FC2ブログ

ア・ラ・カルト


●生駒山上遊園地の飛行塔、初体験

 大阪市内から簡単に行ける避暑地のひとつ、生駒山へケーブルで登って、しばしの涼を楽しみました。地上より3~4度くらい涼しい感じです。
 せっかくだからと名物の飛行塔も初体験。帰ってから調べると、完成したのは昭和4年(1929年)で駄目男より10年も先輩の今年81才の遊具だと分かりました。遊園地の同種遊具では日本一古いらしいです。


戦時中の金属供出命令も免れ、80年もくるくるまわってる飛行機。送電塔をずんぐりさせたようなレトロなデザインながら、遊園地のシンボルとして存在感大だし、利用者もけっこう多い。完成した当時は斬新さで人気を呼び、行列ができたのではと察します。まだまだ稼げる「文化財」って感じです。帰りに宝山寺へ寄ったら、ここも山の中腹にあるのに暑くて早々に退散しました。新しく重用文化財指定になった「獅子閣」はきれいに化粧直しができていたけど、内部に入れないのが残念でした。


遊具には見えない無骨なデザインの飛行塔
生駒山


ヒコーキからの眺め。7分の飛行で500円ナリ。
生駒山


明治15年、客殿としてつくられた獅子閣。和洋折衷の木造建築。
生駒山 

閑散とした宝山寺参道を下る
生駒山

スポンサーサイト

読書と音楽の愉しみ


●オペレッタ「こうもり」鑑賞

 客集めの難しいオペラを、のべ8日間の公演 、しかも関西で・・これだけでもニュースになるのに、その公演がすべて満員御礼の盛況だったのは、クラシック音楽界の大事件と言っても大げさではありません。芸術監督、佐渡裕が仕掛けた「大博打」は、今回もアタリでした。


なんで成功できたのか。現場を見た人は納得できるのですが、これを言葉で説明するのはとても難しい。ま、単純にいえば、初心者が見ても楽しいダシモノだから・・になりますが。
 物語は19世紀のウイーンが舞台。と書くだけで、アンチ・クラシックファンは「カタイ、難しい」のイメージを持ってしまうけど、実際はドタバタ喜劇。その証拠に?桂ざこばが狂言廻しの役で登場し(さすがに歌は歌いませんけどね)吉本新喜劇的ギャグで笑いを取ります。これがほんとの「菅おろし」なんて時流ネタもあって、ゲラゲラの連続です。


オープニングでは、舞台前面にスクリーンを降ろし、映画と同じように出演者の名前などクレジットが映される。オーケストラ・ピットと客席の境目に細長いサブステージを作るのは、歌舞伎の花道と同じアイデアです。歌詞は日本語、かつ字幕表示付きなので、これでもか、のバカチョンステージになっています。音楽も楽譜にない「ラデッキー行進曲」がでてくるなど、ヨハン・シュトラウスがいたら「オイコラ! ええ加減にしいや」のアレンジぶりです。ラストシーン、トリは、宝塚スターだった剣幸が歌うは、宙乗りがあるわで、もうどないなってまんねんのフィナーレでした。


だったら、ミュージカルと同じ?と解釈されそうだけど、いや、違ひます、とここはしっかり区別しなければならない。クラシックとポピュラーの違いは厳然とあって、歌手の歌唱力の違いはどうにも埋めがたい。オペラファンが決してミュージカルファンに転向しないのは、このためです。歌唱力で客を魅了できるミュージカルスターは一人もいないと。そもそも発声法からして違うのだから、比較しても無意味です。


考えてみれば、ナマ・オケを使わず、伴奏テープで歌い、かつ長期公演するミュージカルが、1万円以上の料金をとるのは、ぼったくりに近い気がします。異論がある人は両方経験してみて下さい。(7月21日 兵庫県立芸術文化センター大ホール)

こうもり

ア・ラ・カルト


●高槻市「今城塚古代歴史館」見学

 今年、4月にオープンしたばかりのミュージアム。JR摂津富田駅の西2㎞くらいのところにあり、今城塚=継体天皇陵に隣接しています。全体の愛称は「いましろ大王の杜」古墳とか天皇陵と呼ぶよりずっと親しみやすいし、実際、現地は公園のように整備されています。


高槻市が延々50年もかかって発掘や土地買収を繰り返し、地道な研究を積み重ねた成果がようやくカタチになった。関係者は苦労が報われて感慨大なるものがあったでせう。・・にしても、市が単独でこんなに立派なハコモノをつくるなんて、高槻はよほどリッチな街なんだろうかと、つい貧乏性的詮索もしてしまうのであります。しかも、入場料は無料という大サービスです。


盗掘がひどいので、ユニークなデザインの埴輪以外に「お宝」は見つからなかったようですが、石棺に使われた熊本県産の「阿蘇のピンク石」のパーツを見ると、これだけで「やっぱり天皇陵」と信じてしまいます。発掘品各種のレプリカもよく出来ていて、このジャンルでもずいぶん技術進歩があったと納得できます。(いったい、どんな職人さん、工房がこのような仕事に携わってるのか、興味ありです)


古代史ファンが一番大きな関心をもつ継体天皇の出自や事績については皆目説明がないのが残念だけど、かといって博物館が推論を出すわけにもいかず、これはまあ仕方ないか。また、宮内庁はこの博物館の出現をどう受け止めているのかも少し気になります。それに、皇族がここを訪れる機会があるのだろうか・・ないですね、たぶん。ま、しょーもない詮索はこのへんでおいときませう。


最後に、とても残念なのは、高槻市のホームページでの当施設の紹介がどうにもお粗末過ぎることです。デザインが10年前のセンスでヤボ過ぎます。せっかくの新施設の魅力を全く伝えていない。市のHPだから、市民向けの案内で事足りるという発想の貧しさが、いかにもお役所的で情けない。歴史ファンは全国にいるんですよ。歴史館独自の、魅力的なホームページを早急につくるべき、と思います。

■10年前のセンスでつくられてる、野暮ったいホームページ
http://www.city.takatsuki.osaka.jp/rekishi/imashiro/kouen.html


常設展示室
今城塚博物館」

石棺に眠る継体天皇・・の想定展示
今城


九州・阿蘇から運んだ「阿蘇のピンク石」の破片
今城


当地までの想像搬送ルート  約850㎞を海上輸送して淀川を遡行
今しろ 

館内の市民体験学習室
今城


別の施設では、はにわづくりの体験もできる。左下はトトロ・・ですが、
名札には「中トロ」やて、おいおい。
今城


公園のように整備された古墳。全長350m、面積は8万5000㎡。
今城 

プチ・ケチの研究


●節電効果ある・・?

 ベランダが西向きで、午後は強烈な西日に見舞われて、エアコンなしではとても我慢できない。そこで「プチ・ケチの研究」をしたのでありますが、なんか「無駄な抵抗」みたいで、電気代の節約には役立ちそうもない。


■窓ガラスの障子化で熱を遮る
 
近所の100均ショップでA4サイズのクリヤーホルダー(10枚入り 105円)を購入し、コピー紙をはさんでセロハンテープで室内側のガラスに取り付けます。はがすことを考えてテープは2センチくらいのサイズにする。運良く、横使いで3枚が納まりました。費用は200円台。所要時間、30分くらい。

ケチ節電 




■エアコン室外機に日除け
 これはもう10年くらい前からやってます。古い風呂フタを載せるだけで機械への直射日光を防ぐ。しかし、これって実用効果はあるのか。もしや、機械を擬人化して(直射で暑そうとか)感情的に配慮してるだけではないか、の疑問がある。ただの気休めかと。費用は無論タダ。

ケチ節電

Theme: 節約 | Genre: ライフ

たまには外メシ


●今生の別れ・・グラハム1980

 6月23日の「たまには外メシ」で、バー「ゴールウエイ」で無茶美味しいポートワインを飲み、こんなの生涯たった一度の出会いなどと書きました。しかし、未練絶ちがたく、マスターにメールして「あのー、もう一杯だけ飲みたい。残しといて」とお願いしました。
 7月11日、また店へ行って最後の一杯で今生の別れをしたのであります。隣のフランス料理店から小皿を一品とパンをとり、さらばグラハム、最後の晩餐。なんかいじましいと思いつつ、一人でグラスを傾けたのでありました。


生涯に飲む酒、1000ブランド?
 人は生涯に幾多のブランドの酒を飲むのか。なんの根拠もなく、ええ加減に言えば、1000ブランドくらいではないでせうか。仮に20才から70才までの50年間が飲酒期間だとすれば、毎年20ブランド。こんなもんではないか。もっとも、酒飲みでも、ビール党とか日本酒党を自認する人は、種類、ブランドが固定している場合があるので、飲む量とブランドの数は比例しない。かえって駄目男みたいに、何でも口にするけど基本は下戸というタイプのほうが、あれこれ多種を飲むかもしれない。それら全部ひっくるめて、生涯1000ブランドくらいではないでせうか。自分は純粋下戸と思ってる人でも、70年生きていたら、100ブランド以上は口にしているはずです。一生、山奥暮らしという人は例外ですけど。


そんな遍歴のなかで「グラハム」みたいな酒との出会いがある。ひとときのミニミニ幸福感。しかし、飲まない人に言わせれば、人生で1000回以上の非生産的な時間を費やしただけやろ、と。人生無駄だらけでおます。

さらばグラハム

Theme: ワイン | Genre: グルメ

読書と音楽の愉しみ


●NHKムック「カントリーウオーク」プレゼント

 ↓下の記事の古い地図と一緒に出てきたのがタイトルの本。なんどかここで紹介した山浦正昭氏が編集したウオーキングガイドブックです。山浦氏は、道標完備のハイキングコースではなく、里山や田園の小径をたどる愉しさをもっと広めようと「カントリーウオーク」という概念をつくり、実践、PRをしています。


本書は2002年発行で、もう一昔まえになりますが、内容の陳腐化はなく、ほとんどがグラビアページで、見るだけでも田舎旅気分が味わえる編集になっています。巻末にちょびっとだけ、駄目男も案内文を書いています。今回、新本5冊が出てきましたので、当ブログの読者で、旅やハイキング、地図の好きな人にプレゼントします。(先着順)
お申し込みは 
kai545@violin.ocn.ne.jp  へ。


A4変型版 127頁  日本放送協会発行
本・カントリーウオーク

ア・ラ・カルト


●人生最後の城崎温泉旅行

 人生最後の、をうたうからには少しリッチなプランをと、ジパング倶楽部企画を使っての一泊旅行。宿は「西村屋ホテル招月庭」を選びました。JTBや日本旅行の同じ内容のプランにくらべ、8,000円~9,000円くらい安く行けるのが有り難いけど、受け入れ人数の制限というハードルがあって、ケチ、貧乏人は来てほしくないと。安さのウラに仕掛けあり、パンフレットのウラ読みが必要です。


今回はのんびり、リッチなプランで、と言いつつ、城崎温泉観光なのに地形図を持参して山道を歩きました。どこがリッチやねん、な感じですが、そこは趣味嗜好の問題。しかし、山道歩いて西村屋へ行った人、絶無に近いかも知れません。ホテルは設備、サービスとも十分で、いと快適に過ごすことができました。朝食(バイキング)のメニューの充実ぶりなど、「一流」のメンツがかかってるナ、と○ビらしい感想を抱いたものです。


前記の山道コースは、ロープウエイ山頂駅から来日山方面への近畿自然歩道をたどり、2㎞ほど先の三叉路から林道を下り、県道9号へ出ます。登りはほとんどなく、ゆるい下りのみ約200m。ハイキングの好きな人におすすめの森林浴コースです。西村屋まで約5㎞ですが、駅に近い宿なら7㎞くらいの距離になります。


 明くる日は、豊岡の町はずれの「県立コウノトリ公園」を見学して帰りました。(ジパング倶楽部価格は、23,800~26,900円 JR+宿泊代)


■西村屋ホテル招月庭のホームページ
http://www.nishimuraya.ne.jp/shogetsu/room/


ロープウエイ山頂駅からの温泉街の眺め
城崎温泉 

快適な森林浴コースを歩く
城崎温泉 

西村屋ホテル ロビー
城崎温泉  

大浴場への入り口
城崎温泉 

朝食バイキングのレストラン
城崎温泉 

夕食メニューの一部
城崎温泉 

城崎温泉 

城崎温泉 

6月29日~30日

Theme: 国内旅行 | Genre: 旅行

読書と音楽の愉しみ


●熊谷修著「介護されたくないなら粗食はやめなさい」を読む

 数日前の新聞記事に、65才以上の高齢者人口がまもなく3000万人、人口の4人に一人の割合いになるとありました。比率では世界一になるらしい。なんか気ぜわしくて、のほほんと生きておれないような気になります。その3000万人のうち、かなりの多くが病人や介護が必要な老人とあれば、単に長寿を喜んでるわけにはいかない。


本書は、東京都老人総合研究所で長年にわたって老人の心身の健康、疾病の研究を積み、多くのデータを蓄積した著者が、主に栄養学の面から老人の健康維持についてのハウツーを書いたものです。えらく自信に満ちた書きぶりなのは、情報をたんまりもち、独占的に使える立場にあるからでせう。タイトルもなかなか刺激的です。


さて、人は年老いたら、なるべく脂っぽい、高カロリーな食品を避け、野菜をたくさん食べるのがベターである、というのが常識のようになっています。著者はこれに真っ向から逆らいます。年をとっても、肉や魚や卵などの動物性たんぱくをドシドシ摂れ。栄養価の高い食品を怖がらずに食べようというのです。その論拠に、病持ちの老人の多くは粗食や少食ゆえの栄養失調によるものだと。栄養不足、バランスの悪さが病気の原因になり、治療を遅らせてしまう。どのみち死ぬのであれば、病人で長生きするより、健康で長生きしてコロリと死ぬ方がええではないか。


80才、90才の高齢者が少食なのは、長寿ゆえの身体全体の老化によって少食になるのであって、少食、粗食のせいで長生き出来たのではないという。ここんところが肝心です。なのに、超高齢の坊さんが一汁二菜の粗食なのにまだ元気、なんて例外的サンプルを持ち出してどうするのだ。


そうは言っても、人は栄養学の尊守だけで健康に生きられるわけではない。楽しく暮らしてこそ、酒もメシも美味いのであります。そんな環境を自ら作り出せる人だけが真に「楽しく、長生き」できるのであります。

 この種の本にありがちな、お説教めいたコトもいろいろ書いてありますが、食生活に関連する主な留意点を挙げれば・・・

★欠食はゼッタイいけません。
★動物性たんぱくを十分に摂る。
★油脂類が不足しないよう気をつける。
★女房に任せず、自分で食料を買って準備する。
★会食の機会を積極的につくる。 などであります。

少食、粗食が病気を招き、病気ゆえに少食になってしまう。こんな病人人生で長生きしても、まわりに負担をかけるだけだし、本人も面白くない。
しかし、この悪循環に気が付かない人が多いのだ。


最後に「要介護」暮らしに落ちるポイントはこれ、とあり、
★1キロの持続歩行が出来なくなった。
★2階への上がり下りがとても辛くなった。が入り口だそうだ。ご用心。

この類の、ピンピン健康で長生きを説く本はゴマンとありますが、共通した欠点はコロリと死ねる方法を書いてないことですね。長生き法はもうたくさん、コロリと往生できるテクニックを教えて下され。
(講談社 α新書 2011年5月発行 838円+税)

本 介護されたくないなら・・