大阪日暮綴



●ロウバイの匂う頃・・・

 今の季節、植物園は一番色彩が乏しい。広い園内を探して花が見つかるのはサザンカと椿、それにロウバイくらいです。入園者も少なくて閑散としている。こんな時節に訪れる人こそ「閑人」の鑑でありませう。あと10日くらいすれば、梅がほころびはじめます。(1月31日 長居植物園)

 

ロウバイ
ロウバイ


サザンカ
サザンカ 



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閑人帳


●「週間文春」拾い読み  ~1月30日号~


日テレ 



TVは視聴率さえ高ければヨシと・・

 日テレの「明日、ママがいない」というドラマの内容が、養護施設の子供たちの心を傷つけるというので、団体や病院が抗議した。しかし、日テレは応じずにいたところ、スポンサーが続々と降りてしまうという、難儀なことになりました。


TVドラマは一切見ないので、正直、なんのこっちゃねん?の感じですが、記事の後半を読むと、日テレのホンネは、標題に書いたように、内容に問題があっても、反社会的であっても、とにかく視聴率さえ稼げたらOK、批判など気にしない。(表向きは「批判を真摯に受け止めます」てな対応はしておくけど)視聴者に批判されても、それ自体が視聴率アップに役立つので、むしろ歓迎する。


このドラマは、野島伸司という脚本家が監修するかたちで脚本ができた。彼は視聴率の取れる脚本家として人気があり、ホームドラマであっても、近親相姦や倒錯性愛、レイプといった、普通はタブーとされる話をしっかり盛り込み、刺激の強さで高い視聴率をとってきた。今回は直接の執筆者ではないけど、脚本のコンセプトは野島流で、えげつない場面をちりばめて視聴者を惹きつけるのが狙いだという。


テレビ局にとって、野島氏は頼りになる四番バッターみたいな存在なので、批判されたからといってストーリーを変えるなんてのは、四番バッターをベンチに下げるのと同じで、とてもできない。なので、日テレの社長が敢えて「ストーリーは変えない」と言明するくらいだ。


~150頁より引用~ 日テレ制作者の弁「彼は以前から書き上げた作品を「直さない」ので有名だし、彼の名前を冠においてる段階で逆らえない。でも、結局、良くも悪くも話題作になった。視聴率を考えればガッツポーズです」この騒動を受けて、業界では第二話(以後)の視聴率がどれだけ上がるかのトトカルチョが流行ってるという。(引用ここまで)


えげつない描写のせいで、子供たちが傷つく・・そんなこと、取るに足らないちっちゃい問題、それより視聴率の数字のほうがずっと大事なのだ。別に、日テレに限らず、これは業界全ての常識でありませう。


しかし、本誌の報道のあと、スポンサー8社の全てが下りてしまうという事態になっている。それでも予定通りに最後まで放送を続けるのか、それとも・・もし、日テレが折れて、内容が変えられる事態になれば、日テレの敗北であり、野島氏のプライドは大きく傷つく。あってはならない「悪例」をつくってしまうことになり、業界のピンチを招く。


視聴者の批判を恐れて平凡なドラマを連発すれば、ますます視聴者離れを起こし、これは即、スポンサー離れにつながる。頭が痛い。
 見もしないで中身を批判する資格はないけど、外側の話、日テレと視聴者との対立には興味があります。実際は、このトラブルを構成するのはテレビ局と視聴者だけでなく、スポンサーと電通(代理店)も絡む4者のせめぎ合いになり、一番ラクな立場はスポンサーです。しかし、今回のようにスポンサー契約の後で「下りる」となると広告効果はゼロになり、社内で責任問題が発生します。(支払い済みなら費用は戻らない)


自分のようなアウトサイダーは、こんなトラブル歓迎です。視聴者とスポンサーに嫌われて業界の衰退に至れば、少しは反省するでせうから。


閑人帳



●そうだったのか・・大川栄策「目ン無い千鳥」の由緒来歴

 文楽初春公演の昼の部で「傾城恋飛脚」を珍しく床本見ながら見物していると、こんな詞章が出てくる。

 「おお、ご尤もでござります。そんなら顔を見ぬように」と、そばにありあふ手ぬぐい取り、泣く泣く後ろに立ち回り「慮外ながら」とめんない千鳥。「ご不自由はあらうがかうさへすれば、傍にござっても構ひはあるまい」


ヒロイン梅川が、愛人、忠兵衛の父親、孫右衛門に目隠しして、忠兵衛の顔を見られないようにする場面。めんない=目ン無い=目隠し=盲目の意味でありました。千鳥の意味は、千鳥という鳥は足の構造から、まっすぐ安定して歩けないことから、盲目の人の危なっかしい歩き方や酔っ払いの、いわゆる「千鳥足」をあらわす。

 また、江戸時代、目隠しされた子供が、ほかの大勢の子供を捕まえる遊びのさまを「めんない千鳥」と言ったらしい。逃げる子供の様を千鳥が一斉に飛び去る様子と重ねたともいえます。めんない千鳥の意味、これで納得です。


文楽



大川栄策がヒットさせた「目ン無い千鳥」のルーツは?

 たまたま、文楽のワンシーンで知った「めんない千鳥」歌謡曲ではどう使われているのかと調べました。歌詞の一番は・・


目ン無い千鳥の高島田

見えぬ鏡にいたわしや

曇る今宵の金屏風

誰のとがやら罪じゃやら  (以下略)


目ン無い千鳥の高島田・・とは盲目の花嫁のこと。では、この歌詞は何を元につくられたのか。答えは、小島政二郎の小説「新妻鏡」でした。梗概を読むと、まあ、メロドラマ、薄幸の女性の運命転々物語りであります。1940年(昭和15年)に山田五十鈴主演で映画化されて、そこそこ人気があったらしい。(下に紹介のURLで一部が見られます)


この映画では主題歌がなぜか「新妻鏡」と「目ン無い千鳥」の二つ作られ、結局、目ン無いのほうがヒットした。作詞はサトウハチロー、作曲は古賀政男というゴールデンコンビ。歌手は霧島昇と松原操。いやはや、オールドファンには懐かしい名前です。
 では「目ン無い千鳥」のフレーズはサトウハチローのアイデアだったのか。歌詞に「盲目の花嫁」なんてのは使えないから、あれこれ思案して、頭の片隅に記憶していた昔の言葉「目ン無い千鳥」を引っ張り出してきたのかもしれない。これなら露骨な差別感もないし、語感が良い。第一、とても覚えやすい。さらに、古賀政男のメロディがぴったりはまっている。本当はとても悲しい歌なのに、盲目を目ン無い千鳥に置き換えるだけで、暗さや悲壮感を誤魔化してしまった感があります。


戦後になって、1965年に島倉千代子が吹き込み再発売。さらに、1969年、大川栄策が歌うと大ヒットしました。この時点で映画化から30年、現在では70年経ってるので、歌のルーツがなんだったのか知らない人が多いのは仕方ない。目ン無い千鳥は大川栄策のオリジナル、持ち歌だと思ってる人も多いでせう。まして、江戸時代の子供のあそびの名称だったなんて想像外であります。まこと、閑人帳にふさわしいヒマネタの一席でありました。


映画「新妻鏡」から
http://www.youtube.com/watch?v=RZwjd83r6qo


大川栄策の「目ン無い千鳥」
http://www.uta-net.com/movie/43615/


読書と音楽の愉しみ



●百田尚樹著「至高の音楽 ~クラシック永遠の名曲~」を読む

 映画「永遠の0」鑑賞の帰り道に原作者、百田尚樹の本を2冊購入。本書と、もう一冊は「モンスター」

 著者は、レコードやCDの蒐集が2万枚を超えるという音楽マニア。原稿を書くときはBGMとして常に音楽を鳴らせている。「永遠の0」の感動シーンではマスカーニの「カヴァレリア ルスティカーナ」間奏曲をかけ、キーボードに涙をポタポタ落としながら執筆したという(ホンマか?)


本書では百田流名曲セレクションとして26曲を選び、解説や自分なりの思い入れを短く書いている。誰でも知っている「運命」や「第九」も入っているが、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」とかラヴェルの「夜のガスパール」といった、ややなじみの薄い名曲もある。(付録に26曲のサワリが聴けるCDがついています。2013年12月 PHP研究所発行)


至高の名曲 


駄目男選「あの世でも聴きたい名曲CDベスト10」
 そこで、駄目男も思いつきました。百田センセイより余命が短いことから「あの世でも聴きたい名曲CDベスト10」を選びました。もっとも、あの世が極楽ならいいけど、ウン悪く地獄行きならCD持ち込み禁止、24時間労働になるやも知れず、名曲鑑賞どころではないでせう。


 1・バッハ「無伴奏ヴァイオリン パルティータ」
 2・バッハ「ゴルトベルグ変奏曲」
 3・モーツアルト「弦楽五重奏曲 ト短調 K516」
        モーツアルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
 4・ベートーベン「交響曲第三番」
 5・ブラームス「交響曲第四番」
 6・ベルリオーズ「幻想交響曲」
 7・ブルックナー「交響曲第八番」
 8・ブルックナー「交響曲第九番」
 9・マーラー「交響曲第二番 復活」
10・シベリウス「交響曲第二番」


2014年1月現在で選んだら、こんなもんですか。交響曲が多くて重苦しい感じがします。ま、来年になったら3割くらい入れ替わったりして。百田センセイの選曲と重なっているのは、バッハのゴルトベルク、ベートーベンの3番、ベルリオーズの幻想、ブルックナーの8番、と4曲もあります。好みが似ているのか。ブラームスは、一番か四番か、迷いましたが、知名度は低いけど、思い入れの強い四番を選びました。



旅立ちの音楽はこれ!
あの世で聴きたい名曲は以上の通りですが、あの世へ行くときの、旅立ちの音楽として、ぜひ聴いてほしいのが,モーツアルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」です。短ければ2分30秒、長くても4分くらいの演奏時間。短いけれど、よくぞこんなに美しいメロディが書けたもんだと感心する、駄目男推薦「至高の音楽」です。

日頃、神も仏もあるもんかと、信仰心ゼロで暮らしてる人も、思わずしんみりしてしまいます。心が清められる音楽。キリスト云々はさておいて、世界中の人の魂を魅了できる名曲です。この曲を聴きながら息を引き取る・・を想像してみて下さい。最高のラストシーンだと思いますよ。


■歌詞はこのように訳されています。

めでたし、まことの御体、
処女マリアより生まれた方。
あなたは本当に苦しみを受け、犠牲となられた。
十字架のうえにて、人のために。
あなたの脇腹は刺し貫かれ、
 水と血が流れいでた。
私たちの先駆けとなってください。
死の試練の時に。 


■聴いてみたい人はこちらでどうぞ。(拍手が邪魔です)
http://www.youtube.com/watch?v=NIIwWaI6yNg


■このアカペラもすばらしい
http://www.youtube.com/watch?v=pLJXJCmrzQE



■少年合唱団が歌えば・・
http://www.youtube.com/watch?v=BGv7aveIEf4 



閑人帳



●育つかな?・・ユーカリ  ~半畳雑木林~

 去年の夏、長居植物園でようやく探したユーカリの種。普通、春先に種をまくところ、ダメモトで9月末に蒔いたところ、10日ほどで発芽しました。しかし、弱い芽が生長するときが寒い冬になるので、どうなるのかと観察したところ、一番寒い今でも枯れる様子はない。もうちょっとガマンすれば春到来、室内に入れずにこのままベランダで耐えていただきます。


昨年の発芽のようす
ユーカリ


約4ヶ月たった現在の姿
ユーカリ



この木の下で種を拾いました。
ユーカリ

大阪日暮綴



●ガメラシュミルコが二連覇・・大阪国際女子マラソン

 寒風ものかわ、長居陸上競技場へ駆けつけて・・実は買い物の帰りに寄り道してゴールシーンを見物。残念ながら、今年もウクライナのお姉さんがトップをさらい、期待された赤羽有紀子は2位に終わりました。
 だれがトップであれ、場外からトラックへ入ってきた瞬間は感動します。二番手との差が大きいときは、感動的+孤独感も強い。無人のトラックを一人旅してるって感じ。しかし、ゴールテープを切れば,一転歓呼の中のヒロインに。


ゴールテープを張って迎えてくれるのは8位までです。8位のランナーがゴールインすると、テープ係のおねえさんは、そそくさとテープを片付けてしまい、9位のランナーは単なるゴール通過人。この格差感、現場で観ると切ないくらいです。でも、勝負の世界だ、しゃーないか。(1月26日)


トップ、ガメラシュミルコのゴール
女子マラソン


2位、赤羽有紀子のゴール。このレースで引退するらしい。
女子


9位のゴール。テープは片付けてしまってます

女子 


寒いのに大勢の見物人で賑わいました。
女子

犬町・猫町情報



private


             2月号表紙 by ぽんさん


ダイソー 


           椿赤く 思うこと多し (山頭火)


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●2月ミニ例会 ご案内

タウンウオーク「ハルカスまでアルカス」 ~NO,1~

 昨年は天満宮で盆梅展を見物して、天神橋筋商店街を散歩しました。今回は大川の南側、土佐堀通りから難波まで歩き、次回にあべの「ハルカス」へゴールインします。2回分で全長7キロ、この中で、本町から難波を経て新世界ジャンジャン横丁までは商店街が連なっており、延べ距離は4,5キロ、連結型では日本一長い商店街になります。(天神橋筋商店街は単独型で日本一長い商店街)

 今回は、100円ショップの巨大店「ダイソー」心斎橋店でのショッピングも楽しんでいただきます。徒歩約3キロ。


■実施・・・2月11日(祝日)   雨天の場合、16日(日)に延期
■集合・・・午前11時00分 地下鉄淀屋橋駅 北改札口

コース・・淀屋橋駅~愛珠幼稚園前~三休橋筋~本町通り~船場心斎橋筋商店街~心斎橋北商店街~ダイソー(ショッピング)~長堀通り(トイレ休憩)~心斎橋筋商店街~道頓堀~法善寺横丁~千日前~なんば(13:30頃解散)

 
昼食・・・解散後、希望者は「ミュンヘン」で食事します。13:30~15:00。
      当日は月イチのサービスデーで、ビールが250円で飲めます。

その他・・買い物等での途中リタイアOKです。
      なんば~ハルカスの歩行は4月以降になります。

■申込み・・「ミュンヘン」昼食希望の方はお知らせ下さい。
               (〆切り2月8日夜まで)


大創心斎橋店
ダイソー 

閑人帳



●映画「永遠の0」鑑賞

 上映開始一ヶ月後の平日の午後、チケット売り場に行くと「満席です」やて。あちゃ~~、そんなアホな。好評だとは知っていたが、平日で満席とは。なので、明くる日の同タイムの切符を買ってすごすご帰りました。満員で映画を見損なったなんて初経験かもしれない。
 なんでこんなに人気なのか、よくわからない。自分の動機は、長編の原作を読むより、映画のほうが手っ取り早いからという、手抜き鑑賞を選んだだけです。昨年の「風立ちぬ」に続いて零戦をテーマにした映画が大当たり。両方観た人、ン百万人にのぼるのではと察します。


■映画のストーリーはこちら・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B8%E9%81%A0%E3%81%AE0



永遠のゼロ



さて、気になるのは、零戦の空中戦などでの特撮、CG技術です。先日「ゼロ・グラビティ」という、ハリウッド製のとても優れた特撮作品を見たので、つい比較してしまいます。結果は・・まずまず、良く出来た方だと思います。少ない予算でめいっぱい本物らしく見せる。この技術はなかなかのものです。


しかし、空中戦のシーンは紙飛行機が舞うような軽快さ=軽薄さで頂けない。操縦席をアップで映す場面では機体が全く揺れないのもウソっぽい。エンジン音に抑揚がないのもいけません。駄目男は、高校生くらいまでに、米軍が制作した記録映画をいっぱい観ているので、たとえば、戦闘機が編隊を組んだまま急降下するときのスピード感やすごいエンジン音を覚えています。なので、イチャモンつければキリがないけど、まあ及第点でせう。こんなアラ探しができるのは戦前生まれのオジンだけです。


物語自体は反戦を訴えてるというのでもなく、戦争を肯定、美化しているのでもない。しかし、零戦が登場する感動ドラマという仕立てはサヨクの皆さんには気に入らないらしい。同じく零戦を登場させたアニメ「風たちぬ」の宮崎駿氏は、この「永遠の0」をボロクソにけなし、井筒和幸監督は「見たことを記憶から消したくなった」と酷評している。お二人とも思想やゲージツの問題より、単に同業者の大ヒットをねたんでるだけでは、と思いますが、これも偏見でせうか。


原作者の百田尚樹氏は朝日新聞に「右傾エンタメ」「愛国エンタメ」と評されて怒ってるらしいけど、少なくとも「左傾」ではないですね。
 その左傾朝日新聞が、実はこの映画の「製作委員会」に名を連ねています。これって、どう説明するのか。ゼニもうけのためなら思想信条は二の次にしてもよいということか。このようなご都合主義を「朝日のダブルスタンダード」と言います。しっかりしーや、朝日はん。


百田氏の略歴を読むと、はじめから作家だったのではなく、テレビ局傘下の構成作家で「探偵 ナイトスクープ」などの企画を担当していた。物書きとしてはB級に甘んじていたわけですが、2006年に「永遠の0」を発表、以後、ヒット作を連発して、今や安倍総理のお友達?とか。下積みに甘んじず「中年よ 大志を抱け」ってことですな。 
 ちなみに、百田氏は宮崎駿氏の「風立ちぬ」を賞賛している。


参考情報・・・・
http://www.j-cast.com/2014/01/21194669.html
http://www.j-cast.com/2013/09/26184772.html?p=all
http://www.toho.co.jp/lineup/eienno-zero/credit.html


犬町・猫町情報


●Norakurokai Jazz Night  レポート

 1月19日、道頓堀ホテルで遅ればせの新年会。今回は鈴木雅之氏のトリオと山下みさこさんのヴォーカルで賑やかに jazz night を企画しました。中華料理とジャズ・・なんかミスマッチでありますが、予算と会場条件の両方を満たすところが無くて、あれこれ探した末に、ここに決めました。曲目は「A列車で行こう」「You'd be so nice to come home to」「テネシーワルツ」「フライミートゥザムーン」など、おなじみのもの。


アトラクション付きの宴会は三度目で、最初は舞妓さんサプライズ出現の2001年忘年会、二回目は茶木みやこさんの歌とギター、2005年の忘年会でした。 普通の同好会ではあり得ないこの企画は、20世紀末に積み立てた埋蔵金のおかげです。 (参加29人)


ジャズ


ジャズナイト 


小野リサが歌う「フライミートゥザムーン」
http://www.youtube.com/watch?v=cNIxl5AIcj4


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2001年のサプライズ忘年会
ジャズ 


ジャズ


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■2月 ミニ例会は2月11日(祝)の予定です。

閑人帳



●イオンのレジ袋有料化、二ヶ月余で無料化に逆戻りの怪


この画像は1月21日現在掲載されてるけど・・近所の店では無料に逆戻り。
http://www.aeonretail.jp/campaign/shoppingbag/


イオン 




■プチ・ケチ研究の失敗例か?
 近所のグルメシティ(イオン系列)では昨年11月からレジ袋が有料になりました。大が5円、小が3円。なので、マイバッグ持参の人が多くなりました。ま、しゃーないか、と思いつつ、引っかかることあり。


無料のレジ袋は透明だったので、生ゴミ用、その他のゴミ袋として再利用できます。しかし、有料の袋は材質が「植物系」とかで、それはいいけど不透明です。大阪市のゴミ捨てのルールは、透明、又は半透明の袋を使うこととなっているので、生活ゴミの処分に使えない。つまり、ゴミ用に透明のポリ袋を買わねばならない。だったら、ポリ袋の削減はできないことになります。(ゴミ捨てに黒色とか不透明の袋の利用が出来る自治体が大半なら別ですが、そうとは思えない)


■納得できますか
有料でレジ袋を買った人も、マイバッグ持参で買わなかった人も、透明のポリ袋を別に買わなければならない・・では、なんのためのレジ袋削減運動なのか。


 プチ以下のミクロな銭勘定ですが、無料レジ袋廃止でスーパーは潤うが、消費者はヘタすればダブル(有料袋代金と別に買うポリ袋代金)で支出が増えるわけです。マイバッグ利用の人も同じ店でゴミ用ポリ袋を買えば、スーパーはコストが下がるうえに袋代金の売上げが増える。これって、エコロジーに貢献するのでせうか。


■『イオンの馬鹿』なんちゃって
 いわずもがな、ロシアの物語「イワンの馬鹿」のモジリであります。2日前、買い物に行ったら、レジのおばさん、小声で「今日から、また無料になりましてん」と。数日前まで「環境問題なんたらかんたらでレジ袋無料サービスは廃止しました」と終日エンドレスにアナウンスしていたのに。しっかりしーや、イオンはん。


なぜ無料に逆戻りしたのか。おそらく本当のワケは説明しないと思います。・・ので、駄目男が成り代わって、ええ加減に言い訳しますと


・マイバッグ利用者の増加で万引きが増えた。
・不透明の新有料袋が不人気。
・環境問題云々の大義名分が理解されない。
・近隣の他業者が無料サービスを続けている。


ほかにもワケありでせうが、全国の消費者に大々的に訴えておきながら、三月もしないうちに「あかんかった~」ではぶっさいく過ぎます。
 再登場の無料透明袋は当然、在庫が少ないはずです。無くなったらどうするか。新しい不透明の袋を無料で渡すのか、それとも、使いやすい透明袋を再度量産するのか。もし、後者なら、イオンは「環境問題云々」でウソをついたことになります。さりとて、新しい植物性原料の袋のコストがポリ袋より高かったら、無料で渡すと辛いことになります。


ちょっと待て、駄目男の利用する店は客の奪い合いのすごい激戦区なので、もしや、店長独自の判断で1店だけチェンジしたかもしれない。で、おばさんに「この店だけ?」と訊いたら「いや、全部です」という返事でした。ふ~ん。しかし、売上げ日本一のイオンが、こんなしょーもないチョンボをするだろうか。


消費者個人にとってはプチ・ケチの問題、しかし、イオンにとってはプチでは済みません。本当に全国規模で無料化に逆戻りなら、担当役員の左遷、降格ありかな、と思います。有料袋を透明の製品にしておけばすんなり浸透したのになあ・・ぐぬぬ。さらに、何億枚というオーダーで準備した「環境にやさしい有料袋」の運命やいかに。

 結局、無料化へ逆戻りは、他店との激戦区限定になるのではと推測します。田舎の地域独占店で逆戻りするのは、それこそ「大義」がない。

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西宮市役所ではグルメシティの「レジ袋有料化」に協賛するかたちで,キャンペーンのようすをHPで紹介しています。・・なのに、早々と中止ではカッコわるすぎます。

http://www.nishi.or.jp/contents/00026243000300024.html


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注)1月21日時点の情報で書いていますので、正確な事は不明です。

(注)数年前に書いたような気がするけど、ポリ袋の材料、ポリオフレインは石油精製で出る副生成品で、袋生産のために原材料(石油)を手当しているのではない。生産を止めても石油の節約にはならない。

読書と音楽の愉しみ

 

●奥田実紀著「タータン・チェックの歴史」を読む


図書館の新刊書の棚で見つけて拝借。ファッション関連の解説書であります。スコットランドの風景や服飾の写真が多くて、なかなか楽しい読み物です。


■お洒落なデザインの裏に暗い過去
 タータンチェックは、いわば地場産業のひとつで、なんとなく中世以後に生まれた織物という気がしますが、実は2000年前の現地の発掘物にこの格子柄が見つかっており、日本でいえば、弥生時代に生まれた、とても古い文化です。シンプルに見える格子柄が連綿と続き、現代のファッションやインテリアにも普通に使われていて、古くささを感じさせないこと、ご承知のとおりです。これくらい息の長い柄(デザイン)は他にないのでは、と思います。


しかし、平穏に連綿と継承されたのではなかった。イギリスは北と南で文化が異なり、常に南のイングランドが北のスコットランドを圧迫、いじめてきた。戦争と和解を何度も繰り返し、犠牲者の山を築いて現代に至るが、モメごとが無くなったわけではないそうだ。


■デザインは登録制になっている
 カタイ話はさておき、タータンの柄が登録制だとは知りませんでした。誰もが自由にデザインして商品化できるのではなく、あらかたデザインを登記するそうです。和装の留柄(留型)と同じように、他者が勝手にマネできないという保護システムになっている。まあ、中国人などは知らん顔するでしょうけど。


というわけで、日本でもオリジナルデザインを登録している団体があり、三越や伊勢丹なども登録、英国関係の催事で使っている。世界中で数千のデザインが登記済みだそうです。なにげに見ている格子柄も、歴史やこだわりがあるということです。
 スコットランドでは氏族ごとにデザインが決められ、日本の「家紋」と同じような感覚で由緒来歴を象徴的に表現しています。


■キルトを着用するときはパンツをはかない!?
 スコットランドのファッションといえば「キルト」。一枚の大きな布を身体に巻き付ける感じでまとう、独自のデザインです。どうしてまとうかは下のイラストをご覧下さい。床に広げた布に座り込んで巻き付けるなんて、えらく難しそうに思うけど、毎日繰り返していたら苦にならないのか。しかし、洗濯はどうするのか?・・センサクしないでおきませう。

 一枚布の様式は、上体部でかさばる、重いなどの理由でリ・デザインされ、現在は上部と下部(キルト=スカート部)に分かれたツーピースタイプが普及しているそうです。そして男性が着用するときはパンツをはかない。ホンマか?と疑いますが、81頁にホンマや、と書いてあります。「真のスコットランド男は下着ナシ」が常識だそう。真の日本男児はふんどし締めてがフォーマル、というのに似ています。(法律で禁止されているのではない)
 公式行事などではバグパイプを演奏しながらの行進場面とかありますが、誇り高きおじさんたちはみんなノーパンで・・ホンマかなあ。(013年11月 河出書房新社発行)


(注)タータンチェックは和製英語。諸外国では「タータン」のみで通じる。

  

             大きな一枚布に座り込んで腰に巻き付ける。

タータン 


女性ファッションでのタータン

タータン 



キルト無題


タータン 


閑人帳



●猪瀬さんのほうがマシ?・・都知事候補のお粗末ぶり

 結局、細川さんと桝添さんの一騎打ちになりそうな都知事選挙。東京の有権者はうんざり感が満タンでせう。ゆえに、投票率がガタ落ちになるのではと懸念されます。もし、投票率が50%で、200万票そこそこでトップになったら、そんなの都民の信任を得たと言えるのだろうか。


細川さんの「公約発表」が告示日前日になるなんて、選挙民をバカにしてる。原発反対以外、なんのポリシーも用意せずにしゃしゃり出たとしか思えない。もし当選しても、過去と同様、行き詰まって途中で投げ出す(辞職)する可能性5割、と勝手に推測します。


だったら、桝添さんのほうが良いか。この人は人望なさ過ぎ。有権者において、好感と嫌悪感、どちらが多いかとなれば、嫌悪感のほうが7:3で多そう。(駄目男の想像です)ネクラのイメージがつきまとって、オリンピックのムードと合わないのも損。週刊誌に「実姉が生活保護を受けている」「 結婚3回、離婚2回、子供2人に愛人の子3人、現在「隠し子、養育費裁判」係争中 」なんて書かれたのも足を引っ張ります。こんな男で委員会?


お二人とも、キャリアは一流なのに、猪瀬さんよりは余程優れていると思えないところが悲しい。細川、桝添、宇都宮、田母神、中松・・誰を選んでも、東京が、日本が暗くなる予感。猪瀬のほうがマシだったと言われかねない。


なので、早くもヤケクソになってる人も多数です。下の表は、ラジオNIKKEI が聴取者に行ったアンケート調査の数字です。(対象は全国なので都民の反応ではありません)


引用元
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/photos/20140118/plt1401181451004-p2.htm




 都知事選挙で誰を支持しますか?
ラジオ日経  


閑人帳



●映画「ゼロ グラビティ」鑑賞

 この映画を観た人、100人中99人は、宇宙なんぞに絶対行きたくない。タダでもイヤ、とキッパリ言うと思いますね。(一人はタダなら行くと)
 私たちが今まで知らされてきた宇宙の光景は、眼下に見下ろす地球の美しさや満点に浮かぶ星の輝き・・といった素晴らしい空間のイメージばかりでした。それは事実だとしても宇宙空間の一面でしかない。


この映画はそんな甘い想像をぶっ飛ばして、全91分間、恐怖だけ味わせてくれる、オソロシイ作品です。意図的に破壊した人工衛星のパーツが時速32000キロで宇宙船に衝突、大破した。船内の乗組員は即死、宇宙船は操縦不能、地球との通信途絶・・たまたま船外活動していた二人は暗黒の空間においてけぼりに・・えらいこっちゃ~、であります。


カメラワークが上手いなあと思ったのは、二人の飛行士の行動を映しながら、観客をあたかも三人目の飛行士と錯覚させるようなフレームにしていることです。船体や飛散するパーツが観客に当たりそうになる。3Dだから、その辺は巧妙にデザインされていて、自分も宇宙に放り出されたような恐怖感に襲われる。


それにしても、特撮やCGの達者なこと、感心します。これはハリウッドでしか作れないのではないか。殆どが船内、船外を遊泳する場面ですが、一体、どうして撮影したのか、くやしいけどワカラン。メカの作り込みの懲りようも尋常ではない。インチキ技術の寄せ集めで、よくもこれだけリアリティを出せたもんだと感心します。


・・と、褒めながら、アラ探しもしておりまして、例えば、宇宙ゴミが猛スピードで宇宙船に衝突、破壊する場面、真空の宇宙では音がしないはずなのに、ガガーンと衝突音が入る。この音を入れるか、入れないか、もめたかも知れないが、無音ではマズイとなったのでせうね。
 後半になるとご都合主義が盛りだくさんで、だんだんシラけて来ます。二人とも死んでしまうのはハリウッド作品らしくないので、一人を生還させるためにテキトーな運びになるのが残念ですが、まあ、ええか。


昔々、「2001年宇宙の旅」という傑作を観たのを思い出しました。そう、この映画でも人間が宇宙へ放り出される「事件」があった。その原因が高度に発達したコンピュータが人間みたいな感情をもち、人間の言うことにムカついて・・殺人に至る。記憶違いでなければこんなエピソードだったと思います。


この映画の何がスゴイかと言えば、その「先見の明」です。公開された1968年といえば今から45年も前、日本では、ようやく電卓が普及した時代で、アップルもウインドウズもなかったはず。(あった?)計算機はIBM独占の時代だったかも。そんな時代にコンピュータが発達しすぎたらこうなる、と予言していた。未だに傑作と言われる由縁です。


音楽に、リヒャルト・シュトラウスの「ツアラトストラ かく語りき」を使ったのも尋常で無い発想。さらに、ラストシーンが見事にちんぷんかんぷんで、な、なんやねん、この結末は、と憮然たる思いで館を出たものです。嗚呼、なつかしい。(1月17日 アポロシネマ)


ゼロ グラビティ
ゼログラビティ


CM動画
http://www.youtube.com/watch?v=q6_g2dCfhfw&list=PLizFMbnOjAaXqTL_EKmLQLhNCydq6NDzA


閑人帳



●まだまだ、三太郎


 昭和時代の終わりごろまでは普通にあったサラリーマン気質の一端。終生、大企業で無難に宮仕えをまっとうした人の心情としてはごく自然な振る舞いだったのかもしれない。三太郎は同情の涙をまき散らしてるけど、こんな輩、サラリーマンとしては正しく「丸出駄目男」の類いです。

三


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ブラウン管テレビの時代は、14型が小型、17型が標準、28型は大型で大型は並のサラリーマンには買えなかったと思う。それが今では、26型までは小型、32~47型が標準、55型以上が大型になっている。隔世の感あり、ですね。かくいう駄目男は、1年半前まで14型の箱形TVを見てました。

三


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平成元年1月9日の作品。40歳以下の人は「なんのこと?」といぶかるかもしれない漫画。昭和天皇が最後に口にしたのが「葛湯」だった。 何でも食べられる常人なら、わざわざ「美味しい」というはずのない葛湯に満足された天皇の心情をおもんばかっての皇居参拝でありませう。テーブルの左手前の瓶は何が入ってるのかな。


三


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大傑作。これを見て笑えない人は重度の認知症でありませう。面白いのはワインの値段。漫画は昭和55年(1980)の作品で、高級品、シャトー・ベルタンが6000円、西村さんがくれた,上等でなさそうなものが2000円。30年前のワインが如何に贅沢品であったか、びっくりします。

 同じブランド、今ならいくらで買えるのか「楽天」の通販価格を調べると、なんと1500円で買えるのです。しかも、漫画より熟成期間の長い上等品。(売り切れてますけど) 西村さんからの2000円ワイン、今なら1000円以下で買えること,間違いなしです。


90年代以後、国のGDPや個人所得が全然伸びないのに、生活の窮乏感がさほどひどく無いのは、部分的であっても物価の大幅な下落があるからで、電化製品、衣料品、嗜好品などが激安になり、家計の安定に寄与しています。


■シャトーベルタンの通販価格
http://item.rakuten.co.jp/wineuki/0101011001151/


三  


1500円で買える、シャトーベルタン(96年モノ)
シャトーベルタン


画像引用元
http://www.j-cast.com/




プチ・ケチの研究



●マルビの味方・・二度食べられる「豆苗」

 昨年12月30日に紹介した豆苗、根を捨てずに水に浸しておくと、再び成長して元のボリュウムの3~4割くらいになります。100円で買ったとすると、実質60~70円になる計算。成長には早くて数日かかるけど、なんか得した気分です。では、三度目も?と欲が出ますが、根の栄養分が無くなっていてアウトだそうです。


これは消費者にはメリットになるが、水分を含んだ根ごと販売するのは物流の点でデメリットになります。かさばる、重くなる、のがいけない。また、消費者の生ゴミ処分においても、水分たっぷりの、とても燃えにくいゴミになるので問題ありです。
 メーカーでは、食べる部分だけカットしてパックする商品も売りはじめたらしいけど、賞味期限が短いという難点がある。あれこれ全て満点の食材開発って難しいものです。


再成長した豆苗 
豆苗

読書と音楽の愉しみ


●近藤誠「がんもどき論」に対する反論

 前回に紹介した本は一般読者向けに書かれた本で、誰が読んでも内容はほぼ理解できます。しかし、専門家はこのわかりやすい記述こそ近藤流インチキ学説で「学問もどき」だとバッサリ切り捨てています。いや、この表現も面白い。


やはり、近藤氏は医学界の「目の上のたんこぶ」目障りな邪魔者と見られているらしい。前にも書いたが、それでは、近藤氏はなぜ所属する慶応大学から追放されないのか。慶応だけでなく、がん医療学会全体で学問上問題有りと糾弾してもよいのではないか。


反論はShoというニックネームの腫瘍内科医がブログに書いています。近藤氏との論争テーマは、2011年2月号の「文藝春秋」誌と同1月27日号の「週間文春」誌。ここで述べた近藤氏の持論への反論です。
 全部読めば、相当な長文で、しかも専門用語やグラフがでてくるから、せいぜい半分くらいしか理解できない。(著者は一般人向けに書いているつもりですが・・)


具体的にどう反論しているのか、書こうとしても情報量が多すぎてまとめられない。書いても、誰も読んでくれないだろうし。ヘタすると間違った内容になるのでパスします。興味ある人は読んでみて下さい。
 Sho氏は内科医なので、近藤氏の「抗がん剤は効かない」説でアタマに来ているとみえ、あんなの「学問もどき」と揶揄しているものの、反論で一所懸命に説明するほど素人にわかりにくくなる。この辺が難しいところです。ただ、近藤氏の「抗がん剤は全部毒、無駄」の単純明快さに比べ、「抗がん剤は有効」の説明がどれだけ難しいかは素人でも察しがつきます。


ほんわかした感想をいえば、抗がん剤は有効であるのが事実だとしても、それを身内や学会だけの情報として共有しては、患者は蚊帳の外に置かれたままです。ほとんどの場合、自らがん患者になって始めて薬の名を知るのではないか。医師の説明に納得できればそれでいいのかも知れないが、きつい副作用を考えると、不安が無いとは思えない。


抗がん剤情報を身内情報にとどめず、もう少し世間に広報してほしい。「現在、有効とされる抗がん剤の仕様や価格、保険が使える、使えない、今、開発中の新薬情報」などを厚生労働省で公開したら、少しは知識が広まる気がします。(ネットで探せばあるかもしれない)例えば、年に一回、新聞の全面広告で一覧表を示すとか。知ってる名前の薬を処方されるだけでも安堵すると思います。理想を言うなら、風邪には葛根湯、腹痛には正露丸みたいな「定番抗がん剤」が使える時代が来てほしい。


参考ブログ「がん治療の虚実」
http://ameblo.jp/miyazakigkkb/theme-10030731337.html

http://ameblo.jp/miyazakigkkb/theme3-10030731337.html#main

読書と音楽の愉しみ



●近藤誠著「がんもどき」で早死にする人
     「本物のがん」で長生きする人  を読む

この本を読む動機は、下の宣伝文句に釣られたから。
 

「がんもどき」で早死にする人の養生訓

メタボと言われれば、ダイエットに励み
高血圧、高血糖と言われれば 薬を欠かさず

寒いときも野菜ジュースを飲み
みんなにマジメと言われ
がんになったらとことん闘いぬく
そういうふうに、わたしは生きたい


「本物のがん」で長生きする人の養生訓

毎日好きなものを食べ
酒も甘味も楽しみ
カロリーや血圧を
細かく勘定しないで

いよいよのときは
ありがとうと笑い
そういうふうにわたしは死にたい


(注)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
がんもどき=・自己増殖する ・転移しない ・自然消滅もある。
本物のがん=自己増殖する ・転移する ・完治はほぼ不可能

この文句。宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」のモジリです。
 がんに関する知見がかいもく無い駄目男は、がんもどきって、おでんの具材みたいやなと、しょーもない想像してしまいますが、他人事みたいに言ってる場合じゃない。統計上、日本人は3人に一人ががんに生命を奪われている。なのに、自分は余りに無知すぎる。で、大枚1000円を投資して本書を買ったのであります。


自分と同じくらいに無知な人は、この本を読んで困惑するのではと思います。著者はがん治療についての世間の常識に堂々と楯突いてる。常識が間違ってるのだと断言している。がん医療界におけるアンチ派、アウトサイダーです。以下、駄目男の感想を交えた内容紹介です。


■がん検診は受けるな
 早期発見、早期治療こそがん治療の基本と唱えられて、行政から企業まで「がん検診」が大いに普及しました。おかげで早期発見がすごく増えた。そして早期治療すればがんは治り、がんで死ぬ人は減るはずです。
しかし、実際は減るどころか、増えています。早期発見に何ほどの意味もない。患者が増え、死者も増え、では何のための早期発見、治療なのか。


この現実に対する著者の考えを要約すると・・・
1・技術の進歩でがんの発見がしやすくなった。しかし、本物以外の、ニセモノのがんもどき(悪性で無い腫瘍)もがんと診断されやすい。
2・がんが命を奪う前に、治療行為(手術・抗がん剤)が死を招く。


ゆえに、短絡した言い方ですが
・がん検診を受けると、悪性で無い「がんもどき」を発見、治療するリスクがある。だったら、検診自体をパスした方が良い。
・高齢者の場合。本物のがんとわかったら、治療による苦痛、再発の不安にさいなまれるくらいなら、「がん死」を受け入れて、痛みのケアだけを十分に施し、少しでも普通の暮らしを長く維持して、最後は餓死のように苦痛無く死ぬほうがベターである、と言ってます。


病気には人一倍敏感なはずの著者、近藤センセイ自身、一度もがん検診を受けたことがないそうです。最新型の高性能機器で身体中アラ探しをするなんて、どやさ!ってことですか。
 


■集団検診をやめたら「がん死」が減った
 本書36頁に、高齢化が著しい長野県泰阜村で、長年続けた集団検診を廃止したら、がん死が減ったと書いてあります。具体的にどうなのかとググッてみたら古めかしいHPが見つかりました。

http://www5.ocn.ne.jp/~kmatsu/gan009.htm

この記事によると、検診廃止前と廃止後では、がんによる死者の数は変わらず、胃がんについては、廃止後には三分の一に減っている。このケースを踏まえ、集団検診を廃止する市町村が増える傾向にある。


■乳がんや前立腺がんの8~9割は「がんもどき」
 検査方法や機器の性能向上で小さな腫瘍も見つけられるようになったけれど、当然、がんでない腫瘍も含まれる。しかし、日本では何故かこれも「がん」とみなして治療を始めてしまうケースが多い。がんもどきを本物のがんと誤診して「快癒した」の結果が得られたら、患者は喜び、医師は感謝され、病院は儲かる・・良いことづくめであります・・幻のがん患者が、どれくらいいるのだろう。


乳がんはマンモグラフィー検診の普及で発見率が高くなった。つまり、患者数が激増した。これで早期発見、早期治療が進んだのですが、死亡者は減らなかった。ということは、ほとんどの患者は「がんもどき」であり、少数の「本物のがん」患者は治療効果がなかったことになる。
 マンモグラフィー検診の普及は多くの「がんもどき」患者を作りだし、手術や抗がん剤による苦痛、副作用を強いられることになった。がんではないのに、がんと思い込むことで「再発の恐怖」も味わされる。同様に、子宮頸部の上皮内がんも99%はがんもどき、診断ミスが多いという。ちょっと信じがたいけど、事実なら大問題でせう。


前立腺がんも「PSA検査」なるものが普及して、患者の数が昔の30倍にも増えた。しかし、これで発見されるのは9割方ががんもどき。著者はこの検査は全くあてにならないと言う。中には本物扱いされて手術を受け、生涯インポテンツの身になる人いる。検診を受ける人に知識が皆無であれば、医師の指導、処方に素直に従うしかない。別の医師に相談しても「PSA検査」は受けるな、なんて言う医師は恐らくいないでせう。


■有名人の「がん死」・・治療死ではなかったのか
 まだ働き盛りなのにあっけなくがん死した、中村勘三郎や坂口良子、梨元勝、島倉千代子など、最良の治療をしたはずなのに生還できなかった。著者はこれらも治療死かも知れないという。人気商売ゆえ、カムバックを急ぐ気持ちは当然にしても、手術や抗がん剤のもたらす負担に耐えられずに亡くなってしまった。ひょっとしたら、やしきたかじんも?・・なんとも言えませんが。


■著者・近藤誠は獅子身中の虫か?
 この本を読む前に抱いていた大きな疑問がある。著者、近藤センセイの肩書きは「慶応大学医学部放射線科講師」です。この立場で「がんもどき」とかアンチを唱えている。しかし、慶応大学医学部は、がん治療に関しては普通に手術と抗がん剤という療法を用いている。つまり、医学部の身内に「がんもどき」論を主張する、反主流派がいるわけです。よって、医学部の方針に逆らうのなら辞めていただきませうと解雇できるはずです。なぜクビにならないのか。これが疑問でした。


答えは本書67頁に,著者自らが書いていました
。(茶色文字)
「組織検査でがんと診断されたのに「治療しない」患者の経過を23年間も観察できた。こんなことが出来た医者は他にいない。(略)こんな診察行為を許してくれた、慶應義塾の「自由」「独立自尊」の精神に感謝します」 


慶応病院に通うがん患者は、医学部での通常の検査や治療に納得できないとか、内容が理解できない場合に、セカンドオピニオンとして近藤センセイのいる放射線科を訪ねて相談できるわけです。がん科の担当医師にすれば、かなりムカつくことに違いない。しかし、少なくとも現在は許されている。逆に言えば、医学部は近藤「がんもどき論」「放置治療論」を打ちのめす論拠を持ち合わせていないことになります。同じ大学の医学部内に相反する「がん」治療思想があり、なぜか共存している。確かに、これは珍しいです。


■我が身を振り返れば・・
 本当はがんが巣くってるかも知れないのに、がん検診を受けないことで「がん患者」の自覚はないし、これからも自発的な検診は受けたくない。この先、なんらかの自覚症状ができて、がんもどきではなくて「本物のがん」と診断されても、幸いなことに、もう後期高齢者です。しゃーない、と受け入れる。(ホンマか?)
 馬齢を重ねるのも悪い事ばかりではない。ヒタヒタと追いかけてくるがんを振り返りつつ、本来の寿命切迫で逃げ切る。人生レースでの75歳、競馬でいえば、第四コーナーで「ガンダイオー」に追いつかれてしまったら、横目で見ながら、1馬身差でゴール(あの世)へ駆け込む。


著者は言う。原初0,1ミリの細胞が、がん細胞になるか、ならないかは運命としか言いようがないと。運命に抗うことは出来ない。さらに、現実には医師の治療方針に逆らうことさえ難しい。
 それは仕方ないとしても、しかし、せめて「がんには本物と偽物がある」「経過観察するだけの放置治療という考えもある」ことくらいは知っておいてもよいと思います。本書は新書版なので、2時間くらいで読めます。(2013年11月 幻冬舎発行)



がんもどき

読書と音楽の愉しみ



●夏目漱石著「道草」を読む

 前回紹介の「彼岸過迄」よりはいくらか読みやすいけど、全編、陰々滅々物語で、これを楽しく読んだ人っているの?な感じ。大正4年に朝日新聞に連載された。毎日、まじめに読み続けた読者は、さぞかし気が滅入ったことでせう。


本作品は夏目漱石の自叙伝に近いというのが定番解釈だそうです。但し、リアルに生い立ち、人生を描いているのではなくて、人物像などかなり変えられてるところもあるが、人間関係についてはほぼ事実に近いらしい。この小説を書いたときは、作品に描かれた人物は生存し、本人の親類なども生きていたのですから、書くのには随分勇気が要ったに違いない。漱石に関わった人を褒めるのなら何の問題も無いけど、ほぼ全員、悪く描かれている。こりゃ、たまりませんです。ブンガクって、因果な仕事ですなあ。


現実に生活を共にしているヨメさん(夏目鏡子)をコテンパンにくさし、昔の養親だった男は強請、たかりの悪人、その回りの人物もろくでなしばかり、という設定で話しが進むから、陰々滅々物語になって当然です。そして物語の軸になるのが夫婦不和で、DVこそ起きないが、悪意とイヤミ満載、救いのないまま終わっている。
 ・・てな単純な話だったらブンガクたりえない。なので読者は上っ面だけ読んで「しょーもな」なんて文句垂れてはいけないのであります。では、この陰気な小説から何を読み取るべきなのか。駄目男の脳ではどだい無理な命題ゆえ、巻末の解説の一部を引用します。(茶色文字)


「主人公、健三(漱石)と妻のお住(鏡子夫人)との根本的な対立の一つは、実用的価値を重んじる生活者と、実用性から切り離された精神的価値に生きる知識人との葛藤にあるとされている。これは単に健三夫婦に固有な対立にとどまらず、西洋的な学問や論理に従って自己を立てていった知識人と日本の身辺現実に忠実であった庶民との断層という、日本近代全体の大きな歪みを鋭敏に嗅ぎあてているということができよう」


・・てな具合に読み解かなければ文学鑑賞にならないのであります。主人公は、知識人、エリートの自覚が強いぶん、庶民感覚と折り合いをつけるのが難しい。全く、家族からも世間からも浮いてしまってるインテリのしんどさであります。まあ、この「近代の相克」みたいな難儀が漱石作品を私小説に堕することから救っているとも言えますけど。嗚呼、漫画が読みたい。(2009年2月 岩波書店発行)


漱石 道草

閑人帳



●映画「ペコロスの母に会いに行く」キネマ旬報第一位に

 きなこさんからの情報。認知症をテーマにしたこの地味な映画が昨年度のナンバーワン作品に選ばれました。森崎東監督はじめ、スタッフ、キャストの努力が報いられて「風立ちぬ」なんかも押さえての一位です。この賞が如何ほどの権威をもってるのか知りませんが、大作=優秀作みたいな傾向で選んでいないことは今回の授賞で納得できます。


ベスト10のうち、駄目男が見たのは、「ペコロス」のほかに、二位の「舟を編む」七位の「風立ちぬ」の三本。「風立ちぬ」はもっと上位になっても・・と思うけど、なにが足を引っ張ったのでせうか。八、九、十位の作品は、存在すら知りませんでした。情報に疎いB級ファンなので仕方ないか。


キネマ旬報 ベスト10作品一覧
http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/2013/award/index.aspx#japan 


キネマ旬報


たまには外メシ



●やしきたかじんのお宝LP?を聴く

 今日は一日中雨降りだった。京都大学交響楽団の演奏会の帰り、バー「クルラホン」に寄ると、いつもジャズのBGMなのにヴォーカル曲が流れている。誰やねん?と訊くと「今夜はやしきたかじんをかけてますねん」と。


たかじんの歌なんて全く聴いたことなかったのでここで初耳となりました。「ゆめいらんかね」などをソフトな声で淡々と歌ってる感じ。LPジャケットの写真見たら、ホンマか、と疑うような若き日の容貌であります。1970年代の録音みたいです。テイチクレコードという名前が歴史を感じさせます。 40歳台ぐらいの相客としばし懐旧談に耽って気がついたら12時前、終電車を延長した新ダイヤに救われてあたふた帰宅しました。(1月8日)


追記:下のサイトで調べたら、LPは1976年発売とありました。ただし「キングレコード」発売となっています。

オフィシャルサイト
http://yashiki-takajin.jp/


LPジャケット
たかじん 



たかじん

閑人帳



●フジテレビ「地獄絵図」ポスター撤去

 7日の閑人帳に書いた、謹賀新年のポスターに地獄絵図の記事、フジテレビへの抗議殺到?で7日に撤去されました。フジは「予定通りの撤去」と言ってるそうですが、謹賀新年をうたう広告はふつう15日までが多いから、実際は抗議、苦情に耐えかねて撤去したのだと思います。


原画料、制作費、壁面のレンタル料、設置と撤去費用、合わせてン千万円の投資が全く広告効果を生まず、逆に企業の甚だしいイメージダウンを招く結果になりました。ポスターは撤去しても、フジテレビに対する悪印象は消えず、WEB上には画像を含む膨大な情報がストックされてしまったので、今後、コトあるたびにこの一件が攻撃材料に使われるでせう。それにしても、フジの経営者、幹部のアタマの悪さには感心するばかりです。


日本人は地獄に堕ちろ、とハデに訴えたのに、なんのことはない、フジテレビ自らが地獄へ転落してしまいそう。経営陣、株主をごっそり入れ替えないと再生は難しい。


■参考記事と画像
http://news.livedoor.com/article/detail/8414279/


悪評のため、わずか一週間で撤去された巨大ポスター
フジテレビポスター撤去
 



たまには外メシ



●ホットプリン・・ってナニ?

 バーで飲めるホットな飲み物といえばホットワインくらいしか思いつかない。他に何かある?と尋ねてつくってもらったのがこれ。レシピは聴いたがすぐ忘れてしまい、覚えているのは卵を材料にしたリキュールがあるということだけ。マスターが言うに、このカクテル、実はお客さんのアイデアでこしらえたそうだ。

 飲めば「甘~~~」。なのは当たり前か。しかし、ホンマにプリンの香りがする。これならピュア下戸の人でも飲める。でも、ノンアルコールではない・・なので、プリンで酔っ払う? 楽しいではありませんか。(1月6日 天王寺「ゴールウエイ」にて)


ホットプリン


バー「ゴールウエイ」前路上で撮影。イルミネーションはあべのハルカスで「60」数字は全面開業までの日数表示?
ホットプリン

閑人帳



●瞬間視聴率0,7%を記録した、大晦日のフジテレビ

 NHKの「紅白」が圧勝した大晦日のテレビ、他の民放も必死に抵抗したが、日テレ以外は数字が取れず、なかでもフジテレビは圧倒的な低視聴率で競争圏から放り出されてしまった。
 大晦日の「紅白」に対抗すべくつくったフジの番組のゴールデンタイムの平均視聴率が2%台、1分刻みでカウントする計測では0,7%を記録した。これは局側が望んでも容易に作れない数字で、1000人中7人しか見ていないことになる。たしかに、ここまで減らすのは難しい。営業担当者は、この惨敗ぶりをスポンサーにどう説明するのだろう。新年の挨拶回りで、土下座しまくり・・かもしれない。


万年最下位だった「テレビ東京」にも負け、振り向けば誰もいない。ほんの2年くらい前、インチキ番組を批判されて「イヤなら見るな」と上から目線で高飛車な態度を続けていたことを考えると、見るも哀れな凋落ぶりであります。貧すりゃ貪するの繰り返しで、今やフジの視聴率を支えるのは一部のミーハーさんのみでせう。


参考記事
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/13542/


フジテレビ



謹賀新年ポスターに地獄絵図を描く非常識

 ウソかマコトか、未だに疑ってるのですが、一部都民の話題になってるのがフジテレビ提供「謹賀新年」の巨大ポスターです。新年を言祝ぐ目出度いポスターの図柄が「地獄絵図」で描いたのは天明屋尚という画家。場所は、投稿によると、青山通りと表参道の交差点近くらしい。

 下の写真のように閻魔大王と亡者が描かれる地獄絵図を模した図柄で、良く見ると、閻魔大王の左右に侍る弟子(書記官)が朝鮮の両班(支配階級)の姿に描かれている。つまり、朝鮮の閻魔大王が日本人を次々と地獄に放り込んでいる絵になっています。しかし、地獄にもテレビがあって、たぶん「フジテレビ」しか映らないけど、みんな喜んで見ている。この地獄ではフジテレビの視聴率は100%なんです。拍手~~、ヨカッタネ。



フジ



これを見た最初の判断は、フジテレビは今や経営が「火の車」即ち地獄に落ちましたという「自虐」をブラックユーモアで表現したのかと、えらく善意に解釈したのですが、どうやら違うらしい。日本人は地獄へ堕ちろ、が正しい見方みたいです。・・にしても、謹賀新年のタイトルで地獄絵図とはどうにも納得できない。しかも、個人の趣味ではなく、フジテレビという大企業の依頼で街のまんなかに掲げてるのだから「狂ったか」と言われても仕方ない。「反日」では良き仲間の朝日新聞も、さすがにこれは評価しないでせう。


仮に、画家にも、フジテレビにも一片の悪意が無かったとしても、非常識のそしりは免れない。トヨタやソニーや日本生命がこんな不快きわまるポスターをつくるでせうか。フジテレビだから問題にしないということは、誰もフジテレビの企業倫理など期待していないということです。一部上場企業で、これほど国民に軽蔑されてる会社も珍しい。


この地獄絵図は、フジテレビが韓国人に乗っ取られつつある状況をえげつない表現で伝えている。一方で、日本人の多くはフジテレビへの嫌悪感を強めている。むろん、なんとも思っていない脳天気な人もいますが、いくら反日の度を強めても、テレビは視聴者とスポンサーが無ければ成り立たないという条理が壁になってしまう。愛想を尽かされて、フジのスポンサーはパチンコ屋ばかりになり、低迷の挙げ句に倒産・・駄目男の初夢に入れておきませう。

閑人帳



●孫が山岳カメラマンを定職にしました・・・

 と、年賀はがきに記されていたメモを読んで、安堵七分、心配三分といった感想。以前、書いたような気がするけど、昔々に通った割烹の店主の孫、中島健郎さん(26歳?)が、プロカメラマンになると決めて本格活動をはじめたという便りです。


この番組で撮影を担当していると書いてあったのが、読売テレビの「世界の果てまで行ってQ」その他。1月4日の昼前に再放送したのは南米大陸の最高峰「アコンカグア」登頂記でした。イモトというヘンなタレント?が主役で7000m近い高峰をめざす。その行程の撮影を中島さんが担当していました。なんでこんな芸能人が山に登るん?という疑問が消えないが、今どき、プロの登山家が登っても視聴率が取れないのでせう。イモトチームはエベレスト登頂も計画してるらしい。


山岳カメラマンは、体力や登攀技術においてプロ登山家並のレベルを要求されるし、撮影機材を持つことで更にリスクは大きい。氷雪技術の要る山ではいつも命がけといっても過言ではないでせう。
 他人でさえ、何の因果でこの仕事を・・・と言いたくなりますが、当の身内も彼を応援しつつ、心配も多々だと思います。


アコンカグア登頂レポートの再放送画像
もうちょっとというところで登頂は失敗に終わった。
アコンカグア 


アコンカグア

中島健郎さん
アコンカグア


ウオーキング・観光



●ヒマつぶしはこれに限ります・・地図と時刻表

 スマホのゲームにはまってるような人から見れば、明治時代の趣味かと笑われそうですが、時代遅れオジンにはこれがええのでありますな。地図は地形図、時刻表は大判の1100頁もある分厚いのを用意して空想の旅に耽ります。空想といっても、あり得ないようなトンデモプランではなく、時間とカネがあれば即実現できる、リアルな内容にします。


行きたい場所だけ決めて、あとは旅行会社まかせといったイージーな旅行は性分に合わない。安さと便利さに惹かれてパックツアーに申し込むなんてサイテーであります。タダでも行きたくない。
 だからといって、ユニークな発想にこだわるのでもなく、自分の好みや予算に合わせるだけです。そのためには地図と時刻表が要ります。むろん、ネット情報も役立てます。


いま考え中なのは、富山県滑川市からローカル私鉄で上市という立山連峰・剱岳山麓の町へ行き、富山へ出る。高岡、金沢を経て、10年ぶりに加賀海岸を歩いてみようかと・・。美術館、2,3カ所に寄れたら幸いです。行程は2泊3日。ビジネスホテル泊で居酒屋食という、いつものパターン。貧乏プランでありますが、田中よしゆきさんの「2泊3日 1万5千円」旅に比べたら、申し訳ないくらいリッチな旅であります。


時刻表・地図


読書と音楽の愉しみ



●夏目漱石著「彼岸過迄」を読む

 昨年夏にOさんから頂いた「夏目漱石を楽しむ」という本が良い手引き書になって、このトシで漱石再入門というわけです。
 とっかかりに「明暗」を手にしたところ、わ、かなわんなあという、なんか拒絶感みたいなのが起きて出直し、あらためて、この「彼岸過迄」を選びました。岩波書店版で無論、現代かな遣いです。


正直言って、これも読むのに苦労しました。文体や語彙が難解だからではなく、ストーリーの展開がもたもたしてるからです。現代作家の文章に慣れているものには十分イライラさせるスローモーな進行で、中頃まではひたすらガマンしつつ読みました。「草枕」ファーストシーンのカッコイイ書きだしに比べたら雲泥の差で「さっさと先へ進まんかい」と尻を叩きたくなります。純文学的に吟味しつつ読むファンはともかく、自分みたいなB級読者の大半はスイスイ読めないのではと勝手に想像します。


内容は、Kという男が、青年期から経験する複雑な人間関係を軸に、短編を組み合わせるように構成されたものですが、主題は「嫉妬」であります。漱石が書きたかったのは「嫉妬」の表裏です。このテーマへの執着ぶりが文に表れていて、これはこれで読み応えがある。嫉妬を素直に表現すればブンガクにならないから、ねじり、ひねくらせて葛藤に苦しむ場面を延々と書く。ヘタな作家なら説得力、表現力不足で行き詰まるところ、飽きさせずに読者を吸い付けておくところが漱石たるゆえんでありませうか。一行書くのに、如何ほど呻吟したのだろうかとB級読者は半ば覚めて読んだのでありました。(2008年9月 岩波書店発行)


漱石 彼岸過ぎまで

閑人帳



●新春の初笑いはこれから・・ ~朝日新聞=うそつき新聞 認定~


グーグル検索結果
朝日うそ ヤフー


ヤフーの検索結果 
朝日


上の画像、グーグルの検索覧に「うそ 新聞」と入力すると「もしかして 朝日新聞」のフレーズが出た。プッと吹き出してしまった。笑わずにおれませんて。念のため、ヤフーでも検索すると、やはり「朝日新聞ではありませんか」とお出ましになりました。いずれのサイトも500万件というものすごい大量情報を解析した上での結果です。朝日新聞=うそつき新聞というのはもうWEB上では日本国民のコンセンサスになっている。朝日の社員が見たら「ぐぬぬ」と屈辱を味わうことでせう。いや、案外「当然でしょ、ひひひ」と覚めているかもしれませんが。


うそを書くええ加減な新聞といえば、スポーツ紙とか、夕刊紙とか、マイナーな新聞を想像します。しかし、コンピュータは膨大な情報処理の結果、朝日新聞はうそつき新聞と認識してしまった。これを覆すのは大変です。もう不可能かも知れません。駄目男のこの文も500万+1カウントされます。(うそ 朝日、の語で検索エンジンに引っかかります)


感情を持たないコンピュータが自動的に選定してしまったのだから、朝日が、誤解だ、偏見だ、とカリカリ怒っても文句を言う相手がいない。ヤフーやグーグルに怒鳴り込んでも「は、なんのことでございませうか」と玄関払い。笑いごとにあらず、うそつき新聞の認定は、今後、真綿で首を絞めるように朝日新聞を追い詰めていくでせう。具体的には購読者の減少です。そして、読者が減れば広告のスポンサーも逃げ出す。遠からず、朝日の社長も「ぐぬぬ」と頭を抱えることになりそう。


うそにもカテゴリーがあるけど、朝日新聞の十八番は記事の「捏造」です。無いものを有ると言う。そこで「捏造 記事」の語で検索すると、またもや、ほぼ100%の率で「朝日新聞」の名が出てきて感動するくらいです(笑)。他の新聞社も捏造記事がゼロではないにも関わらず、朝日ブランドが圧勝する。それだけ質量ともに前科、いや実績が多いということです。朝日新聞記事捏造史みたいな単行本もたくさん出ている。(下に一部を紹介)


朝日うそ 朝日 朝日



具体的にどんな捏造記事を書いてきたのか。情報が多すぎて目移りしてしまいますが、短くまとめたサイト「朝日新聞が作った捏造の歴史」を紹介します。戦後の大ヒット捏造第一号は1950年の「共産党・伊藤律氏 架空会見記」で、記者が100%想像で書いた。
 駄目男が印象強いのは1989年の「沖縄・サンゴ損傷自作自演事件」です。これは朝日が一片の言い訳もできず、平身低頭して謝罪した。だから大反省したはずなのに、以後も慰安婦問題とか、懲りずに捏造記事をつくり続けた。単純なミスなら謝罪で済むが、朝日の場合は「日本を貶める」という意図に基づいて捏造しているのだからタチが悪い。


■朝日新聞が作った捏造の歴史(10分ほどで読めます)
http://ccce.web.fc2.com/d/as.html


「安部の葬式はうちで出す」と言った朝日の論説委員。その意気込みは是としても、ヘタすれば「朝日の葬式は国民が出す」になりかねません。もう40~50年も前にささやかれた朝日を揶揄するコピー「アカが書き ヤクザが売って バカが読む」がいまだに新鮮に聞こえます。


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下の写真は朝日新聞の元旦記事、東京版?一面のトップに載せたのは、韓国政府の肝いりで済州島につくっている先進的な教育施設を紹介する記事だった。なんで、元日に他国のローカルニュースをトップ記事にするのか。今年も中国、韓国を精一杯ヨイショしますよという意図のあらわれです。


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大阪日暮綴



●初詣

 年末から引きこもり状態でひどい運動不足。これじゃアカンと「早足で住吉大社往復」を思い立ち、昼過ぎに出かけました。昔の住吉街道をたどる歩き慣れた道です。おだやかな天気なので気持ち良く歩け、往復6キロを80分というタイムでした。時速4,5キロ。早足というのは気持ちだけで、ぜんぜん早くない。


「生姜力」という本を読んだので、土産に風一夜薬本舗の「生姜湯」を買って帰りました。5袋入りで600円ととても高い。


住吉さん 


生姜湯を売る店
住吉さん

読書と音楽の愉しみ



●石原結實著「生姜力」を読む

 図書館でなにげに手に取った健康本。生姜には身体を温める(代謝を良くする)成分が含まれていて諸病に効果ありと解説した本です。
 何年も前から、足裏を冷やしてしまうとなかなか元へ戻らないというクセがあって、経験上、夏でもフローリング床を裸足で歩くのは禁物にしています。病気ではないけど、不快感があります。一方、子供のときから生姜は好物で、あの毒々しい紅色の紅生姜天ぷらは今でも好きです。しかし、実際は食べる機会はほとんどない。


で、読んで見ると、生姜入り紅茶や生姜湯でも飲む習慣をつけたら十分効果があるということなので、ちょっと試してみるかと。高価なサプリメントなんか買うよりずっと安上がりだし(これが大事)自分でアイデアを出すこともできる。


さて、本書によると、生姜は血行をよくして身体を温める効果が大きいので、まずは冷え性の人にお勧めだとあります。但し、同時に「陰性食品」の摂取は控えるようにとも述べています。陰性食品は身体を冷やす作用があるから、生姜だけ摂取しても効果が出にくいと。


陰性食品とは、水、緑茶、珈琲、ジュース、ビールなどの飲み物。野菜サラダに使うキャベツやレタス、トマト、キュウリ、南方系の果物のバナナ、パイナップル、マンゴー、それに、うどん、パンも含まれます。対して、陽性食品は餅米、あずき、黒豆、レンコン、ねぎ、玉ネギ、里芋など。こうして見ると、和食のレシピには陽性食品が多く使われていることがわかります。和食は健康食といわれる隠れた要素です。珈琲は陰性食品だが紅茶は陽性食品、日本酒、赤ワインも陽性。肉や魚介類も分類されてますが、長くなるので割愛します。(この項、別の資料を引用)


ウソかマコトか・・本書には、冷え性や肩こりのほかに、便秘や胃潰瘍、更年期障害、肥満にも効果アリと書いてあります。生姜は免疫力を高めるので癌にも有効という情報もあるらしい。ホンマなら朗報です。幸い、生姜の味や香りが嫌いな人は少ないので、誰でも取っつきやすいのもメリットでせう。(2009年6月 主婦と生活社発行)


後日、ただいまお試し中の記事を書く予定です。深刻なビョーキじゃないのだから、こういうのは面白半分にやるのがポイント


本・生姜力


大阪日暮綴



●パンフも積もれば山になる

 自称「捨て魔」でありますから、年末だからといって大層に処分するものはないのですが、今年は音楽会のパンフ(プログラム)をまとめて捨てました。(実際に捨てるのは次回の収集日です)

 大阪フィルの定期会員になって12年、貯まったプログラム120冊。その前にはやはり12年間、大阪センチュリー交響楽団(現在の日本センチュリー交響楽団)の定期会員だったので、都合24年間、せっせとホール通いをしたことになります。定期は年に10回だから240回。一般公演にも出かけるから300回を越えます。


音楽鑑賞や芝居見物趣味の良いところは「一回性」です。記憶以外、なにも残らない。ライブの現場で一回きりの出会い。これがええのです。だから、同じ曲目を何度聴いても飽きない。指揮者やオケが異なると、当然、印象もちがうから、今日はどんな音出すかな、という期待をもって出かけます。演奏頻度の少ないブルックナーの交響曲(4/5/7/8/9番)は、そこそこ聴きこなすのに20年かかりました。この粘着性は、基本的に飽き性の自分としては信じられないくらい。


CDやDVDが高品質になって、便利で安価な鑑賞もできるようになりましたが、しょせんニセモノ、ライブの感動が再現できるものではない。
 再生画像で一番ダメなのはお能の舞台で、これはどんなにカメラワークに工夫を凝らしても感動を催させることはできないと確信しています。能楽堂の空間でしか本物の鑑賞はできない。もし出来るのなら、シネマ歌舞伎ならぬ「シネマ能」が人気を博すはずです。舞台演出、舞台空間の虚構が大きいほど再現は難しいわけです。

 年末のゴミ捨ての話しが、えらく脱線してしまいました。
時計見たら・・0時を過ぎてます。


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 新年あけましておめでとうございます。



プログラム捨てる