プチ・ケチの研究



●化繊のタオルを使ってみた

 ナイロンやポリエステルだけでつくった、吸水性の皆目ないタオルを使ってみた。もうとっくに普及済みで目新しさはない商品かもしれない。最初に買ったのが標準的なものみたいだが、強烈な感触(肌触り感)にびっくりしました。顔をこすれば、まるで紙ヤスリでこすってるが如し、ヒーヒー痛いのであります。誰やねん、こんな拷問道具みたいなタオル考えたのは、と文句言いたくなりました。


しかし、良い点もあることが分かった。
泡立ちがすごく良い=石けんの節約になる
泡切れもすごく良い=湯水の節約になる
 と、この点で大層なスグレモノであります。ケチンボ、貧乏性の味方といえる商品です。石けん(固形石けん)の減り方を見ると、普通の木綿のタオルに比べて5割くらい節約できそう。ただ、このタオルは吸水性が全然無いので、入浴では普通の木綿タオルと2種のタオルを使い分けることになります。


三ヶ月ほど使って、しかし、もうチョット肌にやさしいのが欲しいと二枚目を購入。同じ素材ながら、織り方に工夫があって、感触は木綿とあまり変わらないのでホッとしました。値段も高くないので、プチ・ケチ精神旺盛な方におすすめです。但し「本品は洗濯機で洗わないで下さい」という注意書きがあるので、もしや、他の洗濯物をガシゴシこすって痛めるのかもしれない。


左が標準(480円) 右がソフトタイプ(380円)和歌山県の「アイシン」の製品

タオル







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ウオーキング・観光



●関西学院に博物館誕生

 美しい芝生広場に建つ時計台・・関学・上ヶ原キャンパスの象徴であるクラシックな建物が博物館に変わり、一般にも公開されました。展示は関学の歴史を伝える地味なものですが、これが一般者の訪問の動機付けになり、より開放されたキャンパスのイメージが増すと思われます。


この上ヶ原キャンパスの学舎の設計は、心斎橋・大丸百貨店の設計をした、W・M・ヴォーリズで、明るいスパニッシュスタイル、以後に新増築した建物もこのスタイルを踏襲しています。説明によると、時計台(用途は図書館)の建て物は竹中工務店の社長さんの寄贈だそうで、昔の社長は太っ腹ですね。


愛称は「時計台ミュージアム」に
関学  


2階の展示室
関学



キャンパスが開発される前の上ヶ原。変わらないのは甲山の姿だけ。

関学





アジア ウオッチング



●「整形大国」のおぞましい現実

 下の美人一覧表は2014年のミス・コリアコンクールの候補者。驚くのは、美しさではなく、見事なワンパターンフェイスぶりです。これだけ全員似通った顔が揃えば、親戚の人だって見分けられないのではないか。世界中で韓国だけに起きる珍現象です。
 整形のワザでは世界一を誇る韓国では「旬の美形」はコレ、というスタンダードがあり、整形外科医もメイクのプロたちも競って旬の美形をめざす。結果、写真のようなワンパターン美人が量産される。しかし、これじゃ顔の魅力で一番の美人を選ぶなんて不可能。そもそも美人コンクールの意味があるのか、という素朴な疑問さえ湧く。


韓国整形 



半年くらい前の中国の新聞で紹介された記事は深刻かつ笑えるものだった。整形しまくりの美人と結婚した男性は、妻の美貌と、それに全く不似合いな、美形ならざる子供の顔に「もしや、他の男と?」と疑い、離婚沙汰になった。こんなの、今はやりのDNA鑑定をすれば簡単に答えが出るはずですが・・。夫の素顔+妻の素顔=子供の顔。普通はこれで納得するところ、妻が結婚前に整形で変身しすぎたために、あらぬ疑惑を招いてしまった。さらに、もし女の子だったら、この先「自分はなぜお母さんみたいに美しくないのか」と悩むかもしれない。


百田尚樹著「モンスター」には整形後のリスクについても書いてあるが、整形美人の賞味期限は短い。無理に維持しようとすると生身の負担が大きくなり、費用がかさむ。たるんだ口元を美しく維持するために手術をしたら、口が十分開かなくなり、好きなご馳走を食べられなくなった、という悲劇も生じる。韓国の「整形大国」ぶりは民度の低さを表しているに過ぎない。


引用・参考情報
http://www.sankei.com/west/news/140926/wst1409260009-n1.html 




犬町・猫町情報



private

            10月号表紙 by ぽんさん


10月例会案内  


イワシ雲 「朝焼け 小焼けだ 大漁だ・・いわしのとむらひするだろう」 みずず


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10月例会 ご案内

日程が変更になりました。ご注意下さい

●大津市 「寿長生の郷(すないのさと)」を訪ねる
                                               ~ 担当 Tマサさん~  

■実施・・・平成26年10月14日(火曜日) 雨天決行します。
■場所・・・寿長生の郷(すないのさと) 和菓子メーカー「叶匠壽庵」が
経営する里。敷地面積6万3千坪。谷川を利用し、山林の部分はそのままに散歩道をめぐらせ、数百種類の野の花が咲いています。
■集合場所・・・JR石山駅改札口前10時50分(バス11時発)
新快速大阪駅発10時 京都駅発10時30分
行きかえりとも送迎バスで現地まで。約25分ぐらいです。(大津市大石町)
■昼食・・・現地のカフェを利用します。(食べ物の持ち込みは原則できません)
  近江牛カレー1,600円、弁当1,700円、珈琲等432円

参加申込み・・・10月10日までに、辻本さんへ申し込んで下さい。 


■その他・・・10月の花 ささりんどう、おやまぼくち、あきちょうじ、りゅうのうぎく、     うめはちそう、やまらっきょう、その他多し。和菓子販売所あり。 抹茶も有料でいただけます。詳しい情報は「すないの郷」で検索して下さい。


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■9月例会 レポート

 「ハルカスまでアルカス!」第二回は難波から道具屋筋、日本橋筋、新世界を通って天王寺まで。23名が参加しましたが、ハルカスへ上がった人は一人もいませんでした。近鉄さん、ゴメンなさい。やや暑いめの気温、低い湿度、午後5時・・とあっては、ハルカスなんか知るもんかと、まっすぐビアホールへなだれ込んだのでありました。(担当 駄目男)

サウダージさんのスケッチをご紹介
(千日前、通天閣、ハルカスビル)
10月







読書と音楽の愉しみ



●明智憲三郎著「本能寺の変 431年目の真実」を読む

 本能寺の変が起きた理由については「定説」が出来ていて、すでに常識化している。即ち、信長と光秀の確執・・信長の光秀イジメが謀反の原因だったと。でも、なんだか全面的には納得しがたい点もある。


本書は、光秀の末裔が膨大な資料を読み込み、自分で異説を編み出したもので、なかなか説得力はあるのですが、だからといってこちらが「真相」たり得るかといえば・・。う~ん、難しい。しかし、面白い読み物であります。


一番新鮮な発想は、信長が本能寺へやってきたのは、光秀と共に謀って徳川家康を暗殺するためだった、という話です。この三人、当時はお互いに殺し合いあをするような仲では全くなかった。お互いに尊敬や信頼で結ばれた間柄と思われていた。現在の「定説」でもそう見られている。


しかし、権力者たるもの、いくら強大な天下人になっても常に謀反、暗殺の不安から免れることはない。実際、当時の信長と家康は同盟を結ぶ間柄であったし、家康が謀反を起こすような懸念はなかった。
 それでも、信長は「いずれ俺の命を狙うのは家康」という猜疑心がふくれあがり、信頼を置いている光秀と家康謀殺の案を練った。そして、用意周到に準備し、天正10年6月、本能寺で討たれたのは信長だった。
 このシチュエーションを想像するだけで、これって映画にしたら面白いのとちゃう?と思ってしまいます。ホント、面白い発想です。


あの用心深い信長が、なぜ、わずか二、三十人の、小姓中心の供しか連れずに本能寺へ宿泊したのか。定説ではこの疑問に対する答えはないように思うのですが、本書では、これは家康を油断させるためとある。家康側は四~五十人の面々で招かれており、戦闘力では信長側は明らかに劣る。すなわち、ウチはこんなひ弱な面々、テロなんか起こしませんよという家康へのメッセージだった。


しかし、これが信長と光秀の考えた作戦で、信長が家康を接待しているときに、突然、光秀の軍が乱入し、家康を襲う・・という筋書きだった。そうだったのか。よく考えましたなあと褒めたくなる作戦だったが、事実は小説より奇なり、殺されたのは信長でした。


もっとも、ここに至るまでの経過はとても複雑で、武将だけでなく、貴族や僧侶や神官や商人まで絡む、こんがらがった人間関係が綾をなし、昨日の友は今日の敵、状態が繰り返されて無茶ややこしい。細川藤孝や筒井順慶といった面々は後世の世評通り、日和って要領の良さを見せるし、一本気な男は簡単に殺されたり、切腹を命じられたりする。


信長は天下統一したら、次は海外遠征、シナへ打って出る計画をもっていた。国内では戦功のあった大名に与える土地が無くなってきて、ならば海外へ・・要するに覇権主義思想です。しかし、この案に賛成する武将や貴族はおらず、外地での戦争を想像するだけでウツになる人もいた。もし、実行すれば光秀も当然、シナへ出陣しなければならず、彼は心中では覇権主義は反対だった。これも謀反の原因の一つだと著者は言う。


しかし、信長の遺志を継いだ秀吉はこれを実行した。結果は・・大失敗だった。そして、秀吉も暗殺恐怖症にかかり、猜疑心から身内を含めた貴重な人材を殺してしまった。この遠征プロジェクトがなければ、秀吉の評価は10ポイントくらい上がるはずです。惜しい。(2013年12月文芸社発行)


本 本能寺




読書と音楽の愉しみ



●最近の演奏会から

佐渡裕のブルックナー「4番」を聴く

 兵庫芸セン・オケが創立されて10年、機は熟したりと定期演奏会で企画したのがこの演奏会。佐渡裕はブルックナー初体験、従って定演の聴衆の多くも初体験になる。型どおり「4番」からスタートして、今後経験を積んでゆく。世に「佐渡裕のブルックナー」が浸透するまでずいぶん年月がかかる。


4番ではホルン奏者の上手下手が演奏の「品質」を決めかねないのでハラハラするが、今回は無難にこなして合格。気になったのは、ティンパニの音がえらくくぐもった鈍い音に聞こえたことで、これはホールの特性かも知れない。全体にゆっくり目のテンポで、破綻はないが個性も感じない音作り、初演だから仕方ないか。第二楽章なんか朝比奈サンのスローテンポを思い出したくらいだけど、まずは慎重に、無難に、なのでせう。


自分の経験に照らしても、ブルックナーの4番、5番、7番、8番、9番の5曲を聴きこなすのに10年くらいかかったように思う。そんなの、CDを何回も聴けばええじゃないかと言われそうだが、聴きこなしって、そんなもんじゃないんですね。ここんところが、ジャズやポピュラーとは全然違う。キザな言い方をすれば、ウイスキーを樽で寝かせるような「熟成」が要る。違った指揮者、オケの演奏を聴くたびにビミョーな差異を聞き分けて栄養分を取り込んでゆく。長年にわたる聴きこなしは人間的成熟とあいまって、趣味道楽の域を超えた精神的ビタミンの役目を果たす。(言葉では説明が難しい)


ブルックナーの曲を普及させるためには、オケや指揮者の技量も大切だけど、聴衆の成熟が伴わなければファンは増えない。これがまた難しい。今回の演奏会ではじめてブルックナーを経験した聴衆の何割かは拒絶反応を示したはずだし、さりとて彼らを説得する術はない。朝比奈=大フィルコンビの時代と違って、聴衆の高齢化が進んでることも大きなハンディになる。60歳過ぎて、はじめてブルックナーを聴いて、ぞっこん惚れ込んだ・・はほとんど期待できない。


で、たったいま思いついたのでありますが、作曲家の生涯を描いた30分ほどの伝記DVDをつくったらどうか。図書館などで気軽に借りられたら興味をもってくれるかもしれない。映像のバックに曲のさわりの部分をカッコヨク流す。予習としては安直で、ミーハーっぽいけど、まずは曲と人物像を覚えてもらうのが肝要であります。(9月12日)


ブルックナー「交響曲第4番」の動画(第一楽章)
http://www.youtube.com/watch?v=2EFoDEgzs40





閑人帳



●「週刊新潮」拾い読み  ~9月25日号~

次々に暴かれる朝日新聞の悪行

 巻頭グラビア頁に掲載された写真のキャプションが全く違う使われ方をしていた。その張本人が朝日新聞の人気記者だった本多勝一。まあ、見事なマヌケぶりを発揮している。


下の写真は、朝日新聞が発行していた「アサヒグラフ」1937年11月10日号に掲載された、朝日が撮影したもの。兵士や少年は笑顔で、他の人もおだやかな表情である。朝日はこの写真の説明に「我が兵士に護られて野良仕事より部落へかへる日の丸部落の女子供の群」と書いた。なんの問題も無い。


アサヒグラフ 


ところが、同じ写真が1972年発行の「中国の日本軍」という本にも使われた。著者は本多勝一記者。本書でのキャプションはこうなっている。「婦女子を狩り集めて連れて行く日本兵たち。強姦や輪姦は7,8歳の幼女から、70歳を越えた老女にまで及んだ」と。


朝日の撮った写真を中国が勝手に使い、反日向きの説明文に変えた。それを本多記者が何の疑いももたずに、自分の本で使った。朝日の撮影した写真なのに、中国側のデタラメなキャプションをそのまま掲載した。これで新聞記者が勤まるのか、というイロハの資質を疑われても仕方ない。


新潮の問い合わせに、本多氏は誤用を認めた、とある。正しくは、誤用では無く捏造である。日本を貶めるためには何をやっても許されるという奢りの裏返しは地獄行きである。
 本多記者は朝日の看板記者だった。現在82歳で既に引退しているが、最晩年は「朝日の戦犯」の汚名を着せられることになった。過去の業績はすべてチャラになり、非難、批判の雨あられが降りそそぐ。死んでも「唾棄すべき日本人」と白い目で見られ、全否定される哀れな末路である。(写真はトリミング加工してあります)


あさひぐらふ 



あさひぐらふ






ウオーキング・観光



●河内ワイン館 見学

 Nさんの案内で羽曳野市駒ヶ谷にある「河内ワイン」の工場を見学・・といっても、中小企業だから30分もあれば十分です。あとは試飲してお土産にワインを買って帰る。よって、ワインに興味のない人が行ってもぜんぜん楽しくない。大勢の場合はランチ込みの企画もあるそうですが。


ガイドさんの説明では、大阪府にはワインメーカーが6社あり、当社がいちばん規模が大きいらしい。(近くには堅下ワインという会社もある)円高で、安くて美味しいワインがどどっと輸入され、国産はずっと日陰の身で、それでもコケずに細々と生産を続けてきた。
 長年の地味な努力が実って、近年はようやく「河内のワイン」が認識され、また、メーカーも宣伝に力を入れるようになり、このワイン館も見学者が増えて、ちょっと元気が出たそうですが、いずこも経営は苦しい。すぐ近くの「チョーヤ梅酒」が大成長したのに比べたら無名に近い。


いろいろ試行錯誤したけど、昔から栽培しているデラウエア種のワインが一番味に自信があるそうです。その辛口の白を土産に買って帰りました。出来たてだから、河内のボージョレってことになります。


近鉄南大阪線の駒ヶ谷駅から車で5分のところにある「河内ワイン館」
ワイン 


ぶどうの収穫は終わったけど、見学者用に少し残してある。
河内ワイン 


なつかしい「ダイハツミゼット」2台あって、1台はきちんと整備し、
現役だそう。イベントの日に走るらしい。
ワイン 


ショールームと試飲コーナー(左奥)
ワイン


ブドウ汁を搾る機械。これは旧型であまり使わないという。
ワイン


すぐ近くにある社長さんの自宅は純和風の立派な屋敷です。
ワイン


駅までぶらぶら歩いたら、旧家が結構残っていて、感じのいい道だった。
ワイン


土産に買った白ワイン。1290円。
ワイン


最近、力を入れてるのが梅酒で、これはブランデー仕込み。 焼酎のものよりずっと美味しい。

ワイン









犬町・猫町情報



●ヤマメさんも見ていた、新潟沖の竜巻

 ヤマメさんのブログに掲載されている竜巻の画像。ドライブ中に見つけたそうですが、怖いながらも幸運な出会いでした。


本文と画像を掲載
 
9月12日午前11時過ぎ、暗雲空一杯に覆い、今にも雨が落ち始めんとする中、 所用で岩ケ崎を吉浦に向かって車を走らせていた。 海はまだ静か、青空も見えたが黒雲より一筋の帯が海面に落ち込んでいた。見事な「たつまき」である。

こんな鮮明な「竜」をはじめて見た。 陸上に来るのかと心配したが20分後には海上で消えた。


引用元記事
http://sa4410.at.webry.info/201409/article_1.html



ヤマメ 竜巻






閑人帳



●朝日新聞は中国資本に呑み込まれるか

 9月17日の関西テレビ「アンカー」で、青山繁晴氏は、朝日新聞が捏造記事問題でガタつくのは当然だが、部数が減ったくらいでは廃刊に至らない。それでもピンチに陥ると中国資本が出て来る。中国政府の息のかかった資本金を投じて朝日を乗っ取りにかかる・・と自説を述べた。


朝日の反日姿勢は「社是」だから、反省して方針転換なんてことはしない。とことん反日姿勢を貫いてこそ「朝日新聞」なのだ。・・ということは、中国にとっては誠に都合の良い宣伝機関であり、資本投下で朝日を乗っ取れば、中国の手先として存分に働いてくれる。(朝日の株は非公開)


潤沢な資金供給があれば、赤字でも構わない。それより中国の忠実な手先として働いてくれるほうが有り難い。朝日と提携しているニューヨークタイムズが、最近、とみに日本批判の記事を多く書くようになったのは、経営難のため中国マネーを受け入れてしまったからである。朝日、タイムズ、黒幕の中国と三社一体で反日記事を書き、世界に配信すれば効果は高い。


青山サン、まあ、よくぞ、こんなにズケズケと話せたもんだと思いますが、読者がアホのままだとこれは起こり得る。百万、二百万くらいのコアな反日国民が存在すれば、十分存在価値はある。新聞は読者とスポンサー(広告主)がいなければ成り立たない、と思いがちだが、これに代わるバックアップ資金があれば、タダでばらまいてもいいわけだ。「アカが書いてバカが読む」の標語がきっちり実現するってことです。


「アンカー」の画面
アンカーb



アンカー 








大阪日暮綴



●消えゆく老舗・・法善寺横丁

 年中、賑わいを感じさせるミナミの法善寺横丁ですが、テナントの入れ替わりは結構はげしい。知名度では一、二を争う「正弁丹吾亭」が後継者の問題で行き詰まり、今年2月から大手のチェーン店「がんこ」の傘下で営業しています。店主が引退し、店と従業員は「がんこ」が引き取るかたちで廃業は免れましたが、明治から四代続いた歴史は閉ざされてしまった。


救いなのは、従業員を含め、看板やメニューもそっくり引き継いだことで、長年の顧客を裏切るようなことは避けられた。但し、将来はどうなるか分からない。採算で問題あれば、業態の変更もあるかもしれない。「㐂川」のように一流の格を有する店ではなく、さりとて大衆酒場よりは高級というポジションに問題がありそう。


もう一軒、角力茶屋の「一力」が廃業し、店舗は焼き肉の店に買い取られた様子。老舗の名にあぐらをかいていたから・・かどうかは不明なれど、ちゃんこ鍋専門店というのが時代にそぐわなくなったのではないか。このメニューが若者に好まれるイメージはないので、客の高齢化とともに売上げがジリ貧になり、維持できなくなったのかも知れない。あと数年たてば、昭和時代創業の店は数軒しか残っていないかも。


正弁丹吾亭
法善寺



一力
法善寺






閑人帳



●新聞購読を止める方法

 たいていの家庭は新聞代金を「口座引き落とし」にしているので、この場合、まず、販売店に電話かFAXで,〇〇日で購読を終了と伝え(簡単にハイ、了解しました、なんて言わないと思いますが)次に、通帳と印鑑をもって銀行へ行き、窓口で「〇月〇日で新聞代金引き落としを終了」といえば、解約手続き用紙が出されるので、これにサインする。以上で終了です。


代金は銀行が集金するのではなく、銀行から集金代行会社へ払われる仕組みで、銀行は仲介役です。他の新聞を新規に購読するする場合は、販売店から口座引き落とし手続きの用紙が届く(持参又は郵送)ので、これに記入、捺印して返送または手渡しすればOKです。銀行へ出向く必要はありません。

閑人帳



●朝日新聞、2年前の捏造記事も発覚

 朝日新聞社内には、密かに文藝春秋社と通じている社員が複数いるらしい。朝日の社内秘密事項が文春側にダダ漏りになっている。木村社長の社員宛ナイショメールも簡単にバレてしまった。社内の疑心暗鬼も広がる一方だろう。


今回のネタも朝日から文春へリークしたと思える。2年前、朝日の記者が任天堂社長、岩田氏にインタビューして掲載した記事が、実は捏造だった。インタビューしていないのに、したかのように記者が捏造した。


今回の捏造事件の内容はこちら・・・
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4362 


朝日の捏造記事といえば、戦後間もない頃の「伊東律の架空会見」記事が大ヒット作品で、今でも人気投票をすれば、ベストスリーに入るはず。但し、駄目男は当時はガキだったので、後年、朝日の「スキャンダル史」本を読んで知った。朝日はこれで大反省し、新入社員研修では必ず「反省材料」として教えているはずだが、全く効き目が無い(笑)。


「伊東律の架空会見事件」の概略は以下の通り・・・

 1950年9月27日朝日新聞は、同社神戸支局の記者が、当時レッドパージによって団体等規正令違反で逮捕状が出ていて地下に潜伏中だった日本共産党幹部の伊藤律と宝塚市の山林で数分間の会見に成功したと報道した。


会見模様として伊藤の表情が書かれ、記者との一問一答まで紹介されていた。また会見の状況として、記者は目隠しされた上で潜伏先のアジトまで案内されたと説明された。
 この会見記事には、伊藤の行方を追っていた警察も重大な関心を寄せることとなった。しかし法務府特別審査局の聴取に対し、取材記者が伊藤律と会見していたとする時刻に旅館にいたことが発覚するなど供述に矛盾が出て、ついに会見記事が完全な虚偽であったことが記者の自白により判明。朝日新聞は3日後の9月30日に社告で謝罪した。

事件の結果、担当記者は退社、神戸支局長は依願退社、大阪本社編集局長は解任となった。担当記者はその後に占領目的阻害行為処罰令違反で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。担当記者は捏造の動機について特ダネを書こうという功名心からと述べた。(以下略)


引用元記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E5%BE%8B%E4%BC%9A%E8%A6%8B%E5%A0%B1%E9%81%93%E4%BA%8B%E4%BB%B6


「講釈師 見てきたような 嘘を言い」・・そのまんまの捏造記事
架空会見  



今回、発覚した「架空(捏造)インタビュー記事」画面右上の記事
朝日




読書と音楽の愉しみ



●最近の演奏会から

■スーパーキッズオーケストラ演奏会
          
(9月15日 AM10時50分~11時20分 MBSで放送)

   

 指揮者、佐渡裕の肝いりでこしらえた子供だけのオケ。小学生から高校生までの年代巾で、高校を卒業すると自動的に退団させられる。今年は創立10年の節目になる。メンバーは弦楽だけで約30人。


いくら佐渡さんの指導よろしきを得て・・といっても、しょせんはガキのオーケストラ、大人なみのレベルは無理だろうという先入観をもって聴いたら、これが見事に大ハズレでした。舞台のガキの幼い顔と生まれる音の素晴らしさのギャップにショックを受けたくらい、見事な演奏でした。大人のアマ・オケよりずっと上手い。


貧乏性の駄目男は、まず、子供のオケだから楽器だけでもハンディがつく。親はそうそう高価な楽器を買い与えることができない。適当に安もののヴァイオリンやチェロを使う。で、良い音がでない・・。こんなふうに、勝手に想像していたのがハズレました。猛練習によるアンサンブルのうまさでそんなハンディを乗り越えたのかもしれないが、ソロのパートでも十分良い音を出していたので「安物楽器論」は説得力なしです。


曲は、ビアソラの「ブエノスアイレスの四季」から「夏」、グリーグ「ホルベアの時代から」、バッハ「二つのヴァイオリンのための協奏曲」など。最後の、バーバー「弦楽のためのアダージョ」はチェロだけ6本の演奏で、メンバーの何其君が自らチェロ用に編曲したという。高音部がなかなかきつくてしんどい演奏なのに破綻無く弾きこなしました。


タイトル下に書いたように、9月15日AMに当日の演奏を含めたドキュメント作品が放送されるので、おひまな方は聴いてみて下さい。(8月30日 兵庫県立芸術文化センター大ホール)

動画では、短時間ですが、こんなのがアップされてます。
http://www.youtube.com/watch?v=MSdNZQyrjhU


キッズオケ



閑人帳



●テレ朝、二日連続で「お詫び放送」の醜態

 9月11日夜の「報道ステーション」で、親会社、朝日新聞のインチキ報道を検証、謝罪したが、あくる12日の同放送では、テレビ朝日も新聞と同じような、悪質な捏造報道をしたと謝罪した。


九州電力川内原発の再稼働に関する記者会見の場で、原子力規制委員会、田中委員長の発言内容を、記者=テレ朝が都合の良いように編集し、委員長の発言内容を貶めるように仕向けて放送した。
 これに気づいた規制委員会がテレ朝に「今回の放送は田中委員長をおとしめる中傷と考えている」と伝え、局が会見の発言の詳細を検証したところ、ミスではなく、記者が悪意で捏造したと分かった。朝日新聞、テレビ朝日の反原発+日本国が嫌い、という会社の思想がこのような悪質な報道を招いた。


12日の放送では、前夜に続き、古館キャスターが「一切の言い訳ができない誤りです。田中委員長を含め、心からお詫び申し上げます」と謝罪した。古館サン、もう、やけ酒煽りたい気分だったでせうね。朝日は、新聞もテレビも腐りきっている。社会から削除すべき悪質メディアだ。


二晩続けて情けない姿を晒さねばならなかった。ぐぬぬ・・。
テレ朝







閑人帳



●朝日新聞トップ、屈辱の謝罪会見

 9月11日夜に緊急記者会見を開いて、社長が深々と頭を下げた。こんな情けない場面は朝日新聞創業以来はじめてかも知れない。社員の動揺、販売店の恐怖感、察するに余りある。9・11はアメリカにとって歴史に残る屈辱の日になったが、朝日にとっても、9・11は針のむしろに座らされた「屈辱の日」になってしまった。 身から出た錆・・このまま順調に廃刊への道を進むよう、願うものであります。次はNHKの解体を期待したい。


同日、夜の10時ごろから、6チャンネルの「報道ステーション」というニュース番組を始めて見た。この番組でも、実に50分くらいを慰安婦問題の検証に費やしていた。結構、手間ひまかけた内容だった。
 この問題に無知な人には、すんなり受け入れられる説明だったかも知れない。しかし、訳知りが見ると、公平な取材に見せかけて、ちゃっかり誤魔化している。巧妙に論点のすり替えをしている。自称、慰安婦、金学順の正体を隠して被害者に仕立てていたり、日本政府が聞き取り調査した元慰安婦の身元のインチキぶりには全く触れていない。姑息な言い訳をちりばめた、ご都合検証番組だった。


要するに、戦時中の慰安婦問題を、戦場における女性の人権侵害という一般論にすり替えたい意図が見え見えだ。これが最重要なテーマなら、過去に何度も書いたが、韓国政府自身が韓国人女性を慰安婦に駆り立てている問題と重なってしまい、反日のツッパリが無くなってしまう。国連の人権委員会のメンバーが左翼思想にまみれた面々なのも問題にするべきだ。


木村社長は、誤った報道の原因が「記者の思い込みやチェックミス」だと述べたが、これはウソだ。本当は「日本を貶めるための悪意に満ちた捏造」だ。朝日読者以外の国民はとっくに見抜いている。
 こんなタチの悪い新聞社をどうして再生するのか。木村社長は「第三者委員会」をつくって、ここで過去の報道内容を検証すると言うが、これだけひどい信用失墜をすれば、第三者委員会自体が疑惑の眼で見られるだろう。また、社長の首をすげ替えても、次の社長を朝日の幹部から抜擢する限り、恐らく体質は変えられない。ここは「ご破算」で願いまして・・廃刊がベストでせう。


朝日新聞の長期購読者は、一部の批判的読者を除いて「反日」思想に洗脳されている。日本という国が嫌いな人たちが朝日を支えている。彼らは「愛国」や「国歌」というフレーズにさえアレルギー反応を示す。いや、私は洗脳なんかされてません、という人は、そもそも新聞をちゃんと読まない、並の馬鹿である。


しかし、どの新聞を購読するかは100%個人の自由だ。脳にカビの生えた左翼思想人は相変わらず購読を続けるし、なにはともあれ、日本国家、政府に嫌悪感を抱いてる人には、朝日や毎日は大事な味方である。
 朝日新聞がクオリティペーパーと評されたのは過去の話になった。代わって「アカが書いてバカが読む」という陰の蔑称が「鉄板」評価に格上げされた。朝日大好き、日本大嫌いな人は、堂々と購読を続けませう。


9・11は、木村社長、人生最悪の日になった。
朝日


事実上、クビになった杉浦報道局長朝日謝罪








犬町・猫町情報



●スーパームーン

 お月さんのサイズなんて、いつ見ても同じハズと思い込んでませんか。いや、お月さん自体のサイズは同じなんですが、地球に近づいたり、離れたりすることで見かけの大きさが変わる。その変わりようで特に大きく見える場合をスーパームーンというそうです。


で、9月9日は特に大きく見えるチャンスだったのに見逃しました。実は、駄目男は、月が大きく見えるのは空気層のせいで、大気がレンズの役目をしてサイズを大きくしていると思ってました。山の端から上る月が大きく見えるのは、真上より空気層が厚いせいと思っていた。(これって、完全に間違いなのかな)


では、スーパームーンは普段のサイズよりどれくらい大きく見えるのか。ネットで画像を探したら、下の写真がありました。左がスーパームーンで、ゆうに一回りは大きく見えます。これだけ差があれば、いつもより立派に見えます。鑑賞価値ありです。


スーパームーン


ぽんさんが、9日の夜にたまたまこの月を見て、流れゆく群雲の間から見える月の美しさに見とれた、とスケッチを送って頂きました。感謝。星とちがい、月は都会の夜でもかっこよく見えるのが有り難い。
 このスーパームーン、次回は何時見えるのかというと、来年の9月28日だそうです。しかし、英語で言うと、なんか唯物的で風情がない。やっぱり、多少サイズは違っても「仲秋の名月」という呼び名のほうが魅力的です。


スーパームーン





ウオーキング・観光



●列島縦断鉄道旅 「10万円」はお買い得

 クラブツーリズムのチラシを見ると表題のようなプランがありました。鉄道ファン、中でも「乗り鉄」といわれる人には興味をそそるプランです。大阪発で、北は北海道・稚内から南は鹿児島・指宿まで鉄道で駆け抜けます。日程は5日間、ホテル3泊、寝台列車1泊。かなりきついスケジュールですが、乗り鉄さんなら苦にならないでせう。一日で最も長い距離を乗車するのは4日目で、仙台から鹿児島・指宿まで乗りっぱなしです。


でも、10万円は安いと思いますよ。通常価格なら乗車券だけで6万円くらいかかりそうですから、これに特急券、ホテル代、食事代なんかを加えると十数万円、いやもっとかかるでせう。ちなみに、東海道新幹線の往復はグリーン車利用だから、お得感はさらに増します。さらに、添乗員同行なので、人件費もコミでこの値段です。鉄道が好きでも、もう細かい時刻表を見るのが辛くなった、老いたるファンには魅力的なプランです。


ならば、駄目男も行きたくなる?・・いいえ、行きたくありません。移動するだけの旅なんてつまらない。やっぱり、知らない街へ着いたら、日暮れに酒場の暖簾をくぐる・・これがサイコーであります。ま、好き好きですね。


最果ての駅・・北端・稚内駅
 稚内駅 

最果ての駅・・南端・西大山駅
西大山駅 



ウオーキング・観光



●八尾・安中新田会所 見学

 江戸時代、平野部で新しい田畑が開墾されると、これを円滑に管理するために、開発者、所有者等による組織が必要になり、地域毎に集会所が設けられた。これが「会所」で、運営は地区の有力者が担います。


明治時代になって次々廃止されましたが、ごく一部が昔の面影を残して保存されています。八尾の安中新田会所も、最近になってようやく保存、修復工事が終わって公開されたので見学しました。
 この会所は、当地の有力者だった植田家が住宅を兼ねて建設したもので、いわば、自宅兼集会所といった公私混同型の建物です。場所はJR八尾駅から東へ徒歩5分の住宅街にあります。


この会所が設立されたきっかけは、1704年、大和川が付け替えられたあと、旧河川を再開発して新田を増やしたときの「土地の割り振り」を円滑にするためでした。誰某の農地はこの区画といった、今の土地台帳に相当します。具体的には地図をつくって区画と所有者を記入するのですが、そのサイズがすごい。
 長さ6,5m、巾1,5mで、縮尺は300分の1。正確を期すために(モメごとが起こらないように)こんなサイズにしたのだと思います。これに所有者の名前と田んぼのサイズを記してあります。(写真参照)それでも、実際にはいろんな問題が起きるから、これを合議するのが会所だった。封建制の時代にあって、一応、民主的な運営がなされたと言えるでせうか。


大和川の下流(柏原より下流)は自然の川だと思い違いしてる人がいるけど、100%人工の河川です。(淀川も毛馬から西は人工河川です)洪水の被害に耐えかねて何度も幕府に陳情し、ようやく認められて工事をしたのが300年前、驚くのはその工事期間の短さで、約15キロの区間をわずか8ヶ月で完成させた。手道具しかなかった時代にこの早さは信じがたいほどです。新大和川が完成すると、あたふたと旧大和川(という名前は無くて、現在の長瀬川や玉串川など)流域を埋め立て、灌漑用の水路に作り直し、旧河川敷で新田を開発した。このときに出来たのが会所です。


大阪には、ほかに加賀屋新田会所(住之江区)と鴻池新田会所(東大阪市)が昔の姿を残して保存、公開されています。いずれも趣のある屋敷です。


■安中新田会所
http://kyu-uedakejutaku.jp/

■鴻池新田会所
http://www.bunkazaishisetsu.or.jp/kaisho/

■加賀屋新田会所
http://www.city.osaka.lg.jp/suminoe/page/0000066283.html



会所の玄関
会所 


本宅と庭園
会所



座敷の一部
会所 



二階からの眺め
会所 



展示室の床タイルにプリントされた巨大地図
会所 






読書と音楽の愉しみ



●ドナルド・キーン著「百代の過客」を読む

 文庫版ながら、600頁というボリュウムにたじろいでしまったけど、読むなら今でしょ、の気合いで? 購入。しかし、案の定、なかなか進まない。つい、他のスラスラ読める本を優先してしまい、約2ヶ月を要してようやく読了。・・ということは、読む尻から忘れる忘却人間には感想文を書くにも、改めてひもとかなければならないハメになり、なんともしんどい読書でありました。


著者の意図は、日本文学の原形は日記にあるのではという推定で、平安時代から近代(江戸末期)までの作品77編を精読、論評した。一番古いのは「土佐日記」や「蜻蛉日記」から始まっている。翻って、読者、駄目男の意図は、本書を読んでおけば、日記文学の概論は会得できるハズという、ズルイ考えから発しており、しかし、余りにも中身が濃すぎて消化不良に終わってしまったのでした。


一つだけ印象深い考察を書いておくと、これは著者独自の論ではないのだけれど、日記の書き手には二つのタイプがあり、一つは、日常の出来事、自然の移ろいなどをリアルに記録する日記。もう一つは、日記という形を借りて文学作品として表現する日記であります。
 著者は、日本の日記作品の最高傑作は、多くの人が認めるように、松尾芭蕉の作品であり「奥の細道」が頂点だという。これは、間違いなく「日記」ふうの表現になっているが、芭蕉ははじめから(構想の段階から)リアルな日記ではなく、文学作品としての紀行文を意図した。言い換えれば、芸術的であればウソを書くのもいとわない、という態度であります。(奥の細道の正しい名称は「おくのほそ道」)


こういうことが論じられるようになったのは比較的近年で、奥の細道の旅に随伴した曾良が自ら書き付けた日記と比較検証したら、食い違いがたくさん見つかり、曾良が素朴にありのままに書き付けたと仮定すれば、芭蕉の文には、俳句も含めて「創作」が多い。リアルな紀行文ではないことが分かった。芭蕉は「奥の細道」の旅を思いついたときから、単なる紀行文では無く、百年、二百年後の人が読んでも評価に耐えうる芸術作品であってほしいと望み、一言一句、言葉を選び抜き、推敲に推敲を重ね、旅を終えて五年後にようやく決定稿を仕上げた。リアルに事柄を記録する日記なら、こんなに手間暇をかける必要はない。


芭蕉の目論見は見事に成就し、百年、二百年どころか、三百年経った今でも不朽の名作であり、俳句も国際的な広がりを見せ始めている。リアルな紀行文ではないと批判するような人はいない。


著者は「蜻蛉日記」や「とはずがたり」は日本の近代文学で大きなウエイトを占めた「私小説」の源流ではないかとも論じているけど、まあ、これという仕事の無い貴族が男女関係をネチネチと執拗に書き連ねる日記は「私小説」の元祖と思われても仕方ない。
 貧乏性の駄目男が感心するのは、平安時代のB級貴族の男女が恋を語るにも「源氏物語」の登場人物を引き合いにだすとか、ずいぶん教養の高さを示すことで、そもそも「本」の制作、流通システムがどれくらい出来ていたのか。普及には「写本」という方法しか無かった時代に、どうして読みたい書物を手に入れたのだろうか。ゲージツ論より貧乏性のほうが気になってしまうのでした。


それにしても、著者、ドナルド・キーン氏の博覧強記、日本文学に対する造詣の深さには感心するばかりです。この人、一回目を通した書物は全部脳にメモリーされてるのではと疑いたくなります。源氏物語から三島由紀夫まで全部語れるアメリカ人がいるなんて・・。その上、漢籍やシエイクスピア論、はては古今の映画まで引き合いに出してラクラクと文学を語り、なお謙虚さを失わない。


こんなに日本通なのに、本書を日本語で書かなかったのは何故か。その理由も書いてますが、何より金関寿夫という優れた翻訳家がいたからで、誰が読んでも英文を和文に翻訳したとは思えないくらいのこなれた日本語に訳されています。翻訳文ということを全く意識させない見事さです。(文庫版 2011年10月 講談社発行)


ドナルド・キーン









閑人帳



●一ヶ月たってもまだ炎上中  ~朝日新聞~

 8月5日に始まった朝日の「慰安婦」誤報騒動、途中で「吉田調書」問題が加わってさらに炎上中。日ごとに朝日新聞の信用は失墜し、社内の内輪揉めのようすまで漏れ出しました。
 すでに、謝罪のタイミングは失しており、今後、どんな釈明をしても失地回復は難しい。社員も本気で「廃刊」を心配しはじめた様子です。今、一番、脳天気でいるのは朝日の読者でせう。何も分かっていませんからね。


「週刊文春」9月11日号によると、朝日新聞の木村伊量社長はこのほど全社員にメールを発信した。その文章は「長年にわたる朝日新聞ファンの読者や企業、官僚、メディア各社のトップ、ASA幹部の皆さんなど多くの方から「今回の記事は朝日新聞への信頼をさらに高めた」「理不尽な圧力に絶対に負けるな。とことん応援します」といった激励をいただいています」というものだった。
 なんか「裸の王様」を想像してしまう、トンチンカンな内容です。朝日の社長さんって、もしや新聞を読まないのかしら。


同号の28-29頁には「週刊文春が報じた「平成朝日スキャンダル」厳選100本!という一覧表が掲載されていて、新聞各社の中ではダントツにスキャンダルが多いこと、再認識できます。(昭和時代にもタンマリありましたが)

 得意の「捏造」事件は当然として、意外に思えるのが社員の起こすわいせつ事件の多さ、女性が絡むスキャンダルの華やかさ(笑)です。近年では、主筆だった若宮啓文氏の「美人秘書と中国へ不正出張」事件がありました。編集のトップがこれだから、示しがつかない。


原発関連の「吉田調書」が正式に公開されると、朝日は一層窮地に追い込まれる。この問題についても、木村社長は「朝日新聞が書かなければ永久に世の中に知られることがなかったかもしれない衝撃の事実の連打で、これぞ価値ある第一級のスクープ」と、全社員に発信した。
 もう、ニヤニヤ笑うしかない。どういう展開になるのか楽しみです。


朝日のスキャンダル、厳選100本、を掲載する「週刊文春」9月11日号
週刊誌 中吊り広告



「週刊文春」の中吊り広告
週刊誌 



「週刊新潮」の中吊り広告
週刊誌 






大阪日暮綴



●下には下があるもんだ・・・中古住宅160万円ナリ

 近所の不動産業者のウインドウ掲示板を見ると、160万円(松原市)の住宅の売り出しがありました。中古とは言え、こんなに安い物件の広告を見るのははじめてです。その隣には300万円(阿倍野区)と390万円(堺市・北区)の物件も。


なんでこんなに安いのか。単に古いだけでなく、決定的な理由は、いずれも長屋タイプで、該当住宅だけでは建て替えができないことです。いずれ朽ち果てるまで、左右の家と運命共同体として暮らさなければならない。もし、一戸建てで500万とか格安物件があれば、再建築でいろんな制約があるか、事故物件かもしれない。(居住者が自殺したとか)


それにしても、上記の家は3戸全部買っても850万、安いなあ、と感心しつつ、誰も買う気にはならないでせう。 


160万円住宅 


160万

160万

閑人帳



●池上彰サンまで敵に回してしまった朝日新聞

 ・・というニュースを、朝日の読者は知らない。池上彰氏が月一回、朝日に掲載してきた記事の中で、今回の慰安婦問題では「朝日は謝罪するべき」と書いたところ、そんな記事は掲載できないと断られた。これに対して池上氏は「では、連載を打ち切ります」と応じた。これを報じたのが、朝日に広告掲載を拒否された「週刊文春」だから面白い。


池上氏のような、大衆に対して発信力がある人を敵に回すことの悪影響の大きさを危惧しているはずなのに、もう朝日は闇雲に突っ張るしかない。謝罪=全面敗北であるという意識ばかりが高まり、朝日の幹部はすでに思考停止状態に陥ってるのではないか。


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~引用~
池上彰氏が原稿掲載拒否で朝日新聞の連載中止を申し入れ
      「週刊文春」WEB版 2014.09.02 19:57


 ジャーナリスト・池上彰氏が朝日新聞に対し、連載「新聞ななめ読み」の中止を申し入れたことが明らかになった。朝日関係者が明かす。

「月に一度の連載『新聞ななめ読み』は、池上氏が一つのニュースについて各紙を読み比べ、その内容を自由に論評するもの。8月末の予定稿では、慰安婦報道検証を取り上げており、『朝日は謝罪すべきだ』という記述があった。朝日幹部が『これでは掲載できない』と通告したところ、池上氏から『では連載を打ち切ってください』と申し出があり、その予定稿はボツになったのです。これまでも同連載は、『朝日の記事は分かりにくい』、『天声人語は時事ネタへの反応が鈍い』などの批評を掲載しており、今回の反応は異常ですね」


池上氏本人に確認したところ、事実関係を認めた。

「連載を打ち切らせて下さいと申し出たのは事実です。掲載を拒否されたので、これまで何を書いてもいいと言われていた信頼関係が崩れたと感じました」
 8月5、6日に朝日新聞が掲載した慰安婦報道検証記事について、謝罪が一言もないことがこれまで問題視されてきた。そんな渦中に、池上氏の「謝罪すべきだ」という論評を封殺していたことが明らかになり、今後、朝日新聞の言論機関
としての見識が問われそうだ。


引用元「週刊文春」WEB版
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4316


池上彰 






アジア ウオッチング



●「週刊ダイヤモンド」拾い読み


韓国の三大財閥が失速

 サムスン、現代、ポスコ、という韓国のトップ企業が勢いを失い、利益を出せなくなっているというレポート。嫌韓派には明るいニュースです。これらの三大企業、すべて日本の技術のコピーとパクリで成長してきたが、ウオン高その他のもろもろの事情で利益率が降下しはじめた。


三社とも世界中に営業網をもち、韓国トップの規模を誇る。何しろ、三社の売上げの合計額は韓国GDPの30%を越えている。ちなみに、日本のトヨタ、パナソニック、新日鉄、三社の合計売上げがGDPに占める比率は7%程度。ゆえに、韓国の三大企業が傾けば、国家も傾くという恐ろしい連鎖が起きる。


■サムスン
サムスンは、一時世界を制覇したかに見えたが、中国の会社が独自の生産システムでスマホの売上げを伸ばし、ついにサムスンを抜いた。コスト競争で日本をやっつけたサムスンが、同じコスト競争で中国に負けた。
再逆転は難しい。さらに、部品生産で垂直統合方式をとっているサムスンは、成長期にはすごい利益が転がり込むが、一旦、成長が止まると系列の部品メーカーがたちまち在庫増で利益を圧迫する。


稼ぎの7割をスマホで賄ってるサムスンは、一気に焦燥感が増し、次なる経営戦略として医療ビジネスに目をつけたが、基礎からコツコツ研究するのが大嫌いな韓国人ゆえ、既存企業の買収という手段で手っ取り早く稼ごうとしている。成功する率は低いのではないか。
 なにしろ、本体だけで30万人の従業員がいる巨大企業だから、コスト圧力もすごい。うまく転換出来なければ、来年にも深刻な危機に見舞われる可能性がある。


■現代自動車
駄目男は、三大企業の中で最初に傾くのは現代(ヒョンデ)だと予想していたけど、サムスンと手を携えて転落するかもしれない。現代の一番の弱点は技術開発力の無さ。従来技術では、コピーとパクリでなんとか追いかけて行くことが出来たけど、ハイブリッドやEV分野ではもう完全に水をあけられて戦意喪失の状態であります。おまけに、米国で燃費データのインチキが摘発されて一気に信用失墜に追い込まれた。

 それでも何とか売上げが維持できるのは、見かけが同じなら割安感があるという「値頃感」と低所得層の支持があるおかげ。さらに、国内ではFTAの発効後、欧州車の輸入が増え、国産車のシェアはジリジリ下がっている。トヨタや日産も燃費の良さを売りに販売を伸ばしている。反日思想にまみれた韓国人も、性能やデザインの優劣を目の当たりにしては、つい手が出てしまう。現代の生きる道は、途上国へ安く、大量に売り込むしかなさそうだ。もう伸びしろは無くなった。
 ちなみに、現代の車は日本では全く売れない。在日韓国人も買わないという徹底した嫌われ方で、日本では目にすることができない幻の車になっている。


■ポスコ
 日本の手厚い技術支援を受け、韓国政府も国家事業と位置づけて育てたおかげで世界ランキング入りした。しかし「日本の支援のおかげで」なんて言うのは禁句であります。むしろ、恩を仇で返すのがアチラではノーマルな発想だ。日本の技術支援だけでは飽き足らず、パクリを目論んだのがバレて賠償請求されるハメになった。


方向性電磁鋼板という高性能商品の技術が欲しくてポスコは日本人技術者に接近、高額の報償金でマル秘技術を手に入れた。これがバレて開発者の新日鉄住金は1000億円の賠償金を払えと裁判を起こした。まだ係争中だが、韓国の裁判所は公正な判決をしないから、ポスコに無罪を言い渡す可能性がある。司法、行政、民間、すべてにおいて普遍的「正義」など期待できないのが韓国である。


ポスコは国内では独占企業だった。しかし、現代財閥が自ら製鉄工場を起こして現代自動車用の鋼板を作りはじめた。世界相手でも価格競争で苦戦しているのに、国内にライバルが現れて苦労のタネが増えた。


以前、ここで書いたが、ポスコがインドネシア政府と共同で設立した大規模製鉄所が、稼働早々に爆発事故を起こし、メンツ丸つぶれになった。
八ヶ月経った今でもフル操業できず、騒音や煤塵で近隣住民に大迷惑をかけている。「基礎からコツコツ研究」しない韓国人気質が自国の利益を損じるばかりか、外国にも大迷惑をかけている見本である。これは民族固有の欠陥だから100年経っても治らない。


9月1日時点で、ウオンの対ドルレートは1000すれすれまでウオン高になっている。日本でいえば対ドルが80円台になったような感じだが、北朝鮮事情などで突然、ウオン安に転ずる可能性もある。


ウオンードル レートグラフ
http://www.forexchannel.jp/%E7%82%BA%E6%9B%BF%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%88/USD/KRW.html


週刊ダイヤモンド 8月30日号
週刊ダイヤモンド

閑人帳



●第24回 上方歌舞伎会鑑賞

義経千本桜から
下市村椎の木の場・鮨屋の場

 ふだんは捕り手役や通行人など端役を演じてる無名に近い役者が、この会だけは主役になれる・・というので、当然皆さん張り切っています。 厳しい稽古のお陰で芝居の運びはスムース、セリフをとちったりする凡ミスはありません。普段はセリフなどない端役だから、舞台で喋ること自体が非日常的体験であり、同時に大変なプレッシャーになります。


毎回、皆さん、本当に一生懸命の姿勢が表れて、これだけで拍手したくなります。一流役者とそっくりに演じて、素人目には全然引け目を感じない。だったら、もう完成された演技者なのか、というと、そうではないのですね。何が違うのか、といえば、あいまいな表現になりますが、オーラのある無しだと思います。理屈では説明しにくい「差」です。


天性の資質と経験の積み重ねによって醸し出されるオーラ。立ってるだけで絵になるのはこのせいでせう。べつに歌舞伎に限らず、アーティストのすべて、また、政治家や学者でもこれを発揮できる人が一流です


さて、本日のメイン「鮨屋の場」ですが、何度も見たけど、最後の場面、いがみの権太が父親に刀でブスリと腹を刺されて死ぬところ、くどくど長い台詞が続いて「ここんとこ、なんとかなりません?」と言いたくなります。話を作り過ぎて今までの顛末がややこしくなり、それを死に際の悪人に解説させるのですが、いかにも長い。せめて5分くらいで終えて死んでほしいのに、20分近くかかるので閉口します。


しかし、これは脚本の不出来だという声が無いので、江戸時代からずっと踏襲しています。古いファンは納得でせうが、若い人には退屈な長台詞にしか聞こえないでせう。むしろ、簡略化して浄瑠璃で語らせたほうが良いのではと思ったりします。


・・と、まあ、こんなことグチグチ書いても歌舞伎に無縁な人には、それこそ余計な言いぐさにしかなりません。(8月24日 国立文楽劇場)



上方歌舞伎







閑人帳



●蟻の収穫祭

 寿命尽きて、又は何かのアクシデントで木から落ちたクワガタにアリがたかり、解体して巣へ運んでいる。アリとクワガタのサイズ比は、人間とナガスクジラくらいの差があって、解体、運搬作業がたいへんでありますが、食材としては「大物」の仕入れであり、全部運んだら「収穫祭」を開いてビールで乾杯、てなことになるのでせうか。


驚いたのは、下の写真の状態でクワガタがまだ生きていたことです。胴体は完全に無くなり、頭部と前足二本と後ろ脚一本、羽根しか残っていないのに、前足を動かして、たかるアリを振り払う動作をしている。気味の悪い感動シーンです。


都会の公園でも、意外にセミの死骸が目につかないのは、木からポトリと落ちたとたんにアリに見つかってサクサクと解体され、地下倉庫に運びこまれるからなのか。秋口の今、アリさんの倉庫はどこも満杯になってるでせう。(奈良県 馬見丘陵公園にて)


この状態で、クワガタは生きていた
kuwagata 


大きな羽根を一匹のアリが運ぶ。かなりの人手不足状況に見えました。

kuwagata