閑人帳


●悪質経営者はムショ入りに ~電通問題~

 過労死問題で電通の社長が引責辞任することになりました。一流企業のトップが労務問題で辞めるのは珍しい。これで石井社長の人生はパ~であります。生涯、従業員を死なせた薄情社長のレッテルが貼られる。ご本人は、先代にはもっとワルな社長がいたのに、なんで俺が・・の思いがいっぱいでありませう。重役にとどまっておれば辞任は避けられたかも、と思うと余計悔しいが、もうあとのまつり。


これで電通は清く正しく美しく・・宝塚歌劇団みたいな会社に生まれ変わるでせうか。残念ながら変わりませんね。社員、重役、全部入れ変わらない限り、無理です。社員の多くは過労死問題なんかにさしたる関心はなく、従来通りに仕事を続ける。幹部は長時間労働をいかにバレないようにするかに腐心する。会社が書類送検された。社長が辞任した。これくらいで4万人社員の劇的な意識変革など、どだい無理です。そもそも、電通は「鬼十則」遂行にふさわしい人材を選んでいる。そんな雇用者、被雇用者の人生観、職業意識がコロリと変わりますか。


電通には数え切れないくらいの子会社、下請けがぶら下がっている。これらの中小企業が電通より恵まれた環境で仕事をしているなんてあり得ない。仮に、そんな下請け、孫請けの小さい会社で過労死が起きても、電通にしたら、我関せず、である。泣き寝入りするしかない。


今回の事件で電通本体の過重労働問題が表向き改善されることがあっても、改善のしわ寄せはアウトソーシング先の小さい会社に押しつけられる。電通の体面を保つために犠牲を強いられる。そんな理不尽な要求をはねつけることができる下請けがどれほどあるだろうか。
 電通は組織として書類送検された。これでも大きな屈辱ではあるけど、幹部ですら反省、悔悟の自覚は薄いでせう。だったら、同じような過ちを起こさないためには厳罰しかない。社長や当該上司に懲役刑を科す。生涯、犯罪者として白い目で見られる境遇に置く。これくらいきついお灸を据えないと改心しない。(法律を変える必要があるかも)


電通に対するえも言えぬ嫌悪感はこの過労死問題だけではない。日本一といってよいくらい、利権の巣窟みたいな企業でもあるからです。清く、正しく、の真逆が電通の社是といってもよい。2020オリンピックでいかほどの裏金を操作しているか、その原資に国民の税金が使われているかもしれない。そんな巨大利権操作の旨みを知ってる会社にとって、社員一人の過労死など、取るに足りない問題だった。つい、先日までは・・。

ファミマでも酷い過労死問題が起きていた
過労死 



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●映画「この世界の片隅に」鑑賞

 大ヒット作「君の名は。」が年寄りにはなじみにくいファンタジーなのにくらべ、これは対照的に生活リアリズムという感じのアニメで、じいさん、ばあさんの鑑賞に十分耐えうる佳作。隣席の中年女性は上映開始まもなくから涙を拭っていたが、ヒロインへの感情移入がつよいのか、あるいは、物語の舞台になった呉や広島出身の人なのかもしれない。


戦争がはじまったころ、すずという世間知らずでおっとりした少女が広島市内から呉の町外れの家へ嫁入りする。月日がたつほどに戦況は悪化し、日々の食料にも事欠くようになり、やがて空襲がはじまる。そんな、当時の日本人の殆どが体験した辛い暮らしを淡々と描くのが主題で、この手のテーマにありがちな反戦をうたう作品ではない。それでも、原作のこうの史代さんは戦争体験者だろうと想像していたが、違った。まだ50才前であり、監督も含めて主なスタッフは戦後生まれなのかもしれない。いや、みんな戦後生まれだからこそ、庶民のくらしを色づけせずに描けたのか。


自分が1100円を投じたのは、単純に戦時中の生活や空襲場面のリアリティに興味があったから・・といっても、5~6才だったから細かい記憶があるはずもないが、それでも頭上を大編隊で飛ぶB29の爆音や戦闘機が急降下しながら機銃掃射するときのエンジン音などしっかり脳に刷り込まれているので、それらが再現できてるか気になるのであります。で、細かいことをいえば、たとえば、呉の町が空襲を受けて焼け野原になった場面はペケでしたね。なんか重機でがれきを片付けたあとのような描き方だった。考証の間違いではなく、単に描画を手抜きした(または意図的に省略)しただけかもしれませんが。


見終わって妙に切なくなるのは、戦時下においては、まわりに悪人などいない平凡な暮らしなのに、常に死が身近にあることです。今なら新聞、TVで大きく報道される事件(しかし、他人事)が、何倍も高い確率で自分に、家族に起きる。この人命の軽さは耐えがたいが、当時はそれが日常だった。


画の表現は水彩画のようなコントラストの小さい、ハーフトーンで表現している。草花や生活用品の描写は考証に力をいれたのかリアル。出色はヒロインのすずを演じた声優さんで、百点満点をつけても良いくらい、見事にハマってます。ただし、広島弁の出来栄えも満点かどうかはわからない。原作者が広島のひとだから監修は行き届いたのではと思いますが。


宮崎駿が引退してもアニメ業界が沈滞するものではないということがオジンにも分かりました。この映画はクラウドファウンディングといって、一般からの出資で制作資金を賄っており、大資本の出資がなくても良い作品がつくれることの証しになりそうです。ただ、営業力や宣伝力では中小企業の悲哀を味わってるかもしれず、ネットや口コミなどでのPRを期待したい。鑑賞した日は雨模様の平日でしたが、ほぼ満席でした。
(11月27日 アポロ劇場)

作品紹介・予告編
http://konosekai.jp/




この世界の



大阪日暮綴


●おいしい「むかごご飯」

 千葉の弟宅から「むかご」のプレゼントあり、さっそくネットでレシピを探して「むかごご飯」をつくります。こういう機会でないと食べられない。お米二合にむかご100gくらいの混合。塩と酒少々、出汁昆布一枚も入れて普通に炊飯すればOKです。塩の分量が気になったけど、自分のカンが正解でした。ネットのレシピでは、米が二合の場合、小さじ1+3分の1とあるが、これでは多すぎると判断して半分以下にした。豆ご飯よりは野趣があるって感じで、自己満足ながら美味しくいただけました。あと二回はつくれそう。


むかご





読書と音楽の愉しみ


●岡江晃著「詫間守 精神鑑定書」を読む

 2001年6月、池田市の附属小学校で起きた大量殺人、傷害事件の犯人、詫間守の精神鑑定書。犯人は精神異常者だったのか、否かを精神科医の立場で判定した、調査、判断資料でありますが、著者は「精神異常者ではなかった」と述べている。狂気の挙げ句の犯行ではなく、正常人に近い精神状態で、8人の子供を包丁で刺し殺し、15人に傷を負わせた。


生まれながらのワルだった
 統合失調症などの精神疾患ではないが、相当な「情性欠如者」だった。他人の気持ちを推し量る、他人に協調するという、ごく普通の感覚が欠けていた。親のしつけ、教育の失敗であるが、しつけ以前に親は彼を放置していた。育て方の失敗に育ち方の失敗が重なった。 三歳のころ、三輪車で遊んでいて、何気に車道のまん中へ出て行き、車の渋滞を起こした。また、幼児は親とはぐれると、恐怖で泣きじゃくるものだが、彼はけろっとしていて、警察に保護されて帰宅すると、パトカーに乗れて良かった、などと平然としていた。小学生になると、級友を押さえつけて小便をかけたりした。十代で強姦事件を起こした・・・。それでも両親は真摯に彼と向き合わなかった。


ジキル博士とハイド氏?
 警察沙汰になる事件だけで十数回、それ以下の小さなトラブルを含めると、恐らく数百人の被害者がいたかもしれない。通行人にいきなり殴りかかる。ツバをかける、罵声を浴びせる・・。バスの運転手をしていたとき、乗客の態度が気に入らないといって車内で客に暴言を吐いたこともある。と、こう書けば、やはり狂ってると思うのが普通だが、そうでない、ふつうの姿も見せるからややこしい。小説の「ジキル博士とハイド氏」みたいな二重人格的な面がある。


仕事はどこへ勤めても長続きしない。せっかく採用されても、入社日に出勤しない。そんなだらしない生活なのに4回結婚した。何十回も転職した、4回も結婚したということは、少なくとも交際中はふつうの人に見えた。就職先の採用者の印象では、おとなしくて、真面目そうな男だった。結婚、離婚をくり返し、普通は男が慰謝料を払う側になるが、彼は元妻に難癖をつけ、あるいは脅迫して、20万、30万とたびたび金をせびった。


こんな「普通の男に見える」ことと、凶悪大量殺人者のイメージとの乖離が大きすぎて著者は診断に逡巡する。400頁にわたる著述のほとんどは、正常な人間か、狂気(精神病)の男か、なかなか結論をだせない、判断の「ゆらぎ」に費やされている。むろん、MRIなどの検査もくり返し行って脳科学の面でも慎重な診断が行われた。医師(著者)との問診では、普通、凶悪犯なら、反抗の態度をみせるか、無視など、非協力的な者が多いのに、彼の場合はそんな反抗はなく、協力的であり、しばしば饒舌でさえあった。これがまた著者を悩ませる。問診で詫間自身はこの事件のことを「ブスブス事件」と呼び、他人事のように話した。


反省、謝罪の言葉、一度も語らず
 この精神鑑定書が判決にいかほどの影響を与えたのか、読者は判断できない。しかし、巻末の判決文を読むと、被告、詫間の生い立ちや社会生活に関しては同情や斟酌の言葉は一切出て来ない。スパッと「死刑しかない」と断罪している。むしろ、殺された子供たちの恐怖や、救えなかった親、教師の、生涯消えない深い心の傷をおもんばかって、同情の言葉を述べている。
 普通の人間=少しは常識のある人間 なら、自分の犯した罪の大きさにおののき、悔悟の気持ちも湧くものだが、彼は全く平然とした態度を貫いた。そもそも、大量殺人の動機さえあいまいで、単なる鬱憤晴らしのレベルで二十数人もの人を殺傷した。社会人としての己の無能ぶりに愛想を尽かした挙げ句の大量殺人である。被害者にはなんの恨みもなかった。身長180センチの彼は、恐怖に立ちすくむ7才、8才の子供を一撃で致命傷になるほど包丁で深く突き刺した。5人、10人、15人・・殺人という作業をクールに繰り返した似すぎない。さすがに疲労を覚えて「あ~しんど、もう終わりや」の場面で取り押さえられた。(問診でその時の気持ちを述べている)


詫間本人も、父親も、被害者へのお詫びの言葉は一切述べなかった、と言う点でも珍しい。彼にとって、殺人は単なる作業でしかなかった。大根を切るように人を切り裂いたにすぎない。反省の言葉など、どうして出すことができよう。むしろ、鬱憤を晴らしたという達成感のほうが強かった。死刑判決後、彼は早く死刑執行するように求めた。執行しなければ裁判で訴えるとまで言った。その意を受けてか、判決後1年目に執行された。(普通は判決後、5~10年で執行される)
 遺体の引き取りは親族の全てが拒否した。仕方なく、なんの関係も無い某キリスト教会が引き取り、かたちばかりの葬儀を行った。(2013年6月 亜紀書房発行)


死刑制度廃止論者の考えを聞きたい
 世論調査によると、日本では、死刑制度を存続するべきという意見が8割、廃止すべきが1割で、この比率はあまり変化がない。それでも、10人に一人の割合で廃止論者がいる。駄目男はむろん存続論者でありますが、廃止論者の意見はどのようなものか、聞いてみたい。死刑に関しては過去に参考になる本を読んでいるので、廃止論の大方は見当がつく。「加害者にも人権、生存権がある」「死刑は国家による殺人」「冤罪の可能性」「廃止は世界の趨勢」など聞き飽きた意見のほかに、説得力のある廃止論があるのだろうか。ろくに学習もしないで廃止論を唱える人は単に「ええかっこしい」ではないのか、というのが意地悪駄目男の考えであります。加害者にも人権がある、というなら、生きる権利を一方的に奪われた被害者の人権と加害者の人権を対等に考える根拠を示してほしい。当然のことながら、死刑廃止論者は自分の言葉で被害者遺族に対して「だから、死刑は廃止するべきだ」と説得できなければならない。


死刑廃止国の多くがキリスト教信仰の国であることを考えれば、倫理感に神の教えが影響していることは避けられない。そんな国々が死刑制度を無くしてるからと、なぜ日本が同調しなければならないのか。死刑制度廃止が世界の趨勢だとして、廃止国の多くがキリスト教信仰国であるなら「世界の趨勢」になにほどの客観性があるのか。信仰そのものは否定はしないが、日本ではあくまで人間社会の倫理で議論するべきである。


現場で死刑、という現実を見よ
 世界の趨勢は死刑廃止であり、先進国で死刑制度を存続させている日本は、むしろ特異な国である・・と廃止論者は訴える。まるで日本は人権無視の非人道国みたいな言い方である。では、死刑制度廃止国は日本以上に人権意識の高い国なのか、といえば、それはない。
 アメリカは多くの州で死刑制度が廃止になっている。フィリピンも死刑制度は廃止された。しかし、現実はどうか。アメリカで銃乱射事件が起きた場合、警官隊はほとんどの場合、犯人を現場で射殺している。問答無用だ。フィリピンでは麻薬犯罪容疑者は、逮捕時に抵抗したり、逃亡を企んだ者は容赦なく射殺している。ドウテルテ大統領が地方都市の市長時代から射殺した容疑者は1800人にもなる。フランスなどもテロ犯罪容疑者は「容疑」だけで射殺される。(注)12月13日の情報では5900人が殺害された。


死刑制度は廃止した。しかし、現実は犯罪現場で、罪状確認もせずに殺されている。だったら裁判ナシの死刑と同じではないか。これらの国の人権意識が日本より高いとどうして言えるのか。現場で銃殺は絞首刑より人道的な措置だと言いたいのか。死刑制度廃止を訴える日本人は、この死刑廃止国における「現場で死刑」の現実をどう考えるのか。・・というわけで、死刑制度存続を是とする私見を書いてみました。被害者遺族の無念や怒りを察すると、死刑制度の存続論の概念は、えらく古めかしい言葉だけど、裁判を経た上での「国家による仇討ち」が腑に落ちる。死刑制度廃止国の大矛盾「現場で死刑」よりはマシな発想だと思うのであります。


ケチンボ精神でみても終身刑は納得できない
 もし、日本で死刑制度が廃止され、終身刑が最高の罰となれば、凶悪犯、詫間守は生涯を独房で過ごすことになる。彼の生活を支える費用は年間300万円、70歳代まで生きるとして、30年間の経費は物価変動を無視しても1億円に達する。むろん、費用は国費で賄われる。年収300万そこそこで地味に暮らしてる人はこれを看過できるでせうか。何人もの命を奪ったものが生涯「三食昼寝つき」で暮らす。詫間の場合、自ら早々の死刑執行を懇願した。なのに、何十年も生きなければならない。死刑廃止論者は、これが人権擁護の精神にもとる正しい措置だという。廃止論者の言う「守るべき加害者の人権」とは何なのか。


日弁連「死刑廃止宣言」のうさんくささ
 10月7日、福井市で開かれた「人権擁護大会」において、日弁連は2020年までに死刑制度を廃止する旨の「死刑廃止宣言」を採択した。こう書けば、日本の弁護士の大多数が死刑廃止に賛成しているように思われるが、そうではない。全国の3万7千人の弁護士のうち、この大会に参加したのはわずか700人、この会場で多数決をとり「死刑制度廃止」を宣言した。これが日弁連の意志と言えるのか。(多くの国民は日弁連の全体の意志だとカン違いしてしまう)


今までたくさんの読書感想文を書いてきましたが、精神鑑定書を読むなんて初めてだし、この上なく暗い内容だから(当たり前や!)気分が滅入ってなかなか読み進めず、読後も感想文を書く気にならなかった。しかし、ほどなく日弁連の「死刑廃止宣言大会」があり、これに同調する朝日新聞は社説でこの宣言を高く評価した。これで感想文を書く気になりました。朝日新聞さんに感謝。(2013年 亜紀書房発行)

参考情報
http://www.sankei.com/affairs/news/150124/afr1501240022-n1.html



<追記>詭弁を弄する朝日新聞社説
 10月9日の社説では「OECD加盟35カ国の中で死刑制度があるのは日本だけだ」と述べているが、日本以外の加盟國はすべてキリスト教を主たる信仰にしている国である。加盟国である韓国もキリスト教信者が一番多い。そもそも、死刑制度の存廃を論ずるのになぜ経済協力開発機構(OECD)の組織を持ち出すのか。朝日らしい、見え見えの詭弁であります。


精神鑑定 





閑人帳



●予想通り電通が「ブラック企業大賞」受賞

 社員の生命、健康をないがしろにする悪質企業に思い切りネガティヴなイメージを植え付けるコンペで「電通」が大賞を受賞しました。しかし、新聞やTVはほとんどこれを報道しない。受賞者(企業)が有力得意先だからです。ここでは主催者の表彰理由を紹介します。(青色文字)


電通で働いていた24歳の新入社員・高橋まつりさんは2015年12月25日に自殺した。時間外労働が月105時間という超長時間労働に加えて、上司からのパワハラによって精神的に追い込まれた結果だった。彼女のツイッターには、「はたらきたくない。1日2時間の睡眠時間はレベルが高すぎる」といったものがあるのとともに、亡くなる数日前には「ブラック企業大賞2015」を報道したツイートをリツイートもしていた。


彼女は、亡くなる直前に母親にメールを送っている。「大好きで、大切な母さん、さようなら、ありがとう、人生も仕事もすべて辛いです。お母さん自分を責めないでね。最高のお母さんだから」。


電通においては、「殺されても放すな。目的完遂までは・・・」などという社訓『鬼十則』に象徴される異常な精神論が蔓延し、パワハラ・セクハラなどが日常化している。13年前にも入社2年目の男性社員の自殺が過労死と認定され、3年前にも30歳の男性社員の病死が過労死と認定されている。


電通は、このような過酷で人権侵害的な労働環境をまともに改善することもなく放置し続けた。何人もの労働者がこの企業によって殺された。電通は、日本を代表する大企業である。それは輝かしい意味でではない。社会的に決して許されない人権侵害を続けた代表的企業である。ここに、強い怒りを込めて「ブラック企業大賞2016」の大賞を授与する。

引用元(他の受賞企業も掲載)
http://blackcorpaward.blogspot.jp/2016/12/2016_23.html



閑人帳


●民進党は年寄りに支持される政党だった

 日本では、保守党(自民党)の支持者は主に高齢者、野党(民進党・共産党等)の支持者は主に若者~中年層、というのが永らくの常識だったけど、これが逆転している。FNNの調査では、民進党の支持者は60才以上の高齢者に偏り、若者にはかいもく支持されていないことがわかった。そうだったのか・・今まで漠然と民進党支持者は団塊世代がメインではないかと思っていましたが、アタリでした。グラフに表れているように、民進党支持者の実に62%が60才以上のじいさん、ばあさんたちです。(自民党は41%)30代までの若者ではどうか。民進党支持者はわずか、16,3%(自民党は30,7%)民進党は若者に見放されてしまった。


安保反対、ワッショイ・・で青春時代を送った青年が年老いてなお反自民、反日にしがみついてる。時代について行けず、脳みそがさび付いてしまった彼らこそ「保守」ではありませんか。
 こんな年老いた支持者のために政策づくりをしなければならない民進党もしんどい。蓮舫代表が代表就任時に述べた「私はガチガチの保守です。しかし、憲法九条改正には絶対反対」とつじつまの合わない発言をした背景はこれだった。


年金政策にしても、若者世代を応援するための年金制度改革を、なんて言えない。それより、年寄りのご機嫌を損なわないことが肝要です。政策だけでなく、若者に嫌われる大きな理由が自身の言動、振る舞いのせいと分かっているだけに蓮舫さんの苦悩は深い。民進党の支持母体は、石頭にして情報弱者の高齢者ということが分かった。共産党も似たようなものだ。来年も「とにかく反対、なんでも反対」を旗印に、老人のご機嫌取りに精を出して下さい。

引用・参考情報
http://www.sankei.com/politics/news/161219/plt1612190048-n1.html


支持者の年齢が年々上昇している民進党(青)と、下降傾向の自民党(赤)旧来の保守と革新のイメージが逆転した。
民進党


たまには外メシ



●「梅蘭焼きそば」 ~阪急三番街~

 今年最後の忘年会で案内していただいたのは、阪急三番街B2の「梅蘭」という中華料理店。ここの名物が写真のような変わった焼きそばです。そばの中に餡かけの具材が詰め込んであり、そばの表面はわざと焦がしてある。これをピザのように切り分けて食べます。オーナーが苦労して開発したオリジナルメニューだそうです。一人前300円くらい。


ume 


梅 


阪急百貨店9Fの祝祭広場のクリスマス・ディスプレイ
梅 






犬町・猫町情報



<投稿>●ヴィヴァルディ「四季」を聴く  ~F~
 
 早朝ウォーキングに備えてコーヒーを飲みながらNHKーBS103chに回すと、アントニオ・ヴィヴァルディ作曲「四季」を放送していました。演奏者はベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ、リーダーは日下紗矢子さん。昨年11月の再放送です。


バロック音楽との関わりは今から45年くらい前NHKのFM放送で「バロック音楽の楽しみ」という番組があり、皆川達夫さんと服部幸三さんの二人が交代して解説されていました。テーマ曲「羊は安らかに草を食み」で始まりす。バッハ、テレマン、クープラン、ヘンデル、コレルリ・・・・など楽しみながら聞いたものです。今でも放送は「バロック音楽の楽しみ→あさのバロック→バロックの森→古楽の楽しみ」と改題し続いているそうです。


さて「四季」と言えばバロック音楽の定番。正式には「和声と創意への試み」に出版された12曲のヴァイオリン協奏曲集の内、 第1集すなわち第1曲から第4曲までの「春」「夏」「秋」「冬」に付けられた総称だそうです。イ・ムジチ合奏団のレコードが発売された頃、梅と桜に例え「四季を聴くバカ聴かぬバカ」と言われていたほど流行っていました。春夏秋冬の情景を弦楽器と鍵盤楽器で表情豊かに聞かせてくれます。春の小鳥のさえずり、夏のうだる様な暑さの次に激しい雷鳴と雨、秋の歯切れの良いリズム、そして穏やかな冬の第2楽章はまるで炬燵(イタリアに炬燵は無いでしょうが)に入り穏やかにまどろんでいるような情景を浮かびます。気楽に音を楽しみたいと思っている私にはうってつけの曲です。


奏者による表現の違いも楽しみの一つ。カール・ミュンヒンガーの規律正しい演奏、イ・ムジチでは フィリックス・アーヨの職人芸、次の ロベルト・ミケルッチ は軽快なテンポ。パイヤール、 ネヴィル・マリナー、カラヤン・・・・・・そしてイングリッシュ・コンサートの古楽器が現在のお気に入りです。


さて今回日下紗矢子さんの演奏は、出だしは「大したこと無いなあ」と感じていたのですが、あれあれ?・・・と云う感じ、段々と気迫が伝わり終演で「ブラボー!!」 たまたま今朝聴いた演奏が望外の素晴らしいもので感激しました。この演奏を好きな日本酒にたとえると、キリッとしてフルーティーな「純米生原酒」となりますか。


イ・ムジチ合奏団による「四季」LPレコードジャケット
イムジチ 



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●三本立て忘年会終了

 まったく趣の異なる三カ所の店(場所)での忘年会が無事終了しました。アウトドアでの例会では顔を合わす機会が少ない人もいますが、ウオーキングなしなら気軽に参加できます。忘年会でなくても、このような機会を増やしたいと思います。


12月4日 北新地「カンパネラ」
忘年会



12月10日 五条「うちのの館」
忘年会



うちのの館(藤岡家)母屋のスケッチ ~サウダージさん提供~
忘年会 



12月18日 新世界「ココルーム」 
忘年会 




閑人帳



●出た! 国宝級の茶碗 ~開運なんでも鑑定団~

 12月20日の「なんでも鑑定団」に出品された茶碗が中島誠之助氏の鑑定で2500万円と評価された。世界中に三つしかない「曜変天目茶碗」はいずれも国宝指定。今回の依頼品が将来国宝に指定される可能性ありです。持ち主の徳島のラーメン店店主はサインボードの2500万円の値段を見て茫然自失の体でありましたが、ショックでしばらく眠れぬ日がつづくかもしれない。ご本人が望んだ値段が100万だったから25倍の大化けです。中島センセも「番組始まって以来、最高のお宝」と話していました。


ラーメン店のオヤジさんがどうしてこんな凄い物をもっているのか。オヤジさんの曽祖父が大工で自ら骨董趣味人。徳島の立派な民家の仕事を請け負うなかで解体の仕事もあり、仕事先の旧家からゆずってもらったらしい。しかし、譲った人も、譲られた大工も、まさか国宝級の逸品だとは知るよしもなかった。この依頼品が優れているのは来歴がはっきりしていることで、それによると、本来の持ち主は中世に四国を支配した三好長慶。彼が当時の権力者、足利某から拝領したのではないかという。庶民が所有することなんか絶対あり得ない超ブランド品であります。


制作した中国には一点の保存もなく、日本が三点を独占しているのですが、さらに四点目のお宝が見つかりました。セキュリティの問題からも、オヤジさんがずっと持ち続けることはないと思うので、いずれはどこかの美術館が所蔵すると思います。ならば、1億でも買い手があるかもしれない。この茶碗がもつ集客力を考えると、ハッタリとは言えないでせう・・・などと、勝手なこと書きながら、100円ショップの湯飲みで番茶をすする駄目男であります。


今回の依頼品 2500万円ナリ
茶碗 


茶碗 


国宝に指定されている三点
茶碗



持ち主だった? 三好長慶
茶碗 




大阪日暮綴



●島原手延べうどん

 Sさんから頂いたこのうどん、細くてそうめんと見間違うくらいですが、茹でるとしっかりコシがあって美味しい。念のためにメーカーのHPをみると「ゆで上がったら、しばらく蒸らす」とあり、その通りにすると、舌触りのツルツル感が増して、なんか、うどんの表面を磨いたような「上等感」がする。こういう食感のうどんは初体験です。


今日はキムチを入れてみた。ツルツルうどんに白菜のシャキシャキ感。なかなかオツなものであります。うどん出汁とキムチ汁が混ざって・・これは好き嫌いありそう。ふつうのうどんなら、この発想はなかったかもしれない。


うどん 




なにわ快道 再歩行



●なにわ快道 再歩行

山都コース  ~その6(完)~ 

天保山から舞洲・新夕陽ヶ丘へ

 天保山のすぐそばに渡船乗り場があり、対岸の此花区桜島へ渡ります。USJの敷地に沿った道を北上して此花大橋のたもとに着きますが、このあたりの街路があまりに殺風景なので、ガイドでは「人外魔境」なんて大げさな言い方で案内しています。なにわ快道100キロのなかで、特異なロケーションです。舞洲は物流基地として発展しており、人影はかいもく見当たらないのに、大型トラックがぶんぶん行き交っています。快道は舞洲緑地を経て西端の「新夕陽ヶ丘」を目指します。水都コースの終着点と同じですが、アプローチは別々なので、同じ道を歩くことはありません。


天保山渡船のりばから見たUSJのホテル群
山都6



桜島側の乗り場
山都6


USJ外周の歩道 快適な道なのに歩いてる人を見たことがない。
山都6 



よくもこんなややこしい構造物をつくったもんだと感心する。「人外魔境」というあだ名をつけた殺風景。
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此花大橋はこんならせん型の歩道で一気に登ります。
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ハデな外観でUSJと間違われたこともある舞洲の清掃工場
山都6 




オリックス二軍用の練習場は2017年春に完成予定、写真は選手寮
山都6 




舞洲緑地は快適だが民間企業の割り込みで使いにくくなってきた。
山都6 



今も人気の高いログハウス
山都6 



ゴールの「新夕陽ヶ丘」へ到着です。
山都6 





読書と音楽の愉しみ



●寺山修司著「家出のすすめ」
 同「書を捨てよ 街へ出よう」を読む

 文庫本扉の寺山修司の写真を見て、この人、誰かに似てるなあ・・と思いつつ読んでるうちに、ん、矢沢永吉に似てるんではと気づきました。どないです? 但し、TVのCMでしか見たことがありませんけど。

寺山修司
寺山


矢沢永吉
矢沢


寺山さんが人気ライターであったわけの第一は青森県の田舎町出身だからでせう。故郷を捨てて(家出して)魑魅魍魎の東京で一人暮らしをはじめる。「家出」を正当化するためには挫折なんかしてられない。さりとて、大学で一所懸命に学問するわけでもない。そんなちゃらんぽらんな生活でも飢え死にはしない。


なんとかメシが食えるようになると「家出せよ」「親を捨てよ」と若者を煽るようになる。だからといって、故郷、青森が大嫌いなわけではない。そのような葛藤は都会で生まれ育った人には理解しにくい。ただ、無頼な生活をしているように思わせて、実はしっかり勉強もした。何気に出て来る書名がそれをうかがわせるが、そのへんの文章が70~80年っぽくて懐かしい。キザ寸前、と思うところもある。懐かしいと感じるのは、著者が駄目男とほぼ同世代だからで、いま30~40代の人が読めばどう感じるだろう。


「書を捨てよ・・」は半分くらいが競馬の話で競馬ファンでなくても楽しい文だけど、その中に、歌人の塚本邦雄を誘って競馬場へ行く話がある。カタブツ塚本は競馬のケも知らないから誘われて大迷惑の体だった。水と油くらい性格の違う二人がなんで競馬場へ?と思うけど、前衛短歌の研究実践者としては同志だったという。これは知りませんでした。


詩人、エッセイスト、評論家、演劇団体「天井桟敷の人々」主宰・・多方面に活躍したのに47才で亡くなった。読んだ文庫本は十年間で10刷しているから、今でもたくさんファンがいる。でも「懐かしさ」が動機で読んだ人=オジンはごく少数でせう。懐かしさの中身は、共に「アナログ世代」だからです。(唱和47年初版発行 角川書店)


terayama



閑人帳



電通 



●「週刊文春」拾い読み  (12月22日号

悪徳企業「電通」の真実

 電通をコテンパンにこき下ろせるメディアは残念ながら週刊誌くらいしかない。つまり、広告の出稿で電通との因縁がない、又は希少だからボロクソに書ける。最悪は民放テレビで、年中、電通とつるんで仕事をしているから悪口なんか絶対言えない。そもそも企業体質が電通と似ていて、ヘタに批判したらブーメランで自らエライ目に合いそう。


今号で描かれている電通の悪辣ぶりは、長時間労働でもめた契約社員が問題点を労基署に相談しようとしたら「それなら解雇」と脅かされた件。女子大生が電通社員の呑み会に誘われて出かけたら、酔っ払った社員にライターの火で腕を焼かれ、重い傷を負ってしまったという暴力事件、あの「ライザップ」にイチャモンをつけて3億円よこせと脅迫した社員のゼニゲバ事件。この事件では、新聞、TVは容疑者が電通社員であることを隠した。さらに東京オリンピックに絡んで関係者に寄付を行い、コトを有利に運ぼうとする、裏取引問題。実際は、これらの十倍、百倍の悪事を働いているかもしれない。被害者の殆どは、仕事を着られるのが怖くて泣き寝入りというのが実情でせう。


電通には優秀な社員がいる。彼らが業績に貢献しているのは事実だが、多数のダメ社員もいるというのが難儀であります。もう何十年も前から言われているが、大企業の社長や金持ちの子弟が、無能ゆえに就職できず、困った親が電通に裏口入社させる。親がテレビ等の有力スポンサー企業の幹部だったら電通はヤミで受け入れる。すると、スポンサーは撤退しにくくなる。バカ息子は電通にとっては人質というわけです。


厚労省に強制捜査されるという屈辱を味わってブラック企業大賞の有力候補になったのはご存じのとおり。改善策として本社ビルの午後10時消灯といった見え見えの対応もしているが、もともとモラルの低い人間の集合体だから、あれこれチエを絞って抜け駆け・・即ち、長時間労働を続ける。いかにして過重労働を減らすか、よりも、いかにして過重労働がバレないようにするか、に腐心するのであります。


●ユニクロ潜入レポート 続編も・・・

 今号には文春の記者がユニクロにバイト員として就職し、社内の実態をレポートした記事も載っています。社員を人間ロボットみたいに扱うユニクロの社風が書かれていて、こんなところに就職したら大変だと思うが、みなさん、辛くても我慢して働いてる。この告発レポートで柳井社長の評価は落ちるでせう。但し、当記事を読んだ人だけですけど。 ファッションビジネスの先頭を走りながら、朝礼で社訓の唱和をさせるなど、なんだかなあ、であります。世間では、柳井社長は尊敬の眼で見られているのかも知れないが、社員で社長を尊敬している人がどれほどいるのか。ホンネを集めれば、せいぜい「B級」ではないでせうか。



なにわ快道 再歩行



●なにわ快道 再歩行

山都コース  ~その5~ 

昭和山から天保山へ

山都コースは、山めぐりのコースなのに、渡船に三回も乗るとか、水辺の風景が多いコースでもあります。昭和山を下りて大正内港沿いの緑地を進むと千歳渡しの乗り場に着きますが、地元の利用者はほぼ100%自転車を使うので、徒歩の人はよそ者だと分かります。ここだけでなく、八カ所の渡船すべてに言えることですが。鶴町からは長大な「なみはや大橋」を渡ります。大阪市内では一番展望の優れた橋で、六甲山系から和泉山脈まで大阪平野を囲む山が全部見渡せます。山の頂上ではなく、橋のてっぺんが展望最高というのが低山めぐりの面白さです。


航路の長さでは一番の「千歳渡船」 元気な人は上の千歳橋を歩いて渡ることもできます。
山都5昭和山~天保山 


大正区と港区を結ぶ「なみはや大橋」とても華奢なつくりなので、よく揺れます。
山都5 


歩行者より、マラソンの練習やジョギングで使う人のほうが多い。
山都5 


橋のてっぺんからの東側の眺め。橋の向こう、黒っぽく見えるのは昭和山のある千島公園。右端にハルカスが見える。遠くの山は生駒山系。
山都5 


大阪にも「ベタ踏み坂」があるぞ。なみはや大橋の港区側はこんなに急勾配。
山都5


港区側には昔の住友倉庫の煉瓦建物が残っている。
山都5


煉瓦倉庫はクラシックカーの展示場になっている。
山都5 


天保山公園はポケモンの人気スポットになっている。
山都5 


おなじみ「天保山」山頂。日本一低い山の名誉?は仙台市の「日和山(3m)」に奪われてしまったが、三角点標識のある山では、今も日本一低い。
山都5 



プチ・ケチの研究


●蛇口に象の鼻

 蛇口につけていたシャワー用のアタッチメントが壊れたので取り外してみたら、シャワー用小穴まわりに黒カビが発生していてゾッとした。何ヶ月もカビに触れた水を飲んでいたのです。(下の写真)同類のパーツを使ってる方は点検しませう。(ハイターなどの液に漬ければOK)しかし、使い勝手は良かったので同じものを探したけど見つからず、また、取り付け方に制約があるので、適合品は限られます。


ノズルにカビが発生しているのに気づかなかった
蛇口



結局、これしかないと購入したのが象の鼻みたいな写真の商品。これがとてもええかげんなシロモノで、まず、ご覧のように長すぎる。やわらかい樹脂製なのでカットしようと思ったが、そうすると口径が合わなくなって取り付けができなくなる。切らずにそのまま取り付けても、水圧で抜けてしまう。なので、ビニールテープで固定しなければならない。
 要するに欠陥商品でありますが、これしかないので欠陥を我慢するのが貧乏性というものであります。ン千円もする浄水機能のついた製品を買おうなんて発想に至らない。


半月も使ってると、使いやすい点も気づいた。ぶらぶら長い象の鼻は、シンクを洗い流すときはとても楽チン、快適です。フライパンなど、大きなものを洗うときも鼻を振り回してシャワーできるのでカンタン。(従来はフライパンを動かして洗っていた)・・という、メリットに免じて、当分、使い続けることにしました。貧乏性は欠陥商品に寛容であります。(ロイヤルホームセンターで購入 値段400円くらい メーカー不詳)


蛇口 






●師走のアートシーン ふたつ

★玉村洋平の世界 ~vol.2~

 新進演奏家のコンサート、というのは何度も経験したけど、新進作曲家の発表会というのは初めて。玉村さんとは先月、北新地のバー「カンパネラ」で相席したのがご縁で招待されました。年齢は40才くらい?京都大学法学部を出て会計事務所で働くかたわら作曲活動もするという、二足のわらじ的生活をしている。作曲は十数年前からはじめたというから、そこそこ実績もあり、ただ今作品を蓄積中?であります。

といっても、曲は堅苦しい無調の現代音楽ではなく、ピアノ曲と弦楽四重奏曲、いずれも普通にメロディが主体の曲でした。このさき、一つでも世間で話題になるような作品が生まれると嬉しいけど、駄目男が言う「メロディ資源枯渇の時代」であるから、セールスはなかなか難しい。純粋にクラシックではなく、たとえば映画音楽なんかに関われたらチャンスが広がる。しかし、ご本人はそんなの邪道と思ってるかもしれない。ま、草葉の陰で出世を祈っております。(12月7日 豊中芸術文化センター小ホール)


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★大和座狂言ガラ公演

 Tさんからのチケットを頂いて久しぶりの狂言鑑賞。梅田の大阪能楽会館の場所を忘れており、遠回りして着いたら、梅田センタービルのとなりだった。客席椅子の取り替えや玄関まわりの改装はされてるが、ホール自体はオンボロのままで懐かしい。特に2階席の荒れようは山村の芝居小屋みたいで座るのに勇気がいる。(一階で鑑賞)


ダシモノは大変ユニークで、最初の「梟」では音楽の伴奏つき。それも、オーストラリア、アボリジニの使う木管楽器「ディジュリドゥ」がひたすら単音階でボ~ボ~と鳴り続ける。なんとも奇妙ですが、音が邪魔にならないところが面白い。おまけに演じるメンバーの一人が初老のドイツ人だから、異色というか、けったいというか。赤ら顔、縮れ毛の彼が現れた瞬間、大江山の「酒呑童子」を思い出してしまった(失礼)。のみならず、彼は尺八の名人でもある。


狂言はほかに「寝音曲」と「盆山」。それに、前記の原始楽器と尺八、シベリアの某民族が使う妙な楽器のアンサンブルで一曲を演奏。楽器は原始的でも、奏でられる音楽は現代音楽の趣があるから楽しい。


プログラムなどには大和座の代表、安藤伸元氏が能楽、狂言団体が抱える問題を愚痴まじりに書いていて、察するところ、現行の家元にはかなりアンチな姿勢で仕事をしているらしい。歌舞伎の梨園と同じような閉鎖性があると。関西では茂山一家がブイブイ言わしてるから、アウトサイダーの安東家はマイナー扱いになるのは仕方ないが、反面、今回のように自由な発想で企画できるのは強みでありませう。。

 古い殻を破ろうという試みは能楽界でもあり、会館にあったチラシによると、山本能楽堂では、年末と新春の番組で「羽衣」「高砂」をひらくときは観客の二百人も一緒に謡おうと呼びかけている。なんだか「一万人の第九」みたいではありませんか。ま、謡い本のコピーを手渡しておけば、地謡といっしょに唱和できる。面白い試みになりそうです。
(12月11日 大阪能楽会館)


大阪能楽会館
大阪能楽会館


なにわ快道 再歩行


●なにわ快道 再歩行

山都コース  ~その4~ 

天王寺・茶臼山から昭和山へ

 2009年に「なにわ快道」ガイドを発行したあと、天王寺エリアは大変身しました。「あべのキューズモール」の開発、日本一高い「ハルカス」ビルの建設、そして、天王寺公園のリニューアルです。同時に、大阪市の長年の懸案だった「阿倍野再開発」が終了、これらのインフラ投資の総額は1兆円近いのではと推定します。また、隣接の「新世界」界隈も観光客が大幅に増え、昔の「ヤバイ街」のイメージは無くなりました。山都コースはそんな賑わいの街から、西成区、大正区の生活道をたどり、昭和山を目指します。


一心寺のモダンな山門。いま、大阪市内で一番羽振りの良い寺は、ここかもしれない。
山都4 


一心寺境内の「ジャカランダ」 これだけ目当てに訪ねてくる人も多い。(6月中下旬)山都4

 

一心寺の東向かいにある「三千仏堂」 ホールは参観自由。
山都4 



ハルカスが一番かっこよく眺められるのは美術館裏の「慶沢園」
山都4 



天王寺公園が公営から民営になって集客力は大きくアップ、カフェなどサービス施設も増えた
山都4 



阿倍野墓地から眺めたハルカス。墓石もミニチュアのタワーに見えます。
山都 



聖天山(15m)は寺の境内が山頂(三角点標識は無し)
山都 



鶴見橋商店街は西へ進むほどに人通りが少なくなり、最後は廃墟の趣になる。
山都 



かつてはホームレスに占拠されていた津守公園。ようやく住民に開放された。
山都 



渡船で西成区から大正区へ渡ります。大きなアーチは木津川大水門
 
山都4縮小


地下鉄トンネルの残土を積み上げた「昭和山」地元住民の運動のおかげで地形図に掲載された。山都 







プチ・ケチの研究



●おかずの好みも昔返り?

 トシをとると、子供のころ、若かった頃に食べた、又は、食べさせられたシンプルなおかずが懐かしくなる。写真は「うすあげとひじきの炊いたん」「千切り大根の酢のもの」。特に「千切り大根」は定番になって、二日か三日に一度は食べます。(正しくは酒のアテ)栄養なんか無さそうな気がするけど、まずは美味しい。酢は、ミッカンの「カンタン酢」では甘すぎるので、普通の酢を3割くらい足して酸っぱくしています。こんな「味の昔返り」も老化現象の一つでありませう。

うすあげとひじきの炊いたん
おかず




千切り大根の酢の物
おかず 




閑人帳


●ブラック企業を報じるマスコミも「ブラック」認定

 12月4日に「2016「ブラック企業大賞」候補が決定」という記事を載せましたが、これを報道する新聞社も長時間労働で是正勧告されていた、という笑えないニュース。BuzzFeed Japan の記事を引用すると・・。

朝日新聞東京本社が12月6日、社員に違法な労働をさせたとして、中央労働基準監督署(東京)から長時間労働での是正勧告を初めて受けていたことが、BuzzFeed Newsが入手した社内文書と同社への取材でわかった。同社では、記者が記録した2016年3~4月の2ヶ月分の出退勤時間を、所属長が短く書き換えていたことがBuzzFeed Newsの取材でわかり、11月に報じた。その報道をきっかけに、労基署が調査に入っていた。(引用ここまで 以下略)


単に長時間労働を黙認していただけでなく、所属長が部下の出退勤時間を短く書き換えていた、というタチの悪さが引っかかり、お灸を据えられた。灯台もと暗し、電通の悪口書いてる場合じゃありませんぞ、であります。ただし、これは朝日だけの問題ではなく、マスコミすべての企業に言えることで、ややマシなのはNHKくらいでせうか。現場の記者は不眠不休、24時間ぶっ通しで仕事も当たり前でせう。


ところで、ブラック企業の実情を報じるマスコミも実はブラックだった、ということを記事にしたBuzzFeed Japan 社はホワイトなのかい?・・と思って当記事の配信時間をみると「12月9日 午前5時」ではありませんか。嗚呼、因果は巡る・・伝えるほうも伝えられるほうも、オールブラックなのでした。ご苦労さまです。

引用元記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161209-00010000-bfj-soci

なにわ快道 再歩行



●なにわ快道 再歩行

山都コース  ~その3~ 

大阪城から天王寺・茶臼山へ

 山都コースのなかでは「お上りさん」コースと言ってよい、よく知られた道筋です。地理的には上町台地の尾根(頂点)部分を南下します。空堀商店街界隈は戦時中の空襲を免れたこともあって古い民家が残り、それを改装した飲食店などが散在します。商店街は上町筋から松屋町筋にむかって下り坂になっており、大阪市内では一番傾斜のきつい坂道商店街です。生国魂神社から南はお寺が続き、風情のある坂道が残っています。唯一国道になっている「逢坂」の手前に真田幸村終焉の地とされる安居神社があり、今年は大河ドラマの影響でずいぶん参拝客が増えました。


難波宮跡公園から見た大阪歴史博物館(右)とNHK大阪放送局
山都3大阪城~夕陽ヶ丘




空堀商店街は坂道商店街
山3 




戦前の民家を生かした店舗。カフェや雑貨店が入居している
山3 



商店街の南、300mほどに「大阪市立中央小学校」という、あいまいな名前の学校がある。都心の空洞化によって人口が減ったために、四つの小学校が一つに統合された。しかし、その後にマンションブームが起き、子供が一挙に増えて収容できなくなり、やむを得ず、運動場をつぶして校舎を増築した。安易に廃止、統合すると、こんな難儀なことになる。
山3 



高津神社の北門 
山3 



落語「高津の富」はこの高津神社が舞台。この噺を得意にした、五代目、桂文枝の石碑が立つ。
山3 



高津神社から南へ10分ほどで生國魂神社に着く。
山3 




鳥井さんが鳥居を寄贈。生國魂神社の大鳥居は、昭和30年代、壽屋(現サントリー)の社長、鳥井氏が寄贈したもの。
山3 



寺町と松屋町筋をつなぐ道は風情のある坂道になっている。
山3 





山3 




安居神社境内に新しくつくられた真田幸村の銅像。ここが終焉の地になった。
山3 



山都コース、二つ目の山は「茶臼山」(26m)徳川方、秀吉方、両方の陣地になった。
山3 







なにわ快道 再歩行



山都コース  ~その2~ 

城北川から大阪城へ

 地元住民しか知らない「快道」を宣伝するのも快道メーカーの役目ですが、城北川の遊歩道もその一つ、1600mに及ぶ長い道なのに、交通信号が一カ所もないのが快道たる由縁です。寝屋川水門からは野崎街道をたどり、京橋へ。ここを境に風景はがらりと変わり、OBPのビル街を経て大阪城公園に入ります。


城北川 北すみれ橋からの風景 両岸は桜並木になっている
山都2 


山都2-城北川~大阪城


川の東側には、戦前「大阪大国技館」があった。4階建て、2万5千人収容の、東京の国技館より大きい施設だったが、戦時色が濃くなるにつれ観客が減り、廃止になった。
山都2おわり 


城北川と寝屋川が出会う水門。(水門の右が城北川)水門の前の道が昔の「野崎道」この川を屋形船が往来し、歩き組の参詣客とけんか腰のかけあいをした。
山都2


昔の野崎参りを偲んで「野崎道」の石碑がある。
山都2 

動画・桂春団治の「野崎参り」
 話に出て来る「片町」というのは今のOBPあたり、「徳庵」は寝屋川水門の東先の集落です。
https://www.youtube.com/watch?v=POPSbHkNmeA


蒲生町のあたりには昔の民家や寺が残る
山都2


上の写真の向かい側にある高級イタリアン・レストラン「ジャルディーノ蒲生」
山都2


つげ義春的風景・・京橋駅の手前の野崎道沿いにある奇妙な風景。住宅と墓地の墓石がくっついてる。勝手な想像をいえば、終戦のどさくさに住宅(バラック小屋)が墓地に割り込み、居座った、という見立て。前回歩行(2009年)と全く変わっていないが、いずれ消え去る風景。
山都2 



OBP(大阪ビジネスパーク)を通り抜けて大阪城公園へ
山都2 

 

山都2 


天守閣を一番かっこよく撮れるのはこのアングルですが、気づかない人が多い。
山都2


見物客の7~8割が外国人です。
山都2 





なにわ快道 再歩行


●なにわ快道 「山都コース」再歩行  

~その1~ 鶴見緑地周遊

 大阪は水の都だけではなく「山の都」でもあるのだ、と勝手に吹聴して市内の低山を徘徊します。鶴見新山~茶臼山~聖天山~昭和山~天保山~新夕陽ヶ丘 の順で、悲しいかな、自然の山はひとつもありません。元古墳や土砂、建設廃材などを積み上げた人工の山ばかりです。それでも、鶴見新山と新夕陽ヶ丘を除いては、地形図にちゃんと山名が記載されており、いうならば、国土地理院お墨付きの山でもあります。初回は数年ぶりに訪ねた鶴見緑地を案内します。市内最大の公園です。


正面入り口を入って右手には、小さな里山シーンがある。
山都1~鶴見緑地 


公園のシンボルになっている「風車のある丘」
鶴見 


大阪市内で一番高い山、鶴見新山の頂上(39m) 周囲の樹木が生長して展望がきかなくなったのが残念。

鶴見 


大池
鶴見 


「花博」のパビリオンは殆ど撤去されたが、韓国の遺構はわりあい丁寧に保存されている。
鶴見 


オランダの「跳ね橋」風景の一部
鶴見 



鶴見


せせらぎ沿いの小径はなかなか快適
鶴見 


「緑地西橋」の鉄製トラスは、昔の心斎橋(下の写真)を移設したもの。
鶴見 


明治初期の心斎橋。現存する日本で最も古い鉄骨橋といわれる。遠くに大きな屋根が見えるのは、現在の御堂筋の「南御堂」「北御堂」である。心斎橋の下に川(長堀川)が流れていたことを知らない人が多くなった。
鶴見 


橋のディティール
鶴見 


緑地西橋から先はメタセコイアの長い並木道が続く。
鶴見 


夕陽に照らされる「いのちの塔」
鶴見 






閑人帳



●2016「ブラック企業大賞」候補が決定

 いつのまにか年末の恒例行事になりつつある不名誉な「大賞」選考、今年の候補は下の10社(法人)ですが、駄目男の予想では「電通」がチャンピオンになりそう。過労による自殺者を二人も出してるのに、社長以下、幹部は反省する気などまるで無いらしい。タチの悪さではワタミやユニクロとちょぼちょぼですか。これらの会社の社長さん方に共通する欠点は至ってシンプル、社会人としての教養の貧しさ、世間知らずぶりです。ま、裸の王様ってやつです。逆に言えば、かような企業では、教養がない人物でもオーナーになれる。その結果、ブラックのレッテルを貼られて世間で嫌われる。それでも真摯に反省しないところがエライ(笑)。もしや「ブラック」は名誉だと思ってるのかもしれない。


■2016年にノミネートされた10社
株式会社エイジス(棚卸し代行業者)
株式会社電通(広告代理店)
株式会社ドン・キホーテ(ディスカウントストア)
株式会社プリントパック(印刷サービス)
関西電力株式会社(電力)
佐川急便株式会社(運送)
サトレストランシステムズ株式会社(「和食さと」など飲食店)
宗教法人・仁和寺(京都市の真言宗御室派の総本山寺院)
ディスグランデ介護株式会社(デイサービス「茶話本舗」FC企業)
日本郵便株式会社(郵便事業)


電通のタチの悪さについてはこんな情報がある
 過労による自殺問題で厚労省に強制捜査されるという恥ずかしい「実績」をつくってしまった電通は、石井社長自ら社員向けに講演を行い、今後の改善策を述べた。しかし、その中身はなんら新鮮味のない、ありきたりの話だった。講演後、ある若手社員に、会場外で取材していたNHKの記者が感想を求めたところ「自浄能力がない会社だなと思う」と述べた。この発言を耳にした幹部はその社員を「戒告処分」にした。(戒告処分=始末書を書かされる処分)


会社に対する批判は一切許さない・・。これが電通のリアルな体質であります。情報ビジネスの先端をゆく会社にしてこの陰険さ、閉鎖性。しかも、会社は世間に「社員の誰もが自由な発言ができる会社」をうたってるのだから笑ってしまう。今まで多くの下請け企業を踏みつけ、時にはクライアントに対しても「上から目線」で仕事をしてきた電通社員。この先何年かは、電通社員を名乗ることさえ恥ずかしい、劣等感まみれのビジネスライフを送っていただきたいものであります。


宗教法人・仁和寺も・・・
 京都の名刹、仁和寺が「ブラック」やなんてビックリしますが、これぞ一罰百戒、他の宗教団体でもビビッてるところがあるやも知れない。仁和寺の宿坊の料理長が過労でウツ状態になり仕事ができなくなった。その原因は、月100~200時間の残業や、最高349日の連続勤務という奴隷のような過酷な仕事ぶり。この実態を認めて、京都地裁は判決で仁和寺に4200万円の支払いを命じた、がブラック候補のいきさつです。


ま、料理長さんにすれば「神も仏もあるものか」って思いだったでせう。仁和寺はものすごい恥さらしをやってしまった。坊さんたちは真摯にハンセーしたのでせうか。それとも責任のなすりあいをしているのか。仏の教え、人の道を説くお寺さんが、ブラックぶりで「電通」と同じステージに立たされるなんて、最高の屈辱です。


ブラック企業の発表は今年で5回目。2015年は6社がノミネートされ、コンビニ大手の「セブン-イレブン・ジャパン」が大賞に選ばれた。2014年は「ヤマダ電機」、2013年は「ワタミフードサービス」、2012年には「東京電力」が大賞に選出されている。

引用元情報
http://www.huffingtonpost.jp/2016/11/30/black-company_n_13343672.html
http://www.mynewsjapan.com/reports/2294
https://travel.mar-ker.com/%E4%BB%81%E5%92%8C%E5%AF%BA


仁和寺仁王門
仁和寺



読書と音楽の愉しみ



●じっか~~ん「毛髪川柳」

 11月13日に「じっか~~ん シルバー川柳」を紹介してしばらく後に「ココルーム」へ行くとこの本が目にとまりました。こんなしょーもない本、誰が買うねん、という思いで開けてみると、こちらもケッサク揃いです。いや、川柳って楽しいですねえ。作者はみんな素人なのに、いちびり、哀感、ヤケクソ、開き直り・・毛髪の有無多少だけでこんなにたくさんの面白い作品ができるのかと感心しました。かく言う駄目男の頭もとっくに「在庫僅少」ですが、もう嘆きやコンプレックスはとっくに卒業して、晴れて、いや、ハゲて、安穏の日々を送っているのであります。以下は駄目男選の秀作です。(2006年 文芸社発行)


ハゲ川柳 



ハゲ 



ハゲ 



ハゲ 



ハゲ 



ハゲ 




たまには外メシ


●梅田「グランド白楽天」のランチ

 阪急グランドビルの飲食店街がリニューアルされて3~4年たちますが、茶店の「キーフェル」以外の店ははじめて。半分以上の店が改装、またはテナントが入れ替わっています。いずれの店も窓外の展望の良さがウリで、これがなければ全店が生き残れなかったかもしれない。
 白楽天のランチ、場所柄、さすがに千円未満で食するのはムリですが、単品ものは味もボリュウムも不足なしの納得メニューでした。ただし、グラスビールが900円というのはいささか抵抗があります。


店からの眺望は東側のみ
ランチ



午後3時すぎににランチ・・さすがにガラ空き
ランチ



汁かけそば・小鉢サラダつき1400円
ランチ



日没後のトワイライトがきれい(店外・西側の窓から撮影)
ランチ