閑人帳



●映画「永遠の0」鑑賞

 上映開始一ヶ月後の平日の午後、チケット売り場に行くと「満席です」やて。あちゃ~~、そんなアホな。好評だとは知っていたが、平日で満席とは。なので、明くる日の同タイムの切符を買ってすごすご帰りました。満員で映画を見損なったなんて初経験かもしれない。
 なんでこんなに人気なのか、よくわからない。自分の動機は、長編の原作を読むより、映画のほうが手っ取り早いからという、手抜き鑑賞を選んだだけです。昨年の「風立ちぬ」に続いて零戦をテーマにした映画が大当たり。両方観た人、ン百万人にのぼるのではと察します。


■映画のストーリーはこちら・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE0



永遠のゼロ



さて、気になるのは、零戦の空中戦などでの特撮、CG技術です。先日「ゼロ・グラビティ」という、ハリウッド製のとても優れた特撮作品を見たので、つい比較してしまいます。結果は・・まずまず、良く出来た方だと思います。少ない予算でめいっぱい本物らしく見せる。この技術はなかなかのものです。


しかし、空中戦のシーンは紙飛行機が舞うような軽快さ=軽薄さで頂けない。操縦席をアップで映す場面では機体が全く揺れないのもウソっぽい。エンジン音に抑揚がないのもいけません。駄目男は、高校生くらいまでに、米軍が制作した記録映画をいっぱい観ているので、たとえば、戦闘機が編隊を組んだまま急降下するときのスピード感やすごいエンジン音を覚えています。なので、イチャモンつければキリがないけど、まあ及第点でせう。こんなアラ探しができるのは戦前生まれのオジンだけです。


物語自体は反戦を訴えてるというのでもなく、戦争を肯定、美化しているのでもない。しかし、零戦が登場する感動ドラマという仕立てはサヨクの皆さんには気に入らないらしい。同じく零戦を登場させたアニメ「風たちぬ」の宮崎駿氏は、この「永遠の0」をボロクソにけなし、井筒和幸監督は「見たことを記憶から消したくなった」と酷評している。お二人とも思想やゲージツの問題より、単に同業者の大ヒットをねたんでるだけでは、と思いますが、これも偏見でせうか。


原作者の百田尚樹氏は朝日新聞に「右傾エンタメ」「愛国エンタメ」と評されて怒ってるらしいけど、少なくとも「左傾」ではないですね。
 その左傾朝日新聞が、実はこの映画の「製作委員会」に名を連ねています。これって、どう説明するのか。ゼニもうけのためなら思想信条は二の次にしてもよいということか。このようなご都合主義を「朝日のダブルスタンダード」と言います。しっかりしーや、朝日はん。


百田氏の略歴を読むと、はじめから作家だったのではなく、テレビ局傘下の構成作家で「探偵 ナイトスクープ」などの企画を担当していた。物書きとしてはB級に甘んじていたわけですが、2006年に「永遠の0」を発表、以後、ヒット作を連発して、今や安倍総理のお友達?とか。下積みに甘んじず「中年よ 大志を抱け」ってことですな。 
 ちなみに、百田氏は宮崎駿氏の「風立ちぬ」を賞賛している。


参考情報・・・・
http://www.j-cast.com/2014/01/21194669.html
http://www.j-cast.com/2013/09/26184772.html?p=all
http://www.toho.co.jp/lineup/eienno-zero/credit.html


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