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大阪日暮綴


●「佐伯祐三とパリ」展 鑑賞

 先週、織田作之助の短編集を読み、今日、この展覧会を見て、この二人って、つむじ風のような慌ただしい生き方をした、そして、大阪の生んだ魅力溢れるゲージツ家であること、あらためて認識した次第であります。年齢的には佐伯のほうが20年くらい先輩ですが、生き方、死に方がよく似ています。 佐伯祐三、30歳で没、織田作之助、33歳で没。死因はいずれも結核。

 

たぎる情熱にまかせて、全力疾走するさなか、神様は「すまんなあ、あんたら、この辺が潮時やさかいな」と、ひょいと天国につまみ上げてしまった。佐伯祐三の作品に接した鑑賞者の多くは、この続きの作品を見たい、せめて、もう十年くらい生きていてほしかったと、無慈悲な運命にブーイングしたくなるのではないでせうか。


大阪の郷土史家、三善貞司氏が書いた「なにわ人物伝」のなかに佐伯の生涯を綴った項目があり、それによると、二度目にパリ暮らしをはじめた昭和2年からはものすごいスピードで描きはじめ、12月から翌年の5月までの半年間に107枚、次の6月の一ヶ月には、なんと145枚を描きあげた。本当なら一日平均5枚描いたことになる。熱中を通り越して狂気というしかないが、この過酷な創作で持病を悪化させ、精神異常を起こす。突然、アトリエを飛び出し、行方不明になる。二日後に、森の中で行き倒れになってるところを警察に発見され、入院するが、家族も面会できないまま二ヶ月後に死んだ。


今回展示されてる作品にも1928年(昭和3年)作のものが多く、一番有名な「郵便配達夫」もこの年、すなわち死の数ヶ月前に描かれた作品です。同じ時期の「カフェ・レストラン」なんか、イスやテーブルの脚をワンタッチ(一筆)で描いてるさまが分かります。メシも食わず、一日中、カーッとなった状態で筆を走らせていたのかもしれません。


作品を囲む額縁がすべてガシッとした、太枠タイプで、その古風な雰囲気から、今、転用が問題になっている「中之島図書館」を「佐伯祐三記念館」にしたら、さらに魅力を増すのではと、余計なことを想像したものでした。 (同展覧会は7月16日まで。65歳以上の大阪市民は無料)


■展覧会の案内はこちら・・・
http://www.city.osaka.lg.jp/yutoritomidori/page/0000157868.html


郵便配達夫 (同展発行の絵はがきをコピー) 
佐伯祐三 


カフェ・レストラン 
佐伯祐三 


「カフェ・レストラン」をネタにした駄目男のいちびり年賀状 (1988年)
佐伯   

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たなかよしゆきさんの部屋


● 年収二百万円で極楽生活!?    たなかよしゆき

 わたしのただいまの年収(2012年申告)は二百万円(中身は年金百三十万円、アルバイト七十万円)である。夫婦二人で二百万円ではさぞかしフーフーいって生活しているかというと、然にあらず。優雅にゆったり、堂々と心豊かに暮らしている。(!?無理シイナヤ) どうして、そんなことができるの?というみなさまもおられるだろう。そこで、わたしの極秘(ホンマカイナ)の技を伝授することにしよう。耳の穴をかっぽじって、眉に唾をつけて、どんぐり眼を大きくみひらいてお聞きあれ、ごろうじろ。(箇条書きに短く書きます)


一、金を使わず、頭(大した知恵もなく、頭悩と書きたくなるようなしろものなのだが)と手と足を使え。が基本原則。たとえば仏華ひとつとっても、あり合わせの庭の松、びしゃこ、なんてんと、畑の水仙などの季節の花を組み合わせて手づくり。何でも創意工夫して、手づくりをこころがけよ。


一、歩きや自転車(スーパーカブ)を活用せよ。からだを動かせばいい智恵も浮かんでくるし、飯も酒もうまい。新陳代謝が活発になれば、病気にもなりにくい強い肉体をつくることができる。一駅や二駅くらいは歩け。(現在、わたしは買物運搬用に原付を使っているが、しかし、ふだんは危険がともなうので、歩ける場合はできるだけ歩いている)


一、食事はできるだけ素(粗ではなく、素=シンプル ということ)食を旨とせよ。一汁一菜くらいがちょうどいい。特にわたしは、朝と昼は茶がゆと漬けものくらいで済ませている。夕ご飯は酒を飲むので、その分、ちょっと豪勢か(といっても、たかが知れています)わたしは山で食べる弁当やおにぎり、ラーメンがこの世でいちばん美味と思っているので、美食には関心がない。シンプルな食べ方がいちばんうまいと考えている。酒は楽しい酒であれ。静かな酒であれ。わたしはアルコールに弱いので、一日チュー(焼酎)五勺か一合あれば十分。


一、山や野の新鮮素材を利用せよ。山菜や木の実、草の実、きのこをいただけ。野の花を飾れ。季節感が味わえるし、自然への感謝の念もおこる。


一、お茶は自家製のどくだみティをペットボトルにいれて用意し、できるだけ、買うべからず。弁当を持参せよ。こんなものでも毎日だとバカにならない。資源のムダづかいにもならず、暮らしのかたちがキレイ(エコ)になる。そう、暮らしの姿がキレイな(エコ)ことが何よりも大切なのだ。どくだみティは毎年六月ごろ、妻と摘みに出かけ天日干しにして、一年分を確保します。どくだみ=十薬は健康茶のすぐれもの。まわりの人たちにもすすめています。


一、自分の内部にある自然治癒能力をひき出し、高めよ。わたしは歩くことからさまざまなよい刺激をうけ、いきいきと暮らしています。過労、酷使、ストレスは病気のもと。しっかり働いたあとはしっかり休め。(休みっぱなしも病気のもと)宮沢賢治の詩のように<イツモシズカニワラッテイル>時間をすこしでも多くつくれ。


一、再使用を心がけること。ものにも命がある。いつくしんで使え。リサイクル、リユース、リデュースのなかではリユースがいちばん地球に負荷をかけない。わたしは封筒を裏返して再使用するし、カレンダーも封筒に再利用する。(とてもきれいな封筒になります)コピーの失敗紙をメモ用紙、便箋、ノートなどにも使っています。


一、 山を友とせよ。山では金を使うところがない。山で遊べば、金要らず。ストレスも発散できるし、自然の摂理からいろいろ学べます。


たなかさん エッセイ 

一、ひとに与えよ。さらば与えられん。自分に与えられるものがあるときは大根一本、玉葱一個でも、ひとに与えよ。この世はギブアンドテイク。与えれば必ず与えられる。仏教では無財の七施といい、笑顔を与えよ、座る場所を与えよ、やさしい言葉を与えよともいっている。これが最大の保険制度と考えよ。


一、畑を借りられるのなら、土を耕し、種をまき、野菜くらいは自給せよ。できるだけ無農薬、有機農法で金をかけずにやればいい。家庭の生ゴミは堆肥にもなり、ゴミを減らし、一石二鳥。畑は一種の遊びであるし自然から学ぶ重要な機会ともなる。(台所の排水も庭に散水しています)


一、何よりの無形の財産は友である。よき友をつくれ。よき友はさまざまなものをもたらしてくれる。(ものをくるる友、医者の友、賢き友がいいといったのは兼好法師か)


一、手紙は最大の心の愉しみ。せっせと手紙を書け。心が豊かになり、自分史にもなる。


一、衣料はおさがりで十分。現代日本は不要な衣類で溢れかえっている。交換して使えば、十分間に合う。わたしの服は百%近くもらいもの。かなり沢山もらって、たいそうな衣装持ちとなって処分に困っているくらいである。
このセーターはだれだれさんにもらったもの、このズボンはだれだれさんにもらったものと記憶していると、まるで愛情を着ているようで豊かなきもちになる。


一、旅には金を使え。ハレとケをうまく使い分けよ。ケでは節約、シンプルライフを心がけ、ハレでは大いに使え。溜めるばかりが能ではない(なかなか溜まりませんが)ただのケチになってはつまらない。(わたしは青春18きっぷを使って旅をすることが多いです)また、お金に余裕があるときは、災害支援金やユニセフに募金しろ。金はうまく回せば、みんながしあわせになれる。(うまく回さないからふしあわせがおこるともいえます)


一、頭寒足熱。下半身をあたため、頭部は冷やしておけ。エアコンはできるだけゆるく設定しろ。ちょっとぐらい我慢して切っておけ。


一、本や雑誌は図書館で読め。(ブックオフの百五円コーナーもけっこう充実していて重宝していますが、家中が本だらけになる難があります)リクエストすれば他館から取り寄せることもできます)


一、できるだけ外食にたよらず、自炊をこころがけよ。自分で調理したものは安全でうまく、安上がり。(でも、たまには外食もいいものです)


一、虚飾と見栄を廃せよ。質実剛健を旨とせよ。


一、苦しい時こそ、自分の内部の何かが問われている時。自分の内部世界を改造するチャンス。変身の絶好機。何かを変えれば、もっと楽に、もっと自由に生きられる。


一、すべては宇宙の采配。最大限の自己努力をしたあとは、すべて宇宙の摂理にまかせておけばうまくいくと信じています。すべての出来事には深い意味がある。


一、<現在>という時間と経験をゆったりとうけとり味わうこと。樹を見、鳥の声を聴き、さわやかな風に吹かれることにお金は要らない。すべては学びのもと。苦しみを根元からのり越えるところに人生の醍醐味があると考えよ。


一、生きてりゃ最高、他に何が要るの? はわたしの人生のスローガン。四国をお遍路して学んだこと。この瞬間、この世界を生きていることがいちばん素晴らしいこと。他のことはそれに比べれば取るに足りない。こんな素晴らしいチャンスに恵まれたことにいつも深い感謝の意をささげたいとおもってます。


 以上、ちょっと偉そうなことを書いてしまい、恐縮ですが、わたしの信念なのでお許しを願う。また、信念といっても、わたしはルーズ(弛緩や逸脱)を愛好しているので、いい加減なところもある。まあ、ぼちぼち(でもしっかりと)やりまひょ。自分なりの方法と工夫で年収二百万円生活ができればいいネ。愉快に明るく心豊かにやるのが絶体条件です。ムリは禁物。世の中にはゼロ円生活をやって、しあわせなひともいます。下は坂口恭平とホームレス禅僧(?)の代々木公園での対話です。


<「おにぎり二個、ですか?」
「そう、人間ってのは余計に食べすぎなんだよ。だから病気になっちゃうわけ。本当はおにぎり二個で十分なんだよ。私の場合は、おにぎり二個で、二日持っちゃうからね。しかも、そのおかげで、健康になっちゃったから。こんなによいことはないよ」
 彼はもらった食事を、代々木公園に集まってくる鳥たちに分けてあげている。(中略)彼は満面の笑顔で語ってくれた。
「本当に幸せだよ。ここには鳥たち生き物もたくさんいるし、植物たちもたくさん育っているからね。それを眺めているだけで、心が落ち着いて気持ちよくなる(中略)この完全無職ゼロ円生活には束縛がない。代わりに完全な自由があるの。この生活を送ることは、自分の使命だと思ってやってます」 二年前からゼロ円で暮らしているという。>


 もし、これを読んで心が軽くなるようだったら、<人間、どんな状態になっても、ぜったい生きていけるよ>という境地になることができるでしょう。(『ゼロから始める 都市型採集狩猟生活 坂口恭平著』)より。


 しかし、上には上がいるね。わたしなんかまだまだです。

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■坂口恭平氏のプロフィール

1978年熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。在学中より現代建築の在り方に疑問を持ち、都市に存在している、専門家ではない人々によって建てられた無名の建築物、庭の調査を行う。卒業論文として発表した路上生活者の家の調査が、2004年に「0円ハウス」という写真集としてリトルモアから出版される。(略)

 2008年1月に、隅田川沿いに暮らす都市生活者の達人の生態を描いた「TOKYO 0円ハウス 0円生活」を出版、さらに小説「隅田川のエジソン」も4月に出版された。

■引用元
http://www.monex.co.jp/AboutUs/00000000/guest/G800/new2008/news810z.htm


■坂口恭平氏のHP(0円ハウスの動画あり)
http://www.0yenhouse.com/house.html  

閑人帳


●この広々したマンションで「生活保護」暮らしとは・・

 前回はcoffeeさんの記事を引用させてもらいました。そのアーカイブといっても、つい先週の記事に吉本芸人の生活保護費支給問題の続報が載っていました。梶原雄太と母親への疑惑を書いています。


吉本 

吉本


この間取り図は、梶原が母を住まわせるために買ったマンションのもの。都島区の「ベル・パークシティ」J棟にあり、広さは推定100㎡くらいで、駄目男の住むウサギ小屋の三倍はありそう。これを中古物件として平成14年、約二千万円で買い、現在もローンを払い続けている。月々の支払いは40万円。


このすぐ近くのマンションには梶原の兄も住んでいて、職業は公務員(自衛隊勤務)。要するに、母親の扶養に関しては、経済的になんの問題もない。もちろん、親子、兄弟で仲違いなんかしていない。孝行息子二人のおかげで、広々した快適マンションで暮らしている。なのに、なぜ生活保護費が支給されるのか。こんな、ずさんな支給がなされるなら、大阪市民の90%は支給条件にかなっている。ローンの支払いがきつくて、親の生活費が出せないという理由で申請すればOKになるはずです。
(追記・・国会議員、片山さつき氏が書いた記事では雄太の兄は二人いて、三人兄弟)


この問題のおとしまえ、どうなるのか。不正支給では無いと必死に梶原を擁護したジャーナリストやコメンテーターがいたそうですが、テレビ局の飼い犬が逆らえるはずがなし、正論を吐いて自分の仕事を失いたくないのがホンネでありませう。
 

■引用元記事
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4695.html


吉本 

閑人帳

●一流企業の看板が泣く・・フジテレビの堕落ぶり

 下の不祥事一覧は、5月から6月にかけて、わずか一ヶ月半のあいだに起きたもの。coffeeさんのブログから引用させてもらいました。
 ・・・にしても、ひどい「履歴」で、最近はアナウンサーまで不祥事を起こして処分されている。最新の事件(6月26日)は、元アナウンサーの塚越孝さんが、社内の会議の前に、トイレで首つり自殺というから、恐ろしい会社です。職場、会社によほどの恨みがあったにちがいない。


▼反社会的勢力フジテレビで頻発する犯罪や不祥事
(茶色文字が引用部分)

2012年
■5月14日 フジテレビ伊藤利尋アナ、車で歩行者のひき逃げ事件

■5月20日 フジテレビ社員を逮捕 クレジットカード使えずタクシー運転手に暴行

■5月23日 フジテレビ社員、また逮捕=飲酒運転で追突事故の疑い

■5月31日 愛知・岡崎の火災:別人の写真放映、フジテレビ謝罪

■6月1日 フジテレビ情報番組「ノンストップ!」で緊急地震速報のチャイム音が流れる
 
■6月7日 フジテレビ『スーパーニュース』、香川真司マンU入団報道で誤って市川中車(香川照之)の顔写真を放送
 
■6月12日 フジテレビ長谷川豊アナウンサー、NY滞在関連費用を不正使用で降格処分
 
■6月12日 フジテレビ、ブラザー・コーン容疑者出演番組にテロップ  親子で「ハモネプ★スターリーグ」出演
 
■6月13日 フジテレビ「めざましテレビ」が番組内の「ココ調」で意図的な操作があったことを謝罪
 
■6月18日 フジテレビ「めちゃイケ」酒豪企画に、謝罪放送と再発防止を求める抗議文…「イッキ飲み防止連絡協議会」等3団体
 
■6月19日 フジテレビ『人志松本の○○な話』の「チンさむロード」で紹介された道路で無職少女(19)が大学生ひき殺す
 
■6月19日 フジテレビ系列テレビ熊本、暴力団に100万円で元同僚殺害を依頼した容疑で元ADの女を逮捕

■6月23日 フジテレビ、禁止されている一般学生への取材を強行、早稲田大学はディーン元気の公開練習での取材を拒否
 
■6月26日 フジテレビ「ストローアート」の作家酷評、作家の申し立てで放送人権委員会審理入り
 
■6月26日 フジテレビ局内のトイレで元ニッポン放送アナウンサー塚越孝さん首吊り自殺  ←New!

■引用元
http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-4700.html


身から出た錆。視聴者がこんな二流企業に追い込んだのではなく、フジと電通がタッグを組んで、カネにさえなれば内容は二の次という姿勢で韓流ゴリ押しや低俗バラエティ番組を羅列し、自ら堕落していった。それを建て直すための人事異動が塚越さんの自殺を招いた可能性もありそう。(勝手な想像) スポンサーが逃げ足を早めたら、いよいよピンチです。

大阪日暮綴


●夏におすすめ・・すだち酎のソーダ割

 お酒が全く飲めない人にとって、ノンアルコールビールの登場は朗報であったか、というと、そんなことはありません。純粋下戸は、アルコールに酔う不愉快さとともに、ビールやお酒の味自体が美味しくないからです。だから、いくらビールそっくりのノンアルコールビールだといっても飲む気にならない。


メーカーは本物そっくりのニセモノ造りに励むとともに、まったく別のコンセプトでノンアルコールの新商品を開発するべきなのに、どこもしませんね。酒席で、飲めない人には、ウーロン茶とジンジャーエールをあてがっておけばこと足れりでは、ちょっとサボリすぎではありませんか。逆にいえば、もし、開発に成功したら、パンパカパ~ン、大ヒットしますよ。


近頃、晩メシに愛用しているのは、タイトルの「すだち酎のソーダ割」です。夏の食欲の落ちるときにおすすめです。(お酒は一滴も飲めない人はダメです)写真の商品はすだちの産地、徳島県のメーカーが開発したもの。甲類の焼酎がベースなので、匂いはまったくなし、ほのかにすだちの香りがします。


レシピは焼酎50~60cc、ソーダ100cc。これに氷を3~5個入れて、底から5~6回、ステアーすると出来上がりです。焼酎のアルコール度は20度とゆるい目なので、少なすぎると、ただのソーダ水になってしまいます。暑い日の夕食、いきなりご飯とおかずのシーンより、見た目にも食卓が涼しげになります。焼酎もソーダも冷蔵個で保存して下さい。


これなら「缶チューハイ」と同じやんか、と思われそうですが、いかにも人工的な味、香りの缶より、ずっと上品な味わいです。なお、この商品の分類は、焼酎ではなく、リキュールとして販売されてます。値段は、近所のスーパーで、焼酎が820~880円、ソーダが88~100円。通販は下のHPで。


■日新酒類株式会社のHP。
http://www.nissin-shurui.co.jp/


すだち焼酎 

読書と音楽の愉しみ


●亀井勝一郎著「大和古寺風物誌」を読む

 著者名、書名ともしっかり覚えているので、昔むかし、たぶん二十代で読んだのではと思うが、開けてみると皆目記憶がない。途中で読み止めたのかもしれない。旅心を誘う書名に惹かれて買ったのはいいが、読んで見れば、若造には難しすぎて、放り出してしまったと。


50年の歳月を経て今読めば、素晴らしいエッセイであります。大和の古寺探訪が好きな人には、これほど上等な教科書は無いのでは、と思うくらいであります。何が上等なのかといえば、古寺や仏像の見方や解説をしているのでなく、著者の「思いのたけ」を吐露しているからであります。世間で、学会でいろんな見方があるにせよ、まずは亀井流の「思い」を書く。加うるに、これでいいのダ!と読者を納得させてしまう筆力とそれを裏付ける、うんちくの山。持論を自信をもって述べながら、謙虚さも失わない、このバランスの良さも読者を惹きつけてやまないところでせう。


・・と、ほめておきながら、こりゃちょっとヤバイで、とも思いました。大和の古寺めぐりの前にこれを読むと、著者の「思いのたけ」が強いぶん、先入観を持ちすぎてしまう恐れありです。「司馬史観」ならぬ「亀井史観」に洗脳されてしまいそうです。ゆえに、ある程度、古寺巡りをこなした人が読むほうがベターではと思います。自分の感想や評価との違いを見つける愉しみもありますし。この本を読んだら、もう一度現地へ行きたくなった・・。これが最高ではありませんか。


■文章紹介・・「薬師寺」のなかの ~塔について~ より

 ・・塔は幸福の象徴である。悲しみの極みに、仏の悲心の与える悦びの頌歌であると云ってもいい。金堂や講堂はどれほど雄大であっても、それは地に伏す姿を与えられている。その下で人間は自己の苦悩を訴え、かつ祈った。生死の悲哀は、地に伏すごとく建てられた伽藍の裡に満ちているであろう。しかし、塔だけは天に向かってのびやかにそそり立っている。悲しみの合掌をしつつも、ついに天上を仰いで、無限の虚空に思いを馳せざるをえないようにできあがっているのだ。人生苦のすべては金堂と講堂に委ねて、塔のみは一切忘却の果てに、ひたすら我々を天上に誘うごとく見える。しかも、塔の底には仏の骨が埋められてあるのだ。(以下略)


著者の大和古寺巡りは、昭和12年~27年ごろまでと、もう半世紀も昔のことですから、寺やその環境の風景は大きく異なります。薬師寺なんか、荒れ果てた寺として描かれていて、それなりに興味が湧きます。
 古寺めぐりに誘う本はたくさんあるけれど、その賞味期限の長さにおいて、これほどのスグレモノは珍しいでせう。歴史ファンにも愛読者が多いかもしれません

(大活字本で読む・底本は新潮社文庫「大和古寺風物誌」)


■亀井勝一郎のプロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%80%E4%BA%95%E5%8B%9D%E4%B8%80%E9%83%8E


斑鳩・法起寺三重塔
本 大和古寺風物誌

閑人帳


●厚顔無恥のお手本・・朝日新聞の社説と主張

 大手新聞社のなかで、最も強力に「消費税増税」推進を唱えてきたのが朝日新聞。下に紹介の社説はその一例です。しかし、それほど増税賛成を論じているのに、一方で「新聞は消費税を減免せよ」と他社と組んで陳情に押しかけている。新聞はモノでなく「知識」であるから課税はけしからん、という理屈です。(茶色文字は引用文)


<社説>やはり消費増税は必要だ  朝日新聞 2012年3月31日付

政府が消費増税を柱とする税制改革法案を国会に提出した。

 消費税率を今の5%から14年4月に8%へ、15年10月には10%へと引き上げる。税収は社会保障の財源とする。
 高齢化が急速に進むなか、社会保障を少しでも安定させ、先進国の中で最悪の財政を立て直していく。その第一歩として、消費増税が必要だ。私たちはそう考える。しかし、国会でも、国民の間でも異論が絶えない。

■なぜ増税が必要なのか、なぜ消費税なのか

この問いに答えるために、国の財政の状況を整理しよう。
 12年度の一般会計予算案で、歳出の総額は90兆円を超す。ところが、税収は42兆円余りしかないので、国債を発行して44兆円以上も借金する。こんな赤字予算を続けてきた結果、政府の借金の総額は1千兆円に迫り、国内総生産の2倍に及ぶ。
 財政悪化の最大の要因は、社会保障費の膨張だ。一般会計では26兆円を超えた。高齢化で医療や年金、介護の給付が伸び続け、国の支出は毎年1兆円余りのペースで増えていく。
 多額の借金で社会保障をまかなう構図だ。この財源の「穴」を埋め、将来世代へのツケ回しを改めなければならない。 むろん、むだを省く工夫が必要だ。分野によっては、給付の大幅な削減も避けられない。
 

 一方で、「穴」の大きさを考えると、医療や年金、介護の保険料ではとても追いつかない。ここは税の出番だ。社会全体で支え合う社会保障の財源には、一線を退いた高齢者から、働く現役組まで幅広い層が負担し、税収も安定している消費税がふさわしい。その際、低所得の人への対策を忘れない。所得税や相続税も見直し、所得や資産の多い人への負担は重くする。税制改革の重要なポイントだ。(以下略)


■社説全文はこちら(孫引き)
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/52016365.html

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朝日ほか各社・・消費税増税は必要だ。しかし、新聞は除外せよ、だって。

■活字文化議連:新聞・出版物に「軽減税率」適用を
毎日新聞 2012年06月20日 18時48分


 超党派の国会議員でつくる「活字文化議員連盟」(会長・山岡賢次前国家公安委員長)の総会が20日、国会内で開かれ、消費増税に伴い特定品目の税率を低くする「軽減税率」を新聞・出版物に適用するよう求める声明を採択した。

 総会には国会議員のほか、新聞協会長の秋山耿太郎朝日新聞社長ら新聞、出版関係者も出席。山岡氏は「新聞や出版物等の知的産業に消費税をかけるべきではない。このことは、かなりの人が共通認識として持っていると思う」と述べた。

 秋山氏は「アメリカや韓国も含め経済協力開発機構(OECD)加盟国のほとんどで知識への課税はゼロか最低率というのが共通認識だ」と強調。毎日新聞の朝比奈豊社長は「イギリス政府は民主主義を守るため知識課税はしないと言っている。国家の10〜30年先を考え、今の段階から制度設計の議論をお願いしたい」と求めた。

 声明は「欧州各国では食料品とともに新聞や書籍の税率をゼロとしたり、標準税率より低い税率を適用している。『知識課税』は避ける理念を参考にし、新聞、出版物の税率引き上げは反対する」と軽減税率の導入を求めている。【岡崎大輔】

■引用元
http://mainichi.jp/select/news/20120621k0000m040020000c.html


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新聞は消費税を減免せよ、と一番声高に主張しているのも朝日で、よくもぬけぬけと言えたもんですなあ。一方、毎日は、以前、新聞の現行システム(宅配など)を守るために、政府は年間500億円くらいの補助金を出せ、と論じたこともある。ネット世論でボコボコに叩かれましたけどね。


裏返せば、それほど新聞社の経営がきつくなってるということです。消費税アップがきっかけになって、今まで惰性で購読していた読者が契約解除に走れば、一気に財務状況が悪化する。これを恐れています。「知識」に課税するなは、外国の例をネタにした言い訳です。
 仮に、新聞社の陳情が実を結んで、新聞は増税、値上げなしになった場合、それで読者やほかの産業界は「よかったね」「仕方ない」と納得するでせうか。かえって反感を買い、購読ヤメタの企業、家庭が増えるかもしれない。


朝日の消費税増税論の根幹には「増税すれば、必ず税収が増える」の確たる自信があるはずです。しかし、前回の引き上げ(3→5%)では税収は増えなかった。上の新聞社説は、全国でン千人?ものブロガーが「コピー保存」していて、2年、3年後に事実と照合します。もし、朝日の主張が間違ってたと判明すれば、エライことになりますよ。ひょっとしたら、すでに言い訳のための原稿を書き始めていたりして・・。

たまには外メシ


●人生最後の三つ星割烹・・北新地「弧柳」

 三年前、2009年の春先に、友人でショップデザイナーのOさんから電話あり「このあいだ北新地で割烹の店、設計しましてん。気が向いたら行っておくれやす」と。あ、そう、フンフンと聞いたものの、すぐ忘れてしまった。


翌年の暮れ、再度電話あり「あの店、ミシュランの★★取りましてん」「ほんま、そら良かったなあ。ところで、料理、なんぼくらいするの?」と尋ねると「メニューはおまかせコースのみで、1万円と1万2千円の二種類」「ドヒャ~~」一言絶句。 かくして、また一年が過ぎたのでありました。


そして、昨年の暮れ、なにかの記事で、この店が★★★に昇格したことを知りました。べつにOさんに義理はないけれど、これ以上、知らん顔するのもイカンガーと、三年以上たってようやく出かけた次第であります。晩メシに一万円以上使うなんて、清水の舞台どころか、スカイツリーのてっぺんから飛び降りる勇気が要るのであります。


店は、新地の一番南の通り、ANAクラウンプラザホテルの北西向かいにあります。キャパはカウンター12席のみ。オープンキッチンなので、取り澄ました、堅苦しい雰囲気は全然ありません。オーナーの松尾慎太郎さんは、法善寺の「㐂川」で修行した、誠実で研究熱心と評判の若手です。


料理の印象を一言でいえば、ダサい形容ながら「究極のチマチマ料理」になりますか。すべてのメニューがボリュウム感最小。その分、素材と味付けの凝りよう、こだわりようは、家庭料理と次元の異なるものです。お客さんは美味しさの「非日常体験」を期待して来る。それに応えるのが松尾さんの仕事です。だから、コストパフォーマンス優先の発想では、かようなレシピは生まれないでせう。コストを意識する家庭料理とこの店の料理とは乖離(プッツン)している。比較することがナンセンス。だから愉しい。そうでも思わないと、スカイツリーから飛び降りた意味あらしまへんがな。(なんか、ヤケクソです)
 しかし、中に、義理や付き合いで来た人の中には、愉しくなかった人もいるはず。愉しくない理由は、コストパフォーマンスを考えてしまうからです。あの金で、ワタミなら6回は行けたのになあ・・嗚呼、グヤジイ~。


なんせ「人生最後の」の冠をつけるくらいだから、気軽には行けないど、結婚記念日とか、人生の節目の記念なんかに使えば、ヨメさん喜ぶこと請け合いです。ものは考えようで、自分が、毎月、医療費に5千円とか1万円を使わざるを得ない病人や被介護人になったことを思えば、この外メシのほうが、なんぼ幸せな投資であることか。病人になってから「行っとけば、えがったに。グシュ」と悔やんでも後の祭りです。


料理はすべて酒肴として出されるので、飲めない人は美味しく味わえないと思います。飲まない場合は昼膳があります。(下のHPの「店舗の紹介」頁をご覧下さい)


■弧柳のHPはこちら・・・メニューも出ています
http://www.koryu.net/index.php



奥、左の人が松尾さん
弧柳



刺身には醤油、わさびと海水(白い器)の二つのタレが供される
弧柳



サメの心臓の刺身
弧柳



島根県高津川の天然鮎
高津川って?・・検索すると、島根県西部、津和野のあたりを流れる「日本一の清流」を謳う川でした。一級河川で流域にダムが一つもないのは、日本中でこの川だけとのこと。天然鮎が遡上するので、鮎釣りファンには人気高いそうです。
弧柳

高津川上流風景
高津川

高津川観光PRのHP
http://www.kankou-shimane.com/mag/08/06/takatsu.html

読書と音楽の愉しみ


●人生最後のバッハ「ヨハネ受難曲」鑑賞   ~大フィル6月定期演奏会~

 指揮者、ヘルムート・ヴィンシャーマン、92歳。彼は引き受ける仕事の全てが「人生最後の仕事」という覚悟をもって舞台に上がってるに違いない。長身でスリムな体つきは枯れ木のごとくでありますが、指揮は漢字でいえば楷書のようにかっちりしたスタイルで、かつ情熱的。演奏時間2時間の大曲を疲れたそぶりも見せずに振り終えた。いやもう、すごいスーパージイサンであります。


クリスチャンならいざ知らず、このような宗教曲は、有り体に言って、あくびをかみ殺しながら聴くのが普通でありますが、今回、退屈しなかったのは、演奏のレベルの高さ、特に福音史家役のテノール、マルティン・ペッツウオルトの美声に聴き惚れたこと、また他のソリストや合唱団の技術の高さゆえと思います。オーボエやフルートのソロも実にきれいな音色だった。


もう一つ、退屈しなかった理由は、滅多に聴けない珍しい古楽器、リュート、ヴィオラ・ダモーレ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、小さいオルガンの演奏が聴けたこと。ダモーレもガンバも、古楽器特有の「すねたような音色」が、かえって新鮮に聞こえた。ガンバ奏者のおばさんが、なんだかアウンサン・スーチーさんに似ていました。


曲は、イエスが裏切り者のためにゴルゴダの丘で処刑され、遺体が埋葬されるまでの悲劇を、歌と小編成のオケで綴るのでありますが、終曲の約10分はまことに美しい旋律とハーモニーで、宗教宗派を越え、聴く人全てを感動させる名曲です。


安らかに憩い給え 聖なる御骸よ
御身を嘆くことは もう致しません
安らかに憩い給え そして私をも憩いに導き給え・・・


このような詞がなんども繰り返される。神ならぬ俗人でもあったはずのバッハ、一音入魂のラストシーン。 
 「演奏が終わっても拍手はするな」のお触れ書きの通り、至高の沈黙のなか、満員の聴衆は名演の余韻に浸ったのでありました。


ジョヴァンニ・ティエーボロが描いた処刑場のキリスト(1738年)
ヨハネ 

閑人帳


●神武天皇の兄さんの墓がある神社・・竃山神社

 和歌山市紀三井寺の北東四キロくらいのところに「竃山(かまやま)神社」があります。立派な社殿を有する、広い境内の東寄りに御陵があって、これが神武天皇の長兄「五瀬命(いつせのみこと)」のお墓です。


なんでこんなところに?と思いますが、そのいわれは神武東征記にこう書いてあります。ウイキの解説を引用すると・・。

 
「彦五瀬命は神武天皇ら弟たちとともに東征に向かったが、難波の白肩津での長髄彦との戦闘で負傷した。太陽に向って戦うのは良くないとして、東から回り込むために一行は南下したが、その傷が元で、紀国の男之水門に着いたところで彦五瀬命は亡くなった。紀伊国竈山に墓が作られたと『古事記』にある。『紀伊続風土記』によれば、当所がその竈山の地であり、墓が作られてすぐに、側に神社が作られたとある。」

■竃山神社
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%88%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE


神武東征など、神話を完全に否定した教育を受けてきた世代の人(自分はその世代の元祖)は、神話自体がねつ造、嘘っぱちなのに、その神話の登場人物の墓があると言われてもなあ・・と、具体的物件の存在に戸惑ってしまいます。で、この御陵は神話と歴史の境目にある物件、と勝手に思っています。
 同じような、石製の不動産物件である「天の岩戸」となると、これがそうだと現地で説明されても、神話世界のロマンチックな遺跡としか思わない。一方、堺の仁徳陵を見ると、インチキな神話のシンボルではなく、古代史の中の歴史物件と認識できます。五瀬命の墓は、時系列でいえば、神話と歴史の境目にあると思うゆえんです。


弟の神武天皇の御陵の在所が曖昧なのに、神話の脇役である兄の墓が、こんな辺鄙な土地にあることが妙にリアリティを感じさせます。墓は、古事記の編算後にアリバイづくりのためにねつ造したのか、それとも、もともとあった別人の墓を取り込んで転用したのか・・。だんだん妄想の域に入ってしまいそう。


五瀬命が亡くなったあと、一行は紀伊半島沿いに熊野まで行き、そこから陸路を大和に向かうのですが、古事記をつくった八世紀に、紀伊半島の地理的概念ができていたことも驚きです。九州~瀬戸内海~難波にくらべて、はるかに情報が乏しかったはずなのに「熊野で上陸して北上すれば大和の東側に出、都の背後から攻め込むことができる」とどうして分かったのか。不思議で仕方ない。昔はGPSが無かったけど、ヤタガラスという三本足の強力なガイドのおかげで無事到着したなんて話もスゴイではありませんか。

(現在、橿原市にある神武天皇陵は、近世になってから、研究と談合?の末に決めた御陵)


宮内庁が管理している五瀬命御陵
竃山神社


立派な竃山神社社殿
竃山


神武東征の想定ルート
竃山 

閑人帳


●半畳雑木林・・成長レースでこんなに大差

 街なかで拾った木の実、タネを鉢に埋めてつくる「半畳雑木林」5月中ごろまでに発芽が終わり、これから樹木として成長する(ハズ)のですが、そのスピードにえらい差があることを知りました。

 成長レースでのウサギとカメ。ウサギはアブラギリです。一番後から芽をだしたのに、ぐんぐん成長して、写真のようにでかい葉をつけています。葉は対生で、いっせいに出るのではなく、一枚ずつ出ます。先発の葉が生長するのを見届けて?2枚目がスタート、下の写真は4枚目が成長中の場面です。次の段階はどんなふうに葉が出るのでせうか。

 アブラギリ


成長レースのビリ、カメ役はサルスベリです。アブラギリより一ヶ月も早く発芽したのに、未だにこんなありさま。しかも、三本発芽したのに、二本は枯れてしまいました。植物にも「夭折」があるのですね。土との相性がわるいのかなと思ってますが、これが本来のスピードかも知れないし・・。しかし、童話と違って、ここではカメがウサギを追い越す可能性はゼロでせう。

サルスベリ



いやはや、なんとも、しょーもないことやってますなあ・・と、読者はシラけてしまうかも知れませんが、これも「いちびり」のヴァージョンということで。

たまには外メシ


●泉南・田尻漁港 「漁業体験と海鮮BBQ」

 Nさんの案内で珍しい経験をしました。小さな漁船でカゴ漁と刺網漁を体験、とれた魚は即バーベキューなどで賞味。まさにとれとれの味です。料金6,300円は高いなあと思ってましたが、網やカゴの準備と片付けの作業の大変さを見ると、そういう思いは消えました。
 不振の沿岸漁業が生き延びるための副業みたいな観光ビジネスですが、参加した人の多くは、小さな魚一尾、粗末な食べ方できないとハンセーしたのでありました。当日はなんとか魚の種類、量とも満足できるものでしたが、運の悪い人(グループ)は獲物ゼロみたいな場面もありそう。


ゴム引きの前掛け、長靴にライフジャケットというスタイルで出港。ちっちゃい船だからよく揺れ、波しぶきがかかります。
田尻漁港


はじめにカゴ漁、次に刺し網を揚げます。網は長さが300mくらいあるので、交代で揚げます。クラゲやヒトデも多く、漁師がいちいち外してくれます。一番の獲物は大きなタコと黒鯛(30cm~)でした。ほかに、イカ、アナゴ、カレイ、カニ、など。仕掛けの割にはどうみても不漁で、これじゃ漁師さんはメシ食えないこと納得。
田尻



漁が終わったら、サービスで関空の着陸誘導灯下まで出向き、着陸シーンを見物させてくれます。
田尻



岸壁のすぐ横に100人くらい使えるBBQ席があります。黒鯛は半身を刺身に、半身は炭焼きで賞味。イカも刺身と炙りで。カレイとアナゴは天ぷらで食べました。調理は店でやってくれます。 タコは食べきれないので、分けて持ち帰りました。
田尻 


田尻 


田尻 


田尻 おわり 


田尻


■案内はこちら・・田尻漁業協同組合のHP
http://www.tajiriport.com/gyogyoutaiken.html

http://www.tajiriport.com/

閑人帳


●「週刊文春」拾い読み (6月21日号)

小沢一郎 妻からの「離縁状」全文公開

 この記事を読んだ年配の人は、ロッキード事件のさいの「蜂の一刺し」を思い出しそう。もし、情報がニセモノなら「永田メール事件」と同類かと想像します。夫、小沢一郎への憎悪、怨念がギュウと詰まった便せん11枚の手紙。相手へ与えるダメージ、屈辱感では、榎本三恵子の「蜂の一刺し」より10倍は効きそう。


手紙は10人近い人(郷里の後援者)に送ったというから、コピーかと思えば全部手書きだという。しかし、文面はほぼ同じなので、のべ100枚近く書いたことになる。そのときの心情、表情、いかばかりであったか。もしや、小沢を陥れるための陰謀ではないか、という疑いも湧くけれど、う~ん、ワカラン。


長い手紙の要旨は二つあって、ひとつは、3・11大震災のとき、政治家として真っ先に被災者救援活動をしなければならないのに、放射能情報にビビッてしまい、スタコラ逃げることしかしなかった。被災者のことなんか完全に無視した。(小沢がはじめて被災地を訪れたのは今年の一月)

 もうひとつは隠し子、愛人問題。最初の愛人とは今でもつきあっており、結婚生活より長いというから恐れ入る。その愛人に、別の愛人に生ませた子供の養育を押しつけた(養子にした)。生涯、カネは払い続けるという条件で。「国民の生活が第一」と言いつつ「オレの好き勝手な生活が第一」をモットーに生きてるのが小沢であります。
 隠し子問題の発覚は10年以内のことで、この問題と大震災時の醜態を見てキレたことが離婚の動機であります。(法的に離婚は成立していないらしい)


27~28ページ(茶色文字が引用文)手紙の核心部はココ。

 (略)それでも離婚しなかったのは、小沢が政治家としていざという時には、郷里と日本の為に役立つかもしれないのに、私が水を差すようなことをしていいのかという思いがあり、私自身が我慢すればと、ずっと耐えてきました。
 
 ところが3月11日、大震災の後、小沢の行動を見て岩手、国の為になるどころか害になることがはっきりわかりました」(略)
 「国民の生命を守る筈の国会議員が国民を見捨てて放射能怖さに逃げるというのです。何十年もお世話になっている地元を見捨てて逃げるというのです」 私は激怒して「私は逃げません。政治家が真っ先に逃げ出すとは何事ですか」と怒鳴りました(略)


(略)かってない国難の中で、放射能が怖いと逃げたあげく、お世話になった人々のご不幸を悼む気も、郷土の復興を手助けする気もなく、自分の保身のために国政を動かそうとするこんな男を、国政に送る手伝いをしてきたことを深く恥じています。(略)引用終わり


ご老体の天皇、皇后両陛下が、少しでも元気づけられたらと被災地訪問を繰り返しておられるとき、この男は東京の自宅で、もっぱら引きこもりを決め込んでいた。被災地の農家、漁民から送ってきた野菜や魚は、鳥のエサに使う分を除いて全部捨てたそうだ。


もし、この記事(手紙)がインチキなら、即刻「文春」を名誉毀損で訴えるべき。慰謝料は4億円でいかがでありませうか。裁判に出て来る、あの4億円と同じですね。覚えやすいです。・・・にしても、実質は夫が妻を名誉毀損で訴えることになるわけで・・なんだかなあ。


小沢転落

犬町・猫町情報


private


             7月号表紙 by ぽんさん



7月号表紙 

          
         あり得ないシリーズ 「道普請体験ツアー」


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●7月例会 たそがれウオーク  ~担当 TMさん~

京セラドーム大阪から木津川~中之島(西側)の水辺を歩く

 2008年”ちりとてちんを歩く”で中之島の東側を歩いたのを憶えていますか?建て替え前だったフェスティバルホールも10月のお披露目を前に、空高く新たな姿を見せています。建築技術の発展とともに、高層ビルの建ち並ぶ大阪。昨年から今年、地震、津波、竜巻と自然災害の猛威にはたいへんなものがありました。コースの途中、地震や津波発生時の対応を学べるステーションも開館しています。
 水辺の移り変わる風景を眺めながら、すっかり変わった大阪駅へと・・・水辺の風がさわやかに吹くといいのですが?


■日時・・・7月8日(日) 雨天決行(雨天の場合は食事のみ)
■集合・・・大阪ドーム前交差点(信号機あり)13:30 
               (木津川に沿った道のところ)
最寄り駅・・阪神なんば線 ドーム前駅
               地下鉄長堀鶴見緑地線 ドーム前千代崎駅 下車
               いずれも徒歩すぐ

■コース・・大阪ドーム前交差点・・木津川遊歩道・・川口教会(2010年に140年を迎える・旧外国人居留地)・・大阪府津波高潮ステーション見学・・土佐堀川(橋)・・常安橋・・玉江橋(堂島川)・・渡辺橋・・JR大阪駅(6,5キロ)


■おたのしみの食事は・・
 覚えていますか第2段! 三重県伊賀市にある”モクモクファーム”をのらくろ会で訪れたことを。その”モクモク”が、先日、テレビ番組の”カンブリア宮殿”に登場するまでに成長しています。JR大阪三越伊勢丹の10Fにレストランをオープン、またいってみようと思います。


場所・・JR大阪三越伊勢丹10F 
元気になる農業レストラン”モクモク” 電話 06-6485-7778
時間・・17:00~19:00
料金・・3150円(飲み放題・・地ビール・ソフトドリンク 90分)

■申し込み・・6月28日までにメールでうめもとさんへ。
(6月7日例会時に申し込み済みの人は不要です)
締め切り後、確認のため、参加者リストを送信します。


■レストランメニューの案内はこちら・・
http://www.moku-moku.com/tyokueinew/osaka.html


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■お知らせ 
    6月6日にこのブログで紹介した、近鉄高の原~平城宮跡~西大寺駅コースの実用地図をつくりました。10月からの例会で使ってみたい担当の方おられたら、コピー地図を送りますのでお知らせ下さい。距離は7,2キロ、ほぼ平坦路。ランチタイムはニュータウンの公園を利用します。

閑人帳


●正体見たり・・「さよなら原発1000万人署名運動」

 作家の大江健三郎氏などが呼びかけ人になってつくられた「さよなら原発・・」は、署名活動によってすでに700万人以上の署名を集めた、との報道があり、1000万人署名に向かって、さらに活発に活動を続けるとのことです。全国各地で集会や署名運動をやっているので、このブログの読者の中にも署名に応じた人がおられるかもしれない。


呼びかけ人は、大江氏をはじめ、落合恵子、佐信、鶴見俊輔、瀬戸内寂聴、鎌田慧、坂本龍一、大石芳野、など有名人が多いから、大方の人はなにほどの疑念もなく、活動に賛意を表してるのではと思います。
 ところが、この反原発運動で共闘しているのが、6月10日の「閑人帳」記事において「尖閣諸島は中国領である」と主張している団体だと紹介した「日本革命的共産主義者同盟」です。(昔、革マルと呼ばれた組織の後裔)


で、笑っちゃいけないけど、700万人以上いる、この反原発運動に署名した人のなかには、東京都の尖閣諸島購入計画に寄付をした人もいるかもしれないと。不幸にも、実際におられたら、とりあえず笑わずにはおれません。♪ 笑って許して・・? 尖閣諸島を守るために貴重なお金を寄付し、一方で「尖閣諸島は中国領である」と主張する左翼団体の味方もする・・オヨヨ。たかが一片の署名とはいえ、無知だとこんなドジをやらかしてしまいます。


ちなみに、駄目男も「反原発」には賛成ですが、即時撤廃なんて、物理的に不可能な過激な反対ではなく、脱原発依存という漸次廃止の考えに賛成です。リスクは承知のうえで、リアリストでありたい。街なかで上記の団体の署名運動に遭遇しても拒否します。


■さよなら原発 1000万人署名 集会の動画(落合恵子)
http://www.youtube.com/watch?v=MN9VYVndvtU&feature=youtu.be


■日本革命的共産主義者同盟の反原発講演会呼びかけ記事
http://www.jrcl.net/p01b.html


■「尖閣諸島は中国領である」と主張する論文
http://www.jrcl.net/frame03123c.html

プチ・ケチの研究


●「蒲焼き」はうなぎに限定せよ

 年々うなぎが品薄になって、中国産の貧弱な蒲焼きでも1000円以上になりました。そこで、これはどないや!と、うなぎに見せかけた商品が「イワシの蒲焼き」です。タレの味やまぶし方をうなぎに似せて、せめて見た目だけでもうなぎ風にと、苦心の作です。値段は149円(二きれ入りで298円)ナリ。レンジでチンするだけで食べられます。味や食感は、100円くらいで売っているサンマの味付け缶詰と似ています。


ついでに言えば、同類の塩干モノに比べたら、焼く手間が省けるのはメリットであります。しかし、「イワシの蒲焼き」という商品名が気に入らない。貧しくてうなぎが買えないから、仕方なくこれで我慢する・・みたいな、貧乏人のヒガミ、劣等感を助長してしまうからです。器用な人は、これを食べながら、脳内ディスプレイにうなぎの蒲焼きを映しているかもしれないけど。ま、ここは素直に「タレつきイワシ」でええのでは、と思います。


そうでないと、たとえば、生活保護家庭でしょっちゅうこれを食卓に出していると、子供が「おかあちゃん、また蒲焼きなん、たまにはサンマも食べたいよう」などと不満をのべ、他人が聞いたら「○○さんとこ、毎日のように蒲焼き食べてはりまっせ。不正受給ちゃいまっか」と役所に密告するやも知れませぬ。清く、正しく生きるためにも「蒲焼き」はうなぎに限定するべきであります。


イワシの蒲焼き  

読書と音楽の愉しみ


●武良布枝著「ゲゲゲの女房」を読む

 漫画界の過激派、西原理恵子の本の次は、妖怪漫画の雄、水木しげるの女房が書いた夫婦愛物語であります。この本を下敷きに、同じタイトルでNHKの連続ドラマが放送されたので、ご存じの方が多いと思います。駄目男はテレビドラマは一回も見たことないので、出来映えがどうだったのか、さっぱり分かりません。


副題に「人生は・・終わりよければすべてよし」とあるように、この本の主題は、人生半ばの超貧乏物語にあると言えます。そこそこの安定した生活水準を維持しながらの半生では、どうにも退屈なストーリーになったに違いない。第一、本を書く気にならなかったと思います。


水木しげるが不遇な時代は、貸本のための作品を書いてる時代ですが、この貸本や貸本屋がふつうにあった時代を思い出せるのは、今なら65~70歳くらいの人が限界でせうか。60歳の人が子供の時分は、もうそんな商売は滅亡していたのでは、と思います。(記憶あいまいです)貸本屋は、廃業するか、古本屋へ転向していきました。


書いても書いても売れない・・のは現代でも同じで、先般紹介の西原理恵子だって同じ苦い境遇を経験しているし、今日でも売れない漫画家はゴマンといるに違いない。ほんと、外見の派手さにくらべ、食うや食わずのライターがうじゃうじゃいるのでせう。出版社へ日参という図式も同じかもしれない。
  水木夫妻は、貧乏のピーク時には、はいてる靴まで質にいれて下駄履きで暮らしたとか。なんのことはない、生活保護家庭の水準で貧しさに耐えた。河本準一の言う「貧乏」がいかにええ加減なものか、ハンセーしなさい。


 おお、と思ったのは、不遇時代にちょこちょこ手伝いに来た漫画家に、つげ義春がいたこと。著者が書くに、つげさんは、ふらりと現れ、飄然と消えてしまう人だったと。彼自身、妖怪みたいな人物だったらしい。むろん、赤貧、洗うがごとしの貧乏ぶりも似たようなものだった。但し、つげ義春は「積極的なまけ者」であった感が強い。


ただいま、水木しげる90歳、著者の布枝80歳。いろいろ苦労はあったものの、功成り名遂げて幸せな晩年です。作家としての成功だけでなく、ふるさと境港に記念館や「水木しげるロード」などできて観光客が大巾に増え、地域振興にもずいぶん貢献しています。そんなサクセスストーリーを陰で支えたゲゲゲの女房が、今や歴史遺産に思える「良妻賢母」タイプの地味な女性だった。漫画業界において、このような夫唱婦随カップルは、水木夫妻をもって絶滅すること、確定でありませう。(底本は2008年 実業之日本社発行)


■水木しげるのプロフィール
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%9C%A8%E3%81%97%E3%81%92%E3%82%8B


■水木プロダクション 公式サイト
http://www.mizukipro.com/


大活字本で読みました。22Pのでかい活字で編集されてるので、3冊にもなるけど、一日で読めます。価格 8760円(税別)という高価な本(住吉図書館で借用)
ゲゲゲの女房 本 

読書と音楽の愉しみ


●西原理恵子著 漫画「サイバラ茸」を読む

 5月31日に西原の自伝「この世で一番大事なカネの話」を紹介したあと、肝心のマンガを読まなきゃと図書館で借りました。
  いやもう・・実に、読みにくいのであります。原版よりサイズを縮小しているうえに、文字が全部手書き、それもヘタクソな字だから苦労します。なかなかページが進まない。


しかし、オモロイ。オモロイ漫画家として、女性ではナンバーワンでせう。男でもためらうような卑猥な画や文を何気に書いて知らん顔。このハチャメチャぶり、誰かに似てるなあ・・と記憶をたどって思い出したのが、谷岡ヤスジ。あれの女性版ですね。(ご本人は意識してるのでせうか)
 ”全国的に、アサ~” ”鼻血がブー”のセンスが乗り移ってるみたい。谷岡ヤスジが意外に短命だったので、ここはサイバラ先生に頑張ってもらって、末永く漫画界を支えてほしいものであります。しかし、いつまでこんな過激な漫画を画き続けられるのか、ちょっと心配。まあるくなったら、オシマイです。(2009年11月 講談社発行)


余白には文字がぎっしり・・
サイバラ本 


サイバラ本 


サイバラ 

大阪日暮綴


●あじさい、もうすぐ見頃に・・・長居植物園

 ちょっとしかない菖蒲は今が見頃、あと数日でエンドかも。あじさいは6月20日ごろから最盛期になりそうな予感。きょうは明るい曇天で暑くもなく、来訪者は緑が濃くなった園内散歩を存分に楽しんでおられました。


あじさい 長居公園 


あじさい 

墨田の花火
あじさい 


あじさい 

閑人帳


●「尖閣諸島は中国領である」と主張する日本人

 先頃、丹羽宇一郎中国駐在大使が、尖閣諸島問題で反日的発言をして、与野党、国民から批判され、謝罪するというブサイクな出来事がありました。日本の国益を守るべき立場の人間が、日本をけなし、中国のご機嫌取りをするなんて仰天もののお粗末な大使です。これで、彼の仕事に対する評価は8割引きになるでせう。もっとも、就任時からアブナイ人事と言われていたから、彼を選んだ民主党トップの責任も免れない。普通なら即刻更迭(クビ)になるべきなのに、任命責任を問われるのイヤで政府もキリッとした措置がとれない。


ところで、尖閣諸島問題で極めつけの反日意見を述べている団体があります。タイトルのように、尖閣諸島は中国の領土であると、堂々と主張しています。週刊「かけはし」という機関紙を発行している「日本革命的共産主義者同盟」という左翼団体。2003年1月に論文を掲載しました。長い文章なので、アタマ部分のみコピーします。(茶色文字が引用文)


釣魚諸島(尖閣諸島)は中国領である
      
~日本帝国主義の侵略と占領は国際法的に無効~

日本政府が「借地権」を設定

 一月初めマスコミは一斉に、中国や台湾との間で領有権を争う釣魚諸島(日本名・尖閣諸島)五島のうち釣魚島など三島を、日本政府が昨年四月から年間二千二百五十六万円で「地主」から借り上げていることがわかった、と報じた。その目的は、政府の「借地権」を設定して管理を強化し、中国側の上陸などを防ぐためであるという。
 これに対して中国外務省は一月三日、在中日本大使館に対して「中国の領土主権を損なう行為である」として正式に抗議した。中国政府は日本政府に対して「これらの島に対していかなる一方的な行動をとってもすべて無効である」と主張している。また台湾外交部も一月二日、「中華民国(台湾)は釣魚諸島の主権を有する。外国の政府や組織がどのように主張しようとも、この事実を変えることはできない」という声明を発表した。(以下略)


全文はこちらで・・・
http://www.jrcl.net/frame03123c.html


中国、台湾も絡めた歴史的経緯をのべて、尖閣諸島は中国の領土であると訴えている。ところが、文末に(歴史的文献と資料は、すべて第三書館発行・井上清著『尖閣列島・釣魚諸島の史的解明』によった。このすぐれた著作をぜひ学習してほしい)とあり、なんのことはない、これは団体の思想ではなく、一冊の本の内容をまるごと引用したような「論」だと断っています。自分たちの主張に利する内容の著作を選んで、だから、尖閣諸島は中国領であるというわけです。

 もし、逆に中国で中国人が「尖閣諸島は日本の領土である」なんて主張したら、即刻逮捕、ムショ入りです。良かったですねえ、日本人で。


ところで、老舗ブランドの「日本共産党」もこれに似た主張をしているのでせうか。カンタンに情報が出てきてびっくりしました。あちゃ~、全然違うではありませんか。  2010年10月にHPに掲載した論文のタイトルはこうです。
 

尖閣諸島問題 日本の領有は歴史的にも国際法上も正当
 ――日本政府は堂々とその大義を主張すべき――


本文はこちらで・・・
http://www.jcp.or.jp/seisaku/2010/20101004_senkaku_rekisii_kokusaihou.html


内容は、歴代政府の見解と同じです。要するに、尖閣諸島は日本領土であると明快に述べています。「共産」の名がついていても、180度考えが違うというわけです。・・にしても、老舗共産党が、ここまで現状追認で委員会?とマユにツバしたくなるくらいです。


反日をウリにする、革命的共産主義同盟は、原発反対運動にも熱心みたいで、電力会社や原発現場で「即時テッパ~イ」とか「再稼働ユルサ~ン」と叫んでる連中もこの類いの団体。被災地支援を叫びながら、ガレキの受け入れには「断固ハンタ~イ」と怒ってるのも、この手の連中ではないか。なんでも反対、とにかく反対、日本を貶めることに生き甲斐を感じている人たち。毎日、ご苦労さんでおます。

犬町・猫町情報


●6月例会レポート

山田池公園で天ぷらランチ  ~担当 ぽんさん~

 恒例の野外天ぷら、今年は府立山田池公園の拡張スペースにできたバーベキュー広場で実施。平日なので、他には1パーティのみの贅沢な場所取りです。途中の草摘みの成果が心配されましたが、昼までに十分の量が採集でき、いつも通りの美味しい天ぷらに舌鼓を打ちました。
 午後は穂谷川沿いに歩いて、京阪牧野駅から帰りました。天ぷらは今年が最終ではと思っていましたが、来年も継続します。(6月7日)


シロツメグサや柿の葉も天ぷらに・・・
6月天ぷら例会 


天ぷら 


天ぷら 


天ぷら 

サウダージさんのスケッチ・・公園南側の田んぼ風景
天ぷら おわり 

犬町・猫町情報


●探せば見つかる、すてきな田舎道・・奈良県上牧町

 前回記事の奈良市歌姫町の里道は通行に少しリスクがありますが、ここに紹介するのは、地図さえ読めたら難なく探せるコースです。近年、人気が高まって訪問者が増えている、馬見丘陵公園へのアプローチ、できればバスを使いたくないので、JR和歌山線志都美駅から真美ヶ丘ニュータウン経由のコースを試し歩きしてみました。


志都美駅を利用するのは初めて。とてもお洒落な駅舎に改装されています。但し、電車は一時間に2本という、ローカルダイヤです。駅前から、中筋出作~浄安寺~大きなため池~馬見北九丁目 というルートで、ここからニュータウンを抜け、広陵町の竹取公園へ向かいます。帰りは、近鉄田原本線池部駅から乗車すれば、バス利用はナシで済みます。前半は昔ながらの里山風景を、後半は清潔で広々した公園の散歩が楽しめます。地形図は<大和高田>


ニュータウン西側の田園風景
上牧町 


別の道をとれば、こんな古い町並みを通ります(中筋出作)
上牧町 

犬町・猫町情報


●ワケあり?・・でも、素敵な里山風景発見

 私たち田舎道歩きが好きな人間は、国土地理院発行の地形図に全幅の信頼をおいているけれど、弘法も筆の誤りのことわざがあるように、たまにはミスもある。そのミスった道を歩いてみたら、素敵な田舎道だった。


奈良市歌姫町、近鉄京都線の平城駅と高の原駅の間の線路際にその道があります。2,5万地形図では1,5m巾の車道(軽自動車がなんとか通れる道)に表示されていますが、実際は、約500mの区間で山道でした。地図更新時の表示ミス、又は現地調査の手抜き?が原因と思われます。


もう一つ不審なのは、地形図では公道表示ですが、現地では道の北端で通行止め措置と思われるフェンスがあり、矛盾しています。(公道なら、こんな措置はとらない)道は、部分的に近鉄の線路すれすれについてるところがあり、安全のために通行止めにしたのかもしれない。また、山道の南寄りには一部にコンクリートの擁壁があったりして、なんだかナゾめいています。


それはともかく、この道を抜けると、のどかな田園風景があり、その雰囲気のまま平城宮跡北側の水上池まで続きます。広大な原っぱを横切り、ゴールは西大寺駅。春秋におすすめのコースです。但し、地形図を使えない人はアウトです。


地図では軽車道表示だが、実際はこんな山道
高の原


線路すれすれの小径
高の原


小さい標識をつけておきました(撤去されるかも)
高の原


山道を抜けると、のどかな田園風景が広がる
高の原 

閑人帳


●吉本興業製低俗番組は無くならない。そのワケは・・・

 吉本所属の芸人による生活保護費の不正受給が問題になりましたが、世論に厳しく批判される一方で、不正受給芸人を擁護する意見が多いのにあきれます。当事者以外の芸人仲間やテレビのコメンテーターなどが一所懸命に彼らは悪くないと味方しています。年収何千万の芸人が、どんなに屁理屈で突っ張っても不正が正になるはずないのに、必死に弁護している。テレビ局は不正芸人の応援団かい?と疑われても仕方ない。


すでにご存じの人も多いと思いますが、テレビメディアがなぜ強力に吉本芸人を擁護するのか。答えは次のリストを見れば分かります。

■吉本興業の株主・株数・ 保有比率(資本金49億円)

株式会社フジ・メディア・ホールディングス 60,000 株 12.13%
日本テレビ放送網株式会社 40,000 株 8.09%
株式会社TBS テレビ 40,000 株 8.09%
株式会社テレビ朝日 40,000 株 8.09%
大成土地株式会社 40,000 株 8.09%
京楽産業.株式会社 40,000 株 8.09%
BM 総研株式会社(注) 30,000 株 6.07%
株式会社テレビ東京 20,000 株 4.04%
株式会社電通 20,000 株 4.04%
株式会社フェイス 20,000 株 4.04%
朝日放送株式会社 12,400 株 2.51%
株式会社三井住友銀行 12,000 株 2.43%
ヤフー株式会社 10,000 株 2.02%
大成建設株式会社 10,000 株 2.02%
岩井証券株式会社 10,000 株 2.02%
株式会社毎日放送 10,000 株 2.02%
株式会社シーエスロジネット 10,000 株 2.02%
株式会社ドワンゴ 8,000 株 1.62%
松竹株式会社 7,000 株 1.42%
KDDI 株式会社 6,000 株 1.21%
株式会社CELL 6,000 株 1.21%
住友信託銀行株式会社 6,000 株 1.21%
株式会社みずほ銀行 6,000 株 1.21%
関西テレビ放送株式会社 5,000 株 1.01%
讀賣テレビ放送株式会社 5,000 株 1.01%
東宝株式会社 5,000 株 1.01%
株式会社角川グループホールディングス 5,000 株 1.01%
株式会社タカラトミー 5,000 株 1.01%
株式会社博報堂 2,800 株 0.57%
テレビ大阪株式会社 2,000 株 0.40%
株式会社博報堂DY メディアパートナーズ 1,200 株 0.24%
クオンタムリープ株式会社 60 株 0.01%
合計 494,460 株 100.00%
(注)BM 総研株式会社はソフトバンク株式会社の完全子会社です。

■引用元 吉本興業株主一覧
http://www.yoshimoto.co.jp/corp/info/kabu.html


すべてのキー局と大阪のローカル局、電通と博報堂・・テレビメディアを支える大企業が勢揃いです。これらの会社が呉越同舟で吉本興業の護送船団になっている。こんなありさまで、吉本興業製の番組の批判や芸人の不正告発が出来ますか。ゼッタイ、できませんね。今回の生活保護費不正受給者を必死にかばうのは当然です。


上記の株主には入っていませんが、ワイズビジョンという番組制作会社があります。読売テレビと吉本興業が持ちつ持たれつの関係でバラエティ番組などをつくっている会社です。

株の持ち合い比率はこうなっています。
読売テレビ 51%・・・吉本興業 49%


この会社が制作している番組の一部がこれです。

ダウンタウンDX
 ビートップスでお買物
 秘密のケンミンSHOW(プロデューサー協力)
 かんさい情報ネットten!(コーナー担当)
 朝生ワイド す・またん!(スタッフ協力)
 爽快情報バラエティー スッキリ!!(日本テレビ系、スタッフ協力)
 情報ライブ ミヤネ屋(スタッフ協力)
 かんさい情報ネットten!(スタッフ協力)
 大阪ほんわかテレビ(スタッフ協力)・・以下略


■ワイズビジョンの情報
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3


幸か不幸か、駄目男は見たことない番組なので、中身については、とやかく言えませんが(情報は専らネット経由で仕入れ)これらの番組を通じて吉本芸人を非難、批判できるわけがない。むしろ、お互い、身内だから、必死になって吉本を擁護する。ときどき吉本興業の出す、視聴者を見下げたような傲岸不遜な声明文は、テレビ関係全社を味方につけているゆえの、自信のあらわれと言えます。


テレビ局や吉本にとっての大きな救いは、これらの番組が、いわゆる「B層」の視聴者に支持されてることです。常識のある人には通じないような屁理屈や強引な見解を平気で述べる。頭の悪い人は、それも一理あるなと納得したり、芸人の泣き言に同情することもあるでせう。この業界は、もはやモラルなんかクソ食らえ、タッグを組んで、ひたすら堕落の道を進んでいます。


■画像はcoffeeさんのブログから引用。
謝罪の言葉を述べたあとで、なぜか、ガッツポースする河本準一
吉本芸人 

キングコングの梶原雄太 。こんな画像が全国に拡散したら、人気低下につながるかも。 
吉本芸人

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●信金広報紙「いこい」夏号 店頭配布中

 ア・ラ・カルトの3月27日記事で「閑散都市NO,1」と悪口書いた大津市の散歩コースを紹介しています。JR膳所駅~義仲寺~旧東海道~湖岸のなぎさ公園~サンシャインビーチ~膳所城跡公園~京阪本膳所駅 の5キロコースです。


■松尾芭蕉 お葬式の顛末
 義仲寺(ぎちゅうじ)は松尾芭蕉の墓がある寺。となりに木曽義仲とその愛妾、巴御前の墓標もあります。近江の旅が大好きで、また、木曽義仲のファンでもあった芭蕉は、自分が死んだら、この寺に葬ってほしいと遺言していたので、ここに眠っています・・と書けばカンタンですが、実は大変だったらしい。


芭蕉が亡くなったのは、ご存じのように大阪(大坂)でした。現在の御堂筋の中央大通りとの交差点の南、約100mの植樹帯に「ここで亡くなった」の標識があります。商人の貸間で臨終を迎えたのですが、弟子たちは、悲しみもそこそこに、大津の義仲寺へ遺体を運ぶ段取りをしなければならない。季節は秋でしたが、今のようにドライアイスなんて便利なモノがあるはずもなく、もたつけば遺体は腐敗します。


とにかく棺桶に入れて大川端に運び、船便で伏見へ、と計画したけれど、お役所は舟で死体を運ぶことを禁じていたため、今でいえば宅急便荷物のように見せかけ、船頭を騙して運びました。伏見港へ着いたら、弟子たちが交代でかついで旧東海道を大津へ・・。
 10月12日の夕方に亡くなって、13日に義仲寺へ到着、14日に葬式が執り行われました。人力だけで「翌日配達」を成し遂げたのだから、昔の人はえらい。


もう一つ、えらいなあと感心したことがあります。資料では、芭蕉のお葬式には300人もの会葬者があったというのです。大半が弟子や弟子の弟子・・又は芭蕉ファンだったでせうが、一体、どんな方法で「芭蕉死す」を伝えたのか。テレビもケータイもメールもない時代に、ごく短時間で広範囲に情報を伝えるのは大難儀のはずです。情報を知っても、一日で現地へ駆けつけるのがまた大変です。フォーマルに喪服で参列となるとさらに時間が足りません。


なんてことを想像すると、江戸時代でも、人力ながら、かなりの通信インフラが構築されていたのではと思えます。町人が「高札」を建てるわけにもいかないから、くちコミ、紙コミのワザを磨いて、能率の良いシステムを普及させていたかも知れない。通信の遅さに、みんなが年中イライラしてたなんてこと、なかったのではないでせうか。

■参考図書 三田純市著「御堂筋物語」東方出版発行


義仲寺の芭蕉の墓
いこい夏号 


いこい夏号 

閑人帳


●尖閣諸島寄付金、10億円突破・・で、尖閣問題のおさらい

 べつに積極的なPR活動をしたわけでもないのに、約一ヶ月で7万件、10億円の寄付金が集まった。ネット時代ならではの情報拡散力です。この件で石原知事を批判した、朝日の若宮啓文主筆などは、今頃、ンググ、ムカムカ~と血圧を上げてるでありませう。
 

雑誌「WiLL」7月号に、石原知事と自民党衆議院議員新藤義孝氏の対談記事が載っているので、知事が若い頃からこの問題とどう関わってきたかが分かります。石原氏は、過去数十年の日本政府の怠慢、とりわけ外務省の無能、弱腰にカリカリ怒っており、今や、外務省にとって石原知事は鬱陶しい「天敵」です。


さて、尖閣諸島は石垣島の北西百数十キロにあり、魚釣島をメインに小さな島を総称したもの。一番大きい魚釣島で面積が3,6平方キロ、大阪城公園の3倍くらいの面積、写真で見る印象よりけっこう広いな、と思いました。しかし、平地や森林、河川がないため、人の居住に適せず、現在、日本政府が管理する灯台があるだけの、絶海の無人島です。


ご存じのように、尖閣諸島は民有地です。その経緯を簡単に書くと、以下のようになります。(不確定情報も含む)

 明治時代、政府が福岡県の実業家、古賀辰四郎に30年間の無償貸与し、これに応えるべく、古賀氏は、島に鰹節の工場やボタン細工の工場をつくって殖産興業に努めた。後年、政府は功績を認めて、島を古賀氏の息子に15,000円で払い下げた。安っ!!


しかし、息子の古賀善次氏には子供がいなかったため、相続問題が起きた。当主が亡くなったあと、妻が引き継いだが、結局、知り合いの栗原氏に「島の自然を破壊しないこと」を条件に売却した。値段は、一坪約30円。トータルで推定4,600万円であった。安っ!!  この栗原氏が現在の所有者です。


栗原氏は、埼玉県在のリッチマンですが、戦前、自分の土地を政府に不当に徴収されたという苦い経験があり、以後、政府とは一切、没交渉の態度を貫く。しかし、尖閣諸島を民間人が保有するリスクがあまりに大きいため、政府は管理責任を持つという立場で賃貸契約を結んだ。その金額、年間2,450万円。安っ? 高っ?・・ワカラン。


政治家、役人が大嫌いの栗原氏が、なぜ石原知事と売却交渉をするようになったのか。むろん、最初のアプローチでは石原知事も玄関払いされるのですが、そのことを家で母親にブツクサ言うと、なんたる奇縁、母親の友人が栗原氏の母親と知り合いであることがわかった。ムヒョ~と喜んでその友人を介し、栗原氏の母親と面会したけど、売却についてはダメの返事しかもらえなかった。


以後、さらに曲折があって、参議院議員の山東昭子氏が仲介役になり、ようやく会談にこぎつける。あの強気の石原サンも我慢我慢の月日だったのか。
 さて、具体的な交渉は、水面下はともかく、表向きは賃貸契約が切れる来年3月以後になります。いったい、いくらで購入するのでせうか。今までのいきさつから類推すれば、100億円のオーダーには乗らないと思えます。客観的な不動産価格に国民感情という、わやわやした要素が絡むので、なかなか難しい。そこで、ズバリ、駄目男が想定する価格は、10億~30億円。


大ハズレでも、誰かに謝る必要もないので、無責任な数字です。察するところ、栗原氏は寄付金の総額をかなり意識せざるを得ないと。こんなに国民感情がコテコテに詰まった寄付金は珍しいと思います。


ところで、最初の所有者、古賀辰四郎という人は、生業がお茶の生産と販売というおとなしい仕事なのに、探検心、開拓精神にあふれた人物だったようで、いまや死語に近い「殖産興業」の気概をもって生活条件の極度に厳しい尖閣の島でビジネスを起こします。ゴミとして捨てられていた貝殻をボタンに加工して大もうけするなど、アイデアと実行力に富んだ、今で言う起業家精神満々の人でした。知名度は低いけど、偉大な先達といえるでせう。


■引用・参考情報
□http://senkakujapan.nobody.jp/
□http://chinachips.fc2web.com/repo1/015202.html
□http://senkakusyashintizu.web.fc2.com/page053.html


■尖閣諸島寄付金の最新状況
<これまでお寄せ頂いた寄付金>をクリック
http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/senkaku.htm


WiLL 7月号
尖閣諸島

尖閣諸島の地図
尖閣 


向こう側が魚釣島
尖閣 

犬町・猫町情報


● ヤマメさんのニューヨーク一人旅記

 毎年、自分の誕生日前後には、どこかへ歩き旅に出るというヤマメさん、今年はニューヨークへ。普通はバスなどで観光するところ、そこは健脚のヤマメさん、6日間で約13万歩を稼ぎ、自分流のスタイルでニューヨークを存分に楽しみました。そのレポートをご紹介。

■村上の野歩
http://sa4410.at.webry.info/201205/article_3.html


工事中のワールドトレードセンター跡地
ヤマメサンのニューヨーク