大阪日暮綴



●エースコックの「大阪ラーメン」

 Sさんから頂いたこのカップラーメンは容器の側面に「産経新聞大阪社会部の記者とエースコックがつくったご当地ラーメン」とあります。なので、つい、記者が残業時間にこれをすすっている場面を想像したのですが、なにも産経のロゴまで入れんでもええやろ、という感じ。


出汁の味が個性的で、油っぽさが全然ない、かつ甘辛味、すなわち、えらくあっさりしています。豚骨ラーメンのギトギト感とはえらい違いです。その出汁や具材の野菜に大阪産のものを使ってるから大阪ラーメンという。ロージンとしては、こういう味は歓迎します。ただ、あっさりしてる分、ボリュウムの点で物足りない感もあります。値段は125円~130円。安くはない。


大阪ラーメン 


大阪


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ウオーキング・観光



●灘五郷「菊正宗」の蔵開きへ

 Mさんに案内チラシをもらって魚崎へ。阪神魚崎駅から住吉川沿い二10分ほど下ったところにあります。川をはさんで東隣が「剣菱」です。 正午ごろに着いたらえらい混雑でびっくりしました。大半の人は西端の「沢の鶴」あたりから「蔵のハシゴ」をしながらここへたどり着くらしい。暖かい陽射しに恵まれて散歩には恰好の日和りです。


商品の売り場にはレジ前に長い行列ができていて、並ぶのが大嫌いな駄目男はあちこち見物しながら時間つぶし。奥の部屋では甘酒のサービスがあり、これは並ばずに頂戴できました。ナントカいう、一升一万円の大吟醸酒の酒粕を使ってるそうで、味は、これ以上品にできないといえる美味。こんなに美味しい甘酒は初体験でした。で、お代わりを・・したいところですが、お一人一杯限りでアウト。酒粕が少ししか出来ないので、市販もなしだそうです。残念。

 三本入りの「利き酒セット」とアテの「焼き穴子」を買って帰りました。来場者には若い人が多く、オバチャン未満の女性のグループも目だって、日本酒の人気復活はホンモノと実感した次第です。(2月27日)


菊正宗 



菊 



菊


戦前の宣伝ポスター。描いたのは北野恒富という画壇の大御所。
菊

界隈の古い酒蔵は、阪神大震災ですべて全壊。菊正宗もぺちゃんこに。
菊正宗


菊


利き酒セット。1200円ナリ。
菊




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読書と音楽の愉しみ



●PAC STRINGS 演奏会

 ヴァイオリンに戸田弥生を招いての室内楽演奏会。
プログラムは・・
◆ブラームス 弦楽六重奏曲 第一番
◆シェーンベルク 「浄夜」弦楽合奏版


 渋過ぎず、ミーハーでもない、自分のレベルにピッタリのプログラム。ブラームスの弦六の第二楽章は、半世紀ほど前に公開されたフランス映画「恋人たち」に使われ、一躍、知られることになった。主演はジャンヌ・モローだったか?。ヴィオラではじまる主旋律がとても甘美で、一度聴いたら忘れない。

ブラームス 弦楽六重奏曲 第一番
第二楽章は14分45秒から
https://www.youtube.com/watch?v=y0ZboerS4zc


シェーンベルクの「浄夜」は聴きこなしがいる曲で、はじめて聴くと「なんのこっちゃねん」な印象。人によっては2分でアクビが出ますね。メロディの美しさに聞き惚れるけど、曲想のモトになったリヒャルト・デーメルの詩はなんだかとても深刻な男女関係を綴っている。
 これを読んで、この曲が生まれたのか。う~む、この詩をオタマジャクシに変換した作曲家の才能に感心するばかりです(約30分の曲)


浄夜・・リヒャルト・デーメル

 
人影が二つ、枯れた寒い森を歩んで行く。

後を追う月、二人はそれを見遣る。

月は高い樫の木の上にある。

雲一つない夜空に

木々が黒い棘のように突き出している。

女が言う。
 
子供ができたわ。でもあなたの子ではないの。

あなたの傍らで私は罪を背負っている。

私は取り返しのつかない過ちを犯してしまった。

幸せになれるとは思えない中で

それでもなお得たかった、

生き甲斐や、母親の喜びや責任を。

そして大胆にも、自分の性を委ねた、

それも行きずりの男の人に。

そして、私は“祝福”された。

でも、今人生の報いを受けた・・・

あなたに、ああ、あなたに出会ってしまった。

 
女の足取りは重い。

見上げると、月が後を追ってくる。

女の暗い眼差しは、月明かりに呑まれる。

男が言う。

授かった子どもを君の心の重荷にしないでくれ。

ほら見てごらん、世界は輝いている!

この輝きが何もかも包み込む。

君は僕と冷たい海を漂っている。

でも、互いの温もりは揺らめき伝わる、

君から僕へ、僕から君へ。

この温もりがこの子を浄めるだろう。

どうか僕の子として産んでほしい。

君は僕の心に光をもたらした、

君は僕を“御子”にしてくれたのだ。

男は女の身重の腰を抱き寄せる

二人の息が寒空に交錯する。

人影が二つ、澄みきった明るい夜を歩んでいく。


・・あなたなら、どんなメロディを思い浮かべますか。

(2月19日 兵庫芸セン 小ホール)


戸田弥生
戸田弥生 


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閑人帳


●ヒガシマル「天津飯の素」

 美味しくなかった「中華丼の素」に続いて天津飯を試してみる。説明を読むと、これも簡単に作れそうで安心する。卵は2個使うので、カロリーは多いかもしれない。出汁は二つあって、一つは卵をとくときに混ぜる。もう一つはあんかけで最後にかけてとろみをつける。


5~6分でできたけど、見栄えが悪い。包装箱の写真のような、炒り卵の上にとろりとした出汁がのった感じにならない。(上の写真)プロがつくると、卵はホットケーキみたいなプレート状で、その上にあんかけがのる感じだけど、そうならない。


結局、二回失敗して、三回目にようやく「らしく」できた。説明書きを無視して、あんかけは、単独に熱して卵の上にかけた。(下の写真)味はなかなかよい。中華丼に比べたら上出来であります。
 材料費は、この天津飯の素が80円、卵2個70円、ご飯30円、合計180円ナリ。(光熱費は除く)店やの値段の三分の一くらいのコストです。昼食に食べると、オジンはこれだけで満腹になります。


一回目の失敗作
天津飯 


三回目のなんとか合格作
転進 





天津飯 





ウオーキング・観光


●インバウンドさまさま・・大阪暮らしの今昔館

 古本屋へいった帰りに何年ぶりかで立ち寄ったら、平日なのにえらく賑わってます。普通はじいさん、ばあさんが多いのに、大半の客がカップルと若い女性なのに驚きました。中国人、台湾人がほとんどです。こんな地味なミュージアムにも想定外のインバウンド効果が及ぶなんて、館のひとも予想していなかったでせう。外国人客の比率は5割くらいになってる感じです。


着物の着付けも大人気です。着付けといっても洋装の上から羽織るだけのインスタント和装ですが、まあ、カッコはつきます。これで皆さん記念撮影、よい思い出になります。ちなみに、これは有料で、一回30分で300円。係の人は大忙しです。


常識では、開館後、十年以上経つと利用者はジリ貧になるのですが、インバウンドが助け船になって、さびれるどころか、人気上昇中。数字にもはっきり表れていて、2001年の開館後、50万人に達するまで3年4ヶ月かかったのに、250万人から300万人まではわずか1年2ヶ月で達しています。(今年1月に300万人達成)
 それはともかく、昔の大阪を知ってる人には楽しい施設で、歴史博物館とここを一日がかりでゆっくり見物すれば、あの貧しかった時代がとても懐かしく蘇ります。帰りに天神橋商店街で一献傾ければなおヨシです。


大阪暮らしの今昔館 (火曜日休館)
http://konjyakukan.com/


入り口脇には鄙飾りが
今昔


ビルの九階に昔の町並み再現
今昔


みなさんオール中国の方
今昔


マッチのラベルがなつかしい
今昔




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たまには外メシ



●手巻き寿司でホームパーティ

 Iさん宅で3年ぶりくらいに手巻き寿司のランチ会。海苔とご飯の包容力のおかげで、ネタはなんでもOKみたいなのが手巻き寿司の良さであります。差し入れして頂いた酒は、いつぞや紹介した「風の森」の姉妹品「鷹長」(奈良・油長酒造)。風の森とどう違うねん、と訊かれても答えにくいのですが、ワインテイストのまことに美味な酒で、ふだん日本酒を敬遠する人もつい手が出るのでありました。


海外で人気の日本食、そのうち、この「手巻き寿司」というアイテムも伝わるかもしれない。ご飯とサラダ菜とマヨネーズ、というレシピなんか全然抵抗ないだろうし、寿司の概念にない牛肉もネタになる。むしろ、海苔と寿司めしが美味しさを左右するかもしれません。いや、あちらの人は、そんなデリカシーは気にしないか。


すし 


うなぎの蒲焼きと卵焼き
すし 


甘エビとカイワレダイコン。 まぐろもあり。
すし 


納豆
すし 



牛肉
すし 




すし 



さいごにぜんざいを頂きました。満腹。
すし 



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大阪日暮綴



ミステリー・・トイレの床に水が湧く?

 一ヶ月ほど前のある朝、トイレの床の奥のほうに水が溜まってるのに気づいた。すわ、漏水!と急いで拭き取り、どこから漏れてるのかと、パイプや金属パーツの接合部を見て、触って調べたが、ポタポタ水滴が垂れるような部分は見つからなかった。床に溜まった水はマグカップ一杯ぶんくらいあったので、しばらく見ておれば水滴の落ちる箇所がすぐ見つかるはずだが、水滴は落ちない。なんで? ヘンやなあ・・。


とりあえず、配管の真下に容器を置いて、さらに水が溜まるのか確かめてみることにした。結果、一週間でカップ一杯ぶんくらいの水が溜まった。やはり、漏水してることがわかった。しかし、目と手でいくら観察しても漏水部分がわからない。もしや、1時間に一滴とか、二滴とか、長い間隔で水滴が落ちるのかもと考え、パイプ自身は濡れていないことを確かめた上、配管の接合部三カ所に小さい布きれを巻き付けた。もし、漏水していたら布が濡れるから漏水箇所がわかる。


結果は?・・布は濡れなかった。パイプ本体とその接合部からの漏水ではなかった、と考えるしかない。トイレの隅で起きたミステリーであります。 他に原因はないのか。思いついたのは、漏水ではなく、金属パーツの表面が低温のために結露をつくって、それが水滴なって落ちる・・。たしかに、接合部は冷たくて、指で触れればわずかに水分を感じる。トイレはそんなに気温が低いのかと疑って温度計を置いてみた。しかし、13~14度あって極端に低いとはいえない。そもそも、結露が原因なら毎年同じ現象が起きるはずだし、他の家でも起きる。駄目男宅よりもっと寒いトイレはいくらでもあるはず。


漏水でも結露水でもない。だったら何が原因? 配管の真下に置いた容器以外の床は全く濡れないので、原因は配管部分しかあり得ない。しかし、水滴は落ちない。なのに、容器に水が溜まる。貧しい智恵を総動員してもさっぱり原因がわからない。ただ、発見直後に比べたら、水の量は減って、この数日は増えていない感じだ。布を巻き付けたせいか?。


今日は朝に器の水を捨て、水滴をきれいに拭き取って置いた。夕方に見ると全く濡れていない。つまり、水漏れはなかった。では、今までに貯まった水はどこから来たのか。う~ん・・雨のように空中
で出来て器に降って貯まったのか。床あたりで湧き出したのか。そんな、アホな!。

トイレ 水漏れ



接合部に布切れを巻いた
トイレ 


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読書と音楽の愉しみ



●図書館へ提案してみた

 1月10日に「爆売れ「火花」に水をかける人たち」という題で、ベストセラーの本は図書館では3000人待ちとかで、なかなか読めない事情を書きました。これを解決するために、こんなアイデアはどうでっか?と提案したのが下記の文です。むろん、無視されましたが、本好きの人は読んで見て下さい。

■ベストセラー本の仕入についての提案

 冠省 日頃、図書館をよく利用している者です。
人気の高い本を安く仕入れ、読者に早く、たくさん提供して需要を満たす方法を考えてみました。

昨年のベストセラー本「火花」の場合、図書館で100冊近い本を調達しても、なお予約・貸し出し待ちの人が3000人台という状況が続いています。(1月10日現在)これでは、図書館の仕入負担が大きく、予約者も順番が回ってくるまでに1年くらいかかるのではと察します。

◆購読者から半額以下で買い取る
 図書館による図書の購入手続きについて全く知りませんが、普通に定価で購入しているのではと思っています。この提案は、例えば、十万冊以上の販売が見込まれ、現に予約が殺到している本を、購読者から古本として有償で買い取り、それを貸し出す、というものです。購入読者からの寄贈をあてにするなんてセコイ発想を捨て、買った人、図書館、借りる人、三者にメリットがある方法に変えます。

書店で買って、読み終えた人は「ただ今 買い取り中」を表示している近隣の図書館に持ち込めば、定価の3割(例)で引き取ってもらえるとします。定価1000円の本を300円で買い取ってもらうと、購入価格は、実質700円になります。これは、さらなる新本購入の動機付けになります。

◆半額以下で仕入れるから、2倍以上の冊数を貸し出しできる
 図書館は大幅に安く仕入れられるので、同じ予算で2倍以上の冊数を貸し出しできます。予約者の順番待ち日数が短くなり、サービス向上になる。予算がとても厳しいときは、買い取り冊数を制限すればよい。

◆カバーフイルムはつけない
 「火花」のような、短期の流行作品は消耗品と割り切り、長期保存の数冊を除いて、カバーを付けずに貸し出します。(又は図書館独自の簡易紙カバーをつける)早く傷みますが、樹脂カバーをつけないことによるコストダウンのメリットのほうが大きいと思われます。仕入~貸し出しまでの日数も短縮できます。

◆買い取りは持ち込みに限る
 購読者は近隣の図書館へ本を持ち込み、現金決済します。電車賃を使えば「利益」がなくなってしまうから、売りたい人の数は地域的に限定されます。買い取り本の持ち込みと同時に、他の寄贈本を持参することも期待できます。売り渡し希望者が多い場合は、図書館登録者に限定するという方法もあります。

◆古本屋へ行くより気軽
 一冊の本を古書店に持参して買ってもらう、というのは勇気がいりますが、駆け引きのいらない図書館なら気後れはしないでしょう。「ただいま<火花><〇〇><□□>3作品を買い取り中 先着20人(例)まで」のプレートのあるカウンターに行くだけです。仕入状況はHP等で知らせます。

◆単純に試算してみると
 大阪市内の24館で、1年間に100作品を選び、各100冊ずつ買い取るとします。合計1万冊。定価1000円なら、1千万円の仕入ですが、定価の3割で買い取ると300万円。コストダウンができる一方で、貸し出し冊数を増やすことができます。
 流行本購入者の多くは、本を死蔵した挙げ句に「古紙回収」で処分しますが、一冊の本を多くの人が利用すれば、紙資源の節約にもなります。

◆三者にメリット(3割で買い取りの場合)
・流行本購入者は、新刊本を実質3割引きで買える。
・図書館は、定価の3割の価格で仕入れることができる。
・図書館利用者は、順番待ち期間が短くなる。
 というメリットがあります。

 では、出版社と書店は?・・ 
上記の条件で、大阪市で実施した場合、売買対象本は1万冊で、全体からみれば取るに足りない数量、金額です。他の都市がマネして売買が10万冊になったとしても、業界の景況を左右することはないと思います。

◆図書館運営の小さな改善になれば
 図書館の運営を民間業者に委託する(TSUTAYAの例)というような大改革に比べれば、この提案は些細なものです。しかし、図書館運営に「本の買い取り」システムを加えることで、人気本の死蔵が減り、新刊本の売上げにも寄与するのではと考えます。


閑人帳



●読めなかった「独擅場」

 ビジネスマンが常用する言葉で、意外に読めない、間違いやすい単語のベスト10が紹介されていました。その中で半数以上の人が読めなかったというのが「独擅場」です。これって「どくだんじょう」やろ、と言いたくなりますが、正解は「どくせんじょう」です。
 ・・むむ、良く見ると、まん中の字は「擅」で「壇」ではありません。手ヘンと土ヘンのちがい、これをうっかり見逃していました。ぐやじい。


しかし、意味はどちらもほぼ同じなのです。「独擅場」は「自分ひとりの思いのままに振る舞うこと」、「独壇場」は「その人ひとりだけで、おもいのとおりの振る舞いができるような場面、分野」で、まあ、似たようなものです。では「独壇場」は間違った言葉なのか、というと、そうではありません。間違える人が多すぎて「独壇場」(どくだんじょう)のほうが多数になり、いつのまにか常用語になってしまいました。


「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」なんてヤバイ標語がありますが、こんな感じで、間違えて読む人が多数派になって、本来の言葉を駆逐してしまった。その流れで、NHKも「独壇場」(どくだんじょう)を法放送用語として使っています。実際、会話や文章で「独擅場」(どくせんじょう)の語を使う方がヘンに思われるでせう。


読めない、読み間違いやすい言葉ベスト10は

1位 独擅場(どくせんじょう) 53.0%(間違い率)
2位 早急(さっきゅう) 28.5%
3位 逝去(せいきょ) 18.0%
4位 乱高下(らんこうげ) 16.5%
5位 代替(だいたい) 15.5%
6位 相殺(そうさい) 8.0%
7位 汎用(はんよう) 6.5%
8位 踏襲(とうしゅう)  6.0%
8位 惜敗(せきはい) 6.0%
10位 凡例(はんれい) 5.5%      です。


数字からみて、2位以下のことばは、殆どの人は正しく読めることがわかります。しかし、約半分の人が「独擅場」をちゃんと読めるというのがまたぐやじい。


参考情報
http://news.livedoor.com/article/detail/11186497/
https://www.nhk.or.jp/bunken/summary/kotoba/gimon/121.html 


独壇場




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たなか よしゆきさんの部屋



●たなか よしゆきさんの企画

 「詩の朗読とおはなしと詩作のひととき」案内


たなか 

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ウオーキング・観光



●篠山にも古民家ホテル登場

 昨年の秋、京都の街中にある古民家宿泊施設を利用しましたが、丹波篠山にもオープンしています。但し、こちらは食事付きのホテルがメインで、古民家なのにフランス料理が供されます。したがってお値段は3万円以上。う~ん、マルビには辛い価格です。


地元で古民家の再生に力を入れてる人が物件探しからリフォームまでをプロデュース行い、一休comという予約サイトの業者が運営しているようです。こういう形で古い民家が解体を免れ、お洒落なデザインで再生され、観光振興に役立つのは嬉しい。下の写真は「一休」のサイトから引用したものです。


篠山城下町ホテルNIPPONIAの外観とインテリア
http://www.ikyu.com/00002190/info2/


篠山



篠山 




篠山 



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読書と音楽の愉しみ



●李登輝著「李登輝より日本へ贈る言葉」を読む

 考え事をするときは日本語で考える、というほどの親日家。今年93歳。本書の出版は2014年、91歳のときだから、もう死ぬことを忘れたんとちゃいまっか、と言いたくなるくらいの元気じいさんです。台湾の現代史の生き字引みたいなおじいさんでもあり、本書を読めば、台湾の近、現代史がほぼ分かります。


147頁に超カンタンな台湾統治史が書いてあります。

1624年 オランダが台湾南部を占領
1626年 スペインが台湾北部を占領
1642年 オランダがスペインを駆逐、台湾の統治者に。
1663年 明の将軍、鄭成功が渡来してオランダを追い出し、
            台湾の統治者になる。
1683年 清国が台湾を併呑、清国の一部になる。
1895年 日清戦争後、台湾は日本の一部になる。
1945年 日本敗戦。連合軍から委託された国民党が進駐。
1951年 サンフランシスコ条約締結により、日本は台湾を放棄するが、台湾の主権の帰属は決まら ないまま現在に至る。


日本の過去400年の歴史に比べれば、外国の侵略、干渉が多くて、難儀な歴史をもっていることが分かります。この時代の「日本史」はほとんど国内問題だけにとどまるのに比べ、かなり深刻です。一番の難儀は、未だに独立国になれないことです。国連に加盟したくても、ほとんどの国に承認してもらえず、オリンピック参加においても「台湾」「中華民国」何れも名乗れない。(参加するときは「チャイニーズ・タイペイ」という名称にしている)要するに、世界中から継子扱いにされている。独立を阻んでいるのは、もちろん中国です。


そんな難しい舵取りを求められる台湾において、李登輝氏はのべ三代にわたって総統をつとめ、なんとか平穏な国政を維持してきた。そのまとめ方の上手さは政治手腕以前に彼の教養や人格がプラスになっているように思えます。独裁者になろうと思えばなれたのに、その道をとらなかった。このようなタイプの政治家は、アジアでは彼一人ではなかったか。


もし、台湾が韓国のような反日国家だったら・・当然、両国はタッグを組んで日本に嫌がらせを仕掛けるでせう。中国と北朝鮮も合わせて、隣国=すべて敵対国になりかねない。ほとんど意識しないけど、台湾が親日国であることはとても大きな救いになっています。(2014年(株)ウエッジ発行)


李登輝氏の経歴
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E7%99%BB%E8%BC%9D


李登輝本




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犬町・猫町情報


●今年も東奔西走・・Fさんの名水・名酒探訪記

美味しい水と辛口新酒を求めて(亀岡 倉垣 野間)
 
今回は、美味しい水の補給と能勢の酒蔵訪問を目的としました。当日の天気予報は午前中曇り午後晴れ。朝現地の情報によると午前中峠道は凍結しているとのこと。やむなく水汲み場とルートを変更して9時出発。
 
名神⇒京都縦貫道路に入ると愛車ナビの表示は道無き山中進みます。周囲は白一色雪景色となり都会育ちの方は歓声を上げますが、雪の不便さが身に染みている私は無言。亀岡千代川を渡り「出雲大神宮」に到着。
 
出雲大神宮は大国主命(オオクニヌシノミコト)と后神である三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)が祭られております。縁結びにご利益があり、また最近はパワースポットとして注目を集めているそうで境内はカップルがいっぱい。


藤井 


藤井


本殿の裏手にあるご神体山(御陰山)から湧出する「真名井の水」は既報「美味しい水を求めて」で私のベスト3に選でいる美味しい水です。訪問は3度目、前回来たときはちょうど「真名井の水感謝祭」(毎月第四日曜日)の日にぶつかりご祈祷をお願いした後、御下がりを頂きました。


藤井



藤井 


歌垣山の麓 倉垣に辛口で有名な「秋鹿酒造」があります。日曜日は休業している事と、近くの取扱販売店を前日確認していたので酒造蔵の写真撮影をした後近くの酒屋さん「嶋田酒店」へ。


藤井 



筑後100年の店内は昔の雰囲気を残しています。「秋鹿大辛口純米吟醸無濾過生原酒」と「秋鹿しぼりたて純米生」を購入。 あくまでも生原酒の拘りです。

hujii 


藤井


帰り道、「野間の大ケヤキ」に立ち寄りました。青葉繁った時とは別の冬の趣があります。枝先の丸いものは鳥が運び寄生した宿り木で黄色い花をつけていました。葉が芽ずく春までには撤去するそうです。

藤井



藤井 


今回の大辛口は、日本酒度+11でありながらうま味とコクを感じます。以前激賞した風の森とは対極の味でした (F)


藤井


藤井 


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大阪日暮綴



●春の陽射しをあびて・・

 きのう、建国記念日は好天に恵まれ、昼間は暖かい陽射しに恵まれて、行楽日和になりました。長居公園はマラソンや散歩の人で満員御礼といいたいほどの賑わいぶりです。梅の見頃にはすこし早いけれど、20日前後には満開になりそう。寒暖を繰り返しながら・・ spring has come 春本番の陽気を期待しませう。写真は長居公園・植物園にて。


フィットネスクラブ主催のマラソン大会
春 植物園。梅 

春



春 



ソシンロウバイ
春 





閑人帳



●ブラック企業の素顔が見えた

 2月9日の7ch「ガイアの夜明け」を見た人は相当のショックを受けたのではないだろうか。日経新聞グループで、企業を応援する思想で番組をつくってるTV局が、ビシバシ企業批判をしたのだから、視聴者は驚いた。良い意味で「裏切られた」思いがした。


取り上げられたのは、長時間残業など、不当労働行為で批判にさらされている、いわゆるブラック企業。ABCマート、ドンキホーテ、すき家、ワタミ、アリさんマークの引越社。今回の放送により、これらの会社はテレ東とは絶縁することになりそうだ。(もともと、スポンサーではなかったかも知れないが)


一番くわしく報じられたのが「引越社」で、社員は奴隷のごとくこき使われてるようすが分かる。たまりかねて、敢然と反旗を翻した社員のOさんは、実情を公表、話はもつれて裁判沙汰になっている。
 過労で事故を起こして車を破損した場合、普通は会社の保険で修理できるはずだが、会社は修理代全額を社員に払わせる。40万とかの金額で即刻払えないときは、会社に借金することになり、これで社員を縛って退職できないようにする。逃げ出したくても逃げられない「アリ地獄」である。そういうルールは入社のときに説明しない。「社員は奴隷なり」は事実上、会社の経営マインドのようになっている。


Oさんは、結局クビになる。その理由が下の写真の通りだが、解雇理由ではなく「罪状」とされるのだから酷い。ゴタゴタを取材したときの会社幹部の言葉使い、振る舞いはモロ、暴力団のコピーだ。組員が見たら「うぎゃ、ワシらよりえげつないやんけ」と驚いたかもしれない。同じく、この場面を見た視聴者は、将来、自分が引越をするときは、なにはともあれ「引越社」には頼まないと決めただろう。引越社はヤクザが経営してると思われても仕方ない。


アリサン 


では、他の同業者はもっとクリーンでジェントルなのか、似たようなレベルなのか、わからない。なんにせよ、このドキュメントで引越業者のイメージは一挙に悪くなった。まじめな会社には物凄い迷惑な放送だった。この番組の視聴率の低さだけが救いであるけれど、少しはネットで拡散するかもしれない。すでに下のURLで話題にされている。
http://news.nifty.com/cs/economy/phdetail/cc-20160210-4215/1.htm  (既に削除の場合あり)


ブラック企業の雄、ワタミは社員の自殺が裁判になり、1億2千万円の賠償金を払うことで和解した。堂々と裁判で争うと言っていた渡邊社長も今は「青菜に塩」のありさまだ。どこへ行っても後ろ指を指される身になった。業態をあれこれ工夫しても客は増えず、早晩、資金繰りが苦しくなるのではとウワサされている。破綻しても、ザマミロと蔑まれるだけである。


カネ儲けのためなら、社員の生命や健康など知ったこっちゃない、というのがブラック企業の共通コンセプトになっている。一方で、2月6日に紹介した産廃業者「真田ジャパン」のような、社長が社員に感謝の念をもって経営している企業もある。天国と地獄くらいの差がある。
 ブラック企業といえども、社員あっての経営である。うっかり入社して「アリ地獄」に落ちないためにも、このような告発報道が増えてほしい。


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犬町・猫町情報



private


            3月号表紙 by ぽんさん



3月表紙

         なんとま~ ネコも自撮りで ハイポーズ


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●三月例会 ご案内  ~担当 たなかさん~
 今年から、3月の例会はたなかさんに担当して頂きます

河内ふるさとの道 富田林駅~錦織公園~金剛駅

 恒例だった「豚汁」がなくなりますが、お酒を飲む人は、酒少々とアテ一品を持ち寄り、にぎやかなランチにしたいと思います。
◆実施・・・3月10日(木曜日) 
      雨天中止(大阪府の降水確率60%で)
◆集合・・・午前10時10分 近鉄富田林駅改札口集合

参考ダイヤ
阿部野橋発 9時20分発(吉野行き急行)古市駅乗り換え~ 富田林着9時45分
又は 阿部野橋発 9時34分 河内長野行き準急 富田林着10時03分 

◆コース・・近鉄富田林駅~寺内町~石川沿いの道~錦織公園(昼食)~南海高野線金剛駅   約7キロ 高低差ほとんどなし




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たなか よしゆきさんの部屋



●たなか よしゆきさんの新企画紹介
 ~文字が小さいので拡大してご覧下さい~

◆ササユリの会(2016年予定)~小雨決行です~

ささゆりの会

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古道紀行おおばこの会 こばこの部予定表

   
紀州街道シリーズ ~小雨決行です~


紀州街道



閑人帳



●常識が変わる・・日本は貿易立国にあらず

 昨日の報道で「旅行収支53年ぶりに黒字」が大きく取り上げられていました。万年赤字が常識だったから、ビッグなニュースであります。
 訪日外国人がドバッと増え、逆に海外へ出かける日本人が減ったからでありますが、10年前には想像出来なかった事態です。50年以上も赤字を垂れ流していたのに、黒字に転じて観光収入が直接、国益に寄与するようになった。今までの常識が覆されました。


「日本は資源の乏しい国だから、原材料を輸入してモノに加工し、輸出することで国家の経済を支えている」これも常識でした。その通りでありますが、その「貿易立国」の姿がだんだん影薄くなってきました。


 下のグラフは年度別の経常収支をあらわしたものです。
10年くらい前から、ブルーの貿易収支より黄色の所得収支(海外での投資による儲け)のほうが大きくなってきた。2006年からは明瞭に逆転し、2012年からは貿易収支の赤字を埋める役目を果たしています。「貿易によって成り立つ日本の経済」というイメージは壊れてしまいました。しかし、石頭人間はいまだに「日本は貿易立国」で成り立ってると思い込んでいる。もし、貿易だけに頼っていたら、日本は大ピンチに陥ってるところです。昨年でいえば、貿易収支は約6000億円の赤字でしたが、所得収支では約20兆円もの黒字になっています。

財務省統計資料
https://www.mof.go.jp/international_policy/reference/balance_of_payments/preliminary/pg2015cy.htm


貿易グラフ 


だから喜んでいいとはいかない。海外への投資でしっかり稼ぐということは、国内での生産、投資をしないということで、いわゆる「産業の空洞化」が起き、不景気になります。さじ加減が難しい。貿易立国だと思っていた日本、国家経済をいかほど貿易(輸入+輸出額のGDP比)に頼ってのか。世界208カ国・地域のランキングがあるので紹介すると・・(小数点以下四捨五入)

 1位ー香港 370%
 2位ーシンガポール 265%
 50位ー韓国 81%   
 83位ードイツ 70%
121位ーカナダ 53% 
150位ーイタリア 45%
168位ー中国 40%  
171位ーイギリス 40%
182位ーインド 36%
184位ー日本 33%
185位ーオーストラリア 33%
202位ーアメリカ 23%
205位ーブラジル 21%


香港やシンガポールは例外で、極度の人口過密なのに国内資源が皆目無く、食料、水、電力、すべて外地から調達しなければ立ちゆかない国(地域)です。日本は208カ国中、184位。意外に思えるかも知れませんが、これで「貿易立国」とは言えないでせう。日本よりもっと貿易を頼りにしている国がいかに多いか、ということです。日本より下位のオーストラリア、アメリカ、ブラジルがいずれも天然資源の豊富な国であることを思えば、日本の依存度の低さは奇妙に思えるくらいです。日本は基本的に内需の多さで経済を回してる国といえます。

引用資料
http://www.globalnote.jp/post-1614.html




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●ヒガシマルの「中華丼」の素

 同社のインスタント調味料では「ちょっとどんぶり うすくち」を数年前から愛用しており、肉丼、親子丼の出汁としては文句のつけようがない、というのが駄目男の評価であります。丼好きの人、お試しあれ。では、他の商品も上出来か、というと、それが・・・


今回試した「中華丼」。手軽につくれるのは有り難いけど、肝心の味がイマイチなのが惜しい。中華丼の出汁の味を粉末化するのは難しいらしい。「ちょっとどんぶり」の出来が良すぎて、こちらの評価が低くなるのは仕方ないか。宣伝文句に「味の決め手は魚醤のコクとイカの旨み」とあるけど、中華屋さんの丼とは差が大きい。インスタントに本物そっくりを求めるのは厚かましいこと承知の上、もうちょっとグレードアップしてほしいと願うものであります。(二食分 160円)


ヒガシマルのHP
http://www.higashimaru.co.jp/products/category/kome.html

中華丼




中華 


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●産廃業者のピンとキリ

 廃棄するべきビフカツなどの食品を横流ししてスーパーで販売させる・・産廃業者のタチの悪さが話題になりました。仕入原価ゼロ円の食品を売るのだから、こんなにボロい商売はありません。で、産廃業者のイメージは最低に。


この業者をキリとするなら、ピンといえる業者はあるのか。あります、とWBSで報じていたのが「真田ジャパン」という栃木県の業者です。業態はごく普通の産廃業ですが、約30人の社員は全員、黄色のシャツに黒の蝶ネクタイという服装で作業する。汚れの目立たない色の作業着から、あえて汚れが目立つ色に変えた。


ゴミ収集に蝶ネクタイ!?冗談みたいな発想なので、社員はすごく抵抗感があった。当然です。しかし、社長の命令だから仕方ない。で、この恰好で町内のゴミ収集をはじめたら住民がびっくりした。びっくりした後、興味津々の住民と作業員とにコミュニケーションが生まれた。今まで作業を見ても知らんフリだったのに、挨拶を交わすようになった。


黄色のシャツは、作業中に汚れたら、即着替えられるように予備を用意してある。また、パッカー車は毎日40分かけて清掃し、空車状態では匂いゼロにしてから仕事につく。ようするに、きつい、汚い、危険、の3K職業のイメージを目に見えるかたちで払拭した。
 さらに、社長は毎日、社員より早く出勤して出社する社員に一人ずつ挨拶する。これで社員の健康状態などを見るらしい。社員が何百人もいたら、こんな付き合いはできない。


このヘンなイメチェンを実行した動機は何か。社長は対談のなかで次のように述べている。

「ある時、ゴミ収集をしてくれているある年配の社員さんの話を聞きまして。その方がパッカー車の運転をしていたら、彼のお孫さんが町の中でその働く姿を見たそうです。家でお孫さんから「おじいちゃん、あの仕事は辞めて」と言われたそうです。私はその言葉を聞いた時、ハンマーで頭を打たれた思いがしました。それほど社員の家族が心配や迷惑をして、恥ずかしいと思う仕事なのだと」


現実に、産廃業は嫌われて、年中人手不足に悩まされている。仕方なく外国人労働者に頼る。雇うほうも雇われる方も「3K」は当たり前という認識と覚悟で仕事をしている。社長もその一人だったが、上記の社員の言葉が変革の動機になった。


社員の家庭で子供のいじめ問題などで悩んでることがあると、社長はその社員に「出社猶予」の措置をとり、問題解決を優先させることもある。悩みながら仕事をして事故でも起こしたら大変だからである。社員が休暇願を出すのでは無く、社長が「仕事のことは気にせず休め」という。
 こんな処遇をされて会社に不満をもつ社員はいない。いささかナニワ節ふうではあるけれど、自然体でできるのが小企業の良いところである。


よって、当社には人材募集をしていないのに「入社希望」をする人がある。募集しても応募ゼロが常識の業界とは真逆になっている。親子二代、三代で勤務している社員がいるのは、親の働く姿を見て子供が入社を希望するのだから、世間の産廃業者へのイメージとは天地の開きがある。


とはいえ、業界の競争は厳しい。町のゴミ収集は普通は入札制だから、高コスト体質の当社は不利になりやすい。しかし、もし、入札で負けて他の業者に変わったら・・住民から大ブーイングが起きること間違いない。これを考えたら、長期間、地域独占を目論む作戦としてはとても優れているともいえる。普通は利権で勝負するところ、住民の支持が存続、発展のベースになる。これほど強い味方はない。


参考情報
http://www.sanadagroup.com/
http://www.funaisoken.co.jp/site/column/Dialogue/d_020_1.html

(株) 真田ジャパン 社長 五月女 明 氏

産廃



親子で勤務する社員もいる
産廃業者 


3Kのイメージをひっくり返した
産廃 



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●アルフォンス・ミュシャ展 鑑賞

 阪和線堺市駅前に小さな美術館があることは知っていたけど、訪ねるきっかけがなかった「アルフォンス・ミュシャ館」へようやく出かけました。そもそも、堺になんでこんな美術館があるのかと不思議に思っていましたが、作品はすべて個人からの寄贈によるもので、その名は土井君雄氏。むかし「カメラの土井」という名の売れたカメラ店があり、その社長さん(故人)のコレクションでありました。


ミュシャはアールヌーヴォー全盛期のスター的な画家でありますが、画家というより、デザイナーというジャンルでの活躍のほうが大きい。写実からほど遠い抽象化、装飾化のセンスはトレーニングだけではできないと思わせます。また、スタイルが似ている少し先輩のビアズリーに比べると、ずっと健康的な作風です。100年前は最先端の流行だったのに、今や「歴史的作品」として鑑賞するのだから、なんとも儚い。


ミュシャはてっきりフランス人と思っていたら、チェコ人でした。パリで活躍していたからフランス人と思い込んでいました。精一杯働いて、晩年は祖国の歴史を学び直し、油彩で「スラブ叙事史」を大画面で描いた。完成まで十数年かかったという。その写真がここに展示してあります。売れっ子デザイナー、ミュシャとは全く別世界のシリアスな絵です。ウソかマコトか、2017年に、この大作を東京で展覧する企画があるらしい。実現したら、大人気必至です。(2月4日)


ミュシャのポスター作品
ミュシャ 


ミュシャ 


ミュシャ 


超大作の「スラブ叙事詩」
ミュシャ 


大阪日暮綴



●あびこ観音 節分会

 当寺は「厄除け」で有名で、節分の三日間はものすごい人出で賑わいます。初詣ではレジャー気分で参拝する人が多いけど、厄除け祈願となればお祈りも真剣です。本堂に参拝するだけでなく、不動堂での護摩たきで祈祷してもらう人も多くて、長時間、順番待ちします。それだけ、いろいろ悩みを抱える人が多い。悩みナシなんて人はいませんけど。 護摩祈祷にはランクがあり、2000円、5000円、1万円、3万円の中から選びます。低額の祈祷は護摩札が何人分か一緒に炎に投げ込まれ、高額のぶんは一人ずつ名前を読み上げてから投入するようです。 こんなところにも「格差」があるのでございます。


これらの厄除け祈願でもまだ物足りないのか、「厄除け饅頭」を買って帰る人もわんさといて、饅頭屋さんは大繁盛。年間の売上げの九割はこの節分会で達成してるのでは、と勝手に想像します。饅頭食べて厄除け?んん~~~~、ま、ええか。


あびこ観音 



あびこ 



あびこ 


大繁盛の「厄除け饅頭」店
あびこ 


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たまには外メシ



●450円のオムライス

 府立図書館の帰りに大阪市役所地下の食堂に寄ってオムライスを食べる。本当は隣の公会堂地下のレストランで食べたかったが、中之島倶楽部という老舗は撤退して別の店に変わっている。ランチメニューにオムライスはあるけど、1250円もする・・ので市役所へ。

 地下には二軒の大衆食堂があり、一応、和食、洋食主体のメニューで棲み分けているらしい。洋食は「ナポリ亭」という店になる。200人以上?のキャパがあり、なんだか大会議室のような殺風景さであります。 オムライスが450円というのは安いけど、味も値段相応なのは仕方ないか。食堂は本来職員のための施設なんでせうが、誰でも利用できます。むろん、セルフサービスです。営業は午後3時まで。 


オムライス



オムライス 


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読書と音楽の愉しみ



●南雲吉則著「空腹が人を健康にする」を読む

 サブタイトルが「一日一食で20歳若返る」であります。飽食を戒め、粗食こそ健康、長生きのモトだと説く。著者本人が一日一食を実践して、すこぶる健康な生活をおくれているので説得力があります。職業は外科医。現在は乳がん手術専門で、なるべく乳房を残す手術の研究を行う。


腹ぺこグーは健康の証し
 著者は、朝抜き、昼抜き、で夕食だけの食生活を十数年続けている。おかげで、メタボ体型で78キロあった体重が、62キロまで減り、以後、変化はない。その夕食とはどんなご馳走か、と知りたくなりますが、代表的な献立は「ご飯、具だくさんの味噌汁、野菜のおひたし、一夜干しの魚」といったところです。これって刑務所の定番夕食と同じではありませんか。


尤も、自分がこれだからといって、他人(読者)にも押しつけるまではしない。朝にジュースを一杯とか、昼に栄養価の高いクッキーなどを食べるくらいなら構わないと。要は、三食に満腹を求めるな、というのです。逆に、空腹(感)こそ健康の証しだという。空腹だからこそ、何を食べても美味しい。酒も旨い。ま、仰せの通りでござりまする。


いろいろ述べてる理屈があまりに正しすぎてイチャモンをつけにくいのがくやしい。唯一、逆らうとすれば、この本では「食事を楽しむ」という視点が全く抜け落ちていることです。極端にいえば、著者にとっての食事は「生命を維持するためのエサでよい。それ以上を求めるな」ということになります。必要以上は絶対求めない動物たちの暮らしを見習えといいます。現実に「飽食」は人間だけが有する悪しき食生活で、これが万病のもとになっている。飽食(偏食)の結果でもある糖尿病は、だらしない食生活に対するリベンジで、多くの患者は、ひどい食事制限とか、惨めな末路を迎える。


世間では、朝食抜きで出勤なんて不健康の証しみたいに言われているのに、本書では大いに勧めています。それで、ちゃんと仕事をこなし、健康を維持できれば問題なしです。
 著者によれば、厚労省が唱える「一日で30品目の食材を食べる」とか「成人の一日当たりの必要カロリー数」とかはナンセンスで無視せよと。たしかに、こんなのは余計なお節介だと同感します。


中年からのスポーツは危険
 食生活と関係はないけど、興味深い話があります。身体中、いろんなところにガンができるのに、心臓だけは癌にならない。これは、心臓が「終末分裂細胞」でできているためで、子供時分に完成すると、生涯、細胞分裂はしない。つまり、心臓は、ガンのは発生も進行もしない。その代わり、使用期限みたいなものがあって、人間、動物、いずれも20億回くらいで止まります。一分間に50回の拍動とすると、80歳くらいで止まる仕組みになっている。


心臓には拍動20億回という使用期限がある。ならば、健康増進とか、痩せるためにとか言って、メタボ体質の人がジョギングを始めたり、スポーツジムに通ったりするのは要注意です。なぜなら、ふだん運動しない人が急に運動をすると心拍数が上がり、20億回というストックをどんどん減らすことになるからです。若いときからスポーツをやってる人は訓練により運動しても拍動があまり増えない。しかし、シロウトはもろにゼーゼーハーハーと息が上がってしまう。つまり、心臓の寿命を縮めます。しっかり運動して、いい汗かいて・・は自己満足に過ぎない。


では、なにをすればいいのか。答えは平凡だけど、ウオーキングがいちばん良いと言います。足腰の問題だけでなく、心臓に過度の負担をかけないという点でウオーキングがおすすめです。この20億回という数字ははじめて知りました。
 あんなに元気だった人がポックリ亡くなるなんて・・という死に方がありますが、元気がアダになって心臓を酷使したのかもしれません。しかし、だらだら長生きするよりベターという考え方もあります。(2012年1月 サンマーク出版発行)

本 空腹




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●村上隆アートも伝統回帰?

 アニメなどを素材に独自の作品をこしらえてきた村上隆氏が、江戸時代の日本画をテーマにした新しい作品を発表しています。1月31日のEテレ「日曜美術館」で拝見。ジャズピアニストが功成り名遂げてクラシック音楽に傾倒するのに似て、村上氏も伝統回帰のスタイルに変わってきたのでせうか。


曽我蕭白の「達磨図」をモチーフにした、やんちゃ心のあるアレンジ作品と、狩野一信作の五百羅漢図を漫画チックにデザインした、全長100mという巨大作品が面白い。(下の写真参考)見る方は楽しいけど、つくるのは大変だったようで、実際に筆をとったのは美大生約20人が手分けして描いたという。アトリエでは描けないので、大きな倉庫みたいな工房で描いた。


村上氏はこれらの作品の出来映えに大きな満足感、達成感を味わったようで、もう、死んでもいい、みたいなことを言ってましたが、今までやってきた作家活動の頂点に至ったと自負してるようです。むろん、これでネタ切れなどになるはずがなく、さらに斬新な作品を企画すると思います。村上隆=平成の曽我蕭白という見立ても出来そう。但し、金銭感覚は真逆です(笑)

六本木・森美術館で3月6日まで展示中
http://www.roppongihills.com/events/2015/10/mam_murakami_takashi/



曽我蕭白の「達磨図」 伊藤若冲と同時代の、天才にして変人画家。

村上



村上流に描き直すと・・
村上 



村上流の五百羅漢図は全長100m
村上 




村上 




村上 



なにかと毀誉褒貶の激しい村上隆氏
村上 



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●キース・ジャレットの「Over The Rainbow」

 八王子市でジャズライブの企画を続けておられる<ジャズプラッツ>さんのブログに上記の演奏が紹介されてるので拝聴。 かくもエレガントにアレンジ、演奏できるのは、キース・ジャレットが何年も前からクラシックの演奏、録音の経験を積んでるからかな、と思いますが、今や二足のわらじを履いての活躍です。モーツアルトのピアノ協奏曲も手がけているので、コンサートをやれば、お客さんのほうが戸惑うかもしれませんね。(聴衆はジャズ、クラシック、どちらのファンが多いのか)駄目男のように「なんでも聴きます、ハイ」みたいな無節操なファンは少数です。


この静謐な「Over The Rainbow」を聴くと、ドビュッシーの「月の光」なんかもエエのではと想像します。(既に録音してるかもしれない) 日本では、小曽根真がモーツアルトを弾いたりしますが、この場合は、クラシックの演奏会でのプログラムに組まれるので、聴衆の殆どはクラシックファンです。
 実力と名声がハイエンドの域に達したジャズピアニストがクラシック音楽に傾倒するのはなにゆえか。動機を語ってほしいけど、言葉にするとシラけるかもしれない。
 

◆キース・ジャレット<Over The Rainbow>
https://www.youtube.com/watch?v=VultD5pIbd8&list=RDVultD5pIbd8#t=19

◆Jazz platz ジャズプラッツ
http://jazzplatz.blog134.fc2.com/



キース 


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