閑人帳



●イオンのレジ袋有料化、二ヶ月余で無料化に逆戻りの怪


この画像は1月21日現在掲載されてるけど・・近所の店では無料に逆戻り。
http://www.aeonretail.jp/campaign/shoppingbag/


イオン 




■プチ・ケチ研究の失敗例か?
 近所のグルメシティ(イオン系列)では昨年11月からレジ袋が有料になりました。大が5円、小が3円。なので、マイバッグ持参の人が多くなりました。ま、しゃーないか、と思いつつ、引っかかることあり。


無料のレジ袋は透明だったので、生ゴミ用、その他のゴミ袋として再利用できます。しかし、有料の袋は材質が「植物系」とかで、それはいいけど不透明です。大阪市のゴミ捨てのルールは、透明、又は半透明の袋を使うこととなっているので、生活ゴミの処分に使えない。つまり、ゴミ用に透明のポリ袋を買わねばならない。だったら、ポリ袋の削減はできないことになります。(ゴミ捨てに黒色とか不透明の袋の利用が出来る自治体が大半なら別ですが、そうとは思えない)


■納得できますか
有料でレジ袋を買った人も、マイバッグ持参で買わなかった人も、透明のポリ袋を別に買わなければならない・・では、なんのためのレジ袋削減運動なのか。


 プチ以下のミクロな銭勘定ですが、無料レジ袋廃止でスーパーは潤うが、消費者はヘタすればダブル(有料袋代金と別に買うポリ袋代金)で支出が増えるわけです。マイバッグ利用の人も同じ店でゴミ用ポリ袋を買えば、スーパーはコストが下がるうえに袋代金の売上げが増える。これって、エコロジーに貢献するのでせうか。


■『イオンの馬鹿』なんちゃって
 いわずもがな、ロシアの物語「イワンの馬鹿」のモジリであります。2日前、買い物に行ったら、レジのおばさん、小声で「今日から、また無料になりましてん」と。数日前まで「環境問題なんたらかんたらでレジ袋無料サービスは廃止しました」と終日エンドレスにアナウンスしていたのに。しっかりしーや、イオンはん。


なぜ無料に逆戻りしたのか。おそらく本当のワケは説明しないと思います。・・ので、駄目男が成り代わって、ええ加減に言い訳しますと


・マイバッグ利用者の増加で万引きが増えた。
・不透明の新有料袋が不人気。
・環境問題云々の大義名分が理解されない。
・近隣の他業者が無料サービスを続けている。


ほかにもワケありでせうが、全国の消費者に大々的に訴えておきながら、三月もしないうちに「あかんかった~」ではぶっさいく過ぎます。
 再登場の無料透明袋は当然、在庫が少ないはずです。無くなったらどうするか。新しい不透明の袋を無料で渡すのか、それとも、使いやすい透明袋を再度量産するのか。もし、後者なら、イオンは「環境問題云々」でウソをついたことになります。さりとて、新しい植物性原料の袋のコストがポリ袋より高かったら、無料で渡すと辛いことになります。


ちょっと待て、駄目男の利用する店は客の奪い合いのすごい激戦区なので、もしや、店長独自の判断で1店だけチェンジしたかもしれない。で、おばさんに「この店だけ?」と訊いたら「いや、全部です」という返事でした。ふ~ん。しかし、売上げ日本一のイオンが、こんなしょーもないチョンボをするだろうか。


消費者個人にとってはプチ・ケチの問題、しかし、イオンにとってはプチでは済みません。本当に全国規模で無料化に逆戻りなら、担当役員の左遷、降格ありかな、と思います。有料袋を透明の製品にしておけばすんなり浸透したのになあ・・ぐぬぬ。さらに、何億枚というオーダーで準備した「環境にやさしい有料袋」の運命やいかに。

 結局、無料化へ逆戻りは、他店との激戦区限定になるのではと推測します。田舎の地域独占店で逆戻りするのは、それこそ「大義」がない。

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西宮市役所ではグルメシティの「レジ袋有料化」に協賛するかたちで,キャンペーンのようすをHPで紹介しています。・・なのに、早々と中止ではカッコわるすぎます。

http://www.nishi.or.jp/contents/00026243000300024.html


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注)1月21日時点の情報で書いていますので、正確な事は不明です。

(注)数年前に書いたような気がするけど、ポリ袋の材料、ポリオフレインは石油精製で出る副生成品で、袋生産のために原材料(石油)を手当しているのではない。生産を止めても石油の節約にはならない。

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