読書と音楽の愉しみ


●近藤誠「がんもどき論」に対する反論

 前回に紹介した本は一般読者向けに書かれた本で、誰が読んでも内容はほぼ理解できます。しかし、専門家はこのわかりやすい記述こそ近藤流インチキ学説で「学問もどき」だとバッサリ切り捨てています。いや、この表現も面白い。


やはり、近藤氏は医学界の「目の上のたんこぶ」目障りな邪魔者と見られているらしい。前にも書いたが、それでは、近藤氏はなぜ所属する慶応大学から追放されないのか。慶応だけでなく、がん医療学会全体で学問上問題有りと糾弾してもよいのではないか。


反論はShoというニックネームの腫瘍内科医がブログに書いています。近藤氏との論争テーマは、2011年2月号の「文藝春秋」誌と同1月27日号の「週間文春」誌。ここで述べた近藤氏の持論への反論です。
 全部読めば、相当な長文で、しかも専門用語やグラフがでてくるから、せいぜい半分くらいしか理解できない。(著者は一般人向けに書いているつもりですが・・)


具体的にどう反論しているのか、書こうとしても情報量が多すぎてまとめられない。書いても、誰も読んでくれないだろうし。ヘタすると間違った内容になるのでパスします。興味ある人は読んでみて下さい。
 Sho氏は内科医なので、近藤氏の「抗がん剤は効かない」説でアタマに来ているとみえ、あんなの「学問もどき」と揶揄しているものの、反論で一所懸命に説明するほど素人にわかりにくくなる。この辺が難しいところです。ただ、近藤氏の「抗がん剤は全部毒、無駄」の単純明快さに比べ、「抗がん剤は有効」の説明がどれだけ難しいかは素人でも察しがつきます。


ほんわかした感想をいえば、抗がん剤は有効であるのが事実だとしても、それを身内や学会だけの情報として共有しては、患者は蚊帳の外に置かれたままです。ほとんどの場合、自らがん患者になって始めて薬の名を知るのではないか。医師の説明に納得できればそれでいいのかも知れないが、きつい副作用を考えると、不安が無いとは思えない。


抗がん剤情報を身内情報にとどめず、もう少し世間に広報してほしい。「現在、有効とされる抗がん剤の仕様や価格、保険が使える、使えない、今、開発中の新薬情報」などを厚生労働省で公開したら、少しは知識が広まる気がします。(ネットで探せばあるかもしれない)例えば、年に一回、新聞の全面広告で一覧表を示すとか。知ってる名前の薬を処方されるだけでも安堵すると思います。理想を言うなら、風邪には葛根湯、腹痛には正露丸みたいな「定番抗がん剤」が使える時代が来てほしい。


参考ブログ「がん治療の虚実」
http://ameblo.jp/miyazakigkkb/theme-10030731337.html

http://ameblo.jp/miyazakigkkb/theme3-10030731337.html#main

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