読書と音楽の愉しみ



●秋の夜長 ビル・エヴァンスを聴く

 2年くらい前から、西梅田のバー「クルラホン」へ行くと、懐かしいLPレコードをかけてくれて、ここでビル・エヴァンストリオを聴いているうちにファンになりました。基本的に自分はクラシック音楽趣味人だから、ピアノトリオが好きになるのは自然で、とくに、ビルのピアノはクラシックファンの感性、嗜好に最も近いのではと勝手に思っています。どのへんが?と問われると答えにくいが、ええ加減に言うと・・

・自作曲、アレンジ曲とも、音感がクラシックのピアノ曲に近いこと。
・弾きすぎないこと。

 と言えるでせうか。ビルの演奏を聴いたあとで、バド・パウエルなんかを聴くと、ひたすら気ぜわしい、うるさい音楽に聞こえます。オスカー・ピーターソンやキース・ジャレットでさえ弾きすぎる、音の数が多すぎるの感があります。(あくまで個人の嗜好による判断です)


というわけで、秋の夜長に聴くにふさわしい。但し、ええなあ、と思うのは1970年までに録音された曲で、以後の曲は時流に合わせたというか、静謐感が無くなっている。
 一方、ビル・エヴァンスの演奏は、ジャズ演奏のコンセプトともいえるスイング感に欠けることから、必ずしも業界、ファンから全幅の支持を受けたとはいえない。


彼の写真を見ると、なんだか学者ふうのお堅い人物ではと想像するけど、伝記を読めば実際は洒落や冗談が好きな、陽気な男だったとか。しかし、不幸なことに、彼はジャズメンとして模範的な?麻薬中毒患者であった。ヤクに溺れたあげく治療を拒み、1980年、51歳で没した。


■演奏動画(モノクロ画像)
http://www.youtube.com/watch?v=dH3GSrCmzC8&list=RDzngcwoYbzkA 



ビルエバンス 



バー「クルラホン」にて
ビル  

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Theme: JAZZ | Genre: 音楽