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たまには外メシ

たまには外メシ
08 /31 2019



●うなぎ弁当が390円ナリ・・・大起水産

 7月にここで紹介したお買い得の「盛り合わせ寿司」今度はうなぎ弁当を390円(税別)で売っていたので買いました。むろん中国産でせうが、タレの作り方が上手なのか味はOKです。若い人ならぜんぜん物足りないボリュウムですが、オジンはこれで満足。買ったのは南海高野線中百舌鳥駅、以前古書店があったところです。午後4時過ぎというハンパな時間なのによく売れていました。常連客がかなり増えたと思われます。

うなぎ弁当 


●年に一度しか食べない「とん蝶」
 
 8月下旬、「施餓鬼」でお寺へ参ると手土産に下さるのがこの「とん蝶」。餅米を「おこわ」にし、昆布少々と小さい梅干しを入れたシンプルなおにぎりです。この「おこわ」の炊き方が抜群に優れていて、食感と塩味の具合が最高。これ以上おいしい「おこわ」を食べたことがありません。餅米のせいか腹持ちもよくて、これ一つで昼食になります。
 ネットで調べてみたら、市内鶴見区の「絹笠」という和菓子業者がつくっていました。値段350円ナリ。ふつうのおにぎりの3倍するけどネウチあります。

とん蝶

とん蝶 






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閑人帳

閑人帳
08 /28 2019


●4年間で500冊・・買った、読んだ、寄贈した、出崎さん

 まちライブラリーもりのみやでは上記の偉業?を達成した出崎さんを讃えて特別展示コーナーをつくっています。ライブラリーでは寄贈された本の数は個人別にカウントされるそうなので、出崎さんは気づかなくても、ライブラリーで「500冊達成」がわかります。

 4年間で500冊なら1年間で125冊という超ハイペースの読書です。だいたい3日に1冊、週に2冊以上読まねばならない。自称「読書家」を吹聴したければ、年間100冊は常識だと思います。生涯に500冊しか読まない人もいるのにエライ違いです。

 読んだ本のタイトルをみると、半分くらいは文庫本で、内容が硬い本は少ない。ご本人の弁では、若い頃は純文学系、たとえば大江健三郎作品なんかを愛読したが、年をとって気楽な娯楽的作品が増えた。数をこなすには必然の傾向かもしれません。

 古本は買わず、全部新本で、かつ全部なじみの一軒の書店から購入する。書店にとっては最高のお客さんです。なんせ月に10冊も買ってくれるのですから。しかし、読んだ本を全部図書館に寄贈するということは、寄贈本を借りてタダ読みする人がたくさんいる、ということです。
それは書店にとっても出版社にとっても・・んんんんん・・あんまり嬉しくないことであります。
 

出崎さん
出崎 


特別コーナー
出崎さん 特別コーナー 



出崎 






アートシーン

読書感想文
08 /24 2019


●隈研吾氏のコピー建築2題

 新国立競技場の設計者である隈研吾氏は、大阪、難波でもホテルの設計をしていて、12月にはオープンの予定です。あ、あれやろ、と気づくのはチマタ通でせう。そう、難波の新歌舞伎座跡に建設したホテルです。名前は「ホテル ロイヤルクラシック」運営は冠婚葬祭の大手、ベルコ。隈氏は東京の歌舞伎座も設計したのですが、大阪のこのホテルとともに共通するコンセプトは「コピー」デザインであること、ま、たまたまの巡り合わせでそうなっただけかもしれませんが。

 東京の歌舞伎座は昔ふうのデザインで、これをモダンデザインに変えることは歌舞伎ファンのほとんどは「ノー」の反応をすると思われ、外観を旧建築のそっくりさんにすることで問題は起きなかった。
 難波の新歌舞伎座は、文化勲章受章者だった村野藤吾氏の設計。これをぶち壊して隈研吾流デザインに置き換えるとどうなるか・・。賞賛より非難が10倍くらいあったかもしれない。そもそも、隈氏の村野藤吾氏へのリスペクトがそんな発想をさせなかった、と想像します。

 ・・というわけで、こちらも設計コンセプトは「コピー」となりました。ホテルのオーナーもこの考えに反対はしなかったのではと推察します。二つの物件はなんの因縁もないのに古い劇場のコピー建築となりました。世間の常識からみれば「コピー」デザインには批判が多いけれど、ジャンルによっては創造的デザインよりコピーデザインのほうが支持されることがある。それのわかりやすい例だと思います。
 伝統的なスタイルの建築の良さは、何年経っても「古くさくならない」ことです。なんせ、初めから古くさいカタチでデザインしてるのだから劣化しない。難波の新歌舞伎座のデザインを古くさいといって非難した人はいなかった。同じデザインでホテル・結婚式場に生まれ変わっても悪口言う人は少ないでせう。

 難波の新歌舞伎座は10年くらい前、名前はそのままで上本町のビルの中に引越しました。歌舞伎のイメージなんかゼロの商業ビルです。おまけに、ここでは歌舞伎をしなくなった。新歌舞伎座の名前が浮いてしまい、「このあいだ新歌舞伎座行ってきた」と言っても聞く方は「それ、どこにあるの?」の感じ。ブランド価値、がた落ちです。
 合理的な理由だけで古いものを新しく作り替えても、人の心はけっこう保守的な面もあって簡単にチェンジできない。上記の二つの建築は、アーティストがコピーデザインを是として、それがマイナスの評価にならない例だと思います。

難波 ロイヤルクラシックホテルのHP(開業は12月)
https://hotel-royalclassic.jp/



12月開業予定のロイヤルクラシックホテル
難波 ほてる



在りし日の新歌舞伎座(約10年前)
難波新歌舞伎座


昔の外観をコピーした東京の歌舞伎座
東京歌舞伎座


読書感想文

読書感想文
08 /20 2019



●譽田亜希子著「土偶界へようこそ」を読む

 近ごろ読んだ本の中では一番楽しい読み物。本といってもほぼ図版ばかりで、まあ、土偶写真集です。著者の履歴をみると考古学の学者のように思えますが、本書での土偶礼賛ぶりはオタク、フリークの感覚に近い。もう猫かわいがりです。そのぶん、とてもわかりやすい。

 二年前、京都国博の「国宝展」で土偶の国宝である「縄文のビーナス」や「仮面の女神」を見て、その造形美の見事さに惚れてしまいました。五千年、一万年昔に、どうしてこんなカッコイイ作品がつくれたのか。21世紀のアーティスト、ボロ負けしてるじゃん。鑑賞者にこんな感慨をもった人、たくさんいたと思います。

 本書で改めて知ったことは、土偶のデザインや技法は日本列島内ではほぼ同じレベルで普遍化しており、地域的な特徴がさほど顕著ではないことです。ということは、北海道から九州まで、自然環境はものすごく差異があるのに、みなさん同じようなセンスとテクニックで土偶をつくっている。五千年前なら津軽海峡を渡ることさえ大難儀なはずで、情報交換なんかおいそれと出来ないのに・・。そもそも共通の言語さえなかったから「うちらの方法、教えたるさかいな」なんて交流は考えられない。

縄文時代にも、ロシアや朝鮮半島や南方の島から日本へ渡ってきて土着した人がたくさんいるとして、彼らに日本へ来たら土偶をつくらなあかん、という義理があるはずもなく、それぞれ生まれ育った土地のスタイルで信仰やモノづくりをしたはずです。しかし、それらは大方朽ちたり
壊れたりしてなくなり、長期保存に向いた土偶が残った。・・ということと、各地のデザインが似ていることとはあまり関係がないはずです。

考えるとアタマが痛くなるのでヤメませう。この本で楽しいネタを見つけました。岡本太郎が大阪万博でつくった「太陽の塔」のモチーフと思しき土偶が紹介されています。下の二枚の写真です。出土地は神奈川県と福島県と全く違いますが、この二つのデザインを一体化すると、ほら、太陽の塔とそっくりではありませんか。(この点は著者もこれがネタだと推定している)もともと縄文文化大礼賛者だった太郎のこと、これを参考にした可能性大であります。(土偶は両方とも20センチほどの小型品です)これを70メートルに拡大して「太陽の塔」にデザインした。

 縄文人の造形センスが現代人に取り入れられた。岡本太郎氏はあの世のインタビューで「ちゃう、わしのオリジナルや」と言うかもしれないが、20センチを70メートルに拡大したら、これはもうオリジナルかも知れませんね。(2017年 山川出版社発行)


「太陽の塔」のモチーフになったと思われる二つの土偶
土偶 



土偶





土偶 









ウオーキング・観光

ウオーキング・観光
08 /18 2019



●開花予想は難しい

 長居植物園では7月はじめに企画した「ロータスウイーク」(ハス展)においてハスがまったく開花せず、来園者をがっかりさせました。続いて8月に「ひまわり展」を企画、期間は8月3日から18日までというふれこみです。ならば、8日ごろが見ごろだろうと出かけたところ、なんと、もう終わりかけていました。一部の花は残っていますが、ひまわり畑として鑑賞に値しないみすぼらしい光景でした。夕陽を浴びた場面を楽しんでもらおうと、開園時間を2時間も延長してサービスしたのに、パーです。ひまわりは暑さには強いというイメージがありますが、連日の35度超の酷暑でまいってしまったのでせうか。

 察するところ、オープンの3日頃にピークを迎え、以後、枯れ始めたと思われます。期間最終日の18日には一輪も残っていないかもしれません。ハスに続いてひまわりもチョンボということで、管理する園の職員さんもストレスが貯まってると思います。
 普通、このような企画は準備の期間を考えたら、遅くともオープン一ヶ月前にはチラシや幟の発注が必要でせうから、発注後にマズイと気づいても手遅れです。園内では、サルスベリも満開、又は散り始めという咲き方です。ふつうは8月末~9月が見ごろだから、これも開花が早すぎる気がします。経験による常識が通用しない、困ったことになってきました。

ひまわり 






アートシーン

アートシーン
08 /16 2019


●これが芸術作品だって・・・あいトレ

 中止になった「あいトレ」の問題作品を見たいと思っても、意外に画像情報が少ないので少々いらつきます。下の写真が作品の一つらしいけど、これなら想定内の内容です。こんなブサイクな作品が何十も並んでたら、批判する前に「金返せ」と言いたくなるでせう。
 この作家には美意識がぜんぜん無くて、政治意識だけでこれを作ったとしか思えない。こんなもん展示して「表現の自由」を主張されてもなあ。センスの悪さにあきれます。こういう作品が出展OKなら、例えば、聖書やコーランを積み上げて、ひたすらシュレッダーで刻み、紙くずの山を築いてゆく、というパフォーマンスだって「表現の自由」であるはず。そんな勇気のある輩いませんけど。

 展示中止を受けて、出品者のグループが展示再開を求めるメッセージを出しています。この文章を読んでたちまち「あ、あいつらか」と正体を知りました。ゴリゴリの反日団体です。グループの背後に元NHKのプロデューサーと元朝日新聞記者(故人)がいた。そして、朝日新聞は当然、彼らの応援をしている。これ以上書かなくても、作品を見なくても、「あいトレ」のおぞましい実体がわかりました。

 しかし、中止か、再開か、と問われたら再開に賛成します。ゲージツの衣をかぶったアホな連中の実態を知るよい機会になるからです。そして、終了後に最高責任者の大村知事は辞任してほしい。しかし、それは外野席の見方で、地元県民からリコールの声が高まってるようにも見えないので、居座るかもしれない。津田大介芸術監督は完全に信頼を失って、ヘタすりゃハローワーク通いですね。とりあえず、金髪やめて目立たないように変身しませう。

出品「芸術作品」の一つ
アイトレ


「表現の不自由展」及び
《平和の碑》展示中止反対ご署名の呼びかけ

https://forms.gle/TwRdoKPcnarjhqxUA
 第一次集約 2019年8月18日(日)23:59まで 
++++++++++++++++++++++++++++

現在、愛知県豊田市・名古屋市で開催されている国際芸術祭のあいちトリエンナーレ2019の企画展『表現の不自由展・その後』(この企画展は名古屋市で行われています)の中止が発表されました。
http://fightforjustice.info/?page_id=4114
 同展は、日本軍性奴隷制度・戦時性暴力(別称「慰安婦」)問題や天皇制などをテーマにし、公共の場所で、検閲・撤去された作品を集めて展示しており、キム・ソギョンさんキム・ウンソンさん夫妻の《平和の碑》(作品名の詳細はこちらをご覧ください)も展示されています。

 この作品は、過去にあったことを記憶し、現在の人々が知り、未来で二度と同じような抑圧を繰り返さないために、制作・展示しています。これは未来のために重要なプロジェクトです。

 しかし、この作品及び企画展に対し一部の政治家、著名人、一般の市民から、事実とは異なる一方的な認識によって、研究・運動の経緯を無視した苛烈な誹謗中傷や脅迫が行われています。
 8月2日には河村たかし名古屋市長が同展を視察。その後の囲み取材で《平和の碑》について「どう考えても日本人の、国民の心を踏みにじるもの。いかんと思う」と発言し、大村秀章愛知県知事に作品の展示中止を求める考えを記者団に明らかにしました(1)。

 そして8月3日には、トリエンナーレ全体の運営に支障をきたすとして、《平和の碑》をその日限りで展示中止するという方針が報道され(2)、同日の数時間後の夕方には『表現の不自由展・その後』そのものを展示中止すると記者会見で発表しました(3)。

私たちは、このできごと自体が、同展が危機を憂慮した「表現の自由」を著しく害するものであるとともに、日本軍性奴隷制度・戦時性暴力(別称「慰安婦」)被害者の心をも踏みにじるものであると考えています。

 大日本帝国は、戦地で戦う日本軍兵士の慰安のために、中国・朝鮮半島・フィリピン・台湾・インドネシア・東ティモール・オランダ・日本等の女性たちを騙し、日本軍が管轄する「慰安所」で性奴隷にしました。被害者の女性たちは、70年以上に渡る長いあいだ、被害者の尊厳の回復と日本政府からの誠実な謝罪・記憶の継承を望んでいます。

 この展示に対する誹謗中傷や脅迫を、一面的な政治問題、表現の自由の問題だけに回収してはいけないと考えます。あいちトリエンナーレ2019は、参加アーティストの男女比を1:1にするなどしてジェンダー平等への取り組みや問題提起を掲げてきました。現在問題とされている《平和の碑》が象徴する日本軍性奴隷制度・戦時性暴力(別称「慰安婦」)は日本のジェンダー不平等が一番歪んだ地点で起きた問題です。戦時下で普遍的に起こる女性への性暴力や被害者の人権と尊厳について、帝国主義について、天皇制について、この展示をきっかけに私たちは真摯に見つめ考えることに努めるべきだと考えます。

 そのプラットフォームである企画展『表現の不自由展・その後』および《平和の碑》の展示中止に私たちは強く反対し、その決定の撤回を求めるとともに展示の再開を要求します。

 また、「ガソリン携行缶を持って行く」などとテロ行為をほのめかす脅迫や嫌がらせ電話、それらの行為に正当性を与えるような行政の要人による政治的圧力に対しても、強く抗議します。県知事、市長は本来行政の長として、このような圧力や脅迫を助長するのではなく、毅然と対応し表現の自由を守る義務を負っているはずです。

 現在、本声明に賛同する方の署名を募っています。署名は集約後、愛知県知事と名古屋市長に提出します。

 ※2019年8月3日の午後から刻々と状況が変化してきたことを踏まえ、当初公開していた声明文に若干の修正を加え、さらに呼びかけ人を加えました。(呼びかけ人は8/4夕方追記予定)


2019年8月4日 あいトリ《平和の碑》撤去に反対する有志グループ一同

 ※賛同のご署名はこちらから
https://forms.gle/hVLzQDjpJajcLeTb7
 第一次集約 2019年8月18(日)23:59まで
 (以後の集約は状況を見て継続の有無を決定します)




読書感想文

読書感想文
08 /11 2019



●伊集院静著「大人の流儀」を読む

 この著者の作品を読むのははじめて。週刊誌に連載した気楽なエッセイ集です。そうだったのか、と驚いたことがひとつ、著者は夏目雅子のダンナだった。昔、映画「瀬戸内少年野球団」でのヒロインだった人です。不幸なことに、彼女は白血病で若死にした。その闘病の日々を巻末に「愛する人との別れ」というタイトルで別記している。
 約半年にわたる献身的看病も叶わず、夏目雅子は27歳で亡くなる。有名女優がこんな若さで死去するのは稀だったから、週刊誌をはじめとするマスコミがやんやと書き立て、その対応に苦労したらしい。しかし、死去したのは1985年、もう35年も昔のことになる。生きていたらおばあちゃんの年齢、光陰矢の如しであります。その後、再婚して現在は仙台で暮らしてる。(三人目のヨメさんで、夏目雅子は二人目だった)

 著者の前職があの「電通」のCMディレクターだったことは知らなかった。両親が韓国人で、当然、ご本人も韓国籍というのも知らなかった、と知らないことだらけ。もし、韓国で生まれ育ってから来日していたら日本人作家になっていたか、分からない。
 本書の文からイメージするのは、二昔くらい前のやや古い作家像です。遊ぶのは、銀座、六本木、付き合うのは、長島茂雄や松井秀喜や武豊といった有名人、スポーツはゴルフ、と、オレ、有名作家だからね、の優越意識が見え見えでイヤミを感じてしまう。大人の流儀というタイトルなのに、ご本人の品位が大人の流儀に外れているのはどうにも頂けません。でも、この人は電通時代からそういうセンスで生きて来たのだから今さらチェンジは難しいでせう。(2011年 講談社発行)


読書感想文 





閑人帳

閑人帳
08 /07 2019


●どちらを支持しますか・・たまには「社説」も読もう
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8月3日の朝日新聞社説
2019年8月3日05時00分

ホワイト国除外
対立する日韓 交流の歩みも壊すのか
 

 日本と韓国が国交を開いてから半世紀あまり。その歩みの中で両国関係は今、最も厳しく、危うい領域に入りつつある。密接に絡み合う産業の足を引っ張り、市民の交流までが寸断される危機をどう克服するか。双方の政治指導者は報復ではなく、修復の策を急ぐべきだ。

 安倍政権はきのう、輸出手続きを簡略化できるリストから韓国を外すことを閣議決定した。安全保障上、貿易相手としての扱いを格下げするという。閣議後の会見で世耕弘成経済産業相は「日韓関係に影響を与える意図はなく、何かへの対抗措置でもない」と述べた。
 だが世耕氏を含む政権関係者は7月に輸出規制を発表した際、徴用工問題に言及していた。一連の動きは国際的にも日本による報復と目されている。政府の釈明がどうあれ、日韓関係への打撃は避けられない。

 自治体や市民団体などの交流行事は中止や延期が相次ぐ。7月の半導体材料の輸出規制もあわせ、今後の運用次第では韓国経済を深刻に苦しめ、日本の産業にも影響がでかねない。
 きのうの決定が実施されるのは今月下旬からになる。両国関係に決定的な傷痕を残す恐れがある一連の輸出管理を、日本は考え直し、撤回すべきだ。

 一方、文在寅(ムンジェイン)政権は対抗策として、安保問題で日本との協定を破棄する検討に入った。だが北朝鮮が軍事挑発を続けるなかで、双方に有益な安保協力を解消するのは賢明な判断とは言えない。文大統領は、ここまで事態がこじれた現実と自らの責任を直視しなければならない。きのう「状況悪化の責任は日本政府にある」と語ったが、それは一方的な責任転嫁である。

 当面の対立緩和のために取り組むべきは徴用工問題だ。この問題で文政権は、韓国大法院(最高裁)が日本企業に賠償を命じる前から、繰り返し日本政府から態度表明を求められてきたが、動かなかった。文氏は、司法の判断は尊重するとしても、行政府としては過去の政権の対応を踏まえた考え方があることを、国民に丁寧に説明しなくてはならない。

 日本政府は、水面下のルートも駆使して韓国側との外交的な話し合いを急ぐべきだ。韓国政府が自国民に静かに語れる環境づくりに、日本側も協力するのが望ましいだろう。
 米国による仲裁は不発に終わった。そもそも同盟管理に消極的なトランプ政権が、どこまで本気か疑わしい。今後の日韓は米国頼みではなく、自立的に問題を解決できる関係を築くほかなく、その意味で今まさに双方の政治の力量が試されている。

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8月3日の産経新聞社説
2019.8.3 05:00

ホワイト国除外 
「甘え」絶つ妥当な判断だ 韓国は不信払拭の行動起こせ

 
 政府が、安全保障上の輸出管理で優遇措置を取る「ホワイト国」から韓国を外す政令改正を閣議決定した。妥当な判断である。韓国の反発に揺るがず、国家の意志を貫いたものとして支持したい。 韓国には、日本から輸出された、軍事転用の恐れがある物資の管理体制に不備がある。その改善に向けた信頼ある行動も期待できない。そのような国の特別扱いをやめるのは当然である。

 こうした当たり前のことすら遠慮してきたのが従来の対韓外交だった。それをいいことに文在寅政権は反日的行動を重ねてきた。だが、もはや韓国の日本に対する甘えは許されない。そこを明確にした点でも、今回の決定は大きな意味を持つ。厳しい関係が長期化する懸念はもちろんあろう。輸出手続きの厳格化により、韓国企業のみならず日本側に影響が及ぶことも想定しておかなければならない。そうであっても、未来志向の健全な日韓関係を築くための重要な布石だと認識すべきである。

 韓国は、日本を翻意させるため米国の仲介に期待している。だが、輸出管理をどう運用するかは、主権国家として日本が自ら判断すべき問題である。措置の是非を韓国と協議する必要もなければ、米国の仲介を受ける話でもない。日本は粛々と必要な対応をとればよい。
 ホワイト国からの除外は、先に決定した半導体材料の輸出管理厳格化に続く第2弾だ。ホワイト国であれば、軍事転用が可能な品目の輸出手続きを簡略化できる優遇措置を受けられる。

 韓国は日本側の一連の措置を、もっぱら「徴用工」訴訟をめぐる対抗措置ととらえ、世界貿易機関(WTO)ルールに反すると批判している。だが、こうした指摘は的外れである。安全保障上の輸出管理は、大量破壊兵器などの拡散を防ぐ措置であり、これを適正に運用することは、国際社会に果たすべき日本の責務だ。自由貿易に反するどころか、これを悪用させないためにも欠かせない。禁輸などの数量制限をかけるわけでもなく、優遇措置を外すだけだ。韓国が日本の輸出品を適正に扱っているなら、日本からの部材供給が止まることはない。
 ホワイト国は欧米中心の27カ国だが、アジアでは2004年に認めた韓国のみだった。日本企業と密接なつながりのある台湾や東南アジア諸国もホワイト国ではない。韓国はこれと同じ扱いに戻るにすぎない。

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 この「ホワイト国除外」事案に対し、大手紙五紙のうち、朝日を除く四紙は政府の対応を是とした。朝日だけがカリカリ怒って日本政府を非難した。本文中段「両国関係に決定的な傷痕を残す恐れがある一連の輸出管理を、日本は考え直し、撤回すべきだ」とある。 これって、そのまんま韓国政府の主張ではありませんか。そうか、朝日は韓国政府の御用聞き、韓国の新聞だったのですね。それにしても、日本の国益より韓国の国益を守れと主張するのだから腹立ち通り越して笑ってしまいます。

 朝日新聞に対する世間の目は批判を通り越して軽蔑の眼差しになっている。相変わらず誤報やフェイクニュースを乱発するし、小学生レベルの誤植もやらかす。この社説では、後段の「米国による仲裁は不発に終わった」は朝日の捏造です。米国の高官が仲裁にはいるかもしれないというロイター電に飛びつき、裏付けもとらずに「米国は日韓の仲裁に入るもよう」と書いた。事実では無く、朝日の願望を書いただけです。
 実際、米国は仲裁などしなかった。しかし、このまま書いては恰好がつかないので「米国による仲裁は不発に終わった」と、仲裁に入ったが失敗したかのように書いてごまかした。

 安倍政権を貶めるためには平気でウソをつけ、世評なんか気にするな、という感じ。人材の流出、給与の大巾カット、労組のゴタゴタ・・といった内輪もめに加えて世間での蔑視。令和元年の朝日の現実です。

 同じ8月3日の朝刊には「ひと とし くらし」というコピーを使って朝日の全面広告が出ていて驚いた。出稿は系列の朝日ビルディングという会社で、今後、朝日新聞は不動産事業の拡充に邁進しますという趣旨だった。新聞事業の将来はマックラだから不動産屋になりますという予告でせうか。社の方針としては良い選択だと思います。しかし、これを見た朝日新聞の社員のなかには絶望感を抱いた者がいるかもしれない。中之島に「朝日新聞本社跡地」の碑が建つのはいつの日か。

引用元
https://www.asahi.com/articles/DA3S14125290.html?iref=editorial_backnumber
https://www.sankei.com/column/news/190803/clm1908030002-n1.html


8月3日朝刊の朝日新聞広告
朝日広告  



読書感想文

読書感想文
08 /05 2019



●文芸春秋編「古代日本七不思議」を読む
 
 堺、古市の古墳群が世界遺産に選ばれて古代への関心が大いに高まっています。戦後のどさくさ時代に野辺の古墳が宅地開発されて建て売り住宅が並んだことを思えば、よくぞ生き残ったと安堵します。しかし、人気一番の仁徳陵の東側にはお濠ぎりぎりにチープな住宅が建ち並んでいて、外国人観光客が見たら、さぞガッカリするやろなと、住民の方々には申し訳ないけど、そう思ってしまいます。駄目男が堺市長なら、時間とお金はかかっても、お濠とJR阪和線の間の住宅は移転させて緑地にしたい。また、西北側の老舗料亭「丸三楼」と提携して、昼間は外国人観光客向けのお休み処(兼ランチ処)として活用する。近くのラブホテルは買収して撤去、跡地に公衆トイレを設ける。和風カフェをつくってもよい。世界遺産という大義名分があるのだから、この程度の発想、施策するのは当然でせう。

 いきなり脱線してしまいました。本書でも作家の黒岩重吾が仁徳陵に言及しています。氏によれば、アレが仁徳陵というのは間違いである。年代的に無理があると。では誰の御陵か。一番の候補は第21代雄略天皇だろうと述べています。仁徳と雄略、世代差は五代ですが、人物像は全く異なります。人民に気配りした人徳の高い天皇と、気に入らないと身内まで皆殺しにした残酷天皇。もし、今後の研究で雄略天皇の陵だと分かれば、この古墳に対する国民のイメージはぐわらりと変わります。

 本書には仁徳陵の造営について楽しい記事があります。敷地が世界一広い御陵の建設にいかほどの労力や年月が必要だったか、古代の工法と現代の工法で比較しています。一円のもうからへんのに研究したのはゼネコンの大林組です。

仁徳陵の施工に関する推測データ
・必要な工事年月
現代工法・・・2年6ヶ月
古代工法・・・15年8ヶ月

・工事に必要な作業員数
現代工法・・・2万9000人(一日最大60人)
古代工法・・・680万7000人(一日2000人)

・総工費
現代工法・・・20億円
古代工法・・・797億円
(注)この数字は1980年代後半に算出したものなので、総工費については、現代工法では1,5倍~2倍くらいになります。また、工事費には埴輪の制作費は含まれていません)

大林組の計算が妥当なら、仁徳陵は15年の歳月と800億円~の費用をかけてつくったことになります。発注者は天皇以外にあり得ない。

 駄目男が不思議に思うのは、鍵穴型の古墳がその周辺底部を石垣でつくっていない(と思われる)のに、型崩れを起こしていないことです。これは近隣の他の古墳でも同じです。人間の手作業で築いた人工の丘が1500年ものあいだ、大雨や地震に耐えて原形を保っていることに驚きます。50年、100年ごとに大規模な修復工事を行ったということも聞かない。もし、ヘタな土木工事なら、1500年の間に墳丘が崩れて、土砂で濠が埋まってしまうはずなのに、それがない。ひょっとしたら、表面の葺き石と、そのスキマに勝手に生えた樹木が微妙なバランスを保って「型崩れ」を防いでいるのだろうか。こんな単純な事象においても古代人のチエや技術に感心させられます。(1990年 文藝春秋発行) 


古代





閑人帳

閑人帳
08 /04 2019



●消えゆく「蛍光灯シャンデリア」 ~大阪メトロ~

 昭和初期に開業した御堂筋線の駅の設計には欧州の駅のように天井の高いデザインが採用されました。梅田駅、淀屋橋駅、本町駅、心斎橋駅、天王寺駅などです。天井が高いのは圧迫感がなくて、見た目もかっこいいのですが、天井照明の設計が難しい。昔は白熱灯しかなかったから、高い天井面に直づけしては光が届かない。そこで、宮殿の大広間のようにシャンデリア型のデザインが選ばれました。

 それでも現在に比べたら、えらく暗かったはずで、ホームで新聞なんか読めなかったのではと想像します。しかし、戦後になって蛍光灯が開発されると、駅もオフイスも俄然明るくなります。白熱灯では「燭光」と呼ばれた明るさの表示も消費電力を表す「ワット」になりました。

 地下鉄駅の照明にも蛍光灯が採用されて、おかげでものすごく明るくなりました。しかし、天井の高い駅では、天井直づけでは効率が悪く、蛍光管の交換が難しい。かといって、工場のようなパイプで吊り下げるタイプのデザインではあまりにみすぼらしい。そこで、考えられたのが蛍光灯を使ったシャンデリアふうの器具です。これなら効率が良く、管の交換もしやすい。
 採用されたのは昭和30年代では、と思いますが分かりません。天井の高い地下鉄駅の数は少ないので、もしや、この蛍光灯型シャンデリアを使った地下鉄駅は大阪だけでは、と思いますが、これも不詳です。

 そのユニークな蛍光灯シャンデリアが使命を終えて次々と消えていってます。器具自体の寿命もあるでしょうが、60年くらい?経ってデザイン的にも古めかしくなったからでせうか。ただ今は心斎橋駅でホーム全体のリフォームが行われており、足場や仮囲いの設置で歩行スペースが狭まり、とても不便な状態になっています。蛍光灯型シャンデリアも撤去され、新しいデザインの照明に生まれ変わります。大阪メトロでお出かけのさいは、チラとホームの天井に目をやって、大阪でしか見られない?蛍光灯シャンデリアをたしかめて下さい。

 なお、駅の天井を高く設計したことは、無駄な大空間づくりであり、工事費用の増大を招いたなど、マイナスの評価もあったと思われますが、戦後の利用者の急増で混雑が増したときに、各駅で「中二階」通路を設けることで人の流れをスムースにすることができました。無駄な大空間が大いに役立ったといえます。(写真は工事中の心斎橋駅)


シャンデリア



シャンデリア 







閑人帳

閑人帳
08 /01 2019


●たまらん「天気予報」

 なにげにパソコンで週間天気予報を見たら、おおお、2日から6日迄、毎日まいにち同じ内容です。マイニチ「晴れときどき曇り」最高気温35度、最低気温27度。恐怖のワンパターン予報です。気象台のオジサンも「こんな単純な予報で委員会? でも、手抜きしてるんやないし」と、やや複雑な気分になったりして。

天気予報35度






 dameo

■10年続けた<快道ウオーキング>を改題しました。
■《手づくり本》の研究は、大事なことは紙に記録しようという、アナログ爺のレジスタンスです。お問い合わせは【拍手ボタン】押してコメント欄からどうぞ。内容は非公開です。
■下記のカテゴリーが趣味をあらわしています。
■ニックネームはdameo(丸出駄目男)です。
■1939年大阪生まれ