読書と音楽の愉しみ



●1920年製ピアノの演奏会

 Tさんからの案内は「大阪大学21世紀懐徳堂主催 三輪郁さんを迎えて新旧2台のピアノの演奏会」という、なんだか堅苦しそうな催事。
 こんな地味なコンサート、誰が来るねん、しかも、あいにく小雨そぼ降る悪天候・・と思って豊中キャンパスに出かけたら、あちゃ、大方、席が埋まってたのでびっくり。閑人、ぎょうさんいてはりますなあ。


大阪大学には芸術関係の学部はないのに、1920年製のベーゼンドルファーと1990年代製のスタインウエイの2台を有していて、今日は聞きくらべをしてもらいます、という趣旨の演奏会でした。一般的にピアノの耐用年数は20~30年とされますが、メンテナンス、オーバーホールをしっかりやれば100年くらいは使えることをアピールする意図もあります。


で、演奏後に新旧2台のピアノの音色の違い、分かりまっか?と問われても「ワカラン」というのが正直な答え。ベーゼンドルファーのほうが、ややソフトな響きがする、くらいのことしか言えない。普通の演奏会ではスタインウエイの使用が圧倒的に多いので、これの音色に洗脳されてると思います。実際、クリアな響きのほうがウケが良いはずだし。


「堅苦しい催事」の予想でしたが、演奏された曲がほぼ知ってる曲だったので、退屈することなく、楽しいひとときでした。ホッ。
 レッスン生として阪大の女子学生二人と大手前病院院長の大口善郎さん(阪大OB)が登場されましたが、趣味としてはなかなかの腕前でした。(3月1日)


プログラム
*シューベルト「楽興の時」
*ラヴェル「マ・メール・ロア」
*モーツアルト「きらきら星変奏曲」
*R・シュトラウス「薔薇の騎士」ピアノ編曲版
*モーツアルト ピアノソナタイ長調 K331 


<追記>ベーゼンドルファーのピアノは、スタインウエイと世界を二分するトップブランドでしたが、経営上に紆余曲折があり、最終的にヤマハの傘下に入ってしまった。


会場の大阪大学会館(1928年築) 登録文化財に選ばれている。
ベーゼンドルファー 

ステージの奥がベーゼンドルファー、手前が小ぶりのスタインウエイ。

ベーゼン

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