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閑人帳

閑人帳
11 /26 2018


●ミーハー隊長の「エアーズロック(ウルル)」登頂記

エアーズロック

 低山の話題でときどき紹介する加藤さん、定年退職後も山への情熱は衰えず、国内外の高山、低山ハントに勤しんでいます。今年は豪州のエアーズロックにツアー参加のかたちでチャレンジ、無事、登頂しました。エアーズロックという名称は旧名で、現在は「ウルル」に変更され、これが公式名称です。原住民の聖地を観光地にしたことで、いろいろ問題が起き、結局、2019年10月25日をもって登山は禁止されます。加藤さんもこれを知って出かけました。


ウルルは周囲が9,4km、麓との標高差は335m。岩だけの斜面の上下で最大斜度は47度というから相当にハードです。その上、入山時間に制限があり、モタモタする人は途中でリターンさせられます。ほかに、天候その他の自然条件によって登山禁止の日が多く、一ヶ月のうち、1~2週間しかチャンスがない。このため、ツアーでは最低三日くらいの待機日を含めた日程を組むそう。普通の観光気分で行くとエライ目にあうかも知れません。加藤さんのレポートでも、かなりきつい上りだったことが伺えます。


加藤さんの「エアーズロック」登頂レポート

http://tozan.a.la9.jp/kiroku18/180609.htm




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閑人帳

閑人帳
11 /24 2018


●<雑感> ゴーン容疑者、屈辱の日々

 権力は必ず腐敗する・・昔からいわれた人間の性を知らなかったはずがないのに、自らの腐敗に気づかなかった。突然のタイホ、拘置所暮らしをゴーン容疑者はどう受け止めているでせうか。家賃300万円?の高級マンション暮らしから独房生活へ。天国から地獄へ真っ逆さま・・とはこのことでせう。人生最初にして最大の屈辱。収監一日目は現実を認識できずに錯乱状態だったのでは,と想像します。


東京拘置所は悪者専用無料宿泊所で、無料ゆえに待遇はよくない。独房はトイレ付き3畳の和室。トイレは囲いがないから用便中も刑務官からは丸見え、というオープンなインテリア。暖房はないので冬は冷え込みが厳しいらしい。(上等のパジャマや毛布の差し入れがあるでせう)但し、外国人には洋室も用意してあるそうだ。


ゴーン容疑者は反省しているか。それはないでせう。裏切った幹部への怨念がたぎっている。あいつとあいつ、二人の執行役員だ。(一人は外国人)ケリーには秘密厳守をもっときつく言っておけばよかった・・と悔やんでも後の祭り、いまや、日産役員と全社員、そして日本人すべてが敵だ。権力者から一転、容疑者、ムショ入り・・こんなのって田中角栄以来ではないでせうか。これに比べればホリエモンのムショ入りなんてかわゆいもんです。


容疑が固まれば保釈になるでせう。保釈金はなんぼ?・・30億~50億円くらいは積んでもらわなくては。しかし、懲役刑が決まれば再びムショ暮らしに戻る。仮に懲役5年となれば、そして、そのあいだに、もし、ルノーがこけたりすれば、ゴーンは完全に居場所を失ってしまう。
 今回の事件で日産とルノーの軋轢が大きくなって提携解消とかになった場合、ルノーはもう生きてゆく術がない。日産に代わるパートナーを見つけるのはほぼ100%不可能。となれば、今はゴーンを擁護しているルノーと仏政府も「こんなことになったのはゴーンのせいだ」と恨むしかない。ともあれ、日産とルノーの関係はかなり悪化しそう。三菱は・・当分、日和見するしかありませんかね。


取締役会でルノー出身の二人の役員をなんとか「解任賛成」説得にこぎつけた。第二の関門は臨時の株主総会か。ここでルノー側の株主がゴーンの解任反対を唱えてゴネたりするかもしれない。難儀の一つは、日産側は言うまでも無く「民事」案件だが、ルノー側は仏政府の資本が入っている。これだけでなんだか鬱陶しい。それはそうと、今回の騒動によってフランスの企業文化の内実が垣間見えるかも、という興味もあります。最後に、個人的に彼の姿勢に?を感じたのは、昨年から続いた日産の検査不正問題で、トップとして何の発言もなかったこと。対応はすべて西川社長ほかがやっていた。イヤな事案には知らん顔をする。日産幹部が嫌悪感を抱くのは当然でありませう。仏側が言う「クーデター」説は1%くらいは当たっている。


家賃無料の悪漢専用マンション
東京拘置所 








読書と音楽の愉しみ

読書感想文
11 /21 2018



●山本功次著「阪堺電車177号の追憶」を読む

 図書館へ返本に行ったら、たまたま著者の講演会に出会い、拝聴してこの本を買い、サインしてもらった。本書は「2018年 大阪ほんま本大賞」受賞作。先日、紹介した有栖川有栖氏の「幻坂」に続いての受賞作品購読であります。主人公は阪堺電鉄の最古参車両「モ161型」の177号(実在しない架空の番号)であります。


主人公は昭和の初めから85年働いてとうとう廃車になるまでの乗客や沿線住民の暮らしぶりを六編の短編小説で描く。戦前、終戦直後、高度成長期、バブル崩壊・・と時代の様相をとらえて描くが、著者は戦後生まれなので、戦前のことは父親に聞いて書いたという。題名からは鉄道ファン向けの作品を想像するけど、まあ、普通の人情小説と言えるでせう。


著者は鉄道会社に勤めるサラリーマンなので電車の知識が豊富なのは当然として、では,どこに勤めてるのか。当然、阪堺電鉄と想像するところ、ご本人は言わない。趣味で小説を書くことは会社の了解を得ているけど、社名は明かさないこと、とクギをさされている。であれば、阪堺電鉄以外の会社、阪急とか近鉄とか、かもしれない。(一時、東京へ転勤になったというから、阪堺電鉄はあり得ませんね)


サラリーマンの傍ら小説も書く、という二足のわらじ生活は羨ましいと思われがちだけど、ご本人の話ではやはり苦労も多い。使える時間が限られているから集中できるのは土曜の晩くらい。ということは徹夜です。エッセイやコラムくらいならともかく、小説を書くとなれば相応の才能が要る。それを考えれば本書はよく出来た作品と言えます。(2017年 早川書房発行)


小説の主人公になった車両。もしや現役で最古参?
阪堺電鉄
 

阪堺


阪堺 









閑人帳

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11 /19 2018



●試験艦「あすか」見学

 先週はかっこいい帆船を見学しましたが、続いて自衛艦「あすか」の公開があったので、かけあしで見学してきました。試験艦とは、自衛艦の各種装備をテストするのが役目の船、だから武装は一切ありません。魚雷の発射装置やミサイル、電子戦管制システムなどのテストを請負います。日本ではこの一隻のみ、世界でも珍しい役目の船だそうです。

全長151m、排水量4250トン、ガスタービンエンジン2基で4万3000馬力。速力27ノット。住友重工浦賀工場製です。桟橋で展示していた高機動車(装甲車)の無骨なデザインが興味深く、船より人気があるみたい。戦車ではないけど、普通の車よりは銃撃に耐える仕様でメーカーが小松製作所というのも面白い。車より重機に近い発想で作られています。乗り心地は無茶悪そう。詳しい性能諸元はマル秘だそうです。(11月18日 大阪港中央突堤)


あすか 



あすか 



あすか



あすか 




あすか 



クルマとは思えぬ無骨なデザイン
kあすか








閑人帳

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11 /11 2018



●歯ぎしり用マウスピース

 半年くらい前、歯科医院での「歯の掃除」のときに衛生士さんから「歯ぎしりしているからマウスピースをつくりませんか」と言われた。歯ぎしりなんかしてません、と否定したものの、本人には判断できないものらしくて自信がない。説明によると、歯ぎしりのときは、歯のかみ合わせで200kgくらいのチカラが歯にかかり、老化で弱っている歯は耐えられなくて割れてしまうこともあるという。歯ぎしりの有無は歯の表面の状態を見れば分かるそうだ。(ホンマか?)


歯が壊れてから後悔しても遅いですよ、となんだか脅かしめいたことを言われ「で、なんぼかかりますねん」と歯ぎしりより気になる費用のことを尋ねた。一割負担だから千円くらいでできます、と言われて注文を決めた。(なんか、セールストークにのせられた気もしつつ)


マウスピースといえば、とりあえずボクサーが試合で使うアレを想像しますが、こちらのは至って簡単にできます。粘土みたいな樹脂で型どりをして乳白色の樹脂で成型する。制作は一週間くらいかかり、試用で微調整して完成です。この樹脂の少しのクッション性が歯ぎしりの圧力を減らし、ギリギリいう不快な音も無くす(又は減らす)わけです。ピースは上側の歯に装着します。


使ってみれば、違和感もなくてすぐに慣れました。歯ぎしり以外の効用は、睡眠中の口の渇きがほぼ無くなったことと、眠りが深くなったような気がすること(感覚的な判断です)で、マイナスの作用はありません。慢性的な肩や首のコリに悩まされてる人は症状の軽減もあるそうです。歯が弱ってきているのに歯ぎしりをする人には解決策の一つになりそうです。どこの医院でもやってるのか分かりませんが、チラシで見た下記の医院はコレ専門だそうで(歯の治療はしない)そこそこ需要があるのでせう。チラシには3割負担で8000円位とあります。

ABO歯科クリニック (西梅田)
http://www.abodental.com/

寿命は半年くらいと言われたが、まだ使えそう
マウスピース







閑人帳

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11 /05 2018

●絵画展二つご案内

■川島恵美子 作品展

11月3日(祝)~18日(日)
絵画展 

絵画展 

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■鳥越ゆり子 絵画展(感情細胞)

絵画展 


絵画展 


絵画展 





読書と音楽の愉しみ

読書感想文
11 /05 2018


●多胡輝著「正岡子規 運命を明るいものに変えてしまった男
●ドナルド・キーン著「正岡子規」を読む

 図書館の近代文学本の棚には子規に関する本がどっさりあって,何を選ぶか迷ってしまう。今回は上記の二冊を借りたが、キーン先生の本は大部なので、チラ読みで終わってしまった。しかし、子規という人はだれもが評論したくなる魅力的な男だったこと、理解できた。


多胡氏の本を開いた途端に誤植を見つけた。本文1頁目、「辛い」を「幸い」に誤植している。著者、編集者のショックを想像する。ご両人、ヤケ酒煽ったでありませう。しかし、1ページ目でのチョンボは珍しい。
 この本は子規の生き方を人生論に置き換えて艱難辛苦の凌ぎ方を語っている。ちょっと子規を誉めすぎとちゃいます?と文句つけたくなるくらい。子規は伊予で育って上京し、東大へ入るが、そのときの同窓に夏目漱石や南方熊楠がいた。文学者として身を立てようと張り切っていたのに、二十歳くらいで喀血し、それは脊椎カリエスという難病に転じて、以後、34歳で亡くなるまでほとんど病人暮らしを強いられた。


晩年は、今で言う「寝たきり」生活に近い状態だから、不安や絶望感はいかばかりかと察するけど、子規はそんな境遇でも「自分には何ができるか」と、身辺へのささいな好奇心から文学論まで、考え事でアタマは年中フル稼働状態で過ごした。病院暮らしなら、結核感染のリスクから見舞い客との面会は制限されるが、子規は自宅療養だったので、門人、友人の来訪多く、それをいやがるどころか、歓迎した。客のない日はえらく寂しがったという。


キーン氏の論によると、子規は蕪村の俳句を高く評価し、芭蕉の作品にはあまり共感しなかったらしい。「写生」という概念を大事とした子規のスタイルから納得できるが、この辺は諸説ありそう。

 さて、芭蕉の最有名句は・・・
 
古池や 蛙飛び込む 水の音

 そして、子規の最有名句は・・・
 
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺


この二句の印象を駄目男が簡潔に表すれば「それで ええやん」であります。解釈するからややこしくなるのだ。先日、何かの本?で目にしたのは「古池や、というが、池は概して古いものである。出来たての池など滅多にみることはない。では、なぜ、わざわざ古池というのか、云々」とあって、古池をあれこれ詮索する。柿食えば・・だって、なんで柿なのか、ミカンじゃ鐘が鳴らないのか、とセンサクしてもあまり意味がないと思いますけど。


これらの句がしょーもない等とは申しませぬ。世間の評価に合わせて名作だと思ってますよ。しかし、だったら、真剣に誉めてみよ、と言われると、んぐぐぐ、言葉がでないのであります。この「古池や・・」の句を完璧に誉めた論文ってあるのだろうか。あれば読んでみたい。(多胡本 2009年 新講社発行)(キーン本 2012年 新潮社発行)


正岡

正岡








閑人帳

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11 /01 2018


●後期高齢者に係る「医療費通知」書

 ・・なる郵便が年に二回届きます。あなたは半年間にこれだけ受診、治療し、これだけ費用がかかりました、というお知らせです。要らぬお節介と受け取る人もいるかも知れないが、無駄な通知とは思わない。
 下は、駄目男への通知書です。半年間の総額は8万300円。このうち、歯科医院の費用が大きくて4万2050円と半分を占めます。月に一回の歯の掃除と小さな治療1~2回でこれだけかかる。それにしても、寄る年波に勝てず、というか、いつのまにこんなに治療費用を使う身体になってしまったのかと、少し情けない気分になる。


医療通知書(黒点は歯科の治療費)
医療費2  


話広げて、国民総医療費となると、年間40兆円を超えている。金額が大きすぎてピンとこないけど、国民一人あたりでは33万円。前記の駄目男の医療費は半年分なので、単純に2倍して年間では約16万円。国民平均の半分くらいなので少し安心する。50年以上、お役所が勧める総合健康診断やガン検診などは全部パスしてることが費用減少に役立ってるかもしれない。しかし、風邪なんかで医院へ行ったことは一度もなくて,全部市販薬をテキトーに使ってるから、この費用を加えると、自己負担は、ん万円プラスになる。(市販薬より処方薬のほうが安いはずだし)


医療費を年代別に分けたグラフがある。これを見ると、60歳以上の高齢者の医療費が断然多いのに驚きます。概算ですが・・・
 60~64歳・・・40万円
 65~69歳・・・50万円
 70~74歳・・・65万円
 75~79歳・・・80万円
 80~84歳・・・93万円
 85~90歳・・108万円   (平成27年度のデータ)

ワシはこんなにぎょうさん使てへんぞ、とクレームつける人が多いと思いますが、これは平均。個人では上下のばらつきがとても大きい。たとえば、人工透析をしている人は年間500万くらいの費用がかかるし、話題のガンの特効薬を使えば年間1000万円以上かかる。では、最も医療費が少ない世代は、といえば、14~19歳で年間8万円。


健康保険の根本意義は「お互いさま」の精神にあると思う。平等に算定された保険料を徴収、プールして、必要な人が使う。健康自慢の人だって事故で怪我して入院治療することもあるし、急病に見舞われることもあるから、おたがいさまの助け合いに納得するしかない。それでも、自分が支払った保険料の範囲で治療費を賄いたいという、妙な貧乏精神があって、18歳~60歳ごろまでは明快に支払い保険料が医療費より多かった。それが60歳過ぎると医療費の方が多くなる。せめて、生涯トータルでトントンになればええか、と弱気になりました。
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年代別医療費(H27年度)
医療費





 dameo

■10年続けた<快道ウオーキング>を改題しました。
■《手づくり本》の研究は、大事なことは紙に記録しようという、アナログ爺のレジスタンスです。お問い合わせは【拍手ボタン】押してコメント欄からどうぞ。内容は非公開です。
■下記のカテゴリーが趣味をあらわしています。
■ニックネームはdameo(丸出駄目男)です。
■1939年大阪生まれ