ウオーキング・観光



●加賀海岸 日帰りハイキング

 れっきとした国定公園の中にあり、素晴らしい風景なのに、地元の人さえ歩かない。そんな不遇なハイキングコースを久しぶりに歩きました。今回で6回目か7回目になります。
 日帰りだから早朝出発は仕方なく、7時40分の特急で福井へ。普通に乗り換えて大聖寺駅着、ここから観光専用の「キャンバス」で片野海岸近くで下車します。従来とは逆の向きで、片野~加佐ノ岬方向へ歩きます。・・と書いても、いったい、どこやねん?と言われそう。


気になっていたのは、ハイキングコースが廃道になってるのでは、です。海べりのカフェ「うみぼうず」で昼食のあと、細道を進みます。廃墟になった、元国民宿舎「片野莊」の下を通りますが、樹木が茂って建物がみえない。道はだんだん怪しくなり、もしや、この先は藪漕ぎ?と心配しましたが、やがて踏み跡はしっかりしていると分かって、ホッとしました。ハイカーは一日に一人も歩かないけど、森林管理の作業員が2~3人は往来しているみたいです。仕事は枯れた松の処分と若木の育成で、前回来たときに比べ、松がずいぶん増えていました。30年以上かけた必死の保護策がようやく実ったといえます。


小さなアップダウンを何十回も繰り返し、ジェットコースターのレールを歩かされてるみたいですが、ブツクサ言わないのは景色が素晴らしいからです。海岸の断崖をへつる小道が5キロも続くなんてコースは珍しく、関西、関東にこのような自然道はないはずです。さらに、スタートからゴールまで3時間近く、全く人家が眼に入らないコースでもあり、か細い道をトレースすることもあって、大げさにいえば「秘境コース」。道標は整備されてるけど、はじめて歩く人は不安を覚えるでせう。


今回は途中の黒崎から海岸を離れて山手の道を選びました。こちらは見事にフラットな森の中の地道です。このコントラストはとても素敵で、つい先ほどまで断崖のアップダウンでゼーゼーハーハーあえいでいたのがウソみたい。あちこちでウグイスがさえずってるだけの静寂境です。


森の中を30分ほど歩いて、突然、現れるのが「加佐ノ岬 倶楽部」の玄関。木立の奥にテラス席が見え、なにやらドラマに出てきそうなロケーションです。ここは90年代終わりごろまで「硲伊之助美術館」でした。(現在は市内の別の場所に移転)
 岬のどん詰まり、回りに一軒の人家も無いこんな場所で、よう喫茶店なんかやるなあと感心しますが、平日の今日でもそこそこ客はあります。コーヒー一杯飲むために、往復10キロ以上車を走らせてるのか。ぜーたくやなあ。


カフェの南側に、3年前にできた「橋立自然公園」の入り口があり、この公園を抜けて橋立の町へ出、キャンバスのバス停からJR加賀温泉駅へ向かいました。帰宅は9時20分。(5月29日)


なつかしい片野海岸。ハマヒルガオが咲いてます。
加賀海岸 



だんだん草深くなってきて・・。ダイジョウブかな?
加賀 



落ちたら助からない・・崖っぷちにベンチあり。 コワ~。
加賀 


右下の土色がハイキングコース。くねくね道+アップダウンの連続です。
加賀 


黒崎からは一転して静かな森の中の道になります。
加賀 


カフェの入り口に着きました。
加賀 


今年はじめてアイスコーヒーを注文しました。
加賀 



カフェからすぐ近くの加佐の岬灯台にも立ち寄ります。
加賀 



灯台西側の風景。ここを歩いて片野へ向かうのが本来のコース。
加賀 


橋立自然公園を抜けて町へ出ます。36㏊と、かなり広い公園です。
加賀おわり







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