読書と音楽の愉しみ



●村上春樹著「1973年のピンボール」を読む

 表紙のイラストが洒落ているので何気に手にした文庫本。読んでみると、文章はいかにも「文学やってます」ふうの、というか、芥川賞作品にある文体で、それは良いが何を伝えようとしているのかさっぱりわからない。分からないままプッツンと終了してしまう小説であります。


氏の作品は二度芥川賞の候補になったが受からなかった。しかし、そんなことに関係なく、毎年のようにノーベル賞受賞の噂が立つほどの人気作家であります。固定ファンも多いらしく、感想や評をブログに書いている人がたくさんいる。しかし、この作品については「よう分からん」と正直に述べていたりするので駄目男がワカランのも当然であります。


ピンボールって何?・・日本では戦後流行ったゲーム機の一つで、スマートボールの進化したもの、いまどき街では見当たらない。しかし、これが小説の主役ではなく、狂言回しのように扱われるモノでしかない。この作品は、デビュー作「風の歌を聴け」の次に発表されたそうで1970年ごろの世相がよくわかります。男は全部ヘビースモーカーとか。ワープロのない時代だから英語の翻訳原稿を書くときは「鉛筆を6本、きれいに削ること」が仕事を始める準備作業だったりする。


「1973年のピンボール」という題名は大江健三郎の「万延元年のフットボール」をいちびったもの、諧謔だそう。ノーベル賞作家をいちびったのが祟って村上サンは賞をもらえないのか。そんなことありませんね。(2004年 講談社発行 初出は1980年3月号の「群像」)

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夜店で見かけることがある素朴マシン
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著者がイメージするのはこういうタイプか
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犬町・猫町情報


2月例会レポート
   ~大阪教育大学柏原キャンパス散歩~

 寒波がつづくなか、運良く穏やかな晴天に恵まれました。近鉄大阪線の「大阪教育大前」駅からキャンパス行きの専用歩道があり、急坂の部分三カ所はエスカレータのサービスがあるので楽に歩けます。敷地の奥の方に食堂などのサービス施設があって学生さんに混じって昼食をとりました。人気のバイキングは量り売りで、400~600円くらいで十分ボリュウムのある献立になります。


食後は敷地外の細道をたどって寺山方面への斜面を登り、大阪方面の展望を楽しみました。かえり道はエスカレータなし(上り専用です)。曲折の多い階段を下ること330段、下りの方がしんどいキャンパスロードでした。(駅前からバスの運行もあります) 過去に「大阪大学」「京都大学」「関西学院」「同志社大学」へ観光入学しているので、今回で五校目です。しかし、身についたのは「学歴」ではなく「楽歴」だけでした。(2月16日 担当 田中さん)


通学路にエスカレータは珍しい

教育大学



キャンパスへ入っても階段が多い
大学 



標準的な学食風景です。
大学 



バイキングスタイルのランチ これで400円くらい。
大学 



二上山をバックに記念写真
大学 








閑人帳


●松本幸四郎は熱烈草間弥生ファンだった

 17日夜のEテレで両者の対談番組があり、歌舞伎座の新しい緞帳は幸四郎たっての願いで草間彌生さんのデザインで調整されたことを知りました。伝統的な図柄が標準だったこの世界に異端もいいとこといえる斬新なデザイン。観客の中には違和感を覚える人もいるでせうが、一年もたてば見慣れてしまうと思います。それにしても、億単位の制作費用はどこが負担したのか、貧乏人は気になります。


幸四郎(旧市川染五郎)はなかなかに新しもん好きで、歌舞伎の演出にハイテクを駆使した新発想の作品も心がけており、歌舞伎界の思想的リーダーになりそうな気がします。ついていけない役者さんもいるかもしれないが、故勘三郎と少し違ったスタイルで、歌舞伎の新しい魅力をつくりだしてくれそうです。


歌舞伎座で対談

草間




草間 



草間 



草間 







アジア ウオッチング


●ぞぞ~~! 自称「先進国」韓国一流ホテルの実態

 読むだけで吐き気を催してしまう、超不潔物語。ソウルの五つ星ホテルで客室清掃のとき、便器を掃除したスポンジで客用コップも洗っていたことがわかった。そのコップの水を拭き取るときは客が入浴などに使ったタオルで拭くのも当たり前になっていた。ホテル側はこの事実を認め、大急ぎで対策をとった。これはごく一部の悪質な例ではなく、大方の高級ホテルにおいても日常的に行われていた「掃除マニュアル」なのだからお客さんは大ショックです。


この醜聞には先輩がいた。言うまでも無く中国です。高級ホテルで同じようなひどい手抜きをしていた。韓国のホテルにすれば、先輩にして宗主である中国がやってるのだから問題にならないとタカをくくっていたのかもしれない。韓国人がいかに不潔に鈍感か、過去には鼠の死骸入りのキムチが販売されたり、生きた虫(昆虫の幼虫)入りのラーメンが出回ったりして、このブログでもネタにしたことがあります。死骸入りキムチは結構大きなニュースになって日本向けの輸出が大巾に減ってしまい、現在も回復していない。(人間の糞尿を材料にした「トンスル」という酒も話題になりました。なつかしい)


朝鮮人が不潔に鈍感なのは民族の伝統です。日本が統治するまでの朝鮮人の不潔さは、イザベラ・バードの「朝鮮紀行」にも詳しく書かれているが、まあ、一部の特権階級を除いては生活全般が糞尿まみれといっても過言ではない。当然、疫病がはびこり、寿命は短かった。いま、自称「先進国」になっても当時のDNAをしっかり引き継いでるというわけです。

引用元:朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/02/14/2018021401201.html?ent_rank_news


一流ホテルがとった改善策
韓国ホテル不潔








閑人帳


●そんなアホな・・秘書に見限られた枝野さん

 民主党時代から11年間も枝野幸男氏の公設秘書を務めてきたM氏が昨年末に辞表を提出、円満?退職しました。そして次の就職先は・・なんと自民党議員の秘書でした。本当に円満退職?・・どうみても寝返りとしか思えませんけど。でも、ご本人はあくまでも円満退職だと。


ご本人の夢は総理大臣の主席秘書官になることだそうです。日本で最高の秘書官を目指す。しかし、もう年齢は47歳、若いとはいえない。総理大臣になる可能性ゼロ?の枝野さんに仕えていては夢はかなえられないこと明白です。とにかく政権党へ移らなくちゃというわけです。


このM氏の「最高の秘書を目指す」の話、昨年読んだ、カズオ・イシグロの小説「日の名残り」を思い出しました。主人公は「最高の執事」を目指して大変な努力をする老境の男。二番じゃダメなんですよ。秘書と執事ではビミョーに違うのでせうが、裏方、黒衣に徹しながら、トップたるプライドと情熱においては変わらないでせう。実際、そういう優れた裏方が表舞台を支えている。


それにしても、去られた枝野さんの心境、穏やかであるはずがない。10年以上付き合ったからには知られたくない「内輪話」も多いだろうし、プライバシーはほぼ知られてしまっている。なのに、よりにもよって仇の自民党へ就職するなんて・・。いくら自己弁護したところで「見限られた」自分の甲斐性のなさを嘆くしかないのであります。M氏を見返す唯一の手は「枝野総理大臣」の実現であります。これが反自民の戦いのエネルギー源になるかもしれませんぞ。

引用元
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/180208/soc1802080023-n1.html?ownedref=not%20set_main_newsTop



edano 




アジア ウオッチング


●お笑い・・自称「先進国」韓国の気象衛星が老朽化で作動停止
 
新しい衛星はただいま制作中だそうです。以下、中央日報より引用。

●韓国気象衛星、よりによって五輪中に故障…日本衛星を活用中
 2018年02月13日11時14分 
 [中央日報日本語版] 

 韓国の天気予報に活用されてきた衛星が2日間作動していないことが分かった。韓国日刊紙の東亜日報は13日、「韓国が開発した最初の静止軌道衛星『千里眼1号』が2日以上作動してないことが明らかになった」とし「障害で一日以上も衛星映像を受信できないのは2010年の打ち上げ以来初めてであり、日本側の衛星映像を活用している」と伝えた。


東亜日報の報道によると、11日午前5時44分ごろ「千里眼1号」のメインコンピューターが突然故障し、現在まで復旧していないという。韓国航空宇宙研究院は衛星に搭載された補助コンピューターで原因を把握中だ。ある関係者は「電子装備が長期間にわたり宇宙放射線を浴びたうえ、老朽化して問題が発生したようだ」と話した。


  「千里眼1号」から映像を受けて天気予報に活用してきた韓国気象庁は日本の衛星映像を受信して天気予報をしている。特に平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)期間であるため天気予報の重要性は大きい。ある政府関係者は「よりによって平昌五輪が開かれる重要な時期に故障し、日本の衛星映像を借りて使うことになるとはあきれる」と話したと、東亜日報が伝えた。

2010年6月に打ち上げた千里眼1号は寿命が7-8年であり、すでに寿命をほぼ終えた状態だ。今年10月に粒子状物質観測機能などを搭載した新型環境衛星「千里眼2号」が1号の代わりに打ち上げられる予定だ。

http://japanese.joins.com/article/586/238586.html?servcode=300&sectcode=330&cloc=jp|main|top_news


寿命が尽きる前に新しい衛星を打ち上げておかないと観測不可能になることくらい子供でもわかる。ホント、難儀な国ですねえ。


閑人帳



「トラベラー ~まだ見ぬ地を踏むために~」展

 久しぶりに本格的ちんぷんかんぷん展を拝見。あわてものはこのタイトルを見て何か新しい旅のスタイルを紹介する展覧会かとカン違いしてやってくるかもしれない。じっさい、会場では母娘連れの鑑賞客が黒服さん(会場の監視員)に「なんですのん、これ」とクレーム?をつけていた。どの作品を見ても「取りつく島がない」。何を鑑賞せよと言うのか。まままま、不満は分かるけど、現代美術ちゅうもんはこんなもんですねん。


駄目男が見れば、地下一階から三階までの全フロアを使って、当美術館の在庫作品大放出大会がコンセプトのように思え、それだけじゃ客寄せができないから頭書のような「わかりやすいタイトル」をつけた。このタイトル考えた人、えらいと思いますよ。主催者もわけわからんから、とりあえず「トラベラー」にした。実に、どうにでも解釈できるタイトルです。


どう考えても会場が広すぎた。スカスカです。しかも部屋割りを多くしたせいで黒服さんの数をふだんの2倍くらい配置しなければならない。壁際に段ボールを数個並べてるだけでも、それが作品なので監視員が要る。おまけに、今回は作品ごとのプレート(題名や作家名を記した名札)が無いので、段ボールが作品だと認識するには鑑賞者の想像力も要る。


森村泰昌や白髪一雄、それに下の写真の大竹伸朗の作品なんか、ゴミに見えても、それなりに造形の面白さは楽しめる。しかし、大型ディスプレイを使った動画作品なんかと付き合うには四次元世界を旅するセンスが要ります。(映像自体はとてもクリアで見やすい)・・とぐちぐち悪口言いながら、次は現代美術でどんなオモロイ企画してくれまんねんという期待もあります。(国立国際美術館 5月6日まで)
 

大竹伸朗の作品
トラベラー展 

上の写真の中央の台上の作品をアップ
とらべらー 


さらにアップ
とらべらー 






たまには外メシ



●ポーランドのソフトなウオッカ「ズブロッカ」

 ひさしぶりにココルームへ行くとマスターの佐竹さんが「こんなもん、入れましてん」とこれを売り込みに。世界自然遺産に登録されているポーランドの森に生える「バイソングラス」という草が原料だという。写真で見ると野菜のニラみたいな感じの丈の長い草で、これからエキスを抽出するそうだ。この森に住むバイソン(水牛)は絶滅危惧種で、草も牛さんも貴重な生物であるらしい。


アルコール度数は40度だからウオッカにしては低い。ストレートでも飲むらしいけど、今回はコーラで割って飲みました。口当たりがよいのでお代わりしたところ、さすがに酔いが回って足もとヨタつきました。しかし、本来の味を楽しむにはロックのほうが良さそう。次は試してみませう。そのうちアブサンも仕入れるかもしれない。この夜は、ベーム指揮、ウイーンフィルのブルックナーの4番を聴きました。なんとも懐かしいサウンドです。



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犬町・猫町情報



●平昌五輪「獲得メダル数当てクイズ」ご案内

 政治利用やりまくり、何かと雑音の多い大会ですが、それはさておき、日本は何個のメダルを獲得するか、予想して下さい。前回、ソチ大会は8個でした。

■金、銀、銅メダルの総数を予想、応募して下さい。
 アタリの方に記念切手シートをプレゼントします。
■同点1位の場合、受信日付、時刻の早い人が勝ちです。
■正解がない場合、一番近い数を当選にします。
■送信後の答えの変更はできません。
■〆切りは2月15日夜です。

 ************
■このメールの返信モードで応募して下さい。

読書と音楽の愉しみ



●ホームレス川柳「路上のうた」を読む

 「ビッグイシュー」という英国の雑誌の日本語版を路上で売る人を見かけたことがあるでせう。彼らの多くがホームレス経験者です。この本はビッグイシュー日本語版の編集者が集めたホームレス川柳。おなじみ、サラリーマン川柳ほどのひねりはないけど、生活実感がこもってると言う点ではひけをとりません。地べたから空を見上げる、地べたで風に吹かれる・・厳しい暮らしのなかでもユーモアを失わない人がいる。薄い文庫本に掲載された約300句の中から駄目男の「お気に入り」を紹介します。(2010年 ビッグイシュー日本発行)


花びらの 押し花つくる 段ボール


盆が来る 俺は実家で 仏様


お正月 餅もらえども コンロなし


初詣 さい銭なくて 投げたふり


並び食い カレーを箸と 紙皿で


夜に雨 深い眠りの 頬濡らす


さあ寝よう 夢の中では 一般人


百均も わが暮らしには 高級品


アルミ缶 昔は捨てた 今拾う


嫌だなあ 炊き出し来る人 みなわかる


久しぶり 漢字書く手の もどかしさ


身内より 世話になります 他人様



ホームレス







犬町・猫町情報


●展覧会 ご案内

 南さんが所属する「須磨 火曜スケッチの会」の作品展が催されます。会場は昨年と同じところです。お近くの方はどうぞ・・。
■2月15日(木)~20日(火)
■午前10時~午後6時(詳細は下のチラシをご覧下さい)
■会場・・こうべまちづくり会館(元町通り)


南さん作品展チラシ 


読書と音楽の愉しみ



●高樹のぶ子著「ショパン 奇蹟の一瞬」を読む

 小説家がショパンについての思い入れを書けば、それは伝記ではなく、フィクション味濃厚になること承知で読む本。テーマごとに関わりのあるピアノ曲を付録 CDにしているのは気の利いたサービスでありますが、文章のイメージと合わないこともある。


本書を著すために著者はプロのカメラマンとパリや南部のノアンを旅した。これもサービス精神のあらわれでせう。おかげで、読者はショパンの生活環境をも知ることができる。尤も、著者が一番書きたかったことは、ショパンの人生を支えた愛人、ジョルジュ・サンドとの濃密で複雑微妙な「愛の暮らし」だった。そこは小説家、まるで二人を間近で見ていたような表現で心の中まで描いている。


もっとも良く知られている曲のひとつ、ポロネーズ第6番「英雄」が生まれたときの場面を小説家はこう書く。(61頁)
 
「やがてうねり波打っていた地の底から、屈強の王が立ち現れる。絶対的で正しい、見上げるばかりの尊厳に満ちた王。ショパンはその王があまたの臣下を引き連れて動き出すのを指で追った。王を記述するショパンの指が、王の強さゆえに震える。いまこうやって、王を讃えることができる自分はなんと幸福な男だろう。(略)ショパンの中に湧き起こった激情を王はすべて受け止め、その容姿と行動で彼の気持ちをさらに強く確かなものにしてゆく。ショパンは王にひれ伏すように鍵盤を叩きつけ、王の声を確認すると素早く譜面に定着していった」(引用終わり)


この文を読むと、王とは祖国の救世主のように想像してしまうけど、さにあらず、王とはショパンの亡き親友、ヤン・マトウシンスキのことだった。ショパン自身、自分は長生きできないと覚悟しているのに、ショパンの一番の理解者、応援者が先に死んでしまった。異国の地で、祖国ポーランドへの夢を語り合った唯一の友はショパンにとって英雄(王)に値した。


本書は、主にショパンと愛人、庇護者であるジョルジュ・サンドとの関係をテーマにした読み物ですが、他の切り口で描いたショパン像もあるので、その本があれば読んで見たいと思います。ポーランド国民にとって最大の英雄はショパン。異国で活躍し、生涯、祖国へ戻らなかったのになぜ英雄なのか。芸術だけではなく、地政学的興味もあります。(2010年 PHP研究所発行)

ショパン







犬町・猫町情報



くちまめ例会 集合時刻変更のお知らせ

28日の例会の集合時間の変更します。

滅多にない極寒の時期です故 11

変更します。よろしくお願いします。(藤家)

閑人帳



●オジンには理解不能・・仮想通貨トラブル

 コインチェックから何者かが580億円もの大金を引き出したという仰天ニュース。いまだに「なんのこっちゃねん?」と事態を理解できない人、駄目男だけではないと思います。そもそも仮想通貨という取引の仕組みがぜんぜん分からない。ま、分かろうという気もないのですが。たまたま昨夜のBS放送で専門家の解説する番組があったので寝そべりながら拝聴しました。


トラブルが発覚した日、会社は緊急記者会見を開いて事情を説明したが、27歳という若い社長さんの落ち着きぶりに驚きました。一応、型どおりに謝罪の言葉をのべましたが、580億円を盗まれたというのに泰然としている。自分なら5万8千円盗まれてもうろたえますけどね。さらに、明くる日になってこう言った。「顧客26万人分の損害を補償するため、460億円を用意する」と。社員たった70人の会社ですよ。


このトンデモ金銭感覚のウラをBSの解説者は説明する。コインチェックの取引額は今年一月で約4兆円!これが平均だと年間では50兆円くらいになる。50兆円といえば、国家予算、約97兆円の半分になる。若い社長が泰然としているのは、この数字が判断の母数になるからでせう。つまり、580億円という大金も月商4兆円から見たら1,5%にしかならない。100億、200億なんてハシタ金であります。これが仮想取引業者の金銭感覚です。〇ビ人間から見たら、もう4次元世界の話です。


では、補償に当てるという460億円は即日用意できるのか、といえば、そうではないらしい。できますというニュースはなし。社長さんの頭の中は仮想世界をぐるぐる回るだけなのか。一方、取引をしたユーザーの大半は10万とか20万という少額をなんとか増やしたいと願う欲の深い庶民であるらしい。10万円のピンチで、コインチェックの社長さんより落ち込んでるかもしれないリアリストです。考えるに、被害者のアタマの程度は「振り込め詐欺」の被害者と大して変わらないのではないか。仮想取引する甲斐性がない下層オジンはニンマリするのでありました。


<追記> 2月4日の報道によると、コインチェックの取引停止による被害者の一部が被害者団体を結成、訴訟も視野に入れて対処することになった。これで同社の営業活動はは大きく損なわれ、上に書いた「1月の月商4兆円」は一時のバブルに終わる可能性が高くなった。

コインチェック 









閑人帳



●世界ブランドになる?・・鋳物鍋

 昨夜の7CH「カンブリア宮殿」で紹介された「バーミキュラ」というブランドのお鍋、開発苦労物語を紹介していましたが、ようやく品質が安定して生産、販売とも順調に伸びはじめたそう。鍋といえば、鉄板、アルミ、ステンレス、に土鍋などがメインですが、これは鋳物というところがミソ。数年まえに同じ番組で見たときはただいま開発中の場面で失敗の山を築いていました。その数、三万個というから文字通り鉄の山になるミジメな有り様でした。何が難しいのかといえば、切削の精度とホーロー加工の二点です。鍋のふちの切削は100分の1ミリという、台所用品としてはあり得ない、無茶な精密加工にこだわった。


製作にものすごい手間がかかる。重い。値段が高い・・こんなハンディを抱えながら、しかし、一度これを使ったユーザーはその性能の高さ=料理の美味しさにぞっこん惚れ込んでしまい、もうアルミやステンレスの鍋なんかハイサヨナラとなる。煮物、炒め物、ロースト、ご飯炊き・・に使え、材料が本来もっている旨みを最大限に引き出す。調味料は塩と胡椒だけでいいというから、そのスグレモノぶりが分かります。しかも、使い方が簡単、熟練のシェフの業がボタン操作だけでできる。


つくってるのは「愛知ドビー」という中小企業。この会社、もしや将来は世界ブランドになるかもと予想しましたが、その理由は「マネできない技術力、製造方法」です。鋳物なんていう原始的?な技術は流行のグローバル化には全く会わない手仕事だし、ホーロー加工も恐ろしくデリケートで量産に向かない。そのぶん、工場の職人たちの向上心、自信、プライドが高くて、他分野から割り込むのは至難のわざです。要するにこの会社の成功例を見て大資本がマネを試みても同じ品質のものは作れない。失敗の山を築いたものが蓄積した技術は簡単に盗めない。


お鍋のメーカーなのに、社員に料理の専門家を雇ってメニューの開発をしているというのも珍しい。もちろん、ユーザーとの情報交換は密にして細かい要望も聞き、即、対応する。もしや、私たちは、美味しい料理は上等な食材あってできるものとカン違いしているのではないか。普通の材料でもとびきりのハイテク調理で感動するほどのご馳走をつくることができることをこの鍋は教えてくれる。材料にこだわるか、鍋にこだわるか。軍配は鍋に上がる・・の番組でした。


愛知ドビーのHP
http://shop.vermicular.jp/jp/


兄弟で社長、副社長。兄は為替のトレーダー、弟はトヨタに勤めていた。

バーミキュラ




バーミキュラ 



バーミキュラ 







大阪日暮綴



●寒い日はキムチうどん、しかし・・・

 うどん屋のメニューにキムチうどんなるものがあるのか、ないのか、不詳でありますが、寒い日はこれが美味しい。効きます。出汁はふつうに使って具材にキムチを入れるだけの簡単レシピです。ところが、困ったことになっています。キムチがえらい値上がりで、これは白菜の高騰のせいでせう。この間まで300g入り180円だったのに、値段は同じで200gしか入ってない。容器は同じサイズだからスカスカです。それを見た目をごまかすためにラベルを黒色の不透明なデザインにした。姑息な手だけど、苦肉の策でもあります。今は韓国からの輸入がほぼ無くなっているので、野菜の高値がモロに響いています。


キムチうどん


中身を見えにくくしている。
キムチ