大阪日暮綴



●好天が続きそうなGW・・・

 花見頃のぐずついた天気から一転、晴れて暖かい日が続きます。野山も街の公園も一気に緑に衣替えです。さりとて、何処へ旅するアテもない駄目男は、ヒマを生かして「大阪都構想」の研究にいそしみ、眠気に耐えて反対論を固めたい。今年のGWは、大阪市民だけ住民投票のストレスが加わっています。でも、旅行中は忘れて元気ハツラツ、アウトドアライフを楽しみませう。(下の写真は長居植物園で撮影)


長居植物園 



長居 



長居 




シャクナゲ
長居




エニシダ
長居 







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●「大阪都構想」クイズでスルットカードを当てよう!

  2012年暮れの衆議院選挙で獲得議席数を予想するクイズを企画しました。今回は大阪市民の運命を決する「大阪都構想」の賛成票数が問題です。大阪市外に住む方は、とりあえず高みの見物になりますが、無関心ではないと思います。日頃、諸事情で例会等に出かけにくい方も是非参加頂き、賞品獲得をめざして下さい。


◆問題・・・5月17日に行われる大阪都構想に係わる住民投票での「賛成派の獲得票数」を当てて下さい。最近似数値を正解とします。

◆当選者1名に「スルットKANSAI」3000円分カードを進呈します。
◆応募は、メール、ファクス、ハガキでお願いします。
 電話や口頭では 受付ません。
◆締めきりは5月15日の24時です
◆この案内は、メール、ブログ、郵便(2名)で行います。

**************************

◆ヒントと注意事項
◇大阪市の有権者数は約211万人です。
 投票率を予想し、何割くらいが賛成するかを推定します。
◇解答例・・・61万2345票
 賛否の世論調査も参考になるかもしれません。
◇65万票といった概数はバッティングの恐れがありますので、
 避けて下さい。         ~以上~



梅田グランフロント
黄色い風車




読書と音楽の愉しみ



●原田伊織著「明治維新という過ち」を読む

司馬遼太郎の歴史観をコテンパンに批判
 TSさんからまたまた面白い本を送呈してもらいました。幕末史や明治維新に興味有る人は必読であります。何が面白いのか。明治維新に関しては司馬遼太郎の歴史観(いわゆる司馬史観)を真っ向から批判、否定しているからです。 因果なことに、著者は司馬さんの大学(大阪外大)の後輩という立場です。むろん、単純にケンカを売ってるのではなく、司馬遼太郎の業績全体については尊敬の念を抱いてますが、コト、明治維新に関しては真逆の考えをもっています。司馬史観がもう常識のように普遍化していることに「黙ってられへん!」と反旗を翻した。


吉田松陰はテロリスト集団の主犯だ
 著者は、明治維新で重要な役割を果たした?人物のうち、徳川斉昭、徳川慶喜、水戸光圀(黄門)の三人を幕末の三馬鹿呼ばわりしている。藩でいえば、長州藩、薩摩藩、水戸藩がサイテー、ボロクソであります。逆に、司馬サンはめっぽう長州藩ひいきだった。もちろん、吉田松陰は維新のヒーロー扱いであります。
 その吉田松陰と仲間の髙杉晋作や久坂玄瑞を著者はテロリスト呼ばわりするのだから司馬ファンは心中穏やかではありますまい。私たちが常識としていた、あるいは学校で教えられた明治維新のイメージがぐわらりと揺るぎます。本書を読む限り、吉田松陰は知性や教養を備えた青年ではなく、自分の考えに合わない政治家(藩主や老中)や外国人は片っ端から暗殺によってでも消してしまいたい過激な思想の持ち主だった。


124頁の文を引用すると・・・
 例えば、吉田松陰の外交思想というものは余り語られないが、実に稚拙なものだった。北海道を開拓し、カムチャッカからオホーツク一帯を占拠し、琉球を日本領とし、朝鮮を属国とし、満州、台湾、フィリピンを領有するべきだと言うのである。(略)
 一体、松陰はどういう国学を、どういう兵学を勉強したのか。恐ろしいことは、長州、薩摩の世になったその後の日本が、長州閥の支配する帝国陸軍を中核勢力として、松陰の主張した通り、朝鮮から満州を侵略し、カムチャッカから南方に至る広大なエリアに軍事進出して国家を滅ぼしたという、紛れもない事実を私たち日本人が体験したことである。
(略)


著者が一番言いたかったことはコレです。若き吉田松陰や坂本龍馬の活躍によって成し遂げられた明治維新・・ではあるけれど、彼らの後輩である山県有朋や伊藤博文は帝国陸軍創設を経て、結局、大陸侵攻を果たし、日清、日露戦争で戦争のノウハウを磨いた後、大東亜戦争に突入してしまった。コンポンである明治維新は本当に正しかったのか?


司馬遼太郎はどう考えたか
 明治維新礼賛者である司馬遼太郎センセはこういう。維新から大東亜戦争までの歴史のうち、明治の終わり(日露戦争後)から昭和の開戦までは歴史の連続性がない。プッツンしていると。日露戦争勝利のあと、陸軍を主とした軍閥が国家を牛耳り、国民から離れた独裁政治に走ってしまった。この40年間は維新の精神とはほど遠い劣化した国家だった。歴史の流れから切り離したい「異物」みたいなものだという。素晴らしい明治維新の延長上に昭和の軍国主義が生まれたなんて認めまへんで!と、えらいお怒りです。 
 

著者は反論します。センセが昭和の軍事政権にものすごい嫌悪感、軽蔑の念を抱いてるのは解るが、だからといって、あんなカスみたいな時代、日本の歴史の一部として認めたくないというのは過ぎたる偏見ではないかと。
 明治維新は必然であって、それ自体は否定しないが、維新の概念はずっと後の昭和のはじめ頃に長州閥の思想で生まれた。明治維新という名称もその頃にできて普及した。明治時代に明治維新の概念ができたのではない。


明治維新を見直せ
 趣味娯楽で読んだはずの歴史小説が、いつのまにか読者の頭の中で固有の歴史常識になってしまうことは普通にあります。坂本龍馬は実在の人物ですが、坂本竜馬は小説の主人公です。作者は誤解をさけるために龍馬を竜馬に変え「これは小説です」と断りを入れている。しかし、竜馬=龍馬と思い違いしてしまいがちです。


明治維新における吉田松陰も、死後何十年も経ってから為政者の都合の良い人物像に作り直され、偉大な先駆者として崇拝の対象になった。そのリメークされた吉田松陰像が私たちの常識になっている。神格化されて「松陰神社」まであるのだから、ご本人は「モテすぎや、ククク」とあの世で笑ってるかもしれない。


著者は、この松陰の虚像が実像化されてることにガマンできない。ヨイショした司馬遼太郎を許せない。非力と分かっていても明治維新のインチキぶりを世に訴えたい・・ので、本書を著した。売れ行きはどうなのでせうか。30万部くらい出たら、少しは「常識」にインパクトを与えるかも、と思います。(2015年1月 毎日ワンズ発行) 



明治維新という過ち




ウオーキング・観光



●新緑輝く・・「新高野快道」紀見峠越えハイキング

 我が家から一番早く、安く行けるカントリーシーンは南海高野線沿線です。地下鉄で10分、高野線で30分。河内長野市の天見駅で降りて紀見峠を越え、林間田園都市駅まで約8キロののんびりコースを歩きました。拙著「新高野快道」発行からもう20年近く経っています。


里山では、新緑の輝くような緑はあと数日で失せ、GWが終わると色濃くなってしまいます。この鮮烈な緑を写真で再現するのは難しい。なぜか輝かない。 (カメラが安物のせい?)


紀見峠の集落風景は昔のままです。空き家や廃屋が見えないのは、こんな不便な土地でも住み続ける世帯数が減っていないということです。ただ、子供の通学が大変だと思いますが。


今年は高野山開創1200年という節目の年だそうです。昔の旅を忍んで、市街地から徒歩で山上を目指すハイカーが増えるかもしれません。(4月26日)


(注1)紀見峠の手前、ダイヤモンドトレイルとの出会いに木造の公衆トイレ(簡易型浄化槽式)があります。但し、手洗いの水がないので、横のせせらぎを利用します。
(注2)峠を下った葛城神社のトイレは使えなくなっています。



八重桜が残る遊歩道は、昔の高野線線路敷き
紀見峠 




紀見峠



ロッジ風の公衆トイレ
紀見峠 



数学者、岡潔の生家跡碑
紀見峠 




紀見峠 



昔の面影を残す紀見峠の集落
紀見峠 



「峠の茶屋・丹波屋」さんは休業。もう廃業したのかもしれない。
紀見峠 




勝手に名付けた「橋本版・哲学の道」は全部コンクリート舗装され、風情が薄れた。
紀見峠 



林間田園都市駅近くから高野山遠望
紀見峠 



アジア ウオッチング



●悪い予感、当たる・・・
    TBSのワシントン支局長、山口敏之氏左遷

3月31日に当ブログでこんな記事を書いた。(以下再録=茶色文字)


●「週刊文春」拾い読み (4月2日号)

韓国軍にベトナム人慰安婦がいた!
 
慰安婦問題をネタに日本に嫌がらせを続ける韓国。しかし、ベトナム戦争時に、現地に派遣された韓国軍が自ら慰安所をつくり、ベトナム人女性を慰安婦にしていた・・という事実がわかった。その前、朝鮮戦争時には韓国政府自らが米軍のために慰安所を設けていたことも明らかになっている。しかも、その責任者が朴槿恵大統領の父であった朴正煕元大統領だった。(この件は当ブログで既報)これだけの「事実」を踏まえて、よくぞ日本にイチャモンをつけられるものだとあきれてしまう。


記事は7頁にわたり、米国の公文書館での地味な調査とこれを裏付ける、文春記者のレポートでできている。このスクープといえる記事をモノにしたのはTBSのワシントン支局長、山口敏之氏だった。
 ならば、まずはTBSか毎日新聞で大きく報道するべきなのに、なぜか両社ともスルーした。韓国のご機嫌を損なうようなニュースは報じたくないから、としか思えない。(ナゼカ、ABCでは取り上げた(笑)


せっかく苦労して仕入れたネタなのに、自社で無視され、商売敵といえる週刊文春に渡さざるを得なかった山口氏の胸中はいかがなるものか。ま、はじめから、自社や毎日が無視することは分かっていたかもしれませんが。(引用ここまで)


山口氏左遷


もしや・・という予感はあったが、山口氏は米国から呼び戻され、左遷処分された。(下の記事写真参照)スクープ記事を週刊誌で発表したからである。だったら、自社=TBSか毎日新聞で報道すれば良いではないか、と誰しもが思うけど、出来ないのがTBSや毎日新聞の体質、思想なのだ。韓国のご機嫌を損ねるような報道はしたくない偏向思想と、社員に在日韓国人が多数いるからである。
 ほかに理由は考えられない。まともなメディアなら、スクープ記事として堂々と報道するべきでありませう。まともでないこと、朝日新聞やテレ朝とそっくり。

 ・・・で、次に「文春」はどう出るか。興味あります。



山口氏 





大阪日暮綴



●四天王寺の古本市

 人気が定着した四天王寺の古本市、今回は晴天続きになる予報なので遠近から大勢のファンが来るでせう。半日以上へばりついてるおっちゃんもいそう。昔の雑誌や映画パンフに群がってるのは意外と若者が多い。古地図に魅力的なものがあるのですが、値段が高くて手が出せない 。


結局、買ったのはLPレコード、シャーリー・バッシーのヒットソング集1枚のみでした。(2枚入りで300円)1970年代の録音です。夜に西梅田のバー「クルラホン」に持参して聴きました。「ゴールドフィンガー」「フィーリング」「アイ・カプリコーン」・・・なづがじ~~。(古本市は29日まで)


古本市2  


シャーリー・バッシーのヒットソング集
古本 


ジントニック、アードベッグ、月の中(芋焼酎)飲んで、ご機嫌帰宅。
古本  







閑人帳



●ナンデアル?

 新聞のコラムの載っていた納豆の食べ方ヴァージョン。早速マネしました。フライパンに油をひき、納豆はまん中にくぼみをつくって生卵を落とす。3~4分弱火で蒸し焼きにする。鰹節をかけ、醤油を垂らして完成であります。鰹節の代わりにネギでも良いかも。(納豆付属のタレは使わなかった)


納豆が多少焦げるので、香ばしい匂いがして、これが新鮮。卵を加えることで、ボリュウムもカロリーも増え「つまみもの」から「おかず」へワンランク昇格という感じです。納豆の匂いが嫌いな人にも向いてるのでは、と思います。ただし、見栄えは悪い。



納豆 




ウオーキング・観光



●「桃山時代の狩野派」鑑賞  ~京都国立博物館~

 Tさんからチケットを頂いてタダで鑑賞できました。感謝。渋いめの展覧会だから、平日に行ったらガラ空きのはず、と予想して出かけたらなかなかの盛況で混雑寸前の賑わいでした。


狩野派の親分、永徳が亡くなったあとの息子や弟子たちの作品、屏風や襖絵がメインです。秀吉がブイブイ言わしてた時分は狩野派の絶頂期で、業界の仕事をほぼ独占していました。しかし、北陸から長谷川等伯という、中小企業ながらスグレモノの一派が現れて縄張り争いが熾烈になります。

 ・・・と、こんなこと書いてもぜんぜん面白くないですね。で、今回の鑑賞で日頃気になっていた小ネタを書きます。やっぱり面白くないかも。 日本画の表現技法の一つに「雲」があります。鑑賞者はほとんで意識せずに漫然と見過ごしていますが、素晴らしいアイデアだと感心します。誰が考えたのか? 源氏物語絵巻にこれが登場しているので、その前に中国から伝来したのかもしれません。


今回見た作品にも雲はいっぱい出て来ます。使い方として、最初は空から見下ろした風景を描くのに雲をモチーフに使ったのかも知れない。さらに、昔は使えなかった遠近法の代わりに雲で画面をセパレートして距離感を出そうとしたのかも。当然、画面の一部を省略する場合の便利なツールとしても雲を使ったと考えます。障壁画などでは、隅々まで細密に描くと画面がごちゃついてしまうので、雲を配してシンプルにすることもできます。


さらに応用を利かせて、下の南蛮屏風図では金色の雲の上を人が歩いてる風景が描かれています。写実からいえば全くデタラメな絵なのに「こんなん、ありか?」なんて文句言う人はいません。もう半分抽象画だと言ってもよい作品です。なにはともあれ、雲を絵のモチーフとして、こんなに上手に使ってるのは日本人(日本画)だけではないでせうか。


雲が描かれた日本画はゆったりした感じの画像になりますが、実は納期をせかされた画家が制作時間を短くするために雲を多用した・・そんなセコイ事情もあった?と勝手に想像します。とにかく、画家にとって労働時間が短縮できる便利なツールであり、鑑賞者にはほどよく整理された画像を提供できる、ウインウインの効果大なる表現方法です。(同展は5月17日まで)


狩野内膳 南蛮屏風図(部分)
狩野派


狩野山楽 唐獅子図屏風(部分)
獅子のたてがみや尻尾まで雲に見えてしまう。
狩野派


同展を開催している本館
狩野派


新しい「平成知新館」も充実した展示で満足度は高い。
狩野派 
 



読書と音楽の愉しみ



●太田和彦著「みんな酒場で大きくなった」を読む

 太田和彦といえば、居酒屋案内の達人みたいに思われているけど、これは趣味道楽の一つ、本職は商業デザイナーで、長年「資生堂」宣伝部に勤めていた、という経歴が本流です。それが酒場ガイドの有名人になったのは、単なる酒好きではなく、グルメだけでもなく、人脈づくりの上手さと優れた表現力の賜でありませう。だからといって自らメディアにネタを売り込むようなプロっぽさはなく、謙虚にして含羞の人でもあることが好感をもたれる由縁です。


長年の知り合い、友人と下町の居酒屋で酒を酌み交わしながら雑談する・・これが本書の主要な中身です。相手は、大沢在昌、川上弘美、椎名誠、東海林さだお、成田一徹などが登場します。
 会話の中身に期待したらアテ外れです。しょせん、酒好きの世間話の域をでず、ブンガク談義なんかありません。著者も相手もそれを望んでいないし、あくまで雑談でしかない。これでいいのだ、と思います。ヒマつぶしにはなかなか楽しい本でありますが、お金出して買うのはためらってしまう・・ので、図書館で借りて読みました。(2013年10月 京阪神エルマガジン社発行)


著者の好きな酒場は、こんな裏町にある。
太田


太田和彦  






ウオーキング・観光



●ハルカスの麓に砂漠出現

 阿倍野界隈の貴重な緑地である天王寺公園が改修工事のため、現在は写真のような更地の状態になっています。公募により近鉄が指定管理者になり、施設を改修、運営します。従来のエントランススペースの大半は芝生広場に変え、カフェやレストランも新設して家族連れも安心して利用できる公園になります。災害時の避難広場にもするためには、シンプルな設計がベスト、という目論見もあるでせう。再オープンは10月の予定。


ハルカス 


こんな感じの公園になります。(イメージ図)
ハルカスのふもと


慶沢園は改修終わって公開中

 旧住友邸宅の庭園であった慶沢園の部分改修が終わって、4月1日から有料公開(150円・敬老パスで市民は無料)しています。(月曜休業)伝統的な和風庭園の向こうにモダンなビル・・ハルカスを眺めるには最良のポジションです。有料のおかげで?あまり人がこないのは良いけど、園内は飲食禁止という無粋な管理。自販機もありません。
 食事や喫茶は、隣の美術館の「瑠樹(ルージュ)」が利用できます。



ハルカス 



読書と音楽の愉しみ



●清水義範著「身もフタもない日本文学史」を読む

 文学を解説する本ではとびきり面白い、駄目男好みの読み物です。身もフタもない・・というタイトルからして自虐的だし、小見出しの上に「雑談」の語を置いて、堅苦しい文学論ではありませんよと念を押している。さりとてパロディやいちびり感覚だけで書いているわけでもなく、「そうだったのか」と頷けることもたくさんあります。


千年を遡って、日本文学の最高のケッサクはなにか。いうまでもなく「源氏物語」です。実際に読んだ人はごくわずかなのに、この作品名を知らない人はいない。読まなくても日本人の教養のベースにこれがあると。西洋人だって、みんなが聖書やギリシャ神話を読んでるわけではないのに、キリストのことは知ってるし、ギリシャ神話の一つ、二つは語れる。それと同じように、日本には源氏物語がある。


もっと身近な読み物に「随筆」があります。その元祖が清少納言と吉田兼好。そして、随筆の本質は「自慢話」だと喝破しているのが面白い。男が書けば、訳知り顔でつい教訓めいた話になりがちだ。女が書けば、いくら卑下してみせても、わたしってセンスがいいのよ、という下心が透けて見える。つまり、随筆を書く人はみんな「徒然草」や「枕草子」みたいな文を書きたがる。全然意識してなくても、日本人なら、かの名作のDNAに呪縛されてるという。


千年飛ばして近代最高の文学者は誰か。夏目漱石だと断じています。作品個々も優れているが、彼の最大の功績は書き言葉としての現代の日本語を確立したことだと述べている。(漱石以前の作家の文章は現在の日本人にはほとんど読めない)。
 明治から昭和にかけて文豪と呼ばれるような作家がたくさん生まれたが、共通してダメな点は「自分のことしか書けなかった」作家が多かったことでせう。気宇壮大な物語を生めず、自分や家族、友人しか登場しないネクラな「私小説」がブンガクとしてもてはやされた。これは著者だけの見方ではないけど駄目男も同感です。引きこもりの元祖みたいな作家の作品を有り難がる風潮がありました。


紀行文では松尾芭蕉、戯曲では近松門左衛門がナンバーワンという評価は異論がないでせう。多くの偉大な先輩が遺した傑作を労せず楽しめる
現代人は幸せです。(2009年7月 PHP研究所発行)



本 身も蓋も





大阪日暮綴


●玄関から入れるようになった・・府立中之島図書館

 重厚なデザインで知られる中之島図書館。しかし、正面玄関から入った記憶がない。ずっと閉鎖されたままで、利用者は玄関脇の通用門から出入りしていました。住宅でいえば、来客すべてを勝手口から出入りさせるような運用でした。


ようやく改修工事が終わり、今月から玄関から入れるようになりました。本来は重厚なドアがあったはずですが、透明ガラスの自動ドアになっていて拍子抜けします。玄関ホールのデザインは旧来のままで、映画のロケに使えそうなカッコよさです。(写真参照)
 読書に興味がなくても、散歩がてら寄り道してはいかが?まもなく東寄りの公園でバラが咲くし、GWにはイベントもあるので閑人にお勧めのスポットです。


図書館の外観と玄関ホール
中之島図書館 



図書館



図書館 




図書館 






閑人帳



●こんな「仮処分決定」で委員会? 

 高浜原発再稼働に係わる差し止め申請に対して福井地裁が出した答えは「再稼働を認めない」だった。その理由をまとめると、原子力規制委員会が示した「基準地震動を越える地震が高浜原発に到来しないというのは楽観的見通しである」とし、その新規規制基準は「深刻な事故を引き起こす可能性が万が一にも無いような厳格な内容を備えているべきだ」とする。


この判断は、言い換えれば「絶対墜落しない飛行機でなければ、飛んではいけない」というのと同じではないか。万が一の事故も起こさない機械や装置があるだろうか。原発に100%の安全担保を求めるのであれば、世界中の原発を直ちに停止しなければならない。


疑わしきは×としておくほうが裁判所にとっては安全担保になる。もし、再稼働を認めて事故を起こしたら裁判長の責任を問われますからね。専門家は言う「地震そのもの、あるいは原発のメカニズムはあまりに複雑難解すぎて裁判官の知識レベルでは理解不可能。理解できないものはアウトにするのがベター」だと。原発や地震の知識のない人がどうして稼働可、不可を判断できるのか。さりとて、厳正に中立の立場の専門家からレクチャーを受けることも極めて難しい。ゆえに、概ね感情論で判断したと言われても仕方ない。そもそも裁判官には荷が重すぎるテーマではないか。


高浜原発




閑人帳



●シネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」鑑賞

 平成15年の収録でシネマ歌舞伎のハシリであります。これと「野田版 研辰の討たれ」はドタバタ歌舞伎の傑作として、将来もたびたび上映が繰り返されるのではと思います。
 普通の歌舞伎を見慣れた人には無茶早口のセリフに戸惑い、ついて行けないかもしれない。まあ、聞き逃しても全然困らない筋書きですけどね。鼠小僧とドケチな棺桶職人の二役をやる勘三郎(この時点では勘九郎)の運動量が物凄い。舞台を上下左右に走りまくり、早変わりもして汗だくもいいところ、だヵら、最後に目付に切られて死ぬ場面でも、ゼーゼーハーハー、動悸が激しくて、なかなか死体にならないのであります。


「壁に耳あり、柱に白蟻」なんちゃって、しょーもないギャグを飛ばしたり、吉本新喜劇なみのドタバタなのに、地べた寸前で歌舞伎の味わいを保つのは、脚本がどうであれ、歌舞伎役者が演じているからでありませう。それにしても、主役の勘三郎と三津五郎がすでに故人だなんて、ホンマか?と疑ってしまうほどの元気ハツラツぶりです。惜しい。(なんばパークスシネマ)すでに上映終了。

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“鼠小僧”勘三郎が浅草にお目見え
      平成中村座発祥の地記念碑も設立

 2012年末に逝去した歌舞伎俳優・十八代中村勘三郎さんを偲び、4月10日、勘三郎さんが2000年に浅草・墨田公園内に設立した「平成中村座」跡地に『平成中村座発祥の地記念碑』が設立。同時に、浅草公会堂向かいの屋根には勘三郎さんを模した『鼠小僧』の像もお目見えした。2つの新名所は、1195人から1130万円の寄付を受け誕生。除幕式には勘三郎さんの『鼠小僧』を手がけた劇作家の野田秀樹氏もサプライズで駆けつけ、大勢の見物客が「中村屋!」の掛け声で祝った。

引用元 http://www.oricon.co.jp/news/2051396/full/



鼠小僧


勘三郎(手前)と三津五郎{後)
なずみ小僧 






閑人帳



●大阪府・市議選 民主党壊滅のワケを考える

 今回の地方選挙で民主党は再起どころか、ズルズルと後退を続け、全国で1~2割の議員が減った。それでも枝野幹事長は「これで底打ち」と楽観的に受け止めている。この鈍感さこそピンチの原因なのに。


大阪の選挙結果で一番驚いたのは、維新のがんばりではなく、民主の壊滅ぶりです。府議、市議、合わせて174議席のうち、民主党の議席獲得は府議の1名のみでした。市議は公認候補11名が全員落選という、信じられないような負け方です。(下の表参照)
 大阪市議会では全滅、府議会では万年野党の共産党にも抜かれてビリ。大阪においては民主党は名実共に消滅したと言ってよいでせう。


この惨敗の理由、駄目男の推理では、本来の民主党支持者のほとんどが維新支持に回ったのではないか。民主党に失望したからといって自民や公明を支持する気になれない、労組系、元労組系の有権者が、とりあえず自民へのアンチ政党に近い維新に吸い寄せられた。
 民主党の支持者が全員投票を棄権したとは考えにくいので、いわば次善の策的な発想で維新に一票を投じた・・という推理です。民主党のだらしなさが維新を助けたといえます。


民主党壊滅





ウオーキング・観光



●人生最後の?「造幣局通り抜け」

 月曜日。肌寒い雨模様の天候・・。今日なら空いてるハズ、と予想して何十年ぶりかで造幣局へ。ここだけのために出かけるのはもったいない気がして、天神橋筋の古本屋へも行きます。


1時過ぎに着いたら雨が上がってラッキー。人出は多いが混雑で渋滞という場面はなしです。ビジターの3~4割が外国人。写真、ビデオを撮りまくり、はじめて見るサクラだらけの風景にコーフン気味です。花は満開から散り始めになる場面でみなさん十分満足したでせう。


「通り抜け」が始まったのは明治16年(1883)だから今年で132年目。周辺の風景はものすごく変わったのに、この工場敷地の桜並木は樹種が増えたほかはあまり変化がない「官製の花見名所」というわけです。500mほどのコースに130種の桜(ほとんどが八重桜)の凝縮ぶりに加えて、一日の見物客が10万~15万人というから、晴天の日にはゼッタイ行かない駄目男のスネ男ぶり、ご理解下さいまし。


「通り抜け」という名は、大混雑で後戻りする人がいると事故が起きるため、強制的に一方通行=「通り抜け」にした。全く無粋極まる交通安全上の措置なのに、今や何となく粋なネーミングに聞こえるのだから不思議です。(通り抜けは4月15日まで)



天満橋を渡って5分ほどで入り口に着きます。
通り抜け 



川崎橋と日経新聞社のビル
通り抜け




通り 



通り抜け



通り 


八重紅枝垂 仙台市に多い桜
通り 


兼六園菊桜 金沢市の兼六園の桜 花弁が一番多い(300枚以上)
通り 


「今年の桜」に選ばれた「一葉」
通り 


「通り抜け」の出口です。桜宮橋の北詰になります。
通り 






閑人帳



●ジャングルを抜けると氷雪の山だった・・・
          
~ミャンマーのカカボラジ山登山ドキュメント~

 4月11日夜の「Nスペ」を見ると、登山メンバーに中島健郎さんが参加していてビックリ。今回はカメラマンとしてではなく、クライマーとしての参加で、撮影はNHKのカメラマンが担当していました。


中島さんは旧知の人のお孫さん。3年前にこのブログで紹介しています。
2012年5月27日のブログ
http://oskjk.blog107.fc2.com/blog-entry-1629.html


熱帯の国のイメージが強いミャンマーに氷雪の山があるなんて知りませんでした。標高5881m。ミャンマーの最高峰にして東南アジアの最高峰でもある。最寄りの町まで飛行機で行き、あとはジャングルの中を240キロ、3週間かけて徒歩で行くしかない。その道中のオソロシイこと、映像みるだけでビビッてしまいます。


だんだん高度を上げ、ある日、樹林帯を抜けると眼前に真っ白な山が・・・。近年までろくに地図もなかったというこの山は、1996年に日本の尾崎隆という登山家が初登頂するまで「幻の山」と呼ばれていたほど情報の乏しい山でした。秘境と呼ぶのにふさわしい難所です。
 残念ながら、今回は頂上まで登れなかった(ルート選定ミス?)けど、再度の挑戦を期待します。メンバーは、倉岡裕之,平出和也,中島健郎の3名。以下はテレビ画面を撮影したものです。



中島健郎
  

道なき道を進む
中島


最奥地の集落と田んぼ?
中島 



一人しか渡れない粗末な吊り橋
中島 



ジャングルを抜けると雪の山が・・・
中島 



ゴジラの背とあだ名される岩峯を回り込んで進む。
中島 



このルートを登る予定だったが・・・
中島 



標高差であと200m余が登れなかった
中島 



残念ながら撤退。まだ若いから再挑戦の機会は十分ある
中島 おわり 







読書と音楽の愉しみ



●大久保潤 他著「沖縄の不都合な真実」を読む

 沖縄の政治、経済の実情について、私たちはまともな知識を持ち合わせていない。積極的に知ろうともしないし、メディアも伝えない。全国の都府県の中で沖縄だけは未だに未知、不可解な土地のままである。
 観光旅行では決して見えない沖縄の現況を解説する本書は、日経新聞の二人の記者が著した。朝日や毎日の記者が書いた本なら色眼鏡越しに読まねばならないが、日経の記者が書いた点で反日色は薄い。いささか堅苦しい内容ですが、ウラ事情がよく分かります。


しかし、あれこれややこしい問題が多すぎてまとめるのが大変です。なので、一番大事な沖縄の支配構造についてのみ書いてみます。


◆沖縄県政を牛耳る面々
 沖縄には他府県に見られない支配構造(権力機構)が出来上がっています。・・と書けば、誰しも「左翼」連中と想像するでせう。ちがひます。沖縄の政治経済を牛耳っている面々は、地方公務員、教員及びその労組、琉球大学OB、及び学者、地元メディア(琉球新報と沖縄タイムス)そして地元の建設業者です。そして彼らの頂点に市長や知事がいる。これに外れた一般県民は選挙権を除けば力のないハズレの民です。こんな差別構造を有する都府県が他にあるでせうか。本書が一番問題にしているのがこの支配構造=沖縄ナショナリズムです。


いや、共産党や社民党も基地問題では積極的に活動しているではないか、と思うかも知れません。実際、上記の労組は左翼政党を支持しています。
しかし、それは政府と対峙するときのタテマエであって左翼のイデオロギーを信奉しているからではない。本音は利権と金です。
 本来、利権や金で動く政治を批判するべき共産党や社民党がモロ利権団体に呑み込まれてしまっている。基地反対運動では「革新」の旗を振るけれど、実体は利権、金まみれの保守団体というわけです。


基地問題を巡るゴタゴタ、特に普天間基地の移設に関しては曲折を経ながら解決の道が見えていた。それをひっくり返してしまったのは、あのバカ殿、鳩山由紀夫首相の「少なくとも県外」発言でした。民主党政権では何の解決策も生めなかった上に、安部政権の辺野古移設案は徹底的に反対しているのはご存じの通り。肝心の普天間基地住民の安全については知らん顔しています。
 私たちは報道によって辺野古地区の住民の大半が新基地建設に反対しているのではと思っていますが、実際は、住民の大半は容認派です。


沖縄の実情がわかりにくいのは、行政、企業に加えてメディアまでが支配者側に組み込まれているからです。また、内地の大手メディアも琉球新報や沖縄タイムスのいい加減な情報を批判する姿勢がない。触らぬ神に祟り無し、の扱いです。


◆誰も反対しない「那覇空港第二滑走路」建設
 辺野古の建設工事では、作業船がコンクリートブロックを一つ沈めただけで知事が差し止めを命じるなどの露骨な反対運動を展開しています。貴重な珊瑚礁を壊してはならぬ、という理由です。
 しかし、実はもっと大規模な自然破壊工事が着々と進んでいる。それがタイトルの空港工事です。現在の滑走路に並行して長さ3000mに及ぶ埋め立てをする工事で、その大半が珊瑚礁の海です。(写真参照)辺野古よりずっと規模が大きい。当然、美しい珊瑚礁を壊すな、と大反対運動が起きるはずなのに、そんなニュースは聞いたことがない。


総工費約2000億円。この大半が地元業者の売上げになるのなら反対なんてとんでもない。珊瑚礁が消える。希少生物が滅ぶ。知ったこっちゃない・・でありませう。本来、自然を壊すな、とアピールするべき地元メディアも見て見ぬ振り。朝日や毎日も自然破壊問題を報じたことないのではないか。


◆驚きの言論封殺も
 沖縄の支配組織がいかに強力であるか。端的に現れたのが「自費出版拒否問題」です。日頃、支配側に対してアンチな意見をブログで発信していた文筆家、又吉康隆氏が掲載した意見をまとめて出版しようと地元の出版社に見積もり依頼したところ、断られたというのです。
 なぜか。その原稿の趣旨が「普天間は辺野古移設以外の選択肢はない」だから。日頃、自費出版はぜひ当社で、と宣伝している出版社が、この内容では受けられないと。支配側の意に背く表現はたとえ自費出版でも断る・・。唖然とする言論封じです。


美しい自然に恵まれた沖縄で、かくも汚い政治が行われていることを知るべきでせう。
(2015年1月 新潮社発行)


那覇空港 第二滑走路工事 緑の部分が珊瑚礁
沖縄 

沖縄




沖縄不都合 






アジア ウオッチング



●パラオ島における韓国品質

 パラオ島の島と島をつなぐ橋。初代は1977年に韓国の業者が施工した。日本の鹿島建設と相見積もりになったが、鹿島の半分の価格で入札して注文を獲得、施工した。
 しかし、19年後の1996年、橋は写真のように崩壊した。原因はひどい手抜き工事。ま、韓国の業者がつくった建物や橋がホーカイするのは「常識」になっていますが。結局、日本政府の援助で鹿島建設が新たに施工しなおしました。韓国の信用、パーフェクトに失墜です。

引用元
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5790.html



1977年 韓国の業者が施工
パラオ 


1996年 完成19年目に崩壊
パラオ



日本政府の援助で新たに建設
パラオ 


戦前に日本政府が建てたビルが今でも使われている
パラオ 







閑人帳



●安物でも十分快適・・低反発マット

 4月7日の7ch「ガイアの夜明け」では、今人気の寝具「エアウイーブ」の有効性を取り上げていました。浅田真央や錦織圭選手など、一流アスリートも御愛用で、一番の効果は疲労が取れやすいことだという。その製造方法が釣り糸の生産設備を応用したというのには感心しました。こんな特殊な技術ではマネができないというのが有利です。しかし、値段が6~7万円では気軽に買えないでせう。


実は、駄目男も2年くらい前から低反発マットで寝ています。薄い、軽い、安い、を条件に探したら、近所のスーパーで3センチ厚のものが5800円であったので買いました。最初、その「低反発」の感触に、これで安眠できるのか?と気になりましたが、心配無用、一日目から快適に使え、なんの違和感もありません。(材質は硬質ウレタンフォーム)


エアウイーブの使用例は、既存のベッドのマットの上に置くので、全体ではふんわり感が残ると思いますが、駄目男の場合はタタミの上に直に置き、パッドとシーツを敷くだけだからモロに低反発です。ホームレスのオジサンがコンクリ床に段ボール重ねて寝るのとあんまり変わらない?プアな寝姿です。しかし、これで十分快適、柔らかい綿のふとんよりずっと深い睡眠がとれて、腰や肩の不快感を味わったことがない。


なんで?と訊かれても説明できないけど、要するに、快眠には柔らかいクッションの寝具は不向きということでせう。但し、誰でもがこんな硬い寝具で安眠できるのか、自信をもって言うことはできない。単に、貧乏性にマッチしてるだけかも知れません。
 商品はノーブランド、たぶん中国製の安物だと思います。


厚さ3センチ。テレビのリモコンと比べています

ウレタンマット 




ウオーキング・観光



●茨木辯天でお花見

 寒の戻りで薄ら寒い曇天のなか、Mさんの案内で参拝。ソメイヨシノはもう盛りを過ぎていましたが、しだれ桜が満開。シャクナゲやミツバツツジも鮮やかでした。結局、今年は晴天に恵まれないまま、花見シーズンが終わってしまったのが残念。


茨木辯天は通称で、本来は「冥應寺」。宗祖に天啓があって・・という成り立ちは天理教などと似ています。高校野球で知られた「智弁学園」は系列の学校です。


茨木辯天




辯天



辯天 


万国戦争受難者慰霊塔
辯天


ピカピカのキャンパスへ

帰り道、JR茨木駅歩5分にオープンした立命館大学茨木キャンパスで珈琲タイム。大学の立地は、かつての郊外展開型から「駅前大学」に急速に変わりつつあります。約10万平米の広大な敷地は、サッポロビールの工場跡地でした。

http://www.ritsumei.ac.jp/rs/r2020/campus/oic/



辯天



辯天 








犬町・猫町情報



private


            5月号表紙 by ぽんさん


5月号表紙 


           姨捨  田毎の月(切り貼り絵)


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●五月例会ご案内   担当 ぽんさん 

亀岡七福神ウオーク

 
少し遠く、運賃もチョッピリ高くつきますが、丹波七福神めぐりで尊いパワーを授かりましょうぞ。
 
◆日時・・・5月8日(金)雨天中止
◆集合・・・JR亀岡駅 改札口 10時10分
参考ダイヤ・・大阪駅8:42新快速 京都9:11のりかえ9:17(32番ホーム)亀岡駅9:48 又は・・大阪8:59新快速 京都9:28のりかえ9:38(32番ホーム) 亀岡10:04
 
◆コース  亀岡駅ー浄化センターー霊験あらたかな寺ー七谷川さくら公園(昼食)-霊験あらたかな寺-出雲大神宮ー出雲バス停(バス15:17亀岡駅へ) 8キロ 高低差 50m


大阪日暮綴



●大学でつくったレタス

 昨年の秋、大阪府立大学でレタスの生産、販売をはじめたことを知っていましたが、近所のスーパーでも陳列していたので買ってみました。名前は「学園菜」と学園祭に引っかけたイチビリネームです。フリルレタスという種類?で、普通のレタスよりシャキシャキ感が強いかな、という食感。値段は158円で、かなり割高です。


キャンパスの中に工場があり、一日に5千株くらい生産できるそう。光源はLED。運営と出荷は民間会社が行い、年間出荷額、1億8千万円を目指すと言うから、本格的ビジネスです。「近大マグロ」に続いて「府大野菜」で人気を獲得できるでせうか。

 将来、太陽光発電で蓄電するとか合理化を進めたら、電力も含めて都会での地産地消が本格化するかもしれない。生産だけでなく、物流や雇用にも影響が出ます。学校跡地や工場跡地、ガラ空きになった大規模団地が野菜生産地になる・・都会の近未来の興味ある姿になるかもしれません。


参考記事
http://www.sankei.com/west/news/141023/wst1410230011-n1.html



レタス 



レタス




府立大学の生産工場
レタス 








読書と音楽の愉しみ



●櫻井陽子著「90分でわかる平家物語」(小学館)
  日下 力著「平清盛と平家物語」(青春出版社)を読む

 「方丈記」「枕草子」「徒然草」に続く、古典名作の安直読書、4冊目は「平家物語」です。90分でわかる・・のタイトルに釣られて読みましたが、実際は3時間くらいかかりました。こんな本読んで「平家物語」を読んだなんてエラソーなこと言いませんが、とても要領よくまとめてあって、初心者向け虎の巻としてはスグレモノです。


本書を選んだ理由の一つは、頭の中でグチャグチャになっている平氏の家系(相関図)をリセットしようという意図があったからです。平家物語は読んだことないけど、平家の面々が登場する、能や歌舞伎、文楽はたくさん見ており、いろんな人物が出てくるものの、それらは物語の一部分で登場するだけなので、他の人物との相関がわからない。ま、分からなくても十分楽しめますけど。


平、といえば清盛、と、このキャラクターは誰でも知ってるけど、他の兄弟や息子となるとチンプンカンプンであります。残念ながら、本書を読んだ後もチンプンカンプンに近い(笑)。あと一ヶ月もすれば元のグチャグチャに戻ってしまいそう。
 名前を覚えにくい一番のワケは、文字や読みが似ているからです。清盛以後に出て来るオジサンたちが、宗盛、重盛、教盛、経盛、通盛、知盛、敦盛、資盛、維盛、・・・と モリ沢山。関係も親子、兄弟、孫、等とややこしい。芝居好きな人は、知盛や敦盛の人物像をイメージできるけど、筋書き自体がええ加減に作り直されてるので、人脈云々を言ってもあんまり意味が無い。


名前が覚えにくい、に次いでややこしいのは血筋の複雑さです。いわゆる正室(正妻)だけが生んだ筋なら簡単ですが、複数の側室や愛妾が絡むと図面(相関図)で説明してもらわないと分からない。分かっても覚えられない、というわけで、チンプンカンプンになるのであります。
 さらに、平家と対峙する側の系統も、源頼朝、義朝、為朝、実朝・・と似たような名前のオジサンたちがいて、そのややこしいこと・・。むろん、義経や義仲も登場します。


おなじみの、安徳天皇の入水や俊寛の島流しの話も哀れだけど、今回はじめて知った、平家最後の嫡流、六代御前(平高清)の人生も涙ちびる物語であります。生まれてこの方、27歳で殺されるまで、楽しい日など一日もなかったかと思わせる悲嘆の日々。平家物語を締めくくるための作り話かもしれないが、諸行無常、もののあはれを表すにふさわしいラストシーンになっている。


結局、せっかく読んだのに、かいもく知識が増えなかったのであります。それは頭が悪いから仕方ないとして、一度はライブで「語り」を聞いてみたいと思ったものです。琵琶の伴奏で、できればお寺のような空間で聞いてみたい。
 
 
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ・・」



平家物語






犬町・猫町情報



●4月例会 レポート

お花見 in 富雄    担当 YTさん

 近鉄富雄駅から川沿いに南下、追分梅林跡から「子供の森」へ。昼食のあとは大和民俗公園に向かいました。あいにく、昼頃から雨模様になりましたが、ハイカーや観光客は皆無で、満開の桜を堪能できました。(4月3日)



追分梅林から子供の森への道
4月 


邪馬台国石碑遠望

4月例会




大和民俗公園の桜
4月 



傘の花も満開です
4月例会 



スケッチ・民俗公園内 旧松井家の住宅
4月 



2~4枚目の写真とスケッチはサウダージさんの作品です。



閑人帳



●三太郎にも春が来た!


昭和52年の作品。未だに合格者名を掲載しているのは、サンデー毎日と週刊朝日だけ?
三太郎 


今回はこれが最高ケッサクでしょう。昭和56年の作品。
三太郎 

 コマ割りの上手さが光ります。
三太郎





三太郎 

 


昭和63年の作品。新幹線のデザインやアパート玄関のポリバケツが時代を感じさせます。

三太郎 



引用元
http://www.j-cast.com/



ウオーキング・観光



●久しぶりに野崎観音へ

 お花見と絵画展鑑賞を兼ねて大東市の野崎観音へ。本名は「慈眼寺」と言います。石器人は東海林太郎の「野崎小唄」なんか思い出したりして・・。「♪野崎参りは 屋形船で参ろうよ♪・・」 ふる~~。


絵画展は前住職が友人の中村常夫氏に依頼して、本堂の壁面に壁画を描いてもらった。その縁で、境内の会館で作品展を催しています。本堂の壁画といえば普通は仏画を想像しますが、ここの壁画はシュールというか、ファンタジーというか、ユニークな図柄になっています。


今回の展示作品は壁画に描いたようなテーマとは別の自由な発想の油絵です。ダリやマグリット作品のイメージに近いシュールレアリズム。お寺へ参拝に参った人にはどんな風に見えるでせうか。



野崎




野崎観音 



桜越しに大阪市内の高層ビル群が見える。
野崎 



境内の隣の民家の庭
野崎 




中村常夫作品展会場 作品展は4月20日まで。無料。
野崎 




野崎 




野崎 





野崎 






閑人帳



●100mを10秒で走るには・・・

 桐生祥秀選手が追い風ながら100mを9秒87で走ったとニュースになりました。動画で見ても迫力満点のダイナミックな走りです。
 我ら野次馬は「わ、早いなあ」と感心するだけですが、どうすればこんなに早く走れるのでせうか。カンタンに計算してみました。100mを10秒で走る場合の数字です。


◇100mを10秒で走ると時速換算で36kmになります。10mを1秒で走らねばならない。御堂筋(44m巾)を横断するのに4秒余しかかからない、というスピードです。

◇100m走行に必要な歩数は、彼の場合48歩。50歩で計算すると一歩で2mの計算になります。タタミの長辺が約1、8mなので、こ れを一歩で走るなんて、シロウトではあり得ない。スタート時は歩幅 が小さいので、中間~後半は、一歩で2m以上を走ってる。

◇10秒間で50歩とすれば、1秒間で5歩。かつ、一歩で2m以上。シロウトやオジンは走り幅跳びで飛んでも2m台ではないでせうか(笑)


こんなふうに数字で解体すると、スーパーマンぶりが分かります。


歩幅が2mもあるようには見えないけれど・・・
100m