閑人帳



●夢が膨らむ「新型リチウムイオン電池」

 企業がプレスリリース用に書いた文だからとても堅苦しいが、一読すれば、素晴らしい性能の電池が開発されたことが素人でも分かります。

 積水化学が発表したニュースのタイトルは「塗工プロセスによる大容量フイルム型リチウムイオン電池開発」 なんのこっちゃねん?でありますが、従来のリチウム電池にくらべ、

・製造方法を根本的に変えた。
・小さいサイズ、重量で大容量の電気を蓄える。
・フイルム型の形状なので、いろんなカタチに加工できる。
・従来品より、安全性に優れている。
・生産性も大幅に向上した。

以上のような進歩・改善が図られた画期的な製品です。
  電力エネルギー問題では、原発の稼働停止、再開問題と太陽、風力発電など再生エネルギーの問題が大きく論じられていますが、蓄電技術の進歩向上も同じくらい大事です。


蓄電技術がないために、常に最大需要量に合わせた発電設備を持たねばならないのが現状では、電力の無駄や環境への過大な負荷が避けられない。蓄電技術が発達すれば、少なく発電して無駄なく使うという、省エネ、省マネー社会が実現できます。


 ・・と、ご大層な話しはさておき、身近なことに置き換えると、電気自動車の性能(走行距離)が飛躍的向上するとか、電池駆動の電車が実現するなど、生活に密着したところで大活躍が期待できます。エレベーターも電池駆動になるかもしれない。照明用に大きな電力が必要な植物工場は太陽光発電設備を併設すれば大きなコストダウンが期待できます。家庭の電力も、夜間に蓄電し、昼間に使うことで昼夜の電力需要のバランスがとれ、原発廃止を推進する追い風になります。


今回の発表では,従来品とのコスト比較についてノーコメントですが、もし、魅力的な価格であれば、国内だけでなく、有望な輸出品にもなるので、国益に寄与すること大でありませう。
 この画期的新製品で、他の電池専門業界へのインパクトがどれほど大きいか、たいしたことがないのか、これも気になるところです。


■参考記事
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1238843_2281.html


参考写真(上記HPより)
リチウム 

薄いプレートなのでカタチも自由になる。
リチウム

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