大阪日暮綴



●ひとつ、いかがですか?・・HONDA   NSX

 阪急梅田駅のコンコースにホンダの新型スポーツカーが展示されている。軽自動車で地味に儲けながら、一方で最新技術を駆使したスポーツカーをつくるのはホンダのポリシーらしい。
 取りたてて個性的なデザインというほどでもないけど、これでフェラーリなんかと張り合うそうだ。ボディがオールアルミ製というのがウリらしく、また、ほとんどの工程が手作業だという。だから、年間生産はたったの100台。出力580馬力、最高速度300キロ(日本国内は180キロ)お値段は、2370万円。無利子で毎月10万円払っても20年かかるやんか・・。ま、そんなショボイ客には売らないでせうが。
 


honda 




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大阪日暮綴

 

●無念のモニュメント

 長居公園の南西隅の木立に風船をあしらったモニュメントがある。派手なデザインだけど、これはこの場所で落雷に遭い亡くなった20代の女性二人を悼むモニュメント。事故は2012年の8月に起きた。長居スタジアムで催されたEXILEの公演に来て難にあった。


亡くなった二人の一方の両親は、主催者の安全誘導が適切でなかったから事故が起きたと裁判を起こした。その判決が今年5月にあり、訴えは認められなかった。現場からスタジアムまで直線で300mくらいあり、これだけ離れた場所でも主催者は会場の安全管理の責任を負うか、が争点になったみたいだけど、判決は「責任は問えない」だった。


ご両親の無念さは十分わかります。自分が親だったら「運が悪かった」で済ませたくない気持ちになるだろう。交通事故なら「ひき逃げ」されたのと同じくらいの悔しさでせう。交通事故なら犯人が分かれば最低、保険などの反対給付があるけど、落雷ではそれもない。怒りは主催者に向けるしかない。


もし、裁判で「主催者に責任がある」という判決が下りたらどうだろう。同様の野外コンサートは怖くて企画できなくなるのではないか。コンサートに限らず、スポーツイベントや海水浴や釣り大会、ハイキングなどの行事でものすごく主催者のリスクが高まる。そのために高額の保険をかけるとすれば、主催者や参加者の保険料がベラボーに高くなる懸念がある。雷には「空雷」という全く予想不可能な落雷もあるから、対策云々自体が無意味に近い。


本当に残念な事故だけど、人は不運というしかない死に方をすることもある。会社や他人の責任を問うのが困難な事故がある。判決の社会的影響の大きさを考えれば、今回の無慈悲と思える判断は是として良いのではと思う。いっぽう、もし、亡くなった方が80歳の老人だったら、遺族は裁判を起こしただろうかという意地悪な想像もしてしまう。(80歳でEXILEの公演に出かけるかどうかは別として)


モニュメントには、ご両親の「ここに娘の銅像を建てたい」旨のメッセージがある。気持ちは分かるけど、市立公園の敷地に私的な銅像の建立が許されることはあり得ない。というか、この現在のモニュメント自体、敷地の不法占拠だとして、すぐ横に市役所の「撤去しなさい」の看板が置いてある。いつ実行されるか分からない強制撤去に対抗するためか、毎日、見張り番のおじいさんが詰めている。


亡くなった娘さん、悲嘆に暮れるご両親には100%同情しつつ、なんか違和感がぬぐえないモニュメント。慰霊のためというより、他者(興行主催社)を弾劾するためのメッセージが多くを占めて、手を合わす気になれない。


 モニュメント




アジア ウオッチング


●2018冬期オリンピック・・韓国の憂鬱のタネが増える?

 リオの次はピョンチャンでの冬期オリンピック。リオ同様、準備不足が問題になっています。それと雪不足の心配。これは人為では解決が難しい。さらに、五輪とは関係の無いネタが話題にのぼっています。

 欧米を中心に、韓国での動物虐待への非難が高まり、五輪のボイコットを呼びかけています。日本でも捕鯨が批判され、シーシェパードなどから執拗な嫌がらせをされているので「お互い様」の感なきにしも非ずです。日本は鯨食が非難の的になっているけど、韓国は犬食が叩かれています。(少数のネコも含む)


日本人が「鯨を食べて何が悪い」というように、韓国人は「犬を食べて何が悪い」と言う。伝統的食文化に対する余計なお節介だと反論するのは当然です。それでも犬食非難の声が高まるのはなぜか。非難する側の情報を見ると、食べる前の犬の処遇、処理があまりに残酷であることへの怒りが伝わります。人権ならぬ「犬権」蹂躙が許せないと。


根拠は不明ながら、犬や猫の調理に際しては、できるだけ残酷な殺し方をしたほうが味が良くなるという思い込みがあるらしい。通常のトサツ処分ではなく、生きたまま焼いたり、熱湯に放り込むといった残酷なレシピが味を良くすると思っている。日本だって「〇〇の躍り食い」みたいな食べ方をするから一概に非難できないが、海老一匹と猫一匹の違いは大きい。北京ダックと犬の丸焼きが同じでないように。


その違いは、韓国人に言わせれば欧米人のエゴでしかない、ということになる。「犬権」無視の、飼育場、処理場の劣悪、不衛生な環境も美味しく食べるための前処理と考えれば問題ない。十分虐待してから食べて、それが美味しければよいと。
 欧米人による「犬食」反対のキャンペーンは、韓国には迷惑千万な文化干渉でしかなく、当然、やめる気はない。五輪開催中だからといって、レストランのメニューに英語で「ドッグスープ」なんて書かなければ、さほど話題にならないと思う。ただ、今後も五輪ボイコットの運動が執拗に続けられると、韓国政府には憂鬱のタネが一つ増えることになる。


しょせん「ヨソはヨソ」と割り切ってしまえば何ほどの懸念も残らないけど、隠し撮りされた動画を見ると、愛犬家でなくてもショックを受ける。食文化の違いである、と納得できる人は皆無ではないか、と思う。


参考情報(閲覧注意:動画に残酷映像あり)
http://koreandogs.org/japanese/


処理場へ運ばれる食材犬
犬


犬肉バーガーや犬肉ラーメンは日常食
犬


ピョンチャン五輪ボイコットを訴えるパンフ
犬食 




閑人帳


●100mを10秒で走る・・を考える

 リオ・オリンピックで競技の中継を見たのは「400mリレー」だけと書きましたが、これで十分満足です。4人が400m走って40秒以下という快速ぶりに感心しました。
 100mを10秒で走るってどういうこと? この素朴な問いを考えると彼らの能力の高さがよく分かります。100mが10秒なら、10mは1秒。わが兎小屋は、玄関ドアから奥のベランダまで11mなんですが、これを彼らは1秒余りで駆け抜けるってことですね。我が家は1秒で通過できる物件なのか、ハハハ、フガフガ。


ウサイン・ボルトの走行時の歩幅は最大2,7mもあるそうだ。日本選手でも2,5m。この寸法は四畳半の部屋の一辺と同じです。一歩で部屋をまたいでしまう・・ホンマか?と思うけど、ホンマです。10mを1秒で走るには4歩しか許されない。ということは、一歩に要する時間は0,25秒でなければ間に合わない。四畳半の部屋を一歩で、かつ、0,25秒で走り抜ける。1秒間に4部屋通過することになります。むむむ。


いやまあ、天晴れなもんだ、と感心しつつ、4畳半一辺の長さをじっと見て思う。この長さ、自分なら、走り幅跳びでも届かへんのとちゃうか。全力助走しても、畳の長さ、1,8mくらいだったりして。トホホ。


このサイズを一歩、0,25秒で走る。
四畳半

プチ・ケチの研究



●経験で学んだエアコンの上手な使い方

 今月の電気代(7/24~8/23)は6,056円で、昨年の同期間より3%使用量が減っていました。この期間、35度以上の猛暑日が21日とかで、昨年よりずっと厳しい暑さが続きました。なのに電気消費量が減ったのはなぜか。べつに昨年より外出時間が多かったわけでもなく、逆に、猛暑で在宅時間は増えてるかもしれないのに。


むろん、常に節電は心がけているけど、今年はエアコンの使い方が上手になったからではないか、と思っています。その節電方法とは・・・

・運転を「自動運転」に任せた。
・1~2時間の外出ではOFFにしない。
・ 扇風機を活用する(25cm卓上型)
・エアコンの設定室温は27~28度。

 この使い方が「プチ・ケチ」に役だったのではと思います。以前は、除湿運転の設定や風速を手動で選ぶなど、マニュアル運転の時間がけっこう多かったけど、これを全部「自動」にまかせた。説明書によると、設計上、この自動運転が一番消費電力を小さくするようになっています。(単に、操作が面倒くさくなったせいもあります)

 照明器具などとちがって、エアコンは「こまめなオン・オフ」は節電にならないことを学びました。起動時には「ならし(自動)運転」時の10倍もの電力を使います。これをしょっちゅう繰り返していたら電気の無駄遣いになるばかりか、恐らくエアコンの寿命も縮めると思われます。近所に買い物に出かけるくらいならつけっぱなしで大丈夫です。


その他に、フィルターは半月ごとに洗うとか、室外機に直射日光が当たらないように、プレート(70×45cm)を載せる。屋外の配管は丁寧にウレタンフォームを巻き付けるといった、プチ・ケチ対策をしています。現在使ってるエアコンは2010年に購入した8畳用ですが、その前に使っていた1990年製(8畳用)では、真夏の電気代が11,000円かかったことがあります。20年後に新しく買い換え、使い方を工夫したら、45%も安くなりました。ちなみに、今月は全日、昼夜運転です。


こと「エアコン」に限っては「こまめな操作」と「長持ちさせる」という節約精神は逆効果になります。正しいケチンボになるには、いろいろ勉強が必要です。


ところで、じいさん、ばあさんの中には「寝るときはクーラーを止める」という人がいるけど、なんで止めるのか分からない。快適さより電気代がもったいないという気持ちのほうが強いのかな。または、新型のエアコンの性能を知らないのではないか。夜間にエアコンを使わないために熱中症で救急搬送なんて、かなり恥ずかしいことに思えるのですが。


風向板(上下・左右)の設定を正確にすることも大事
エアコン



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●斬新なアイデアに脱帽!・・中国のレールバス

 コピーや猿まね専門、中国人の創造的才能はゼロ、という常識を破る画期的発明が話題になっています。こんなにユニークな発想だってできるんだと感心しつつ、そやけどなあ・・とイチャモンもつけたくなる。その大発明とは・・。


下の写真が、6年前に北京国際ハイテク博でそのコンセプトが公開された巨大立体レールバスTEB(Transit Elevated Bus)の試作品です。2車線の道路の路肩にレールを敷き、走行する自動車の頭上をまたぐようにして走行します。一本の道路を上下に使い分けて輸送効率をぐんとアップさせることができます。
これを電車、バス代わりの公共交通に使えば、一両で300人以上、3両連結すれば1000人の乗客を運べる。時速は40~50キロ。このアイデアを自画自賛して早々に試作までこぎつけた情熱には拍手を送りますが、写真を見ているうちに疑問がいくつも湧いてきました。ネットにも同じような疑問が載っています。

◆こんな大きなサイズでは交差点の右折、左折ができないのでは?
◆重量が大きすぎて、レールを敷く路肩の強度がもたないのでは?
◆下を走る車は乗用車など車高の低い車に限られる。(2mH以下)
◆既設の交通信号機や標識などにぶつかるから再設置が必要。
◆動力を電気にすると架線やケーブルなど大規模工事が必要になる。
◆床面が高いので、乗降には階段やバリアフリー用リフトが必要になる。

 ・・など、シロウトが考えても、実現には困難がいっぱいありそう。なので、これは既存の道路で採用するのは困難で、新設の道路、それもなるべくカーブのない設計の道路のみに実現できる可能性があります。すでに高速道路が発達した中国で、このようなインフラの需要があるのか、といえば、かなり怪しい。でも、せっかく思いついた画期的交通手段、アレンジしてでも実用化してほしい。

引用元
http://japanese.engadget.com/2016/08/03/teb-300m/


レールバスの正面
レールバス  


内部はこんなに広々している
レールバス



大阪日暮綴



●天保山がポケモンの聖地になっている

 天保山公園の入り口近くには木造灯台を模した灯明があって、当地は、坂本竜馬、おりょうが日本初の新婚旅行に旅立った地であると案内している・・ということを書こうとしていたのですが、天保山はもっかポケモンファンの聖地になっていて大賑わいであります。竜馬やなんて、オジンの古くさい話題なんかぶっとんでしまいました。


15日のお盆の日に公園に行くと、クソ暑い日中なのに公園は人だらけ、何か催事でもあるのかと思いましたが、たちまちポケモンキャッチに来た連中だとわかりました。群衆なのに、妙に静かなのです。みんなスマホの画面を真剣な目つきでにらんでいる。若いカップルでもだんまりのままです。ちょっと気味悪いような、沈黙の群衆。


実は、公園より西側の豪華客船が着く桟橋一帯のほうがもっと混雑したらしい。下の写真はファンの投稿画像を拝借したものですが、夜でもぎっしり満員御礼状態です。投稿によると、ここは「東のお台場、西の天保山」といわれている聖地?だそうで、ここだけで100以上のポケモンが出現する。レアものといわれる数少ないタイプも現れるとのウワサが広まって、どどっと集まった。おかげで、周辺の民間駐車場は昼夜満タンでホクホクだそう。コンビニなんかも潤ったでせう。ミニながら、経済効果アリ、のポケモンです。


アホクサ、しょーもな、と馬鹿にしながら、この凄い集客力をなんとか経済(消費)エネルギーに転換するアイデアはないものか、と考える駄目男でありました。ま、考える前にブーム終了の予感がしますけど。坂本竜馬、新婚旅行の話は後日書きます。


投稿画像・昼間の桟橋風景
pokemonn


投稿画像・夜の桟橋風景 上が天保山大橋
pokemonn


こんな珍しいタイプが現れるそう
ポケモン
 

閑人帳



●低落が止まらない・・新聞の販売部数

 つい数年前まで、読売「1000万部死守」、朝日「800万部死守」をうたって販売店を鼓舞していたのに、そんな死守ラインはあっさり割って順調に部数を減らしている。数日前に公開された情報では毎日新聞の部数低下が著しいとある。社内では「300万部死守」をうたって、営業部門は必至のパッチ状態かもしれない。


毎日新聞の部数低下は、勝手な想像を書けば、あの「押し紙」問題の是正に手をつけたからではないか、となるけど、それなら少しは救いのある部数減になる。押し紙問題は朝日新聞でも、社員の内部告発みたいなかたちで公になっていて、約20%が架空の部数らしい。この押し紙問題「文春」あたりが綿密な調査と証拠固めのうえでスクープ記事にすれば大問題になること必至であります。大手新聞全社が告発されるのだから、新聞社はどう報道するのか。この問題がある限り、新聞が「正義」を論ずる資格はないと言える。しかし、そこんところは・・ウラで手打ち式がありそう。まるで893みたいだけど。


自分はアナログ時代人間だから、今のところ新聞購読をやめる気はないけれど、たとえば、朝刊を読むのに10~20分しか費やさない人は、政治、経済、オピニオン、文化記事など、見出ししか読んでいないであろうから、4000円の出費はもったいないと思って当然でせう。その他の、事件記事や芸能情報などはテレビやネットで仕入れられる。よって、新聞は要らないと。ま、中には「テレビ蘭」が要りますねん、と購読している人もいるかもしれない。


アナログ派の自分としては、たとえば、憲法や安保問題、TPP、選挙関連などの情報は新聞以外のメディアで仕入れることに不安がある。紙面の活字を読むことに一次的な意義があると勝手に思っている。全く同じ内容の記事でも、ディスプレイより紙面で読む方が会得しやすいと思い込んでいる。ふる~~~と言われても、今さら治らない。


なんちゃって、紙情報を礼賛する文章をブログに書くってどうなのよ。アナログ派なら、紙に書かんかい、紙に。いや、それが、あの・・・。

グラフの引用元
http://www.garbagenews.net/archives/2141038.html


新聞部数 



新聞






読書と音楽の愉しみ



●氏家幹人著「大江戸死体考」を読む

 書名の通り、おどろおどろしい内容であります。時代小説に詳しくない人でも名前は知っている「人斬り浅右衛門」こと、山田浅右衛門が活躍?した時代の「死体の扱われ方」を詳しく記した本です。
 今じゃ、道ばたに犬や猫の死骸さえめったに見かけなくなりましたが、江戸時代は道ばたやお堀、川に死体を見かけるのは日常的光景でした。あの「四谷怪談」の戸板がえしのような場面も大ニュースではなかった。死体は自殺や心中、行き倒れによるものが多いけど、強盗や辻斬りで殺された者もいる。タテマエとしては奉行所が捜査することになってるけど、数が多いと処理しきれずに放置されることもままある。死体=粗大ゴミ扱いの時代でした。


そこで思い出すのが爆笑落語「らくだ」です。フグの毒に当たって死んだ貧乏男の死体を友人が背負って大家の家へ出かけ、びっくりさせて酒をせびる話です。こんなの、実際にあったら腰を抜かしますね。
 しかし、江戸時代も進んで平和が続くと、辻斬りのような無意味な殺人は減ってくる。すると、武士なのに人を一度も斬ったことがないという人が増えてくる。さりとて、刀の手入れは怠ってはならず、常に斬り合いの準備は必要だ。ハテ、俺の刀は実戦で本当に役立つのか。切れ味は大丈夫なのか。(わら人形をいくら斬っても、実戦感覚は得られない)


で、浅右衛門の登場であります。彼は浪人という武士社会ではフリーターの立場だったけど、刀の鑑定ができるだけでなく、刀の「切れ味テスター」でもあった。実際に人を斬って切れ味の評価ができる。こんなエグイ人、そこらへんにいませんよ。なので、人斬り淺右衛門と呼ばれた。
 人体を使っての試し切りやなんて、どどど、どうやってテストしますねん! そのオソロシイ場面がたっぷりと説明してあるのですが、割愛。


一つだけネタを明かすと、テスト用人体は刑場で首をはねられた罪人だった。これをモノとして扱い、依頼品の刀の切れ味テストをした。かくして、淺右衛門が職業として斬った人体は3000人にのぼるという。(もっと多い先輩がいた)なんと因業なプロフェッショナルでありませう。
 牛や豚を処理する職人、業者でさえ、永く非人として差別視されたのに、彼は人体を扱ったのだから最たる極悪非道人間である。世間でもの凄く蔑視されて当然であります。本当にそうだったのか。


違うのであります。山田家は九代続いたが(公には八代)貧乏暮らしなどではなかった。鑑定や試し切りの依頼人は一般武士だけでなく、将軍、大名もいたから高額の料金が得られた。そして、何と言っても有利なのは「オンリーワン」ビジネスであること、他の業者と相見積もりなんてなかった。
 その上、もう一つの独占事業があった。死体から取り出した肝や腎臓や睾丸などを加工して、高価な薬品、健康食品として販売した。これもライバルなしだから飛ぶように売れた。かくして、江戸末期には敷地一万二千坪を有する大屋敷に住む身分になった。ただし、本当の身分は「浪人」のままだったけど。


明治時代になって、ついに山田家の最期がくる。明治13年、法改正により、死刑は斬首から絞首刑に変わって仕事は途絶えた。斬首制度の最期に浅右衛門が手がけた罪人は、知る人ぞ知る「高橋お伝」だった。(1999年 平凡社発行)


処刑される高橋お伝
大江戸死体

大江戸




閑人帳


●暑さ吹っ飛ぶ快挙!・・400mリレー銀メダル

 オリンピックがはじまって10日以上経つのに、競技をライブで見たことは一度もないという「非国民」ぶりを発揮していました。ニュース番組で「まとめ」を見るだけです。しかし、男子400mリレーだけは、なんか知らんけど、大いなる期待感があって決勝が待ち遠しかった。


結果は期待以上の銀メダル。日本選手のトラック競技でこんなにカッコイイ場面ははじめて、歴史に残る名勝負でせう。チームとして、9秒台の選手が一人もいないのに、4人で37秒台。チームワークの勝利です。選手はむろん、後で支えたスタッフの皆さんにも大感謝。

400mリレー 


リレー 






大阪日暮綴



●ようやく恵みの雨

 もう一ヶ月近く本降りの雨が降らなくて、街路樹や公園の樹木が落葉しはじめていました。今日の雨はまさに恵みの雨。からからに乾いた地面は思いっきり雨を吸い込んだでせう。といっても、一時間足らずで上がってしまったので、雨量はせいぜい20ミリくらいですか。
 甲子園球場の高校野球が雨で中断、な場面をTVで見て、ええなあ、こっちでも降ってくれへんかなあと思ったくらい当地は日照り続きでした。今日は高校野球はお休み、もし、試合があれば、雨と雷で大変なことになったかも知れず、野球ファンにはラッキーな休養日になりました。


恵みの雨

犬町・猫町情報



private


             9月号表紙 by ぽんさん


9月号表紙


       ノルデイックウオーキングよりも おもしろいョ~


       ***********************


●9月例会 ご案内   ~担当 二上山人さん~

能勢の里山を歩く
 秋の里山を訪ねて川西市黒川里山コースを歩きます。

1.日時(集合場所)・・9月29日(木曜日)10時30分
能勢電鉄妙見口駅集合(雨天中止)

2.コース・・能勢電鉄妙見口駅―60分(途中にトイレあり)―黒川公民館(トイレ)―20分―黒川ダリヤ園(トイレ・昼食)―50分―徳林寺(バス停)-50分―能勢妙見口駅(ゴール)高低差なし 総距離約6キロ㍍

3.電車時刻 阪急電鉄宝塚線
梅田発    9:20分   又は 9:40分
川西能勢口着   9:41分     10:01分
同    発 9:44分     10:04分
妙見口着  10:11分     10:31分

運賃 梅田~妙見口 590円



閑人帳



●小池ユリ・・本名は「タカサゴユリ」でした。

 14日の記事、道ばたのコンクリートの隙間から生えるユリの生命力、執念から勝手に「小池ユリ」と名付けましたが、Sさんよりご注進あり、タカサゴユリであるとのことです。台湾、琉球あたりから大正時代に持ち込まれ、繁殖したもので、市街地の悪条件においても繁殖する。種子が小さくて軽いため、風で飛散してコンクリートの隙間に入っても発芽できる、タフなユリです。本来、排除するべき植物ですが、咲けばきれいなため、積極的に駆除する人はいないらしい。


ユリ=球根ありきの思い込みが大間違いで、はじめにタネありきが正しい。それにしても、タフで執念深いところは小池百合子サンのイメージに叶う。面白いのは、このユリは同じ箇所で何年も咲き続けることはなく、長くても数年で別の場所に繁殖地を変えるのが特色だという。ならば、保身、出世のために政党、派閥を転々とし「政界渡り鳥」と陰口された小池百合子サンとそっくりではありませんか。


タカサゴユリの種子
タカサゴユリ




読書と音楽の愉しみ



●村田紗耶香著「コンビニ人間」を読む

 第155回芥川賞受賞作品。著者は現役のコンビニ店員で、受賞後もアルバイト店員として働く。・・のであれば、コンビニや業界の悪口を書くはずはなく、真逆に、コンビニにぞっこん惚れ込み、コンビニ店の「部品」として働くことに無上の生きがいを感じている。食うためのアルバイトなんて失礼な! コンビニ=命、であります。


作品はむろんフィクションで、体験や業界の内側をセキララに描いたものではないけれど、体験者でなければ書けない仕事のディティールが描かれて興味深い。例えば「マニュアル化徹底」の話。コンビニは10人くらいのスタッフで店を回していて作業や顧客サービスについてはマニュアル化が徹底されており、特に、客の印象を左右する挨拶の表現は、声の出し方、イントネーションまでとことん練習させられる。なので、各社が「これがベスト」と思う表現を取り入れると、結局、セブンもローソンもファミマも同じものになってしまう。看板を見ずに店を訪ねたら、どの店か分からない。


そんな無個性、均一化のマニュアルに普通は抵抗を感じるはずだけど、著者はむしろ快感を覚えるくらいの同化ぶりであります。それじゃダメじゃん、文学作品なんか書けるわけがないと思うのがシロウトの浅はかさで、村田サンは見事に芥川賞を獲得した。快挙であります。
 だからといって、コンビニ店員でも芥川賞作家になれる、と早合点してはいけません。著者はすでに野間文芸新人賞や三島由紀夫賞を獲得しているプロ作家であり、十数年の作家実績をもった上での今回の受賞です。


話は、前半はコンビニライフにどっぷりはまった様を描き、後半、店で新採用したけどすぐにクビになるスーパー駄目男「白羽」君との奇妙な同居生活がはじまるところから「芥川賞」のコンセプトに沿った内容になります。珍しくユーモアを散りばめた文章が続き、これが得点を稼ぐことになるのですが、ぬるま湯的でやや物足りない。(かといって、爆笑させるようでは吉本のセンスになってしまうし)


今回も月刊「文藝春秋」(950円)を購入、本編をナイフで切り取って読むという貧乏性丸出し読書になりましたが、審査員全員の選評と著者インタビュー記事も読めるので、単行本(1300円)よりずっとお得感があります。



コンビニ




閑人帳



●年をとっても・・・鳥越俊太郎さん

 東京都知事選からまだ一ヶ月しか経っていないのに、候補者、鳥越氏の公式サイトから選挙に関する記事が一切削除されている。まるで知事選なんか関係なかったみたいな表現に驚く。
 惨敗したのだから早く忘れてしまいたい気持ちは分かります。しかし、あれだけの規模の選挙運動を行い、何千、何万人もの支援者、サポーターを動員したのだから、最低限、応援して下さった方や団体へ、感謝とねぎらいの言葉を三ヶ月くらいは掲載するべきではないか。(当然、履歴にも知事選のことは書く)


それが、選挙で敗けたら、途端に知らん顔であります。ガンを患ったことは書いても、知事選挙に出たことはありませんと言いたいらしい。著名人の公式サイトは自分は今までどんな仕事をし、社会に関わってきたか、さらに、どんな目標をもっているかを読者に伝えるために書く。それなのに、鳥越さんの人生最大のイベントであった都知事選挙を「無かったこと」にするのは余りに非常識でせう。


つい最近も「ペンの力って、今ダメじゃん」とか「ネットはしょせん裏社会」と発言して批判されている。選挙期間中はさんざんネットを活用しておいて、負けたら「ネットはしょせん裏社会」なんて、よく言えたものですね。非常識なのではなく、自分の行いや発言をすぐ忘れてしまう「認知症」のせいでせう。
 かくして、もう鳥越さんを支持する世論は失せ、「晩節を汚した」というマイナスの評価が固定してゆく。メディアにも相手にされなくなって忘れられていく。人生終末における大失態を見せていただいて、しみじみ思うのは「年をとってもバカはバカ」。他人事ならず、自分も大ハンセーであります。

鳥越俊太郎 公式サイト
http://shuntorigoe.com/


鳥越 




閑人帳



●小池百合子の化身? ~ど根性ユリ~

 Kさん宅を訪問するために灼熱の舗装路を歩いているとき、ナニコレ?のシーンに遭遇。道ばたのコンクリート溝にユリが二輪咲いてるではありませんか。そんなアホな・・近づいて見ると、コンクリート製のU字溝のひび割れたところから生えています。土も水分も全然ナシ、茎に接するコンクリートは50度では済まない高温になってるはずです。


ホンマか、これ・・。とりあえず写真一枚撮ってまた歩き出した。ユリってあんなに悪条件でも咲く花なのかと感心した次第。しかし、家に帰って写真をパソコンに取り込んで、もう一回、ホンマか?と疑ってしまった。そこら辺の雑草と違って、ユリは球根から芽を出す花なのに、少なくとも写真を見る限りでは、球根が入るようなすきまなんか無い。・・のであれば、U字溝を設置するまえに球根があったことになる。ということは、U字溝のひび割れは、不良品だとか、車の振動で偶然できたのでは無く、もしや「生きてまっせ」と自力でコンクリを割って芽を出したのか。恐ろしや。


昔、どこかの街でアスファルトを突き破って成長した「ど根性大根」とか話題になったけど、あれの「ユリ版」なのか。実際、植物といえど、「絶対、生き延びてやる!」の根性がなければこんなに過酷な場面で花を咲かすことはできないハズ・・と、まあ、勝手に想像したのでありました。そして、へこたれまへんで、と選挙戦を勝ち抜いた小池百合子都知事をを連想し、とりあえず、この花を「小池ユリ」と名付けました。 生きるためには、裏切り、迎合、ゴマすり、・・なんでもありだ。白百合の花言葉はなにか知らないけど「執念」も加えてほしい。(8月13日・奈良市)


清楚な花とコンクリートのミスマッチに驚く
ユリ



たまには外メシ



●食べる日本酒?・・大倉本家の「濁酒」

 連日35度超の猛暑が続きます。ビールメーカーはホクホクでありますが、たまにはキリッと冷たい日本酒も美味しいですよ。 西成の「ココルーム」で賞味したのは、奈良県香芝市の大倉本家がつくる濁り酒。昔は県内の各神社に奉納するためにつくった酒だったという。
写真のようにもろみで真っ白で酒には見えない。これをキンキンに冷やして呑めば、日本酒にサイダーを加えたような口当たりの酒になります。


こういう酒もあったのか。濁り酒といえば、京都の「月の桂」が有名ですが、これより上品でフルーティな感じがします。呑むというより、食べる酒、みたいな気がしますけど。お酒の精製過程のなかでつくられる半製品みたいなものだから、よほど気をつけないと品質が変わってしまう。蔵人さんたちの精進の賜みたいな希少な酒です。(完売・在庫なし)

大倉本家のHP
http://www.kinko-ookura.com/index.html

ココルーム 


開店4ヶ月目のココルームは、早くも、店の中も外もカオス状態。
ココ 






読書と音楽の愉しみ



●篠田桃紅著「103歳になってわかったこと」を読む

 この人、いつまで生きるつもりや、という失礼な興味で見ているのが、著者、篠田センセと日野原重明センセ(医師・105歳)のお二人。 100歳過ぎてなお現役というのはそれだけでニュースバリューがあります。
 篠田センセは本書で言う。「100歳過ぎたら治外法権」だと。この感覚はなんとなく分かります。100歳になったら、もう敵をつくることもなく、敵にやられることもない。なにをやっても許されると言うのです。少々ヘンなこと言うても「ま、100歳やし」で終わり。つまり、心身健康なら、100歳からはパラダイスなのであります。お二人は、健康で長生きで幸せなモデルではないでせうか。でも、凡人はマネはできないのが悔しい。


この、100歳治外法権論のほかにはさほどユニークな考えは書いていないけど、100年の人生を振り返ってみて、結局、どういう生き方が幸福なんだろうといくら考えてみても答えはでないという。だったら、そこそこ自由でマイペースの暮らしを得ることで十分幸せではないか。他人の何倍もの財産を築いたなんて、つまらぬ自己満足にすぎない。
 さりとて、無駄を省き、つましく生きよ、と説いてるのでもない。無駄が一切ないような、合理主義の権化のような生き方は1+1=2の生き方、無駄や失敗のなかで、1+1=10の有意義な人生を送ることができると言う。結論。篠田センセや日野原センセのいつまでも前向きなライフスタイルを続けられる源泉は、途切れない「好奇心」と「向上心」でありませう。これを追求する暮らしのなかで、ある日、ふと気が付いたら「あの世」へ引っ越してしまっていた・・。ほんと、え~じゃないか。(2015年 幻冬舎発行)


103歳


大阪日暮綴



●「上」と「下」間違えたら・・あちゃ~~~

 レトルトのカレー、今はチンして温めるのが普通です。そこでいつも通りチンしたら、しばらくして、プシュープシューと音がする。蒸気が抜ける音だろうと気にせず、オフになってドアを開けたら、あちゃ~~、であります。袋が破れてルーが飛び散っています。ボーゼン。


ぜんめん的にこちらが悪いのでありますが、悔しまぎれに苦情を一つ。袋の表示にある「上」と「下」の文字、もっと大きくするとか、「下」面側には文字無し(無地)にするとか、裏表の違いをハッキリしたデザインにしてほしい。あるいは、下面は文字で無く、大きな×印を描いたほうが気づきやすいと思う。こんなドジをやる人、10人に一人くらいでせうか。トホホ。



あちゃ~~~
カレーチン失敗 



エレベーターボタンの「開」「閉」を押し間違うようなものか
カレー 



カレー 




ウオーキング・観光



●外国人に人気の観光スポット

 ・・と言えば、京都や奈良の神社仏閣が定番ですが、最近はネット情報の普及で異色の人気スポットが生まれています。下の表は投稿によるランキングで、15位までのうち、6カ所が京都、人気トップが伏見稲荷大社というのが「なんで?」と訝ってしまうけど、あの赤い千本鳥居がとてもチャーミングに映るらしい。


異色なのは6位の「サムライ剣舞シアター」と9位の「アキバフクロウ」剣舞シアターを思いついた人、エライと思いますね。海外でも人気のあるサムライの姿をお客さん自身が体験できる。日本人がみれば、なんかキワモノのイメージになるけど、外国人が昔の日本人に化けて刀を振るなんてオンリーワンの経験でしょう。単に仮装するだけでなく、日本人による模範演技も見てもらって剣舞のカッコよさをしっかり記憶に刷り込む。それなら「スターウオーズ」の仮装と同じ・・ように思うけど、「いや、ちがいますねん、これはこれ」のオリジナル性が人気なのだと思います。

引用元
http://www.samurai-kembu.co.jp/samurai/


サムライ剣舞シアター
プロによる模範演技のあとに「なりきり体験」をする
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家族でこんな体験したら、一生忘れませんね。
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「アキバフクロウ」
 ネコカフェもそこそこ人気があるけど、ユニークさではフクロウが断トツに勝ります。これも思いついた人、エライ。ネコよりずっと過敏な生きものだから、準備やトレーニングにはずいぶん苦労されたのではと察します。種類によって人相、いや、鳥相がいろいろで、写真でも可愛らしさが十分伝わるから、ライブでは魅力百倍でせう。 写真を見ると、飛ばないように足にリードが付けてあり、これでは飛行は無理で、じっとおとなしくして接客するらしい。料金は入れ替え制で1時間1500円ナリ。しょーもない映画を見るよりずっと癒やされそうな気がします。

引用元
http://news.mynavi.jp/news/2015/05/25/283/


人気スポット 


見よ、このイケメンぶり
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こちらさんは、なんだかゆるキャラふう
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閑人帳



●映画「シン・ゴジラ」鑑賞

 2年前?に見たゴジラ映画はハリウッド製で、特撮はなかなかよく出来ていました。今回の和製「シンゴジラ」の出来栄えや如何に、と暑い日中に出かけたところ、映画館は冷房がきつくて寒いくらい。しかし、客入りはなかなか良くて、これはヒット作になるのではと思います。


キャッチフレーズの「日本=現実 ゴジラ=虚構」というのが正直で気が利いています。日本の政治、社会状況はリアルに描いた。しかし、ゴジラは全くの嘘っぱちの作り物、この両方をマジメに取り上げたら、こんな作品になりました。どないでっか、とネタばらししています。
 駄目男的にうんと勘ぐれば、ゴジラの東京上陸を、現実にあり得る中国軍の尖閣上陸になぞらえたら、その時の政府はどう対応するか、をやや皮肉っぽく描いてる。つまり、現実に非常事態が起きてるのに、政府や役所は、まず、法に照らして何ができるか、この対応は法的に許されるか、が最大の問題であり、国民の生命を守ることがお留守になりかねない。そして、全ての決断は総理に委ねられるので、もの凄いプレッシャーになる。


自衛隊が大砲やミサイルをぶっ放してもゴジラは知らん顔。これは初代のゴジラから受け継ぐゴジラ・クオリティです。で、ならば米軍に頼んで強力な武器で、となると「日米安保条約」をどう解釈するか、また難題です。結局は国連の多国籍軍がお出まし、とか、いろいろあって、その間にゴジラはやりたい放題であります。


ま、そんな政治の話は抜きにして、娯楽作品としても十分楽しめますが、小学生には政治の話は退屈させてしまいそう。仕方ないか。
 特撮は良く出来ている。ゴジラの最初の形態が想像の動物「ツチノコ」そっくりなので笑いそうになるけど、メンバーチェンジしてからは十分に陰気くさい顔面で迫力がある。動作の基本は狂言の野村萬斎が指導?したそうですが、どの辺が?と見ていても分からない。


ハイテク画面なのに、音楽がえらく古くさいなあと思っていたら、初代作品の伊福部昭の音楽を使っているらしい。もう60年も昔の音楽です。監督さんの先輩ゴジラに対するリスペクトのあらわれでせう。なんやかんやで、ゴジラ作品は30本くらいになるそうですが、今回も「これで打ち止め」なんて謳っていないから、更に新作が出るかもしれない。ゴジラは今や世界に通じるキャラクター、このさい、日本が創造した「文化遺産」と自慢してもよいくらいです。架空の龍や鳳凰だって芸術のテーマになってるのだから、ゴジラもあと1000年くらい経ったら芸術の対象になり、ゴジラ神社なんかずいぶん流行ってたりして。(8月9日 アポロシネマ)

公式サイトはこちら・・・
http://www.shin-godzilla.jp/index.html



gojira




大阪日暮綴



●ほんまか?・・大阪人の「重ね食べ」

 大阪人の四人に一人は、一日一回、ご飯とうどんのような炭水化物の重ね食べをしているという調査結果の報告がありました。一日一回というのは、仕事をしている人なら昼食のことと思われます。朝食や家での夕食にはこんなメニューないでせう。それにしても驚くデータです。


メニューのうち、自分は絶対イヤと思ったのが「ご飯とお好み焼き」のセット。外食なら味噌汁もつくと思われます。これを昼メシで食べてる人、見たことがない。・・それもそのはず、ランチタイムにお好み焼きの店へ行った記憶がありません。夕方に、ビール+お好み焼きというのが定番だから「ご飯」を見る機会がない。夕方以後に、ご飯+お好み焼きを食べてる人も見たことがない。そんな人、いるのか、と思うくらいです。ご飯の上にお好み焼きのカケラをトッピングして食べる人もいるらしいけど「あり得へん!」が正直な気持ち。


怪しい記憶をたどってみると、自分も重ね食べはしています。外食で多いのは「天丼+小うどん附き」というセットもの。現役時代は、焼きそば+ご飯を食べたことがある。ラーメンと炒飯セットも食べた。しかし、頻度は多くて週に一度ではなかったか。ご飯+お好み焼きセットは一度も食べたことがない。これがなんで美味しいのか、理解できない。


むろん、好き好きだから、他人のメシにイチャモンをつけるのはナンセンスであります。しかし、お節介なお役所(大阪府)は、重ね食べは肥満の原因になりやすい、気をつけませうと呼びかけています。でも、それを言うなら、香川「うどん県」なんかもっとリスクが高いのではないか。炭水化物摂取の総量を比べたら香川の方が多い気がしますけど。


これをおかずにしてご飯を食べるのか・・・んぐぐ。
お好み焼き





犬町・猫町情報



private

●暑中お見舞い申しあげます。
 これからお盆ごろまでが一番暑い時節、暑さと閑に耐えている方々にしょぼい企画を二つ。よろしければ、ご参加下さい。

◆オリンピック メダル数あてクイズ
 
リオオリンピックで日本が獲得するメダル(金/銀/銅)の総数を当てて下さい。参考までに、過去の成績は以下の通りです。

2000年 シドニー・・・18個
2004年 アテネ・・・・37個
2008年 北京・・・・・25個
2012年 ロンドン・・・38個

◇メダル個数とお名前を書いて応募して下さい。
◇〆切りは8月15日(月)夜まで。
◇当選(一番近い数字)の方には、3000円分の乗車カードをプレゼントします。同じ答えが複数あった場合は、受信先着の方が勝ちです。


ブラジルではハデにオリンピック開催
オリンピック 


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◆ちょい歩き&ちょい呑みの会

◇実施・・・8月27日(土)~雨天延期~
◇集合・・・午後5時00分
地下鉄御堂筋線 天王寺駅 西改札口出た右手、花屋の前にて
◇コース・・あべのキューズモール~釜ヶ崎~新今宮駅(動物園前駅)徒歩2キロ。リオより安全な??西成のディープシーンを歩きます。
◇酒場・・・KAMAPUBU 又は OSAKA TACOS
◇募集・・・3名まで。(呑める人のみ)〆切り8月25日(木)
◇その他・・勘定は前払い式なので、千円札と硬貨をご用意下さい。


西成ではジミに愛隣ピック開催
オリンピック







閑人帳



●ほんまか?・・神宮球場のスタンド風景

 阪神がようやくどん底状態から脱して、TVで見るのが楽しみになってきました。その阪神が勝っても負けても不思議に思うのは甲子園球場以外の球場の観客数です。ふつうは、アウエイで試合すると敵地側のファンが圧倒的に多いものですが、阪神戦においてはそれがハマらないことが多い。一番明快なのは神宮球場で、ここでヤクルトと試合すると、およそ半分は阪神ファンが左翼スタンドを埋めています。また、音声だけ聴いてると、明らかに阪神ファンの声援の音量が大きい。


東京に阪神ファンが多いからではなく、ヤクルトファンが少なすぎるからだと考えますが、ヤクルトカンパニーとしてはもの凄く不快な現象でありませう。といっても、阪神ファンも有り難いお客さんだから、来るなとはいえず、営業担当者は試合のたびにストレスが溜まります。
 チーム成績向上に比例して観客が増えるわけでもないので、監督、フロント、いずれも頭が痛い。神宮以外では、横浜スタジアム、名古屋ドームの試合でも阪神ファンは3~4割りを占める。一番、阪神ファンが少ないのはマツダスタジアムで、1~2割しか入らず、ここだけは肩身がせまい。(広島市民球場時代はそうでもなかった)


甲子園球場からの中継を見ると、外野席で4~5歳の子供が一生懸命応援している。野球のルールを理解してるとは思えないのに。これは明快に「洗脳」「刷り込み」です。この子たちは、成人して東京で働くようになっても、絶対に巨人やヤクルトのファンにはならない。小学生のあいだにトラキチ脳が出来上がってしまうのです。阪神がビリとか5位に低迷しても、観客数がほとんど減らないのは、幼時からトラキチ印を刷り込んだファンの再生産が順調に進んでるからです。選手のプレーだけでなく、何気に映される外野席での幼児、ガキの洗脳風景も観察して見ませう。


8月5日、ゴメスのホームランで沸く神宮球場。左翼はトラキチで埋め尽くされている

トラキチ






読書と音楽の愉しみ



●新発想の図書館 「まちライブラリー」

 図書館と言えば公共施設というのが常識だけど、最近、発想も運営も民間で行う新しい図書館があちこちに出来ています。ある人の熱心な活動の成果で、名付けて「まちライブラリー」。
 公共の図書館との最大の違いは、市民が自前の本を持ち寄って蔵書にすることです。そこでストックされた本を借りて読む。他人の誰かさんが寄贈した本を読むので、本の仕入コストはタダです。むろん、図書館に比べたら数はわずかだし、分類、整理して並べるわけでもないから、管理は不行き届きが普通です。


6月から出入りするようになったライブラリーは中央区の「もりのみやキューズモール」の中にあります。昔、日生球場があったところを東急が再開発した商業、スポーツ施設です。ライブラリーは2階にあって、200㎡くらいに広さ、奥にカフェがあります。2015年にオープンしたところ、以後、一年二ヶ月ほどのあいだに市民から持ち込まれた本は約一万冊、訪れた人は20万人になったそうです。


中で本を読むだけならタダですが、借りるには会員登録が必要で、登録費用500円が必要です。借りだし出来るのは2冊まで、期間は2週間。本棚はごく大まかに、文芸作品、実用書、美術関係と分けられているけど、本の書名を決めて探すのは無理で、逆に、ぐちゃぐちゃに並んでる中から行き当たりばったりに選ぶのが楽しい。その点、古本屋を彷徨う感じに似ています。昨日の記事「日本酒。」やその少し前の絵本「あらしのよるに」はここで借りたものです。図書館では、わざわざ絵本コーナーに行くことはないけど、ここでは自然に目に入るというわけです。


面白いのは、表紙裏に「読書感想カード」をつけてあることで、寄贈した人、借りて読んだ人が数行の感想文を書き込みます。むろん、匿名OKですが、ちょっぴり、コミュニケーションが生まれる。人気のある本は書き込みも多くなります。駄目男も何回かに分けて30冊くらい寄贈する予定です。自宅で所蔵すれば、いずれはゴミになる本も、ここに置けば誰かが読んでくれるかもしれません。要するに、本の使い回しで、本屋さんから見ればイヤな存在でせう。

 なお、大阪市内には、なんば近くに「まちライブラリー@大阪府立大学」もあります。


まちライブラリー紹介のHP
http://machi-library.org/

もりのみやキューズモールのライブラリー
まちラ 


まち 


まち 


3階には人工芝のジョギング、ウオーキング用トラックがある。
まちラ 


読書感想文カード
まち


なんば近くの大阪府立大学ライブラリー
まち 


まち 






読書と音楽の愉しみ



●dancyu編「日本酒。」を読む

 いまや日本酒は百花繚乱の時代・・なんちゃって、下戸の駄目男が言うても、なんの説得力もないのでありますが、それにしても、安くて美味しい日本酒がドドと出回って、マルビ人も幸せな時代になりました。 本書はカタログ雑誌みたいな編集ですが、dancyuが過去に特集した日本酒記事を再編集したもので、手軽な日本酒入門書になっています。


若い経営者が酒造りを革新
 いま、日本には1000社くらいのメーカーがあるけど、その殆どは中小企業、当然、後継者不足で廃業続々・・もあるけど、一方で、代替わりをチャンスとみて、若いオーナーが伝統にとらわれない発想で酒造りにチャレンジ、成功している例が多い。ニュースバリューではトップの「獺祭(だっさい)」の旭酒造がそうだし、ここで何度か紹介した奈良の「風の森」油長酒造の社長は30代半ばです。


旭酒造では、杜氏の経験とカンが頼りという伝統的手法とキッパリ決別し、工程のほとんどをコンピュータ化した。さらに、酒は冬につくるものという概念と決別して、年中、同じ品質の酒をつくるようにあらためた。中小企業にとっては大英断であります。こうすれば、職人は季節労働という不安定な身分から年中雇用になり、人手不足の苦労もなくなります。さらに、最近では女性の経営者=女性の杜氏もいるし、現場に外国人も登場した。昭和時代には考えられなかった大革新です。


一方で、灘の「剣菱」のように、ウチは何も変えまへん、を貫くメーカーもある。百年前に確立した技術は変える必要が無いというすごい自信、自負があり、それでちゃんと経営が成り立っている。


磨くのか、磨かないのか
 吟醸は60%、大吟醸は50%以下、というのが米の精米度。数字が小さいほど雑味の少ない美味しい酒になるという目安で、かの「獺祭」には23%なんて強烈な精米度をうたうものもあります。ところが、近年、逆に精米度80%なのに旨い酒が登場しました。なるべく削らないで米本来の味を出そうという作り方です。広島の「亀齢」や和歌山の「紀土(きっど)」、奈良の「風の森」の一部など、80%の精米なのにヒット商品になっています。どちらが美味しいのか、といえば、どちらも美味しい。日本酒ファンはますます多彩な味を楽しめるようになりました。


「旨い酒」の概念は時代で変わる
  安いけどまずい「2級酒」がメインだった時代の次、1960~70年代には「最近の酒は甘口になったとお嘆きの貴兄に」のCMで菊正宗が辛口の酒で名を売りました。バブル景気の時代は「淡麗辛口」酒が旨い酒のスタンダードになる。その後、各地の地酒がどんどんレベルアップして美味しさの巾も広がります。現在の傾向は「濃淳甘口」がメインだそうで、さらに設備も技術も進歩し、次の「旨い酒」を模索中です。願わくば、もう少しアルコール度数を低く、12%くらいにすれば需要が増えるような気がします。欧米で食中酒として飲むには、ワインと同程度が望ましい。日本でも、そのほうが女性のファンが増えるのではないでせうか。(2014年10月 プレジデント社発行)

日本酒



日本酒 


上は玄米、左は50%精米、右は23%精米
日本酒 



日本酒 






大阪日暮綴



●「装潢師」という職業があった

 ・・ことを初めて知りました。読み方は「そうこうし」。どんな仕事?。答えは、日本画や書跡の修復、保存をする仕事です。
 先週末、中之島図書館の別館で「装潢師の私が出会っ国宝たち」というタイトルの講演会があり、大山昭子という方が、あの有名な「鳥獣戯画」などの名作をネタに保存作業のあれこれを解説されました。


私たちが美術館や博物館で鑑賞する昔の作品は制作当時のままというモノではあり得ず、何百年にもわたって丁寧に修理、保存されたものです。しかし、鑑賞するときは、そんな裏方の仕事のことなど全然意識しないで芸術価値のみを楽しみます。むろん、それで良いのですが、実は名作鑑賞の裏側で「装潢師」の地味な努力、研鑽がなされています。彼らはどんなに苦労しても展覧会パンフに名前が載ることはなく、生涯、無名のままです。だから、今回のように人前で自分の仕事の中身を話すことは極めて稀なことなのです。そこに興味をもって参加した次第ですが。


今回、大山さんが不慣れな講師役をしたのは、担当した国宝「鳥獣戯画」の修理中に、今まで知られていなかった絵が裏紙から発見されたからです。絵巻物を修理するために紙自体を裏から剥がしていくという、恐ろしくデリケートな作業を続け、そのなかで別の絵を見つけた。大発見や~、となりました。モナリザの絵に赤外線を当てたら下に別の絵があるのを発見した、というニュースの縮小版と言えるでせうか。


とにかくしんきくさい仕事です。効率やスピードを求められるビジネス世界とは対極にある、納期なんかあってないような仕事です。例えば、古い絵巻物の一部が欠損している。これを制作当時の姿に復元する場合、欠損部分が5センチ角だとしても、絵巻物と同じ紙で補修する必要がある。ということは、紙の材料や組成を分析することから始めなければならない。そこらへんの似た紙で繕うなんてのはアウトです。そのために、作業所には和紙を漉く道具を備えています。これで1000年前に作られた紙のそっくりさんを作るのです。ようやるなあ・・。


講演会に参加したもう一つの目的は、鳥獣戯画のレプリカが展示してあること。写真撮影はアウトでしたが、裸で陳列してあるので、眼前20センチの距離で見ることが出来ます。レプリカという点を大幅割引きしても、その絵の躍動感、腕達者ぶりは十分伺える。作者は不明ですが、平安時代にとんでもない達人=アニメの元祖がいたことに感心します。当時、描画材料は筆と墨しかなかったのであれば、どうして下描きをしたのか。現在のように鉛筆でうすく描いてから、という手法が採れないのなら、いきなり筆を走らせたのか・・それにしては上手すぎる。 ・・というわけで、素敵な美術展の裏側の仕事をちょっぴり垣間見させてもらったひとときでした。(7月30日 中之島図書館別館)

鳥獣戯画の一番有名な場面
鳥獣戯画 






閑人帳



●ハズレました・・都知事選予想

 29日に「勝手に予想」した票数を書きましたが、結果は大ハズレでした。小池~増田はかなり接戦になると想定したのに100万票以上の大差がついて小池サンの圧勝。メディアやその道のプロでもこんな大差は予想できなかったのでは・・と、ちょっぴり負け惜しみを言わせてもらいます。鳥越票があまりハズレなかったのは、単純に5人に一人くらいは支持するだろうと考えたからです。(680万×20%=136万人)


桜井票が70万と予想したのは、ネット情報を信じてしまったから。街頭演説の熱気の高まりで、これは4位確実と思い込んでしまった。しかし、フタをあければたったの11万票。アホクサ、でおます。なお、投票率は59,73%なので、予想の60%と合致します。


駄目男の予想                結果
小池・・・230万・・・291万
増田・・・210万・・・179万
鳥越・・・140万・・・130万
桜井・・・・70万・・・・
11万


7月14日に「B層が選ぶ、B級知事」というイヤミ記事も書きましたが、これはアタリです。ま、誰が当選してもハズレではありませんが。
 話戻して、29日のYTVニュースで「実は増田氏が当確」という情報を流したのは何なの?です。増田氏が当選するから、安倍首相はオリンピックの閉会式に出席を決めた、と言ってました。それが外れて小池氏に入れ替わったら犬猿の仲どうしで出席することになります。
 安倍サン、出席取りやめ?・・そんな姑息なことはしないでせう。両者、コロリと態度を変えて仲良く出席、五輪旗を受け取る。それくらいの芝居、政治家なら朝メシ前ですね。

小池