくさん入れた依頼書は大方がニセモノ、ガラクタだそうです。なるほど、そういうものか。


一番知りたかったことは・・
 どうやって鑑定し、価格を決めるのか。テレビでは本番で品物を拝見し、即値段が発表されるが、その前に控え室で現物を下見して真贋、価値をあらかた判定しているのではないか・・これが知りたかったことです。
 その答えは、中島センセイの鑑定品に関しては「下見はしない」ということでした。それにしては、どうしてあんなに鑑定品の由緒来歴、ネウチに詳しいのか。鑑定依頼時に添えられる詳細な写真や説明文という情報であらかた分かるのでこれをもとに予習します。中には、一見、本物らしいニセモノもあるけど、真贋は最後に現物を見て判定、評価する。ニセモノはいくら上手につくっても,プロが見たら即、分かるそうです。


骨董鑑定の難しさ・・発掘価値か、伝世価値か
 「お宝」って言うけど、何をもってお宝というのか。これが意外に難しい。たとえば、ミロのヴィーナス像やツタンカーメンの黄金のマスクなんてのは発掘された時点で絶対価値、即ちお宝であることが決まる。しかし、骨董品の場合、庶民が使う日用の茶碗や壺がお宝になることがある。作り損ねて歪んだ茶碗は単に不良品であるが、これを高い美意識でお宝とし、かつ、所有者が武将や大名、時の権力者に引き継がれると、
茶碗自体の価値より所有者の名声でとんでもないブランド価値がつく。これを「伝世価値」という。モノの値打ちより、誰が持っていたか、所有者にどんなドラマがあったのか、が大事になる。同じものを無名の貧乏人が引き継いでもガラクタでしかない。ゆえに骨董の鑑定価格はアバウトになるのは仕方ない。


二流品を見るな
 巷の自称骨董趣味人がニセモノ、ガラクタをつかまされるのは二流品から入門するからだ。二流品を見慣れると審美眼が育たない。よって、一流品の値打ちも分からない。二流品を見るな、一流品だけ見よ、というわけであります。 これは骨董、古美術だけでなく、あらゆるジャンルに言えることでせう。


講演があったのは6月7日で、そのとき「10日の放送でビックリ価格のお宝が出ますよ」と言われたが、その10日の放送で滋賀県のオジサンが持参した古い中国の瓶は、本人希望価格500万円。その値付けの理由は、この壺を時価500万円分の土地と交換したからで、ご本人の美意識や骨董知識で判断したのではなかった。これでもずいぶん高いが、中島センセイの鑑定価格はなんと2500万円!! ドヒャー、仰天ものでありました。もしや、5千円?  5万円? も覚悟していたでしょうから、オジサンはアワワ・・錯乱状態でありました。万年B級コレクターだったオジサンの人生が狂わないように祈るばかりです。(下の写真参照 6月10日 テレビ大阪放映)


■中島誠之助 プロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E8%AA%A0%E4%B9%8B%E5%8A%A9


6月10日放送の番組から・・・
中国・磁州窯の瓶、本人希望価格は500万円だったが・・
鑑定団




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中島センセイは2500万円と鑑定してスタジオ騒然
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