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閑人帳

閑人帳
01 /31 2019


●昔・懐中時計・・今・ナースウオッチやて

 数年使ったレトロなデザインの懐中時計は文字盤が見にくいのが欠点で不便でした。重くてかさばるのも煩わしい。さらに、昨年、落として裏面のパネルが壊れてしまった。さりとて、今さら腕時計はなんだし・・ということで、懐中時計の現代版?といえるナースウオッチを購入。看護士さんが愛用するからこの名になってるらしいけど、要するに懐中時計のスモール化商品です。重さは17,5gと懐中時計の3分の1以下、小さいわりに文字盤が見やすいのでオジンにはありがたい。


値段は2980円。「電池は自分で交換できます」とあるが、特殊な工具が必要で、かつ、電池の品番が書いてない。まあ、2年もてばええかと、そんな感じで買う人が多いでせう。ブランドは「リトル・マジック」楽天で購入。(アマゾンでも買えます)


ナースウオッチは文字盤が逆さまになっている。
ウオッチ 

ウオッチ








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プチ・ケチの研究

プチ・ケチの研究
01 /23 2019


●今回はプチ・ゼータクの研究

1斤400円・・「乃が美」の食パン

 たまにはケチと真逆、ゼータクの研究であります。入院中はほぼ絶食と栄養剤入りジュースだけの食生活だったので、その反動で、なんぞ美味しいもん、と欲が出、巷で話題の「乃が美」の食パンを買いました。きっかけは、図書館でオーナーさんの書いた本を10分くらいチラ見したから。例によって開発の苦労話が綴られているのですが、上等の食パン1種類のみをつくって商売になるのか、という誰もが抱く疑問には、自信と不安が半々ながら、あとは突撃精神でコトを進める。これにスタッフがついてきたのはオーナーの人柄のよさが幸いしていると思います。ただ、余りに急展開の「成功物語」に、オジンは不安を覚えます。


商品は食パン一種類だけ。標準は800円(2斤)で、400円の「ハーフ」もあります。(税別)食パンと言えば、4枚とか5枚にスライスしたものが普通ですが、このスライスサービスはありません。理由は二つ、出来たては柔らかすぎてスライス出来ないこと、もう一つは「ちぎって食べるのが一番美味しい」をウリにしているからです。これは納得できます。スライスしてトーストして食べる食パンの常識をひっくり返すところに商品価値があるのだから、気に入らない人は買わなければよいだけの話です。


パン自体が美味しければ、バターもジャムも要らない。別に感激するほどの美味しさではないけれど、普通、食パンをナマで食べるという発想がないだけに、この味の差はくっきりついている。(レンジで10~20秒チンして、温かくするといっそう美味しい)今まで、こんな食パンを食べたことがあるか、と頭を廻らせても思い出さない。1斤400円のネウチありです。しかし、値段が普通品の3倍なら美味しくて当然か。


「乃が美」というブランドのロゴタイプ(書体)をデザインしたのは書道家の宮田天風さんだという。この人、自宅から100mほどのところで書道教室をひらいていて、この業界ではそこそこ有名人?らしい。生徒に教えて授業料を稼ぐより、広告業界で名を売るほうがビジネスとして優れている。しかし、そのためには自らのキャラづくり(タレント性)と実績を積む努力が必要です。一見、生真面目ふうに見える書道界でも、うまく立ち回る人と、それが出来ない人、くっきり分かれてるみたいです。

店の案内はこちら・・・
http://nogaminopan.com/


目方は市販標準品よりやや重い。(標準は340~350g)
乃

宮田天風氏がデザインした書体 なかなかお洒落です。
乃 



戎橋筋の一等地にある「なんば店」
乃が美 






読書と音楽の愉しみ

読書感想文
01 /22 2019



●泉鏡花著「高野聖」を読む

 恥ずかしながら、泉鏡花の作品をよんだことがなかったので、文庫本を借りて「高野聖」と「義血侠血」の代表二作を読む。明治時代の作品だから、当時の常として全文ルビつき、但し、本書は、かな遣いは現代という編集であります。ルビ付きにすると、なんだか目がチラチラして読みにくいけど、それでも「まんま現代文」で読むよりずっと味わい深い。


読む前は、単純に泉鏡花の作風はロマンチック・・と思い込んでいたけど、読めば、二作品ともロマンチックを通り越しておどろおどろしく、中身の濃ゆ~い幻想文学作品でありました。当時にこんな強烈な個性をもった作家がいたことに驚いた次第です。この作風を駄目男は支持しますが、純粋に文学の見地からみれば、ややキワモノ的な見方をされるかもしれません。


「高野聖」 
 修行中の僧が飛騨の山奥の滅多に人が通らない難路を進むと、待ってましたとばかりに大量の山蛭が僧を襲う。まるで雨が降るように蛭が降ってきて彼の全身にまといつき血を吸う。その描写がすごくリアルで、蛭にやられた経験がある人ならもうムズムズ、チクチク、たまらん不快さを思い出すでせう。僧は必死のパッチで通り過ぎ、命拾いした。その先で一軒家を見つけた。そこにはこんな山奥にはありえない妖艶な美女と白痴の男がいた・・。ここからが本筋で、幻覚なのか、リアルなのか、なんともいえない、わやわや風の展開になるのであります。


「義血侠血」
 そうだったのか、この作品は・・。なんだか東映映画みたいなヤクザっぽいタイトルでありますが、これぞ、あの新派の代表作「滝の白糸」の原作です。これを書いた当時、泉鏡花は尾崎紅葉の門下生だったため、紅葉は「ここはあかん、ここも変えな」といっぱい添削をして原作のイメージと違う作品になってしまった。ゆえに、世間では、尾崎紅葉作「滝の白糸」で知られる作品になった。さらに、この「滝の白糸」というタイトルは当時、有名だったエンタテイナー、川上音二郎が勝手につけたもので、これで芝居化し、大ヒットしたので世間に定着してしまった。尾崎センセは川上にイチャモンつけたけど、まあ、どっちもどっちです。(滝の白糸は、水芸人の芸名)


本書は原題である「義血侠血」で書かれているので内容もオリジナルのままかと思いきゃ、そうでもないらしい。ラストシーン、検事の村越欣弥が自殺する場面で、泉鏡花の原作はあまりに凄惨で舞台上演が難しい?ため、ごく普通の自殺に変えられた。その文章で描かれているので、これは尾崎紅葉が書き換えた文になります。なんか、ややこしいなあ。(文庫版 昭和29年 角川書店発行)

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本文のはじめに、この時代の作品はルビつきの古い文章を読んだほうが味わい深いとかきましたが、本書の一頁を紹介します。滝の白糸が金持ちの老夫婦を出刃包丁で殺害する場面です。ルビがなければ読めない単語がたくさんあります。
 3行目の頭の「渠」は「彼(かれ)」と読みます。男女共通で「かれ」です。5行目の「こはそもいかに」の漢字表現は生まれてはじめて見ました。こんな難しい字をつかうのか、と感心。


泉鏡花


泉鏡花本 








閑人帳

閑人帳
01 /14 2019



●気になる・・他人の「ブログ更新停止」

 このたびは自分が病気のため、ブログ更新停止を余儀なくされました。だれだって病気や怪我、その他の理由で一時停止は仕方ないのですが、ある日、突然、更新が止まり、コメントがないまま停止期間が長びくと「なんで?」と気になります。十数年前にお会いしたKMさんは大変なヘヴィーウオーカーで、ブログの自己紹介では「歩くことが三度の飯より大好きで休みの日にはデジカメ片手に電車で東奔西歩し、写真撮影を楽しんでいます。『日本列島縦断歩く旅』と『ふるさとの富士登頂』をライフワークとして楽しんでいます」。とあります。住所は富士市。


そんなKMさんのブログが、昨年8月、仲間と加賀白山へ登頂した写真の掲載を最後に更新されなくなりました。すでに5ヶ月たっています。休日は全部、歩きに出かける人がどうしたのか。

(1)重い病気か怪我のため、パソコンを使えなくなった。
(2)転職など生活の激変でブログどころではなくなった。
(3)ある日突然、この趣味がバカらしくなって放棄した。
(4)親の介護のため、歩き趣味もパソコンもできなくなった。

上記以外にどんな理由が考えられるでせうか。(4)の可能性が高いけど、それなら、ブログに何らかのコメントを書き込むと思います。記憶違いでなければ、KMさんは十数年前は一人暮らしだったはずです。自分の場合は、更新停止後、3週間で再開、途中で「停止しています」とお知らせもできたので「孤独死」をイメージされることはなかったと思いますが、突然、停止して音信不通になると、やはりマイナスの想像をしてしまいます。


東奔西歩の 『出路迦芽』 写真館 (最後の掲載記事)
https://blog.goo.ne.jp/michioaruku/e/4bbad170ada521daf22e66817eeb774c


<追記>
 もし、KMさんの身辺にトラブルがあってブログの更新が止まったら、まず、加賀白山登山に同行した山歩き仲間が真っ先に気づくと思います。KMさんはスマホを使ってるから通信環境は良い。それで一件落着した上での「更新停止」なら心配はなくなります。それにしても・・5ヶ月もの更新停止は長い。(1月15日)






 dameo

■10年続けた<快道ウオーキング>を改題しました。
■《手づくり本》の研究は、大事なことは紙に記録しようという、アナログ爺のレジスタンスです。お問い合わせは【拍手ボタン】押してコメント欄からどうぞ。内容は非公開です。
■下記のカテゴリーが趣味をあらわしています。
■ニックネームはdameo(丸出駄目男)です。
■1939年大阪生まれ