アジア ウオッチング

●韓国人も辛いよ・・全国民を対象に精神疾患調査

 小学生から成人まで、全国民の精神疾患の有無を調査するなんて、なかなかユニークな施策ですが、それだけ事態の深刻さを表しています。1997年のIMF管理によって政府が屈辱的な立場に貶められ、IMFによる半強制的な経済政策をとった結果、国民もまた貧富の格差の拡大によって凄いストレスを抱えてしまった。未来に絶望した若者の自殺が増え、先進国では日本を抜いて世界一という不名誉を授かっている。


朝日新聞記事によると「18歳以上の国民の14.4%にあたる519万人が精神疾患にかかったことがあるという。また、自殺率は経済協力開発機構(OECD)の加盟国の中ではワーストだ。
 こうした現状を受け、同省は精神疾患に対する総合対策をまとめた。来年から全国民を対象に、郵送による問診形式で検診をすることにし、就学前に2回、小学校で2回、中学・高校で各1回、20代で3回、それ以降は30代、40代など年代ごとにそれぞれ2回ずつ実施する」。(ここまで引用)
ということであります。小学生に対してはどんな問診票が作られるのか、子供たちに同情します。


ご存じのように、韓国には「火病(ファビョン)」という伝統的な精神疾患があり、ベースには抑圧感情があるのですが、「恨」の心情と同じく他国人には理解しにくい。韓国民としては、なんでもかんでも日本が悪い、日本のせいだ、にしたいところなのに、実際は、古来の儒教思想や反日教育、過ぎたるグローバリズムなどが精神を病む大きな要因とあらば、現在の韓国文化をなんとかしない限り、精神病の退治は難しい。有り体に言って、国のトップにそんな認識があるとも思えない。対症療法的な調査で終わるのなら、何ほどの成果も期待できないでせう。


■引用元の朝日新聞記事
http://www.asahi.com/international/update/0729/TKY201207290226.html

■火病の概説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%97%85

■「火病」発症の見本画像
http://www.youtube.com/watch?v=KXsNgEpnno8

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アジア ウオッチング


●北京豪雨の死者、1000人以上?

 最初、死者は37人と報道され、その後77人と訂正されたが実際は1000人以上が亡くなったのではという「裏報道」がある。その動画を見ると、やはり77人も信用できない。おそらく、まともな予報さえなく、大勢の市民が突然の濁流に逃げる間もなく呑み込まれたのではと察します。


中国政府の報道で、災害や事故の犠牲者数がいつも少なく発表されるのは、一定の数(従来は35人)を越すと、地方政府の幹部が左遷されるからで、これを嫌がって、保身のために敢えてインチキの数字を公表する。下に紹介の動画を見ると、被害の大きさが分かります。(削除される場合あります)


■北京豪雨の動画 (死体が映る場面もあり)
http://www.youtube.com/watch?v=wmz1_S9Pags

たまには外メシ


●鰻のカルボナーラ

 土用の丑にウナギを食べたことがないと自信をもって言えるくらい、関心が無いのですが、バー「カンパネラ」からパスタにウナギ、美味しいでっせと案内メールがきたので、暑いなか出かけました。
 パスタを茹でるときに何か薬味を効かせ、スープはマスターの考えたオリジナル。鰻丼の半分以下の量しか使いませんが、けっこう濃厚な味付けになって、年寄りはこれだけで満腹感を味わえます。和洋折衷、こういう組み合わせもありんす、と美味しくいただきました。

■「カンパネラ」の案内は下記「下戸の止まり木」にあります。
http://oskjk.blog107.fc2.com/blog-category-12.html


うなぎのカルボナーラ


読書と音楽の愉しみ


●最近の演奏会から

人生最後の「トスカ」鑑賞

 歌舞伎やオペラ見物に出かけると、ダシモノがなんであれ、数時間を祝祭的気分に浸ることができます。つまり「ハレ」の日。雨が降ってもハレの日であります。おばちゃんもおばあさんもよそゆきの服着て、中には着物を着ておいでの人もいる。それでダシモノの出来映えが良ければハレ気分はさらに高揚し、しばし、消費税のことや節電のことやオスプレイのことやいじめ自殺のことも頭から雲散霧消してしまうのであります。余命ズンズン短くなるけふこのごろ、年に一度くらいは日常を忘れて祝祭気分に浸りませう。


人生最後の・・シリーズ? 今回はプッチーニの「トスカ」。脚本は陳腐なメロドラマですが、おなじみのアリアは期待を裏切らない歌唱力で満員の聴衆を満足させました。ヒロインのトスカをいじめる悪役スカルピアを演じたバリトンが拍手喝采の大人気、歌もさることながら、ルックスの良さで魅了したのではと思います。(7月24日 兵庫県立芸術文化センター大ホール)


祝祭気分のおすそ分けに、第三幕のアリア「星も光りぬ」の歌詞と動画をご紹介。この曲、一回聴いたらメロディが覚えられ、三回聴いたら泣けてきます。メロディメーカー、プッチーニのヒット曲です。


星はきらめき・・

大地は良い匂いを立ち昇らせていた・・

菜園の戸がきしみ 足が砂地を軽く触れるように進んできた・・

かぐわしい香りをさせた彼女が入ってきて

私の腕の中に倒れかかる・・

おお なんと甘美なキス 悩ましい愛撫

そのあいだに私は震えながら

美しい姿を衣服から解き放とうとしていた!

だが消えてしまったのだ 永遠に 私の愛の夢は・・・

時は逃げ去ってしまったのだ・・・

そして私は今 絶望のうちに死んでいく!

これほど命をいとおしんだことはない!

いとおしんだことは!


動画で音質のマシなものを探したら、これが見つかりました。フランス生まれのイタリア人、ロベルト・アラーニャが歌っています。指揮はシノーポリ、オケはドレスデンみたい。(1999年録画)

■星も光りぬ
http://www.youtube.com/watch?v=v6z_a8Ivl-k&feature=related


トスカの舞台になったローマのサンタンジェロ城。
トスカ お城 

プチ・ケチの研究


●節電の成果アリ・・7月分電気代

 関電にガタガタ言われるまでもなく、無理しない範囲で節電を心がけた・・なんて殊勝なことはよう言いませんが、幸い、7月22日までは猛暑日はなかったので、昨年より消費電力量は減りました。10畳用エアコン1台の消費電力、電気代は下記のようになっています。

■7月分電気代の推移(6月23日~7月22日)
2010年  313kwh  6,791円(20年使った古いエアコン)
2011年  258kwh     5,614円(新型にとりかえた)
2012年  199kwh  4,353円(新型の2年目)


電気代レシート


順調に数字は小さくなっていますが、今年が昨年より20%もダウンしているのは、今年の節電の成果というより、昨年が使いすぎたと思っています。でも、10%であっても成果はありです。古いエアコンを使っていたときは、夏冬のピーク月には1万円以上の電気代を払っていたので、新型機種による節電の効果は大きい。

 広い家に住み、エアコンを3台、4台使ってる人は、貧乏人はええなあ、電気代安上がりで、とひがむ(笑)かも知れないが、実際、ウサギ小屋ゆえに、1台で家中冷やせるのは助かります。キッチンや脱衣所も十分冷房できます。(どんだけ狭い家やねん!)


下に紹介のURLには、エアコンに関する節電法がいろいろ書いてあり、ヒマな方はご覧下さい。この記事のなかに室外機を直射日光にさらして高温にすると冷房効率が落ちるというのがあって、これは前から気になっていたので、写真のように断熱材の貼り付け、天板に板をのせて日除けにしました。配管にも断熱材を巻きました。効果は不明なれど、貧乏性はこんなことで納得できるんです。グシュ。


■エアコンの基礎知識・節電方法
http://saijiki.sakura.ne.jp/denki1/aircon.html


室外機は西向きのベランダにあるので、西日が長時間当たり、すごく熱くなる。そこでファン横の鋼板にウレタンフォーム(キャンプで使うマット)を貼り付けた。
エアコン断熱


天板には不要になった棚板をのせ、熱射を遮る。ペットボトルを重しにのせる。このあと、配管にもウレタンフォームを巻いた。
エアコン 

犬町・猫町情報

private

●節電口実外出企画

桂吉弥「落語の落後の楽語の会」ご案内

8月8日 水曜日 午後3時~4時半ごろ
■集合・・2時30分 地下鉄四つ橋線 肥後橋駅 南改札口
■会場・・肥後橋 玉水記念館(駅歩すぐ)
■料金・・1000円
■出演・・桂吉弥・笑福亭由瓶・桂團治郎
 吉弥のHPはこちら・・
 
http://www.kichiya.net/

★ご希望の方は7月31日夜までに連絡下さい。
★チケット売り切れの場合はご容赦下さい。
★希望あれば終了後、難波ミュンヘン大使館又は梅田ニュートーキョーへ

閑人帳


●久しぶりに書く、パチンコの悪口

   レジャービジネスの王様、パチンコも業界全体の売り上げはジリ貧を続けて、昨年は20兆円を割り込んだ。最盛期の90年代に比べたら3割以上のマイナスです。それでも20兆円は巨大な数字であることをデータで説明しませう。


国の統計に「レジャー白書」というのがあって、国民はどんなレジャー、趣味にどれほどお金を使ってるかを調査したものです。これによれば、2011年の国民総レジャー消費は約68兆円。そのうち、パチンコに使ったのが20兆円ですから実に3割近くを占めています。


ウソ!信じられへん、と思う人が多いのではないでせうか。ゴルフや旅行や観劇や飲食や・・ものすごい種類のレジャーがあるのに、そんなの全部蹴飛ばして断然トップの消費額です。では、パチンコと同じく射幸心をあおる宝くじの売り上げは、といえば、たった1兆円しかありません。もろ、ギャンブルである競馬はどうか。中央競馬(JRA)の年間売り上げは2兆4000億円(2010年)です。北海道から九州まですごく立派な設備や人材を配しての公営ギャンブルが、売り上げではパチンコの12%しかない。


レジャー業界での比較では無く、もっと身近な生活費からパチンコを見てみませう。私たちのほとんどが利用しているスーパーマーケット。その大半が加盟している「日本チェーンストア協会」のデータを見ると、全国の8,086店舗における売り上げが12兆7000億円とあります。この金額、パチンコの売り上げ20兆円の63%にしかならないのです。生活の根幹をなす消費金額がパチンコ代よりはるかに少ない。これらのスーパーを利用する人、日本の人口の約8割、1億人とすれば、一人当たりの年間消費額は12万7000円。赤ちゃんや寝たきり老人も含めての金額です。(2割は該当のスーパーが無い地域、市町村と仮定)


では、パチンコは一人当たり年間いくら使ってるのだろうか。下のグラフを見ると、なんと160万円! スーパーで買う食品や日用品や衣料品金額のの10倍以上です。
 パチンコファンは毎月10万円以上を玉代に注ぎ込んでいると。10万注ぎ込んで20万稼ぐ人もいれば、スッテンテン、10万全部吸い取られる人もいます。パチンコの還元率は宝くじや競馬より高くて85%くらいなので、10万円注ぎ込めば、理屈では8万5千円はリターンするのですが、それを繰り返せば、いずれスッテンテンになります。


パチンコ悪口 


買い物やレジャーに使うお金は、役に立つ、満足する、楽しい、美味しい・・などの見返りがありますが、パチンコに使った金の反応は、儲けた、損した、の2パターンしかない。実際、パチンコで儲けた金でマイホームを建てたとか、海外旅行したなんて話は聞いたことないでせう。なぜなら、パチンコで儲けた金はまたパチンコに注ぎ込むからです。要するに、年間20兆円の巨額の金はパチンコ業界という特定の業界の中をぐるぐる回ってるだけで、他の一般消費にはなんの経済効果ももたらさない。


おまけに、パチンコ敗者は依存症にかかって生活破綻を来たし、中には生活保護の世話になる者もいる。最悪は自己嫌悪、自棄から自殺する者もいる。そのツケは結局、公的負担のかたちで、関係の無い市民に迷惑がふりかかる。愚かなパチンコファンは、毎月10万円以上費やして、ひたすらパチンコ業界を維持するために奉仕しているだけなのだ。パチンコが本当に有益なレジャー、金儲けの手法なら「パチンコ幸福論」の一冊くらい出てもええのですけどね。

 月に一度くらいはパチンコをするという友人は、1万円を注ぎ込んだ時点で続けるか、止めるか判断するという。けれど、財布には4,5万円は入れておくとも言う。勝つと予感すれば、ガーッと注ぎ込む。しかし、勝つとは限らない。こうして半日、一日入り浸りになってしまう。


「パチンコ撲滅」をうたう新しい政党ができれば、けっこう支持を得られるのではないか。そんな党派ができたら、駄目男も一票入れます。民主、自民、公明はみんなパチンコ利権に絡まれているから論外、橋下市長の維新の会も、市長自らカジノ推進を唱えているのだからアウト。何を訴えるべきか模索している若手のグループには恰好のテーマになると思うのですが・・。


■各データの引用元
http://www.p-world.co.jp/news2/2011/8/3/news4811.htm
http://www.nikkansports.com/race/news/f-rc-tp0-20101226-717868.html
http://www.jcsa.gr.jp/figures/data/H23_rekinen.pdf

大阪日暮綴


●半畳雑木林・・現況

 街なかで拾った木の実や種をタタミ半分のスペースで育てる「半畳雑木林」いろいろ試しましたが、発芽して育ったのは、クスノキ、シラカシ、アブラギリ、ナンキンハゼ、クヌギ、モッコク、ホルトノキ、モミジハフウ、サルスベリ。ほかに樹種不明が2種。 発芽しなかったのは、アズキナシ、コバナノシナノキ、サンシュユ、センダン、ハナミズキ、イチョウ、ネムノキ。

 歩留まりは6割ということになります。わずか10種で雑木林なんて言えませんが、来年は「松」なんかも試してみようかと。きれいな花を咲かせるのが楽しみな一般の園芸ファンが見たら「アホクサ!」でせう。


半畳雑木林


アブラギリ
半畳


ナンキンハゼ
半畳 


何の木か不明
半畳


ラクウショウ(この木は2年目・・ザ・シンフォニーホール前'並木道で拾ったもの)
半畳

読書と音楽の愉しみ


●早川一光著「ど~んと来い、困りごと」を読む

 ときどき、ここで紹介している信金の広報誌「いこい」の人気記事をまとめて単行本にしたもの。あれやこれや60の悩み事を相談スタイルで掲載しています。どの悩みも身につまされるものばかりで、現在は平穏に暮らしてる人も、いずれは我が身にふりかかるピンチかも知れず、過去に大難儀した人は苦い経験が蘇るかも知れません。


しかし、深刻な悩み事を深刻に返しては救いがない。ど~んと来たら、ハッシと受け止めて、けれど、モルヒネ効果のある言葉や肩すかし的見解でちょっぴり深刻さをやわらげる。ユーモアでくすぐる。
 そんなもん、役にたたへんがな、と誰もが思ったら読者の相談は減るはずですが、ずっと盛況なのは期待あればこそでせう。読者だって、この相談で万事解決できるなんて思ってないし、むしろ、一番の効用は悩みを公開し、不幸感を共有をすることで「自分だけがどん底なのではない」というストレス軽減にあると思います。


親子、嫁姑との軋轢、難病のつらさ、介護のむなしさ、息子の引きこもり、無能定年夫への不満、痴呆への不安と相談事はさまざまで、今さらながら悩める人の多さ、深刻さに明日は我が身かと心配になります。そこんところを快刀乱麻とは言わないけど、上手く対応する早川センセイの熟練ワザにも感心します。そのセンセイ自身、おん年88歳、ボケたらあかん、と老骨にむち打って奮闘の日々です。 90歳で現役医者、が実現しそう。まだまだ、ど~んと来いの「明るい相談室」は続きます。(かもがわ出版 発行 1400円+税)


どんと来い困りごと 本

閑人帳


●ボケたらあかん・・ので「デジタル日めくり」

 行事や外出予定日はカレンダーに書き込んでいて、見落とさなければ事故は防げますが、肝心の「今日は何日」を間違えることがあって、おおコワーという場面が出て参りました。休日なのに平日の電車ダイヤを調べたりして・・。 昔は紙製の「日めくり」なる手動カレンダー?がありまして、毎日一枚めくって確認したものです。六曜や運勢なんかも書いてありました。


それのデジタル版が写真のデジタル日めくりです。でかい文字で「日」が表示してあり、時刻や温度、湿度、六曜も表示されます。時刻は電波時計で刻みます。これをカレンダーの横に掛けておけば、日付のチョンボは防げるかと。それでも勘違いはするでせうね、たぶん。 スギ薬局の景品交換でもらいました。サイズは16,5×23,5cm。


デジタル日めくり

閑人帳


●映画「笑ってさよなら ~四畳半 下請け工場の日々~」鑑賞

 正しく言うと、映画では無く、TVドキュメント作品の劇場版。映画関係者は全く関わっていない作品です。名古屋にあるトヨタの下請けの下請けの下請けの下請け・・四畳半の作業場で従業員二人を雇っての最底辺事業の日々を追ったドキュメント・・といえば、誰でも悲惨物語を想像しますが、違うんですね、それが。オーナーのおばちゃんがめっちゃ明るい性格で、忙しいときも、納期切迫でピンチのときも、三人でぺちゃくちゃしゃべりながら、まるで人間ロボットのように単純作業をこなしてゆく。


このおばちゃんのキャラクターのせいで、しんどいけど辛くない、イヤなことは笑い飛ばす・・の社風?が生まれ、最底辺ビジネスを明るく凌いできた。しかし、やがて廃業の日が・・。
  作ってる部品は最新型「プリウス」に使われるものだが、スタッフが手をつくして調べても、どのメカの部品なのか分からずじまい。一個5円の手間賃で一日何千個とこなす。ハイブリッド車のイメージにほど遠い四畳半工場のおばちゃんたちの手仕事。そのコントラストが大画面からひしひしと伝わる。


なんでこれが劇場公開作品になったのか。国内のコンペで最優秀賞をとり、モンテカルロのTVフェスティバル・ドキュメンタリー部門でも最優秀賞を獲得したからです。名古屋の元気おばちゃんたちの明るく、たくましい生き方が欧米はじめ諸外国の審査員に大きな感銘を与えたと。


さらに感心したのは、絵づくりがとても丁寧で画面がきれいなこと。ふつう、社会派のドキュメント作品はハンディカメラを使う場面が多いけど、この作品は全編で三脚を使っている。だから映画かな?、と勘違いしそうになるくらい画面が安定していて見疲れない。気ぜわしい下請けの作業を落ち着いた画面でとらえている。安定した絵は作品の品位を高めます。  日頃、けなしてばかりいるTVにも、ときにこんなスグレモノがあってほっとします。


上映終了後に、スタッフとの懇談会があったので、あれこれ裏話など聞きましたが、CBCにとってトヨタは大スポンサーなので、下請け悲惨物語なんかにしてしまったらメシが食えなくなる。二次、三次下請けも非協力的な関係のなか、いかに悶着をおこさずに仕上げるかに腐心したそうです。
 でも、明るいおばちゃんキャラのおかげで、誰が見ても好印象がもてる作品になりました。主演?のおばちゃん、小早川弘江さんもおいででしたが、雰囲気は大阪のおばちゃんそのまんまでした。但し、名古屋生まれではなく、鳥取県日野町出身だそうです。


節電外出の口実を探しておられる閑人諸兄におすすめの一編です。上映時間60分と短いのも助かります。(十三・シアターセブン 一日一回27日まで)


■上映のご案内(予告編あり)
http://waratte-sayonara.jp/index.htm


お会いしたスタッフ、関係者の名刺。予告編に出ているのは大園さん。
名古屋のおばちゃん  

閑人帳

●メランコリー「びわ湖大花火大会」

 毎年30万人くらいの大観衆を集める「びわ湖大花火大会」 その会場が、かの「いじめ・自殺事件」の皇子山中学や被害者宅から1キロしか離れていないことから、なんだかビミョーな雰囲気のなかで開催されるかもしれない。地元市民の見物者の減少、前売りで3800円もする有料観覧席の販売不振、さらに、他府県からの見物客が減る心配もある。

 昨年より大巾に観客が減ったら、だから中止にするべきだったと批判が出そうだし、例年並みの観客を動員できたら、大津市民は血も涙も無い薄情人ばかりか、と白い眼で見られる。貧すりゃ鈍する。事件となんの関係も無い主催者にちょっぴり同情します。開催は8月8日です。


昨年のびわ湖大花火大会 
びわ湖花火大会


■びわ湖大花火大会の案内HP
http://www.biwako-visitors.jp/hanabi/outline.html

プチ・ケチの研究


●カンタンおつまみ・・塩キャベツ

 昨夜、お好み焼き「風月堂」で食べた塩キャベツ、これぞヘルシーでローコストのアテと、さっそく家でコピーしました。
 材料は、キャベツにごま油といただきものの「塩昆布とゴマのふりかけ」。今回は油の量が多すぎて少しひつこい感じになってしまった。でも、原価は30円くらいとマルビにはうってつけのアテです。風月堂では280円。ま、ぼったくりとは言いませんけど。

塩キャベツ 

アジア ウオッチング

●心配的中・・韓国産ヒラメで食中毒発生

 6月18日付け「アジア ウオッチング」で「人の糞便で汚染された韓国製海産物・・米FDAが警告」という記事を書きました。あらゆる海産物が人の糞便などに起因する細菌に汚染されてるから要注意、という内容でしたが、早速、中毒情報が出ました。山形県でヒラメによる中毒患者の発生。まずいことに、この事案のウラにはもう一つ看過できない情報があって、日本政府は、昨年からヒラメの輸入時の安全検査を緩めていたのです。恐らく、科学的根拠に基づく判断では無く、政治的配慮、妥協による怪しい決着です。だから、現実に中毒事件が起きた。要は韓国政府、業者も日本政府も信頼に値しない。バイキンやウジムシだらけの韓国食品を喜んで食べるのは、熱烈韓流ファンにまかせておきませう。以下、茶色文字は該当記事の全文です。


■韓国産ヒラメからクドア・セプテンプンクタータ
 山形県は18日、新庄市の飲食店で食事した5人が下痢や嘔吐おうとなどの症状を訴え、同店で提供された韓国産養殖ヒラメの刺し身から寄生虫「クドア・セプテンプンクタータ(クドア)」が検出されたと発表した。

 県はクドアを原因とする食中毒と断定。ヒラメの廃棄で、食中毒の拡大や再発を防止できることから、営業停止処分は行わなかった。クドアによる食中毒は県内で初めて。県食品安全衛生課によると、5人は14日昼に同店でヒラメの刺し身を食べ、約4時間後に症状が出た。4人が医療機関を受診し、うち1人が入院したものの、18日現在、全員が快方に向かっているという。
 
 厚生労働省によると、クドアは養殖ヒラメに寄生することが確認されており、昨年6月、食中毒の原因物質に加えられていた。(2012年7月19日14時21分  読売新聞)
■ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120719-OYT1T00603.htm



これは2011年10月4日のサーチナの記事です。

■日本政府が韓国産ヒラメの精密検査を免除、韓国は輸出拡大に期待
 韓国農林水産検疫検査本部は4日、日本政府が韓国産ヒラメに実施してきた精密検査を、9月22日から全面的に免除したと明かした。複数の韓国メディアが報じた。
 韓国で採れたヒラメは日本に輸出される際、精密検査が行われていたが、通関に時間がかかり検査待機費用が発生していた。パク・ヨンホ本部長は、輸出業界の負担が大きいことから日本政府と話し合いを続け、検査緩和措置の合意に至ったと説明した。

検疫検査本部側は、今回の検査免除で日本にヒラメを輸出する時にかかっていた年間49万7000ドル(約3800万円)の通関遅延料を、削減できるとみている。また価格競争の高まりにより、日本国内で韓国産ヒラメの消費が増え、輸出量が拡大するのではないかと期待感を示した。
 パク本部長は、「養殖水産物に対する管理を強化して国内養殖ヒラメの安全性を維持する」とし輸出拡大に向け努力するつもりだと話した。(編集担当:新川悠)
■ソース
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1004&f=national_1004_128.shtml


■「農心」のカップラーメンに生きた虫が・・。
この会社と業務提携した亀田製菓は評判ガタ落ちになった。
http://webron.jp/enjou/1585

読書と音楽の愉しみ


●最近の演奏会から

■7月13日 金曜日 マーラー「交響曲第9番」
■7月14日    土曜日 モーツアルト「レクイエム」

 あちらの国では「13日の金曜日」は縁起の悪い日だそうで・・そんな日に聴いたのがマーラーの9番。マーラー最後の交響曲にして、自身の今生の別れ=死を音で語った作品。そして明くる14日の演奏会で聴いたのは「レクイエム」死者を神のもとに送る曲であります。なんやしらんけど、気ぜわしゅうて生きてられへん、てな気持ちであります。(マラ9は5月に八幡市民オケの演奏でも聴いた)


生きることよりも、死ぬことにより関心が高かったマーラー、人生の末路が見えて、ならばもう悠々自適の年金暮らし・・すればいいのに、死ぬとはどういうこっちゃねんと哲学に耽り、それをオタマジャクシで表現せんものと、田舎の粗末な小屋に引きこもって創作に熱中したのであります。その「引きこもり小屋」の写真が見つかったのでSさんから拝借しました。


マーラーが9番の作曲にいそしんだ小屋
マーラー作曲小屋

さて、13日のマラ9の演奏は、指揮者、大植英次が2007年の定期で振る予定のところ、本人の体調不良でキャンセルしたといういきさつがあり、今回の演奏にはひとかたならぬ思い入れがあったと察します。今や桂冠指揮者となって大フィルを自在に操れる強みを生かして、これ以上上手に演奏でけへん、というところまでトレーニングした成果を聴かせてくれました。


第一楽章から緊張感みなぎる、かつ相当にスローテンポの演奏で、なんと100分近い長丁場となりました。聴く方も、聴かせるほうもツツ一杯という感じです。第4楽章のことは前にも書いたけど、死への憧憬と生への未練が葛藤を起こしてか、終わりそうで終わらない。その長いエンディングは、もしお医者さんが聴いていたら心電図を想像するかも知れませんね。波形が次第に下降し・・ついにフラットになる。臨終の直前、最後まで音を出すのは誰か? 見ていたらヴィオラの主席でした。


指揮者はここで、出しうる限りの最小の、かつ最高に美しい音を要求する。なのに、それは客席に聞こえる音でなければならない。そんなムチャなこと・・でありますが、ここでチョンボしたら全てがパーになるので、ヴィオラのおばさんは必死です。結果は見事に決まって、とても感銘深い演奏になりました。この場面、空調のノイズレベルが高い二流ホールでは、空調騒音が楽器の音をマスキングしてしまい、まともな演奏ができないでせう。


13日の金曜日の夜、つつがなくご臨終となりまして、通夜もそこそこに、明くる日は「レクイエム」で神のおそばに送られる、という段取りの良さです。こちらはUさんより頂戴したチケットを使い、タダで天国へと、敬老パスにさえ無い、サービス満点の旅立ちでありました。


演奏は京都市交響楽団。合唱京都ミューズ・モーツアルト・レクイエム合唱団、独唱4名、指揮藤岡幸夫。今まで聴いたなかでは最も規模の大きい演奏で、合唱は200人くらい、とてもダイナミックなレクイエムです。合唱はアマチュアだから、歌い慣れた「第九」と違って練習では苦労なさったことと察します。人数的に男声がやや非力でしたが、とてもよくコントロールされ「こんなもん、いつでも歌うたるで」みたいな自信たっぷり?の演奏でした。この曲、1984年公開の映画「アマデウス」の最後に出てくる曲といえば、思い出す方おられるかも知れません。あれからもう二十数年たったのか・・レクイエム、やっぱし人ごとやおまへんがな。


ほかに、山本貴志のピアノで、モーツアルトの協奏曲9番。ハタチごろの作品ですが、若書きなんてものでなく、もう十分にアダルト感覚の曲です。
第⒉楽章のメランコリーは、20番以後のものほど切実ではないけど、しかし、彼はここで何を言いたかったのでっせうね。(京都コンサートホール)


■画像引用元「ヴァイオリン工房は不思議の部屋」のURL
http://shinop.exblog.jp/11690916/


なつかしい、映画「アマデウス」のポスター
アマデウス 

閑人帳


●「たかが電気のために・・」それを言っちゃあ、おしまいだ
      
        
~さようなら原発10万人集会~

 7月16日、東京代々木公園で行われた上記の集会は、坂本龍一さんの挨拶からはじまった。「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。(朝日新聞ネット版記事より)


原発憎しの思いが余っての発言ですが、「たかが電気のために」は言い過ぎでせう。電気なんかどうでもいい、と軽んじてるけれど、これをもし、人工透析の世話になってる人が聴いたらムカッとするでせうし、アイスクリーム作ってる会社の人が聴いたら、このがきゃ、どついたろか、と思うに違いない。たかが電気に生命が、生活がかかってる人がゴマンといるのに。


そもそも坂本サンってYMO時代から専ら電気音楽の創作でメシを食ってきた人ではなかったですか。たかが電気、なんてよく言えたもんですね。だったら、10万人集会も、マイクや拡声器なしでやれよ、とイヤミの一つも言いたくなる。


この集会の主催母体は原水爆禁止日本国民会議で、他に労組、日教組、人権団体などが加わってると。お里が知れる。これだけで引いてしまいたくなります。彼らの抗議相手が、彼ら自身が選挙で選んだ民主党政府というのも笑えます。
 でもまあ、暑いさなかの大集会参加、ご苦労さまでした。皆さん、帰宅したら、坂本センセイの言葉なんか忘れて、エアコンがんがんかけ、冷蔵庫からキンキンに冷やしたビール出して、んぐんぐんぐ、プハ・・。しっかりと「たかが電気」の恩恵にあずかるのでありました。


■参考情報・・ヤフー ネットアンケート
あなたは「反原発デモ」に共感できますか、できませんか。
http://seiji.yahoo.co.jp/vote/result/201207160001/


■朝日新聞記事
http://www.asahi.com/national/update/0716/TKY201207160202.html


原発デモ

たまには外メシ


●八甲田山の伏流水でつくった「田酒」

 ただいま長部日出雄の「津軽世去れ節」を読んでるところで、単にそれだけのことで青森の地酒「田酒」(でんしゅ)を注文。近頃はなんとなく「キリッ」系のお酒が多い?なか、ほんわか、まったり、フルーティな、かなり個性的で美味しい酒です。この香りはどんな技術でつけるのか。いや、技術で無く材料そのもの? アテには干からびたメザシ、これがピッタリなのであります。・・などとセンサクしてるあいだに終電車のタイムリミット近づき、あたふた帰りました。(西梅田 クルラホン)

■クルラホンの案内はこちら「下戸の止まり木」で・・
http://oskjk.blog107.fc2.com/blog-category-12.html


■西田酒造「田酒」の案内
http://www.densyu.co.jp/


田酒 青森 

大阪日暮綴

 
●堺に伊東静雄の新しい詩碑ができます

 晩年、といっても40歳台を堺で暮らした浪漫派の詩人、伊東静雄の碑が地元有志の発案で建立されます。刻まれる詩は「夕映」。死後、半世紀以上も経っているのに、また、直接に関わりのなかった人たちの発案で詩碑ができるなんて、なんと幸せな詩人でありませう。郷里(長崎県諫早市)ではない土地、大阪で4箇所めの建立になり、これは希な慶事といえるかもしれません。建立場所は美原図書館の敷地、完成予定は平成25年3月だそうです。


次々と詩碑がつくられるのは無論、詩が素晴らしいから。いや、詩が素晴らしい・・なんて軽々しく言っては叱られそうです。伊東静雄の詩の多くはヒッグス粒子ほどではなくても相当に難解で、解釈的に鑑賞するには相応の文学的素養が要ります。(といって逃げておく)そんななかで「夕映」はまだしも親しみやすいほう、情景がイメージしやすい作品です。


この詩にうたわれている情景は詩人の住んでいた家の前で、詩の三行目の「小さい石の祠」が現地に残っています。このことは、山本皓造著「伊東静雄と大阪/京都」(竹林館発行)で知りました。詩人の転々とした生活の場を丹念に追跡した、帝国探偵社文芸部長みたいな方の労作です。住所や地図が載っていると、つい現地を調べたくなるのは地図好き駄目男の因業であります。


祠の場所は、堺市美原区北余部407。詩人が住んでいた終戦直後は、南河内郡黒山村北餘部407でした。南海高野線萩原天神駅の東方約1キロ余になります。この祠以外には当時の村風景はまったく残っていないため、いにしえの風景を伝える貴重なモニュメントにもなります。なお、詩碑の発案とお世話は地元の読書会だそうで、今ふうにいえば「美原の皆さん、good job!」ですね。


辻の角に残っている「小さい石の祠」右の茂みの後ろに自宅があったらしい。詩碑の建立とともに、ここにも由緒を記した案内板ができるのだろうか。
伊東  


首のとれた石像。セメントで補修してあるが・・
伊東 おわり



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夕映                    伊東静雄
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わが窓にとどく夕映は

村の十字路とそのほとりの

小さい石の祠の上に一際かがやく

そしてこのひとときを其處にむれる

幼い者らと

白いどくだみの花が

明るいひかりの中にある

首のとれたあの石像と殆ど同じ背丈の子らの群

けふもかれらの或る者は

地蔵の足許に野の花をならべ

或る者は形ばかりに刻まれたその肩や手を

つついたり擦ったりして遊んでゐるのだ

めいめいの家族の目から放たれて

あそこに行はれる日日のかはいい祝祭

そしてわたしもまた

夕毎にやっと活計からのがれて

この窓べに文字をつづる

ねがはくはこのわが行ひも

ああせめてはあのやうな小さい祝祭であれよ

假令それが痛みからのものであっても

また悔いと實りのない憧れからの

たったひとりのものであったにしても


假令(けりょう)=”たとえ”の意味


伊東静雄


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美原区役所6階の展望ロビーには「夕映」を記したパネルが掲示されている。ロビーからは二上山、葛城山、金剛山から紀泉の山並みが展望できる。
伊東


区役所の南1キロほどにはこんな田園風景が残っている。
伊東

■伊東静雄のプロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E9%9D%99%E9%9B%84

閑人帳


●嫌われ者「オスプレイ」の何が問題なのか?


       オスプレイ

 普天間基地に配備予定の輸送機、オスプレイが過去の事故の多さを理由に配備反対の声が大きい。しかし、この新型機のどこが問題なのかを解説した記事はあまり見当たらない。それはなぜ?・・と、疑問をもって調べて見たら、答えはこうでした。「難しすぎる」


新旧10本くらいの記事をネットで読んで、ド・シロウトの駄目男が「これがこのヒコーキの欠陥」と認識できたのは次の2点です。

1・・ボルテックス・リング(パワーセット・リング)の問題
2・・オートローテーション機能が無い

な、なんのこっちゃねん、であります。新聞でこんな専門用語の解説をしたって誰も読まないし、テレビのニュース番組で言葉だけで説明してもチンプンカンプンであります。しかし、オスプレイが開発時点から宿命的に有するこの問題(欠陥)を克服しない限り、事故のリスクは減らない。なのに、閑人の、いや肝心のアメリカ空軍でこの問題をうやむやにしていることが、一層不安を大きくしています。


初飛行が1989年。以来、23年もたって未だに未完成というヒコーキ。新型というより、もう旧型になってしまいそうな段階でまだ欠陥を克服できないものを信用しろと言われてもなあ。ちなみに、お値段は一機60~70億円もするそう。


さて、上記の二つの問題点の説明です。(茶色文字が引用文)

1・・ボルテックス・リング
(略)単なる知識としてならば、パワーセットリングとはボルテックス・リング状態ともいい、回転翼航空機が自分のローターでつくった吹き下ろし気流の中へ自ら入ってしまう現象である。そういう現象は上記のように、前進速度が遅くて降下率が大きいときに起こる。特に垂直降下に近いときにおちいりやすい。そうなるとローターの揚力が失われ、操縦性がなくなり、機体は一挙に石のように墜ちてゆく。ただし飛行高度が高ければ、自分の吹き下ろし気流から脱け出すことはできる。しかし、今回の事故機は地上高度が低く、回復の余裕はなかった。(略)

■引用元記事
http://www2g.biglobe.ne.jp/aviation/osprey4.html


2・・オートローテーション機能が無い
 エンジン故障などにより動力を失ったヘリコプターでもすぐには墜落しないよう、オートローテーション(自動回転機能)と呼ばれる飛行方法によって緩やかに降下できるよう工夫されている。それは竹トンボがゆっくりと地面に着地するように、又はカエデの種子が風を受けてクルクルと回転しながら舞い降りるように、ゆっくりと降下する方法である。
 
オートローテーションは、機体の降下によって生まれる空気の流れからメインローターの回転力を得る飛行方法であり、推力を生むメインローターだけでなくテールローターや補機類も駆動される。基本的にヘリコプターは、このオートローテーションによりすべてのエンジンが停止しても安全に着陸する事が可能である。ただし全ての飛行状態においてオートローテーションが行えるのではなく、前進速度や高度が不足している場合は、オートローテーションに移行する前に墜落してしまう可能性がある。


■引用元記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%97%E3%82%BF%E3%83%BC#.E3.83.98.E3.83.AA.E3.81.AE.E9.A3.9B.E8.A1.8C.E7.89.B9.E6.80.A7


要するに、二つとも空気力学の問題です。ヘリコプターという先輩があるのだから、その原理、研究成果を当てはめたら解決できるのではと思いますが、そうは問屋が卸さない。ボルテックス・リングの問題では、オスプレイは軍用機であり、戦場では当然過酷な運用がなされて、安全率を考えた「ゆるやかな降下」なんかしたら、たちまち敵に発見され、蜂の巣にされてしまう。兵隊の送り込みや救出には急降下、急上昇は必然の機能であるが、この現象が起きやすい仕様のため、事故のリスクが高い。


オートローテーションの問題は、オスプレイにはその機能があるという論と無いという論があり、情報が錯綜しているが、どうやら無い、又は使いものにならない、というのが本当らしい。ヘリコプターとしての機能なのに、オスプレイのエンジンは飛行機に使われるターボプロップエンジンで、プロペラの仕様もヘリの仕様とは異なっており、まあ、役に立たないと。
 しかし、ヘリコプターは高空でエンジンが停止という恐ろしい場面が起きても、オートローテーション機能のおかげで、真っ逆さまに墜落しないということを知りました。


・・・というわけで、オスプレイの欠陥がお分かり頂けたでせうか。この二点のほかに、操縦がかなり難しい。ヘリコプターモードから飛行機モードへの切り替えに12秒を要し、この間の飛行が不安定になる。エンジンの排気熱がすごく高温で、草地に着陸したら草が燃えて火事騒ぎ、といった問題もある。荷物を満タンに積むと、垂直離陸できないという情けないサマも書いてある。


最後にこの動画を見て下さい。上記二つの欠陥とは関係ない事故映像ですが、オスプレイに対する信頼失墜には十分すぎる恐ろしい場面です。


■テスト飛行 離陸10秒で墜落するオスプレイの動画(1991)
http://www.youtube.com/watch?v=n3lbKqStvHI&NR=1&feature=fvwrel

たなかよしゆきさんの古道紀行予定一覧


●古道紀行 新スケジュール発表 (2012/09~13/04)

 たなかよしゆきさんの主宰する「古道紀行おおばこの会」は、旧街道や農山村の里道を歩くグループです。毎回10~20人の参加者があり、誰でも参加できます。会費は一回500円。申し込み、問い合わせは田中さんまで・・

電話・ファクス 0745-79-6452
携帯  090-3485-6452へ。


古道紀行2012年9月~13年4月 



閑人帳


●知らんかった、こんなユニークな雨傘

 従業員たった18人の小企業が開発した傘が話題になっている。傘は平面のカタチが円形か八角形とかに限られて、そんなの常識中の常識であったのに、あえて変形の<雫(しずく)>型のデザインにした。左右幅が狭く、前後に長い。そのほうが雨に濡れにくいそうな。


円形の場合、傘の柄は体の前で手に持つから、傘のカバーする面積は前方側に大きく、背中側には小さくなる。よって、背中に荷物があると濡れやすい。だから、ハイカーはリュックが濡れないために「ザックカバー」なる袋状のカバーで保護します。


また、円形65センチの傘に比べると、骨材ほか材料の重量が減り、軽くなる。また前方からくる人とすれ違う場合、横幅が狭いぶん、傘どうしぶつかりにくくなるというメリットもある。なるほど。
 傘なんて、もうアイデアが出尽くしたと思ってたのに、頭のいい人がいるんですねえ。この新製品、もちろん、特許、実用新案、意匠登録で権利は固めてあるそう。メーカー「パアグ」のHPを見ると、ほとんどの商品がいわゆる「アイデア商品」の類いです。この傘、ぜひヒット商品に成長してほしい。(布製の高級品は売り切れらしい)


■「パアグ」社のホームページ
http://www.paag.co.jp/product/index.html


しずくの形をした新型の雨傘
しずく型の雨傘

犬町・猫町情報

private

             夏の特別号表紙 by ぽんさん


     8月号 特別 表紙

              孫たちのシンクロ睡眠ぐ!


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●7月例会レポート  ~担当 TMさん~

京セラドーム大阪から木津川~中之島の水辺を歩く (7月8日)

 梅雨のさなかなのに、晴天に恵まれ、さほど暑くも無く、街歩きを楽しむことができました。昼過ぎ、京セラドーム前に集合。川口教会、津波・高潮ステーション見学のあと、川沿いに肥後橋まで行き、大阪ステーションシティへ。伊勢丹10階の人気店「モクモク」で夕食。暮れなずむ空をバックに記念写真を撮って解散しました。担当のTMさんには、下調べや予約でたいへんお世話になりました。
8月はお休みです。


空襲や地震にも耐えて、ほぼ原型を残す川口基督教会を見学。カトリックでもプロテスタントでもなく「英国王室教会」系の教会だそう。
モクモク 


モクモク

津波・高潮ステーションで大阪の街が津波に襲われる映像を体験。
モクモク 


堂島川沿いの「ほたるまち」芝生で一服。向こうのビルは関電本社。
モクモク

「モクモク」の夕食はバイキング+ビールで3500円。開店以来、人気が高くて、年中満員御礼状態。なぜ、こんなに評判なのか、わからない。
モクモク

サウダージさんのスケッチ。伊勢丹屋上から見た淀川方面の夕景
12-7月例会 モクモク

閑人帳


●一石二鳥・・「ひまつぶし+最新経済学のお勉強」ができる
          
      
~チャンネル桜 3時間の経済討論会~

 サヨクの皆さんは決して見ないマイナーTV局「チャンネル桜」の番組に気鋭の論客が集まって内外の経済問題を議論する動画があり、これがなかなか面白い。一般TVでの報道、解説番組よりはるかに上等な知識が得られます。普段、新聞の政治、経済記事は見出ししか読まない人には、ややしんどいかもしれませんが、ガチガチのカタブツ話だけでなく、お笑い場面もけっこうあるので、ダマされたと思って視聴されることをおすすめします。最低限、ひまつぶしの役に立つこと、駄目男が保証します(笑)。


発言者は、産経の田村秀男論説委員が最年長で、ほかは40~60歳台の大学教授、評論家が計6人。このブログでときどき紹介している三橋貴明氏も参加しています。ユニークなのは、発言者は、あいまいな観念論や言葉のレトリックに頼るような話はしないという了解事項があって、自説を論ずるには裏付けになるデータや論拠を示さなければならないことです。この了解によって、感情論でヒートアップすることが避けられ、中身の濃い意見の交換ができます。よって、議論中にいろんな統計グラフなんかが出てきて、はじめての人には「難儀やなあ」の印象が強いかもしれませんが、3時間つきあえば慣れてきます。(ホンマか?)


番組は50~60分のものが3回、のべ約3時間。駄目男が一番面白いと思ったのは、1時限目の後半のユーロの成立過程と現在の危機、破綻の懸念についての話です。あらかたは知ってましたが、田村さんが語る裏話的情報は他人の不幸として聴いておれば楽しい。17もの国が、せっかく一つの共同体にまとまってもナショナリズムの壁を越えるまでには至らない 。そんなこと、はじめから分かってたじゃないか、と思うのですが、まあ・・いろいろワケがございまして・・。


なんぼヒマでも、3時間もよう付き合わんわ、という方には3時限目だけの視聴がおすすめです。「コンクリートから人へ」の耳障りの良いキャッチフレーズに惑わされて民主党に投票した人には良いクスリになります。


討論:亡国増税日本と世界経済の行方

■第1時限目
http://www.youtube.com/watch?v=Z8ovYy7IJbM


■第2時限目
http://www.youtube.com/watch?v=I9hwuyKbauM


■第3時限目
http://www.youtube.com/watch?v=TTE14Ec597Y



mudai 

閑人帳


●自動翻訳は「言い回し」の訳が苦手

 6月20日に「アジア ウオッチング」記事で、近頃の自動翻訳は改善されて意味が分かりやすくなったとホメました。しかし、物理的な事案の説明ではなく、人間の感情や推測といった、メンタルな要素が多い記事になると、優秀なコンピュータもワヤワヤと混乱するようで、まだまだ未熟です。(それでも数年前よりは進歩していますが)


先日、米国のABC放送で「大津・中2自殺事件」が報道されたけど、それを自動翻訳すると、事件のアウトラインは分かるけど、事件の経過や原因調査といった具体的なことは大方わからない。点数でいえば、30~40点くらいでせうか。事物の説明なら50~60点だけど、人事の解説は難しいってことですか。以下、原文の一部と、自動翻訳文を掲載します。


■ABCニュース 原文の一部
http://abcnews.go.com/m/blogEntry?id=16724822


The suicide of a 13-year-old boy in southern Japan after classmates systematically bullied him - even making him "practice" suicide - while teachers ignored the abuseor laughed has prompted soul-searching among educators across the country.
One of the boy's last acts was to text his tormentors and leave voice mails for them to say, "I'm going to die." They texted him back to say, "You should die."

The middle school student, whose name has not been released, jumped from his 14 th floor apartment in the city of Otsu last October after enduring heartrending tales of abuse at the hands of his classmates.
His father filed several reports with the police, but officers never accepted them, saying that they could not prove that bullying led to his suicide, according to Japanese media reports. (以下略)


茶色文字が自動翻訳された文章

クラスメートの後に日本南部の13歳の少年の自殺は、体系的に彼をいじめ-教師は虐待を無視しながらでも、彼を"実践"自殺すること。または、全国の教育関係者の間で反省を促した笑った少年の最後の一つ行為がテキストに彼の苦しめたと彼らのためにボイスメールを残す、と言って"私は死ぬつもりだ。


" 彼らは"あなたは死ぬべきだ"と言って彼を尋ねて名前が公開されていない中学生が、彼 1の4から飛び降り胸が張り裂けるような物語に耐えた後、最後の10月大津市で階のアパートの彼の手で虐待をクラスメートは彼の父親は警察と複数のレポートを提出したが、役員は言って、彼らを受け入れなかった日本のメディアによると、彼らは彼の自殺につながったいじめていることを証明できなかったことを報告します。
(以下略)


ローカルニュースであった「いじめ自殺事件」が、官公庁の悪意と不手際で全国ニュースになり、海外のメディアにまで関心をもたれることになった。事件の真相解明は今後の調査に委ねるとして、
少年事件の難儀なところは、過去の同様の酷い事件が教訓にならないことです。今の中学、高校生が昔の「山形マット死事件」など知る由もなく、教訓は大人世代にしか共有されない。名古屋の「5千万恐喝事件」だって、いずれ似たような事件が起きそうな気がする。


 今回の大津の事件は山形の事件に比べ、直接の加害容疑者とともに、教育委員会や警察、市長といった「官」が率先して街のイメージダウン役をはたしている。当分のあいだ、大津といえば「あのイジメ自殺事件の街」のイメージがまとわりつきそう。
滋賀県警が絡む不祥事としては「大津事件」以来?・・ふる~~。


■山形マット死事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E6%AD%BB%E4%BA%8B%E4%BB%B6


■大津事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B4%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6

閑人帳


●乱調フジテレビ、またドジ・・

 大津の中学校でのいじめによる自殺事件を報道したフジテレビ、加害者名を書いた裁判の訴訟資料と思われるものを画像に掲載したが、個人名をきちんとマスキング(黒塗り)しなかったため、文字が透けたところを視聴者?に画像加工され、氏名がバラされてしまった。名前はネットを通じて、あっという間に拡散、もう収まりがつかない状態。 ほんの少しの気遣いで丁寧に塗りつぶしておけば良かったものを・・・。 全生徒の父母ほか、関係者は一両日中に生徒の名前を知ることになり、混乱はさらに広がる。最悪、大津市長の引責辞職に至るかもしれない。フジテレビさん、ネガティブな活躍しすぎです。

■ソース
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201207070064.html

プチ・ケチの研究


●古典的貧乏性

 固形石鹸という商品は、だんだん影が薄くなり、スーパーやドラッグストアではもう継子扱い、探すのに苦労します。いつのまにかボディソープという液体のシャンプーに取って代わられてしまいました。
 しかし、コストパフォーマンスを考えると、標準的な価格の商品で比べた場合、どう計算しても石鹸のほうがずっと安い。かつ、石鹸は品質が悪いということも考えにくい。多くの消費者はメーカーに騙されてるのではないかと、疑うのであります。すなわち、石鹸とさほど変わらぬコストなのに、液体ソープのメーカーはぼったくりをしていると。


その格安石鹸を最後のひとかけらまで使い切ろうと努力する。それが写真のような「二階建て」使用であります。当ブログの読者で、かような古典的貧乏性を発揮しておられる方、いかほどおられるでありませう。
 石鹸があと二,三回でおしまいというときに、新しい石鹸と両方を濡らして、ムギュ~と押し合わせる。すると次回の入浴までに二つはくっついて一つの石鹸になり、古い、小さいほうはタオルにこすられて、しみじみと消滅するのであります。小さくなった石鹸を捨てるなんてとんでもない。最後の一片までお役に立って、さりげなく泡のなかに消えて行く。 固形石鹸ならではの美学であります。 牛乳石鹸、ミツワ石鹸、ミヨシ石鹸・・・名前からして懐かしい。まだまだ、ン百万人の貧乏性が味方しておりますぞ。

プチケチ 石鹸

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●古い歯ブラシの再利用

 小型のシェーバーに付属している掃除用のブラシは小さくて使いにくい。そこで、使い古した歯ブラシに変えたら、サクサクと掃除できます。もっと早く気がつけば良かったのに、と思うくらい。ブラシは「やわらかめ」タイプが適している。柄は写真のように短く切ったほうが使いやすいです。水洗いタイプだと、ブラシにハンドソープをつけて洗うと泡立ちもよくて早く洗えます。(この場合、固形石鹸は使いにくい)


プチケチ歯ブラシ再利用 

閑人帳


●「週刊文春」拾い読み (7月12日号)

小沢妻「離縁状」すべての疑問に答える

 6月14日の「閑人帳」記事で紹介した、同誌の<小沢一郎 妻からの「離縁状」全文公開>の続報。なんの恨みあってか、小沢サンはもうボコボコにやられっぱなしであります。
 それでも不思議なことに、世間には十人に一人くらいの割合で「小沢信者」がいる。小沢こそ、真の政治改革者、国家のリーダーにふさわしいと、かたくなに支持しています。駄目男には何とも理解しがたい人たちですが、昨今は形勢不利な情報ばかりで、小沢信者の皆さん方も、かなり焦ってるのではないでせうか。


今回の記事は全12頁もあって、まとめにくいので、ここでは「隠し子」の件のみピックアップします。
 29頁
「和子夫人の手紙文の一部<八年前、小沢の隠し子の存在が明らかになりました。●●●●●(男性)といい、もう二十歳を過ぎました。三年つきあった女性との間の子で、その人が別の人と結婚するから引き取れと言われたそうです。それで私との結婚前からつきあっていた■■■■という女性に、一生毎月金銭を払う約束で養子にさせたということです>」


隠し子を生んだ女性は、小沢が私的なパーティーで知り合ったテレビレポーター。彼女は、子供が2歳半のときに、別の男性と結婚するからと、小沢に引き取りを求めた。小沢は、和子夫人より付き合いの長い別の愛人にその子を養子にさせた。彼女は永田町で有名な料亭の若女将。子供は幸い継母になついたが、仕事が忙しいから、日常の世話は老いた家政婦が行った。小沢は、ゴルフ帰りなどのときに人目を忍んで会いにきていた。小沢は「おじちゃん」と呼ばれていたらしい。


歳月を経て、その愛人も07年に他の男性と結婚し、子供は家を出た。現在、愛人は65歳、子供は21歳。70歳の小沢からみれば孫の世代になる。子供から見れば、産みの親に捨てられ、育ての親にも袖にされ、父親たる小沢は金で面倒をみるだけの「親たち」である。和子夫人も継母とすれば、三人の母親が関わった、しかし、幸薄い子供である。
 プライベートなこととはいえ、このスキャンダルを知ってなお小沢に一票を投じる地元女性がどれほどいるだろうか。小沢王国危うし・・もあり得る。


小沢がハンコを押さないので、離婚は成立していない。成立したらしたで、財産分与がまたややこしい。文春が調べたところでは、財産は不動産を主に30億円くらいあるらしい。しかし、ただでさえ怪しい「蓄財」をしている小沢のことだから、裁判や調停でもカンタンに決着つきそうにない。基本的には夫婦で折半だから、夫人は15億円を取得できることになる。


ある弁護士のアドバイス。慰謝料や財産分与でゴタゴタもめるのが必定なら、夫人は離婚手続きをムリにすすめるより、ほうっておくという手もある。小沢が死ねば、半分はもらえるから。・・なるほど。
 ちなみに、別の記事では、小沢には二人の息子がいるが、二人とも母親側についている。家族に去られ、愛人にもさられ、広い邸宅で小沢センセイはひとりぽっちの暮らし。「剛腕」政治家のイメージ台無しであります。


駄目男の予想するところ、小沢は新党をつくっても、将来は灰色又は黒色。何をやってもうまく行かず、党内結束力もガタガタになり、ヘタすれば空中分解する。もともと「壊し屋」なのだから、誰もが納得する末路でありませう。


文春 小沢

たまには外メシ


●織田作之助が愛した「自由軒」のカレーライス

 前回記事で出て来る、織田作之助が描いたミナミの情景はもう幻でしかないが、唯一リアルに残っているのが自由軒のカレーライス。彼はこの店の常連で、今で言う「名物カレー」が大好物で、しょっちゅう食べに来たという。かの「夫婦善哉」のなかでも、このカレーが出てくるらしい。


何が「名物」なのかといえば、ご飯とカレーがはじめから混ぜてあって、真ん中に生卵をのせてあるのが「名物」たるゆえんだそう。そのレシピを織田作が食べた頃から全く変えていないこと、また隠し味に和風ダシを使っていることもウリにしている。食べて見ると、格段に美味しいとは思わないけど、この味にはまってる人には、これがカレーのベストワンなんでせう。(並サイズで650円)


客のなかには、はじめから混ぜてある、というのが気に入らない人も結構いるとみえて、そんな人は「別カレー」と注文します。ご飯とカレーが別に盛ってある普通のカレーライスのことです。よって、当店でカレーを注文するときは「名物カレー、並」とか「別カレー、大盛り」と言う必要があります。 メニューはカレーだけでなく、洋食はほぼなんでもありの大衆食堂ですが、集客力は大で昼食時は混雑します。カップルでゆっくりランチを愉しむ・・には全く不向きの店です。


■後発「せんば自由軒」は倒産

 本家と分家の確執は普通にあることですが、自由軒も身内が起こした「せんば自由軒」が一時は本家をしのぐ勢いで事業を拡大し、しかし、その過大投資が裏目に出て、2010年にポテチン(自己破産)というミジメなことになりました。といっても消滅したのではなく、別の企業「ベクトル」がまるごと買い取って、ブランドもそのままに経営しています。


両社ともホームページをつくっていて、事情を知らない人は、どっちがどっちだか分からなくなりそうです。「せんば」といえば思い出すのが「船場吉兆」のハデなスキャンダル。あれも分家がゼニ儲け優先で暴走したあげくのポテチンでした。


■本家「自由軒」のホームページ
http://www.jiyuken.co.jp/

■「せんば自由軒」のホームページ
http://www.senba-jiyuuken.jp/index.html


名物カレー
カレー自由軒


難波の本家自由軒
自由軒 



自由軒の東隣はかつて映画ファンに愛された「千日前国際劇場」だったが、現在はパチンコ最大手「マルハン」の旗艦店になっている。
自由軒 

読書と音楽の愉しみ


●織田作之助著「アド・バルーン」を読む

 図書館で弱視者用の大活字本を借りると、なんせ読みやすいのでクセになってしまいます。前回紹介した「大和古寺風物誌」も大活字本でした。
 今回は織田作之助の短編集から、大阪ミナミ界隈の風物がてんこ盛りで出て来る「アド・バルーン」です。(他に「世相」「競馬」を収録してある)


この作品は主人公のボク(小学生)と継母二人との関係を描いたものですが、住んでいるところが高津神社のそば、引っ越し先が笠屋町といった、織田作が実際に生まれ育った町の近辺です。だから、地理はむろん、どこにどんな店屋があるとかをやたら詳しく描写していて、も、もう、そこまで書かんでもええやろ、と読者が辟易するくらいです。もちろん、リアルタイムの描写ではなく、記憶をたどっての話なんですが、オジンにはそれが郷愁感満点の町並み風景と映るのであります。


以下は、作品に描かれた昭和10年ごろと覚しきミナミの風景です。(駄目男が生まれる数年前になる)本文の一部をコピーし、ジュンク堂なんば店へ行ったついでに、文中の、今でも確認できる「物件」を求めてうろついてみました。ヒマつぶしの達人を目指すには、これくらいのマメさは必須であります。(茶色文字が引用文)


   
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■「アド・バルーン」 抜粋

(略)・・・七歳の夏、帰ることになりました。さすがの父も里子の私を不憫に思ったのでしょう。しかし、その時、八尾の田舎まで迎えに来てくれたのは、父でなく、三味線引きのおきみ婆さんだった。
  高津神社の裏門をくぐると、すぐ梅ノ木橋という橋があります。といっても子供の足で二足か三足、大阪で一番短いというその橋を渡って、すぐ掛りの小綺麗なしもたやが今日から暮す家だと、おきみ婆さんに教えられた時は胸がおどったが、しかし、そこにはすでに浜子という継母がいた。(略)


■文では「梅ノ木橋」だが、実際は「梅乃橋」 長さは3mくらい。説明板によると、この下の川を西へ掘り進めて道頓堀川になったという説があるそうだ。
おださく



その時のことを、少し詳しく語ってみましょう。というのも、その時みた夜の世界が私の一生に少しは影響したからですが、一つには何といっても私には大阪の町々がなつかしい、今となってみればいっそうなつかしい、惜愛の気持といってもよいくらいだからです。


  家を出て、表門の鳥居をくぐると、もう高津表門筋の坂道、その坂道を登りつめた南側に「かにどん」というぜんざい屋があったことはもう知っている人はほとんどいないでしょう。二つ井戸の「かにどん」は知っている人はいても、この「かにどん」は誰も知らない。しかし、その晩はその「かにどん」へは行かず、すぐ坂を降りましたが、その降りて行く道は、灯明の灯が道から見える寺があったり、そしてその寺の白壁があったり、曲り角の間から生国魂神社の北門が見えたり、入口に地蔵を祠っている路地があったり、金灯籠を売る店があったり、稲荷を祠る時の巻物をくわえた石の狐を売る店があったり、簔虫の巣でつくった銭入れを売る店があったり、赤い硝子の軒灯に家号を入れた料理仕出屋があったり、間口の広い油屋があったり、赤い暖簾の隙間から、裸の人が見える銭湯があったり、ちょうど大阪の高台の町である上町と、船場島ノ内である下町とをつなぐ坂であるだけに、寺町の回顧的な静けさと、ごみごみした市井の賑にぎやかさがごっちゃになったような趣がありました。


  坂を降りて北へ折れると、市場で、日覆を屋根の下にたぐり寄せた生臭い匂いのする軒先で、もう店をしもうたらしい若者が、猿股一つの裸に鈍い軒灯の光をあびながら将棋をしていましたが、浜子を見ると、どこ行きでンねンと声を掛けました。すると、浜子はちょっと南へと言って、そして、あんた五十銭罰金だっせエと裸のことを言いました。


 市場の中は狭くて暗かったが、そこを抜けて西へ折れると、道はぱっとひらけて、明るく、二つ井戸。 オットセイの黒ずんだ肉を売る店があったり、猿の頭蓋骨や、竜のおとし児の黒焼を売る黒焼屋があったり、ゲンノショウコやドクダミを売る薬屋があったり、薬屋の多いところだと思っていると、物尺やハカリを売る店が何軒もあったり、岩おこし屋の軒先に井戸が二つあったり。そして下大和橋のたもとの、落ちこんだように軒の低い小さな家では三色ういろを売っていて、その向いの蒲鉾屋かまぼこやでは、売れ残りの白い半平はんぺんが水に浮いていた。


二ツ井戸。道頓堀川沿いの「津の清」という和菓子店の前にあった井戸。井戸が二つ並んである光景は珍しかったので、有名だった。空襲等のため、モニュメントとしての井戸枠の場所は転々としたが、今年(平成24年)4月、国立文樂劇場の玄関前で復元された。「津の清」は今も盛業中。
おださく おわり



 猪いのししの肉を売る店では猪がさかさまにぶら下っている。昆布屋の前を通る時、塩昆布を煮るらしい匂いがプンプン鼻をついた。ガラスの簾を売る店では、ガラス玉のすれる音や風鈴の音が涼しい音を呼び、櫛屋の中では丁稚が居眠っていました。道頓堀川の岸へ下って行く階段の下の青いペンキ塗の建物は共同便所でした。芋を売る店があり、小間物屋があり、呉服屋があった。「まからんや」という帯専門のその店の前で、浜子は永いこと立っていました。


  新次はしょっちゅう来馴れていて、二つ井戸など少しも珍らしくないのでしょう、しきりに欠伸あくびなどしていたが、私はしびれるような夜の世界の悩ましさに、幼い心がうずいていたのです。そして前方の道頓堀の灯をながめて、今通ってきた二つ井戸よりもなお明るいあんな世界がこの世にあったのかと、もうまるで狐につままれたような想いがし、もし浜子が連れて行ってくれなければ、隙をみてかけだして行って、あの光の洪水の中へ飛びこもうと思いながら、「まからんや」の前で立ち停っている浜子の動きだすのを待っていると、浜子はやがてまた歩きだしたので、いそいそとその傍について堺筋の電車道を越えたとたん、もう道頓堀の明るさはあっという間に私の躯をさらって、私はぼうっとなってしまった。


  弁天座、朝日座、角座……。そしてもう少し行くと、中座、浪花座と東より順に五座の、当時はゆっくりと仰ぎ見て楽しんだほど看板が見られたわけだったが、浜子は角座の隣りの果物屋の角を急に千日前の方へ折れて、眼鏡屋の鏡の前で、浴衣ゆかたの襟えりを直しました。浜子は蛇ノ目傘の模様のついた浴衣を、裾短かく着ていました。そのためか、私は今でも蛇ノ目傘を見ると、この継母を想いだして、なつかしくなる。それともうひとつ想いだすのは、浜子が法善寺の小路の前を通る時、ちょっと覗きこんで、お父つあんの出たはるのはあの寄席やと花月の方を指しながら、私たちに言って、きゅうにペロリと舌を出したあの仕草です。


■芝居の五座は全部無くなり、浪花座のあったところは、空き地になっている。(戎橋たもと、かに道楽の斜め向かい)
おださく


 
やがて楽天地の建物が見えました。が、浜子は私たちをその前まで連れて行ってはくれず、ひょいと日本橋一丁目の方へ折れて、そしてすぐ掛りにある目安寺の中へはいりました。そこは献納提灯がいくつも掛っていて、灯明の灯が揺れ、線香の火が瞬き、やはり明るかったが、しかし、ふと暗い隅が残っていたりして、道頓堀の明るさと違います。浜子は不動明王の前へ灯明をあげて、何やら訳のわからぬ言葉を妙な節ふしまわしで唱えていたかと思うと、私たちには物も言わずにこんどは水掛地蔵の前へ来て、目鼻のすりへった地蔵の顔や、水垢のために色のかわった胸のあたりに水を掛けたり、タワシでこすったりした。私は新次と顔を見合せました。



  目安寺を出ると、暗かった。が、浜子はすぐ私たちを光の中へ連れて行きました。お午の夜店が出ていたのです。お午の夜店というのは午の日ごとに、道頓堀の朝日座の角から千日前の金刀比羅通りまでの南北の筋に出る夜店で、私はふたたび夜の蛾のようにこの世界にあこがれてしまったのです。
  おもちゃ屋の隣に今川焼があり、今川焼の隣は手品の種明し、行灯の中がぐるぐる廻るのは走馬灯で、虫売の屋台の赤い行灯にも鈴虫、松虫、くつわ虫の絵が描かれ、虫売りの隣の蜜垂屋では蜜を掛けた祇園だんごを売っており、蜜垂らし屋の隣に何屋がある。と見れば、豆板屋、金米糖、ぶっ切り飴もガラスの蓋ふたの下にはいっており、その隣は鯛焼屋、尻尾まで餡がはいっている焼きたてで、新聞紙に包んでも持てぬくらい熱い。そして、粘土細工、積木細工、絵草紙、メンコ、びいどろのおはじき、花火、河豚の提灯、奥州斎川孫太郎虫、扇子、暦、らんちゅう、花緒、風鈴……さまざまな色彩とさまざまな形がアセチリン瓦斯やランプの光の中にごちゃごちゃと、しかし一種の秩序を保たもって並んでいる風景は、田舎で育ってきた私にはまるで夢の世界です。


■「目安寺」は実在するが、名前は「自安寺」で妙見観音の寺。ビルの一階を寺院として使っている。ご覧のように風情はゼロ。
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ぼうっとなって歩いているうちに、やがてアセチリン瓦斯の匂いと青い灯が如露の水に濡ぬれた緑をいきいきと甦みがえらしている植木屋の前まで来ると、もうそこからは夜店の外はずれでしょう、底が抜けたように薄暗く、演歌師の奏でるバイオリンの響きは、夜店の果てまで来たもの哀しさでした。(以下略)


■現在の道頓堀川風景
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http://www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/42688_45503.html


わかったわかった、織田はん、それ以上書きなや。頭に入れヘんがな、もう・・と言いたくなるくらい、こてこてとミナミの情景を書き連ねている。ところで、10行ほど上の「奥州斎川孫太郎虫」って、なんのこっちゃと検索したら、昔の民間薬のひとつで、今なら「リポビタン」みたいなものだったらしい。要するに、漢方薬店みたいな店ではないか。気になる人は、こちらで確かめられよ。

http://www.tpa-kitatama.jp/museum/museum_13.html


織田作之助は、この「アド・バルーン」を昭和21年3月に発表、翌22年1月に結核で死んだ。享年33歳。

大阪日暮綴


●計画停電、自宅以外の停電情報も知りたいときは・・

 停電が実施されないことを願いつつ、万が一ということもあるので、すこしは予習をしておいたほうがいいかも知れません。自宅の停電時間は関電からのハガキ通知やHPでわかりますが、ヨソの停電情報はどうしたらわかるのでせうか。


たとえば、天王寺公園にある市立美術館へ行く予定を立てます。まず美術館のHPを開いて住所を調べます。「天王寺区茶臼山町1-82」と出ますので、関電のHP「計画停電グループ検索システム」を開きます。

http://www.kepco.co.jp/kteiden/index.html

 このページの下の方「ご住所からの検索」を押すと館内の全部の住所別グループが閲覧できます。大阪府→大阪市→天王寺区→茶臼山町 の順で開きます。「大阪府 大阪市 天王寺区 茶臼山町  の計画停電グループは、『2-B』 区域になります」と表示されます。

次に「計画停電の予定スケジュール」ページを開けます。

http://www.kepco.co.jp/kteiden/schedule/2B.html

ここに、7~9月の停電予定カレンダーが出ますので、予定日を見れば停電時間帯が分かります。(グループの一覧表はカレンダーの下にあります)たとえば、8月2日に行くとすれば、当日の停電は、14時30分~17時00分 となっていて、午後に出かけるとアウトになることが分かります。知らずに行って「そんな、アホな~」と、クソ暑い日中にトボトボ引き返すよりずいぶん助かります。


友人や親戚の家を訪ねる場合も、電話で問い合わせるのがおっくうだったら、この方法で調べると相手にも手間をとらせなくて済みます。夕食時間に停電なんて、なるべく避けたいものです。


計画停電の予告は、前日の夕方と当日の実施二時間前くらいにテレビやラジオ、HPで伝えてくれると思うので、カレンダーと照合すれば、自宅が停電するか否か分かります。停電は一日一回だけです。


■オペラ「トスカ」 だいじょーぶかな?

 7月19日から28日まで、西宮の兵庫芸文センター大ホールで「トスカ」の公演があります。開演は午後2時です。・・ということは、梅雨明けの、天神祭があるカンカン照りの猛暑続きの日々、しかも消費電力がピークになる午後2時ごろとかち合うのですから、なーんか心配になります。


そこで、ホールの住所を入力してグループを検索すると「3-B」又は「5-D」と出ました。住所検索では番地まで調べないから、このようにあいまいになります。それはともかく、駄目男が鑑賞する24日を「3-B」で調べると、停電は18時30分~21時00分、「5-D」では10時30分~13時00分となり、旨い具合にどちらになっても公演中止は避けられそう・・と判断したのですが、果たして、いかがなりますか。もっとも、13時まで停電じゃ、冷房なしの状態でホールへ入ることになり、アジジ~ですね。


公演初日の19日は、どちらのグループも停電時間が公演時間とかち合ってしまい、お手上げです。19日のチケット買った人、今から心配でせう。仮に中止になった場合、中止の判断が前日の夕方か、当日ですから、お客さんに伝えるのが大難儀ではと思います。メール配信しても、登録者は一部しかいないし。名古屋や福岡から来る人もいるので、ホール玄関で「本日の公演中止」の張り紙見たら、へなへな~~・ポテチンとこけてしまいそう。


「大飯原発再稼働ハンタ~イ!」デモに参加してた人が、ふと思い出すに「ワタシ、トスカのチケット買ってたじゃん、ぐえっ」てな、レアな場面もあるかもしれない。そこで態度一転「原発再稼働、断固推進~!全力運転せよ~!」に転向したりして。 

 以上の件、すべて杞憂に終わることを祈るものであります。


トスカ パンフ