●室谷克美著「日韓がタブーにする半島の歴史」を読む
「貴国は我が国に最も近い隣国であり、人々の交流は、史書に明らかにされる以前のはるかな昔から行われておりました。そして、貴国の人々から様々な文物が我が国に伝えられ、私共の祖先は貴国の人々から多くのことを学びました」(本書11頁)
1994年3月、韓国の金泳三大統領が来日したさい、天皇が宮中晩餐会で述べられた「お言葉」である。覚えておられる方も多いでせう。
著者は「お言葉ではございますが・・」と異論を唱える。それが本書の内容であります。天皇陛下のこの言葉に違和感を覚える日本人は少ない。常識だと思っている。なので「これって、ホンマか?」と疑ったことがないが、常識=事実にあらず、間違ったことを教えられ、信じているかもしれない。
1世紀頃から中世に至るまでの膨大な資料を渉猟して「日本人の常識」は間違っていると解説するのでありますが、あまりに情報が多くて、年寄りの頭の錆びたメモリーにはとても入りきらない。人名や書名の文字、読み方が難解で男女の区別さえつかない・・ので、二回読んだけど、何回読んでも難解でおます。結果、これは著者の作文がヘタだからわかりにくいのだ、と勝手に決める始末であります。
著者が言いたいことの要点はこういうことです。
■天皇のお言葉のように、朝鮮半島から日本へ一方的に文化(文物)が流入したのではない。むしろ、日本(倭国)が半島へ進出し、現地を統治したり、新しい文化、技術を伝えた。
■韓国人は、自国の古代史の詳細な検証すらせずに、都合の悪いことは無視、歪曲、ねつ造によって「立派な歴史を有する国」に書き換えている。歴史教科書も事実を伝えていない。
神功皇后による朝鮮征伐のような勇ましい話とは別に、朝鮮最古の史書「三国史記」(「三国志とは無関係)によると、1世紀ごろに倭国の人物=脱海が新羅へ来て宮廷に取り入り、有能さを認められて出世、最後には王になるという記述がある。こんな成功物語ではなくても、倭人は半島の南東部、南西部の一部を支配していたようで、融和と対立を繰り返しながら交流を続けた。ただ、これを象徴するような「任那日本府」の存在については、あった、無かったの両説があり、今でも論争中らしい。
近年になって半島の南西部では前方後円墳がたくさん発掘され、日本のそれの手本と思われたが、築造年代を調べると5~6世紀だった。日本では3~4世紀にはもう出来ていたので、逆に日本から朝鮮に伝わった文化であることがわかった。また、発掘物の一つであるヒスイの勾玉など装飾品は化学分析から日本産であることが分かっている。当地を支配していた倭人が日本の古墳設計を朝鮮に持ち込んだのであって、朝鮮経由で日本へ、という常識を覆す一例である。
歴史のサイドストーリーとして面白いのは、古代から朝鮮国は宗主国シナに媚びるための一方法として「献女」という外交手段をとっていたこと。新羅の宮廷はとびきりの美女(高官の娘)二人を玄宗皇帝に献上した。玄宗皇帝大ヨロコビ・・と思いきゃ、なんと、返送すると言ったのだから、嗚呼、もったいない。しかし、当時の皇帝には、かの絶世の美女、楊貴妃をはじめ26人の后がいた。いまさら・・であったのか。
送り返された美女はどうなったのか。史書には書かれなかった。朝鮮へ戻らず、唐へ帰化したかもしれない。美人をウリに異国で暮らすとなれば・・。韓国で最も伝統的、かつ安定したビジネスは「売春」という常識の原点はこんなところにあるのかもしれない。宮廷自らシナの皇帝に慰安婦を差し出すような国である。(2010年4月発行 新潮新書)
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参考■売春は韓国の国際ビジネス、の最新情報
悪質ダマシ文句“日本人とやれる”
2012年10月27日 14時06分
ニューヨークで韓国人女性に売春させていたグループが摘発された。米メディアが23日までに報じた内容によると、ホームページ(HP)で「日本人女性のキメ細やかなサービス」を売りに客を集めながら、いざ客が日本人女性を“注文”すると「今日はいないし、日本人は本番をしないよ」と韓国人女性を勧めていたというから悪質だ。それでも一流企業の重役やセレブたちが常連で「顧客名簿が流出したら、全米を揺るがす大スキャンダルになる」という。
韓国人女性の売春が日本同様に米国でも社会問題になっている。
韓国人ジャーナリストは「韓国では2004年に、性売買特別法が施行され、風俗への取り締まりが厳しくなった。風俗街は壊滅的ダメージを受けて、売春女性は海外に大量流出した。韓国の国会議員が調査して発表したところによると、国外で売春をしている韓国人女性は10万人以上いて、そのうち5万人が日本、3万人が米国といわれている」と説明する。
米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、ニューヨーク警察が数か月の内偵を経て先日、マンハッタンに4か所ある売春店の代表ウイリアム・トマス容疑者(42)と、売春店「E4Aコリア・プライベート・メンズ・クラブ」従業員の韓国人女性イ・ジョン容疑者(28)を逮捕した。
ほかに国籍が分からない受付の男レイ・スペイン容疑者(38)も逮捕された。潜入捜査官が店に入ると、オリビアと名乗るイ容疑者が接客してきたため、逮捕に至ったという。
トマス容疑者らは店のホームページ「E4AKOREA」「E4ANY」を開設し、集客していた。「E4A」とは「エンジョイ・フォー・エニバディー」の略で、誰でも楽しめるという意味。サイトによると本番ありのサービス料は30分200ドル(約1万6000円)、1時間260ドル(約2万円)で、メイドや学生服のコスプレでサービスしてくれるという。
サイトでは「GFE」なるキーワードが強調されていたが、これは「ガールフレンド・エクスペリエンス」の略。直訳すると「恋人体験」という意味で、要するにコンドームなしのセックスができるとうたっているわけだ。
同紙などでは「顧客はニューヨークの有名企業の重役やセレブたちで、万が一そのリストが流出したら、米国中が大騒ぎする大規模なセックススキャンダルになる」と報じている。
また、驚くことにこのグループは米国で人気の高い“日本人女性”をエサにしていた。トマス容疑者は風俗情報紹介サイトで「E4Aグループは本物の日本人女性のセラピストを揃えました。セラピストはお客様のニーズにお応えします」と宣伝。自店のHP「E4A」に誘導していた。
しかし、22日付のニューヨーク・ポスト紙は「警察によると、潜入捜査官が店に行って日本人女性を指名しようとすると、スペイン容疑者は『日本人女性は本番なしで、マッサージをするだけだ。抜きたいなら100ドルとチップ40ドルをよこせ』と言ってきた」と報じた。同店にマッサージ嬢として、日本人女性が在籍していたという情報は一切ない。
■引用元
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/50973/