アジア ウオッチング



●「週刊文春」拾い読み  (5月29日号)

やっぱり日本に泣きついてきた韓国政府

 セウオル号沈没の直後、日本政府は乗客救出の支援を申し出たが、韓国政府は「支援の必要は無い」と断ってきた。しかし、韓国当局の救出作業のお粗末さはご存じの通り、大統領が懺悔の涙を流すくらい情けない事態だった。この記事は韓国企業、政府の醜態の続編と言えます。


事故から五日後の4月21日、韓国政府は日本政府に、内々に「セウオル号の設計図が見つからない。なんとかして・・」と泣きついてきた。船内の捜索をするには、ダイバーは船の構造が分かってることが絶対必要だが、その図面が無い! だから、最初の数日間は文字通り「手探り」で船内の捜索をした。韓国政府に泣きつかれて国土交通省は船舶検査用の図面を韓国に提供、落着したが、そのとき韓国側は「日本に、図面提供を頼んだことはくれぐれも内密に」と懇願した。もし、バレたら韓国世論の政府バッシングに火がつく。  


しかし、図面なしで大型客船を管理、運航していたなんて「あり得ん!」話です。船の改造をするにも、役所が検査をするにも、まず図面ありきでせう。改造したら船の重心バランスはどうなるかの判断もまず図面で検討しなければならない。やっつけ仕事で改造しても、その経過、結果は図面や仕様書を役所に提出し、許可を得なければならない。そんな、イロハのイのルールを無視して、しかも過積載とか違法行為を重ねた結果、事故は起こった。業界にも官庁にも一片の安全思想もないまま危険な運航を続けてきた。


船の引き渡し時に図面も渡してることは確認されているのに、なぜ紛失したのか。記事によると、韓国側が購入するとき、客船では無く、スクラップとして手続きしたのではという。スクラップ名目なら税金が安くなるため、ウソの申告をしたのではないか。この業界ではよくあることらしい。しかし、実際には船として使ったのだから図面を処分するなんてあり得ない。このずさんさを許した監督官庁の怠慢、なれ合いもひどい。


4月23日の当ブログ「アジアウオッチング」記事で、韓国は日本政府の支援を断ったけど、船体引き上げ作業で有能な潜水夫がおらず、こっそりと人材派遣などを頼んでくるかも、と書きました。
 情報では、船体引き上げはイギリスの会社に依頼してるみたいですが、足元を見られて法外な費用をふっかけられる懸念がある。さりとて、日本に頼むなど、メンツにかけてもできない。難儀はあと半年くらい続きそうです。(韓国には大型クレーン船はあるが、大型沈没船の引き揚げ作業経験が無い)



フェリー設計図紛失


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