あとりえじじ 迷走妄言



 あとりえじじさんは、2007年のブログ開始時に「熊野古道紀行」を寄せてくれた友人で、ペーパークラフトの作家です。


■あとりえじじ 迷走妄言<1>

ものうらやみはせまじきものなり

 過去のペーパークラフト作品から、コーキコーレーシャになる今年にちなんで「こぶとり」をピックアップしてみました。宇治拾遺物語の「こぶ取り爺」がおなじみだと思ったら、少し奥が深くていろいろ同系の民話があり、グリム童話にも似た話があるとか、ウィキペディアに詳しく紹介されています。パソコンで森羅万象の知識が読み取れる便利な時代になりましたが、ぶっとい大百科事典のページを厳かにめくりながらしっかり勉強した気になった頃のほうが読んだ知識を忘れなかったように感じます。(すぐ忘れるのは年齢のせいかもね) 風格ある我が家の知の宝庫が本棚から消えたのはいつ頃だったか…。


ともかく効率性合理性がもてはやされるデジタル産業社会は、貴重な知識文化まで有り難味のないものにしていくように思いますねえ。反面、誰に教わるでもなくごく自然にデジタルゲームに興ずる孫どもがうらやましくもあるわけで、少子化とはいえ頭の構造の異なるであろう新人類の台頭がちょっと空恐ろしくなります。(彼らはゲーム画面でしか戦争のリアル感を体験できないヒト達ですからねえ。)体力も議論も到底勝てっこない訳ですからこの際もう時代遅れはやむなし、開き直って儂は儂や!コーレーバカで行きましょう♪


深夜の山奥で鬼たちや天狗たちと延年の舞に興じ、邪魔なこぶを取られて元気に山から下りてきた優しい爺さんに負けじと欲ばり爺さんがこぶを余計にくっつけられてしまうという「こぶとり」のいましめ「ものうらやみはせまじきものなり」を反芻自戒しています。



あとりえじじさんの作品「こぶとり」
あとりえじじ 



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