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たまには外メシ


●久しぶりに「アブサン」を呑む

 酒場へのご無沙汰期間がだんだん長くなってきたのは、トシのせい、懐の淋しさのせいであります。今年はじめての訪問になる「クルラホン」は通いはじめて9年目、常連客のなかではたぶん最チョーローであります。

 それはさておき、カウンターにたくさんのアブサンのボトルが並んでいたので、ヴィユー・ポンタリエというブランドを水割りで呑みました。これがとても美味しい。マスターの手元を見ていなかったので、何かを混ぜたのか分からないけど、前に呑んだものより甘くてフルーティーです。度数は65度。これでもユルいほうで、89度なんてえぐい商品もあります。アブサンにしかない独特の香り・・駄目男はスプレー式殺虫剤の匂いと似てると思うのですが、誰も同調してくれない。呑んで間なしに電車に乗ったら、吐く息が周りの人に不快感を与えるかもしれないので、ご用心。


ニガヨモギという草を主原料に、いろいろな薬草をブレンドしてつくるそうで、日本の「養命酒」と同類のリキュールです。大量に飲むと幻覚を起こすとか、麻薬みたいに扱われ、実際、これが大好きだったゴッホやロートレックは中毒にかかって悲劇を招いた。
 ・・というネガティブな存在だったけど、産地の欧州では何年も議論の末、安全であろう規制値を決め、EU統合の影響もあって、今では製造、販売が完全に自由化されています。昔から作ってるくせに、スイスだけ最後までゴネて、2005年にようやく自由化しました。何を疑ってたのでせうね。


アブサンは薄いグリーンだけど、水を加えると化学反応で白濁する。
アブサン 

ヴィユー・ポンタリエのラベル。リキュールにあるまじき高価。
アブサン 

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プチ・ケチの研究


●安くて暖かい肌着

 プチ・ケチの研究家なれば、下着の購入においても「暖房費用の節約」を意識すること当然であります。写真の商品は、ニット製品で表裏二重になっており、突起の部分が空気層になって保温効果を高める。100%コットンの品物に比べたら、その差は明快で、使い慣れるとコットンシャツを敬遠したくなるほど。起毛タイプの化繊シャツよりも効果がありそうな気がする。


もう一つのメリットは、コットンに比べて乾燥時間がうんと少なくて済み、一方、化繊100%のシャツの欠点、静電気の不快さがないこと。これは素材の25%位がコットン使用のため、静電気を大幅に減らしてる。というわけで、良いことづくめみたいですが、懸念は耐久性。デリケートな織り方だから、ちょっと心配。値段はスーパーで780円。もちろん中国製ですが、製造会社は日本ニット工業会の名前しか表示されていない。


シャツ

読書と音楽の愉しみ


●黒田夏子著「abさんご」を読む

 75歳で芥川賞受賞、文壇デビューがニュースになって、一躍時の人。感心しました。で、早速「文藝春秋」3月号を購入、作品を読んだのでありますが、むむむ、さっぱり前へ進まない。無茶読みにくい。5頁ほど読んであきらめ、意に反して選評を先に読むことにしました。すると、審査員も大方「読みにくい」と述べている。しかし「我慢して読み進むと、すんなり読めるようになる」とも書いてあります。さうか、我慢せなあかんねんな、と思い直して最初から読み直しです。


すでに、本作品を読まれた方もおられると思いますが、感想はいかがでありませうか。文章が「横書き」であるだけでも抵抗を感じた人いるでせう。文春は縦書きの雑誌だから、414頁から始まって375頁でENDになります。おまけに、句読点も「、。」でなくて「,.」カンマとピリオドです。なのに数字は、123でなく、一、二、三です。嗚呼。
 でも、読みにくさの一番の理由はひらがな多用のせいです。すこっちてりあが犬の種類だと気づくのに2、3秒かかる。 頭の中で、かなを漢字やカタカナに変換しながら読むからスイスイ進みまないのです。


なんで、こんなけったいな表現にしたのか。黒田さんは「文学っぽい文章にしたくないから」と述べています。ふ~ん・・。
 結局、3時間近くかかってようやく読了。(途中でコーヒー飲んだ)実際、頁を繰るほどに抵抗感が減り、最後のほうはすんなり読めるようになりました。ホッ。こんな経験、珍しいです。


感想を言えば、ちょっと古いめのシュールレアリスムの絵画を見てるような、鈴木清順の映画をうんとジェントルにしたような、音楽でいえばサティみたい?。明快な物語などなく、幼児と親の関わりを断片的、抽象的に綴ってるだけで時系列もむちゃくちゃ。三次元でしか世界を理解できない人には難解であります。
 なのに、読み終わると、なぜか「読んでよかった」という気になります。これが不思議なところ。抽象画を見て心にジンと響くような感覚。とにかく、こんなスタイルで読み手を惹きつける作家はいなかった。むろん、評価は自由だから、しょーもな、とくさしてもいいのですが。


後半、384頁の文章を引用すると・・・「未実現の混沌にもがく変態途上の不安形は、ながめてたのしい生きものでないとみずからもてあまされ、与えられたものをついやすいっぽうであることにいなおる鎧も謝恩をしめす花かざりもととのえきれないまま、からだだけは重くみのり、もはやなんのささえも要しない活力にみえた。そう見えるとおもうことでいっそうこわばっていた」(面倒なので句読点は和式で入力しています)

 これは荒れた庭にぼうぼうと生い茂る雑草のありさまを描いた場面でありますが、ぼうぼうと生い茂る、ではちっとも文学的でないと。別の場面「やわらかい檻」という言葉が出てくるが、40歳以下とか、若い人はこれが「蚊帳」のことだと気づくまで少々時間がかかるかもしれない。こういう何気ない表現に工夫を凝らし、とことん推敲を繰り返すのが黒田流らしくて、また、読み手に音楽的リズム感を感じさせるところも高く評価された。これは読めば実感できます。


審査員の中で、村上龍氏はこの作品を推薦しなかった。その理由は「こんなに高度に洗練された作品は新人賞にふさわしくない」と。しかし、多数決で芥川賞に選ばれて、素直に嬉しいとも書いている。
 75歳のおばちゃんが、文学界に「革新」の一石を投じた。先輩作家にとって、ロシア突入隕石なみのショッキングなデビューになったかもしれない。


駄目男流「解体新書」 文春は500頁以上ある分厚い雑誌なので、読みたい記事をナイフで切り取って読みます。持ち歩きしやすく、寝床でもラクに読めます。3月号は興味ある記事が多くてお買い得号です。文春3月号 

黒田夏子さん
ABさんご



読書と音楽の愉しみ


●最近の演奏会から

大フィル2月定期演奏会(第465回)

■グリーグ ピアノ協奏曲イ短調 ピアノ 小山実稚恵
■L・セーゲルスタム 交響曲第248番
■シベリウス 交響曲第5番
指揮・・レイフ・セーゲルスタム


 珍しくフィンランド人の指揮者が登場。その容貌は、下の写真のようにサンタじいさんそっくり、体躯はサンタを思いっきりメタボにした巨漢であります。太り過ぎてお辞儀ができない。指揮台では椅子に腰掛けての指揮です。
 興味は本日が世界初演となる「交響曲第248番」。ナニコレ248番って。交響曲の量産ではハイドンが100曲以上ですが、248とはすごい。(現在は261番まで制作が進んでるらしい)


作曲・指揮=セーゲルスタムなのに、自分で「指揮者は要らない」として登場しない。よって、アインザッツはコンマスが代行する。へえ~~。
 演奏時間約22分の単一楽章の交響曲。指揮者なしでどんちゃか賑やかに進むのでありますが、何気にティンパニ(打楽器)奏者を見ると、なんかしらん、笛を吹いてるではありませんか。それも、昔、縁日の夜店で売っていた、吹くと紙筒がひゅるる~と伸びるオモチャの笛(名前忘れた)「オレ、なんでこんなこと、せんならんねん?」な感じでありませう。

 一番驚いたのは、誰も楽譜をめくっていないことでした。そんなアホな!でありますが、楽譜には主題だけポロリと書いてあって、あとは良きに計らえってことでせうか。その割には何の混乱も無く曲は進み、ちゃんと終わりました。なんか、手品に騙されたような交響曲でした。


最初のグリーグのピアノ協奏曲のあと、アンコールで演奏されたのもセーゲルスタムのピアノ曲。3分ほどの曲が終わって、ピアニストは・・鍵盤の蓋を閉めたのであります。(こんな事は演奏会では絶対やらない)そして、蓋の上面で「演奏」したのであります。ええ加減にしーや。(2月8日 ザ・シンフォニーホール)


サンタクロースそっくりの指揮者
セルゲースタム

ウオーキング・観光


●「日本画 その妙なる世界」鑑賞 ~西宮大谷記念美術館~

 当美術館がこんなに日本画の優品を所蔵していること知りませんでした。どこかでポスターを見て寒いなか参上。一番嬉しかったのは、何年ぶりかで川合玉堂の作品が見られたこと。代表作といわれるような作品ではないけど、軸物で数点出ています。この人の描く山村風景が醸し出す郷愁感がタマランのであります。傑作は概ね戦前に描かれていて、自分には記憶にないはずの昔の風景なのに、また自分が田舎育ちではないのに「ふるさと」感が満点です。これを機に図書館で画集を探して再見したくなりました。


出品は、伊東深水/上村松園/川合玉堂/下村良之介/杉山寧/寺島紫明/富岡鉄斎/冨田渓仙/橋本関雪/福田平八郎/前田青邨/山元春挙/横山大観/山下摩起 などの作品で、風景画の大半は掛け軸。美人画では山下摩起の大作「女三態」が印象的でした。
 これだけ逸品をそろえて料金は300円。館内カフェのコーヒーより安いのだから、ありがたいことです。当展は2月17日まで。


■大谷記念美術館のHP
http://otanimuseum.jp/home/exhi/40nihonga/40nihonga.html


一階のロビー(庭園の散策もできる)
大谷

ただいま蝋梅が満開
大谷

川合玉堂「乗鞍」80歳ごろの作品
大谷美術館

川合玉堂「秋晴」
大谷

上村松園「蛍」 ~絵はがきをコピー~
大谷

読書と音楽の愉しみ


●渡辺 保著「勧進帳 ~日本人論の原像~」を読む

 この本、もっと早く読んでおけば良かった・・と後悔しました。勧進帳の舞台をうかうかと見ていたからであります。このシンプルな物語の成立と百数十年にわたって切磋琢磨してきた役者の苦労物語を知らずに見物してしまったのは残念至極。


と、後悔しても仕方ない。それはさておき、物語を全十九段に分けて、あーだこーだと細かく説明してあり「そうだったのか」と合点すること多い。よくぞここまで細かく詮索、いや分析したものだと感心します。
 しかし、勧進帳の舞台を見たことがない人には興味のない話なので、ここでは本書の最後にある、勧進帳にみる日本人論だけ紹介しておきます。(本書が発行された1990年頃は日本人論の本がたくさん出た)


著者は勧進帳の主役三人、即ち、弁慶を「一匹狼の自営業者」富樫を「典型的な官僚」そして義経を「落魄のサラリーマン」と見立てて持論を述べています。なるほど、これはわかりやすい。
 義経が他の二人に比べてみじめな境遇に例えられてることに少々違和感を覚える人もあるでせうが、舞台上でもその通りで、それゆえに観客は義経に同情や哀れみの情を催します。戦場でのヒーローぶり、女にモテモテの義経像にほど遠い姿です。
 著者はこのさまを「組織のルールを守れない、組織の中で人を動かせない無能人間」とえらく辛口に評しています。兄の頼朝から追討命令を出されたのも、幕府の組織上のルールを無視したから当然だと言います。


主役三人の人間像をこんなふうに見立てるだけでも面白い。「貴種流離譚」という言葉があるけど、名門の出で高潔な人格の持ち主であっても運命に逆らえず、漂泊の人生を送ることで、それでも最後がハッピーエンドならいいが、義経の場合は逃げ回った果てに殺されてしまう(自害する)のだから、幾分かは自己責任とはいえ、哀れをさそう。

 そんな義経像を歌舞伎の舞台でどう表現するか。演技から衣装、小道具まで長い年月をかけて工夫が加えられ、今の義経スタイルがある。勧進帳は弁慶ばかりが目立つけど、それは富樫や義経のサポートあってのこと、この二人の影が薄いと弁慶も生きてこない。


先日、十二代目市川團十郎が亡くなって歌舞伎ファンはショックを受けましたが、著者によれば、現在の弁慶像を苦労の上に確立させたのは九代目団十郎だと。その成果が認められて明治天皇の前で演じる「天覧」の光栄に浴している。緊張で震えが止まらなかったそうだ。
 天保11年(1840年)から始まった勧進帳は、もう何千回も上演されて洗練の極みに到達しているのかもしれないが、定番になりすぎて駄目男のようにうかうかと見てしまう人も多いはず。本書は初心者にも
経験積んだファンにも、ユニークなテキストになります。(1995年 筑摩書房発行)


■2007年 パリ・オペラ座で公演した「勧進帳」の動画
弁慶は十二代目団十郎、富樫は海老蔵、義経は市川亀次郎。さすがに花道までは作れないので、最後の「飛び六法」シーンが見られなくて残念だが、万雷の拍手で公演は成功した。(8分)
http://www.youtube.com/watch?v=SJiTy9L3m74


■亡くなった十二代目団十郎が弁慶を演じる「勧進帳」のDVD
http://www.shochiku-home-enta.com/shop/item_detail?category_id=30742&item_id=152459


■子供歌舞伎の勧進帳舞台 
勧進帳 

ウオーキング・観光


●ウオーキングの話題を二つ・・・

■石田俊雄さん、歩行記録集を寄贈
 ここでも紹介したことがあるスーパーウオーカー石田さんの歩き旅の記録が「木谷ウオーキング研究所」に寄贈され、閲覧できるようになりました。まだすべての編集が終わったのではなさそうで、下の写真のファイルも一部だそうです。歩くだけでも大変なのに、地図、文章、写真で細かく記録するのだから凡人には成しがたい。「好きやねん」がパワーの源といっても、まあ、すさまじいばかりのライフワークであります。


石田さんには隠居即冥土行きの自覚があるから、しっかり歩けるうちは止めない。やめへんで、の思いがまた元気のモトになって・・三途の川はなかなか近づかないのであります。いや、三途の川を渡るときもメモとカメラはわすれないか。渡ったところで駄目男が待っていたりして。
 いまは「大阪あそ歩」150コース完歩めざして、寒さものかわ街中を東奔西走しておられます。


石田さんの歩行記録ファイルが並んだ専用書棚
石田さんファイル 

■ファイルのある「木谷ウオーキング研究所」のHP
http://walking.blogdehp.ne.jp/

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●中山道ぎふ十七宿を訪ねるイベントの紹介
 ウオーキングイベントで集客をもくろむ企画が盛んで、岐阜では中山道を舞台に3月16~17日にPR行事が計画されています。
 西は関ヶ原から東は馬籠あたりまでの宿場町を中心に行われますが、ふだんは閑散とした町並みがいっときでも賑わうのは地元にも良い刺激になるかもしれず、成功例が出たら次への足がかりにもなります。ただ、車がなければアクセスに不便な地域なので、他府県の人を呼び込むのは難しいかと。これを見て、滋賀県が刺激を受け、中山道をテーマに楽しい企画をしてくれたら嬉しいのですが。滋賀県はこの手の地域振興に熱意がない、というより観光振興施策に関しては、ほぼ無能といえる県です。


■岐阜の宝もの ホームページはこちら・・・
http://www.gifu-travel.jp/


馬籠宿

プチ・ケチの研究


●バナナを長持ちさせるには

 先日「バナナが安い」という記事を書きましたが、100円で7本もあると、一日一本食べていては7本目は腐ってしまう恐れあり。手間をかけずに長持ちさせるにはと調べてみたら、写真の方法がベストと分かりました。ぶら下げる方法です。


 寿命を延ばすには、まず温度が大事。適温は15~20度だそうです。これより低すぎると低温障害を起こして熟せず、高すぎても早く熟してしまってもたない。よって、冷蔵庫はアウト。暖房がよく効いたリビングやキッチンも温度が高くてダメ。また、横向きに置くと、重なる部分から腐敗が進む。
 15~20度に近い空間でぶら下げて保存という条件を考えると、わが兎小屋では玄関ドアの近くくらいしかない。それで収納ケースの天板にぶら下げました。ここで温度は今なら12~17度くらい。夏場は温度が高すぎてダメです。(バナナをぶら下げるツールが市販商品であるらしいです)


■バナナの保存方法
http://www.sumifru.co.jp/enjoy/knowledge/03.html 


バナナ2  

読書と音楽の愉しみ


●"THE JAZZ" ニューイヤーコンサート  ~ブリーゼホール~

 今年はじめてのミュージックシーン。NPO法人「関西ジャズ協会」が主催するコンサートで自分は初体験。ブリーゼホールもオープン以来数年経つのに初訪問でした。昔の名前で言えば「産経ホール」で懐かしい。

 客席に入って感じたのは「わ、文楽劇場といっしょやん」の雰囲気。お客さんの年齢層が文楽のそれと同じです。違うのは男女比で、文楽は7対3で女性が多いけど、ここはほぼ半分ずつです。婆さんが多いのはちょっと意外な気がしました。


第一部「楽しくジャズ物語」で実に久しぶりにディキシーランドジャズのライブを聴きました。ロイヤルフラッシュ ジャズバンドというグループですが、平均年齢70歳くらい? 皆さん元気で、演奏も美味いけど、なぜか気分が乗らない。ショーマンシップがないというか・・。おそらく、仕事が無くて、舞台間隔が空きすぎ、アマチュア気分に戻ってしまってるのか?などと、失礼な想像をしてしまいました。


第二部はビッグバンド「アゼリアジャズオーケストラ」の演奏で昔の有名ビッグバンドのバンドテーマ曲(グレン・ミラーオケのムーンライトセレナーデとか)や女性コーラス、サテンドールのヴォーカルなど、いろいろメニューに苦心しての構成です。

 企画を仕切るのは、ピアノの大塚善章とサックスの古谷充の両御大。古谷サンは1936年生まれだから76歳、後期高齢者だけど、今でもオッサンの雰囲気でオジイサンには見えない。大塚善章はさらに年長で78歳。お客さんが文楽劇場なみになるのもしゃーないか、と納得。でも、元気ハツラツの演奏でした。


しかし、なんでおます、1950年代までの懐かしい曲ばかり聴いていると、ディキシーランドジャズもビッグバンドジャズも、もう無形文化財の域に入ってしまいつつあると思わずにおれない。文楽みたいに運営に補助金が出るわけでなし、今の聴衆が死に絶えたら、滅びるしかないのであります。


そう嘆きつつ、何気に今日のコンサートに協賛している「VINAS」という会社のHPを見ると、ややや、オジンのなつメロ感覚と無縁の先端ソフトウエア企業ではありませんか。かのスーパーコンピュータ「京」を駆使して数値解析するのが本業だそうであります。なんでだろ~・・社長さん、教えて下され。


■ちんぷんかんぷん「VINAS」のホームページ
http://www.vinas.com/index.html


ブリーゼホール客席の後部。ミキシングテーブルが固定されている。スピーカーユニットは舞台左右の壁にビルトインしてあり、見えない。
 ブリーゼホール

2月にはアロージャズオーケストラと由紀さおりのコンサートがあります。
 
ブリーゼホール

プチ・ケチの研究


●けふも元気だバナナが美味い

 表題は「今日も元気だ煙草が美味い」専売公社時代の宣伝文句のモジリでございます。しかし、今日の話題はバナナが美味い・・のではなく、安いという話です。


バナナの値段は卵と同じく「物価の優等生」の冠を呈してもいいほど、安くて安定しています。重量換算でいえば、果物の中で最安ではないでせうか。下の写真のバナナは中サイズが7本で105円、一本あたり15円で、ミカンよりずっと安い。よって、果物の消費量ではトップで、ほとんどはフィリピン産。日本での消費量は年間100万トン程度です。


なぜ、こんなに安いのか。円高である、現地の生産コストが安い、物流の合理化でロスが減った、などが理由ですが、実は政治問題が絡んでるというニュースがある。日本に次いで輸入の多い中国が、南沙諸島の領有権問題で、フィリピンに圧力をかけるため、輸入量を減らした。まあ、嫌がらせです。で、アテが外れた生産業者は余ったバナナを日本に振り向けざるを得ない。当然、供給過剰で価格は下がります。
 日中間に尖閣問題あれば、中比間に南沙諸島問題あり、そのとばっちりで、日本の消費者はバナナを安く食べられる。喜んでいいのかどうか・・。


駄目男が青春時代のころ、バナナは超高級品だった。ネットで調べると、1957年で一本が1000円した。当時の給料は1万円くらいだったから、今の最高級メロンと同じか、もっと高いかもしれない。スナックのカウンターの大きな装飾皿にバナナの房が盛られていても、見てるだけで、とても注文する勇気も金もなかった。これをさりげなく注文できる男が「甲斐性のある男」だと本気で思っていたのだから、昔のバナナは偉かった(笑)
 かなり後の時代でも、レストランのコース料理でデザートにバナナが出て、ナイフとフォークで切り分けて、うやうやしく食べたというから、今の若い人には信じられないシーンです。バナナをたくさん食べて、中国にいじめられているフィリピンを応援しませう。


■栄養面でのバナナ情報
https://kmonos.jp/csr/2011/03/c023.html

これで105円(ライフ)
バナナ 


バナナの輸入量の推移(1949~2011)
バナナ