読書と音楽の愉しみ



●有名指揮者が見せる「ナニコレ珍百景」

 貧乏でケチな指揮者は、指揮棒を買うお金がなく、代わりに爪楊枝を指に挟んで指揮をした。その人の名は・・ワレリー・ゲルギエフ。クラシック音楽ファンならだれでも知ってる人気指揮者であります。
 貧乏でケチ、というのは全くのウソですが、爪楊枝で指揮はホントの本当であります。爪楊枝に似た小さな指揮棒ではなく、爪楊枝そのものというから,笑わずにおれません。


久しぶりに「カンパネラ」でDVD映像見ながら飲んでいたら、ゲルギエフがプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲を振っていたのですが、上半身アップになると、右手指になにやら小さい棒が・・。え?ナニコレ、な場面であります。


で、動画を止めてもらって撮影したのが下の写真。さらに情報を検索すると、2CHで以下のような投稿がありました。一部のファンにはもう周知のことらしい。(2013-1-21の投稿文の一部をコピー)


■この間プロコの5番振ったの見たけど、本当に爪楊枝みたいだったwあれ超小型の指揮棒なの?

■正真正銘の爪楊枝。 今は発行されてないサントリーホールの会員誌でのインタビューで答えてた。「日本のレストランで見つけて手にしてみたら丁度いい」 一時期使わないときもあったけど最近また使ってるね。世界で一番安上がりなタクト。 昨年別の日のショスタコ5番やルチアを聞きに行ったけど両日とも使ってた。どちらも名演ですた!(引用ここまで)


こんなちっちゃい指揮棒では楽員からは見えないから、実用にはならない。だから,爪楊枝ではなく手を見て演奏するのでせう。まあ、一時の気まぐれだと思いますけどね。


爪楊枝で指揮するゲルギエフ。
ツマヨウジ


指揮棒に関わる珍トラブルの思い出・・もう20年以上むかしのことです。朝比奈隆がブルックナーの曲を演奏中、フォルテ(強奏)のところで指揮棒がビューンと空中を舞い、ステージ最後列のティンパニ奏者のところへ落下した。あちゃちゃ、どないすんねん、と心配しましたが、数分で指揮者の手に戻りました。


戻るまでのようすをしっかり見ていなかったので、以下は半分想像です。指揮棒を拾ったティンパニ奏者は、目の前の金管奏者の背中をつついてこっそり渡し、金管奏者は前の木管奏者のお尻を指揮棒でコチョコチョとくすぐり、木管奏者は前の弦楽器奏者の太ももあたりをコチョとさわり・・・のべ10人近くの奏者が密かにコチョコチョ&手渡しして、最後はコンサートマスターの手から、さりげなく朝比奈に手渡されたのであります。オケの奏者は朝比奈の手に指揮棒が無いこと分かってるので、コチョと触られた瞬間に「来たな」と察したことでせう。

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