大阪日暮綴


●天保山岸壁で護衛艦「いせ」を見学

 図書館へ行ったついでに天保山岸壁に停泊、公開中の艦を見学。日曜日とあって海遊館帰りの家族連れがどどどと押し寄せ、大変な賑わいでした。「いせ」は2年前に就役したばかりの新造艦で、全長197m、巾33m、排水量13,950トンというサイズです。昔の戦艦や巡洋艦とちがって大砲が並んでるわけではなく、つるんとしたデザインなので、子供にはメカもわかりにくい代物でせう。


5,000㎡くらいありそうな広い甲板はヘリコプター3機を発着させるためのもので、飛ばないときは甲板下の格納庫にしまっておきます。その上下用のエレベーターが初体験のどでかいサイズでした。(写真)
 タタミ百畳敷き以上の広さがあり、200人くらい乗っても平気です。戦闘以外に、大災害などが起きた場合の住民救助や避難民の輸送、食料運搬なども対処できる設計になっています。ヘリが3機搭載できるのはとても心強い。


乗員は約340名、女性乗り組み員も30名分の居住区があり、この日も数名が案内などで働いてました。当艦の基地は呉です。(9月29日)


いせ


ばかでかいエレベーター
いせ


下から見上げるとこんな感じ
いせ おわり



エレベーター駆動装置  横置きなのが珍しい。
いせ 



子供たちでいっぱい
いせ  


哨戒ヘリ SH-60J/Kなどを搭載
いせ 


高性能20ミリ機関砲。索敵から照準まですべてコンピュータが行います。昔のような砲手や射撃手といった人材に代わって、艦橋にいる「CIWS(シウス)」担当官が射撃する・・といっても、ディスプレイ見ながら、ON-OFFするだけだそうです。防御網をかいくぐってきた戦闘機やミサイルをどたんばで撃ち落とす、サッカーでいえばゴールキーパーの役目をする。6門を束ねた砲は1分間4,500発(1秒70発以上)発射できます。実際には2~3秒ずつ発射して確認する。
いせ 

弾丸 ベルト
いせ  


■動画・同タイプの機関砲の射撃の様子
http://www.youtube.com/watch?v=BqEDfVhdK0U


甲板から眺めたUSJと天保山渡船。上部は天保山大橋。
いせ

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読書と音楽の愉しみ


●重要文化財の部屋で聴くタンゴ

 アストロリコのメンバーのうち、タンゴでは珍しいトリオでの演奏会。場所は京都府庁旧館にある「正庁の間」。重要な接待や会見に使われた部屋で、旧館まるごと重要文化財です。現役の庁舎では日本最古の重文建物だそうです。


ピアノ抜きで大丈夫かい?と懸念しましたが、大丈夫でした。バンドネオン、ヴァイオリン、ベースのトリオでPAなしのナマ演奏。編曲の工夫もあってか、なかなか魅力的な演奏でした。聴衆は約90人、大阪から出かけたのは自分だけだったかも知れないが、こじんまりして、コンサートというより、サロンの雰囲気でした。


大阪では、12月6日に津村別院ホールで、フル編成(10人)でのコンサートがあります。駄目男はほかのコンサートとかち合って行けないのが残念。興味あるかたはHPをご覧下さい。

■アストロリコのHP
http://www.astrorico.com/index-j.html



京都府庁 


京都


京都 


京都

閑人帳



●<ペースメーカー>電車の「携帯電話電源オフ」再検討の動き

 9月17日に「老いたるクレーマーの憂鬱」と題して電車内でのケータイ使用と心臓ペースメーカー装着者とのトラブルを書きました。この件に関して毎日新聞(ネット版)が新しい情報と世間の対処について報じていますので、引用、掲載します。
 駄目男の記事で書いた「安全距離22センチ」は現在では15センチに縮小されており、ほとんど問題はないということです。だからといってペースメーカーの使用者がみんな納得することはないでせう。

 となると、最善の対応は、ペースメーカー使用者の世代交代を待つことと思われます。新しいユーザーは新しい知識をもっており、古いユーザーはほうっておいても減っていく。あと5~10年でクレーマーはいなくなると思われます。


ここから引用・・・毎日新聞 9月28日(土)15時1分配信

 心臓ペースメーカーを誤作動させる可能性があるとして、電車の優先座席周辺で呼び掛けられている「携帯電話電源オフ」を再検討する動きが電鉄会社に出始めている。きっかけは今年1月、総務省が心臓ペースメーカーから携帯電話を離すべき距離について、規制を緩和する指針を出したことだ。一方で、影響を心配する声は患者らの間で根強く、電鉄各社は対応に頭を悩ませている。


 心臓ペースメーカーは、重い不整脈などの患者の体内に埋め込み、心臓に規則的な電気刺激を与える小型の医療機器。電源オフ規制は、携帯電話が発する電波(電磁波)がペースメーカーの動きに影響を与える可能性が指摘されたことから、2003年ごろから導入された。1997年、郵政省(当時)や医療関係者らでつくる「不要電波問題対策協議会」が携帯電話をペースメーカーから22センチ以上離すよう指針を出したのが根拠だ。総務省も実験(約15センチで影響が出た)をもとに05年、同様の指針出した。


だが、強い電波が出た「第2世代」と呼ばれる携帯電話が使用停止となった昨年、総務省が再度調査したところ、影響を与える距離は最大で3センチだった。このため今年1月、総務省は余裕をみて指針を「15センチ程度離す」と改訂した。

  指針緩和を受け、京阪電鉄は3月16日から、電源オフを求める車内放送を通勤ラッシュ時など混雑時だけに変更し、近畿日本鉄道も改訂すべきかどうかの検討を始めている。ある関西私鉄の担当者は「現実的にペースメーカーへの影響が心配ないなら、電源オフの呼び掛けを見直したい」と話す。

  実は優先座席付近での携帯電話利用を巡るトラブルは絶えない。札幌市内では昨年8月、乗客同士の暴力ざたに発展し、運行が止まる事態になった。関西の大手私鉄幹部は「携帯電話の使用と禁止を求める双方からの苦情が絶えない。緊急地震速報の受信などを考えると、電源オフの不便も大きい」と本音を漏らす。

  指針に関し、約30年間、ペースメーカー治療に携わっている板橋中央総合病院循環器科不整脈・心不全診療部長の中島博医師は「胸ポケットに携帯電話を入れて抱き合うなどの特殊な状態が続く場合を除き、電波に干渉される可能性は極めて低い。電車内の放送は装着者に過大な恐怖を与え、普通の生活を送るために装着したはずの患者が、不安で電車に乗れないなど生活が制限される事態が起きている」と指摘する。

  一方、ペースメーカー使用者らでつくる日本ペースメーカー友の会の日高進副会長は「影響はないと会員に周知をしているが、周知は行き届いていないし、古くからの装着者の不安を拭いきれない。電源オフは継続してほしい」と慎重な意見だ。【古屋敷尚子】

■引用元記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130928-00000051-mai-soci



長居植物園
彼岸花 

犬町・猫町情報


private

●秋のわんぱくウオーク ご案内

■昔のさざなみ快道 紅葉のマキノへ

1992年、野楽路会の発足後まもなく、NHKテレビの取材で訪ねた高島市マキノへの再訪プランです。当時は幼木でしたが、今は立派に成長して当地の名所になった「メタセコイアの並木道(2,4キロ 500本)」を歩いてみたいと思います。(側道を歩きます)下の写真参照。マキノの山越えのコースは、その後のコース改訂により使われなくなりました。

■実施・・・11月25日(月)~26日(火)
■宿泊・・・マキノ グランドパークホテル(旧プリンスホテル)
■予算・・・交通費約5000円 宿泊費 12000~14000円
                      ツインルームまたはシングルルーム 飲み物代など別
■その他・・大阪及び以西の人は「ジパング割引」が使えます。
      ウオーキングコース等詳細は未定です。
■申込み・・ご希望の方は10月3日夜までにお知らせ下さい。
                      既にホテルの空室が少ないため、先約満室の場合は中止します。
                      最少催行4名


なつかしい知内川沿いの遊歩道(Kさんの画像拝借)
マキノ


メタセコイア並木 Aさんより拝借の画像
マキノ 

読書と音楽の愉しみ


●最近の演奏会から

大フィル9月定期演奏会

世にも奇妙な楽器「オンド・マルトノ」登場

 曲目はメシアンの「トゥランガリラ交響曲」全10楽章、演奏時間80分という長大な作品です。一応「彫刻」「愛」「花」といった標題がついていますが、まあ、ちんぷんかんぷんであります。初演は1949年。この曲が有名な割には滅多に演奏されないのは、技術的にしんどいのと、やたらコストが高くつくからと思われます。(大編成なので多数のヘルパーが必要になる)


人件費以外に、この曲の演奏には表記のオンド・マルトノというヘンテコな楽器が必要で、これの調達、演奏が困難らしい。正体は電子楽器の祖先といえるものですが、ネットで解説を読んでも、ホールで現物を見ても「音の出る仕組み」がさっぱり理解できない。
 終演後、自分を含めた物好きな聴衆が30人ばかり、ステージ前に集まって、あーだこーだと勝手に解釈したけど、結局「なんでっか、これは」と誰も仕組みが分からずじまいでした。


どんな音を奏でるかというと、そう、お化けが出るときの「ひゅ~~~ふわわわ~」てな連続音です。こんなもん、今の電子オルガンやシンセサイザーで簡単にでるはずですが、さりとてそれで代用しようという発想はアウトなのであります。
 金属をこすって出す音を変換、増幅するのは真空管のアンプ、嗚呼、懐かしい。それに、如何にも能率の悪そうなスピーカー。出力は小さいので音はバックのオーケストラに大音量にかき消され、前方の数十人にしか届かない感じ。当日の演奏は、この楽器演奏の第一人者、原田節さんでした。


オンド・マルトノの解説
http://atmk.sakura.ne.jp/ondes/omm_rev2.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8E


当日演奏されたものと同じと思われる楽器一式(他にアンプなどがある)
マルトノ 


右手で鍵盤を弾いたり、金属の細い板をこすったり・・。左手で音量や音色?の調整をする。
マルトノ 

大阪日暮綴


●維新、負ける?・・明日投票の堺市長選挙

 先日、堺東駅前を歩いたら、維新の会の運動員がビラをくばっていたが、受け取る人は少ない。60歳くらいのおっちゃんは、なにやら運動員に文句を言ってるふうで、ビラを渡そうとすると「いらん、こんなもん」と拒否した。

 現職側だって同じようなものでせう。要するに、現職、維新の会、両候補とも人気が無い。維新嫌いの人も現職を支持してるのではない。ゆえに、投票率は低くて40%を切るかもしれない。不人気どうしが競り合い、数万票以内の差で勝負がつく・・案外、創価学会の票が決め手になったりする(公明党は自主投票と言ってる)

 あくまでヨソモンの勝手な想像ですが、維新が負けそうな予感。仮に負けても、松井知事や橋下市長は「個々の事例」だとして責任は取らない。取る必要はないと思うけど、これで人気挽回はますます困難になりそう。

閑人帳



●最近見た映画 3本

■「タイムスクープ ハンター」 ~安土城最後の一日~

 もしや、ぱちもん(三流品)とちゃうか?と疑いつつ出かけたら、案の定、ぱちもんでありました。壮大な規模、ユニークなデザインの安土城が燃え落ちる・・CGでも何でもええから。このシーンを見たさに1000円を投資したのに、ナニ、この場面が無いのです。ゴラ~、ゼニ返せ!・・と言いたいところを耐えて、シオシオと帰路についたのでありました。


タイムマシンを発明したので、時代をさかのぼるタイムトリップができ、主役のナントカさんが戦国時代の京都や安土に行って事件に巻き込まれるというお話。荒唐無稽さは承知だから許す。しかし、デカイ画面のそこかしこに「予算、ありまへんねん」なプアさが露見してみっともない。織田信長愛用の、今なら国宝級の茶壺と称するものが、どうみても100均ショップで買えるようなシロモノだったりして、これを命がけで守る格闘シーンも、見る側はしらけてしまうのでありました。せめて市価980円くらいの壺にしてほしかった。


しかし、それも許す。けれど、閑人の、いや肝心の安土城炎上シーンがないのは詐欺ちゃいまっか。ポスターみた人はみんなこのシーンがあると想像してゼニ払うのに、映画は「さあ、これから燃えまっせ」というところでチョン・ENDでおます。脚本には書いてあるけど、予算がないからやめた・・としか思えない。
 ロケに協力したした地元の町の人も「なんじゃ、これ、アホクサ」ってな感じでありませう。館内はぱちもんに騙された人20人くらいの客がパラパラ。口には出さねど全員「木戸銭返せ」気分だったと察します。
(9月3日 なんばパークスシネマ)

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■シネマ歌舞伎「研辰の討たれ」

 この芝居は2005年の1月、松竹座の天井桟敷席で見て、抜群の面白さだったので良く覚えています。もう8年も経つのに、つい昨日のことのように思えるくらいです。勘三郎が生涯で一番元気だった頃で、全身汗まみれの奮闘ぶりでしたが、これが命取り(過労)の遠因になったのかも知れない。

 喜劇の面白さの原点は「追っかけごっこ」と言われますが、この芝居は始めから終わりまで、ほとんどが追っかけごっこの連続、まあ、仇討ちの話だから当然と言えますけど。

 期待しての見物でしたが、面白さはライブの5割引って感じでした。丁寧な撮影、編集で、初心者にもとても分かりやすい画像演出なのに、ナマの舞台の空気感といったものは優れた画像、音声でも再現できない。コンサートをライブで聴くか、CD,DVDで聴くかの違いと同じです。
 しかし、これの鑑賞をきっかけに歌舞伎に興味をもち、ファンになることもあるから、今後も積極的な公開、宣伝をしてほしい。当日は約200席が満員になる盛況で、シネマ歌舞伎では初めての体験でした。(9月5日 なんばパークスシネマ)  


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■「風立ちぬ」

 宮崎駿作品は「千と千尋の神隠し」一本しか見ていないので、これが二本目。先日、テレビで「紅の豚」をやっていたので見たが、途中で寝てしまった。
 内容は周知なので書きませんが、画面のきれいさ・・自然の風景や街の情景の細やかさには感心します。「そこまで描かんとあかんか」と思うくらい丁寧な絵づくりです。筋書きなんかどうでもええかと思うくらい。しかし、宮崎駿氏は今回、引退を発表したので、このスタイルの作品はこれでおしまいになるのは残念至極であります。(旧作が再上映されたらなるべく見に行こう)


引退の理由を「体力的にきつくなったから」と述べたらしいけど、駄目男の推理を言えば、こんな、200%自分流にこだわった作品、やりたいことを全部やってしまって、もう次の企画が生まれそうにもないから「引退」したくなったのではないか。今回は幸いヒットしたけど、次作が成功するかどうか分からない。自分で納得し、世間にも評価された「風立ちぬ」で作家人生を締めくくるのがベストだと。


この映画、観る人の年齢によって感想や評価が大きく変わるのではと思いました。50歳以下なら飛行機好き青年と金持ちお嬢さんのメロドラマとして鑑賞する。しかし、駄目男のような旧人類は、内容がフィクションだと分かっていても「ゼロ戦の設計者が軽井沢のホテルで逗留、休養なんてあり得へんやろ」とツッコミたくなるのであります。時代背景を理解してるか否かの違いです。
 この映画の公開前後に「自分は憲法改正は反対 」の立場を表明したが、映画制作から離れることで、今後は思想面でホンネを語りやすくなり、活躍の場は十分ありそう。


こんな美しいアニメはどしどし外国へ売り込んで外貨を稼いでほしい。もし、外国で高い評価を得られないのであれば、その理由は安直なメロドラマとしか見られないからでせう。(9月25日 アポロシネマ) 


キョウチクトウ

大阪日暮綴


●今年も越後の幸・・ごちそうさまです

 新潟県村上市在のハンドルネーム、ヤマメさんから 三面川でとれたヤマメと鮎が届きました。毎年の素敵な贈り物、ありがとうございます。今年は天候不順が続いて不漁が続いたそうなので、恐縮しつつ、早速、賞味しました。もう、かなり数をこなしたから塩の塗り加減も慣れました。たまたま手元にあった酒が「純極醸」(純米大吟醸 上越市柿崎 頚城酒造製品)。これだけで十分なごちそうです。


ヤマメ 


ヤマメ

大阪日暮綴


●LRTで堺の活性化を・・・に共感

 久しぶりに堺駅前のバー「クラシカル」へ行ってよもやま話するなか、マスターの髙杉さんが持ち出したのが「LRTで賑わいづくり」というPR誌。LRTとは低床式路面電車のことで、誰もが利用しやすい路面電車を街なかに走らせて人の往来を容易にし、そのぶん、車の利用を減らし、ひいては街の賑わいづくり、活性化を計ろうという提案です。


実は、堺では数年前にこの話が持ち上がったのですが、反対が多くてオシャカになった経緯があります。他方、富山市でこのLRTを採用して実績を積んでることや、遠くはフランス・ストラス・ブールでなどでの成功例があります。そこで、年々活力が落ちている堺市中心部を再生するために、より具体的なプランと裏付けになるデータを集めて「堺LRTネットワーク」という組織がこのPR誌を発行しました。


PR詩の表紙・裏表紙のデザイン 。大道筋(阪堺線)をイメージしたもの。
DSCN1604.jpg 


堺の古い市民は「ものの始まり、なんでも堺」と言う言葉で堺の先進性を自慢しますが、駄目男の率直な印象は「なにをやっても中途半端」です。堺市は、関西では、大阪、神戸、京都に次ぐ人口(約84万)を有する政令指定都市なのに、存在感、知名度という点でいささか影が薄い。神戸や京都の人が堺市へ観光、遊びに来たという話をとんと聞かない。(逆はいっぱいあるのに)


観光という観点から見ると、堺にはヘソがないという感じです。堺へ来たらまずココを訪ねよ、と言いたくなる集客力の高いスポットがない。歴史、文化遺産は結構あるけど、岸和田のだんじり祭みたいな強力な集客装置はない。面積世界一の仁徳陵も地べたに立って眺めてもただの森にしか見えない。おまけに市街地の公共交通が不便で、南北にはたくさんの鉄道や高速道があるのに、東西のそれはえらく貧弱で、初めて訪ねた人は途方に暮れてしまいそうなくらい不便です。


本誌の中のグラフを見て驚いた。堺市を貫く鉄道の利用者がガタ減りになっています。(下のグラフ参照)
 南海高野線堺東駅の乗降者数なんか5年間で8万人から6万人への激減ぶりです。泉北高速も同じような衰退ぶり。JR阪和線の鳳駅だけが横ばいを保っている。せっかく政令指定都市になったのにみっともない有様です。このまま推移すると、泉北ニュータウンは遠からず巨大なゴーストタウンになるのではと心配になります。(「LRTで賑わいづくり」誌より転載)


堺市 

LRTが万能薬になるとは思わないけど、仮に上の写真のような風景が実現したら、ものすごくカッコイイ、魅力的な街になります。(大道筋の風景と思われます)行ってみたい、住んでみたい、と思わせる街並みです。車道をうんと減らし、LRTを主役にして、路面は緑美しい天然芝張りです。ヨソの街の人が見たら「うらやましいなあ」とみんな思うでせう。そして、それを実現した市民や市政をエライと敬意を持ちます。市街地再開発のオピニオンリーダーになれます。


まもなくの選挙の結果は定かではないけど、願わくばこんなカッコイイ街づくりに情熱を燃やせる市長さんに当選してほしい。

閑人帳


●TVの音、良くなりました・・Gさんからの便り

 8月31日の「プチ・ケチの研究(プチ・ゼータクの研究)」記事でテレビの音をよくする方法を紹介しました。ヤマハのNX-50というスピーカーを増設した結果のレポートです。
 先日、埼玉県のGさんから便りをいただき、ブログ記事を見て自宅でも同じシステムを設置したら音が良くなったと納得された様子です。液晶テレビの乾いた、薄っぺらな音声が低音の増強により落ち着いた、力強い音になり、音楽やドラマではリアル感が増します。(切り替え当初はこもった感じの音に聞こえます)


記事アップのあとで気になったのは、21~26型など、小型のテレビでは効果が小さいかも、という懸念です。安さがウリの小型製品は音声回路自体が低品質かもしれず、また、画面サイズとと音感がマッチしなくて不自然になるかも知れません。


テレビを余り見ない駄目男が重宝してるのは、前回も書きましたが、CDラジカセの再生です。ラジカセよりワンランク上の音質が楽しめます。むろん、ステレオコンポみたいな上等な音ではありませんが、BGM的に楽しむなら十分です。ラジカセに「低音ブースト」スイッチがある場合、これをONにするとさらに低音が豊かになります。(不自然にもなりますが)

 ネット通販でも買えます。価格は12000円前後。テレビキャビネット、ラジカセにヘッドホン差し込み端子があることを確かめて下さい。

<追記>京都のうららさんからも便りあり。ヨドバシカメラで購入(残念、まけてくれへんかった)設置したら、落ち着いた低音と音場の広がりに「ええ感じやんか~」と満足したとのことです。これで、全2台の売り上げアップに貢献したのであります。 


■ヤマハNX-50の紹介
http://jp.yamaha.com/products/audio-visual/hometheater-systems/hometheater-packages/nx-50__j/



左右の小さいスピーカーがNX-50
ヤマハスピーカー 

アジア・ウオッチング


●「週刊新潮」拾い読み  (9月12日号)

「嫌いだ!中国」友の会・・・
から2編をご紹介

中国きらい


■ 共産党「裸官」が確信する体制崩壊
 裸官とは、私財や家族を海外に逃し、自分だけが政府高官として中国に残る共産党幹部のこと。日本に当てはめれば、首相や閣僚、または党の幹部が私財の大半を海外の金融機関に預け、妻や子供や孫を外国に住まわせることになる。なぜ、そんなことをするのかといえば、国家体制の崩壊を予見しているからであり、家族や財産を守るために外国へ移し、自分は一人で仕事をする。いざとなれば身一つのほうが逃亡しやすい。


国家運営のリーダー自らが生命と財産を守るために、しっかり逃亡の準備をしている。こんな国が他にあるだろうか。政府要人だけでなく、国有企業の社長なども同じように逃亡の準備に余念が無い。
 今日(9月22日)ニュースで報じられた、無期懲役の判決を受けた薄凞来(元重慶市書記)の息子はハーバード大学に通っていたし、トップの習近平の長女、江沢民の孫もハーバードに通う。

 政治、外交ではアメリカと敵対する関係なのに、中国の権力者が自分の家族をアメリカに住まわせる。これは少なくとも中国よりはアメリカのほうが安全だと確信しているからであり、全く矛盾している。政権トップに愛国心がゼロであることを暴露しているようなものだ。


香港誌によると、共産党中央委員204名のうち、9割の187名の家族が海外に住んでいる。委員候補も167名中、142名が同じ状況にある。こうして既に逃亡、移住した幹部の家族は16,000人以上とされる。

 ところで、彼らは一体どれほどの金を秘密裏に持ち出したのか。いろんな情報があってはっきりしないが、16~18兆円というのが中国機関の推測、評論家の宮崎正弘氏は60兆円くらいという。日本の国家予算の半分以上の金が不正に海外へ運ばれている。
 「裸官」とはいささか自虐的な呼び名であるが、他人が嫌みや皮肉でつけたあだ名ではなく、中国の体制派自らつけた名前である。つまり、政府の幹部自らが中国の将来に絶望していることをあらわしているのだ。日本政府の中枢の9割の人間が日本の未来に絶望して海外逃亡の準備をしている・・なんてことあり得ないが、中国では既成の事実なのだ。


■赤ちゃんが5万円で売買される  ~人さらいがビジネスになる国~
 日本で赤ちゃんや子供の誘拐事件が起きたら大ニュースになるが、中国では日常茶飯事であり、誘拐と売買がビジネスとして成り立っているから恐ろしい。街角での誘拐だけでなく、公立病院の医師が「子供に先天性の異常がある。処置は任せなさい」とウソをついて赤ちゃんを横取りする例もある。年間の被害者数はこれまたはっきりしないが、役所の調べでは1万人、実際は7万人くらいと推測されている。


値段はいくらか。生まれたての赤ちゃんは死亡リスクが大きいので、5万~6万円、一歳を過ぎると80万円くらいに上がる。購入者は無事に育つと、子供でも労働者としてこき使い、メシのたねにする。一人っ子政策の歪みがこんな面でも表れている。
 悲劇は誘拐の事実だけにとどまらない。事件を追ってる記者が、誘拐された子供が工場で働かされている現場を突き止め、子供を逃がそうとしたら、子供が拒否した。その理由は「実家では一日に1~2食しか食べられなかったが、ここは3食出る」と。これがGDP世界第二位の国家の素顔である。それでも、こんな国と「友好を築きたい」という脳天気な日本人がゴマンといる。

閑人帳


●乗りたい?「リニア中央新幹線」

 具体的な路線、駅名が発表されて、俄に現実感が増したリニア新幹線。東京~名古屋間が40分、最高時速は505キロでぶっ飛ばします。それは楽しみなことだと喜んでみたものの、しかし、開業予定の2027年に自分は生きていないことが分かれば、なんだか急にシラけて「んなもん、どうでもええか」となるのであります。


リニア新幹線は「早いだけが能」の乗り物です。楽しいとか安いとかのサービスはナシ。しかも路線の86%はトンネルだから地下鉄とほぼ同じ、地上部分も擁壁やフェンスがあるから車窓風景を楽しむなんてどだい無理でせう。安全性の担保も現新幹線より高いとは言えない。長時間地下に閉じ込められる事故は必ず起きる。一度経験したら「二度と乗りたくない」客が増えること必定であります。

 早さだけが売り物なのに、途中の田舎町に四つの駅を設けるのは、地域へのサービスのためもあるけど、実は事故で列車が閉じ込められた場合の救出基地になる。これが本来の目的ではと推理します。


J-CASTの記事には、乗換所要時間のタイムロスが、折角のリニアのスピードを相殺するのではと書いてあります。東北や信越方面から東京駅に着くと在来線で品川駅に行き、そこで地下40mのリニア新駅に向かう。これに30分くらいかかるのではないでせうか。


東京~名古屋「のぞみ」の最速で1時間40分。リニアは40分ですから、1時間も早くなります。しかし、東京と名古屋での乗換に30~40分かかるなら「1時間早い」メリットの大半は失われます。
 結局、品川から名古屋へ行く人を除けばリニアに乗る必然性は小さい。名古屋以西に行く人は天秤に掛けて在来新幹線を利用する人が多いと考えます。逆に、在来新幹線にカフェカーや、ビジネスマンのミーティングやグループ客用の個室を設けるほうがサービス向上になりますが、ま、JR東海さんはそんなこと考えないでせう。


鉄道事情に詳しくない駄目男でも残念に思うことは、新幹線の東京~横浜間の線路を在来線に沿ってつくったことです。当然、小さいカーブが多くてスピードが出せず、この区間は在来線なみの時速100キロ未満で走っているため7~8分の無駄があります。同じような短距離区間でも、京都~新大阪、新大阪~新神戸は時速170~180キロで走っています。このロスタイムが無ければ東京~名古屋は1時間30分そこそこで走れます。

 東京オリンピックに間に合わせるためにはやむを得なかったという事情は理解できるけど、JR東海は今でも忸怩たる思いをしているでせう。
リニアの駅を品川につくることが二度目の大失敗になるのではと密かに懸念してる関係者がいると思います。


駄目男のような旧人類は、リニア新幹線の話を聞いて「戦艦大和」を思い出してしまう。最新の技術を結集してようやく完成したら「時代が変わっていた」のです。大艦巨砲主義から空軍力の時代へという変化を読めなかった。リニア新幹線も苦労して完成させたら「国情」が変わっていた・・なんてこと無いように願います。人口の減少、高齢化、産業構造、仕事のスタイルの変化、など、もろもろの原因があって「早さだけ求める」ニーズが続いてるのか疑問です。名古屋~大阪間の延長は実現しないような気がする。

 ただし、テクノロジーの進歩向上の追求は賛成です。それが日本のメシのたねであること、恐らく変わらないでせう。


■J-CASTニュース記事
http://www.j-cast.com/2013/09/19184290.html?p=all


リニア新幹線

ウオーキング・観光


●宇陀市に新観光スポット  ~ワールド メイプルパーク~

 廃校になった木造校舎とその広い敷地を生かして生まれた「楓」専門の樹木園です。うたい文句によれば、1200種、3000本を植えたというから驚きです。個人のコレクションを受贈してNPOが育て、園を運営するそうです。今年春にオープンしたばかりなので苗や若木ばかりで観光価値は低いけど、里山に囲まれた緑豊かな環境はとても居心地がよく、将来は人気スポットになるでせう。


場所は旧榛原町の宇太水分神社の北隣の台地。四棟の木造校舎のうち三棟を残してサービス施設にしています。地元物産の展示室やカフェもあり、ランチは600~700円とお手軽価格。家賃が要らないぶん、安くできるのでせう。(月曜日は休業)

 交通は近鉄榛原駅からバスで20分ほど。「宇太水分神社前」下車、徒歩5分くらい。ウオーキングも楽しむなら、当地から芳野川(ほうのがわ)沿いの道を榛原駅方面に歩き、八咫烏神社までの5,5キロのコースがおすすめです。(地形図が必要 2,5万図「古市場」)

■情報はこちらから・・・
http://www.city.uda.nara.jp/shoukoukankou/shisetsu/siteikanri/hirara.html



楓園と木造校舎
菟田野



ビニールハウスにも苗木がぎっしり
菟田野 


校舎は広すぎて使い切れてないよう
菟田野



教室?を転用したカフェ
菟田野 


オムライスを注文しました
うたの 



お土産に買った「メイプルパン」 木の切り株の形をしています{330円)
菟田野 



芳野川の堤防道を歩きます
菟田野 


途中の「さくら広場」には休憩所やトイレもあります。
菟田野



菟田野 


サッカー勝利祈願で知られる八咫烏神社拝殿 。メイプルパークからゆっくり歩いて約2時間。元気人は榛原駅まで歩きませう。(パークから約9キロ)
菟田野

閑人帳


●老いたるクレーマーの憂鬱     ~電車内のケータイ使用~

 電車の中では多くの人がケータイ(のアプリ)を使っている。先日、地下鉄に乗ったら、隣席の青年も使っていた。そこへ70代とおぼしき老人がつかつかとやってきて、回りに聞こえるような大声で「私、心臓が悪いんです。ケータイやめて下さい」と怒りと哀願の入り交じった面持ちで使用中止を求めた。青年はビックリしてオフにした。


次の駅から乗った客はそんなこと知らないから、老人の向かいの席でケータイを使う。すると老人は同じトーンで「私、心臓が悪いんです・・」と使用中止を求める。だんだん混雑してきて老人の席は見えなくなったが、使用者を見つけるたびに同じことを言う。声が大きいから離れていてもまる聞こえだ。天王寺駅から梅田駅までのあいだに十数回は同じセリフを繰り返した。目にしたら言わずにはおれないのだろう。


「心臓が悪い」というのは、心臓ペースメーカーを装着していて、ケータイの電磁波で装置が変調を来す。だから使わないで下さいという意味だろう。しかし、傍目には1分に一回くらい、大声で「・・やめて下さい」と言うほうがよほど心臓に悪いような気がした。絶えざる目配りと大声での使用中止要求の繰り返し、大変なストレスである。
 誰に対しても、ハンで押したような同じ言葉遣い、同じトーンの話し方なので、この人は電車やバスに乗るたびに、健康不安におびえる弱者として、同じことを言ってるにちがいない。一歩家を出たら、まわりは敵だらけなのだ。どうして世間は弱者に気配りできないのか、外出のたびにムカムカ立腹する暮らしを続けているに違いない。


老人のクレームは正しい。ただし、条件付きでの正しさである。ヘンだと思って調べてみたら、総務省で心臓ペースメーカーとケータイに関する安全基準の通達を出していることがわかった。
 ケータイとペースメーカーの隣接安全距離は22センチとある。これ以上離れていたらペースメーカーに影響は及ぼさない。(ケータイの電磁波が0,8wとしての条件)


これから考えると、かの老人の場合、自分の左席に座った他人が右手で(右耳で)通話する場面が一番リスクが高い。膝の上でクリクリやっても問題なしということになる。向かいの席に座ってる人に使用中止を求めるのは全く余計な言いがかりになる。向かいの席の乗客がこの安全基準を知っていたら、逆に「アホか、お前は」とどなり返すかもしれない。
 ちなみに、ケータイの電磁波の影響で心臓ペースメーカーが変調し、死亡事故を起こした例は無い。(将来、起きるかもしれない)


電車のアナウンスでケータイ・オフを言うのはマナーの喚起で、今は通話を遠慮するのは共通認識になっている。阪急電車なんか、端っこの車両は「電源オフ」を訴えているけど、これもマナー向上の呼びかけでありませう。
  何しろ便利だから、今や心臓ペースメーカーを装着してる人もケータイを使っている。通話は右手を使えば問題ない。全面禁止のはずの病院でもPHSを使っている。電磁波出力がうんと小さい (0,1w)ので事故の心配はないそうだ。


かの老人に上記の「正しい知識」を伝授すれば、ストレス、不安は霧消する。外出が楽しくなる・・いや、どうかな?
 意地悪駄目男が考えるところ、あの「私、心臓が・・」は、もう彼のアイデンティティ(存在証明)になってるような気がする。

■参考情報
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%87%93%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC

大阪日暮綴


●台風18号の大雨で・・・

■琵琶湖の水位がイッキに上昇
 先日、琵琶湖の基準水位の話を書いたばかりですが、今回、特別警報が出る大雨で、過去に例のないような水位上昇が起きました。
 下のグラフの青い線が水位の変化を示します。15日にはマイナス20センチくらいだったのに、16日はプラス72センチ、たった一日で1メートルも上昇しました。理由はもちろん稀な大雨のせい。さらにもう一つ、瀬田川の堰を閉じたままにしたことです。淀川に流れ込む木津川や桂川の水量ももの凄かったため、ここで瀬田川(琵琶湖)の水も加えると、淀川本流が大洪水を起こして沿岸に深刻な水害をもたらします。


ゆえに、ここはじっと我慢の子、堰を開けなかった。だから、たちまち琵琶湖の水位が上昇しました。1mも上がると、農業や漁業に悪影響が出るはずで、例えば、風物詩になっている「えり漁」の仕掛けがこわれたりします。田畑の水が逆流して浸水被害もでる。しかし、天秤にかけて、より深刻な被害が出る都市部への影響を重んじ、放流しなかった、ということでせう。


びわこ増水


■大和川沿岸住民に避難勧告でる
 下流の大阪市、堺市の沿岸地区にも大和川氾濫を予想して、二十数万人に避難勧告が出ました。極めて珍しいのではと思います。結果的には
気象台の「心配しすぎ」となりましたが、この判断も難しいです。

 大雨の最中ではなく、小やみになってからの避難勧告だったので、多くの住民は「?」の感じで、本気にしなかったのではないか。実際、大和川から1キロの商店街はいつも通りの賑わいだったし、広報車が駆け回っていたという場面もなし。橋下市長は自宅で堺市長選挙向けのツイッター発信に腐心していたらしい。上から下まで危機感ゼロの「避難勧告」でした。(休日だったためかもしれない)


 勧告発令中の昼過ぎに大和川堤防へ行ってみたら、さすがに今まで見たことのない大増水風景でした。しかし、堤防上面まではまだ3mくらいあり、誰が見てもダイジョーブの風景でしたが、ヨソの地区ではもっとピンチだったのかもしれない。
 水とともに大量のゴミも流れるため、河口の大阪湾は「ゴミの海」になります。半分以上は奈良発のゴミかもしれない。また、最近、河川敷につくったばかりの遊歩道や休憩施設も泥に埋もれてしまいました。人命の被害がなくて幸いでしたが、後始末にずいぶん金がかかります。


あびこ大橋の下流300mくらいの大和川増水風景
大和川増水 

犬町・猫町情報


private

             10月号表紙 by ぽんさん


10月号表紙


           タビナシ人生は シナビタ人生だと思う


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●10月例会 ご案内        ~ 担当 Tマサさん~

六甲山麓 八幡谷から保久良神社へ

■時期・・・・・10月10日(木)   
■集合場所・・阪急電車 岡本駅(特急も止まります)神戸方面出口
10時集合とします。 集合場所は狭いですので注意してください。
なお、JR摂津本山駅から歩いてすぐに岡本駅にこられます。

■歩行コース・・阪急岡本駅から、岡本八幡神社、八幡谷の山道コースを歩きます。起伏の少ない森林浴コースは最高です。途中、打越山、打越峠や風吹岩への分岐がありますが、直進します。やがて、大阪湾を一望できる、ベンチに出ます。そこから、岡本八幡神社の近くの保久良神社本殿に出て、阪急岡本駅で解散します。

■距離・・約10キロメートル  標高差約300メートル 
急な登り等はありません。休憩等入れまして約4時間ぐらい、但しトイレは保久良神社しかありません。土・日曜日は歩く人多く、平日にしました。 雨天は中止です。

読書と音楽の愉しみ


●日高義樹著
「アメリカが日本に<昭和憲法>を与えた真相」を読む

 NHKの特派員として長くアメリカで活動した著者が、その豊富な人脈を生かし、インタビューを重ねて日本国憲法成立の裏側を明かした本。
 
 どんな人にインタビューしたか。主な名前を挙げると・・

・ヘンリー・キッシンジャー(元国務長官)
・ジェームス・シュレジンジャー(元国防長官)
・ズブグニュー・ブレジンスキー(元大統領補佐官)
・ジョージ・ブッシュ(第41代大統領)
・ジミー・カーター(第39代大統領)
・ヘムルート・シュミット(元ドイツ首相)
・ゲアハルト・シュレーダー(元ドイツ首相)
・ジョン・ガルブレイス(歴史学者)
・ピーター・ドラッカー(経営学者)
・ジャック・キャノン(連合国軍キャノン機関長)
・ビクター・ウイリアムズ(連合国総司令部民生部長)ほか


さて、内容を簡潔にまとめて紹介すべきところ、これが難儀でございます。残り少ない頭の毛をかきむしって呻吟・・というほどでもないけど、何から書いていいのやら。ま、なるべく柔らか~く書いてみませう。


誰が読んでも感心するであろう立派な内容と表現の前文ではじまる日本国憲法が、実は日本国民の有する主権や総意によってつくられたものではなく、日本を占領していたアメリカのプロジェクトチームによって発案され、日本政府に呈示、合意の上で完成した。これが憲法問題を考える上での大前提です。つまり、MADE IN USA。

その製造責任者がダグラス・マッカーサー。むろん、彼一人が仕切ったわけではないけど、マッカーサー憲法と言ってもよいほど影響力は強かった。そして、新憲法づくりの一番のコンセプトは「日本への復讐」であった。自国にも多大の犠牲者を出した、戦争の勝利者としては当たり前の発想である。日本が二度と欧米に刃向かうことができないように、徹底して無力化する。世界に冠たる「平和憲法」の発想のモトは、まず復讐ありきだった。そのホンネを隠して美しく文章化したのが第九条だ。


このことはほとんどの日本人が知っているハズでありますが、戦争放棄を謳う「九条」が、まるで戦後日本人の発想、総意で出来たかのように思い違いしている人もいる。言うまでもないが、新憲法制定の経緯において日本国民の主権や総意が反映されることなどあり得なかった。


日本をどう処罰するか、はポッダム会議の時点から議論されたが、結局はマッカーサーに委ねられた。日本への復讐は成就したとして、もう一つ大きな課題は天皇の扱い。映画「終戦のエンペラー」にも天皇の処遇、付き合い方をどうするか、の場面があるけど、マッカーサーに限らず、欧米人には天皇の存在自体がとても理解しにくい。むろん、戦争責任者として断罪することも可能だったが、結局「国民の象徴」として残すことになった。


それは、天皇への畏敬の念ゆえではなく、存続させたほうが占領国家を統治しやすくなると考えたから。もし、勝利者の権限で天皇を廃止したら、日本国内は一挙に不穏になり、各地で反乱が起きかねず、それを収束するための軍事行動で米軍に死者が出ること必定である。そんなリスクを犯すより、残して平穏を保つほうが理にかなっている。
 ハイハイと占領軍のいいなりになっている日本政府も、天皇制の存廃問題にはえらくこだわった。国民に計らないまま歴史を断絶させるなんて耐えられない。


憲法の原案は英文で作成され、日本語に訳されて政府へ届けられ、要望事項や修正で何度もやりとりがあって最後に英語、日本語で正式文がつくられて、双方が確認した。この間のやりとりで、かの白州次郎が活動した。


新しい憲法について国会議員の反応は良かった。米軍関係者がたびたび国会議員と接触し、反応を確かめたが、九条を含め好意的に受け止めていた。一番歓迎された案は「象徴天皇制」だった。

147~149ページに興味深い対談文がある。
日高・・・要するに、国会議員のほとんど全員が憲法改正に賛成、軍事力の放棄にも反対はしなかった。

ビクター・ウイリアムズ・・・その通りです。憲法の改正は国会議員の間では極めて好評で、ほとんど全員が賛成しました。共産党だけが反対した。8人の議員が新しい憲法に反対しました。

日高・・・憲法草案のうち、国会議員が最も熱狂的に受け入れたのは?

ウイリアムズ・・・象徴天皇でした。そして国家主権を国会に与えることも大歓迎されました。衆議院ではほとんど全員が憲法の草案に賛成したが、貴族院が反対したため、両院の審議会が開かれることになりました。(注)貴族院=現在の参議院

日高・・・憲法第九条も歓迎されたのですね。

ウイリアムズ・・・その通りです。共産党を除いて全員が賛成した。
(引用ここまで)

第九条を含む新しい憲法の草案に対して共産党だけが反対した。そんなアホな、という気がします。錦の御旗のように大事にしている平和憲法を当時の共産党は否定した。ま、今の日本共産党に言わせれば「あの当時の共産党はアカン共産党だった」と弁解するでせう。暴力革命を是とする思想の古い共産党といっしょにされたら迷惑だと。


かくして、新しい憲法のもとで日本は生まれ変わった。めでたし、めでたし・・と安堵したのもつかの間、たちまち、日本もアメリカも軍事的脅威にさらされることになる。ソ連や中国という共産党の勢いが増し、日本を呑み込んで共産党国家に、という野心が露骨になる。なんか、ヤバイな、と心配する矢先に朝鮮戦争勃発。ついこのあいだ「日本には二度と軍事力を持たせない」と言っていたアメリカから「武器は貸したるさかい、はよ軍隊(自衛隊)作らんかい」と矢の催促。アメリカって、先見の明、ぜんぜんありませんがな。その上、平和憲法生みの親、マッカーサーは上司(大統領)と喧嘩してクビ、日本ともプッツンしてしまいました。


著者、日高氏は憲法改正を是とする立場で本書を書いている。安保条約や日米同盟の重要さも説くが、今後のアメリカに対する信頼感は薄い。アメリカの衰退が止まらず、中国の脅威がますます大きくなる状況において、日米安保条約が日本の安全を担保するなんて、もう考えないほうがよいと言う。

 アメリカ国防総省幹部が繰り返し著者に述べた言葉を紹介すれば、尖閣諸島問題について「アメリカの海兵隊が日本の自衛隊といっしょに戦って日本の領土を守るということは考えていない。尖閣で地上戦闘があれば、日本だけで戦う必要がある」(247頁)

 アメリカが守りたいのは周辺海域の自由航行権であって尖閣の島ではない。島自体を守るのは自衛隊のお仕事、と割り切っている。日本側がどう考えようと、事実上の安保条約の形骸化が進んでる。
  まして、今の弱腰オバマ大統領が尖閣というちっぽけな島の防衛のために米軍を出動させるなんてありえない。こんな超ローカルなところで米中全面衝突なんて、考えたくもないだろう。(実際に何が起きるかは不明でありますが)


あらためて憲法全文と日米安保条約の条文を読んでみました。

【憲法第九条】
戦争の放棄、軍備及び交戦権の否認
 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


この文章には書かれていないが、自衛権の保持は認められている。マッカーサーは、これも認めない意向だったが、日米の交渉の末、了解された。


竹島問題や尖閣諸島問題など、現実の脅威が増してくるほど護憲論は政治思想というより信仰に近づいている。福島瑞穂が街頭演説などで訴えていた典型的なフレーズは「こんな立派な憲法をもつ日本に攻め込んでくる外国があるはずがない。現に60年以上、平和が守れたではないか」でありました。これって「神が私たちを見捨てるはずがない」という身勝手な願望、思い込みと変わらない。

 60年以上、平和が守られた、という実績を言うなら、しかし、平和を守るのに、自衛隊の必要は全くなかったと言わなければ、ええとこ取り、安直なご都合主義ではないか。
 論理的な説得力を失ったら、精神論や感情に訴えるしかない。行き着くところ信仰である。さしづめ「護憲教」「護憲原理主義」でありませうか。困ったあげくに「国連」なんかを持ち出すようでは、もう精神年齢12歳未満だ。(2013年7月 PHP研究所発行)


憲法
 


憲法

読書と音楽の愉しみ


●2013「大阪クラシック」を聴く

 おもろいこと考えはりますなあ・・プロデューサー、大植さんのアイデアに惹かれて出かけたのが次の二つの公演

■第27公演は、ブラームスの交響曲、4曲の第四楽章だけ演奏するという企画。普通の演奏会ではあり得ないプログラムです。おまけに、順序が4-3-2-1番と逆方向。この意図がイマイチ分からないけど、すべてなじみの曲なので楽しく聴けました。

 ブラームスの交響曲といえば、なんとなく堅苦しい、暗い。という印象があるけど、こうして第四楽章だけ聴くと、なかなかにパワフルで祝祭的雰囲気もあり、気分は十分に盛り上がります。 ただ、なんとなくオーケストレーションのセンスが古くさい(これがウリのガチ保守派だから当然でありますが)(9月9日 ザ・シンフォニーホール)


■追加で企画された特別公演は、ベートーベンの「運命」を3台のピアノで弾くというオモシロ企画。といっても、大植サンの思いつきではなく、ベートーベン自身が作曲時に友人たちと試し弾きしたのではと伝えられる。演奏は大植さんと音大の若手が二人。


これが実に楽しい。3台のピアノがフォルテで弾くと、なんだかオーケストラの演奏みたいにバカでかい音になり、迫力満点であります。旋律は「運命」と同じで、足し算も引き算もなく、余分な装飾音もない。いくら物覚えが悪い駄目男でもこの曲は全楽章丸覚えしているので、ピアノを聴きながら、頭の中でオーケストラの音を鳴らしつつ、オーボエの独奏パートはこんなふうにアレンジするのか、などと自分流の「解釈と鑑賞」を楽しみました。終わって、聴衆やんやの喝采。今年の大阪クラシックで一番の人気公演だったかもしれません。


アンコールでホルストの「惑星」から「木星」、ハンガリアン舞曲の5番、最後に大植サンがビートルズの「イエスタデイ」をしみじみ弾いてお開きになりました。(9月12日 ザ・シンフォニーホール)


■第47公演は渋めにブラームスのピアノ四重奏曲第一番ト短調。この曲、7月の大フィル定期公演でシェーンベルクが編曲した管弦楽版が演奏されて興味をもち、CDを借りて原曲を聴こうと思ったのですが、図書館で見つからなかったのでナマを聴きに行ったと・・。ヒマジンやなあ。


聴きどころはやはり第四楽章、ハンガリアンメロディーがたっぷりで、ジプシーと無縁の日本人でも独特の郷愁感あふれるメロディは心にシミます。管弦楽版でもそれらしき雰囲気はあったけど、ドンチャカ鳴りすぎて情緒不足でした。あの世のブラームスも「シェーはん、えらいことしてくれはりますなあ」と顔をしかめていたのではありませぬか。(9月11日 中之島中央公会堂 中集会室)


中央公会堂 特別室のステンドグラス
ステンドグラス 

閑人帳


●琵琶湖の基準水位

 9月6日の記事「早明浦ダム」の最後に書いた「琵琶湖の基準水位はどうして決めたか」の続きです。
 琵琶湖の水位の上下は私たちの暮らしに大きく関わります。とりわけ渇水が続くと毎日のように「琵琶湖の水位はマイナス○○センチ」という情報が出て、最悪、給水制限などの事態がおきます。


では、琵琶湖の基準水位ってどうやって決めたのでせうか。
 答えは、さしたる根拠も無く「テキトーに決めた」のであります。琵琶湖の水をコントロールするためには、何らかの基準値が必要なことは昔の人も分かっていたけど、具体的には、明治7年(1824年)瀬田川の「瀬田の唐橋」北側に量水標(目盛りをつけたポール)を設置しました。そのときの「ゼロ」ポイントが「ま、ここらあたりか」とテキトーに決めたのであります。(今は鳥居川水位観測所といいます)テキトーのよりどころは「これ以上水位が下がることは無いだろう」という「満水状態」をイメージしての判断でした。


ええ加減な話と笑ってはいけません。なぜなら、明治7年当時はろくに地図もなかった。伊能忠敬のつくった手描き地図しかなかったため、標高などの地理情報は皆無でした。よって、テキトーに決めるしかなかったのであります。しかし、ええ加減なゼロポイントであっても、以後、琵琶湖の水位はここで計測され、洪水、渇水情報のモトになってきたわけです。ここでのデータは100年以上利用され、平成4年になって、琵琶湖の水位は湖岸5カ所の平均値で発表されるようになりました。


測量、地図作りが進み、ええ加減なゼロポイントは、東京湾の平均水位+84,371m  となっています。琵琶湖と海面との標高差の数字です。なお、琵琶湖の水位の調節は石山寺の近くにある「瀬田川洗堰」のゲートの開け閉めで行われています。

 琵琶湖に流入する川は大小460本もあるが、琵琶湖から流出する川は淀川(瀬田川ー宇治川ー淀川)一本きりです。


■引用元記事
http://www.biwakokasen.go.jp/rivers/seta/sluice/torii.html
http://www.lbm.go.jp/toda/ohmi/level.html


テキトーに基準水位を決めた鳥居川観測所と地図
琵琶湖水位 


琵琶湖水位

大阪日暮綴


●松本清張「点と線」を思い出す  ~阪急梅田駅~

 阪急梅田駅プラットホームの西端に小さなカフェがあって窓からホームが見渡せます。頻繁に出入りする電車を見ていて、昔読んだ「点と線のシーンを思い出しました。東京駅の13番ホームから15番ホームが見えるのは一日のうちで4分しかない・・この「空白の4分」推理小説で設けたトリックの一つですが、前後の話は忘れました。


阪急梅田駅はホームが9番線まであり、乗車、降車、独立したホームを持っているので間口は100mくらいありそう。では、カフェのある西端の神戸方面行き9番ホームから東端の京都行きホームの電車が見えることがあるのだろうか。(1番から9番のあいだのホームに電車が無い状態)


おお! あるある!   京都線ホームに停車中の特急電車がみえました。しかし、10秒もしないうちに隣のホームに各停?電車が入ってきて見えなくなりました。ミステリーふうにいえば「空白の10秒」であります。


 帰宅して阪急電車の時刻表を見て驚いた。駄目男が見た「空白の10秒」は奇跡に近いのではないか。なぜなら、平日午後の閑散時にもかかわらず、梅田駅では1時間に42本もの電車が発車している。当然、同じ数の電車が入線してホームをふさぎます。到着から発車まで5分以上はかかるでせう。これじゃ、ホームが空っぽになる時間なんてないはずです。


しかし、一瞬でも空白はありました。なぜか。それはダイヤ編成のせいです。神戸線、宝塚線、京都線、いずれも特急と急行は毎時0分、10分、20分と10分おきに発車する。神戸線、宝塚線、の各停は同様に01分発、京都線の準急や快速は同様に03分発です。つまり、列車の数は多くても、同時にいっせいに出発するからホームが空きます。

 では、駄目男が見た「京都線特急」はどの時点なのか。たぶん、03分発の準急が出た直後ではないか。出た直後、10秒くらい経って北千里行きの各停が到着して京都線特急電車を見えなくした・・・。ま、ええ加減な推理でありますが。

 アイスコーヒーを飲みながら、プラットホームを見下ろしていた15分ほどのあいだに思い出した清張のミステリーの一コマと妄想でありました。 ・・にしても、ヒマジンやなあ。

阪急京都線梅田駅 平日のダイヤ
http://rail.hankyu.co.jp/station/pdf/01_ky_c.pdf


カフェから見たホーム風景
阪急梅田駅

たまには外メシ


●てんやの天丼

 東京圏では100店以上のフランチャイズ店を展開している「てんや」が関西初出店。ウリは500円の天丼です。牛丼店の展開に似ているけど、新規参入はこちらのほうが難しそうという感じです。
 海老の大量、安定確保や牛丼よりデリケートと思われるダシの味付け、そして、何より天ぷらのクオリティが問題です。


・・と、思いきゃ、天ぷらの品質は「オートフライヤー」なる天ぷら自動揚機の開発によって解決したとHPにあります。つまり、熟練の調理人がいなくても高品質の天ぷらが供給できるという。開発者の努力に頭が下がります。


第一号店は、御堂筋、千日前通り交差点の西北寄りにあり、7月にオープンしたばかりなのでまだピカピカです。今回は海老が2匹載った「上天丼」を注文しました。580円ナリ。追加海老代80円というわけです。ほかに、南京やナス、インゲン豆などの野菜が載っていて、味噌汁付きでこの価格は安い。ダシがやや化学調味料っぽい味がするけど、この安さでデリカシーを求めるのは厚かましい。


てんやは、ロイヤルグループ(ファミレス「ロイヤルホスト」などを運営)の傘下に入って全国展開を目指すそうであります。よって、この関西第一号店の成績は在阪同業者も注目しているはず。ただ、値段競争だけの牛丼と違って、ユーザーにA級(1000円以上)、B級(てんや)と使い分けされ、在来店の天丼が激減なんてことにはならないと思います。


海老を大きく見せるために、どんぶりのサイズの選定にも気を使ったはず。
てんどん


食べログのてんや情報
http://tabelog.com/osaka/A2702/A270202/27073619/

大阪日暮綴


●久しぶりに・・美しい夕焼け空

 9月も残暑は厳しい、との予想は大きくはずれて、凌ぎやすい日が続きます。大雨被害が出た8月25日のあとから急に涼しくなりました。電気代は安くなるし、電力会社も一安心できるし・・でも、ビールメーカーには恨めしい日々でありませう。このまま、すんなり平年並みの秋に移ってほしいものです。窓越しに夕焼け空を眺めながら、焼酎のソーダ割をちびり・・。(9月8日)


ゆうやけそら

大阪日暮綴


●世論調査の回答者に

 珍しく世論調査の回答者に当たりました。コンピュータが無作為に選んだナンバーが自宅の電話番号と合致したのですが、たぶん3回目です。
 質問者は読売新聞で、テーマは大阪都構想や橋下市長への支持、不支持に関することです。今回の対象は20歳以上の大阪府民のみです。


たくさんの質問を早口で話すので、ゆっくり考える時間はありません。
 読売朝刊の集計記事によれば、回答率は59%。4割は回答拒否又は途中でギブアップしたことになります。(たいていの世論調査の回答率もこの程度です)日頃、問題意識をもっていないテーマについて、突然、見知らぬ人から問いかけられ、イエスかノーかの回答を迫られたら、アタマが混乱して判断できないのは仕方ない。ファクスやネット画面を見ながらの回答に比べたら、アンケート結果の信憑性は劣るのでは、と思います。


「橋下市長を支持する、しない理由を次の七つの項目から二つ選んで下さい」との設問で、七つの項目を読み上げ、回答は何番と何番ですかと問われるとまごつきます。「あの、3番はなんでしたかいな」「それ、ちゃうわ。4番は? あ、それそれ」こんなやりとりになります。


第一問、堺市を含めた大阪都構想に賛成ですか、反対ですか。
駄目男の答え・・反対

第二問、大阪市営地下鉄の民営化に賛成? 反対?
駄目男の答え・・賛成

第三問、橋下市長を支持しますか?
駄目男の答え・・支持しない。(以下略)


橋下サンがデビューした当時は、支持、不支持が半々の思いでしたが、今は不支持です。時間を経てだんだん正体が見えてきた。しかし、今回の調査では支持が58%あり、前回調査より14ポイント下がったものの、十分安定している。


もし、堺市市長選挙で敗れるようなことがあれば、大阪都構想の推進には大きなブレーキになり、他の首長さんたちの間にもシラケ気分が広がること必至で、構想の頓挫もありうる。ならば・・と、国政へ鞍替えをめざすかもしれない。堺市民は、維新、反維新のどちらを選択するのか、興味大であります。

調査の結果は9月8日の読売朝刊に掲載されてます。


読売新聞 

読書と音楽の愉しみ


●島田荘司「写楽・閉じた国の幻」を読む

 万年閑人、駄目男のために、Tさんからプレゼントされた本。美術ファンなら誰しもご存じの「謎の絵師・写楽」問題をミステリー作家が独自の発想で追求、斬新というか、トンデモ案というか、とても面白い小説に仕立てた作品です。小説とはいえ、写楽に関する過去の情報はすべて世間に認知されているものばかりなので、ええ加減な新提案では読者がしらける。さうか、さもありなん、と思わせるには膨大な情報の収集と吟味が必要であります。

 過去の、写楽の正体は何某という説を一つずつ排除し、これぞ写楽だと著者が結論づけたのは、写楽=オランダ人だ、であります。どっきり!

今までに知られている写楽の正体ナニモノぞ説は・・・

写楽の正体は喜多川歌麿である
・写楽の正体は葛飾北斎である
・写楽の正体は山東京伝である
・写楽の正体は斎藤十郎兵衛である

などが提唱されてきました。そこへ著者、島田荘司氏が唱えた新説が
「写楽はオランダ人、レオポルド・ウイルレム・ラスである」論です。


島田説では、ラスは長崎、出島のオランダ商館のスタッフの一人で書記役。毎年、江戸城へ参府する商館館長に付き添って江戸へ出張します。その江戸滞在日程のなかで、浮世絵版元の蔦屋重三郎と知り合い、密かに歌舞伎を見物して役者を写生する。その斬新なセンスに驚いた蔦屋は「これは売り物になる」と直感して、当時は大売れっ子だった歌麿に原画を写させ、東洲斎写楽の名前で販売したら大当たり。


写楽は1794年の5月から翌年の1月までの10ヶ月間に145点の作品を制作し、しかし、突然に姿を消す。もともと正体不明な作者が消えてしまったわけです。写楽という生身の絵師が存在したら、いくら隠しても、世間のどこかに痕跡(情報)があるものですが、それが全くない。ゆえに、写楽という人物はいなかった、誰かの身代わりに違いないと憶測され、前記のような諸説が生まれた。


いろんな「写楽別人説」のなかで、一番有力なのは誰か。現在は斎藤十郎兵衛がトップ、選挙でいえば、開票率70%で「当確」ってな感じでせうか。斎藤は阿波藩お抱えの能役者、歌舞伎には無縁のはずですが、やはりお忍びで芝居小屋に通い、素晴らしいスケッチをした。これを蔦屋が大絶賛、東洲斎写楽のネームで売り出すと大ヒット・・。


この斎藤説を最初に唱えたのがドイツ人の美術史家、クルトと言う人でその後、この説を裏付ける研究が進み、現在はノミネート第一位です。
 2011年には、NHKスペシャル『浮世絵ミステリー 写楽〜天才絵師の正体を追う〜』が放映され、これも内容は斎藤説でキマリみたいなものだったらしい。NHKも斎藤十郎兵衛「当確」と判断したのでせう。


しかし、一件落着とはいきません。この斎藤「当確」説にカッカ怒ってる人がいて反論の本まで出した。田中英道著「写楽問題は終わっていない」(2011年 祥伝社新書)です。この人は、写楽=北斎説を唱えています。本書にはNHK への抗議文のコピーも掲載されてるので引用すると・・(176~177ページ)


田中氏がNHKに出した抗議書

「2011年5月12日9時からのNHK BS -103「写楽」についての番組に決定的な誤りがありましたので、公共放送を使って、浮世絵の絵師の役割そのものの芸術性を否定するような常識外れの番組を流したことに抗議せざるを得ません。

 むろん、それはこの番組に生出演した方々への批判ともなります。それは、まず、写楽の線、色彩、緊張感といった芸術性が、この番組では彫り師、刷り師の技術によるものだ、という仮説の誤りです。そうすると、この番組はそれら彫り師、刷り師が誰だったのか、という番組にならなければならなかったはずです。これは奇妙な仮説です。


歌麿、北斎ら当時の絵師たちは、皆そうだったのでしょうか。その肉筆画が残っていますが、すべて浮世絵の線、色彩と同一と考えていいものです。彫り師、刷り師はそれを忠実に再現したに過ぎないことが分かります。
 そうすると、この写楽だけが素人的な線、色しか描けなかったことになります。だから10ヶ月でやめたのだ、と言いたいのせしょう。それなら、写楽の素晴らしさを作り上げた彫り師、刷り師の存在を探り、突き止めるという作業をするべきでしょう。それを探すのは可能なことです。(以下略)


まとめると、斎藤十郎兵衛の描いた原画は上手ではなかったが、彫り師、刷り師の素晴らしいワザによって芸術性の高い作品になった。だったら、共同作業者である彫り師、刷り師も紹介するべきだ、ということです。


この「原画は技術的には下手だったが、職人の卓越したワザで芸術作品が出来た」という、写楽=斎藤説、実は島田説に共通するところがあります。島田説は、原画はオランダ人が描いた。技術的にはイマイチだったが、その斬新な表現力に版元の蔦屋重三郎がぞっこん惚れ込んだ。しかし、原画のままでは商品化しにくいから、表現を浮世絵らしく補正したい。その作業を当時の大売れっ子であった歌麿に頼んだ。歌麿は当然いやがったが、最後は折れて原画の写しをとり、プロの業で商品化した。従って、写楽作品は、原画はオランダ人、ラス、リメークは歌麿ということになります。


小説家、島田氏の提唱した、写楽=オランダ人説はあまりに突飛すぎてお堅い学者、専門家の世界では「予選で失格」ふうに無視されてるらしい。さりとて、斎藤説が満場一致でキマリというのでもない。
 駄目男は上記のNHK番組を見てませんが、斎藤説には組しない。斎藤十郎兵衛が実在したという文献的実証が出来たから、イコール写楽とするのは危ないと思います。


むしろ、島田氏が何気に書いている、東洲斎写楽というネーミングは、もしや版元の蔦屋がつけたもので、オランダから見てはるか東の地=東州で写しをもとに出来た絵、と半ばしゃれっ気でつけられたのではないか。こんな説に説得力を感じます。
 あと、役者絵の中には、有名でもない端役の役者も描かれていて、これは浮世絵セールスの常識から外れています。売れる見込みがないのに商品化するのはおかしい。だったら、そんなこと百も承知の歌麿や北斎が描くはずがない。


 しかし、写楽最大の謎は、著者が力説しているように、写楽という人物の個人情報が全くないことです。絵を描き、版元が選択して職人に彫らせ、刷らせて・・というプロセスで原画作者が一切人に会わないなんて考えにくい。電話もファクスもない時代に作者の存在を100%隠しての商品づくりなんてできるのか。これが大問題です。


読み終えてから、大阪市立中央図書館で立派な装丁の美術全集を見ました。制作期間10ヶ月のうち、写楽らしさがよく表れているのは初期の作品で、後になるほど他の作家の作品と区別がつきにくくなります。要するに新鮮さが失われてゆく。こんなプロセスも歌麿や北斎ではあり得ない。彼らはすでにスタイルを確立した一流のプロでしたから。


文庫本ながら、上下2巻で900頁、これでも著者は書き足りないとあとがきで述べています。読者を説得、納得させるために持っている情報を全部書きたいと。でも、駄目男の感想では100頁くらい端折ってもええじゃないか、であります。説明にくどいところがある。
 この写楽=オランダ人説、どなたか脚色して映画化してもらえたら分かりやすいし、そこそこ説得力をもつこともできると思います。いつぞや見た「舟を編む」の浮世絵版です。浮世絵の制作風景も知りたい。(2013年2月 新潮社発行)

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本書のファーストシーンでは大阪市立中央図書館が出て来る。主人公はこの地下の収蔵庫で作者不明の肉筆画を見つけ、コピーを持ち出す。この絵のコレクターは江戸時代の文化人、博物学者であった木村蒹葭堂(けんかどう)である。現図書館は彼の屋敷跡に建っている。
写楽 



写楽 


写楽 


これが写楽の代表的な作品

写楽

閑人帳


●早明浦ダム、大雨で念願の貯水率100%達成

 各地に大雨の被害が発生する中で、口には出さねど ♪♪ ”雨雨降れ降れもっと降れ~”と願っていたのが四国の皆さん。四国の水瓶と言われる早明浦(さめうら)ダムは、半月前には貯水率25%という深刻な渇水に見舞われていたのですから、大雨=慈雨でありました。今回の大雨でうどん屋さんも気兼ねなく水を使って仕事ができ、ホッとしたでせう。


なんでこんな記事を書くかというと、偶然「早明浦ダム情報」サイトに出会って、ここで時々刻々に貯水量等の数字を発信しているからです。こんな地味なHP、誰が見るねん?と思ってしまいますが、地元の人には重要な情報であること確かです。水不足情報は、新聞やTVでは数日に一回くらいしか出ないのに、このHPでは誰でも直に数字、グラフで確かめることができます。


早明浦ダム 9月3日15時から4日15時までの水位の変化を示す。
青い線が水位を表し、4日朝から急激に増えていることが分かります。
紫の線はダムへの流入水量。3日にはゼロ近くだったのに、4日昼には毎秒3000トンに増えて念願の満タンに。メデタシ、メデタシ。
早明浦 

4日から5日19時までのグラフ。青い線(水位)は上端(満水)で推移し、雨がやんで流入水量は次第に減っています。左端はダムの断面図です。これで当分、水不足の悩みは解消されました。
早明浦

ダム周辺で200~300ミリの大雨が降り、満タンになった早明浦ダム湖。
早明浦 

ちなみに、近畿の水瓶、琵琶湖の水位はどうか。琵琶湖・水位で検索するとお役所のHPが出て、9月5日の水位はマイナス15cmとあります。琵琶湖周辺でもたくさん雨が降ったので、ただいま南郷の堰は全面放流しています。9月は台風や大雨の季節であるゆえ、洪水を懸念して意図的にマイナスに設定してあるそうです。

 ところで、琵琶湖の基準水位って何をよりどころにして決めたのか?これを調べたら「ホンマか~?」という面白い情報が出てきました。この話は近日中に・・。


■引用元記事
http://www.geocities.jp/sameura_dam/a/

閑人帳

●人間未満

 コンビニや飲食店で、従業員や客がふざけた写真を撮って公開する妙な事件が続いていますが、下の写真はその極めつけ、フツーに暮らしてる人間には理解不能であります。金沢の餃子の店「王将」での事件。「王将」では新潟の店でも従業員のふざけた画像が発覚しており、しょせん、この程度の業者なのかと顰蹙をかうこと必至でありませう。社員教育云々の弁解が空々しい。


写真はカレンダー(宣伝用印刷物)に使われた
王将店

この写真の全裸男は店の向かいにあるホストクラブの従業員、つまり、店の常連客。警察への通報等、店側が強力に阻止出来なかった理由はこのためらしい。しかし、制服姿の従業員が笑顔なのは解せない、と思うが、実はこれもホストクラブのメンバーだった。従業員から無理矢理制服を借りてのなりすましというわけ。


撮影の目的は明快。ホストクラブが顧客に配るカレンダーのためだった。ということは、写真は公開するために撮影したもので、バレて当然、秘密にするつもりは全然なかった。偶然、全裸男の親や兄弟が目にしたら、どんなにショックが大きいか、なんて考えもしない。


彼らに比べたら、年中、裸で暮らしてる犬や猫のほうが羞恥心、自尊心があるのではないかと思ってしまう(オイオイ)。この写真を見て、それでも犬や猫よりエライと言える人がどれくらいいるでせうか。自分が親なら、恥辱のあまり死んでしまいたくなりそう。


記事(読売)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130903-00001130-yom-soci
記事(JーCASTニュース)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130904-00000006-jct-soci
記事(スポーツ報知)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130904-00000241-sph-soci
画像
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4463396.jpg

プチ・ケチの研究


●「紀文」の水なしで焼ける餃子

 先日、油も水も不要なAJINOMOTOの餃子を紹介しました。これは冷凍商品ですが、「紀文」の冷蔵商品もあって、水なしで焼けるのがウリです。これを焼くとき、先日紹介したアルミフォイルを使うと、油も要らなくなります。値段は198円。328円のAJINOMOTOより3割も安い。

 断然お得と思ったけど、そうは行きません。同じ12個入りパックでAJINOMOTOは300g、紀文のは230g、目方は3割も軽い。安いのはそれなりの理由があるということです。70gの差が、油分と水分の目方かも知れないが、見た目はそんなに変わらない。


美味しさには3割ぶんの差がないと思われるので、プチ・ケチ実践者は安い紀文のほうで十分かと。冷蔵だから、冷凍より焼く時間も少なくてすみ、ガス代が節約できます。
 フォイルを使って焼くとフライパンや皿の油汚れがなくなるのは助かりますが、焦げ目がきれいにつかないのが残念です。


紀文の餃子
紀文の餃子 

読書と音楽の愉しみ


●木曜会著「夏目漱石を楽しむ」を読む

 木曜会は広島在の漱石ファンが集う読書会。小さな会なのに、こんなに立派な本を自費出版するなんて甲斐性あるなあ、と感心しました。
 本書は、同会の会員であり、広島の同人誌「ひろしま随筆」の同人でもあるOさんから恵送いただいたもので、Oさんが漱石ファンであること、はじめて知りました。

 内容は、会の主宰者、I氏の漱石に関する解説と基本情報で、主な作品の紹介や年譜、交友録など、とても要領よく、簡潔にまとめてあります。また、Oさんはじめ、会員12名が読者目線で漱石に関する蘊蓄や思い入れをエッセイに綴っていて、カタブツになりがちな本の印象をやわらげています。趣味の会の出版物はとかく自己満足に終わりがちなところ、本書は漱石ファンをもっと増やしたい、漱石作品を読みたい人のガイドブックにしたいという意図が汲み取れて好感がもてます。


・・と、エラソーなこと書きながら、駄目男が読んだ漱石作品はちょびっとしかなくてハズカシイ。本書で紹介されてるリストのなかでは「我が輩は猫である」「坊っちゃん」「草枕」「夢十夜」と、短いのがたった4作。ほかに途中で放り出したのが「三四郎」。漱石オタクに言わせれば「非国民」の類いでありませう。 
 でも、この本を頂戴したのも良いご縁と思い「漱石、ハジメっ」と再スタートしませう。候補はOさんがエッセイで取り上げている「明暗」です。そして、水村美苗の「続明暗」。ただし、読了いつのことになるやら・・。(2013年7月 木曜会発行)


木曜会 

閑人帳

 
●九九死に一生 

 豪雨による土砂崩れで大きな岩も落ちてきた。しかし、車を下敷きにする寸前で停止、乗員は怪我で済んだ。動画をよく見ると、大岩より先に落ちてきた土砂で車が道路脇へ押しのけられ、これが命拾いになった。台湾でのできごと。「不幸中の幸い」という言葉があるけど、その極限のシーン。

 
自分がこんな目に遭ったら、一生トラウマに悩まされそう。

動画はこちらから・・ 近日中に削除されます。
http://www.nikkei.com/video/?bclid=67379774001&bctid=586931180002&scrl=1

わあーーっ!!
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