閑人帳


●あらゆる予防策は無効?・・認知症の現実


認知症記事

 


 認知症のせいで外出したまま行方不明になる人が年間一万人超・・暗澹たる気分になります。さいわい、97%の人は、警察へ届け出て7日以内に発見、保護されている。しかし、約250人は行方不明というから、家族はいかほど辛い日々を送ってるか、他人事ではありません。大阪府の行方不明者は2114人、兵庫県は1308人(2013年)


「日記残し 父が消えた」
田中さんから送ってもらった毎日新聞の記事にある行方不明例は健常者へのプレッシャーになるような内容です。三木市在のAさんは87歳。2010年12月26日、いつも通りの散歩に出かけたまま帰らなかった。その時点で認知症と診断されていたのではなく、健常者だった。


家族が語るAさんの生活態度は、認知症予防の面では優等生といえた。
長患いの妻を10年間看病し、亡くなったあとは家事や炊事を自分でこなした。歩くことが生きがいで、歩幅は小さいけど,一日4万歩を歩き、毎日、几帳面に日記をつけた。認知症予防になればと、新聞は声を出して読んだ。暴飲暴食を慎み、健康維持には十分気を配った生活だった。旅行が趣味で、国内、海外にもたびたび出かけ、行方不明になる一ヶ月前には娘さんと一緒にオーストラリア旅行を楽しんだ。


なのに・・Aさんは近所の散歩から戻らなかった。これ以上、健康的な、また認知症予防を十分わきまえた生活をしていたのに役立たなかった。コワ~~というしかありません。Aさんに比べたら明らかにダラシナイ生活をしている駄目男なんか、明日にも行方不明になるかもしれない。



予兆はあった
では、全く予兆はなかったのだろうか。実は、いなくなる二日前の日記に「寺がわからず、そのまま帰宅」の文があり、自宅から2キロほどの通い慣れたお寺に行けなかった。健常ならありえないアクシデントで、ご本人は大きなショックを受けたにちがいない。
 「そんなアホなこと」明くる日、寺への道順を確かめるために家を出て、今度は自分の家にも戻れなくなった・・。家族が予兆を認識していたら、GPS機能のついた携帯をもたせるなど予防策が取れたかも知れないが、今さら悔やんでもむなしい。


どうすれば認知症から逃れられるのか。残念ながらコレ!という効果てきめんの予防策はありません。駄目男の考えるところ、予防策や生活態度など、自己責任に帰するところが5割、残り5割は「天命」であろうと。神サマがガラガラポンで「ボケ玉」を出す。で、駄目男に「お前、明日から認知症な」とのたまうと、即認知症患者です。難儀でおます。


誰しもが望むであろう老後の「平穏で安定した暮らし」もまた認知症を誘発するという不条理。では、どうすれば良いのか。最良の対策は「長生きしない」ことであります。



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