読書と音楽の愉しみ



●ジャズライブ in 西成

 西成の安酒場でジャズライブをやってる・・というニュースを耳にしてネットで探したところ、3カ所見つかったので、そのなかの二つの、正しい安酒場に行ってみました。いずれも気楽な店です(当たり前や!)


■Donna Lee
 2軒とも、ライブは松田順司さんというドラマーが主宰しているようです。当店は動物園前一番街を南へ、かの飛田新地のすぐ近くにあり、うっかりすると通り過ごしてしまうジミでうらぶれた店構え。

ほんまにここか?と怪しみつつ入ると、メンバーが打ち合わせしてるところでした。この日の出演は、鈴木久美子(as)、山田静香(p)、浦田和史(b)、松田順司(ds)のカルテット。Mチャージは投げ銭式。プレイヤー4人でリスナー7人では、千円札以下の投げ入れは人情的にできない雰囲気であります。しかし、となりの中年夫婦は、オッサンが千円札、オバチャンは100円玉2ケをチャリンといれていたので、一人600円の勘定。いやもう・・・もしや、常連かも知れないと善意で考える。飲食代は、焼酎に枝豆、ドライカレーの小盛り、約1000円。
こんな小商いで、どうして続けられるのか。


西成ライブ



ライブ



■KAMAPUB
 太子交差点のすぐ近くにあるので、店探しの苦労なしです。チエーン食堂「宮本むなし」のとなりにあります。ライブは毎週水曜日の午後9時半から。その前に、近くの「難波屋」という立ち飲みの店でもライブをやっている。当日の出演は、服部利一(ts)、工藤隆(p) 原田昌世(b) 松田順司(ds)。グリーンスリーブスなどポピュラーな曲もあったが、うたい文句はコルトレーン特集でありました。


この店は昨年12月にオープンしたそうで、店のつくりは外国人の利用をあてこみ、よって、カウンターの椅子がやたら高くて、短足駄目男はよじ登らなければならない。まあ、インバウンドの恩恵がこの西成にも及んでいるのであります。いつか紹介した「OSAKA TACOS」も同じコンセプトの店です。ゆえに、店名がヨコ文字なのは当然で、本名は「釜が崎パブ」であります。当店もチャージは「投げ銭」式。


となりに座った韓国人と話がはずんだ。20代後半の陽気な青年で、個人で輸入代行業のような仕事をしているらしい(不詳)月に2回くらい来日し、大阪では西成の安宿をベースにしている。大学を出ても大企業に入社できる可能性はほとんどないため、こんな個人ビジネスで稼ぐ若者が多いそうだ。日本語習得は、日本語学校には通わず、大学の後輩に個人教授のかたちで教えてもらったというが、それにしては感心する上手さであります。


かねてから知りたいと思っていたことを尋ねてみた。「自分の名前、漢字で書ける?」彼「あの、今酔っ払ってるから書けない。でも・・醒めても正しく書く自信ありません」「あなたのお父さんは、あなたの名前、書ける?」「う~ん、書けないような気がします」(彼の名前は鄭〇〇)
 彼の生年が1990年ごろとすれば、政府の方針で、漢字とハングル混用からハングルだけの表記に移っていた時代。以後、四半世紀を経て、韓国での漢字文化は形骸化がすすみ、漢字の読み書きができる人は、一部の学者など、極端に少なくなっている。図書館へ行っても1980年以前に出版された本の殆どは読めない、という難儀なことになっています。


「韓国の若者は国の将来に希望をもてないでいる」が彼がくり返し言ったこと。大学を出ても仕事にありつけない。その上、徴兵制度があって2年間は兵隊生活、それは仕方ないとしても、兵隊での給料は一ヶ月八千円。ハッセンエンですよ!、と目を剝いていう。(現在は一万円超に上がってるもよう)ちなみに、陸上自衛隊二等兵の初任給は約16万円。


うだうだ世間話をしていると、三十路後半と思しき女性が割り込んできて、昔、韓国へ語学留学したことがあるという。久しぶりに韓国語がしゃべれてご機嫌でした。しかし、彼女の留学生活はツイてなかった。韓国の慶州で暮らしてるとき、政府がデフォルト(経済破綻)国はIMFの管理下におかれ、窮乏生活を余儀なくされて楽しい思い出はつくれなかった。(97~98年頃のこと)今は西成で介護の仕事をしているという。


なんたらかんたら、よもやま話をしているうちに11時をまわり、お開きに。きょう飲んだのは日本酒「獺祭」「八海山」「占張鶴」。 当店の奥、トイレの横には、酒場ではあり得ない、ドヒャー級巨大遺物が鎮座していてビックリ。この店の正体見たり・・でありました。


ライブ 



ライブ 



ライブ



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NHK「かんさい熱視線」に登場?

西成・釜ケ崎の現状と、松田さんのライブ活動も紹介される?番組がNHKで放送されます。興味もったら上記のライブ酒場へどうぞ。
NHK<かんさい熱視線>
7月1日 金曜日 午後7時30分~
再放送 7月2日 土曜日 午前10時55分


ライブのスケジュールはこちら・地図もあります。
http://nishinarijazz.blog133.fc2.com/ 





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関西 お好み散歩道情報



●「関西 お好み散歩道」情報

「田尻歴史館」が閉鎖になっています
 「関西 お好み散歩道」ガイドで紹介している「泉南・田尻漁港からりんくう公園へ」のコースの見学先「田尻歴史館」が4月より長期閉鎖になっていて利用できません。耐震調査~工事なら一年以上かかると思われます。ご留意下さい。(KY様から報告を頂きました)


休館になった田尻歴史館
田尻歴史館

田尻 



田尻 





閑人帳



●ここまで堕ちたか・・TBSの捏造番組

 I氏は、自分が出演した番組を放送で見て驚いた。わ、自分が画面から消えている!そんなアホな・・。消されたI氏は大ショックです。正しくは「CG操作によって、I氏の人物像が消されていた」のでありますが。


TBSのバラエティ番組「ピラミッドダービー」  に出演したI氏が「全部バラシます」と自分のブログで書いている。いきさつの説明文はとても長いが、カンタンにいうと、こんな感じ。(6月19日放送)


人相そっくりの双子のわずかな相違を見つけて当てるクイズ。
TBS

4人の内、I氏(左から2枠目)はCG加工で消された。
TBS

勝手に人物像を消した上、I氏を「脱落」扱いにした。
TBS

I氏の説明によると、TV局では優勝させたい人物をはじめから決めており、そのため、番組収録中にころころルールを変えて優勝候補者に有利な状況にした。さらに、全員が最後まで接戦を繰り返す、では進行上、面白くないので、わざと「脱落者」をこしらえて変化をつけた。脱落していないのに、勝手に脱落させられた。ま、こんな具合であります。
 なぜ、I氏が選ばれたのか。たぶん、一番、TVに出たがっていた人物だから。この人なら、エライ目に合わせても抗議しないだろうと読んだ。


こんな番組があることを初めて知りましたが、今のTV業界は、偏向、捏造、やりたい放題、さらに近ごろは「報道しない権利」まで発揮して、モラルは低下するばかり。公共の電波を私利私欲のために使って恥じない。TBS、テレ朝、フジテレビは、もう業界から退場してほしい。
 なんでこんなに下らない番組がはびこるのか。TV局側に言わせれば、「視聴者がアホだから」が定番の見解であります。視聴率をとろうとすれば、社会を構成する最大多数派であるアホな庶民に迎合するしかないと。


今回の問題、TBSがインチキを認めたとしても、関係者が厳しく処分されることは恐らくない。そんなことしたら、番組をつくる人間がいなくなってしまう。

I氏=池袋絵意知氏のブログ
http://blog.ikebukuroh.com/?eid=1338


閑人帳



●なんか、似てるなあ・・

 EU離脱でにわかに注目度がアップした、元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏。キャメロン首相の次のトップになるかも、という予想もある。で、写真を見ると、あのトランプおじさんと風貌、雰囲気がよく似てるではありませんか。(年齢は15歳くらい若いけど)


もし、彼が英国の首相になり、トランプ氏が米国の大統領になったら、兄弟みたいに見えてしまうかもしれません。外見的な好感度でいえば、ジョンソン氏のほうが上かな、という印象です。気取らないこと、ユーモアのセンスなんか、トランプ氏より得点が高いでせう。移動は自転車を使うなんてのは、大富豪、トランプと正反対です。肝心の政治手腕はよく分からない。


じょんそん
トランプ 


とらんぷ
トランプ 


じょんそん
トランプ 


とらんぷ
トランプ 




閑人帳



●国民投票はこわい

 英国の国民投票でEUからの離脱が決まった。おかげで世界中が大混乱の体でありますが、離脱賛成の投票者は、これをどれほど認識、予見していただろうか。英国を含む世界中が混乱に陥るという難儀さより、自分の暮らし向きが今より良くなることを願っての一票ではなかっただろうか。むろん、そういう意図で投票するのも当人の自由であるが、多数決で決めるのが民主主義の原則とはいえ、できれば一票のクオリティは高いほうが良い。


つい数日前、適菜収著「日本をダメにするB層」という本をここで紹介し、著者の言いたいことのキモは「民主主義への懐疑」だと書いた。多数決で結果を選ぶのは是としても、一票のクオリティは問われないのか。で、B層という多数派の知的レベルを問題にしたのであります。物事の本質を知らず、知ろうともせず、新聞やTVニュースでの上っ面の知識しかないのに、本人は「常識をわきまえた」つもりでいるのがB層人。当然、メディアの誘導に乗ってしまいやすい人たちでもあります。こういう「常識人のつもり」の人が多数を占めてる社会で質の高い判断、選択ができるのか。ま、現実は、中年亦老ヒ易ク、学成リ難シ、でありますが。


■重大事案では、投票二回制度はどない?
 一回の投票で、かつ僅差で世界中の政治、経済ががらりとしまった今回の国民投票。さらに、離脱に投票した人の数は1741万人で、これは、大阪府、京都府、兵庫県の人口を合計した人数(1669万人)とほぼ同じです。この人たちの一票の重み、重すぎるではありませんか。


すでに再投票のリクエストもあるみたいですが、国家の行く末を決める重大な案件で一発勝負がベストなのか、疑問を感じます。今、思いついたアイデアでありますが、国民投票においては二回投票制度にして、一回目のあと、一ヶ月~六ヶ月くらいクリアランスをつくり、じっくり考える。AかBか、どうしても結論が出ない人は、一回目にA、二回目にBに投票できる。今回の英国の投票でも、もの凄く悩んだすえに残留、離脱を選んだけれど、悔いを残した人も結構いたのではないか。あるいは、悩んだ末に棄権してしまうより、二回投票制度は、投票参加の意義、本人の納得度が高いと思います。


一回目と二回目のあいだの誘致運動は期間限定でOKとする。結果は二回の投票の総数で決める。もちろん、オール棄権もOK。こうして票の母数を増やすことで、選挙民の意思がよりリアルに反映されるのではないでせうか。ただし、選挙費用はかさみます。


■日本での国民投票は?
 行われるとすれば「憲法改正」が案件です。第96条に鑑み、平成19年に制定された国民投票法などに基づき行われます。日本人の殆どが憲法に関してはアレルギー症状をもっているので、かなりテンションが高まりそうな気がします。なので、よ~く考えるために、後悔を少なくするために、投票二回制度もよいのでは。(注)二回投票、どこかの国ですでにやってるかもしれませんね。


国民投票自体、軽率な発想だったと批判されてるキャメロン首相
キャメロン首相




閑人帳



●ブログ「快道ウオーキング」10年目に・・・

 パソコンとサーバーにゴミを積み上げてるだけではないか? 常にそう思いつつ、まる9年たちました。書いた記事3100余本(現存2400本)アップした写真は約1万枚。コツコツとゴミの山を築いてきた。


ゴミ袋ではなく、ゴミブログの山を築いてきた
ゴミブログ

小学生の頃から「日記は三日坊主」というセオリーをしっかり守ってきたのに、紙に書かない日記というだけで9年間も続いたのはなぜか。答えは安直さです。書き直す、消す、加える、という作業がいとも簡単にできる。このイージーさのおかげで続けられたと思います。「最も気楽に使える、記録、自己表現のツール」というのが自分に向いていた。
 お金がかかったり、難しい技術が要ったり、手続きやルールが面倒だったりすると、やる気が起きないし、無理してはじめても続かない。


「オジンでも書ける電子日記帳」といえます。それに、ゴミの山を築いたといっても、実際にブツとしてのゴミが貯まってるわけではないから、ボタン操作一つで消せます。いくら貯めても「ゴミ屋敷」にならないのが助かります。そんな気楽な日記を付けてる人がFC2だけで数十万人おり、日本中では百万人以上が日記のライターになっています。
 ただし、最近はツイッターやフェイスブックの広がりでブログをやる人はかなり減ってるみたい。ブログよりさらにイージーに使える点が好まれてるのでせうか。


ネタは万年支離滅裂のノンセクション。ほとんどビョーキです。10年目に入ってもたぶん変わりません。急にきれいにまとまりだしたら、やはり、ビョーキです。こんなはしたないブログを「お気に入り」に入れて下さってる読者のみなさんに改めて御礼申しあげます。

■コメント欄は設けていませんが、下の「拍手ボタン」を押すとコメントが書ける欄が出ます。(非公開・管理人のみ読めます)


閑人帳



●グリコのおつまみ<クラッツ>

 ナッツ類やチップスなど、乾き物とよばれるおつまみの新顔。(とっくに売り出されてたかも)クラッツという名前で3種類あり、写真は赤いのが「ペッパーベーコン」グリーンのは「枝豆」。なんとか新味を出そうと苦心したみたい。やや塩味がきついかな、という気がするけど、ビールやウイスキーのアテにはいいと思います。各110円。


guriko




読書と音楽の愉しみ



●適菜収著「日本をダメにしたB層の研究」

 哲学者といえど、ゴリゴリの堅物ばかりではなく、著者のような軟派?もいる。一般人に哲学的見地からモノを言うには、硬派より軟派のほうが理解されやすい。それで本書を著したのでありますが、まあ、残念ながら、世間ではあまりウケなかったみたいで・・。いかにも、の軽薄な装丁も「軽さ」をアピールしたのかもしれないが、効果はイマイチでせう。


著者が言いたいことは、一言でいえば「民主主義への懐疑」であります。わ、そんな難しいテーマでっか? 読むの、やーめた、になりそうなところ、我慢して読む。で、その難儀な大命題はとりあえずヨコへおいといて、書名にあるB層とは何か、であります。ご存じの方もおられると思いますが、これは小泉政権のとき、選挙民の動向を調べるために、ある広告会社が便宜的につくった分析方法で、有権者の階層化を試みた。IQレベルと生活態度の組み合わせで、ABCDの4パターンをつくり、どの層をヨイショすれば得票を稼げるか、と研究したのであります。この調査自体、国民の差別化をはかるものとして批判されたが、著者はこの考え方を借りて、日本をよくする国民とは?、日本をダメにする国民とは?どんなタイプであるかを考察した。う~ん、なんだか感想文の書きにくい本ではあります。


日本をダメにするB層って、具体的にどんな人なのか。著者の言うところを単純化して書くとこうなります。

・小泉政権の郵政改革等、自民党の改革路線を是とした人。

・2009年の選挙で民主党(当時)に投票した人。

・橋下徹の支持者、 古舘伊知郎のファン。

・世間の潮流に敏感。ボランティアなどの社会活動に積極的。


これらに当てはまる人は模範的B層であると。加えて著者が言うに「B層はIQは低いけれど、新聞は読むし、テレビの報道番組もよく見る。その程度で自分は常識をわきまえた社会人だとカン違いしている」要は、世間の上っ面だけ見て、分かったつもりになっている人のことをいう。
 問題は、この類いの人が少数派ではなく、多数派であること。ゆえに、民主主義国家においては、こういう知的レベルの人たちが国家の行く末を決めてしまうことになる。


で、大命題「民主主義への懐疑」に戻るのであります。民主主義を支えてる大衆(の知性)を疑え、であります。まして、議会政治ではなく、国民投票による選択の場合、良い結果を生めば問題ないが、失敗した場合、個人は責任のとりようがない。


この大試練に、今まさに直面しているのが英国の国民投票であります。議会でなく、国民の直接投票によってEUの残留、離脱が決まる。議会制度の歴史、成熟度において日本よりずっとクオリティが高いと思っていた英国で大衆(英国に於けるB層)の知性が試される。


「民主主義への懐疑」につづいて「民主主義が独裁政治を生む」これも著者の持論であります。なじみにくい言いぐさであるが、フランス革命に於けるロベスピエール、ナチスにおけるヒトラーなどを例に、良かれと思った大衆の選択、判断がひどい独裁政治、独裁主義者を生んだことを思い起こせ、という。チャラチャラした今日の情報を仕入れるより、まずは歴史から学べ、というのですが、まあ、なかなか荷の重いテーマであります。


本書を読みながら、昔々、「文明が衰亡するとき」( 高坂正堯/著)という本を読んだことを思い出した。ローマ時代から現代まで、それぞれの時代の先進国で民主主義というシステムをこしらえ、経済的発展も遂げるが、それを維持することが如何に困難であったかを述べた本です。


引き合いに出されるオランダやベネチアという小国の繁栄と衰亡は、日本にとって他人事にあらずで、為政者も国民も一所懸命に頑張ったのに、国家の衰亡は避けられなかった。文明史という大きなスパンで見ると、いかなる国も繁栄は続かないという覚悟が要る。まして変転めまぐるしい現代においては、5年先のことも見通せない。平和で安定した国を築き、維持するためには、優れた政治家や学者の存在は当然として、ベースに民度の高い国民が求められる。つまり、B層のレベルアップです。


100年先はAIが世界を支配している可能性が高いけど、とりあえず我々は何をなすべきなのか。著者が言うのは「しょーもない新聞や本を読むな、テレビをみるな。 賢くなりたければ古典を読め」であります。文中、盛んに引用されるのは、ニーチェ、ゲーテ、ショーペンハウエル、キルケゴール、オルテガ、マックス・ヴェーバー・・・。
 あ、12時や、そろそろ昼メシにしまひょ。(2012年10月 講談社発行)


ここで言うABCD層は上から下への序列ではなく、単なる記号。B層がC層より優れているという意味ではない。
 
B層 


B層




たまには外メシ



梅雨のさなかでも・・・・・・・・・

●レディーたち de で埋められる・・GALWAY

  毎年、梅雨どきはえも言えぬ倦怠感に悩まされるのが常で、気分転換に、久しぶりにGALWAYへ行く。月はじめの水曜日というハンパな日なのに、9時ごろには満席の盛況。ジロリ、カウンターを見渡すと、むむむ、9人中、6人は女性ではありませんか。ワインバーならともかく、オーセンティックなバーでこの風景は尋常ではありませぬ。彼女たち、男性に同伴したのは一人で、他は一人客。


隣席の40代と思しき姐さんの言うことが凄い。「昔からウイスキーが好きだった。理想は、アードベックをデイリーで飲ることだった」「・・・」言うべき言葉が浮かばない。ま、なんでおます、そんな嗜好に合わせてくれる男性はいない、ということは分かりますけど。
 当店が女性に好まれるのは、マスター、藤田さんの人柄によるところが大きい。一言でいえば「安心感」ですね。ビギナー、飲んべえ、分け隔てなく、親身に応じてくれるソフトな対応がモテる。それが口コミで伝わる。「あそこは女一人でも気兼ねなく行けるわよ」。それと、ネオン街ではなく、四天王寺そばの住宅街にあるというロケーションも幸いしている。親しみやすさと安心感、これで繁盛しています。


はじめて飲んだ「マクリモア」 ブランド=地名で、有名な遺跡、ストーンサークルがある地域らしい。こんな土地でつくられてる酒なんだ。


ゴルウエイ 


ゴル 

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●ブラームス de で盛り上がる・・COCOROOM

 いずれ捨てることになる所蔵本をセレクトして、店へ持ち込んでいます。今日が三回目、最終、20冊くらい寄贈するつもりです。当店のウリは音楽バーだけど、クラシック音楽ファンだけで集客するのは難しい。なので、カウンターに古本を並べておけば、読書ファンも来るかもしれない。本は無料で貸し出す。すると、原則、返しに来なければならない。つまり、リピーターになる、という甘い考えによる「古本持ち寄り酒場」であります。今日は、梅原猛「怨霊と縄文」を借りました。


 店には先客が4人、後で二人加わって、計7人に。二人はオヤジさんと息子で、オヤジさんは自分と同年代の戦前生まれ。どこかで情報を仕入れて、息子が音楽好きのオヤジを連れて、守口市からやってきた。オヤジさん、開口一番、愚痴をひとくさり。引退までン十年、トラック運転手一筋だった。仲間にクラシック音楽好きなんか一人もいなかった。その上、女房(故人)も全然、無関心。のみならず、俺を変人扱いにした・・なんたら、かんたら、楽しくないけど、聞いてあげましたよ。


閑話休題。4人組の一人がブラームスの交響曲第4番をリクエストしたことで、ブラームス談義になり、それじゃ、いろんなタイプの4番の第一楽章の聞きくらべをしようということになる。店主、佐竹さんにとって「待ってました!」の場面であります。彼は、こんな客と、こんな雰囲気で「酒と音楽」を共有したいのであります。
 何人かの棒で聴いて、皆さんの評価は「カルロス・クライバーがウイーンフィルを振った」のが一番ええ、でありました。駄目男も異議なし。しかし、西成の場末感満点のボロ酒場でブラームス論議をするなんて・・ミョーな気分ですなあ。


バーボン「ブッカーズ」 サントリーが買収した「ジム・ビーム社」の高級バーボン。62度。ハイボールにしたら、スカみたいな味でアウト。

ゴル





閑人帳



●言わなきゃよかった・・舛添流スイートルーム必然論

 舛添問題の発端になった豪華な海外旅行。ホテルは一泊20万円もするスイートルームを利用することについて記者会見で問われると、こう答えた「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか。恥ずかしいでしょう」自信満々の説明だったが、これらの傲慢な対応がすべてブーメランとなって辞職に追い込まれることになった。


すでに古ネタでありますが、2014年11月、ブリスベン(豪)で開催された「G20 ]における各国首脳の利用ホテル情報がある。
各国首脳はどのランクのホテルに泊まったか。
(配信元は、英紙デイリー・メール)

・最も高価なホテルで枕を高くするのはオバマ米大統領。マリオット・ホテル最上階のプレジデンシャル・スイート(約130平方メートル、約39坪)一晩の滞在料金は2500豪ドル(約25万2000円)。

・中国の習近平国家主席は、スタンフォード・プラザのスイート。1泊1695豪ドル(約17万1000円)で、広さはオバマ大統領をしのぐ250平方メートル(約76坪)。

・キャメロン英首相はトレジャリー・ホテルで1泊1259豪ドル(約12万7000円)。

・ロシアのプーチン大統領はヒルトン・ホテルで615豪ドル(約6万2000円

・最も倹約なのは安倍晋三首相で、ノボテルの宿泊料はたったの1泊200豪ドル(約2万円)だという。(翻訳・編集/NY)~引用ここまで~


G20という、世界のトップ会合で、安部総理は舛添さんの十分の一価格の宿に泊まった。そのとき、安部総理が恥ずかしい思いをしたかどうか、分からない。しかし、これで「トップが二流のビジネスホテルに泊まりますか」の舛添流反論は全く説得力をもたなくなった。えらいこと、ゆうてしもた、と悔やんでも後の祭りです。


何か、手配ミスでこんな安宿泊になったのか。でも、こんな大きな会合だから、半年、一年前から準備しているはずで、まさか「わ、宿の手配、忘れてました」はないでせう。むろん、総理自身が「二流でええがな」なんていうはずがない。もしや、この情報自体がインチキだったのか。


孫引き情報でありますが、インチキ情報でないことがわかった。2万円のホテルに泊まった総理を、その日、取材した人がいた。元TBS記者の山口敬之氏である。山口氏はそのときの様子を著書「総理」に書いている。


 一連の会議が終わった11月16日の夜、私は安倍に呼ばれて、ブリスベン市内のホテル14階の安倍が宿泊する部屋に向かった。秘書官に案内されて部尾に入ると、私はまずはその狭さに驚いた。私はこれまで幾度となく安倍の外遊先のホテルの部屋を見てきたが、ブリスベンの部屋はこれまでで最も狭く、一国の総理の宿泊施設とは思えないほど安普請だった。オバマ大統領や習近平国家主席が一泊10万~25万円前後のスイートルームに泊まるなか、この部屋は日本円で約2万円。ドアを入って左側の限られたスペースに質素なソファセットが押し込まれ、右側の壁には小さなデスクが作りつけられていた。すぐ奥の暗がりには安倍が休むであろう普通サイズのベッドが見えた。まるで大学入試のために上京した受験生が予約したビジネスホテルみたいだった。(引用ここまで)


総理が本当に恥ずかしい、みっともないと思っていたら、部屋に記者を招かなかったのではないか。全然、気にしていなかったから招いた。だからといって、総理は貧乏性なのだという連想も早合点しすぎだけど。
 ちなみに、山口氏はTBSワシントン支局長を勤めたとき、アメリカの公文書の中に、ベトナムにおける韓国軍慰安所があったことを知り、取材して、これをTBSで報道するよう求めたが、韓国に不利益なニュースになるという理由でボツにされた。それだけでなく、山口氏を日本に呼び戻し、田舎へ転勤させて言論を封じた。その後、山口氏はTBSを退社、一ジャーナリストとして活動している。偏向TBSの面目躍如たる話であります。(この件は当ブログで取り上げた気がするが、忘れた)


舛添さんが好んだスイートルーム
安部ホテル


安部総理が泊まった、2万円の「ノボテル」
安部


山口氏の著書「総理」
安部


引用元
http://www.recordchina.co.jp/a97376.html
http://yukokulog.blog129.fc2.com/blog-entry-2366.html
https://www.amazon.co.jp/%E7%B7%8F%E7%90%86-%E5%B1%B1%E5%8F%A3-%E6%95%AC%E4%B9%8B/dp/4344029607?ie=UTF8&redirect=true&ref_=nosim&tag=yasblog0b-22
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%95%AC%E4%B9%8B



ウオーキング・観光



●大阪市内の「坂道商店街」を歩く

 大阪市は市内全体がほぼフラットな地形なので、坂道のある町並みは珍しい。まして、商店街に限定すると極めて少ない。それでも、なんとか探してみると三つの商店街が見つかった。三つとも知ってる人(歩いたことある人)は稀だと思いますので、簡単に紹介。


■桃谷商店街
 JR環状線の桃谷駅前から東へ延びる商店街。二つの組織でできていて、駅から離れるほど寂れている。坂道商店街といっても、傾斜はゆるやかなので、無意識に歩くと「坂」に気づかないかもしれない。10年くらい前「太子快道」コースの調査をしたときに「坂道」に気づいた。


桃谷商店街(西から東方向を見る)このあたりは傾斜が分かりにくい
坂道商店街 


「とびこめ」寿司店。変わった名前だけど、ここの老店主が大変なウオーキングファンで、「西国三快道」マップを買ってくれた。
坂道 



■空堀商店街
 大阪の坂道商店街といえば、まずこの名前が出る。谷町筋から松屋町筋に向かって明瞭な下りの傾斜があり、谷町筋に近いところは、商店街と交差する道は北側、南側とも急な下りになっていて、地形的には、商店街は東西方向の尾根の上にあることが分かる。
 戦前築の民家がかなり残っていて、入り組んだ路地がつくる古びた町並みはなかなか魅力的。商店街の南北に、民家を生かした個性的な酒場や雑貨店が点在し、ミニサイズながら「直木三十五記念館」というカルチャーシーンもある。


空堀商店街(はいからほり)
坂 


商店街の北側への道
坂 


商店街の南側への道
坂 


民家を改造した小さな店。界隈の改造店舗の多くは、地元の「六波羅真建築研究室」の設計による。オーナー、六波羅雅一(ろくはら・まさかず)氏は街作り組織のリーダーとして活躍している。 


坂 


有名?なチョコレート専門店「エクチュア」も古民家を生かした店舗
坂 


直木三十五記念館も六波羅氏の設計
坂 


記念館の展示

坂

直木三十五(なおき さんじゅうご)
坂 


昔の銭湯の建物が残っている
坂 


郷愁を感じる路地裏風景
坂 



■あべのマルシェ
 飛田新地とあべのキューズモールを結ぶ再開発団地群の中につくられた、長さ200mくらいの坂道商店街だが、ほとんどシャッター通り化してしまい、賑わいがないのが残念。傾斜はかなりきついので、通りは階段とスロープの併用で歩行の不便を減らす工夫をしている。こんな風景はここ以外には見られない。
 この商店街が企画されたときは、キューズモールの出現など想定外だったから、近隣住民の買い物に役立つハズとされたけど、すでに商店街そのものが衰微しつつある時代だったことを考えると、しょせんはお役人の発想でしかなかった・・と、言われても仕方ない。


あべのマルシェ 残念ながら、さびれてシャッター通りになっている
坂 


店舗の玄関をフラットにするために苦心の設計になった。
坂 


キューズモールの開発がはじまるまでは、あべのマルシェの北側、写真の道に「旭通り」という古びた坂道商店街があったが、開発で消えてしまった。左の建物がアポロビル、ルシアスビル、右側がキューズモールになる。
坂 



なお、この商店街の西に接する「新開筋商店街」もビミョーながら坂道になっていて、南北方向の「動物園前商店街」に接している。
 以上、三カ所の坂道商店街を紹介しましたが、ほかにもあるのだろうか。ちなみに、大阪市外(府下)での坂道商店街では「石切神社参道商店街」がピカイチですね。傾斜の大きさ、長さ、商店の業態からみて、とてもユニークな町並みです。(近鉄奈良線石切駅下車)



犬町・猫町情報



private 

●臨時企画 <551 de 晩飯会> ご案内

 7月は例会はありませんが、臨時企画として頭書の食事会を行います。店は、豚まんでおなじみの<551蓬莱>の2階レストランです。当日は参議院選挙の投票日です。投票を済ませてからお出かけ下さい。

■実施・・・7月10日(日曜日

■集合・・・午後4時50分
            地下鉄御堂筋線なんば駅 南改札口(出口専用)
            出て右手、クレバーコーヒーショップの前。
■会場・・・551蓬莱 難波本店(戎橋筋)
■予算・・・4000円(中華料理+飲み物)
      (端数余れば会費へ繰り入れ、不足なら会費より支出)
■募集・・・10名くらいまで(最少催行4名)
■申込み・・6月25日までにお申し込み下さい。キャンセル可。

ウオーキング・観光



●残念「てんしば」が「砂漠」に変身 ~天王寺公園~

 昨年秋、天王寺公園のリニューアル工事で、中央の広場が緑の芝生広場になって多くの行楽客に喜ばれてきました。特に、子供づれの家族に人気がありました。それが・・半年あまり経ったいま、芝生の緑はすっかり消えて「土の広場」になっています。知らずに訪ねてきた人はガッカリでせう。


見事に消えた芝生。緑のテントは行楽客用の日よけ
てんしば


あまりに見事に変身しているので、何か事情があって、人為的に芝をはがしたのではないかと思い、現場の警備員に尋ねたところ、剥がしたのではなく、自然に消えてしまったとのことです。消えた理由は、たくさんの人が来たから、だそうです。つまり、芝の耐久性、再生能力を遙かに超える人数が訪れて踏みまくったから、消えてしまった。残念。


当地は大阪市が管理する公園ですが、利用価値を高めるため、運営を民間に委託するかたちで近鉄グループの企業へ20年間の期限付きで委託しました。企業は利益をあげるため、当然、従来より多くの利用者をあつめる工夫をします。その最たる方法が芝生広場(てんしば)でした。
これで行楽客を集め、広場周辺につくったレストランやカフェで売上げを目論む。この企画はアタリでした。連日、大賑わいです。新しく大型バス用の駐車場もつくったので、小学生の遠足団体もドドドと来場。


そして、大繁盛の結果がこれです。芝生広場の砂漠化。うまいこと行きませんなあ。これじゃ、折角ネーミングした「てんしば=天王寺公園の芝生広場」もカタなしです。リピーターが多いから、緑が美しいころに来た人が再訪したら仰天するでせう。詐欺ちゃうか、と言われそうです。


むろん、近鉄の当事者はものすごくアセって対策を考えてると思います。そもそも、芝生の負荷を計算せずに無料開放したのが大失敗なのですが、基本的には設計者の単純な想定ミスだと察します。
 再度、公園を閉鎖して工事のやり直しは許されないでせう。営業しながら、利用者に嫌われない方法でリニューアルする必要があります。ま、その辺はプロだから上手に解決すると思います。ただ、これまでのように、大人、子供が自由に走り回れるという利用法は無理かもしれない。さりとて、人工芝の採用はアウトでせう。逆効果になりかねません。自分ならどうするか、散歩好き,公園ファンの方、頭の体操のつもりで考えてみて下さい。


昨年10月のオープンセレモニー
てんしば  


「てんしば」という名前も分かりやすくて良かったのに・・・
てんしば 


この酷使に耐えられなかった
てんしば 


てんしば 




閑人帳



●地下鉄天王寺駅で「トマソン」発見

 ・・と書いても、なんのこっちゃねん?でありますが、50歳以下の人は初耳かもしれません。トマソンの何たるか、簡単には説明しにくいので、こちらをどうぞ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%B3

要するに、いちびり精神で楽しむゲージツのことであります。で、地下鉄谷町線天王寺駅で見つけた「トマソン」はこれです。トマソンの概念では、これを「純粋階段」と呼ぶ。ご覧のように、形態は階段そのものである。しかし、設置目的が見出せない。その純粋無垢な階段の存在にいたく感動するのであります。(感動したくない人はしなくてもOK)


tomasonn


トマソンは「路上観察学」の別名でもあり、1970~80年代に大いに栄えた?のでありますが、主唱者である、赤瀬川原平氏など、変人類はあらかた亡くなってしまい、自然消滅しました。また、都市再開発が概ね終了して「物件」が減ってしまったのも、忘れられる理由になっています。よって、トマソンを楽しむ「イチビリ精神」の持ち主も少なくなりました。


相当古い情報だと思いますが、ネットで拾った「トマソン」を紹介します。


tomasonn 



tomasonn 



tomasonn



こちらは、徳島県にある「純粋トンネル」です。
tomasonn


んなもん、何がおもろいねん?・・無理におもしろがることはありません。100人中、93人くらいは面白くないはずなので、ご安心を。面白いと思う方おられたら、外出のおりに街の風景をこまめに観察してみませう。おお!と感動する発見があれば、トマソン入門OKです。

大阪日暮綴



●長居植物園のジャカランダも満開

 春先に枝の先端をかなり剪定していたので、どうなるのかと心配でしたが、現在、美しく満開~散り始めの段階です。葉っぱを剪定した分、花の密度感が増し、遠目にも目立つようになりました。場所はバラ園の南側です。(6月14日)


ジャカランダ植物園

ジャカランダ 



ジャカランダ 



近くでオニユリも咲いています
オニユリ 




プチ・ケチの研究



●アルミ鍋の黒ずみをクエン酸で取り除く

 アルミの鍋は使い込むとだんだん黒ずんできて、洗剤、スポンジでシコシコ洗っても取れない。ある日、クエン酸を使えば除去できると何かに書いてあったことを思いだし、さっそく試してみた。 小鍋(600cc)にほぼ満水の水を入れ、小さじ3杯、30gくらいのクエン酸を溶かして沸かし、10分煮る(すべて、当てずっぽうの処理)。さて・・と火を止めると、少しはきれいになったが、期待はずれだった。鍋が中国産の安物なので、もともとアルマイトの品質が悪いせいだろうと判断した。


ま、しゃーないかと諦めてふだん通り使い続けたが、数日後、底面の黒ずみが薄れてきてることに気づく。(原因は不明)そこで、再び、前回と同じようにクエン酸を溶かして沸騰すること20分。おお、今度はずいぶんきれいになってるではありませんか。ビフォア&アフターは写真の通りです。側面の黒ずみはかなり残ってるけど、底面は新品のように美しくなりました。これで当分気持ち良く使えます。


クエン酸がどういう風に作用するのか知らない・・まま、試してみたのですが、ネットには詳しい説明があります。何年も前にこんな情報を読んで、漠然と記憶していたのでは、と思います。
 あまりに古い鍋には効果がなさそうですが、お金も手間もかからないので、試してみるネウチはあります。クエン酸はドラッグストアで買えます。


http://wakaba-kakeibo.com/main/setsuyaku/kuensan.html


ビフォア(一年程度使用)
アルミ鍋



アフター
アルミ

閑人帳



●感動シーンの裏側を読む


オバマ 


 オバマ大統領が広島の原爆記念碑を訪れたとき、二人の老いた被爆者と対面した。写真はそのうちの一人、森重昭氏との対面シーン。森氏は英語で挨拶しようと思っていたが、本番では緊張のあまり、言葉が出なくなってしまった。それを察した大統領が、緊張をほぐすように森氏の背中をやさしく撫でる・・それがこの写真になった。


森氏自身、被爆者である。しかし、森氏が40余年、ひたすら続けて来たのは、広島で原爆死した米国兵捕虜12名の身元探しだった。終戦の一月ほど前、空襲で飛来したが撃墜され、山口県へ降下したところで捕まって捕虜になり、広島へ移された。運悪く、そこが爆心地近くで、彼らは全員死んだ。もとより敵国の人間だし、誰もが無視し、忘れてしまったのも仕方ない。


しかし、当時8歳だった森氏は長じてこの米国兵捕虜の死を知り、彼らの身元調査をはじめる。残された遺族の悲しみは敵も味方も変わりない・・が発想の原点だけど、歴史研究マニアの「知りたい」願望もエネルギーになったにちがいない。組織に頼らず、たった一人で調べること40年、ついに遺族のリストが出来上がった。その成果を『原爆で死んだ米兵秘史』という本で著した。


しかし、これをどうしてホワイトハウスへ伝えればいいのか。この課題で大きな役割を果たしたのが広島テレビの社長、三山秀昭氏(69)である。氏は、読売新聞のワシントン支局で特派員として活動し、のちに政治部長を務めたジャーナリストである。ホワイトハウスを訪ねるのは「まいど・・」の感覚だろう。


広島TVはローカルTV局として「オバマへの手紙」キャンペーンを行い、知事や市長から一般市民まで幅広く意見を募って請願資料とし、三山社長自らホワイトハウスへ持ち込んだ。その中に森氏の 『原爆で死んだ米兵秘史』の英訳文もあった。強い思いを込めた手紙の数々であるが、内容は「追悼のために広島へお越し下さい、現地を一度見て下さい」の願望であり、米国に謝罪を求める手紙はなかった。被爆当地の市民の思いが怨念より「赦し」のトーンになっていた。(意図的に謝罪要求の手紙を排除した疑いもあるが)


オバマ大統領の広島訪問実現は、日本政府や安倍首相だけの功績ではなく、森氏や三山氏はじめ、広島市民、県民の草の根的ジミな運動の成果でもある。声高に反戦や平和を叫ぶことしかしらない人や団体は、もう地元でも受け入れられない。


新聞各紙の論説は、オバマ訪問を概ね肯定するものだったが、朝日は例によってイヤミな書き方だ。

5月28日社説の中段
「アジアでは、原爆は日本の侵略に対する「当然の報い」と考える人が多い。オバマ氏の広島訪問にも「日本の加害責任を覆い隠すものだ」といった批判が韓国や中国で相次いだ。戦禍を被った国々と真摯(しんし)に向き合い、戦地での慰霊といった交流の努力を重ねる。日本がアジアの人々の心からの信頼を得るには、その道しかない」。


「アジアでは、原爆は日本の侵略に対する「当然の報い」と考える人が多い」だと。朝日新聞のいうアジアとはどの範囲をさすのか。中国と韓国以外はアジアではないのか。中韓以外のどの国が「原爆投下は当然の報い」と言ってるのか教えてほしい。朝日が言いたいのは、オバマが広島で謝罪しないのは了とするが、日本はアジアにおいて永久に許されない加害国であり、謝罪を続けるべき、ということだ。もうウンザリする、朝日式ワンパターン反日作文です。情けない。


引用・参考情報
http://shasetsu.seesaa.net/archives/201605-2.html
http://blogos.com/article/177299/

森氏の仕事に関する情報
https://www.youtube.com/watch?v=l2mYQgD5X00
https://www.youtube.com/watch?v=fflq6vLg1Aw




●ごちそうさまです・・ハチクとワカメの煮物

 筍の季節は終わったけど、ハチクは旬が半月~一ヶ月くらい遅いから、今でもオカズにできる・・というので、たなかさんから頂いたハチクをさっそく賞味。芸がないけど、ワカメとの煮物にしました。水だけで茹でても苦みはなしで、美味しくいただけました。ごちそうさまです。

ハチク



ハチク 




大阪日暮綴



●ジャカランダ、満開でした・・一心寺

 年々、開花が早くなってる、一心寺のジャカランダ。3年前は24日に「散り始め」状態、昨年は16日に来たら「満開」でした。今年は10日時点で満開です。開花予想が難しい花です。あと数日は見頃が続くと思うので、ご近所の方はどうぞ・・。(6月10日)

ジャカランダ 



右のビルはハルカス
ジャカランダ 



三清舎段上からジャカランダ越しの念仏堂 (サウダージさん提供)

ジャカランダ 






読書と音楽の愉しみ



●辛酸なめ子・竹田恒泰著
 「皇室へのソボクなギモン」を読む

 ミョーな名前の辛酸なめ子氏は皇室ファンだそうで、日ごろから皇室に関していろんなコトに興味と疑問をもっている。それで、旧皇族では一番くだけた?というか、メディアの露出度が高い、竹田恒泰氏に会って、大事なことから、しょーもないコトまで、失礼を顧みずあれこれ尋ねてみた。その対話を本にしたものです。


以前に書いたような気がするけど、現在の天皇や皇族の方々は、唯物的にみれば、普通の人間なのですが、国家の象徴という立場でみると、なんだか不思議な存在であり、世界に例のない希有な係累をもっている。
 ごく下世話なところから見ても、天皇陛下には名字がない。住民票もない。選挙権もない・・ので、おそらくマイナンバーカードも作れないのでは、と、しょーもないこと想像してしまいます。(そんなの必要もないけれど)これって、差別ではないか、と思う人もいるでせう。そこんところは超法規的存在であらせられる。


辛酸なめ子氏の疑問は「皇族方は名刺をお持ちですか」といったソボクなものから「神道は宗教なのですか」という、かなりハイレベルなものまであり、竹田氏は誠実に、ときにユーモアを交えて答えています。
 駄目男がいちばん興味をもったのは、世俗に近い日常生活のことではなく、宮中祭祀といわれる、伝統的なしきたりやそれに関わる人たちの存在です。天皇が天皇である由縁を形にした行事の数々ですが、国民がどんなに望んでも、生涯接することがない、宮中の「奥の奥」のしきたりです。


そんな行事の核を担う者に「女官」があって、仕事は天皇のそばで祭祀を司る人だから、国家公務員募集で採用するわけにはいかない。かなりオープンになった皇室の人事であっても、この人たちは「その筋」の家柄で選ばれる。週休二日、8時間勤務、残業無し、の仕事であるはずがなく、どんな仕事(祭祀)をしているのか、はむろん、そんな人がいることさえ世間にしられていない。
 21世紀の今、十二単や大垂髪(おすべらかし)、つまり、ひな人形の女官のスタイルで神事に奉仕する姿なんて庶民には想像外の場面でありませう。


十二単については、こんな面白い会話があります。(192頁)
竹田:「十二単をどんどん脱がせていくと、最後は巫女さんの格好になります。それが内衣白小袖(うちきぬしろこそで)に紅の打袴です。ですから、あれはもう完全な下着ですね」
なめ子:「そうだったのですか。薄着だなあと思っていたのですが、あれは神さまに下着で仕えているということなのですね」
竹田:そういうことになります(笑)


皇室予算のことも書いてありますが、これは宮内庁のHPでも掲載しているので、最新の数字がわかります。天皇陛下と皇太子殿下の生活費が約3億2千万円、皇族(四家)の生活費が約2億3千万円、合計、約5億5千万円。皇族は一人当たりの予算額も決まっていて、例えば佳子様の場合は915万円。マルビとは言えないまでも、意外にシブい金額です。(2012年4月 扶桑社発行)

皇室予算の内容
http://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/kunaicho/yosan.html

nameko 




閑人帳



●歯を大切にしませう

 昨年末から歯科医院へ通い続け、のべ20回くらい通って、昨日、ようやく治療終了。最後の検査で「トシの割りには、残ってる歯が多い」と言われて一安心しました。「何本残ってまっか」と尋ねると「25本」だそう。自分では20本くらいと思っていたので有り難い。なんでも美味しく頂くために必要な歯の数は20本が境界で、20本以下だと、食べられない食物が増え、食べても、ちゃんと咀嚼できないために美味しさが味わえない。


■入れ歯だけど「食通」はあり得ない
 食べ物の美味しさは舌で感じるものと思いがちですが、それはきちんと咀嚼できることが前提で、たとえば、上等のステーキを噛まずに呑み込んでしまっては全然美味しくない。よく噛んでこそ美味しく食べられる。入れ歯でも噛むことはできるけど、借り物の歯で噛んでも、感覚が脳神経に十分伝わらないから,美味しさは大きく損なわれる。入れ歯だけどグルメという人がいたら、怪しい。美しい盛りつけの料理を目で見て「美味しいハズ」とイメージして「美味しい」と言ってるだけかもしれない。歯を失うと、折角のご馳走も台無しになってしまう。


■8020運動は達成できるかも
 人間の歯はフル装備では28本だそうで、死ぬまで全部保持できたら最高だけど、それは難しいから、80歳時点で20本を残そう、というのがこの運動です。実際にはどうなのか。調査によると・・・

60歳で22本
70歳で16本
80歳で13本

が実情(平均値)。これは最近のデータで、20年くらい前に比べると、3~5割くらい増えている。昔は60歳そこそこで入れ歯に頼る人がとても多かった。それが,口腔ケアのPR活動が功を奏して,ずいぶん改善された。80歳で13本という現状なら、医師と個人(患者)の努力で20本の目標を達成できそうな気がします。


■歯周病はあらゆる病気の引き金になる
 今でも、痛まないかぎり、歯医者には行かない、という人がいるけど、これが大間違い。・・という自分もその一人でしたけど。ていねいに歯磨きをするだけでは、歯周病は防げない。定期的にプロに掃除してもらうことが大事です。駄目男の場合は、十数年前から、年に3~4回掃除してもらって、そのとき、虫歯が見つかれば治療もするので、抜歯も少なくて済みます。ま、痛くないのに歯医者に行く気にならない、という気持ちも分かりますけど。


歯の健康維持を怠ると、糖尿病など、他の病気を起こすことが分かって、これのPRも盛んになっています。また、歯の少ない人は認知症になる確率も高い。老人施設で、流動食中心の食事をとっている人は、ほぼ100%、認知症でせう。「噛まない」ことが脳の活動を著しく低下させる。しかし、歯を全部失った人には入れ歯以外の対策がなく、結局、放置されたまま、あの世へ行くことになります。歯のケアを軽く考えてる人は、食事が美味しいか、まずいか、云々より、認知症の近道になるということを知っておきませう。

参考記事
●歯周病とメタボリックシンドロームの深い関係
 歯周病は口の中だけの病気ではありません。歯周病は全身の病気と深い関わりがあり、なかでも注目されているのが歯周病と「メタボリックシンドローム」の関係です。
 近年のさまざまな研究から、(1)歯周病によって噛む機能が低下すると肥満になりやすい、(2)歯周病の原因菌である歯周病菌が血管に入ると血糖値をコントロールするインスリンの働きが悪くなり、糖尿病を悪化させる、(3)逆に肥満や糖尿病の人は歯周病を発症しやすく、しかも重症化しやすい、などメタボリックシンドロームと歯周病は、相互に影響し合いながら、互いを悪化させることがわかってきたのです。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4501/p008


■電動(音波)歯ブラシのすすめ
 自分の経験から言うと、歯磨き(剤)はサイテーのものでも良いが、歯ブラシはしっかり選ぶことが大事。今、使ってる「LION」のシステマという電動歯ブラシは、歯垢の付着を防ぐには有効で、ヘッドのサイズ、ブラシの密度、細さ、耐久性の点で、一般の手動歯ブラシより優れている。200~300円の一般歯ブラシと比べたら、優劣は一日で分かります。使い心地が良いから、丁寧に磨くということになり、さらに効果を高めます。(他のメーカーの商品でも大差ないかも)


日本人は世界一の長寿命国民といわれるのに、歯の健康維持に関しては自慢できるレベルではない。不摂生で歯を失ったために、老後の長い人生を不満と劣等感にさいなまれながら過ごすのは大いなる不幸であります。CMで見る「ポリデント」なんかの世話にならないよう、今ある歯を大事にしませう。


参考・引用情報
http://www.jfohp.or.jp/okuchikenko_navi/adult/index.html
http://www.mi21.net/qol/ability/total_body.html


歯の健康 



歯の健康 





大阪日暮綴



●街中のツバメ家族・・食べるに事欠く貧困生活?

 近所のアパートの軒先にツバメの巣を見つけた。都会ではエサが乏しいためか、滅多に目にしない。ここも巣の近くに1ヘクタール弱の畑があるけど、恐らく農薬を使ってるので、エサになる虫はたくさんいないはず。では、どこで食料(虫)を仕入れるのか。親ツバメの苦労は大変なものでありませう。無事に巣立ち、元気に育って旅立ってほしい。


ツバメ

大阪日暮綴



●やっとクラシック音楽ファンに遭遇・・cocoroom

 訪問4回目で音楽ファンの客二人と出会ってご機嫌。一人は「オダサク倶楽部」を主宰する井村身恒氏でした。(駄目男が店で借りた、つげ義春「ゲンセンカン主人」を寄贈した人)井村氏も相当な音楽通であります。もう一人の某氏は40歳代?と思しきオジサンですが、この人が熱烈なブルックナーファンで、交響曲のCDだけで数十枚持っている。なかでも「5番」が大好きというから、話が盛り上がらないはずがない。


で、井村氏も交えて一時間くらいブルックナー談義で費やし、話に夢中になりすぎて酒はグラス一杯しか注文しなかった。マスター、スビバセンネ。次はちゃんと呑みますからね。
 驚いたのは、入店した午後5時前に満員だったこと。席がないので、奥のスピーカーシステムの前に椅子を置いたら、そこに先客の両氏がいた。これがラッキーでした。しかし、宣伝力ゼロなのに、いや、音楽ファン以外は来るな、と店頭で暗示しているのにどうして客が吸い込まれてくるのか。不思議な店であります。今日は日本人客だけでした。


ココルーム



「真空管アンプ はじめました」の横に、若き日のM・アルゲリッチのポートレート、そして「立ち小便するな、罰金5万円!」の警告文。はじめ、罰金3万円!と書いたそうですが、通りがかりのオッサンが「5万円のほうが効くで」というので、値上げしたそう。西成のドヤ街では必須のフレーズでありませうか。
ココルーム



河内長野・天野酒の純米吟醸「おりがらみ」 これもワインテイストの流行の味。
ココルーム  


ココルーム 



犬町・猫町情報



●5月・6月例会レポート

■阪急園田駅から伊丹スカイパークへ
 「関西 お好み散歩道」で紹介しているコースです。阪急園田駅から伊丹空港へ歩いて行く・・なかなかイメージしにくいのですが、猪名川公園や田能資料館(古代遺跡の展示場)などを経て、滑走路の南端近くに至る道です。スカイパークは家族連れでのんびり遊べる無料の公園。(5月15日 担当 駄目男)


猪名川公園そばに残る古い民家(サウダージさん提供)
例会 


例会 


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■布引ハーブ園と滝めぐり
 ハイキングに恰好の好天に恵まれ、ハーブ園の観光と布引滝コースの森林浴を満喫しました。街のすぐ裏手で昔ながらの自然景観が楽しめるのが神戸の大きな魅力です。奈良や京都だって、都心の駅前からハイキングコースがあるのだから、関西のハイカーはホントに恵まれています。東京や名古屋にはあり得ないロケーション。生涯で、電車チン、なんぼ得することやら・・と勘定したくなるのが大阪のハイカー。東京と大阪で、ハイカー一人当たりの消費交通費用を比べたら、2倍くらい差がありそうな気がします。(6月3日 担当 駄目男)


ハーブ園はラベンダーが見頃
例会 


例会



布引滝 雄滝(サウダージさん提供)
例会



大阪日暮綴



●アジサイの季節

 長居植物園のアジサイは剪定の失敗により、花が咲かない状態が3年くらい続いていましたが、今年はようやく復元できそうです。6月中旬にはいろんな種類が咲きそろいそう。
 ジャカランダも枝先で剪定されてたので、どうなるのかと気になってましたが、ただ今(6月2日)で三分咲きという感じです。


アジサイ 


アジサイ

ジャカランダ
アジサイ 


花菖蒲も少し・・
アジサイ 





快道ウオーカーからの便り



●最後の「さざなみ快道」ウオーカー?・・TK子さん

□14年間、地図を眺めていた
 半月ほど前、大正区在のTK子さんからハガキが届いて「さざなみ快道」を完歩しましたと嬉しい便り。快道のマップはとっくの昔に廃版にしており、作者の駄目男自身も忘れてしまっている古いガイドです。


ハガキによると、2000年5月2日の日経新聞文化欄の記事(写真)を見て興味をもち、一年後に地図を購入。しかし、仕事のある身だったので、すぐには使わず、ときどき眺めては「いつか歩きたい」と地図上で空想旅行をくりかえした。その期間がなんと14年!ドヒャ~~です。


2015年、退職を機に、友人を誘ってついに天保山をスタートしたのであります。何度も何度も地図を見たおかげで、ご本人いわく、「脳内でイメージが出来上がっていた」そうで、道迷いも少なく順調に歩をすすめ、11月末に、終点、敦賀市気比の松原にゴールイン。最後は鉄道好きのお孫さんも連れていったそうです。メデタシ、メデタシ、であります。


さざなみ 


さざなみ


それにしても、14年間もよく我慢できましたねえ。「捨て魔」の自分が購入者なら、とっくにゴミとして処分したと思います。本ではなく、A3の10円コピーだから、処分するに何ほどの未練もない。実際、使わずに捨てた人、たくさんおられると思います。ゆえにTK子さんが「捨てなかった」ことだけで、感謝と尊敬の念、てんこもりであります。


□一番ロマンチックなコースが「さざなみ快道」
 西国三快道(さざなみ・やまなみ・新高野)の地図の頒布数は約2500冊、歩いた方からたくさん便りを頂戴しましたが、やはり「さざなみ快道」の人気が一番でした。特に女性の評判が良かった。なんでかなあ、と考えるに、風景がロマンチック、特に琵琶湖のほとりを延々と歩く場面が好まれたようです。最後に草深い峠、深坂峠を越えて敦賀の気比の松原に着く。このロケーションが好まれたのではないかと思います。


遠近の歴史街道を歩く人が増えていますが、いにしへの風景、ロマンを求めて歩いても、実際には退屈な道が多い。なぜかというと、街道はもともと「実用道路」であって、物見遊山のためにつくられた道ではないからです。それが近代化されると、当然、府県道や国道という物流道に整備され、無味乾燥な風景になる。結局、現代のウオーカーは本来の街道から外れた生活道を歩いてごまかすことになります。そんな「街道」と「快道」の違いをハッキリ自覚し、快適な道=快道を優先して線引きしたのが「西国三快道」です。全コースの90%を「快道」にしたいという目標でデザインしました。


「さざなみ快道」を踏破したTK子さんは、現在「鯖街道」2コースも踏破中だそうです。また、近江の山々にも興味をもち、さらに「関西百名山」も半分くらいこなしたと便りに書いてありました。たまたま、一部だけ在庫があった「新高野快道」の購入を希望されたので、早速送りました。有り難いことですが、願わくば、駄目男の生きてるうちに「完歩」の報告を頂きたいと思ってます。


湖北・今津の「湖の辺の道」
さざなみ


□大阪の歩く会「オレンジクラブ一歩会」では・・
 「新高野快道」に続き、現在「やまなみ快道」も歩行中です。もとより、大人数の歩行をイメージしてつくったコースではないので、幹事さんは毎回、引率やトイレ確保などで苦労されてるようで、複数のかたが下見歩きしてコースの変更、カットなどの気遣いをしています。(参加人数を制限したら良いのに、と思いますが、それが難しいらしい)
 「やまなみ快道」も頒布をはじめてから20年近くたち、オレンジクラブさんの例会では「丹波竜公園」なんてところがコースに取り入れています。自分が地図をつくったときは、そんな、恐竜発見の情報はなかった時代だから、もう賞味期限切れもいいとこです。


オレンジクラブの「新高野快道」例会
さざなみ


□泡沫(うたかた)の道、西国三快道
 さざなみ快道の調査をはじめたのが1986年、地図の頒布をはじめたのが1998年(12年もかかってる!)そして、TK子さんが「さざなみ快道」を歩いたのが2015年。歴史街道を否定してつくった新発想の道なのに、30年近い歴史ができてしまいました。イヤハヤ。
 TK子さんが「最後のウオーカー」になると勝手に決めて、個人が勝手にこしらえた「さざなみ快道」は泡沫のごとく消えてゆきます。「やまなみ」もオレンジクラブさんが完歩したら、恐らく、THE ENDです。
 考えてみれば、三快道、のべ545キロの道は、すべて紙の上にしか存在しなかった。現地には一本の道標さえない「幻の快道」だった。これって「快道」ではなくて「怪道」でしょ?、ひょっとしたら詐欺じゃない?・・・い、いまごろ、そんなこと言わないで下さいヨ。フガフガ。