ウオーキング・観光



●GWの軽いウオーキングにどうぞ・・・

「斑鳩快道」ご案内(マップ送信します)

 昼から歩き始めても大丈夫という、斑鳩の散策コースをご案内。
4月24日に紹介した「藤ノ木古墳」の宝物を展示する文化財センターから、藤ノ木古墳~法隆寺~法輪寺~法起寺と斑鳩の三塔の景観をめでながら、里道を歩きます。約4,5キロの平坦路です。

法輪寺や法起寺は三重塔のロングショットのカッコ良さを楽しむために、一般観光客が歩かない道を選んでいます。法輪寺~法起寺までは、敢えて遠回りして田畑のなかの地道を歩くコースにしています。マイカーや観光バスでの観光では出会えない風景です。(写真参照)


しかし、三つの寺をすべて拝観すると、拝観料だけで1800円もいるので、有料拝観は法起寺だけにする、というケチプランもおすすめです。ご希望の方には地図を送信します。(約1メガ)紙地図が必要な方は その旨お知らせ下さい。FAXもOKです。 (5月末まで)


申込みは<快道メーカー>へ・・・
kai545@violin.ocn.ne.jp


■斑鳩文化財センター
http://www4.kcn.ne.jp/~ikaru-i/spot10/ikarugabunnkazaisennta.html

■法隆寺
http://www.horyuji.or.jp/

■法輪寺
http://www1.kcn.ne.jp/~horinji/

■法起寺
http://www.horyuji.or.jp/hokiji.htm

■奈良交通
http://www.narakotsu.co.jp/



斑鳩文化財センター
斑鳩 



藤ノ木古墳
斑鳩 


土塀が多い西里の街並み
斑鳩 


法隆寺五重塔
斑鳩 


法輪寺三重塔
斑鳩 


法起寺三重塔
斑鳩 


この地図を送信します。(A4サイズ 約1メガ)
斑鳩縮小、マップ


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たまには外メシ



●京都・喫茶「築地」

 四条界隈には化石のような古い喫茶店が三軒あって、この「築地」と「ソワレ」「フランソア」のトリオ。同窓友人と立誠小学校で短編アニメ三本立てを見たあと、ここに寄りました。


木屋町通りと河原町通りを結ぶ細道に面し、目立たないけど繁盛するという有り難い立地。創業は昭和9年というから、駄目男の生まれる5年前です。内装はほぼ当時のままらしい。
 ここまで使い込むともう改装工事の発想も浮かばないだろうから、100周年まで頑張って維持してほしい。一番の心配は火災でせう。


四条通の南にある「フランソア」も昭和9年創業で同い年です。こちらは、喫茶店としては、国の登録有形文化財指定の第一号。このブランド価値だけで食っていけるのでは、と貧乏人はひがみ半分に想像してしまいます。スタバふう安直なカフェがはびこって純喫茶が絶滅しつつある今、化石のネウチ全開で悠々繁盛している稀な店です。


余談ながら、「築地」のネーミングは、創業者が俳優志願で、東京の
「築地小劇場」へのあこがれからつけたという。「フランソア」は、かの有名な画家、ジャン・フランソア・ミレーから拝借。



築地 



築地 



フランソアのインテリア(Wikiページから引用)
京都喫茶 築地

大阪日暮綴



●イージス艦「あたご」見学

 イージス艦の見学は「こんごう」に続いて2回目、「あたご」のほうが新しい艦です。今日は晴天で土曜日ということもあって、天保山岸壁には数百人の行列、ちょっと、たじろいでしまいましたが我慢して20分ほど並びました。見物客の多くは家族連れとカップル、オジンは少数でした。


「あたご」は全長165m、排水量7700トン、乗組員300名というスケール。お値段はたぶん1000億円以上です。イージス艦=護衛艦と呼ばれていますが、昔ふうに言えば、巡洋艦、駆逐艦の類いです。昔の軍艦と比べると、艦橋あたりの外観はあまり変わらない。一番ちがいが明快なのは、煙突と大砲がぜんぜん目立たないこと。あたごには「大砲」らしきものは小さいのが一門きりです。


主役はミサイルで、ミサイルを撃ち落とすミサイルがメイン。ほかに自動追跡型の魚雷や敵ミサイルに対して「めくらまし」をする忍者ふう防御装置もあります。見学者への案内・解説と警備で100人くらいの乗組員がいてメカやシステムの質問に答えてくれますが、カタログ表示性能より詳しいことは「秘密です」。当たり前ですね。(公開は4月26日と27日)


無愛想な鉄板建造物なのに、遊園地なみの人気です。タダはえらい。
あたご 


大砲の向こうにUSJ
あたご 


ヘリ甲板の向こうに大観覧車
あたご 


魚雷 圧搾空気で押し出して、ポチャンと水面に落ちたら、後はコンピュータ誘導で敵にまっしぐら。
あたご 


ミサイルの格納庫 重い鉄のフタがパコンと開いてミサイルが飛び出す。
あたご 


発射時の写真
あたご




昔の軍艦では、煙突はデザイン上の大事なアイテムだったが、今はうんと地味な扱いになって、単なる排気筒でしかない。ワイン樽のような黒いのがそれで、右が発電機用、左が主機関用らしい。
あたご 



お土産代わりに記念スタンプのサービス。
あたご 



閑人帳



●住太夫、聴き納め  ~4月25日・国立文楽劇場公演~

 来月の東京公演で引退する竹本住太夫、大阪最後の舞台は「菅原伝授手習鑑」夜の部。午後4時から9時まで5時間の長丁場、昼夜通しでは10時間かかります。公演日の20日くらい前に難なく切符が買えたので、当日券もありかと思って行ったら大混雑、売り切れご免でした。


明らかに文楽初心者と思える人もいて、いつもと違う雰囲気でしたが、満員御礼はめでたいことです。今年は国立文楽劇場開館三十周年という節目でもあり、キャストもオールスターで盛り上がってる感じ、住太夫にとっても幸せな舞台となりました。


住太夫が語るのは「桜丸切腹の段」三味線は野澤錦糸。寺入の段とともに泣かせどころがある場面です。多くの文楽ファンが感じてると思いますが、愁嘆場での情感たっぷり感ではダントツに上手い。

極めつけは、白太夫(桜丸の父親)が桜丸の嫁、八重に桜丸の切腹を告げるところ、床本をコピーすると

「定めと諦めて腹切刀渡す親、思ひ切っておりや泣かぬ。そなたも泣きやんな、ヤア」
「アア、アイ」
「泣くない」
「アア、アイ」
「泣きやんない」
「ア、アイ」
「泣くない」
「アイ」
  (以下略)

泣くな、と言いながら、観客をオイオイ泣かせてしまうのであります。美声でなく、ガラガラ声で爺と嫁を語り分けるテクニックは修練と年期の賜、彼がなんで人間国宝なのかナットクできます。


不条理とご都合主義てんこ盛りの、ええ加減な物語なのに、なお現代人を魅了するのは、理屈抜きで心の琴線に訴えるワザのなせるところです。ま、鈍感、橋下徹サンには別世界の話でありますが。(同公演は4月27日に終了)


三十周年を祝して新しく調達された緞帳。計ン億円のはず。
スポンサーは、近鉄、大ガス、サントリー、竹中工務店ほか
緞帳 


緞帳 


緞帳


閑人帳



●こんなに高くて委員会?・・・首都圏のマンション価格

 賃貸兎小屋暮らしの身には何の関係もない話題であります。ひまつぶしの方法としてこんなアイデアもあるという見本でございます。


不動産経済研究所という会社は、毎月、首都圏と関西圏の分譲マンション情報を出していて、無愛想な数字の羅列から、この業界の盛衰を伺うことができます。駄目男が興味を持ったのは、首都圏ではマンション価格がじりじり上がって平均5000万円になっていること、一方、関西では、同じ広さで、3500万円くらいで概ね横ばいを続けていることで、首都圏の人はマンションを購入するのが年々しんどくなっていることが分かります。


常識として、東京あたりはマンション価格は高いけど、購入者の収入も多いから関西に比べて別段苦労が多いわけではないと思いがちですが、そうでせうか。ヒマにあかせて調べてみました。


以下は、最近六ヶ月の首都圏、関西圏の分譲価格の推移です。
(2013年10月~2014年3月までの平均価格)

首都圏ー4910万円   関西圏-3380万円
          4970万円       3600万円
          5340万円       3330万円
          4640万円       3480万円
          5060万円       3380万円
          5220万円       3640万円


首都圏の六ヶ月平均価格は5023万円、関西圏は3468万円です。
 おおざっぱに言えば、首都圏の価格は関西圏の1,5倍になります。
仮に、年収500万円の人が9割ローン利用で5000万円のマンションが買えるのか。兎小屋住人には思考力が働かない。(両者の平均専有床面積は約70平米、最多間取りは3LDK)


首都圏はマンション価格は高いけど、収入も多いと書きましたが、実情はどうなのか。DODAという転職斡旋会社のデータで地域別の年収額を調べました。20歳~59歳のサラリーマンが対象です。(退職金含まず)


首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の平均は460万円
関西圏(関西二府四県)の平均は412万円

首都圏は関西圏より1,12倍収入が多いことになります。マンション価格が関西圏の1,5倍であれば、年収も関西の1,5倍、600万円欲しいところですが、そうはいかない。
 年収が足りないのをカバーするには「共稼ぎ」が必要ですが、パートの収入くらいでは追いつかないかもしれない。ならば、中古物件で、というのが現実ではないでせうか。


関西のサラリーマンの年収は412万円と書いたけど、府県別ではこうなります。多い順に、兵庫県428万円 滋賀県424万円 奈良県408万円 大阪府406万円 京都府403万円 和歌山県393万円。
 大阪が四位というのは意外な感じですが、中小零細企業の比率が多いからではと推測します。ちなみに、全国一位は神奈川県478万円、東京は二位で471万円。最少は沖縄県で353万円となっています。格差社会と言われて久しいが、地域別ではそんなにひどい状況ではないでせう。


不動産経済研究所
http://www.fudousankeizai.co.jp/

DODAのHP
http://doda.jp/guide/heikin/2012/area/


大阪市周辺部なら、新築で70㎡ 3000万円の物件があります。
マンション

マンション

ウオーキング・観光


●藤ノ木古墳のお宝拝見

 奈良・斑鳩町役場の北にある「斑鳩文化財センター」を訪問、出土品のレプリカを見学しました。藤ノ木古墳から大量の副葬品が見つかったときは出土品の豪華さと被葬者の推定が大きな話題になりました。
 その後、橿原考古学研究所付属博物館でレプリカや複製品の展示があって、現物を見たときは古代人のハイテク、デザインセンスの素晴らしさに驚いたものです。


この斑鳩文化財センターは平成22年に開館したもので、通常はレプリカのみを無料で公開展示しています。よって、写真撮影は自由です。
 レプリカとはいえ、そのワザの見事さは「ようここまでソックリに作れるなあ」と感心します。この世界にも我々が知らない「秘めたるワザ」がたくさんあるのでせう。カタチがそっくりだけでなく、耐久性も必要なので映画や芝居の小道具をつくる技術よりはるかに高度なはずです。


ここから北へ3分ほど歩いたところに、公園ふうに整備された藤ノ木古墳があり、ガラス越しに羨道をのぞき見できます。(暗くてよく見えないが)古墳から東へ行くと西里の古風な街並みを抜けて法隆寺まで徒歩十数分。古墳見学だけでは物足りないから、法隆寺~法輪寺~法起寺を巡るウオーキングコースマップをつくります。


斑鳩文化財センターの案内はこちら
http://www4.kcn.ne.jp/~ikaru-i/spot10/ikarugabunnkazaisennta.html


石棺の複製品
藤ノ木古墳 


展示室
古墳


出土副葬品のレプリカ(本物は国宝に指定された)

馬具
古墳



古墳


刀剣
古墳


古墳の羨道を覗く
古墳


アジア ウオッチング



●「韓国は三流国家だった」 ~韓国中央日報社説~

 こんなタイトルでの自虐的論説がいつ出るだろうかと待っていたところ、4月19日に中央日報が掲載した。社説の最終部分は、こういう文になっている。(青色文字が引用文)


 
この超大型災難の前で、私たちは「安全政府」に対する期待と希望までが沈没してしまった、もう一つの悲しい現実に直面した。世界7位の輸出強国、世界13位の経済大国という修飾語が恥ずかしく、みすぼらしい。木と草は強風が吹いてこそ見分けることができるという。一国のレベルと能力も災難と困難が迫った時に分かる。

 韓国のレベルは落第点、三流国家のものだった。あたかも初心者の三等航海士が操縦したセウォル号のように、沈没する国を見る感じであり、途方に暮れるしかない。私たちの社会の信頼資産までが底をつき、沈没してしまったも同然だ。この信頼の災難から大韓民国をどう救助するのか、いま政府から答えを出さなければならない。(引用ここまで)

引用元
http://japanese.joins.com/article/378/184378.html?servcode=100&sectcode=110



沈没



多くの人命が失われた事故だったのに「世界7位の輸出強国、世界13位の経済大国」の語句を書かずにおれないところが、いかにも韓国人らしい。自負と劣等感、ヤケクソの心情がミックスされて、つい「三流国」のフレーズを使ってしまった。日本の新聞社が社説でこんな表現をしたら、アホかと嘲笑される。(中央日報紙も、今頃後悔してるかもしれない)


日本の支援を断ったのは正しい判断か
 ニュース映像を見て「この海域で水中の視界がなぜ20センチと道頓堀川並に汚いのか」と不思議に思った人が多いのでは? これじゃ、救出、捜索活動がままならないのは当然とダイバーに同情します。私たちの常識では、潮流の早い海はきれいに澄んでいるので不可解です。


さらに、救出活動の主役、ダイバーがすべてウエットスーツ姿のダイバーばかりなのも気になります。初動時はともかく、二日目、三日目にはエアホースで結ばれた潜水夫が作業の主役になると思うのに登場しない。(いたけど画面に映らなかっただけかも)もしや、韓国では潜水夫という職業人が少ないのでせうか。潜水夫なら水中で鉄のドアを溶断したり、いろんな作業ができるので作業が早く進む。


現場には大型のクレーン船も到着した。しかし、何もすることがない。業者は、クレーン船は乗客の救出には役立たないと分かってたでせうが、断れる雰囲気ではなかったのかもしれない。しかし、大型クレーン船のリース料金はもの凄く高額なので、これからモメるでせう。セウオル号をつり上げるクレーン船(2隻必要)なら、一日で数千万円は要りそう。とても海運会社が払える金額ではありません。では、誰が負担するのか。韓国は海上保険会社とゴタゴタを起こしていて保険金でなんとか・・の策もあまり期待できない。


他人事ながら気になるのは船体の引き上げ作業です。誰が水中作業を担うのか。引き揚げ作業の技術をもっているのか。いささか心許ない。ウエットスーツのダイバーでは歯が立たない過酷な水中作業を事故無くこなせるのか。韓国の関係者は今から頭が痛いでせう。
 2010年、韓国海軍の哨戒艦「天安」が爆発、沈没した事件で引き揚げ作業はしているが、船は1000トンと小型で、かつ、爆発で船体が二つに分かれていたから何とか引き揚げできた。しかし、今回は船がずっと大型のうえ、潮流の速さや海水の濁りという悪条件が加わる。業者も尻込みしそうな難儀な仕事になります。唯一の救いは水深が浅いことです。


そこで、経験の豊富な「深田サルベージ」とかに外注して・・と思っても「日本の支援は不要」と政府が言ってしまったので頼みにくい。貧すりゃ鈍する、って言葉があるけど、なんか悪いスパイラルに引き込まれそうな気がします。ま、こっそりと「人材だけ派遣たのんます」みたいな裏取引もありそう。 


遺族の感情を重んずれば、船はクレーン船で吊り上げて海岸まで移動し、座礁のようなかたちでそっと置くのがベター。(その後解体する)これが無理なら、現場で船体を浮上、安定させた上で解体する。どちらの方法を選んでも巨額の費用がかかる。


今回の事故を鑑みれば、もし、韓国で過酷な原発事故が起きたら、システム制御に携わる幹部、スタッフが真っ先に職場から逃げ出すこともあり得る。福島原発の吉田所長(故人)のような人物がいたら幸いだけど、さて・・。


深田サルベージのHP
http://www.fukasal.co.jp/ 


深田サルベージの大型クレーン船
沈没


(追記)今日(4月22日)現在、一番の疑惑は「なぜ、突然に90度の急旋回をしたのか」これの情報がない。航海士や操舵手はとっくに供述しているはずなのに、なぜ公表しないのか。メカの故障なら隠す必要はないはず・・・韓国政府は重大情報を隠してる、と疑ってしまいます。
                             


半畳雑木林


●芽出しトップバッターは想定外の「くるみ」

 道ばたや公園で拾った木の実、タネを蒔いて発芽、生長を愉しむ貧乏趣味「半畳雑木林」も今年で三年目です。発芽一番乗りは何の木か、楽しみにしていたところ、意外にも「くるみ」でした。


あんなに硬い殻が湿った土に埋めただけで、パカッと割れて芽を出すなんて想像しにくいので、たぶん発芽はしないだろうと思っていたのに、写真のように五割以上の率で芽を出しました。くるみはエライ(笑)。


くるみ




なんとか育ちそうな「ユーカリ」

 昨年の9月、イレギュラー的にタネを蒔いたら半月ほどで芽を出しました。しかし、冬は葉のみ成長して茎が太らず、ヘナヘナの虚弱児みたいで倒れそうになり、割り箸とヒモで「介護」したら、上向きに伸び始めました。このまま大きくなりそうな気がします。

ユーカリ 



閑人帳



●誰かと思いきゃ・・・

 セウオル号沈没記事に埋め尽くされた「朝鮮日報」紙、さすがに息苦しくなったのか、お笑い記事を一本、さりげなく加えました。タイトルは「金正恩氏のヘアスタイル、世界で笑いの種に」であります。


あのユニークというか、けったいなというか、個性的刈り上げスタイルを他国のトップにフィットさせればどんな人相になるか。誰かが写真で合成しました。左がおばまはん、中央がぷーちんはん。うーん、ただのオッサンにしか見えませんな。



金ヘアスタイル 




引用元記事
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/04/20/2014042000158.html

ウオーキング・観光



●新緑萌ゆるとき

 桜が散り、新緑が一番美しい時節を迎えました。若葉の緑のグラデーションのきれいさは、いかなるカメラも画家も再現できない、デリケートな緑のハーモニー。毎年おなじ風景が繰り返されてるのに、毎年感動します。下の写真は、奈良の大和民俗園と子供の森の風景(4月19日)


村田ハイキング 



村田ハイキング 


アジア ウオッチング


●ホンマでっか?・・SB社長、暗殺恐れて米国へ逃避説

 株の世界では、しょーもない噂話がまことしやまに囁かれるのも日常であります。表記の話もソフトバンクにアンチな人物が捏造して株価に悪影響をもたらそうとしたのか。


板垣英憲「マスコミに出ない政治経済の裏話」というブログに引用されてる情報は以下の通り。(青色文字が引用文)

「孫正義社長がいま、米国にいて日本に帰国できないでいる。米国ニューヨーク市のセントラルパークに高級マンションを持っており、西海岸のシリコンバレーには、豪邸がある。現在、シリコンバレーの豪邸に身を潜めて、ボディガード10人を雇い、守ってもらっている。日本に帰国できないのは、命を狙われているからだ。銃社会の米国では、銃を持っているボディガードに身を守ってもらえる。銃社会でない日本に帰国すると、守ってもらえない。なぜ、命を狙われているのかと言えば、餃子の王将の大東隆行社長が、何者かに銃で殺された事件が起きたが、『次は孫正義だ』と噂されていた。このため、孫正義社長は、同じ相手か組織に暗殺されると恐れているといわれている。孫正義社長は、北朝鮮の張成沢国防副委員長と親しくしていたのが、命を狙われる理由ではないか」(引用ここまで)


駄目男が興味を持ったのは「餃子の王将の大東隆行社長は北朝鮮派遣のテロリストに暗殺された」の情報です。もし、大東社長が張成沢国防副委員長と利権がらみで付き合いがあったのなら、暗殺はあり得るかもしれない。なんせ金正恩の叔父に対する怨念はすさまじくて、張成沢の親戚は子供に至るまで皆殺しにしたというのが定説、無論、部下も皆殺し、下っ端は強制収容所送りになった。外国へ脱出した部下には暗殺団を派遣して、近場の中国へ逃げた部下は大方殺害済みという。


金正恩の激しい憎悪、怨念は張成沢一派の利権相手にも及び、大東社長も暗殺者リストに載せられてしまったのか。そして、もう一人の大物は利権大好き、ソフトバンクの孫社長、というわけであります。


大東社長が殺害されたとき,犯人像としてまず暴力団関係者が浮かび、次に恨みをもつ身内説が出た。しかし、報道はそこまでで以後は新しい捜査情報が全く出てこない。だから北朝鮮テロ説が出てきたのか。この説で気になるのは、射殺のテクニックがとてもプロっぽいこと。25口径の拳銃で至近距離から4発撃ち、全部命中させるのは訓練が未熟な暴力団員では難しい。だとすると・・・?


暗殺するに値するほど張成沢一派とのつながりが濃いかった、という事実が分かった場合には「北朝鮮テロ」説はとても説得力を持つ。ならば、朝鮮総連が絡んでるのは必至であり、事件は一気に国際化する。 まあ、これ以上は想像の世界になってしまうので、そうではなかったことを祈るのであります。


孫社長がこんな噂話を聞いたら、俺もテロリストに狙われるほど有名人になったのだと苦笑するでせう。北朝鮮とは利権が絡む付き合いなど一切なかったと明言すればウワサも消える。果たして、事実はどうなのか。


引用元ブログ
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/c4ac0d9a807303cc360c6c51b2da9edf


閑人帳



●スマートなゴミ収集箱

 前回記事「松川の夜桜見物」で川べりを歩いてるときに写真のようなゴミ収集箱を見つけました。折りたたみ式で、使わないときは厚さが10センチに収まるのでかさばらず、見栄えがとてもスマートです。収集日のみ利用者(住民)がパタパタと開けて(組立てて)ゴミを入れ、収集が終わるとパタパタと閉じる。ワンタッチが売り物だそうです。


一番助かるのはカラスのゴミ荒らしを防げること。ネットをかぶせたりするよりずっと清潔で、ネット自体のしまい場所に苦労することもない。なかなかのスグレモノだと思いました。カタチはシンプルだけど、開発、商品化には苦労したと思います。いかにも日本的な発想でもあります。メーカーは地元のカワバタ(株)。値段は198000円。富山市では、これを購入すると補助金を出して後押ししてるそうです。


カワバタのHPはこちら・・・
http://www.kwbt.jp/wantaltutikun/topu.html




ゴミ箱 




ゴミ箱



ウオーキング・観光



●富山へ日帰り欲張り旅行(その3)


■松川の夜桜見物

 本日(4月9日)が富山市の満開日とネットで確かめて出かけました。町の中心部、県庁や市役所があるビル街に花見の名所があります。「日本さくらの名所百選」に選ばれてるそうです。大阪の大川端の花見風景をうんと圧縮した感じ。川幅は京都の山科疎水と同じくらいです。


桜は樹齢100年近い老木が多く、間隔も狭いのでボリュウム感たっぷりです。今日は平日なのでオフイス街から繰り出したサラリーマングループがしっかり場所取りして宴会。ブルーシートの上にダークスーツの面々、なんだかなあ、の光景であります。新入社員が自己紹介している場面もあって、当人には大変な緊張シーンです。楽しいどころか、逃げて帰りたい人もいるはず。でも、ここでは毎年繰り返される定番風景なんでせう。


日が落ちるとライトアップされて余計なモノが見えなくなり、なかなかいい雰囲気です。夜店も10軒くらい出ていて呼び込みに必死、まあ、どこにでもある風景ですが。
 さうだ、家へ帰らなくては・・。そこらへんの居酒屋へ立ち寄りたいところ、我慢して富山駅へ。昼メシはコンビニおにぎりとあんぱん一個だったので「鱒寿司」と若鶴酒造「苗加屋」(砺波市)を買って19時56分発のサンダーバード最終列車に乗ります。ケチな発想ながら、十分中身の濃い日帰り旅ができました。(交通費約14000円=ジパング利用)



夜桜 

  

夕映えの水面
夜桜 




準備完了、みんなの来る前にグイッと・・。
夜桜 




貸し切りの遊覧船もあります。メニューはすき焼きらしい。
夜桜 




照明の色によって花の色が違って見えます。
夜桜 



そろそろ帰らなくては・・・ 。富山駅まで歩いて15分で行けます。
夜桜 





ウオーキング・観光



●富山へ日帰り欲張り旅行(その2)


■富山の美術館めぐり


 ありがたいことに、富山駅前を起点に「ぐるりんバス」というミュージアアム巡りの無料バスがあり、これを利用しました。玄関から玄関まで運んでくれるので大助かりです。富山市も粋なサービスしますねえ。


富山県立近代美術館
 企画展はパスして常設展を鑑賞。洋画ではルオーあたりから現代までの作品が結構充実しています。数点のピカソ作品や駄目男が好きだった、ルネ・マグリットやポール・デルヴォーの作品もあります。「現代」のコーナーには申し合わせたようにA・ウオーホルのマリリン・モンローのリトグラフがあって、世界中で何枚売れたんやろとヒットぶりに感心します。正直、もう見飽きたの感も否めない。


シャガールやミロ、マチス、クレー、ロートレックなどもあり、別室には北欧家具のコレクションもあって楽しい。これらを200円で鑑賞できるのだからローカル美術館巡りがやめられない。


富山の市電にはこんなお洒落なデザインの車両もあります。200円。
富山美術館 



近代美術館。まだ築年数が浅いのに、耐震性能云々などで別の場所に建て替える計画があります。もったいない。
富山 



ピカソ「肘掛け椅子の女」1923年作
富山作品 
ポール・デルヴォー「夜の汽車」1947年作

作品 



ロートレック「座る女道化師」1896年作 (リトグラフ)

作品



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富山県水墨美術館
 神通川のほとりの広大な敷地に瓦葺き平屋建ての本館。庭のしだれ桜が満開でこれも絵になります。近代美術館よりずっとビジターが多いのは、この素晴らしいロケーションのせいでせう。
 企画展は・・と伺うと、なんと「西宮大谷記念美術館コレクション展」です。へえ~、なんの因果でこの巡り合わせか、とパンフを見ると、コレクターの大谷氏が富山県小矢部市出身なのでした。ナットク。


・・というわけで、おなじみの名作のおさらい鑑賞になりました。それにしても、作品のラインナップのゴージャスさには感心します。伊東深水、上村松園、横山大観、小林古径、小倉遊亀、川合玉堂、橋本関雪、奥村土牛、福田平八郎・・有名ブランド勢揃いです。別室には砺波市出身の下保昭作品の展示室もあり、ダイナミックな墨絵が楽しめます。


時間を食って閉館間際になり、館内のカフェの最後の客になって珈琲タイム。これだけ充実した内容ゆえ、富山のファンの満足度は大きいでせう。むろん、駄目男も大満足です。


広い庭園と展示館
富山 



ここでも桜が満開でした。
富山 



ロビーからの眺め。桜並木は神通川堤防の並木。
富山 




伊東深水「吹雪」1946年作
作品 



山元春挙「雪渓遊鹿図」1926年作


作品 



小倉遊亀「赤絵鉢」  作品はすべて絵はがきをコピーしたもの。
作品 



忙中の閑。このあと市電に乗って松川べりの夜桜見物へ。
富山



ウオーキング・観光



●富山へ日帰り欲張り旅行(その1)

 本当は一泊二日で行きたいところ、お金がないので宿泊費をけちり、日帰りプランで実施。往復特急利用で、大阪駅発7時09分、同帰着23時12分。帰宅はちょうど0時になりました。おかげで、日帰りなのに現地で9時間のフリータイムがとれ、これを生かして

■雪山展望ウオーキング 
■美術館めぐり 
■松川の夜桜見物 

 を楽しもうという厚かましいスケジュールです。往復700キロ、在来線での日帰り旅行ではこれくらいがリミットかもしれません。三回に分けてアップします。


■雪山展望ウオーキング
 桜の向こうに雪の山・・京阪神では見られない花見風景を求めて今年は富山駅から電車で30分ほどの上市町へ。JR富山駅は来春の新幹線開業をめざして大改築工事中です。このため、駅ヨコの富山地方鉄道への乗り換え通路がえらく遠回りになっていて、あわてて駆けつけたら行き先を間違えて乗ってしまい、30分のタイムロス。もったいない。


上市は立山連峰の北麓の小さな町で、剱岳が真正面に見えます。これをウリにしていて「JAアルプス農協」とか「ふれあいセンター アルプス」とか「アルプスの湯」とか、施設名はアルプスだらけです。


 剱岳へ登る人はこの町から川沿いに馬場島というところに行き、ここをベースに登るのが一般コースとか。駅には観光案内所もあるけど、観光客は皆無です。上市川沿いの道を散歩すると、まだたっぷり雪をかぶった峰々が連なり、里には桜が満開という風景がとても魅力的です。高い電車チン使った甲斐があります。ただ、肝心の剱岳にモヤがかかってクリアに見えなかったのが残念でした。カメラファンや写生ファンにはなかなか魅力的なところといえます。


上市川から見る立山連峰。大猫山、猫又山あたりらしい(不詳)
アルプス 



大日岳(右)と奥大日岳(左)
アルプス




桜の向こうに雪の山・・京阪神では見られない風景です(大日岳)
アルプス 



上市川堤防の桜並木
アルプス 



富山地方鉄道は,映画「RAILWAYS」の舞台になったローカル線。映画はヒットした?けど、乗客が増えたわけでもなさそうで・・。平日昼間の超閑散ぶりは「あ、あした倒産するんちゃうか?」と心配になるほどです。写真は上市駅駅舎にて。

アルプス 



車両はあちこちの私鉄のお古を買い集めて使ってるらしく、デザインもカラーもばらばら。上市駅に留置してあった車両は、よく見るとドアがプラットホームより低いのでびっくり。本当に使ったらえらく危険です。この写真の車両は問題ありません。
アルプス 




読書と音楽の愉しみ



●こんな歌番組があったのか

 昨年の秋からイヤイヤBS契約して料金を払っているものの、かいもく見ない。これでは全くお金の無駄遣いなので、貧乏性も蠢いて、ようやく、チョコチョコBSボタンを押すようになったが、新聞の番組表を見るのが面倒で、どこで何の番組やってるのか分からない。


昨夜、なにげにBSボタンを押したらコーラスが聞こえて、歌はなつかしい西田佐知子の「コーヒールンバ」だった。たしか、昭和30年代のナツメロであります。とても気持ちのいいコーラスに聞こえたのは、発声やハーモニーの正確さから、グループは音大出身のメンバーに違いない。古くさい歌謡曲もこんなふうにアレンジすれば十分鑑賞に値する、楽しい、と自分は思ったけど、他人はどうなのか。


日本では、歌謡曲の大半は「歌手の持ち歌」として作詞、作曲され、歌と歌手はワンセットで売り出される。歌の中身と歌手のキャラクターが一体であることで人気を得る。「コーヒールンバ」は西田佐知子が歌うことで商品になっている。都はるみが歌ってもサマにならない。


この番組で聴いたコーラス版歌謡曲は、そんな業界の掟、不文律をクリアして、つまり、本来の歌手のキャラクターを消してしまって別バージョンに加工している。これじゃ熱心な歌謡曲ファンにはウケないような気がするけど、どうでありませう。
 ・・なんてことを考えると、この企画を通すにはずいぶん苦労したやろなあ、とまた下世話こと想像してしまうのであります。つまり、スポンサー探しの苦労であります。自分がスポンサー企業の担当者だったら「んなもん、誰が見るねん」と取り合わなかったでせう。


前にも書いたが、歌謡曲を含めた音楽世界は「メロディ資源の枯渇」に大弱りの状態であります。ど演歌業界なんか、過去のメロディのパクリ、切り貼りでしか新曲を生み出せない。歌詞においても未だに港町や夜汽車が出てきて笑ってしまう。
 だったら、いっそうのこと旧製品をカッコヨク 再生して聴かせるのも良いではないか。その方法の一つとして、基礎訓練の行き届いたクラシック界の人材を使ってきれいなハーモニーで聴かせる。企画マンの狙いはこれだったのか。このアイデア、駄目男は賛成であります。
 と、書きながら、コーラスグループの名前も番組のタイトルも思い出せないのだから、えらそーなこと言えませんです。



コーラス 



コーラス


犬町・猫町情報



private


             5月号表紙 by ぽんさん


5月表紙



          「見つめられ 照れ泳ぎする コイ心」


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5月例会 ご案内

●天ぷらウオーク in 明日香   ~担当 ぽんさん~

今回は3月に豚汁をした場所で天ぷらを行います。
 歩きながらの摘み草はしないでクラブハウスに到着後、皆で付近の野道で摘みましょう。帰路は橿原神宮前駅をゴールにします。
 
■日時 5月11日(日) 小雨決行 (当日の朝に決定)
 
■集合場所 近鉄橿原神宮前駅 東改札口 9時30分
 参考ダイヤ 大阪阿倍野橋駅 8:24 橿原神宮前駅行き 準急
 橿原神宮前駅 9:22着。 9:41発のバスに乗車しますので遅れぬように。 
■コース 万葉文化館(下車)-岡寺の手前ー少しの登りークラブハウスー石舞台-橘寺   川原寺跡ー菖蒲町ー石川池ー橿原神宮前駅 約9キロ 高低差約55m(少しの間です)
 
■持ち物  お弁当 その他(水、トイレはあります)
■其の他  クラブハウス借用費 一人200円
      不足分は会費から支出します。

犬町・猫町情報


●春の氷ノ山・・大雪で撤退の記  ~サウダージ~

 定例になっている氷ノ山のヒュッテ(標高1300m)へ雪見に出かけましたので近況としてその顛末を報告します。
 先月下旬、6人(66~78歳)で東尾根登山口に駐車すべく車2台で神戸を出発。しかし予想を超える積雪で入れたのは4キロ下のスキー場入口までがやっと。


そこからまだ営業中だったリフトを乗り継いで予定の登山口近くへ。飲み物、燃料などは昨秋に予め荷揚げしていましたが(この時も初冠雪に遭遇)、雪山歩きの装備に加え、野菜、肉類など生ものなど6日分の食料を背に高低差約500mの雪道を登り始めました。


しかし、途中から踏み跡もなくなり、歩行ははかどらず、午後4時ごろにやっと行程3分の1。このままでは小屋到着が夜8時ごろになりそうなうえ、雪まじりの風が強く、手がしびれる程の体感温度に。やむなく勇気ある撤退を決意し、営業を終了したリフトを横目に下山、その日の夜半に無事帰宅となりました。雪は充分堪能、ニュース沙汰にならずに済んでよしとしました。


スケッチ・・鉢伏山方面を望む(氷ノ山国際スキー場より)
南さん




写真・・木立の雪道を登る
南さん投稿




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private    投稿をお待ちします・・・メールでも案内していますが、個人の旅行やハイキングのレポート、感想などをお寄せ下さい。500~1000字程度、べつに写真やスケッチ、2~3枚あればベターです。メールで送信して下さい。(紙原稿はご勘弁下さい)

ウオーキング・観光



●春日・京都で等伯作品鑑賞を楽しむ   ~4月8日~

 安部龍太郎著「等伯」上下二巻をTさんから頂戴して読み終えると、小説に出て来る等伯作品を実際に見たくなった。幸い、京都の智積院と本法寺に国宝、重文の傑作があり、公開されているので、桜見納めという暖かい日に出かける。同行は、Iさん、Mさん、Yさんの3名。


■智積院
智積院の宝蔵庫に展示されてる等伯の「楓図」と息子の久蔵の「桜図」はなどいずれも国宝。 今は大きなガラスケースの向こうに収まっているけど、これらの絵が完成したときは寺の本堂や書院に何十面もの襖や壁に連続作品として描かれ、部屋を囲んでいたのだからどんなに華やかだったか。秀吉や貴族の面々も、ひょっとしたらこれらの絵に「位負け」したのではないかと想像してしまいます。


遠近法の概念がなかった日本画の世界は、襖絵のような画面では構図のバランスが優先されて、描かれる樹木や花のサイズは堂々とアンバランスに描かれているのが面白い。自然描写のリアリティより「パッと見たときのカッコ良さ」が大事らしい。鑑賞者もなんとも思わなかったのかもしれない。

それにしても、400年を経た今は汚れや変色、剥落でずいぶん画面が劣化しており、鑑賞者の多くは「なんとかしなくちゃ」と思ってるでせう。


■妙蓮院
 堀川通り近くの住宅街にある寺で、等伯グループが描いた「鉾杉図」が公開されています。杉の形を三角形に抽象表現していて、とても新鮮な発想。よくもこんな題材を選び、こんなカタチにデザインしたもんだと思う。依頼主からクレームが出なかったのだろうか、と余計な心配をする駄目男でした。別の部屋にある昭和の作品「春の野」(幸野豊一作品)のほうが古めかしく見えたくらいです。これも傷みがはげしい。


■本法寺
 堀川通り東側、茶道会館や裏千家家元宅が近い、日蓮宗本山の寺。ここでの見物は等伯作の「大涅槃図」です。文字通り特大でタテ10m、ヨコ6mもあり、ゆえに、これを展示するための専用の建物に収められています。作品の上部を鑑賞するために「2階展望室」が用意されてます。また、表装も別仕立てではなく、作品画面の四周に手描きで表装ふうに描かれた、ものすごく手間のかかった作品です。


お釈迦様を描いた「涅槃図」はいろんな画家が自分流の表現をしていて個性が楽しめますが、この等伯の涅槃図はまずビッグサイズに圧倒され、ディティールでは、悲嘆にくれる人々の仕草、表情も見飽きない。人間だけでなく、馬や蛇や犬までが嘆き悲しんでいる。等伯自身も画面の端っこのほうにいて、みすぼらしい姿で悲しみにくれている。


涅槃図の難儀なところは、こちらを向いて横たわるお釈迦さまに対面する「送り人」たちはみんな背中しか描けないこと。ゆえに、みなさん、お釈迦様の背中側に並んでいるけど、やはりおかしい。等伯は「動物なら横向きに描いても失礼にならない」と考えてこんな構図にしたのではないかと、勝手に想像する駄目男でした。(4月16日からはレプリカを展示)


400年前のアート業界は狩野永徳を頭とする狩野派が注文を独占しており、これをゼネコンにたとえるなら長谷川等伯は「町の工務店」レベルだった。そこをなんとか・・と長谷川社長は営業に走りまわるが、結局 ゼネコンにはなれなかった。逆に、たびたび不運や非業に見舞われ、幸せなアーティストライフといえるのは数年しかなかったかもしれない。しかし、度重なる不幸がこの「涅槃図」の発想と制作の動機にもなった。


 「でっかいなあ」「よう描けてるなあ」は普通の感想。等伯本を読んだ人はもう少し等伯の人生に寄り添って、一片の悲しみとともに鑑賞できる。等伯センセ、安部センセ、Tさんに感謝。



桜満開の智積院山門 
智積院2  



国宝「桜図」等伯の息子、久蔵の作品
桜図  



ランチは久しぶりに京大「カンフォーラ」で。780円ナリ。
等伯 



妙連院「十六羅漢の庭」
等伯 



涅槃図全景 朝日新聞デジタル版より
涅槃図

 


涅槃図の下部 動物も悲しんでいる
涅槃図 




犬町・猫町情報



●吾輩ハ 野良猫デアル
 
 
 毎月、例会案内の表紙イラストを描いてるぽんさんにお願いして「猫特集」をつくってもらいました。彼らはふつうの猫とちがって野山へ出かけるのが好きな本当の「野良猫」です。時にはリュックを背負って、あるいは主のリュックに忍び込んでアウトドアライフを楽しみます。そんなに気楽で委員会? 人もうらやむ極楽猫のひとこまをどうぞ。



ハーモニーとは音楽の三(匹)要素である
猫特集


鯉ノボルねこ
猫 おわり


思いちがい
猫


モーニングコール?
猫 


「猫に鰹節」はひと昔まえのこと。私はキャットフードで、しかもプレミアム
猫


平泳ぎのコツ
猫


日はまた沈む。「ポチャン!」
猫
 




犬町・猫町情報



●小笠原の旅 レポート  AT(3月30日受信)

 3月7日―3月17日のあいだ絶海の孤島小笠原諸島にいってきました。しかし遠いです、東京の竹芝港から小笠原二見港まで25時間30分かかります、東京都にはいっているのですがなにせ1000キロも都心からはなれています。


私の場合海が穏やかだったので25.5時間でいけましたが、海が荒れるとプラス3時間もしくわ欠航です。それと小笠原丸は1週間に1便しかでていません、但し夏休みと正月休み 、ゴールデンウイーク 、3月春休み期間は1週間に2便になります。


小笠原に着く1時間前くたくたになっておりましたが、イルカの大群のお出迎えがあり小笠原に来た実感がわきました。海の綺麗なのには驚きました、太陽の光加減でコバルトブルーになったり、エメラルドグリーンにもなります。とにかく透明度がすばらしいです。


小笠原諸島は硫黄島や現在海底から隆起した島などいくつかの島で構成されておりますが、人がすんでいるのは母島、二見港のある父島だけです。後は全部無人島です。シーカヤック等などで無人島をまわりました、特に海鳥と海亀保護のために許可ないと上陸できない南島に運よくいけました。


それと1月―4月はザトウクジラの繁殖期なのでカヤックから至近距離でザトウクジラを見ることが出来ました、生まれてはじめて野生のクジラをみました。その12,3メートルあるかと思われる巨体に圧倒されました、その巨体を海面からジャンプ(ブリッジング)したときは神秘と恐怖がいりまじった不思議な気持ちになりました。


 おまけに海の透明度がたかいのでマンタ(イトマキエイ)にも遭遇できました5メートルはある大物でした、2日続けてマンタもクジラに会えました遠路はるばるきたかいがありました。

それと島民の人の環境保護の取り組みが熱心です、もし故意であれ不注意で海にごみをおとしたら泳いでとりにいかされます、およげなかったらお金をはらえば島民がとりにいってくれます。海亀、クジラ、イルカ、海鳥、海を守るため観光客といえども厳しい姿勢みせます、これは何度も島民の方からいわれます。


歩くところも結構あります、島のビーチは遊歩道で数キロつながっております。天気がよよければ無人島ときれいな海をみながらぶらぶらと歩けますいい道です、あんまり人もあわないし、運が良ければ高台からクジラとイルカの大群を観察することもできます。そして私が滞在した父島は島の70パーセント保護地区です、保護地区へいくにはガイド同行と行く先の報告を義務ずけられております。


3日かけて保護地区にはいりました。父島の山は標高300メートル足らずですが、藪漕ぎとちょとしたロッククライミング、人ひとりやっと通れるがけぷっちの道を覚悟しなければなりませんが。
 小笠原固有の鳥とカラスぐらいの大きさがあるオオコウモリ(フルーツバット)をみることができましたのでバードウォチングも楽しむこともできます。


太平洋戦争の傷跡もいたるところにあります、朽ちた砲弾、トーチカ、戦車、日本兵がたてこもった生々し洞窟のなか、撃墜された米軍の戦闘機の残骸、撃沈した軍用艦など時間とまった場所が数多くあります。


ガイドさんによっては島民の人しか知らない海岸も案内してくれます、相当厳しい岩場やがけをおりねばなりませんが、人がほとんど来ない海岸なのでホワイトチップス(ネブリフカという原始的なサメ)とおおきなエイなどが産卵のためおしよせています、サメが海岸まで押し寄せている不思議な光景をみているとここは本当に日本なのかとおもいます。  


最後に星空がすばらしい、午前2-3時に天の川が天空をよこぎります、そして本州では見えない南十字星と竜骨座のカノープスを南の空に午後7時なると観察できます、これだけでも行く価値があります。
 今回母島がいけなかったので、来年行こうとおもいます。島の人にきいたベストシーズンの6月中旬に行きたいとおもいます。25時間以上かかりますが行く価値じゅぶんあると思います。


リピーターが多いです。なお宿泊したところは小笠原ユースホステルです。ただ絶海の孤島なのでお風呂はあまりありません、シャワーのみ、ごちそうも期待はできませんが、やはり行く価値はあります。船ですが海が穏やかな時でも外洋にでますのである程度の揺れは覚悟しねくてはならないでしょう。


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■実用情報:10日間の日程、YH泊で17万円程度かかります

まず小笠原丸の運賃ですが片道2等で2万5960円です。時刻と2等以上の料金は小笠原海運のホームページを参考にしてください。父島―母島の運賃は2等で片道4740円です。
 大阪―東京(新幹線)、東京―父島(父島―母島もいくとして)往復全部で8万8240円です。高速バスをつかえば1万円以上やすくなります。  


宿泊は私はユースホステルに泊まりましたので1泊(朝、夕食をいれて)5770円です。いいわすれましたこの金額は会員価格で以外は400円アップです。当然他の宿泊施設もあります、それは小笠原観光協会のホームページにのっています。また観光協会はアクビテイ―やもろもろの相談にも乗ってくれます。ユースホステルが一番安いとおもいます、アルコールはうっていませんが持ち込みはOKです。

食事はよっかたです。オーナーやスタッフの人達が大変親切です色々と相談に乗ってくれます。ただ風呂はありません、シャワーのみです。
 部屋は相部屋です。当然離島なので物価は高いしこれといった名物もありません、しいていえば海亀料理ぐらいです。くどくどかきましたが小笠原へなにを目的で来たかです。やはり小笠原の良さをしるには1週間以上滞在しないとわかりません。  


私は8日滞在して交通費、宿泊代、エコーツアー代をいれて17万円使っています。はっきりといって結構かかりますが。行く価値は充分あると思います、なによりも手づかずの自然が残っている、小笠原でしかいない動埴物がいる、島民の人達は大変やさしいです。

そしてゆったりとした時間が流れています。非常に居心地(自分にとって)のいいところです。どちらかといえば長期の滞在にうってつけのところです。インド洋に浮かぶモルデブ諸島に近いと思います、何もせずなにかも忘れてビーチでゆったりするところです。


ベストシーズンは6.7.8月で一番海がきれい時期です、海亀達が産卵にやってくる時期です、ベストシーズンの気温は最高で30度 夜は25-23度でエアコンはいらないそうです。ただクジラがみたいのなら1-4月ということになります、イルカは通年いるそうです。


長くなりましたが小笠原の良さを伝えるのは文章では難しです。尚小笠原丸は6700トンで貨物船に毛が生えた程度なので乗り心地はよくありませんし、レストランは高いしまずいので食料は買って持ち込んだほうがいいです。3年後に新型の客船にするそうですが小笠原丸よりもよくなっているかどうかわかりません。


■小笠原海運のHP
http://www.ogasawarakaiun.co.jp/


アオウミガメが産卵にやってくる小港海岸にて
小笠原


島のイメージ画像
小笠原 



小笠原


閑人帳


● News !
 
 仙台市の日和山、日本一低い山に返り咲き

 18年近く、日本一低い山の座を天保山に明け渡していた日和山が、新測量値「3m」を表示してカムバックしました。
 4月2日、三省堂「日本山名事典」の編集者、Tさんから電話があり、「電子地図の更新版に、日和山が3mで出てるよ」と。早速、地理院の地図で検索すると下の図が・・。下には下があるもんだ(笑)。3mで「山」と認知されたらお手上げです。旧来の標高は6mでしたが、3・11の大津波で盛り土の山は平らになってしまい、位置さえ分からないありさまでした。新しい標高3mは「ただの地面」の数値と思われます。


物理的には消滅したけれど、山の名前は地理院が独断で削除できず、地元自治体の了解が要ります。お役所(この場合、仙台市及び宮城野区)が削除不同意とすれば、地図に名前は残ります。そして、元の山頂の高さを測れば3mだった。これで一件落着になったと察します。(他にも事情があったかもしれない)天保山の場合は、役所が削除に同意して、一旦地図から消されたものを住民の請願で復活した、といういきさつがありました。


日和山は天保山にトップを奪われて仕方なく「元祖・日本一低い山」をうたってきましたが、今般、18年ぶりに復帰しました。地元の人には明るいニュースで、この先、復興事業が一段落し、暮らしが少し落ち着いたら、平らな山頂をなんとか山らしくデザインして大いに宣伝していただきたいと思います。登山者も地元の人も、遊び心を発揮して「脱力登山の聖地」になれば楽しいですね。


超低山の新ランキングはこうなるはずです。
(国土地理院作成の地図に名前と標高が記載されてる山)

一位・・日和山(3m)宮城県仙台市
二位・・天保山(4,5m)大阪市港区
三位・・弁天山(6m)徳島市(自然の山では日本最低)
四位・・蘇鉄山(7m)堺市(一等三角点を有する山では日本最低)

以下略。ぜんぶ登っても20m余、山は低いが電車チンが高い。


最新の電子地図 宮城県「塩竃」図
http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse4/index.html#zoom=15&lat=38.25635&lon=141.01215&layers=BTTT

日和り山




昨年夏の日和山山頂風景(HP「ミーハー登山隊が行く」加藤隊長撮影)
http://home.k00.itscom.net/tozan/kiroku13/130619.htm
日和り山



1997年、日和山トップ転落を報じる「河北新報」紙の記事
日和り山 




「元祖 日本一低い山」と看板を書き換えた。
日和り山 


犬町・猫町情報


private

●4月例会レポート

嵐吹く 三室の山のさくら花・・・  ~担当 YTさん~

 少々怪しい天気でしたが、雨具持参で実施。近鉄竜田川駅で集合して竜田川沿いに下り、奈良県立竜田川公園へ。平安時代から紅葉の名所として知られたところで、能院法師の「嵐吹く 三室の山のもみじ葉は 竜田の川の錦なりけり」が歌われたところ。


強風が吹き抜ける山頂の四阿(あずまや)で早めの昼食、今日も美味しいお酒がたっぷり供されて、ご機嫌の花見ランチとなりました。帰りは、ナシ畑や田んぼの中の道をたどってJR法隆寺駅へ。


花びらを敷き詰めた遊歩道をゆく
三室山 


花の帽子をかぶったような三室山を背景に記念撮影
三室山 


左の在原業平の歌は、現地の風景を見て詠んだのではなく、竜田川風景を描いた屏風を眺めて歌にしたと、何かの本で読んだことがある。
三室山 


三室山は標高82mで奈良県の最低峰。しかし、眺めはよい。
三室山 


麓から見上げると、全山花まみれの風景に見える。
三室山
  



近くの果樹園ではナシの花が満開でした。
三室山 


遠ざかる三室山を振り返って・・パチリ。
三室山 




大阪日暮綴



●阪急淡路駅前が大変身中

 阪急沿線で駅前のゴチャゴチャ風景ナンバーワンといえば、真っ先に思いつくのが淡路駅です。十三駅西口前もひどいけど、先日、大きな火事を起こして全焼してしまい、同じ風景の再現は無理になりました。


その淡路駅の東側がえらい変わりようでまごついてしまいます。古いアーケードと商店街が9割方撤去され、しっかり残ってるのは2軒のパチンコ屋だけ。この建物が古くて醜悪なので再開発後は問題になりそう。駅前再開発の動機は街並み整備は無論ですが、京都線の立体化工事、駅舎の新築工事によるところが大きいのではと思います。


さらに、JRの「おおさか東線」の延伸工事も絡んでいます。昨年、鉄道ファンに惜しまれつつ廃止になった「赤川鉄橋の歩道橋」の北側2キロくらいに淡路駅があるわけです。
 京都線の高架工事は一部が姿を現しており、とてもノッポの駅に変身しそうです。駄目男の生きてるうちに完成するかどうか、ビミョーであります。なお、駅の西側は変化がなさそうに見えました。


消滅した商店街。白い塀の右側は新しい駅舎になるらしい。
淡路 



上の写真を反対側から見た風景。左の通行人の見えるのが古い商店街、その右側に新しいアーケードがすでに出来ている。立ち退き、移転交渉の苦労が忍ばれる。
淡路駅前 


京都線の高架化工事。敷地が狭いため、線路は2階・3階と上下に分かれる。左下、小さく人影が見えるところがJRおおさか東線の線路。
淡路
 


駅前にある喫茶店「アメリカン」 千日前通りにある「純喫茶・アメリカン」と関係があるのだろうか。新築なのに、内装はややレトロな感じで、千日前アメリカンに似た雰囲気。
淡路 

大阪日暮綴



●再現された「いちびり照明」 ~地下鉄 本町駅~

 駅の天井照明の設計に遊び心を取り入れるなんて常識ではあり得ない。しかし、本町駅通路の天井照明はどう考えても「いちびり」デザインでした。単純に蛍光灯器具を並べるのではなく、タテ書きでHOMMACHIの文字デザインにしてありました。(過去に紹介したことあり)
 しかし、昨年に天井の改修工事があり、この機に普通の設計に戻すはず・・と予想していたところ、やはりHOMMACHIとレイアウトされていました。この「いちびり」アイデア、デザイナーの発想では無く、現場工事担当者の思いつきというのが楽しい。


残念ながら、せかせか歩く歩行者はこの「いちびり」に全然気づいてくれないのですが、本町駅ホーム上の通路を歩く機会があれば、天井を見上げて確かめてみて下さい。


手前からHONMA・・・と読めます・
本町照明器具 


大阪日暮綴



●食卓のファンタジー

 3月28日にアップした記事「西条の酒蔵見学」の帰りに「ゴールド賀茂鶴」という酒を土産に買いました。最後の一杯をグラスに注いで飲もうとすると底になにやらキラリと光るものが・・・。見ると、桜の花びらの形をした金箔がふたひら沈んでるではありませんか。金箔入りの酒は昔からあるけど、わずか5ミリ角ほどのカケラをこんなにきれいに加工してるなんて・・。ほとんどの人は気づかずに呑んでしまってるでせう。なんだか勿体なくて飲む前に記念写真を撮りました。


この「ゴールド賀茂鶴 大吟醸」は年に数回、宮内庁から注文があり、皇族に愛飲する方がおられるらしい。むろん、市販品をそのまま納入しているとのことです。値段は720mlで2500円前後、とびきり高価な酒ではありません。


グラスの底に沈む金箔。この金箔の加工技術もすごいと思います。
賀茂鶴 金箔


こんな感じで撮影。レンズから金箔まで約4センチ。
賀茂鶴 金箔


読書と音楽の愉しみ



●狩野博幸著「江戸絵画の不都合な真実」を読む

 こんな地味な本、誰が読むねん、と思って手にしてみたら、いやもう十分に面白い。読んでヨカッタと得した気分にりました。
 とはいっても、絵画に興味の無い人なら一頁読んで退屈してしまうシロモノでもあります。江戸時代の著名な絵師の人物像を著者独自の観点と評価で著しており、世に流布している「定説」 にイチャモンをつけたる、という意図があります。      


まな板に載せられたのは、岩佐又兵衛、英一蝶、伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪、岸駒、葛飾北斎、東洲斎写楽、の八名。
 まず、ファンの数ではトップかもしれない伊藤若冲について、定説の人物像は「京都錦小路の青物屋の主人だったが、画業に専念するため、家督を弟にゆずって・・」です。好きな絵を描くために商売をさぼり、人付き合いもせず、とまるでお絵描きオタクみたいに言われています。


しかし、それは違うと著者は述べる。確かに商売からは手を引いたが、五十歳ごろのとき、市場の運営に関して奉行所から利権がらみの嫌がらせを受けたとき、若冲は町会の世話人として率先して難儀な交渉役を引き受けた。要するに政治的駆け引きに活動し、なんとか丸く収めることに成功した。決して毎日絵描き三昧に耽っていたのではないと。


次に曽我蕭白(しょうはく) 若冲とほぼ同時代の人でありますが、作品を見る限り、御しがたい奇人、変人では、というイメージを抱いてしまう。普通に伝統的な絵も描くが、派閥や形式にとらわれない、自由な発想で見る者の眼が点になるような作品を描いた。本当は変人ぶった教養人だったかもしれない。


上記八人の絵師のうち、存命中にうんと世間に嫌われたのが長沢芦雪と岸駒(がんく)の二人。長沢芦雪は円山応挙の高弟で腕前の達者さにおいては何の問題もないが、彼の「自慢しい」に世人は辟易したらしい。彼は絵師には珍しく武士の家系に育った。といっても大した筋ではないのに、事あれば「武士の出」をひけらかし、上から目線で物を言う。作品の出来映えとは関係ないのに「先祖は・・」といって町人に嫌われた。


岸駒はがめつさで嫌われた。依頼主が金持ちとみると法外な制作費を要求した。しかし、それでは注文が逃げてしまう。なので、上げたり下げたり、相手を見透かしては値段を変えた。このアコギな態度は当然嫌われた。優れた有名絵師ではあるが、金に汚いという評判は都で「定評」になっていたという。


かように嫌われたのだから仕事が取れず、作品が残らなかったのかと言えば無論そんなことはない。傑作がたくさん残っている。つまり、イヤミな野郎だと嫌われながら注文がとれた。描かれた作品にイヤミがあるはずもなく、立派な芸術品である。こんな伝記を知って、だから長沢芦雪の作品なんか見たくないという人はいない。人柄が良くてヘタな人の作品が淘汰されるだけのことだ。


東洲斎写楽の正体は斎藤十郎兵衛なり
 昨年9月7日、このブログで島田荘司著「写楽・閉じた国の幻」という本を紹介しました。この本では、写楽の正体はオランダ人外交官という説で謎ときを試みていました。しかし、本書で著者、狩野博幸氏は写楽は斎藤十郎兵衛なりと断定しています。他の説はゴミ扱い、江戸の文化史に精通していない作家や学者が、あーだ、こーだと自説を開陳するなんてちゃんちゃらおかしいというわけです。さよか、すんまへんな。


写楽の正体はこの男だと候補に挙げられた人物は、昭和20年以後だけでも20人を越えるそうだ。70年を経てようやく沈静化し、写楽=斎藤十郎兵衛説で落着するのか。でも、各説を唱えた人は簡単に引き下がらないでせう。あと数年はくすぶり続くかもしれない。


岩佐又兵衛の生涯も興味深い
 この人の父親が伊丹城主、荒木村重だったとは知りませんでした。信長に背いて失敗し、一家皆殺しにされるなか、かろうじて逃げ延びたものの、この惨劇が一生のトラウマになり、画面血だらけの復讐物語の絵巻物をつくる。
 又兵衛の子の一人が長谷川等伯の養子になったとか、歌舞伎、文楽でおなじみの「傾城反魂香」に出て来る「吃又」こと浮世又兵衛は彼のことだという話も興味深い。(2010年10月 筑摩書房発行)


曽我蕭白「蹴鞠寿老図」 一瞬、何を描いてるのかわからない絵に見えますが、仰向きの長頭にして禿頭を後ろから描いた絵です。今でいえば、サッカーのリフティングをやってる場面です。(左は部分拡大図)
江戸絵画 


江戸絵画