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たまには外メシ



●西成区の粋なカフェ「マロニエ」

 きなこさんの紹介で、ギャラリー「あしたの箱」の帰途に訪ねました。なかなかいい雰囲気の店です。じいさん、ばあさんで仕切っていてレトロ感十分。和風住宅を無理矢理改装したらしく、素人細工みたいなインテリアも好感がもてます。
 隠れ家ふう・・と紹介してる人もいるけど、普通の住宅街の通りに面しています。ただ、場所柄、土地勘のない人は見つけにくいかもしれない。一番シンプルでわかりやすい道は、南海又は地下鉄堺筋線の「天下茶屋」駅下車で東側の商店街を抜ける道です。このあたり、名前の通り「ぐわちゃ~・・」とした町並みで、迷ってウロウロすることも楽しい・・なんて書いたら、ガイドになりませんね。


地図とかメニューは食べログで・・・
http://tabelog.com/osaka/A2701/A270406/27052331/


左奥、電柱の向こうにハルカスが見える
マロニエ



入り口
マロニエ



建具が昔の和室のものなので、和室の床を落として洋風に改装したのかも・・。
マロニエ



近所には戦前築の和洋折衷デザインの粋な住宅があります。
マロニエ





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読書と音楽の愉しみ



●中川右介著「悪の出世学」を読む
            
~ヒトラー・スターリン・毛沢東~

 タイトルを見て、面白そう・・と思って選んだが、近頃、こんなに退屈な本を読んだことがない。なんで? 内容がもっぱら「人事問題」の記述だからであります。20世紀の三悪人が最高権力を手にするまで、どうして敵味方の渦をかき分け、のし上がっていったか。これを説明すると、人事の話しか書けない。戦場でドンパチ撃ち合い・・なんて場面はないのであります。閉口しました。


出自はB級ばかり
 そんな人事案件をここで再現するなんてサイテーなので、全部すっぽかします。改めて、この偉大な三悪人?の履歴を見ると、政治家、思想家としてきちんと教育を受けた者は一人もいない。ヒトラーは画学生、スターリンは神学生、毛沢東もエリートとはほど遠い勤労学生がスタートだった。出自で言えば、B級、C級というところ。


はじめからカリスマ性を発揮したわけでもない。みんな地味なレベルから世渡りの術を学び、ある時点で、パンパカパーンとデビューする(機会に恵まれる)これを繰り返して、敵味方を上手に操り、だんだん権力の集中を計って独裁者の道を歩む。
 それなら、政治家、権力者、みんな似たような人生になりますが、彼らのスゴイところは、敵をとことん粛清することです。生かしておかない。邪魔者は殺すというシンプルな発想と実行力がずば抜けている点で、20世紀の三悪人になれたわけです。人を殺すことに全く良心の呵責を起こさない(としか思えない)。一人殺すのも、一万人殺すのも、しょせん数の問題でしかない。


三悪人の共通項は「自国民を殺したこと」
 戦争で敵国人を殺すことは合法です。しかし、彼ら三悪人が大量に殺戮したのはすべて自国民です。(僅かの他国民も含む)これは日本人にはなかなか理解しにくい。日本の歴史において、権力者がごく短期間に百万人単位の国民を殺した、という例がないので、イメージしにくい。


彼ら三悪人の犠牲になった人はどれくらいいるのだろうか。これは本書には書いてないので、ネットで調べてみたけど、いろんな数字があってはっきりしない。数の少ない順にいえば、ヒトラー、スターリン、毛沢東 となるが、ヒトラーが150万人以上、スターリンが50万人~500万人、毛沢東が最大数千万人、というあいまいな数字になります。毛沢東の場合は、大躍進政策の失敗による餓死者、文化大革命による国民同士の殺し合いの死者も含めての数字です。


ヒトラーとスターリンは完全に否定されたが、毛沢東は「希代の殺戮者にして建国の父」という二面性を持っている。天安門にはでかい肖像画が掲げられていて崇拝の対象になっている。
 日本人の倫理感では理解不能でありますが、中国人は納得している。そんな中国人が、日本の戦犯を靖国神社に祀ることは許さないとイチャモンをつける。ヨソの国のことを言う前に、毛沢東の総括をしろよ、と言いたいですね。(2014年3月 幻冬舎発行)


アドルフ・ヒトラー
ヒトラー 



天安門に掲げられている毛沢東の肖像画
毛沢東 




悪の出世学 







半畳雑木林



●幼虫がサナギになった

 鉢植えのクスノキにアオスジアゲハが卵を産み付け、それが幼虫になったところを発見・・の記事を先日載せましたが、今朝、そのうちの一匹がサナギになっていました。鳥や他の昆虫に見つからないため?に葉っぱのような外装になっています。そのリアルな表現力に感心します。外敵除けに、洗濯用ネットを木にかぶせてあります。蝶々になる場面が見られたらラッキーですが・・・。


アゲハのサナギ


洗濯用ネットで保護・・のつもり
アゲハノサナギ 






読書と音楽の愉しみ




新潮



●「週刊新潮」拾い読み (5月28日号)

さらば衆愚の王「橋下徹」

 週刊誌の中で大阪都構想をボロクソに書いていたのは「新潮」だけだったので、タイトルもこんなにキツイものになった。衆愚の王・・ちょっと言い過ぎみたいな気もしますけど。衆愚とは大阪市民のことでもありますからね。

 先ほどまで「悪の出世学」(中川右介著)を読んでいて、そこに出て来るヒトラーの出世のテクニックが、なんか橋下サンに似てるなあと思っていたところです。人心を掌握する術では天才的なところがある。橋下サンの場合、一番スタンダードな方法は意図的に「敵」をつくり、それを徹底的に攻撃することで自分を浮かび上がらせる。自分が正しいとは言わずに、相手が間違ってることを強調する。「衆愚」はこのほうが白黒が分かりやすいので拍手喝采です。


これの裏返しで、自分をコケにするテクニックも使う。「橋下は嫌われてます」と自らネガティブに演出して気を引く。ふつうの人がやればイヤミだけしか感じないところ、彼が自分をバカ呼ばわりしても、なぜか抵抗を感じない。橋下なんてチャライ男、どうなってもいいんです。大阪の未来が明るくなることが大事なんです・・と。


記事は9ページにわたる長いものなので、大谷昭宏氏の言葉を引用するにとどめます。25頁「今回の住民投票は橋下さん本人の信任投票だった。つまり、大阪市民が”どうぞ辞めて下さい”と引導を渡した。自分は番組で共演していた仲だし、彼が大阪府知事になったときは期待もしていました。しかし、半年ほど経つと、掌を返したように、文化団体など自分より弱い相手に矛先を向けるようになり、痛めつけることで点数を稼ごうとしました。この時点で私は”見かけ倒しの小僧だった”と見限っていたのです」 ~以下省略~


このあとで大谷氏も述べているが、敗北を認めて潔く政界を引退するのなら、なぜ結果が出た17日に市長辞職を表明しなかったのか。反対投票した市民は「あんたなんか要らん、さっさと辞めてくれ」と意思表示したのだ。まあ、橋下サンの目論見は、半年間の残り任期中に「やっぱり橋下に活動の場を残した方が良い」という世論を醸成したい、ということでありませう。ケジメをつけてるふりして実は未練恋々というのが本音です。


半畳雑木林



●「半畳雑木林」に蝶の幼虫

 発芽4年目、半畳雑木林では一番サイズが大きいクスノキの葉っぱが盛大に食べ荒らされているので、よ~く見たら幼虫が6匹見つかりました。ネットで調べると、アオスジアゲハの幼虫です。

 昨年の夏に来たことがあるので、今年もやってきて卵を産み付けたのでせう。クスノキの蒸溜成分は「樟脳」という防虫剤の原料になるので、虫が寄りつくことは矛盾しますが、アゲハチョウは例外らしい。(詳細不明)


たった一本の、鉢植えのクスノキを選んで産卵するなんて、蝶にも変人がいるのか。もしや、ベランダなら鳥に見つかりにくいかも、という発想で産卵したのなら頭が良い。鳥のエサになるリスクが小さいということです。無事に成虫(蝶)になるかしら?


鉢植えのクスノキ 高さ約50センチ
幼虫




由注 



幼虫 



食べられてしまった葉っぱ
幼虫 


大量のフンが散らばってる
幼虫 









ウオーキング・観光



●雨あがりの奈良公園散歩

 前夜からの雨で洗われて一層緑が鮮やかになった奈良公園をのんびり散歩。近鉄奈良駅から、吉城園~戒壇院~大仏殿~公会堂を時速2キロのかたつむり歩行です。今は修学旅行のシーズンで、大仏殿は大混雑ですが、少し外れると静かな散歩道がたくさんあります。
 通い慣れ過ぎて気づかないけど、全国の県庁所在地で、駅前公園に世界文化遺産があるのは奈良だけです。この便利過ぎる?優れた立地が奈良の観光収入の妨げになっている。皮肉なことです。


吉城園 茶室
奈良公園



写真家 入江泰吉の旧居
奈良 




奈良 





奈良 







半畳雑木林



●「ベランダ雑木林」が増えたら嬉しい

 貧乏趣味の極めつけ「半畳雑木林」のことを産経新聞に投稿したら、5月15日の「談話室」に掲載されました。一万人くらい読んでくれて、そのうちの10人でも、いちびりで「やってみようか」とマネしてくれたら嬉しいですね。園芸趣味でなく、未経験者が単純な好奇心ではじめて欲しい。
 文末に「認知症の予防にもなるのでは、と思っている」と書いてますが、都会暮らしの高齢者は日常生活の中で「新しい生命」と出会うシーンがない。だから、こんな些細なことでも、ボケた脳を刺激する新鮮なデキゴトになります。ナマの生命と付き合う面白さは、どんなに優れたゲームより勝ると思っています。


<「談話室」掲載文>

 アパートの狭いベランダの畳半分ほどのスペースに植木鉢を並べ樹木を育てている。クスノキ、クロマツ、ナンキンハゼ、クルミ、モミジバフウ、コナラ、ユーカリなど十数種あり、名付けて「半畳雑木林」。殺風景なコンクリートの空間に緑が映えて、ちょっぴり癒やされる。


 こう書けば園芸を趣味にしているようだが、そうではない。道端で拾った樹木の種を植木鉢にまいたら芽が出るだろうか、という好奇心がきっかけだった。だから、運良く発芽しても、水をやるだけで手入れはしない。むろん失敗も多い。種は近所の公園やハイキングコースで拾う。クロマツの種は奈良の法隆寺の門前で拾った。
 多種多様な樹木の種が発芽し、成長する姿は新鮮で、いとおしい。生命とのふれあいは、認知症の予防にもなるのでは、と思っている。


<半畳雑木林>の情報は、右のカテゴリー欄<半畳雑木林>でどうぞ。


産経投稿




まずは「拾う楽しみ」からはじめる半畳雑木林
産経


夏場の半畳雑木林(昨年)
産経







読書と音楽の愉しみ



●「どうせ死ぬなら ”がん” がいい」 中村仁一・近藤誠著

 がん世界の問題?医者、近藤誠氏と「大往生したけりゃ 医療とかかわるな」というヒット作を出した、中村仁一両氏の対談録。現代の医学の常識をあざけり、イヤミを言いたい放題という本であります。
 本来、クソマジメに論ずるべきテーマを面白おかしく書けるのは、医学の本流から外れた、アウトサイダーだからでせう。ガンを患ってる人、介護で悩んでる人には、目からウロコのヒントに出会えるかもしれない。


近藤センセイがしつこく述べている「健康診断は受けるな」の提言に駄目男は賛成するものであります。定年を迎えたサラリーマンが「この機会に健康状態をしっかりチェックしてもらおう」と人間ドッグを利用すると、あちこち具合の悪いところが見つかる。血圧がどーたら、糖尿がどーたら、心臓がどーたら・・と。これを無視出来る人は少ないので、治療をはじめることになります。定年を機に、病人生活がスタートするというわけです。アホクサ、と思いませんか。


年に二回くらい、役所から「健康診断のすすめ」の案内が届くけど、一回も受診に出かけたことがない。もう50年くらい無視している。だから、診断受けた人より病気が多いか、というと、むしろ逆だと思ってます。きちんと診断を受けていたら、年中、クスリを手放せない生活だったかもしれない。お金も要ります。


だからといって、特に病院嫌いというわけでもなくて、あっちが痛い、こっちが辛いと自覚があれば、すんなり病院へ行って診てもらいます。必死にガマン、というほど我慢強くないから、さっさと出かけます。
 痛くもないのに積極的に出かけるのは歯の掃除だけ。年に3回か4回、なじみの医院へ行く。10年以上前、あんた、入れ歯になったら、旨いもん食べても、味わからんようになるで、と脅かされて、以後、まじめに通うようになりました。


軽い表現で書いてあるので、つい軽く読み飛ばしてしまうが、介護、延命治療、死生観についても、啓発される点が多い。定年を迎える年になっても、まだ自分の死生観を持ち得ない人がいる。死には恐怖感しかなく、病気は治してもらうのが当たり前みたいに思ってる、ガキみたいな年配者がいるとセンセイは嘆く。


155頁 中村センセイの談「俳優の緒形拳さんの死にっぷりは見事でした。肝臓癌のことを家族以外には言わず、仕事が出来なくなるからと、手術も抗がん剤も拒否した。(略)そして、仕事をやり遂げて、制作発表にも出席して、数日後に肝臓癌破裂で亡くなった。看取った津川雅彦さんが「実に、安らかに、全く苦しむ様子も見せず、カッコイイ最後だった。俺もあんな死に方をしたい」と言ったそうです。(2012年10月 宝島社発行)



どうせ死ぬなら

半畳雑木林



●「半畳雑木林」に春がきた

 今年で4年目になります。去年はナンキンハゼとモミジバフウがきれいに紅葉したので、調子に乗ってこれらの鉢を増やします。
 2枚目の写真のクロマツは、昨年、なんとか発芽したものの成長せず、5センチくらいのままで年を越しました。このまま枯れると思っていたところ、先月から新しい芽を出し、生気が戻ったという感じです。もう一つの「テーダ松」も枯れそうだったのに、再度、成長をはじめました。捨てなくてよかった。(右のカテゴリー欄「半畳雑木林」で四季の様子を伝えています)


モミジバフウの発芽
もみじばふう2015



クロマツは法隆寺門前の広場で拾ったもの。タダの土産です。
くろまつ2015春