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読書と音楽の愉しみ



●安田将三他著「朝日新聞の戦争責任」を読む  ~その2~

 戦時中の朝日新聞はどんな記事を書いたのか。本書にはてんこ盛りの情報(新聞記事のコピー)が掲載されているが、その中で分かりやすいものをいくつか紹介しませう。


昭和16年 開戦時の紙面
朝日


◆「玉砕」は朝日新聞がつくった言葉
(青色文字は引用文)
 玉砕というと、なんとなく右翼っぽい感覚の言葉に思えるが、これは朝日のアイデアで生まれたもの。74頁「朝日は「全滅」の代用語として「玉砕」という言葉を初めて使用する。玉砕とは中国の歴史書が出典とされ「全力を尽くして、玉が砕けるように潔く死ぬ」という意味。全滅の事実を取り繕い、悲惨さを美しさに転化しようと持ち出された」


76頁 昭和18年5月、アリューシャン列島の小さな島、アッツ島が米軍の猛攻を受け、二千数百名の兵士が「全滅」した。これを「玉砕」と書いた。昭和18年5月31日の朝日新聞朝刊記事。見出しは銘せよ、この気魄 銃後一丸英霊に応えよ」である。記事は「(略)部隊長、山崎大佐以下、全将兵遙かに皇居を拝し、天皇万歳を奉唱して、神国日本の天壌無窮と大東亜戦争の必勝と後に続くものを信じ、敵の大群を前にして玉砕を決意(略)敵中深く突入し、全員、部隊長とともに大軍の真っ直中に躍り込んで玉砕す・・・何たる壮烈、何たる厳粛さであろうか。(略)」


大本営が「全滅」と唯物的に発表した事実を、朝日は自らの発想で「玉砕」と美化した。一片の反戦思想、批判精神があれば、こんな表現を使うだろうか。以後、朝日はこの言葉を多用する。日本軍の惨めな負けっぷりを認めたくない。せめて言葉でカッコつけたかった。
 これと同様に、ガダルカナル島での攻防戦で日本軍はボロ負けしてついに「撤退」した。しかし、朝日はこれを「転進」と書いた。中身は全然違うのに、新聞社の判断で事実をねじ曲げ、国民を欺いた。元寇の役で大嵐が敵を滅ぼしたのを「神風が吹いた」というのと同じだ。


◆朝鮮人強制連行・・はどう書いたか
 戦況が悪化すると人手不足が起き、朝鮮人、台湾人にも徴兵制が敷かれた。個人の事情など有無を言わせず狩り出された人も多かった。朝鮮人はのべ70万人くらいが徴用され、大半は鉱山や土木工事で酷使されて数万人が亡くなったとされる。慰安婦問題とともに、今でも朝日の媚韓ネタになっている。しかし、当時の朝日はどう書いたのか。


168頁 昭和17年5月15日 朝日新聞朝刊 見出しは今こそ真に日本人、朝鮮の徴兵制に血書の感謝状」とあり、記事の頭には、半島青年も昭和19年から晴れて皇軍兵士の栄誉をかなえるように準備を進めている旨、情報局から発表されたが、この光栄に勇躍した朝鮮同胞からは早くも感謝の心を綴った手紙が谷情報局長のもとに届けられ、中には血書もある。その手紙の一例「
我々朝鮮人の一人一人が帝国の防人として内地人と同様、大東亜戦争に参加してこそ内鮮一体と言えましょう。ああ、この日本帝国に生まれ合わせた幸運。朝鮮人も祖国日本のため、米英撃滅に参加できる喜びをお察し下さい。今こそ、靖国の英霊の仇を討って見せます。天皇陛下万歳、大日本帝国万歳 松本元次郎」

 戦後の朝日が言う「朝鮮人強制連行」との余りの違いにビックリです。


朝鮮人は徴兵されて感謝の手紙を寄越したという記事
朝日



◆戦時中の二大標語  

・撃ちてし止まむ(敵を撃たずにおれようか)               
・欲しがりません 勝つまでは

戦意高揚と忍耐心を求めてこんな標語ができた。撃ちてし止まむは政府が考えたもので「古事記」にこの言葉があるという。欲しがりません・・は、朝日、読売、毎日(当時は東京日日)の三社が共同して全国民から公募した。32万通もの応募作品から選ばれたというから、国民みんなが白けていたわけではない。新聞社は、こんな手法を用いてまで戦争を煽った。実際、国民の生活は日に日に困窮の度合いを増し、食料の確保さえ難しくなっていたが、新聞の売れ行きは大きく伸びて新聞社はホクホク状態になる。欲しがりません、勝つまでは・・と言いながら、新聞社の社員は高級料亭でご馳走を食べられるほど豊かだった。


◆終戦間際、朝日は天皇陛下のことをこう伝えた
 昭和20年3月10日、東京はB29による大空襲で都心部は壊滅状態になり、約10万人の死者が出た。その後、天皇陛下は被災地を視察する。このときの様子を朝日の記者は署名入りで書き、一面トップに掲載された。


昭和20年3月19日朝刊記事 見出しは畏し天皇陛下 戦災地をご巡幸 焦土に立たせ給い 御仁慈の大御心 一億滅敵の誓い新た」となっている。とても長い記事本文の一部を抜粋すると「朝に夕に一億国民ひとしく忠誠の心いまだ足らざるを嘆き悲しむ。今はただ伏して不忠を詫び奉り、立っては醜の御盾となり、皇国三千年の歴史を太しく護り抜かんことを誓うのみである。ああしかもこの不忠の不忠とも思し召されず、民草憐れと思し召し、垂れさす給う大御心の畏さよ。」「天皇陛下は御料車からお降り立ちになった。外套もお召しになっていない。それを仰ぎ見ただけで私はもう何も見えなかった。最敬礼の頭を垂れながら、地上の石一つ目に見えなかった。」「わが大君にはかほどまで民草の上に大き御心を垂れさせ給うのである」「この大君のもとに勝たねばならぬ。戦いは断じて勝たねばならぬ。勝つためにはすべてのものを大君に捧げねばならぬ。今や一切の私心を捨て、大和島根に打ち寄せる醜の仇波を蹴散らし、打ち砕かねばならぬ。臣民の道はこれ一つ、これをおいては畏き大御心に沿い奉る道は何処にあろう」以下略


戦後の朝日新聞しか読んでいない読者なら仰天する文章でありませう。戦争に負けそうになっているのは忠誠心の足りない国民のせいである。なのに、天皇陛下は不忠とも思わず、むしろ憐れみの心で民衆に接しておられる、なんと畏れ多いことか・・これが朝日新聞の記事ですよ(笑)。


本書の著者はこの記事を「政府の言論統制の結果ではなく、自発的に戦争推進の立場をとり、軍部に積極的に協力したと思わせる証拠」だと述べている。さらに「たとえこの記者が軍国主義者でも、編集幹部に疑問を持つ者がいたら記事は違ったかたちになったのではないか。この記事は朝日新聞の歴史の中で最大の汚点の一つになった」とも書く。


◆たった400字の「社告」で戦争報道を総括
 昭和20年11月7日、朝日新聞は朝刊に「国民と共に立たん」と題して社告を掲載した。社長以下、編集長など幹部が辞職したと書き、その理由は「幾多の制約があったとはいえ、真実の報道、厳正なる批判の重責を十分に果たし得ず(略)ついに敗戦に至り、国民をして事態の進展に無知なるまま今日の窮境に陥らせしめた罪を天下に謝せんがためである」云々とあるが、こんな大事な情報を紙面の隅っこに、わずか400字の記事(下の写真)にしただけだった。この微少な記事で朝日は戦争報道にケリをつけた。
 
 後年、朝日新聞社史が編纂されたが、朝日にとって屈辱的な内容の記事は抹消されている。



なお情けないことに、辞職したはずの幹部や一般記者はその後続々と職場に復帰し、軍事政権万歳だった姿勢を一転させ、共産主義万歳の思想に転向する。4年にわたって国民を国民を欺き、戦場に駆り立てた罪悪感などまるでない。自責の念から自殺したり、退職した社員は皆無だった。今回の慰安婦問題などでの「反省と謝罪」表明が識者にまったく評価されないのは、70年前の「前科」を知られているからだろう。(1995年8月 太田出版発行)


紙面の左下に小さく掲載された朝日の社告<国民と共に立たん>
朝日


同記事のアップ これが朝日流「反省と謝罪」の全て。
朝日 




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●安田将三他著「朝日新聞の戦争責任」を読む  ~その1~

朝日の圧力で絶版になった本を再発行
 本書は、1994年、リヨン社から発行された「読んでびっくり 朝日新聞の太平洋戦争記事」のリメーク版。書名で分かるように、戦時中の朝日新聞の記事を批判した本だったが、半年後に朝日から「記事の無断掲載」を理由に圧力がかかり、絶版になった。朝日新聞を批判する者を許さない、という同社の姿勢がモロに表れたトラブルだった。


これに異議を唱えるかたちで、ほぼ同じ内容を著作権問題に抵触しないように編集をやりなおし、出版社も変更して再デビューしたのが本書である。著者2名は現役(当時)の他社の記者である。
 駄目男が本書の存在を知ったのは、3年くらい前、宮崎哲弥氏が週刊文春のコラムで「ときどき読み返してる本」の一つとして紹介していたからだが、古本マーケットでもなかなか見つからず、検索を繰り返してなんとか探しだし、定価の2倍くらいの値段でようやく入手できた。


朝日新聞読者が一番読みたくない本
 今は朝日叩きの本が10冊くらい出版されて、もう食傷気味でありますが、本書は、その朝日の原罪を知るに必読の一冊でありませう。内容は戦前の朝日新聞の戦争に関する記事と社説、その解説のみで、戦前生まれの人が読めば、ある種の郷愁さえ呼び覚まされると思います。


昭和16年の開戦から終戦まで、朝日新聞は軍部独裁政権におもねり、戦争を賛美し、国民を「打倒、鬼畜米英」思想に煽りまくった。軍事政権を批判し、対峙することなど一度もなかった。(但し、これは朝日だけでなく、毎日や読売も同様だった)。戦後の「反日」姿勢とは真反対の思想で戦争を煽った新聞社だった。


・・と書けば、いや、そうではない、本当は反戦思想も持ち合わせたが、軍事政権の強力な言論統制、思想の締め付けのために、軍部批判の記事など全く書けなかった。やむを得ず、軍部に迎合した記事を書いた・・と反論する人もいるだろうが、それはウソです。
 戦争を企て、実行したのは無論、政府だが、これに同調しただけでなく、政府を煽ったのはメディアだった、というのが実情であります。本書の出版意図はここにある。戦時中のメディアはホンネで戦争を賛美した。そのメディアの中で最も積極的に戦争を煽ったのが朝日新聞だった。


本書の意図はもう一つある。一番、戦争を煽った朝日新聞は、終戦に際して、三社の中で一番責任を取らなかった新聞社でもあった。反省も謝罪もせず、終戦を機に、手のひらを返したようにかつての政府を非難しはじめた。のみならず、今度は占領軍におもねり「米国製民主主義」賞賛に回る。占領軍のつくった憲法を崇拝する。「反省も謝罪もせず」の姿勢は、以後、朝日の伝統になる。こんな、朝日新聞の正体を暴いた本、朝日の読者が読むわけがない。できれば焚書にしたいでせう。(つづく)


朝日戦争責任






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●ジリ貧続く週刊誌の販売部数

 当ブログのネタ元の一つになっている週刊誌の売れ行きが良くない。日本ABC協会(雑誌販売部数公査機構)の2014年上半期雑誌販売部数データによると、総合誌では、トップの文春以下、すべてが減少傾向で、文春は最盛期は60万部くらいあったのだから落ち込みがひどい。新潮が現代に抜かれているのも知らなかった。


これにポストを加えた4誌が上位として、6万部台のAERAとサンデー毎日は早晩、廃刊になるのではないか。全然、未練はありませんけど。週刊朝日も今後部数が伸びる可能性はないから、ジリ貧を続けてひっそり姿を消しそうな予感。ならば、新聞社系列の週刊誌は全滅することになります。


出版社の週刊誌が生き残り、新聞社系は消えていくのはなぜか。答えは取材力の違いでせう。売れなければ食えないのが週刊誌で、ほとんどのネタはフリーのジャーナリストが取材するが「売れるためにはリスク覚悟」の突撃取材が多いから、話題性が大きい代わりに失敗も多い。常に数件の裁判を抱えているのが実情であります。


対して、新聞系は基本的にサラリーマンの仕事が多く、危ないネタには近寄らない。たまに頑張ると、週刊朝日の「ハシゲ」問題なんか起こして編集長がクビになったりする。(このネタは外部者の取材だったけど)
 世間は週刊誌記事をB級視するけど、最近では小渕優子辞任事件など、週刊誌記事が発端になった重要事件が多いから、むしろ「がんばれ、週刊誌」と応援したいというのが駄目男のホンネであります。「朝日新聞叩き」も週刊誌がハデに書かなければ、朝日はもっと傲慢不遜な態度をとり続けたと思います。


総合週刊誌の売れ行きベスト10

 (1)『週刊文春』      45万0383

 (2)『週刊現代』      35万2521

 (3)『週刊新潮』      32万9415

 (4)『週刊ポスト』     27万8904

 (5)『週刊大衆』      12万7549

 (6)『週刊朝日』      11万0561

 (7)『アサヒ芸能』      9万7584

 (8)『AERA』       6万7839

 (9)『サンデー毎日』     6万1062

  (10)『ニューズウィーク日本版』4万0324



まいどお世話になっております
syuukannsi 







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●青山繁晴・河田克之著
 「青山繁晴、反逆の名医と「日本の歯を問う」

 なんの話しやねん? という興味から手に取ったのですが、なかなか面白い本でした。ジャーナリストの青山氏と歯科医の河田氏、高校の同級生で、何年ぶりかに会って意気投合し、日本の歯科医療の問題点や歯の健康に関するイロハの解説を対談形式で著しています。二人に共通しているのは「アンチ」の精神、気概です。


内容は多岐にわたり、まとめが難しいので、要点を箇条書きにしました。

◆歯周病と歯槽膿漏とはどう違うのか。答えは「同じ」です。昔は歯槽膿漏とだけ呼んでいたが、語感がいかにも気持ちわるいので歯周病という名を使うようになった。


◆歯磨きだけで歯周病など、歯の病気は防げるか。答えはノーです。電動とか音波とか最新型の歯ブラシを使っても、除去できるのは歯垢だけである。歯石は歯医者しか除去できない。ところが、歯周病(歯槽膿漏)は歯石ができることで起きる。(歯垢に唾液のカルシウム成分が混ざって歯石になる)コマーシャルで「超音波作用で隅々まで汚れを除去できる」という文句はウソである。歯石が除去できないということは、歯周病が防げないということである。


◆子供時分からこまめに(月に一回とか)歯医者で歯石取りを続けると80歳ごろまで、あわよくば死ぬまで、一本の歯も抜かずに済ませることができる。しかし、そんなにマメに歯医者通いをする人はいない。たいていの人は虫歯などで痛みを感じてから診察、治療を受けるので「抜歯」されてしまう。これを繰り返した挙げ句、入れ歯をするが、これは高齢者の健康維持の面で大きなマイナス要因になる。


◆インプラントは人工的に歯根をつくるという優れたアイデアで推奨したい。しかし、現実にトラブルが多いのは歯科医の技術がマズイから。食べ物を美味しく食べるという点では入れ歯よりずっと有効である。


◆歯科の保険医療費はコロコロ変わる。診療報酬の基本料が200円だったり、1500円になったりする。厚労省がいい加減な判断をするからで、歯科医院はこれに振り回されている。さりとて歯科医師会が結束して厚労省と対峙するという場面もない。


◆歯科医院は数が増えすぎて、ビジネスとして成り立たなくなっている。
都市部では完全に過当競争である。(5人に一人が年収300万未満という情報もある)評判の悪い医院は淘汰されてしまう時代である。
 別情報だが、11月19日のテレビ大阪「カンブリア宮殿」で、この窮状を打開するため、高齢者を対象に「出張治療」をはじめて成功している医院を紹介していた。寝たきりとか車いす生活で医院へ行けない人にとっては有り難いサービスになっている。


◆さて、駄目男の残存歯は20本であります。(入れ歯はナシ)フルラインは28本なので、これ以上減らしたくない。で、20本死守!と決めて、数年前から年に3~4回、歯石取りに通うようになった。おかげで20本は維持できているけど、来年はどうなるか分からない。
 先生は20本残っていたらマシなほうだという。ということは、それまでに入れ歯になってしまう人が多いということであります。好んで歯医者に行く人はいないけど、そこをなんとか・・歯石取りに参りませう。(2013年4月 ワニ・プラス社発行)



青山本





ウオーキング・観光


●延命寺の紅葉

 ふと思い立って河内長野市の延命寺へ。南海高野線の三日市町駅から40分ほど歩いて到着。残念ながら、少し早すぎて、ピークは25日~30日頃になるそうです。それでもたくさんの見物客が来ていて、暖かい小春日和のせいもあって、皆さん満足の体でした。


 紅葉がきれいに見えるのは「逆光」のシーンですが、これを写真に撮るのは難しい。赤い葉っぱの透けた感じがどうしても再現できない。(カメラが安物のせいなのか)・・ので、諦めました。午後は山あいの小道をたどって千早口へ出、さらに一駅分歩いて天見駅から帰りました。


延命寺の山門
延命寺



紅葉山の風景
延命寺 


延命寺



小道をたどって「美加の台」を抜け、南海高野線脇の道に向かう
延命寺



右奥の山は「岩湧山」
延命寺 




プチ・ケチの研究



●934円の大吟醸酒「越後桜」

 今月はじめに935円の「白鶴大吟醸酒」を紹介しました。先週、同じスーパーへ行くと、白鶴の隣に「越後桜大吟醸酒」(720ml)が陳列してあって、値段が934円。なんの因果で1円違いなのか・・。
 飲めば、白鶴よりほんわか系、ソフトな口当たりでイケます。甲乙つけがたい。軽すぎて物足りない感じは共通していますけど。しかし「ワイングラスで美味しい日本酒」というコンセプトを考えれば両方とも合格です。保守派の日本酒党にはウケませんけどね。


大吟醸


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●91円の冷凍カレーうどん

 イオンの商品。少し前に138円のカレーうどんが同社から発売されてお買い得感がありましたが、なぜか消えてしまった。今回の91円商品とのちがいは肉が入っていたこと。察するに、肉入りで138円では採算が合わないので、肉抜きで91円にした。肉代47円ってか。


肉ナシでもまずくはないけど、なんか物足りない。そこでこまぎれ肉を加えると・・がぜん、美味しくなります。なんか「正しいカレーうどん」を食べた気になります。肉代50円としても140円。「得正」のカレーうどんが350~400円なので半分以下の値段です。マルビにはこれで十分であります。しかし、この値段で採算があうのか? また、早々に消えてしまいそうな気がします。


カレーうどん 


肉とネギを加えるとリッチなカレーうどんになります。
カレーうどん
 




ウオーキング・観光



●竹中大工道具館 見学

 先月、新神戸駅の南にオープンしたピカピカのミュージアム。(市内の別の場所から移転した)駅前のビルやマンションの立ち並ぶ町並みのなか、ワンポイントふうに300坪ほどの緑地があり(昔の屋敷跡かもしれない)写真のように、とても魅力的なロケーションになっている。


竹中工務店は創業400年の歴史をもち、あの「金剛組」には及ばないけれど、ゼネコンの中では最古参、従って、建築のワザを伝える歴史資料が豊富で、道具に関しても貴重なモノが保存されており、これを一般に公開して伝統技術の理解や保存に役立てたいという趣旨で造られた。


大工道具は、名品、一級品の道具といえども、アート作品と違い、職人にとっては日常の作業道具、即ち消耗品でしかない。しかも、ほとんどが個人の持ち物だから、文化財として後世に残すのは意外に難しいというモノでもある。それを考えると、この地味な博物館の希少価値ぶりが理解できる。


開館記念として「日中韓 棟梁の技と心」という展示会が開催中。それぞれの国の伝統的なデザインや仕様が寺院の軒(組み物)のかたちで紹介してある。その中で、これはハテな?と気になったことがある。
 立派な寺院や宮殿を建てるときは、棟梁が設計図から仕様書、作業手順、さらに担当の職人の名前などを詳細に記録していくが、韓国の場合、古い資料は当然漢文で書いてある。もしや、1980年頃までは漢文を使ったかもしれない。


ということは、現在の職人の大半はこれらの資料を読めないのではないか、という疑問が湧く。しかも、その言葉は業界の人間しか分からない専門語や符帳でハングルで音訳しても正しく理解できないのではないか。えらいこっちゃ~であります。
 国の伝統技術が言葉の壁のために継承できない。そんなアホな・・ことが韓国では現実に起きている。現在、40歳未満の韓国人は、図書館へ行っても、1980年までに発行された本はかいもく読めない。日本に置き換えれば、戦前に発行された夏目漱石や森鴎外の本が読めないというのと同じである。


ソウルの南大門(国宝)の再建工事のプロセスをみても、韓国の伝統的技術は劣化が著しく、他人事ながら心配になる。遠からず、中国や日本に「SOS」を発信するかもしれない。




大工道具館のHPはこちら・・・
http://www.dougukan.jp/


大工道具館のエントランス
大工



建物は平屋建てだが、地下一階、二階にも展示場がある。
大工



一階展示室
大工 


大工



地下展示室
大工



ヨーロッパ、中国、韓国のカンナは押して使う
大工道具館



カンナを引いて使うのは日本だけらしい。一流の道具を名人が使うと、写真のように5ミクロン(1000分の5ミリ)の薄さに削れる。ノコギリも引いて使うのは日本だけ。
大工



欄間の技術で作った木製障子。「組子」という技術で風景を描いてる。
大工 



アップするとこんな感じ。すごい技術に感心します。
大工



西岡常一が使った作業ノート
大工 





読書と音楽の愉しみ



●「文藝春秋」拾い読み  ~12月号~

「薬漬け医療」が認知症を作る  著者・奥野修司

 ただいま認知症患者460万人、予備軍(軽度の患者)を含めると800万人。65歳以上の人口の四人に一人が予備軍とあっては他人事ではありませぬ。このブログも、内容、表現がなんだかトンチンカンになってきたら、駄目男も発症の証であります。いや、もうとっくにトンチンカンやて? あちゃー・・。さらに進んで、書き手も読者も認知症で、すべて世は事もなし・・あり得ます。ぐぬぬ。


本稿の趣旨は、増え続ける認知症患者に医師が不勉強や怠慢のためにしっかり対応できず、やたら薬を投与して、治療どころか逆に重症化させていることを訴えている。有効な治療薬がない現状では、患者が訴える個々の症状に対して睡眠剤や抗うつ薬で対処するのが普通で、これらには当然、副作用や耐性があるから、だんだん種類や投与量も増えていき、
軽い症状を悪化させ、人格まで変えてしまうような難儀な状態に至る。


175頁
「怖いのは、薬が闇雲に出され、病気を治すべき薬が、病気を作りだしていることである。薬の足し算は出来ても、引き算が出来ない医師が多すぎることに問題がある」


下の表(177頁)は、87歳の男性に投与されていた薬の名前と量。実に17種類もの薬を飲み続けた結果、改善するどころか、毎晩、夜中に起きて歌を歌う、だんだん怒りっぽくなって妻に暴力を振るうなど、別人のようになってしまった。
 困り果てて別のT医師の診察を受け、17種類の薬を全部止め、別の4種類の薬に変えた(表の矢印の下の薬)そしたら、夜中に起きなくなったなど、見違えるように改善した。「まるで魔法をかけられたみたい」と妻がいうほどだ。でたらめな処方が病気を悪化させる典型的な例だ。


認知症


アリセプトを過信、多用しすぎている
 治療はできないが、症状の進行を遅らせることができる薬として普及したのがアリセプト。抗うつ剤や睡眠剤で対処していたころに比べて確かに朗報ではあった。しかし、本来はアルツハイマー患者用として開発されたのに、別の「レビー小体」タイプの患者にも処方されるようになり、また「なにわともあれ、アリセプトを」みたいな頼られ方が進んで、
乱用状態になり、弊害が生じている。


K医師は「レビー小体型は薬剤に敏感なのに、そこへ興奮しやすいアリセプトを大量(アルツハイマー症状並に)使ったら症状が悪化するのは当然」と警告するが、なぜか、今年9月に、アリセプトはレビー小体型認知症患者への投与が承認された。認知症関連の医薬品開発、使用ではこのような混乱が続き、未だに暗中模索というのが実情だ。


認知症を患ってしまったら、薬に頼らず、患者に寄り添った、人情的対応のほうが大事だと説く。上から目線での指示や冷たい言葉のやりとりより、ヘンな言動を認める寛容さが進行を遅らせると。その意味は理解できても、いざ自分が当事者になると、医師やクスリに頼ってしまうのが情けない。


認知症






半畳雑木林



●「半畳雑木林」紅葉見ごろ

 ナンキンハゼとモミジバフウがきれいに色づきました。アパートの日当たりの良くないベランダで鉢植え、という悪条件でも紅葉シーンが見られます。盆栽と違い、水やり以外なんの手入れもしなくても、自らデザインしてるかのような樹形になっています。究極の貧乏紅葉見物です。


半畳雑木林紅葉2014 


テレビ画面の紅葉風景と一緒に・・と思ったが、うまく写りませんでした。
半畳 


ナンキンハゼ
半畳 


モミジバフウ
半畳



長居植物園のモミジバフウ
半畳 





プチ・ケチの研究


●935円の大吟醸酒(420ml)

 近所のスーパーで935円の値札を見つけ、たちまち貧乏性が反応して買いました。大吟醸酒としてはローエンドに近い値段ではないかと思います。メーカーは「白鶴」。モンドセレクション連続受賞のラベルがついてるので輸出に力を入れてる商品らしい。


近頃「ワイングラスで美味しい日本酒」というフレーズをよく聞くけど、これにピッタリの味わいです。いつぞや飲んだ、輸出用に人気高い「賀茂鶴大吟醸」の味をさらに軽くした感じ。ゆえに、欧米でも好評なんでせう。どんどん輸出して稼いでほしい。
 味にうるさい日本酒ファンに言わせたら「しょーもな、水みたい」と悪口出そうだけど、コストパフォーマンスは最高の大吟醸酒だと思います。(白鶴のHP見たら、価格は1100円でした)

http://www.hakutsuru.co.jp/product/nihonshu/daigin_series.shtml



大吟醸 






「関西 お好み散歩道」 ガイド ご案内



楽ちん「関西・お好み散歩道」ガイドをつくりました

 高齢者や長距離歩行に自信のない人でも歩ける、ショートコースのガイドをつくりました。距離は3~8キロ、高低差70m以内の楽ちんコースです。街歩き、田舎歩き、さらに「有名大学観光入学」コースという、いちびりなプランもあります。地域別では、大阪府6、兵庫県3、京都府2、奈良県4コースです。いちばん下に頒布方法を案内しています。


 「散歩も積もれば旅になる」全部歩くと80キロになります。

 1・ハルカスまでアルカス!・・・・・・・・・5,7km

 2・「都会の秘境駅」から大正区の山水風景を巡る・4,3km

 3・舞洲の「海辺の快道」を歩く・・・・・・・4,0km

 4・仁徳陵と大仙公園・・・・・・・・・・・・5,0km

 5・泉南・田尻漁港から「りんくう公園」へ・・4,0km

 6・阪急「園田駅」から伊丹スカイパークへ・・7,5km

 7・魚崎から六甲アイランドへ・・・・・・・・5,5km

 8・近鉄「箸尾駅」から馬見丘陵公園へ・・・・6,0km

 9・平城宮跡と御陵の里を歩く・・・・・・・・7,5km

10・八咫烏神社から「奈良カエデの郷ひらら」へ・6,0km

11・大和郡山 カントリーウオーク・・・・・・5,5km

12・観光入学 関西学院大学・・・・・・・・・4,0km

13・観光入学 同志社大学・・・・・・・・・・5,5km

14・観光入学 大阪大学・・・・・・・・・・・3,0km

15・観光入学 京都大学・・・・・・・・・・・6,5km


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■Town walk
散歩道 


散歩道

■Country walk
散歩道 


散歩道

■Seaside walk
散歩道 


散歩道

■Campus walk
散歩道 


散歩道


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頒布ご案内・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■ガイドはB4サイズ、モノクロコピー。
■地図は地形図を使ってます(国土地理院承認 平26近複36号)
■価格は送料とも600円 代金は後払い(郵便払込用紙を同封します)
■頒布ご希望の方は 
kai545@violin.ocn.ne.jp  fax  06-6692-1340 
小西までお申し込み下さい。


地図例
散歩道