ウオーキング・観光



●京都で「新高野快道」完歩記念展


 京都在のKさん他のグループが、拙著「新高野快道」ガイドを使って、東寺~高野山奥の院145キロを踏破、その記念に上京区役所で展示会を催されました。(7月19日~31日)

 グループは平均年齢70歳代の男性で、呉服関係の仕事に携わった人たちですが、皆さん、とても元気で若く見えます。7月23日に、御礼かたがた会場を訪問して、思い出話など聞かせていただきました。
 展示会を思いついたのは、メンバーの一人が歩行の記録を絵巻物ふうにつくり、それが全長20m?にもなる大作になったので、市民の方にも見て頂こうとKさんが企画されました。


地図は古くなって情報が変わってるところもあり、道を間違えるなど、苦労されたと思います。また、コース後半になると、京都からの「通い」が遠くなって、時間がかかり、電車賃もかさみ、往復の電車だけで疲れてしまいます。それを耐えて完歩されました。
 達成すると、当時の苦労も楽しい思い出になるのが歩き旅の楽しさです。その上、こんなに立派な絵巻物まで作って頂いたので、快道メーカー冥利に尽きます。Kさんも写真展示とともに「高野快道完歩の記録」という35頁のレポートを制作、一部を頂戴しました。

 その内容は拙著ガイド文の使い回しではなく、自ら資料を探して書き下ろしたもので、拙ガイドよりずっと中身の濃いものになっており、「負うた子に教えられ」というか、自分の不勉強がバレてしまいそうです。


今年は高野山開創1200年という記念の年であり、私鉄各社が共同で、ウオークイン高野山の企画をしたらどうかと、南海さんに提案しましたが、しっかり無視されました。ま、当然ですけど。それでも、のべ何千人かの方には利用してもらったので、快道メーカーとしてはとても有り難く、満足しています。


Kさんの「新高野快道」レポート (ブログ)
http://itoyamati.exblog.jp/24382483/


上京区役所は改築してまもなくで、区役所らしからぬリッチなつくりになっています。地産地消の方針にのっとり、北山の木材がふんだんに使われ、柱巻には西陣の織物が壁紙ふうに張ってあります。
新高野



高野快道絵巻物記 写真や観光パンフなどを貼り付け、説明文を添えてあります。一体、どれだけ時間がかかったことか、タマランこまめさです。
新高野展示会 


Kさんがつくった「高野快道完歩の記録」
新高野





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アジア ウオッチング



●どっちが当たるかな?


 7月28日の新聞に、2冊の中国関連本の広告が並んで出ていました。

「ユーラシアの時代が勃興する」 副島隆彦著
「ついに中国で始まった大崩壊の真実」邱海涛著

 中国に対する見方が真っ向対立する本です。ということは、予測が難しいことを示しています。だから、2冊とも買うのか、といえば、買いませんけど。いずれにも新鮮な情報がないと分かってるからです。

 「ユーラシア~」本の前書きにはこう書いてある。(広告から引用)
「世界の経済が急激に変動をはじめた。6月12日まで中国の株式が暴騰していたのに、大きく下落した。だからこそ、今、日本人は中国株と人民元を買うべきなのだ。(略)中国はこれからもますます隆盛する。中国は強い。崩れない。だから、中国を買え、である。中国は崩壊などしない」。

 なんとも、勇ましい中国礼賛論であります。ユーラシアの時代というのは、中国が唱えている「一帯一路」のコンセプトをAIIBの創立によって実現し、中国、アラブ、欧州が巨大な経済圏にまとまって発展することをいいます。当然、人民元は国際通貨になります。


一方、「ついに中国で~」本は、惹句によれば、上海株の暴落が引き金になって経済が混乱し、頼みのAIIBも予想通りに実現しない、云々で中国はホーカイすると言うのであります。


 経済評論で有名ではあるけど、不信感から本を買わない著者がいます。副島隆彦、藤巻健史、長谷川慶太朗、大前研一の四氏です。(図書館で借りたことはあります)
 ハハハ、なるほど、と納得する方もおられるでせう。このセンセイ方の著書に共通することは、発行後、半年たてば内容ガデタラメであることがばれることです。持論に対する責任感がまるでない。売名のため、印税稼ぎのために書いてるとしか思えない。


しかし、それでは余りに失礼ではないか、と懸念される人がおられるかも知れないので、副島センセの数年前からの著書を紹介しませう。


『あと5年で中国が世界を制覇する』ビジネス社 2009

『「金・ドル体制」の終わり  もうすぐ大恐慌 』祥伝社 2011

『中国バブル経済はアメリカに勝つ 』ビジネス社 2011

『中国は世界恐慌を乗り越える』ビジネス社 2012

『それでも中国は巨大な成長を続ける』ビジネス社 2013

 (Wikipedia 副島隆彦より引用)


この見事なハズレぶり、専門家にしてはあまりにもお粗末ではありませんか。

中国ホーカイ 



中国







大阪日暮綴



●ウナギよりご馳走だ! ~氷見の岩牡蠣~


 SEさんからのギフトで氷見産の岩牡蠣が届く。巷の片隅でしみじみ暮らすマルビ族には手の届かない最上等のご馳走であります。感謝感激。
 鮮度が命、到着即作業にかかるが、金槌とヤワな洋食ナイフでは歯が立たず、一個開けるのに苦心惨憺。ようやく開いて、何もつけず、そのまま食べる。いやあ、冬に食べる真牡蠣より一桁上の美味しさです。


身がぷるんぷるんで味はクリーミー。噛んだ感じはソリッド感が大で真牡蠣のふにゃふにゃ感と大違い。たちまち三個を開けて食べてしまい、すると、これだけでお腹がふくれてしまいました。カロリーも大でせう。
 残りの三つは夕食用に電子レンジで少しチンして蓋に隙間をつくり、こじ開けます。バター焼きにして、レモンを垂らして、ごっつあんです。この三個のために白ワイン(塩尻・井筒ワイン)を奮発しました。酷暑忘れて悦楽の一日でした。



イワカキ



バターで焼いて、白ワインで・・・右の添え物は舞茸
イワカキ 





犬町・猫町情報


暑中お見舞い 申し上げます

連日の猛暑に一服の涼味を・・・
 名水求めて東奔西走・・「大垣編」Fさんの投稿です。


●大垣の湧き水 (F)
 
 予てから湧き水で気になって居た岐阜県へ行きました。先ずは養老の滝へ。前日台風による大雨の影響で水量は多大であり水飛沫とマイナスイオンを浴びながらの見学です。目当ての養老公園内の湧き水は駐車の都合で残念!
 

 さて本題の大垣市は以前訪ねた愛媛県西条市と同じく市内いたるところに自噴の湧き水があります。何でこんな平地に水が湧き出るの? それは周辺の地形が作り出した扇状地に関係あるようです。 以下資料引用「揖斐川は、岐阜県揖斐川町の冠山(標高1,257m)に源を発し、深い山間渓谷を流下し、揖斐川町で濃尾平野に出ます。木曽川、長良川と同様に、平野部で広大な扇状地を形成し、また揖斐川水系である根尾川、牧田川、相川沿いにも同様の扇状地が形成されています。


 揖斐川の特性は、表層水としての流水ばかりでなく、伏流水や湧水としての「陸水」の量も顕著に多い土地柄を形成しています。特に、養老山脈の山麓では扇状地から平地に移行していく一帯に、多くの扇端泉があり、広範囲な湧水帯となっています。1960年代までは、豊富な一大湧水群があり、河の水源の多くを賄うほどでした。こうした扇状地の先端部で自然に湧き出す泉は“がま”(河間、蒲)と呼ばれ、地名にも残っています」 湧き水の自噴箇所と特徴が観光案内に有ります。 この内4箇所で汲み取りました。
 

大垣フォーラムホテル 『幸福の泉』 
ホテルの敷地内にありきれいに整備されています。 水量豊富ゆったり汲めました。
大垣 
 


『加賀野八幡神社井戸』  
大垣の豊かな自噴水を代表するものとして、昭和61年に「岐阜県の名水」に、平成20年には、環境省「平成の名水百選」に選定されました。
大垣 



大垣



春日神社『春日の宮湧き出ずる名水』 
地下201mから湧き出る自噴水。水量が豊富で、大岩に取り付けた取水口から流れる水が、井戸舟に注ぎこまれています。
大垣 



大垣 

 

八幡神社 『大垣の湧水』
大垣駅からも近く市民の憩いの場となっている。地下125mから吹き出る井戸と四阿(あずまや)は大垣南ライオンズクラブの記念事業によるものです。水汲場は大混雑。
 大垣


醒ヶ井の梅花藻
帰り道醒井に寄り道しました。中山道の要所であるこの地名はお酒に関係するかと思いましたが、なんと『日本書紀』の日本武尊伝説に登場する「居醒泉」(いさめがい)が醒井の地名の由来であると聞きびっくり。
大垣



醒井地区を流れる「地蔵川」は昔から生活用水です
大垣  

 

左 所酒造「房島屋 純米 無濾過生原酒」
右 千代菊酒造「吉」宿で出た酒
大垣


「金蝶園水まんじゅう」
大垣

 

 金蝶園水まんじゅうの案内
http://www.kinchouen.co.jp/item/mizumanju.htm




読書と音楽の愉しみ



●谷文晁・住谷雄幸著「江戸百名山図譜」を読む


 こんなに楽しい山の本があるとは知らなかった。見落としていました。江戸時代の画家、谷文晁(たにぶんちょう)が東北から四国、九州まで旅して、自分で選んだ八十八山に、著者の住谷氏が選んだ、穂高や槍、乗鞍など十二山を加えて百山。現代の「百名山」はピークハントを旨とする山巡りですが、谷文晁は諸国漫遊のなかで「お気に入り」の山を選んで画にした。画家のセンスや好奇心で選んでるから高山とは限らず、山麓から眺めたときのカッコ良さや宗教的由縁、地元の人気などが選択の理由になっている。ゆえに、深田久弥の百名山にはほとんど入らなかった関西の山もたくさん選ばれていて、一層、親しみを感じます。


それにしても、画家、谷文晁の行動力には感心します。新幹線も高速道路もなかった時代に、北は岩木山や恐山から、南は鹿児島の阿蘇山や桜島までぶんぶん歩き回っている。このスケールと比べたら、松尾芭蕉の「奥の細道」の旅なんてチョロイものです。しかも、この旅はライフワークなんかではなく、画業の一部でしかない。基本的に身分は松平定信の近習であり、メシの種は画塾の経営で稼いだ人です。


関西たっぷり

八十八山のうち、関西の山はこれだけあります。

・高見山  ・伊吹山  ・比良山  ・比叡山 
 
・三上山  ・愛宕山  ・笠置山  ・葛城山

・清水山  ・六甲山  ・摩耶山  ・先山

・春日山  ・二上山  ・金剛山  ・吉野山

・山上ケ岳   ・大台ヶ原山 ・高野山 ・果無山

・大雲取山 ・那智山


合計22山、八十八山の四分の一が関西の山で、日本百名山とはえらい違いです。笠置山や二上山という可愛らしい山も選ばれていますが、これは歴史由緒の知名度が高いからでせう。
 関西のハイキングファンなら大方登ったことがある山です。遠くて難儀なのは果無山と大雲取山でせうか。手描きのええ加減な地図しかなかった時代であることを鑑みれば、こんな辺鄙な地域の山は山麓にたどり着くだけでも難行苦行のはずです。一方、淡路島の「先山(せんざん)」は和歌山市から大阪湾を隔てた風景として描いてるので、これは楽ちん、ロングショットで一丁仕上がりというわけです。


アラ探しもしました
 ところで、一つミスを発見しました。174頁、高見山の図にある山の名前「音羽山」表記が怪しい。竜門山かその前山が正しいのではと思います。文晁が風景を描いた位置からは音羽山は見えないし、吉野川のほとりにはありません。構図を優先するためか、山の位置や視覚のアングルなどでテキトーにデフォルメしてあるように思えます。
 この高見山を描いたスケッチ旅行では、二上山、葛城山、金剛山、吉野山なども描いたと思われます。高野山を訪ねた旅では、果無山や那智山、大雲取山も巡ったでせう。すごい健脚家です。


アフター「日本百名山」を楽しんでは?
 すでに「日本百名山」を踏破して、なお、元気とお金が余ってる人は、この「江戸百名山」も踏破してはいかがでせうか。高い山は「深田百名山」で登頂済みですから、うんと楽ちんです。ピークハントではなく、谷文晁と同じ山麓逍遙のプランにすれば、高年齢者でも可能な企画になります。200年の歳月を経て、谷文晁と同じ目線で山を眺めるなんて愉快ではありませんか。本書はネットの古本市場にたくさん出ています。(1995年11月 小学館発行)


谷文晁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%96%87%E6%99%81



谷文晁
江戸百名山 



名山のランクを相撲の番付け表式に表した。
江戸 


六甲山はこんな風に描かれた

江戸 



山上ケ岳
江戸 



駄目男がアラ探しをした、吉野山から見た高見山(高峰)と音羽山の位置
江戸 




江戸







ウオーキング・観光



●祇園祭 ~後祭の裏風景~


 7月24日の後祭は前祭のような宵山風景がない。山鉾の飾り付けは当日の朝に行う。なので、前日まではそれぞれの町で装飾品などの公開があり、誰でも見学できる。巡行に出ると見えづらくなる豪華な飾り物を近くで見ることができるので見物人が多く、なかなかの賑わいです。


町の人に聞くと、巡行出発は9時30分。作業開始は6時半ごろからで、ほぼ2時間くらいで終了する。大きな車輪の組み付けだけでも大変な作業に思えるけど、長い歴史で段取りがビシッと決まってるので、他人が想像するほどの難儀はないという。ただ、飾り物の大方が重要文化財だったり、タペストリーのような超豪華なつくりだったりするので、扱いにはとても気を使う。近年、新調が増えた織物は2千万~1億といったものが普通。


残念なことに、山鉾の建つ町はマンションが林立してきて、ロケーションは悪くなる一方です。なんとかならないのか、と観光客は気を揉むけど、なんともならない。それはガマンして、地味だけど、祇園祭の「下ごしらえ]場面を見るのも楽しいものです。(7月23日)


「役行者山」山伏が護摩を焚く準備中です。
祗園 


すぐ横の民家の中庭に「役行者神腰掛け石」がある。触ると肩こりが治るそう。
祗園 



装飾品が展示してあります。
祗園あと祭り 



「浄明山」は宇治川の合戦をネタにした飾り付け
祗園 




「浄明山」
祗園 



「鯉山」の展示場 中国の故事「鯉の滝登り」を表す飾りをする。
祗園 




「鯉山」のタペストリー。300年くらい前、ブリュッセルで制作された。重要文化財指定。鯉は木製で、分解、組み立てできる構造。
祗園 



「鯉山」
祗園 




「橋弁慶山」は謡曲由来の飾り付け。義経と弁慶の人形が飾られる。
祗園 


これ以上贅沢に作れない? 総漆塗りの橋。
祗園 


後祭は全部で10基の山が巡行します。



閑人帳



●人生最後の「マグリット」展 鑑賞


 京都市立美術館では、ただいま「ルーブル展」と「マグリット」展を同時開催しています。ならば、人気は当然「ルーブル」のほうが断然高いと思いきゃ、そうでもない。平日の雨天というコンディションにもかかわらず、マグリット展も盛況です。これには少々驚きました。しかも、チケット代が1600円! なのに、老人割引きナシの無慈悲な催事です。


没後半世紀を経て、マグリットもすっかり大衆の「おなじみ」になったのでせうか。けったいな絵やなあ、と惑いつつ気楽に鑑賞できるようになったのは良いことです。それでも、中には何とか「解釈」しようとして作品を凝視してる人もいますが、何ほどの意味もありません。けったいな絵のまま楽しみませう。


今回は回顧展のかたちで130点もの作品が展示してありますが、マグリットらしい絵が出てくるのは中年になってからで、けったいな絵が満開。
 駄目男が一番好きなのは「光の帝国」です。昼なのに夜でアル、の光景を描いた、とても詩的で静謐さを醸し出している作品です。不条理を視覚化するとだいたい不快なものになりがちですが、これはイヤミがない。あり得ない風景なのにすんなり受け入れてしまいます。


半世紀近くつきあって、今や何を観ても新鮮味は無くなってしまったけど、このマグリットの発想はCMなんかに使えそうな気がします。CGを使って、さりげなく大嘘をつく、というアイデアです。すでに出来てるかもしれません。


同じシュールレアリズムの作家であっても、人物像がダリとは正反対だったのも面白い。絵を描くときは常に白のワイシャツにネクタイ、スーツ姿という銀行員のような恰好だった。有名になってからもアトリエをもたず、台所にイーゼルを立てて描いた・・。画家だから画家らしい暮らしを、なんてイロハの常識さえ持たないまま人生を終えた。作品と人物像がこれほど乖離しているアーティストは珍しい。(同展は10月12日まで 京都市美術館)


会場風景
マグ 


お気に入りの「光の帝国」残念ながら今回展示なし
マウ 



今回展示されたのはこのバージョン
マグ 



一番有名なのはこの「大家族」
マグリット 



「ピレネーの城」
マグ 


「野の鍵」
マグ


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昔、マグリットにあこがれて・・・

 「光の帝国」に触発されてマグリットもどきの絵を描いてみたくなった。船が沈むというアイデアは「走泥社」という前衛的陶芸作家のグループのどなたかに「ソファに沈没する客船」を表した、けったいな作品があり、これをヒントにした。クレパスと色鉛筆でしこしこ描いたけど、良くてパロディ、悪けりゃイチビリ、レベルの絵にしかならなかった。(70×50cm 1981年)


マグ


マグ 







閑人帳



●貧乏性が考える、宝くじ改善案


◆売れ行きが順調に下がってる宝くじ
 いろんな媒体を使ってハデに宣伝している宝くじが、実は年々売れ行きを減らしています。2005年の1兆1000億円をピークにして、2014年には9000億円まで減少。10年間で2割も減らした。
 で、発売元の宝くじ協会は売上げ挽回にどう対処したか。一等の賞金を1億、3億、5億と吊り上げて購買者の気を引こうとした。この発想には全く購買者の金銭感覚、願望が欠けている・・というのが駄目男の判断であります。そこで、宝くじ協会に成り代わって、売上げを増やすための改善案を考えました。


◆一等賞金を2000万円に下げる
 なぜ2000万円か。宝くじを買う人のほとんどが切実に欲しいと願う金額がこれくらいだろうと。夢の5億より、リアルに2000万が欲しい。
まさに貧乏性の発想だって? でも、この改善案の賛否を問うたら、8割くらいのユーザーが賛成してくれそうな気がします。あきまへんか?


一等賞金5億円を2000万円に減らすことで、単純に当選確率は25倍になります。さらに、前後賞1億円を100万円に減らす。当選確率は100倍に増えます。(前後賞の当選番号を増やします)なに、100万なんてハシタ金いらん?うそつけ。賞金は2000万、100万、1万の3種類に単純化します。最低が1万なら換金を面倒がってロスする人はいないでせう。当選番号の見逃しや手間も省けます。


◆当たった!と人に言える金額
 2000万という金額が「切実に欲しい」と思う人は5億円欲しいと思う人より遙かに多い。年収数百万円未満の人には切実度が高い。

・住宅ローンの返済に
・商売の起業資金に
・老後の生活資金に

役立つ事請け合いです。使い道に必然性がありますから公表にビビる必要はありません。2000万当たったから住宅ローンの一括返済に使ったといえば、身内も文句言えないでせう。7月13日の記事では「老後の生活資金は3000万必要」という題目で書きましたが、退職時の貯金と退職金合わせて1000万の人は2000万加えたら3000万円で「安全圏」を確保できます。2000万円というのは「当たった~~」と、回りにはばかり無く言える金額の上限ではないか。


◆どちらが幸せか
 宝くじ協会もよく考えてほしい。5億円の当選者一人を生むのと、2000万円の当選者25人を生むのと、どちらが購入者の幸福に寄与するか。そんなの協会の知ったこっちゃない、余計なお世話だ、ですか。
 宝くじの当選金は非課税(所得税がかからない)だそうですが、例えば、5億円当たった人が、両親へのプレゼントに1億円渡した場合、贈与税の対象になって、約5割、5000万円の税金がかかります。納税による国家への貢献という点では大いに評価できますが、フツーに納得できないでせう。大金をつかんでネクラになった人が多いかもしれない。


◆もともと「当たり」の率が悪い
 償金額の大きさや300円という手軽なクジ代に惑わされているのが宝くじで、還付率(売上げに対する購入者への還付金の率)は5割未満です。半分は自治体や団体へ納められます。300円のうち、150円はお役所や団体への寄付金と割り切ったほうが良い。対して、競馬やパチンコの還付率は70~80%台で、宝くじよりサービスが良いと言えます。
 もう20年くらい宝くじを買っていませんが、上記のような改善があれば、ちょっと食指をそそられるかもしれない。


参考記事
http://camatome.com/2013/06/takarakuji-1tou-tousenkakuritsu.php

http://matome.naver.jp/odai/2135417996943495901 


宝くじ
  




読書と音楽の愉しみ



●石田衣良著「I LOVE モーツアルト」を読む


 著者がNHK-Eテレ「らららクラシック」の司会を務めている、というだけで読んでみたエッセイ。石田衣良、なんてヘンな名前の由来は本名石平庄一(いしだいら しょういち)の石平をフルネームにしただけだそうで・・しょーもな。テレビでは加羽沢美濃さんとコンビでクラシック音楽入門騙的な番組の案内役をしている。単なる一人の音楽ファンにすぎない、という素人目線での話がウケてるらしい。


クラシック音楽ファンには好きなきっかけになる「出会いの一曲」をもってる人が多いが、著者の場合はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」だった。演奏者はグレン・グールド。これは共感できます。訥々と弾いてるようで、一度聴いたら忘れられない、脳天にビビビと響く演奏です。
 以後、あれこれ名曲を聴いてるうちに次第にモーツアルトにはまって行くわけですが、作家だけあって、音楽論的詮索より、モーツアルトの人物像、生き方についての興味が中心になります。


著者が選んだモーツアルトの曲が10曲、付録のCDに収められています。特に個性的な選択をしてるわけではなく、誰でもが好む無難な選曲です。交響曲の40番やクラリネット五重奏曲、歌劇「魔笛」のアリアなど、みんなが好む人気曲で、これは、もしかしたら本当の希望曲をガマンして「世間並み」に合わせたのかもしれません。自分の好みより、本の売れ行きのほうが大事ですからね。


ところで、駄目男の「出会いの一曲」は何かというと、少々渋くて、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」です。中学生の初めごろ、NHKのラジオ番組に「希望音楽会」という珍しいクラシック音楽番組があって、それのスタートに使われていました。きれいなメロディやなあとホレて聴いていたのですが、曲名が分かったのは何年も後になってからでした。むろん、今でも好きな曲です。


といっても、子供だから、石田衣良センセイと同じく、生活のなかでは歌謡曲からポップス、ジャズ、ラテンまで何でも楽しく聴いていました。ジャズとクラシックを覚えたのは「進駐軍放送」のおかげだから、ふる~~~であります。雑音だらけの真空管ラジオで聴いたものです。
 後年、NHKでは「映画音楽の時間」という番組ができて、これの大ファンでもありました。「第三の男」「禁じられた遊び」「道」「イルカに乗った少年」・・なつかしいですなあ。


クラシック音楽の魅力は、知らない曲との出会いの楽しさはむろん、同じ曲と何年、何十年と付き合いながら、リスナーとして成熟できることです。どんな風に?と訊かれても答えにくいけど。
 自分は別にガリガリのクラシックファンではないから、ジャンルを問わずなんでも楽しめます。あれキライ、これ知らない、と敬遠するのはもったいない・・・これも貧乏性ですね。(2006年3月 幻冬舎発行)


木製キャビネットの真空管ラジオ。
モーツアルト本 



モーツアルト






プチ・ケチの研究



●揚げそばの食べ方


 「揚げそば」という商品は人気がないらしい。即席麺の売り場でも探さないと見つからなくて、棚の隅っこにひっそり置かれている。人気が無いのは「即席」でないからで、具材を調達しなければならない。

 一番カンタンな食べ方は? と考えて、レトルトの中華丼をかける案を試してみた。う~ん、イマイチであります。辛さが気になる。具材の量も足りない。コストは麺が80円、レトルトが140円、計220円。


具材を自分で作ることにした。最初は、ツナの缶詰(小85円)とキャベツ、もやしを煮て、片栗粉でとろみをつける。味はともかく見栄えが悪くて、歳末の助け合い「慈善鍋」で供される一椀のイメージ。

 次に、ツナ缶を豚肉に変え、野菜はテキトーにかき集めて煮て、とろみをつける。これは旨くできました。肉の有り難み大です。あんかけにすると、冷めにくいのもいい。半端に余った野菜が役立ちます。コストは200円くらい?カロリーは350~400kcalくらいありそうで、昼ならこれだけで十分です。


一番安いレトルトの中華丼 3食420円
agesoba 


レトルトの中華丼+ネギ
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豚肉を使うと、がぜんグレードアップします。
DSCN4372.jpg 







閑人帳



●笠智衆著「小津安二郎先生の思い出」
 貴田庄「小津安二郎と東京物語」を読む


 欧米の映画人が評価するところ、小津の人気は黒澤明や溝口健二を凌いで「日本で一番」になっている。その作品のなかで「東京物語」は文字通り不朽の名作とされる。(東京物語は1953年に公開)


◆プロが選ぶ世界一の名作に
英国の団体が企画する、世界の著名映画監督が10年毎に投票で選ぶ映画史上の傑作選、2012年版は次のようになっている。

一位・・東京物語
二位・・市民ケーン
三位・・2001年 宇宙の旅
四位・・81/2
五位・・タクシードライバー
六位・・地獄の黙示録
七位・・ゴッドファーザー
八位・・めまい
九位・・鏡
十位・・自転車泥棒

 あまたの名作、傑作を押さえて堂々の一位。因みに、2002年においては三位でした。知名度では上の黒沢明はランク外です。この10作品で駄目男が観たのは4作品だから、並みの映画ファンです。なんで「東京物語」がこんなに高く評価されるのか。正直なところ「ワカラン」というのが本音でありますが、今回、2冊の本を読んでも答えは得られなかった。(本の選択を間違えた)


◆酒で元気を付けて脚本完成
 ま、小津作品のゲージツ論はさておいて、この作品がどういうプロセスで作られたかは知ることができます。小津はかなり詳細な日記を残していて、これが大いに役立ちます。物語は、脚本家、野田高梧との合作です。二人で茅ヶ崎の旅館に泊まり込むかたちで、約3ヶ月かけて書き上げますが、この間に一升瓶を43本空けたという酒豪ぶり。(日記に記してあった)あのマジメで切ないホームドラマが酒浸りの日々から生まれたなんて・・とにかく二人とも酒好きだった。


当時の台本は「ガリ版刷り」でした。正しくは「謄写印刷」なんのこっちゃねん? の人、多いかも知れませんが懐かしい。学校のテストなんかみんなこれで作りました。先生が鉄筆でガリガリ原稿を書いていたのを覚えています。紙もサイテーの紙質で、インクは滲み、すぐ破れる。


◆ヘタだから愛される?・・笠智衆
 小津は完璧主義的なところがあって、まあ、これでいいか、みたいな妥協をしない。納得できるまでトコトンやり直すので、スタッフや俳優はいつもピリピリしていた。演技で一番しごかれたのが笠智衆サン。俳優志望で俳優になったのに、不器用なこと天才的だったらしい。なので、笠が出番のときは、5回10回やり直すのが普通で、本人はハラハラ、監督はイライラのし通しだった。それでも小津監督は笠をクビにせず、ほとんどの作品で彼を使った。不思議です。あの、独特の天然ボケみたいなキャラクターは余人に代えがたい魅力なのか。観客も一度彼を見たら忘れませんからね。一本調子のしゃべり方も記憶に残ります。


笠智衆といえば、おじいさんの役柄ばかり思い出されますが「東京物語」に出演したときは49歳だった。しかし、役柄は70歳の老人。息子や娘に冷たくあしらわれて悄然とするさまは老人の風情がないとこなせないはずですが、そこは勝手知ったるフケ役、違和感なく演じました。


◆ローアングル撮影、俳優は困惑も・・
 小津作品の絵づくりの特色はローアングル撮影。これは監督の美意識の反映でありますが、そのセンスを俳優連が理解していたとは言えないらしい。室内はむろん、アウトドアでも人物がいる場面ではローアングルのシーンが多い。原節子はじめ、小津作品に出る俳優は多くの場面で下から覗かれてるようなカメラ位置に戸惑ったらしい。

 他に、小津監督らしい絵づくりの特色は、フェードイン、アウトの場面が少ない。移動撮影が少ない、などがある。技巧的でない、自然な描写を好んだからで、観る側にはとても落ち着いた、安定感のある映像に見えます。


◆映画の「世界遺産」制度できないかな
 それにしても、こんな地味な、モノクロのホームドラマが世界ナンバーワンの傑作に選ばれるなんて素晴らしい。もし、将来、映画の分野でも「世界遺産」作品(永久保存、公開を旨とする名作)選定制度ができたら、真っ先に選ばれます。「2001年 宇宙の旅」なんか歴史資料価値が大きい映画です。2100年でもこの映画を観られるようにするには公的な組織で保存する必要があり、文化遺産としての選定に反対する人はいないと思いますよ。映画はすでに100年の歴史を有する文化だから、世界のどこかで選定制度創設の声が上がるかもしれませんね。


笠智衆著「小津安二郎先生の思い出」(2007年 朝日新聞社発行)
貴田庄「小津安二郎と東京物語」を読む(2013年2月 筑摩書房発行)

東京



ポスター
東京  




後列左から、原節子、杉村春子、山村聡、三宅邦子
前列中央は東山千栄子と笠智衆
東京物語 



原節子と香川京子
東京 



熱海海岸でのシーン。49歳の笠智衆は、老人に見せるため、自分のアイデアで背中に座布団を入れた。そういえば、なんだか座布団が入ってるみたいに見える。
東京 







プチ・ケチの研究



●エアコンの電気代、ケチケチ節約術


 プチ・ケチの研究も、いつのまにか100項目を越えました。
1DKのウサギ小屋暮らしでは、エアコンは1台で済みます。しかし、これ1台で部屋中を冷暖房するには、ちょっと工夫が要ります。下の写真はエアコンの真下から撮ったものです。対面の和室とDKを区切る開口部は巾70cmしかなく、DKを冷やすには4m離れたエアコンから、冷たい気流をここに命中させる必要があります。


このため、今までは開口部の手前に扇風機を置いて冷気を強制的に送り込んでいました。これで十分役に立つのですが、背中にずっと冷風が当たるのはあまり心地よくない。また、扇風機が使用25年目でそろそろ寿命です。


そこで、扇風機をやめ、2枚目の写真のように開口部左の押し入れのドアを半開き(30度くらい)にして、つまり、ドアを風向板にして冷気が開口部の方へ流れるようにしました。これで扇風機の電気代(35W)も節約できます。効果が弱いときは、エアコンの「送風」を「自動」から「中」(やや強い送風になる)にするとよい。但し、自動より電力は少し多く食います。


冷風を無駄遣いしたくないという貧乏性が生んだドケチアイデアです。震災以後、電気代は25%もアップしてるそうだから、1Wでもケチらなくては・・。


扇風機で冷風を送り込んでいた
エアコン 


ドアを半開きにして風向板にする。
エアコン


ドアが半開きでは、押し入れにホコリが入るので、内側にカーテンを吊っています。
エアコン





たまには外メシ



●帝塚山・RYOUBANYAのランチ


 帝塚山界隈の飲食店、物販店の盛衰は激しく、シャッターを下ろした店が目につきます。景気だけでなく、高齢化も影響しているかもしれない。そんな環境にある店でランチ。
 店名は漢字で「両判や」と書く。阪堺線「姫松」停留所から歩3分くらい、南都銀行の西隣にあります。
 薬膳料理をうたってるらしいけど、出されたのは普通の洋食に近い。洋食ふうだけど、パンではなく、五穀飯が出るので、やはり薬膳的メニューなのか。ま、そんなこと詮索せずともフツーに美味しいランチでした。値段は1620円。


食べログ
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270203/27082094/



帝塚山ランチ


ランチ 


ランチ 






閑人帳



●エマニュエル・トッド著

「ドイツ帝国が世界を崩壊させる」を読む


 たまには硬い本も読みます。なんだか物騒なタイトルですが、昨今のギリシャ問題でドイツの厳しい対処ぶりが目だっているだけに、さもありなん、と思わせるテーマです。
 共通通貨を横軸に28の国家が参加するEUですが、お互い、国家の主権は尊重しつつも、経済・金融面での発言権は圧倒的にドイツが強く、大げさにいえば、1強27弱なのが実情です。フランス人の著者は、皮肉を込めて「オランドはドイツの副首相」と言っている。フランスの大統領はドイツ首相メルケルの部下でしかないと言うのです。


これは、普通にEUの報道を見てる人には納得できることで、オランドはメルケルとの交渉で明快にノンと言ったことが無い。常にドイツが主導権を握っている。アジアでいえば中国と韓国の関係みたいなものだ。韓国は中国に万年頭が上がらない。
 ウクライナ紛争が起きたとき、表向きはEUとロシアの対決となったが、実際はドイツとロシア対峙であって、EUの小国は「その他大勢」でしかなかった。連合はタテマエに過ぎず、ドイツの方針がEUの方針の方針になる。ロシアから見たら、ドイツ以外は眼中になしとなる。


本書には最新の「ギリシャ問題」は取り上げていないが、悪ガキ、ギリシャに対処するのはほとんどドイツである。ドイツとギリシャの喧嘩のように見える。フランス、イタリア、ベルギーなどを除く大半の加盟国は傍観するしかない。だからといって、多くの加盟国がドイツの対応に共感しているのではない。表に表れないが、EU内に少しずつひびが入ってきた、というのが実情である。このようなドイツの覇権主義的行動に著者は苛立っている。


EUが発足したとき、欧州における長年の理想が実現したと、欧州以外の国も彼らの英断と協調精神を讃えた。今日のギリシャ問題なんか想像外だった。平等を謳ったのに、気がつけばドイツのみがたっぷりと甘い汁を吸い、大きな格差が生まれた。ギリシャは事実上、主権を奪われ、独立国とは言えない、日本でいえば「生活保護世帯」みたいな国に落ちぶれた。


国家間の協調による通貨の統一は素晴らしいように思えたが、各国が自らの判断でレートを決められない(主体性が無い)というのは、やはりマズイ。経済力がマチマチなのにレートが同じなら、必ず得をする国と貧乏くじを引く国が出てくる。結局、EUではドイツが一人勝ちして、他国を経済的に支配することになってしまった。ドイツは、軍事力ではなく、経済力の差異で他国の主権を奪う「帝国主義」国家になりつつある。早晩、「EU内の内輪もめ」に留まらず、国際的な問題になりそうだ。(2015年5月 文藝春秋社発行)


EUを構成する国
EU地図




アジア ウオッチング



●台風の進路予想は難しい


 既に消滅した台風9号の進路予想に関して、ふだん余り見ない「国別進路予想」が朝鮮日報に出ていたのでご紹介。
 記事にした理由が、韓国気象庁の予報があまりにハズレ過ぎではないかという批判です。下の図で見ると、一番ハズレが少ないのは米軍の合同台風警報センター(JTWC)の予想進路で、日本、中国、韓国の順でハズレ具合が大きくなっています。(台風の中心が台湾近くにあった時点での進路予想と思われる)

 なぜ、こんなにバラツキがでるのか。駄目男の勝手な推測を書くと、
・コンピュータ等、最新設備への投資の差
・解析技術の差
・経験の蓄積の差
  ではないかと思います。米軍はこれらの全てで勝ってるのかも知れない。


いくらデジタル技術が進んでも、データを詳細化しても、それでは超複雑な大気や海水の動きを判断できず、最後は「経験」が物を言うのではないか。経験の蓄積では、米軍、日本、中国、韓国の順になり、今回はこの優劣差がそのまま予想の確度に表れた。
 何年か前、韓国の気象庁に対する批判記事で「せっかく最新のコンピュータを導入しても使いこなせないで、ハズレの多い天気予報を出す」とあったのを思い出した。人材の育成が追いつかないのです。真に優秀な人はサムスンや現代に高給で取られてしまう、ということですか。


台風11号の予想を見ると、上陸二日前の時点でも予想円の直径は500キロくらいあり、大阪~福岡の間の接近、上陸という予想です。せめて200キロくらいに出来れば、各自治体の対応もやりやすいのではと思いますが、スーパーコンピュータを駆使しても無理というのが現状です。


朝鮮日報記事(7月13日)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2015/07/13/2015071300759.html



こんなにバラバラだった、台風9号の進路予想
台風 


台風11号の進路予想図
台風進路


大阪日暮綴



●おすすめ・・カレーおにぎり(冷凍)


 冷凍のおにぎりは「醤油味」がスタンダードで一番安い。他に「赤飯おにぎり」もある。そして、今回試したのが「カレーおにぎり」。
 2個入りが190円(税別)で高いが、なかなか美味しい。ロージンなら、昼食はそうめんとこれ一個で足ります。(おにぎりは一個100g、188キロカロリー)
 カレー味を決めるのに苦労したのではないかと想像します。レシピを少しずつ変えながら、試作品を何十回もつくって味覚テストを繰り返す。テスターの皆さん、一人で20個、30個食べさせられて「カレー怖い」になってしまったかも。値段がもう少し安ければうれしいのですが。メーカーは日清食品。


カレーいにぎり 


カレー 





閑人帳



老後危機 



●老後の備え、3000万円必要 
~NHKスペシャル~


 何ヶ月ぶりかで「Nスペ」を見ました。スタジオに視聴者や専門家を集めて、三宅アナのもと、議論を交えて進行する番組ですが、NHKらしく「予定調和」というオブラートにくるんだ無難な意見ばかりで物足りないのが特徴。(だから見ない)YTVの「そこまで言って委員会」に比べたら、幼稚園のお遊戯に等しい「みんな仲よし」番組であります。


悪口はさておき「老後の備え・・いくら必要か」を問題にしていて、世論調査やスタジオ出演者のかかげた金額は3000万円であります。この金額は、これから定年を迎える65歳以下の人たちの希望額です。
 退職金プラス貯金の合計がこれくらいあれば、まずまず安全圏という判断になる。定年時で、まだ住宅ローンがたくさん残ってる人や。家賃10万円以上の借家暮らしの人はこれでも心配かもしれない。65歳定年時でこの金額を保有している人は何パーセントくらいいるのだろうか。


資金維持は「節約」か「運用」か
標準的な年金生活者は、年金収入だけでは、やや生活が苦しいので貯金を少しずつ取り崩してるのが実情らしい。そこで、視聴者へのアンケート調査で、なるべく貯金を減らさないために「節約を重視」又は「運用を重視」どちらを選ぶかと問うたところ、7割が「節約重視」と答えた。二宮尊徳的美徳というか、堅実な考えの人が多い。


しかし、現実には「節約を心がけながら、運用もする」のがベターではないでせうか。(出演のアドバイザーもそう言っていた)
 仮に、退職金と貯金、合わせて2000万円あるとすれば、これを全部タンス預金、銀行預金で寝かせておくのは芸がなさ過ぎる。これを減らしたくないためにケチケチ生活に徹して人付き合いもしないというよりは、一部を運用して「ケチ」で浮かす金額を稼いだほうがベターです。稼ぐって、何で? それは人それぞれのお好みで。もちろん、リスクは覚悟しなければなりませんが。


下のグラフ、青が運用重視、 赤が節約重視(視聴者の投票)
老後危機






「世代内扶養」というアイデア
番組後半で、年金の原資をつくるために「世代内扶養」という案が示された。年金受給世代のなかには、家賃収入が月に何十万あるとか、会社の役員や顧問での収入がたくさんある恵まれた人もいる。これらの金持ちに対して税金等のかたちで拠出させ、貧しい人への年金原資にするというもの。これは、アンケートで賛成が多いが、駄目男も賛成です。ただ、所得の把握が難しい。(マイナンバー制度が役立つかもしれない)相続税の一部を年金原資に当てるアイデアもあります。


世代内扶養という考えに賛成(青)か反対(赤)か
老後危機



話を聞いていると、かの、トマ・ピケティが唱える格差論がこの問題に当てはまることが分かる。まとまった貯金や不動産、相続遺産を持たざるものは上昇志向があっても足場がない。日々の生活に負われているまに年をとってしまう。今後、ITの高度化やロボットの普及が進めば、仕事の選択肢は一層狭まりそうだ。(7月11日放送)


会社員の年収と退職金の変化。どちらも減少傾向にある。
老後危機





閑人帳



●野村萬斎演じる「山月記」「名人伝」


中島敦ファン、全員集合・・のダシモノであります。隣が火事でも出かけねばなりませぬ。この名作を狂言師がステージではどう表現するのか、興味深い。もっとも、初演は2005年だから10年ぶりの再演になり、より洗練された演出がなされたはずです。萬斎の父、万作は85歳という高齢のため、今回は2作とも萬斎が主演。


ゲージツ性を考え過ぎて、難解な観念ドラマになっては困るナと、少しは危惧していたのですが、杞憂でした。「山月記」は朗読を中心に、ほぼ原作通りの運びで、高慢な性格のせいで出世出来ず、悶々と悩んだ挙げ句に山に籠もったら、人食い虎になってしまった・・という、中国駄目男の悲劇です。暗やみに近い舞台で声だけ響くといった感じですが、
これが正解かもしれない。複数の助演者のセリフを、能舞台の地謡のように聴かせるのもアイデアか。


舞台上手手前に、尺八の藤原道三、下手に大鼓の亀井広忠が構えて、なかなか効果的な音楽を奏する。大鼓の音色がとても金属的に聞こえたが、もしや、ミキサーで調整していたのかもしれない。


「名人伝」は原作の雰囲気を大きく変えて、半ば喜劇風に演出。2作とも深刻ドラマに仕立てては客受けしないことを察しての工夫でせう。弓矢の名人と、弟子入りした若者の腕比べがテーマで、舞台表現はとても難しいところ、スクリーンにユーモラスな動画を映して笑いを取るという案で成功しました。ラストは原作に少々解釈をプラスして終わる。


究極の弓矢の名人とはいかなる腕前の持ち主か。もう師匠並みに上達したと自信をもった弟子は師匠に決闘を申し出る。応じた師匠は弟子と向かい合い、相手の心臓を狙って矢を放つ・・しかし、二人のまん中で矢と矢が衝突して落ちてしまう。(この場面はスクリーンに漫画で映す)
 師匠いわく、こんなハイテク使っても名人とは言わないゾ。もっと上があると。では、究極のワザとはいかなるものか。


矢を放って獲物を仕留めるのは「射の射」だ。これは練習で達せられるワザだ。究極の名人芸は「不射の射」。矢を放たずに獲物を得るのだ。名人はついにこれを極めた。その時から、鳥たちは、名人の住む家の上空を避けて飛ぶようになった・・オシマイ。(7月8日 兵庫芸術文化センター 中ホール)


中島敦に扮した野村萬斎(チラシ)
山月記

野村萬斎 解説
https://www.youtube.com/watch?v=xekRliRkzEM


プチ・ケチの研究



●フライパンを買い換える


 安物のフライパンはコーティングがすぐにはげて、こびりつきがひどくなる。それでもガマンして使ってましたが、今や、内面は「荒野」のごとく荒れ果てて、野菜炒めなどでは、油や水をドバと入れないと焦げ付いてしまい、洗うのも大変です。


巷では「セラフィット」という商品が人気だそうなので、ネットで探したら「セット販売」しかないことが分かりました。セットで15000円くらいする。とても手が出ないし、セット買いはムダであります。 いろいろ探して刃物メーカー「貝印」が扱う「ウオックパン」という商品を買いました。20cmで4065円ナリ。ケチンボには、これでも高価な買い物です。(クーポン利用)


高級品は油不要らしいけど、本品は薄く塗る必要がある。耐久性がいかほどか、気になりますが、自分の余命より長持ちする必要はない。ロージンならではの判断であります。
 なんか持ち重りするので、目方を計ってみたら590g、古い安物は370gなので200g以上重い。これは材厚の差です。ということは、熱効率は悪いかもしれない。



10年近く使った安物のフライパン 21cm
フライパン



「ウオックパン」20cm イタリア製
フライパン 




読書と音楽の愉しみ



●イザベラ・バード著「朝鮮紀行」を読む


 文庫版が1998年に発行されてから2011年までの13年間に26刷を数えている。地味ながらロングセラーを続ける理由は何だろう。想像でいえば、イギリス人のおばちゃんのものすごい行動力、観察力と、それにしてはクールな文章表現が読者に大きな信頼感を与えてるからではないか。全570頁に詰まる情報量の多さに圧倒されながら、読者が朝鮮の旅をしているようなリアリティも味わえて、凡百の紀行文を寄せ付けない。それにしても、全身好奇心のかたまり、スゴイおばちゃんであります。


著者が旅したのは、日本が進出し、西洋諸国も国益を求めて外交官を駐在させていた1890年代、閔妃暗殺事件など惨劇も起き、国王がロシアの公使館に保護を求めて居候するなど、とても国を統治できる状態ではなかった。そんな混乱のさなかに見た朝鮮という国は、王宮以外はスラム街のみといった、貧しくて未開の国で、誉める点など探しても見つからない。日本と比べて、文化水準の低さに驚いている。


本書は当然、朝鮮語にも訳されて出版されたはずでありますが、朝鮮の人が読めばさぞかし不快でありませう。生活は貧しく、国民は一部の農民を除いて怠惰そのものであり、国王も救いがたいほど無能だった・・。こんな記述が延々と続くのだから、読みたくありませんよね。もしや、現在でも、韓国内では、この本の出版はタブーになってるのではないか。


「日本による植民地支配」を恨みまくってる韓国ですが、今から120年前、韓国統治のために進出した日本をイザベラ・バードはどう見ていたか。最終章に書かれている文の一節を引用します。


564頁より引用
 「わたしは日本が徹頭徹尾誠意をもって奮闘したと信じる。経験が未熟で、往々にして荒っぽく、臨機応変の才に欠けたため、買わなくていい反感を買ってしまったとはいえ、日本には朝鮮を隷属させる意図はさらさらなく、朝鮮の保護者としての、自立の保証人としての役割を果たそうとしたのだと信じる」 日本にも、朝鮮にとってもアカの他人だったイギリス民間人の見解です。


もし、日本が朝鮮を統治せず、代わりにロシアが統治していたら、朝鮮の運命はどうなっていたか。日本の統治よりはずっと幸せな国になっていたと言えるのか。一番大事なことは、当時の朝鮮は、国家として自立できる能力は全くなかったことであります。日本の悪口を言う前に、己の無能をしっかり認識せよ、であります。(1998年8月 講談社発行)


イザベラ・バード
イザベラ 


イザベラ


アジア ウオッチング



●中国人留学生の受け入れを拒否・・米国家庭


 久しぶりに開けた「大紀元報」。今や中国人は世界中で嫌われているという記事です。マナーの悪さは観光客だけにあらず、ホームステイ先の家庭でも留学生のタチの悪さに閉口して受け入れを断り始めた。


【大紀元日本7月7日】~ここから引用~
http://www.epochtimes.jp/jp/2015/07/html/d39817.html

米国の一部のホストファミリーが現在、中国人留学生の受け入れを拒否している。一人っ子で過保護に育てられた子どもとの生活の中で、さまざまな否定的要素があったからだと、家族らは主張する。香港紙バスティーユ・ポストが伝えた。
  すでに30年以上続く中国の人口抑制策「一人っ子政策」は、多数の大人たちが少数の子どもを過保護、過監視する状況を生んだ。「小皇帝」という称号が中国国内でも付けられているほど、子供たちをわがままにさせ、自律した人格を作るのを阻害した。


米国のホストファミリーは最近、学生一人あたり月1500ドル(約18万円)という収入が入るにもかかわらず、中国人留学生は受け入れないと拒否する姿勢を表した。同紙の取材に答えた、カリフォルニアのホストファミリーは、中国大陸からの留学生を4年間受け入れていた。これにより家族は「高収入を得ていた」と話している。


しかし10人目を受け入れた頃、「小皇帝」の面倒を見ることに我慢できなくなってきたという。学生らはほとんどが幼児のようで、家庭内の生活態度は悪かった。例えば、食事は食べこぼしが多く、拾わない。食事後の片付けはせず、皿を洗わない。床を清潔にしない、人に挨拶をしない等など。別な家族は、中国人女子学生の同様の態度に不満を述べた。
 国際教育学会の研究によると、米国ハイスクールに登録されている外国人留学生の数は過去10年で3倍以上になり、3人に1人が中国出身だという。
(引用ここまで)


一人受け入れたら18万円もの収入増になるのに、マナーの悪さに愛想をつかした。中国の親が知ったら大きなショックを受けるでせう。こんなダメ人間になるのは「一人っ子政策」のせいだけではない。親の親世代(留学生の祖父、祖母)は文化大革命の犠牲者(被害者・加害者両方いた)で、生き延びるために肉親でさ密告の対象にした、という過酷な経験を負わされている。その次の改革開放時代に入ると「カネがすべて」の世相になり、義理や人情クソ食らえで凌いできた。


一人っ子を大事に育てるのは親の愛情の発露だけではない。年金制度の貧弱な中国では、老後の生活は子供の収入に依存せざるをえない。だから、留学を含む高学歴が高収入につながると期待して送り出す。これしか頼るものはない。しかし、わがまま放題に育った子が「親孝行」するか否かは分からない。「マナーが悪い」と中国人の悪口を言うのは簡単だけど、親も子も、なんでそんなにタチの悪い人間に育ってしまったのか、背景を理解する必要がある。


米国への留学生数は中国がインドを抜いてトップになった。日本人留学生は減少している。

中国留学生グラフ 





大阪日暮綴



●ハス見物人に早朝開園サービス・・・長居植物園


 ハスの花は昼頃には閉じてしまうので、数日間だけ早朝7時30分開園のサービスがあります。といっても駄目男が着いたのは9時ごろと、通常並みの時間です。池のまわりは上等のカメラを持った人がわんさといて花より多いくらい。おばちゃんもでっかい三脚立てて、一心不乱に撮影しています。そうでなければスマホ撮影。コンパクトカメラ使ってる人は10人に一人もいない。明快に時代遅れですね。いや、一番の時代遅れは「写るんです」ユーザーですか。一人も見かけませんでしたけど。


ハス 



ハス 



ハス 


キダチチョウセンアサガオ
ハス



読書と音楽の愉しみ



●石平著「私はなぜ中国を捨てたのか」を読む

 若い頃、ちょっとした縁で日本へ留学し、暮らしてるうちに、中国で教育された「日本」のイメージと、現実の日本の姿のあまりの違いに驚き、葛藤が生じて、ついに日本へ帰化してしまったジャーナリスト、石平氏。今や強烈な「反中国日本人」なのだから、他人事ながら「ようやるなあ」と感心します。


そういえば、ここで何度も紹介した、元韓国人の呉善花(オソンファ)氏もトコトン「反韓国日本人」で、動機や経歴も似ている。翻って、今、日本国に絶望し、日本国籍を捨てたい日本人がどれくらいいるのか、全く想像できない・・くらい私たちには非日常的な発想です。しかし、韓国では7割くらいの国民が「できれば韓国人をやめたい」と願ってる。動機は、国家の未来に絶望してるからです。この絶望感は正しい。


石平氏が帰化した根本動機も、日本が大好きだからではなく、祖国に絶望したからです。本書の半分くらいはその経緯を書いているが、彼は特異な人生を歩んだわけではなく普通に育った。もし、日本留学という機会がなければ、平均的な反日人間のままで暮らしたはずです。


著者は1962年生まれだから、文化大革命時は子供だった。教育により、毛沢東は神様のような崇拝の対象だった。しかし、文革の終焉で民主化運動が盛んになる頃は大学生で、勉強そっちのけで運動に情熱を注いだ。神戸大学へ留学し、カルチャーショックに戸惑いながら暮らしてるときに「天安門事件」が起きた。これで著者の祖国愛はプッツン、切れてしまった。・・と書くのは簡単ながら、インテリであるだけに、祖国への愛と絶望のはざまでどれだけ悶々としたか、当人しか分からない。


ともあれ、石平氏にとって、毛沢東や鄧小平から習近平まで、最低最悪の人物である。これを中国で書いたら、即タイホ、豚バコ入りであります。日本で書けば安全なのか。なんとも言えない。今後の発言でも過激な中国非難が続けば、ヤバイことになるかもしれない。中国に無視されてるうちが幸せともいえます。


中国語には「やさしい」という語彙がない
 174頁~に面白いエピソードが載っている。著者が神戸大学の留学生だったとき、同じ留学生の女性から電話がかかった。むろん中国語での会話のなかで、彼女が恋人のことを「やさしい人」と言うとき、やさしいを日本語で話した。本では「対! 我他認為他是個・やさしい的人」
とあり、両人とも「やさしい」と話した。


日本で暮らしてるうちに「やさしい」の概念が身につき、応用もできる。すると、中国語で語るほうが難しくなるという例です。
 では「日中辞典」では「やさしい」をどう説明しているのか。これがとても難しい。一言で中国語に当てはまる概念が見つからない。善良、慈悲、懇切、温情、温和、温順・・みんな間違いではないが、一言では対応できないのが「やさしい」の概念です。結局、「やさしい人」を中国語で言う場合は「最も良い人」の意味になる言葉を使うそうだ。


ついでに書くと、ふだん何気なく使ってる言葉で意外と単語で翻訳しにくい例に「アイデンティティ」があります。IDカード(身分証明書)とか、気軽に使ってるけど、辞書をひもとけば「自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。主体性。自己同一性」という難解な説明になります。これを一言で表すのはとても難しい。
 何十年か昔、ベストセラーになった「甘えの構造」(土井健郎著)の「甘え」という言葉も英語圏では語彙がない。面白いですね。日本人独自の概念です(2009年8月 ワック株式会社発行)


石平 




アジア ウオッチング



●中国共産党党員・・8800万人
 中国人株主数・・・9000万人(笑)


株で儲けて「爆買い」資金に
 ロイターの記事にこんな数字が出ていました。共産党の党員より、株主のほうが多くなってしまった。これが共産主義国家、中国のリアルな姿なのだから笑えます。モロ、資本主義国家ではありませんか。
 9000万人といえば、大人の10人に一人が株主ということです。この人たちと、その家族が日本へ「爆買い」ツアーに来る連中です。株主が3人家族の世帯主だと仮定すると、3×9000万で2億7000万人。荒っぽい推測をすると、全人口13億人のなかで3億人くらいが、そこそこ生活にゆとりがあり、株式投資ができ、たまには海外旅行ができる人たちと言えます。しかし、株価が暴落すると、数千万人が貧困層に転落する。爆買いどころではありません。


株価は立ち直るか?
 一挙に3割も下落した株価を支えるため、中国政府も証券業界もあたふたと対策を打ち出しましたが、横ばいにしかならない。明日からの値動きが注目です。もし。さらなる下落が続けば「悲観して自殺者続出」というのが中国流投資です。個人であっても「信用取引」で投資額を増やす人が多いから、予想に反して暴落したら、株価損に信用取引損が加わって莫大な損失になり、目の前マックラ・・自殺というパターンに。(信用取引・・手持ち資金だけでなく、借金して投資に使う)


売買停止企業が増えて、さらに不安が増す
 7月7日のロイターは、こんな情報も伝えている。
「中国の証券時報によると、中国市場に上場する200社以上の企業が7日、株式の売買を停止する方針を示した。同紙はまた、過去1週間に上海・深セン取引所に上場する2808社の23%に相当する約651社が株式の売買を停止したとしている」 えらいこっちゃ~~。


http://jp.reuters.com/article/stocksNews/idJPL3N0ZN1I320150707


「上海総合」のチャートはこちら・・・
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=000001.SS&d=1d


アチャ~~・・

tyuugoku





閑人帳



●日本一低い山は「日和山」・・確定?

 仙台市蒲生区の日和山は、昨年、地形図(電子版)に山名と標高数値3mの表示がされて、天保山を抜き、日本一低い山になりました。地元住民は津波で消えた山がカムバックしたと喜び、従来のように、7月1日に「山開き」行事を実施しました。7月1日は日本一高い山「富士山」の山開きの日で、これにあやかり、というか、もろイチビリ精神で日本一低い山も山開きします。震災でばらばらになった住民のコミュニティを形成する良いきっかけになります。


しかし、大きな心配がありました。海岸に新たに設ける巨大な防波堤が日和山を下敷きにしてしまうかもしれない。当初の設計ではそうなっていました。別に住民運動をしたわけではありませんが、計画は見直され、防波堤の位置は、山より内側(内陸側)に作られることで決定しました。 これで「山が下敷きになる」(笑)心配は消え、たぶん住民の発案で再度「日和山」が造成されるでせう。3mの標高点も土地の再造成工事で一旦消え、新しい日和山山頂で測量されると思います。天保山の標高である4,5m以下で造成すれば「日本一低い山・日和山」ブランドは確保できます。


かくして、天保山は第二位に甘んじることになります。但し「三角点標識を有する山」としては、今でも日本一低い山です。徳島の弁天山が「自然の山では日本一低い」と宣伝するのと同じです。


参考・引用情報:河北新報記事
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201503/20150326_11011.html


昨年の山開き
ひよりやま



今年7月1日 雨のなか、山開きに集まった人々
ひよりやま



震災後、仮設?状態になっている山頂
ひよりやま



天保山のゆるキャラ? ちょっと肩身がせまくなりました。

ひよりやま






大阪日暮綴



●訂正・・「破竹」 「淡竹」=〇

 6月10日の記事で「破竹とわかめの炊いたん」なるおかずを紹介しましたが、贈り主のたなかさんから「破竹」の字は間違ってると知らせがありました。竹の名前では「淡竹」が正しくて「破竹」は「破竹の勢い」とか、状況を表す言葉です。淡竹は細く割っても加工できるため、茶筅とか茶道道具や花器に使われるそうです。枝分かれが細かいから、竹箒にの材料になる。とれとれはアク抜きしなくても美味しく食べられると、一般の孟宗竹よりやや繊細な材料と言えそうです。


で、念のために料理ネットでハチクのレシピを開けてみると「破竹」の文字がどっさり。間違えてる人が多いです。hachikuで入力すると「破竹」と出るので、確かめずに使ってしまうのでせう。むしろ「淡竹」を知ってる人のほうが少ないのでは、と思います。文字が思い出せないときは「ハチク」とカナで書くのが無難ですね。


ハチクの解説
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%81%E3%82%AF


長居植物園の竹林では「ハチク」とカナ表示になっています。
はちく



「淡竹」とわかめの炊いたん(6月10日掲載)
はちく




プチ・ケチの研究


●けふもニコニコ、節約ライフ

 Tシャツの寿命がきてよれよれになったので(といっても捨てず、鋏で小さく切ってウエスとして使う)ユニクロへ買いに行く。よりどり3枚で990円(税別)ナリ。但し、バーゲン価格。

帰り道にある安売りスーパー「玉出」へ寄る。半年ぶりくらいかも。

牛肉切り落とし200g・・・269円
キャベツ半切(小)・・・・・・58円
ミニトマト・・・・・・・・・138円  
チンゲンサイ(3束)・・・・・98円
紀ノ川漬け(たくあん)・・・118円
バナナ(中5本)・・・・・・118円
合計・・・・・・・・・・・・799円  税共 863円

ラベルを良く見て中国産のものは選ばない。さすがに、100g100円の牛肉はなくなった。肉はカレーうどん2食分、煮物と他人丼、計4食に使う。全体にライフやグルメシティに比べたら1~2割安い。大ぶりのミニトマト(熊本産)が美味しくてお買い得でした。


スーパーによっては、合計1000円くらいになるかもしれない。
玉出


たまには外メシ



●湖北「花嵐」・御所「風の森」に酔う


「壺天」福島店
クルラ


 7月の例会は福島区の「壺天」で串かつとビールを賞味。まだ明るい7時すぎに西梅田「クルラホン」へちょい寄り。ジントニックを飲むと、なぜか酔いがリセット?してしまい(おいおい!)50年代末のビル・エバンスを聴きながら、懐かしい「花嵐」を呑む。昔の印象のキリリとしたハードな印象はやや消えていたけど、ご満悦。蔵元「吉田酒造」は湖北・マキノの湖岸の町並みにあり、メインのブランドは「竹生嶋」なので、こちらを知る人は多い。


ビル・エバンスを聴きながら「花嵐」を呑む
クルラホン 


吉田酒造玄関(同社HPより)
クルラ 



マスター、羽鳥さんが勧めてくれたのが御所の「風の森」。これがまたスグレモノで感心しました。別に高級酒ではないけど、フレンチにもイタリアンにも合うこと、保証しますぞ。安くて旨い日本酒の鑑にしたいくらいであります。メーカーの「油長」は歴史は古いけど、永らくB級に甘んじていた?らしいが、一念発起、新規の設備投資をしてA級をめざした。頑張ったおかげで、こんなに美味しい「風の森」が生まれた。


今回呑んだのは、数種類のバージョンのうち、「露葉風(つゆはかぜ)70% 純米しぼり華 無濾過生原酒」という仕様のもの。こんな名前の酒造米は初耳であります。周防の「獺祭」なにするものぞ、世界中で売れる「風の森」になってほしい。


「風の森」紹介と通販案内
http://www.abetaya.com/hp/yutyou/kazenomori.html



「風の森」は御所市南部にある地名(仮称? 峠の名前にもある)
クルラ


油長酒造HPより引用
クルラ 


クルラ






閑人帳




怪談 



●内野聖陽/秋山菜津子「東海道四谷怪談」鑑賞

 
鶴屋南北の傑作を現代劇の舞台で演じたらどうなるか。筋書きはほぼ原作のまま、セリフは現代語、衣装、小物は江戸時代・・そして舞台装置は、といえば、超シンプル、モダンなデザインです。もちろん、予算や移動の事情もあるけど、これ以上、省略しようがないという所まで簡素な舞台。まあ、よく考えましたね。ただ、保守的な歌舞伎ファンが見たら、ゴラア~、手抜きせんとマジメにやらんかい!と、文句垂れたくなりませう。演出は森新太郎。

 休憩はさんで3時間の長丁場なので疲れました。二階のビリの席だから遠眼鏡は必携です。自分と同じジジババ世代の観客は1割未満、8割が女性で、平均年齢40歳代?。ということは、映画や歌舞伎で四谷怪談を見たことがない人が多いのか。


伊右衛門を演じる内野聖陽は「色悪」(ハンサムだけど性悪な男)ぶりを表現しているけど、ちょっとカッコ良すぎ。陰気さがない。しゃべり過ぎという感もある。でも、ファンにはこの方が魅力的でありませう。お岩の秋山菜津子は毒薬でハカイされた顔のメイクが怖くないのが残念。舞台では映画のような凝ったお化け顔につくれないのは仕方ない。


超シンプルな舞台装置でリアルな「怪談」を演出するにはどうすればよいか。演出家は悩んだでありませう。リアリズムにこだわっても限度がある。だったら、逆を行こう!と、悲しい場面、立ち回りの場面で、なんと、誰でも知ってるピアノ曲「乙女の祈り」を鳴らしたのであります。
 観客はドッキリもええとこでありますが、やめろとも言えないし。ま、好きにして、と駄目男も寛容です。もしやパロディ狙いかもね。


四谷怪談では重要な見せ場、「戸板がえし」はどうするのかな、と期待しましたが、残念ながらカットされた。いろいろ考えたけど、このシンプル舞台では演出できないと諦めたのでせう。一方、ハイテク小細工には秀逸な演出があって、赤ん坊を抱いたお岩の着物の裾がメラメラと火炎を上げる場面がある。内側に超小型の投影装置を仕込んだのか。炎はプツンと切れるのでは無く、だんだん弱火になって消えるのだから、凝り性ですねえ。拍手!

 最後の立ち回りでは、黒衣の操作する模型のネズミが床に投射される映像のネズミにするりとすり変わる場面もある。ローテクからハイテクへ、時代の変化を見せたかった?。
 この公演、東京・新国立劇場では2週間もやったのに関西では2日、3公演だけ。人口や所得の違いがあるにしても、なんか恨めしや~。(7月1日 兵庫県立芸術文化センター 中ホール)


四谷怪談


怪談 


気団 






閑人帳



●残業しなくても残業代を払う会社・・SCSK


残業代も払わずに社員をこき使うブラック企業が普通にある中で、正反対の会社が現れた。残業しなくても残業代を払います・・って、ホンマか!? いちびってるんとちゃうか?

 6月29日のWBSで紹介された、ITシステム大手のSCSKがこれを取り入れた。聞いたことない会社? でもアタマの「S」を取って
「CSK」にすれば、ハハンあれかと思い出す人、多いでせう。近年、
住商情報システムと合併したので「SCSK」になった。売上げ3000億円、社員1万2000人を擁する大企業です。


IT業界は深刻な人手不足の状態が続いている。そんなとき、長時間労働が当たり前みたいな職場環境では有能な人は来ないし、良い仕事もできない。そこで、同社では毎月50~60時間あった残業を減らせば、減らした分の残業代をボーナスに加えることにした。すると、平均18時間まで残業が減った。早く家へ帰っても給料は減らないことになる。
 さらに、踏み込んでタイトルのように残業なしでも残業代を払うという給与システムを7月から実施する。有能な社員をヨソに引き抜かれないため、そして、ヨソから引き抜くための手段にする。


大手も中小企業も、残業は当たり前という悪弊が未だに残ってるなかで、
ボヤボヤしてたら有能な社員はヨソへ行ってしまいまっせ、という警告になります。正社員は高くつくからハケンでいい、なんて時代遅れの会社はいずれ亡びます。残業は少ないけど、ちゃんと業績をあげ、成長する。こういう会社が増えたら、日本の企業文化は大変換できます。


SCSKの概要
https://www.scsk.jp/


こんな仕事を請け負う。(一例)
電力の利用状況を「見える化」して電力の無駄遣いを減らすシステム。

SCSK 


SCSK