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閑人帳


●義援金のチカラ

 日本人の大人の全部、1億人が一人一万円寄付すると、合計一兆円!!ものすごい金額になります。これを被災者に配ると、一世帯当たり、200~300万円くらい分配できます。(世帯数を50万~30万と仮定した場合)当面の生活費として大きなチカラになります。しかし、残念ながら、現実は一桁少ない金額になりそうです。


昨日(3月30日)のニュースでは、日本赤十字社に集まった義援金は外国からの分も含めて400億円を越えたと。これは阪神大震災時の2倍以上といいますが、意外に少ないという気もします。400億円のうち、外国からの分と大企業の社長さんや芸能人の大口寄付を除いて、一般人からの寄付が200億円とすると、国民一人当たり200円となります。


寄付は赤十字社以外でも受付しているので、後日、全部まとめると、400億が1,000億くらいになるかもしれません。それでも、一人当たり1000円未満です。街頭募金なんかで、フツーの人が自発的に拠出できるのは、1000円くらいが上限かな、という感じがします。


先日、募金対象者の人数と、募金高がかなり明快に分かる場面を経験しました。去る3月15日と16日の二日間、大フィルの定期公演が行われて、終演後にロビーで楽団員が募金箱をもって浄財を募ったところ、83万4000円が集まりました。両日の聴衆が約3000人(1500×2)だったので、一人当たり280円になります。これはずいぶん効率の良い募金だったと思います。街頭(アウトドア)の募金で、3000人の通行人から、これだけの金額(一人平均280円)を集めるのは到底不可能です。(金額は、大フィルのHPから引用)


寄付する人に大きな負担感や抵抗感がなく、かつ、まんべんに多くの寄付金(一人一万円とか)を集める、ムシのいいアイデアはないものか。大災害は今後も繰り返し起きるのだから、いざ、と言うときはコレでいく、という標準的な援助システムがあってもいいのでは、とえらそーな事を考えるのでありました。


■義援金が400億円に達したと伝えるTVニュース(削除の場合あり)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00196292.html

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●海上自衛隊 第一術科学校 ~呉のまち訪問 その3~

 呉の桟橋から20分ほどフェリーに乗って江田島に渡り、車で5分、昔の海軍士官学校、現在は海上自衛隊の「術科学校」に着きます。受付で氏名を書けば誰でも見学できますが、一日3~4回の見学団体に加わる必要があり、一人でウロウロ、というのはアウトです。


敷地は40万坪、大阪城公園より広く、下の写真のような歴史建築が散在し、約90分で見て回ります。見学のメインは「教育参考館」ですが、残念ながら、内部の撮影は禁止です。

 明治以来の海軍の創設から日露戦争~太平洋戦争までの資料があり、東郷平八郎や秋山真之など、おなじみの軍人の墨跡もあります。戦前の人は、どうしてみんなかくも達筆だったのだろうと、しょーもない感心をしつつ、しかし、館を出るときは等しくメランコリーな気分になるのは避けがたい。戦前生まれの人には、懐かしくも、見るのが辛い展示物もあり、亡き父母兄弟への思いを蘇らせたのでは、と思います。


大講堂外観
江田島


大講堂内部。NHK大河ドラマ「坂の上の雲」のロケがここで行われた。
江田島


マイクを使わないで済む、音の響きの良さが特徴。軍事施設とは思えない洒落たインテリア。
江田島


当地のシンボルであるレンガづくりの学舎。大事に使われ、明治時代の建築遺産になっている。玄関には、わざとドアをつけず、風雨で濡れる度に雑巾がけするそうだ。
江田島


教育参考館の外観。
江田時


呉への帰途、基地へ向かう潜水艦を見る。
江田島



■海上自衛隊 第一術科学校のホームページ
http://www.mod.go.jp/msdf/onemss/


新大阪~広島の往復に、開業したばかりの九州新幹線「さくら」に乗りました。車両は「のぞみ」700系ですが、内装はリ・デザインしてあり、全体にウッディな感じの仕上げ。座席は在来線のグリーン車と同じレベルの仕様と思われ、2列+2列なので、ゆったりしています。料金は同じで、のぞみよりずっと快適に過ごせます。
江田島

ア・ラ・カルト


●大和ミュージアム 
~呉のまち訪問 その2~

 オープン時のニュースでは、戦艦大和のデカイ模型ばかりが取り上げられていたので、見せ物はこれだけかと勘違いしていました。メイン展示は旧海軍の歴史資料の展示で、大和の模型は、いわば「客寄せ役」みたいなものです。しかし、これがあることで見物客殺到したのだから、企画した人エライと思います。設立は呉市だそうですが、現在の運営は「日本旅行」が行っており、いわゆる公立民営です。日本旅行にしたら、自らこのミュージアム見学をするツアーを企画することができ、一石二鳥の有り難いビジネスといえます。


■大和ミュージアム案内
http://www.yamato-museum.com/concept/ 


大和ミュージアムの入り口
大和ミュージアム


戦艦大和の模型。縮尺10分の1で、全長26mある。
大和


特殊潜航艇。二人乗りの小型潜水艦。
大和


零戦の現物。びわこに不時着した機体を30年後に引き揚げ、復元した。
大和 

大和


資料館に展示されている、海軍士官の遺書。
大和おわり

閑人帳


●これがパチンコ屋応援議員リスト

 海江田経済産業相の名前で呼びかけられた国内全産業団体への省エネ・節電要請には製造業、流通サービス業から、スポーツ、芸能、はては、学習塾団体や日本競輪選手協会までが含まれている。競輪選手に省エネせよと言うてもなあ・・。なのに、大電力を食うパチンコ業界や関連業界には一切要請ナシであります。なぜか?


御大、海江田万里大臣、副大臣の池田元久、政務官の中山義活、トップ三役全員が下記のパチンコ屋応援団に名を連ねているからであります。大地震発生、間髪を入れずにお三方には札束が届けられたかもしれない・・と、あらぬ疑いをかけられても仕方ない。もし、事実無根の濡れ衣というなら、なぜ、不要不急にして、大電力を消費するパチンコ屋団体だけ節電要請をしないのか、説明する義務があります。競輪選手協会に省エネを要請して、パチンコ屋団体には知らん顔・・そんなアホな、であります。


■省エネルギーを要請された全690団体リスト(PDF)
 パチンコ業界は見あたらない
http://www.meti.go.jp/press/20110315014/20110315014-4.pdf


レンホー節電啓発担当相は海江田大臣に、なんでパチンコ屋だけ野放しにするのかと噛みつくべきでせう。アタシの立場ないよと、防災服の襟立てて、スルドク迫って下さいまし。看過すれば、大臣と共犯です。(すでに、ご本人へ抗議や催促のメールが殺到してると思います)


他人事にあらず、天皇陛下まで皇居で節電に努められてるとの報道もありました。節電われ関せず、のパチンコ屋とタカリ議員、どーする?


パチンコ業界を支援する国会議員53名
パチンコの合法化や株式上場を支援している。これ以外にも団体が2,3ある。

■民主党
羽田 孜 民主党 衆議院 長野3区
元首相、党最高顧問、娯楽産業健全育成研究会名誉顧問
鹿野 道彦 民主党 衆議院 山形1区 党副代表
古賀 一成 民主党 衆議院 比例九州 
小沢 鋭仁 民主党 衆議院 山梨1区 
池田 元久 民主党 衆議院 神奈川6区  
古川 元久 民主党 衆議院 愛知2区
山田 正彦 民主党 衆議院 長崎3区
中川 正春 民主党 衆議院 三重 
海江田 万里 民主党 衆議院 東京1区
小林 興起 民主党 衆議院 比例東京
山岡 賢次 民主党 衆議院 栃木4区
牧 義夫  民主党 衆議院 愛知4区
松野 頼久 民主党 衆議院 熊本1区  
中山 義活 民主党 衆議院 東京2区  
生方 幸夫 民主党 衆議院 千葉6区  
吉田 公一 民主党 衆議院 比例東京  
鈴木 克昌 民主党 衆議院 愛知14区 
松宮 勲  民主党 衆議院 福井3区
下条 みつ 民主党 衆議院 長野2区  
樋高 剛  民主党 衆議院 神奈川18区 民主党副幹事長
北神 圭朗 民主党 衆議院 京都4区
辻 恵   民主党 衆議院 大阪17区
石井 登志郎 民主党 衆議院 兵庫7区
坂口 岳洋  民主党 衆議院 山梨2区
黒田 雄   民主党 衆議院 千葉2区
大西 孝典  民主党 衆議院 奈良4区
斎藤 やすのり 民主党 衆議院 宮城2区
萩原 仁   民主党 衆議院 大阪2区
小川 勝也  民主党 参議院 北海道 
羽田 雄一郎 民主党 参議院 長野県
岩本 司   民主党 参議院 福岡県 
前田 武志  民主党 参議院 比例区 
増子 輝彦  民主党 参議院 福島県
柳澤 光美  民主党 参議院 比例区 
石井 一   民主党 参議院 比例区 
水戸 将史  民主党 参議院 神奈川県
室井 邦彦  民主党 参議院 比例区
民主党 計37名 


■自民党
中川 秀直 自民党 衆議院 広島4区
山本 有二 自民党 衆議院 高知3区 
野田 聖子 自民党 衆議院 比例東海  
木村 太郎 自民党 衆議院 青森4区 
岩屋 毅  自民党 衆議院 比例九州 
田中 和徳 自民党 衆議院 比例南関東
後藤田正純 自民党 衆議院 徳島3区
木 毅  自民党 衆議院 福井3区  
松浪 健太 自民党 衆議院 比例近畿 
坂本 哲志 自民党 衆議院 熊本3区  
伊達 忠一 自民党 参議院 北海道区
自民党 計11名 

■公明党
高木 陽介 公明党 衆議院 比例東京  
漆原 良夫 公明党 衆議院 比例北陸信越  
富田 茂之 公明党 衆議院 比例南関東  
公明党 計3名 

■無所属
鳩山 邦夫 無所属 衆議院 福岡6区
中島 正純 無所属 衆議院 大阪3区 
 
 
■引用もと パチンコチエーンストア協会 役職リスト 
http://www.pcsa.jp/member.htm

ア・ラ・カルト


●鉄のくじら館 
~呉のまち訪問 その1~

 同人誌「ひろしま随筆」発足50周年の記念会が呉市であったので参加しました。幹事さんのはからいで「鉄のくじら館」「大和ミュージアム」「海上自衛隊 江田島術科学校」3カ所の見学ができました。(3月23日~24日)

鉄のくじらって、なんのこっちゃねん?と思いきゃ、潜水艦のことでした。いや、楽しいネーミングですね。2004年に引退した「あきしお」という潜水艦を陸に揚げて展示しています。長さ76m、巾9m、重さ2,250トンの巨大な鉄製クジラです。内部も公開していて、誰でも入れます。


潜水艦の中を見るなんて初体験。何がすごいかと言えば「狭さ」です。いやもう、狭いのなんの、タマラン狭さです。労働環境としては最悪です。朝から晩まで、艦長以下全員、引きこもりならぬ「閉じこもり」生活。普通の船のように、ちょっとデッキにでて煙草を一服・・なんてこと、絶対できないのであります。(当たり前や!)駄目男が防衛省大臣なら、こんなとこで働く人、給料3倍払ってあげます。


下の写真で、その狭さを感じてもらえるかと思いますが、棚型のベッドの巾は60センチ、上下も50センチくらいしかありません。半身を起こすこともできない。ベッドへの出入りだけで練習が必要です。食事はイスとテーブルがあるけど、長いすの奥行きは25センチくらい、坐板を開けると、玉ねぎやじゃがいもが入ってるという塩梅。メカの好きな人には最高の展示物でしょう。

潜水艦は現在16隻あり、将来は22隻に増やすそうです。


■鉄のくじら館の案内(入場は無料)
http://www.jmsdf-kure-museum.go.jp/


陸に揚がった潜水艦。 まさに、鉄のくじらです。
鉄のくじら 

一番重要な機器は潜望鏡。昼用と夜間用があり、夜間用は7億円と聞いてのけぞる。
鉄のくじら 

もうちょっと、スッキリ配管できまへんか? と思いますが。
鉄のクジラ 

船でいう操舵室がここ。潜望鏡がこの手前にあり、指示を出すらしい。
鉄のクジラ 

どこもかしこもこの風景
鉄のクジラ 

乗組員の寝室
鉄のくじら 

閑人帳


●意外に閑職? 辻元首相補佐官

 今回の大震災に鑑み、ボランティア活動の統括のために任命された、辻元清美首相補佐官。今頃、おろおろするくらい多忙を極めている・・と思いきゃ、結構ヒマらしいですね。産経ニュースによると(以下引用)「災害ボランティア担当の辻元清美首相補佐官は26日、大阪ボランティア協会などが大阪市内で開いた勉強会に出席、「阪神大震災を乗り越えた力を東北の被災者に与えていこう」と呼び掛けた。

 勉強会には現地に赴いてボランティアと被災者の仲介役(コーディネーター)を務める支援者ら約110人が出席した」(以下略)。


この超忙しい時期に、大阪で勉強会?・・辻元補佐官は、東京の官邸の一室で、全国の個人、団体のボランティアからの参加申込みが殺到するなか、寝食忘れて、てきぱきと振り分け、指示を出して活動をサポートする・・そんな姿をイメージしていましたが、甘かった。なんと現場と反対方向の大阪まで出てきて「勉強会」ですか。まる一日、東京では何も仕事しないってことですね。参ったな、ガハハ。


要するに、東京にいても、さしたる仕事がない。忙しくないってことですな。それを見越して(ヒマだと分かって)大阪ボランティア協会等は辻元補佐官を勉強会の講師に呼んだのでしょう。これって、すごいイヤミではありませんか。


しかし、なんでヒマなのか。駄目男の勘ぐりでは、辻元議員の公私の悪評があまねく知れ渡っていて、あんなオバチャンの差配で活動したくない、カッコワルイ、と思ってるボランティアが大多数ではないかと。ボランティアでネットの出来ない人、いませんからね。ま、このイケズな想像が外れていることを祈ります。


■引用もと 産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110326/dst11032621570086-n1.htm

大阪日暮綴


●春は名のみの・・・
長居公園

 一ヶ月ぶりに長居植物園へ行ったら、寒さのせいか、がら~ん。かいもく人影はありませんでした。まだ梅が咲き残り、水仙がようやく散ったというところ。桜は、一本きりの「オオヤマザクラ」というのが満開、はや散り初め。桜にも「イラチ種」があるらしい。いま、きれいなのは「アンズ」です。

アンズ
長居公園 

アンズ
長居公園 

サンシュユ
長居公園 

ハクモクレン
長居公園 

レンギョウ
長居公園 


長居公園おわり 


早春賦
作詞:吉丸 一昌
作曲:中田 章


1.春は名のみの 風の寒さや
  谷の鶯 歌は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず

2.氷解け去り 葦は角(つの)ぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日もきのうも 雪の空
  今日もきのうも 雪の空

3.春と聞かねば 知らでありしを
  聞けば急かるる
  胸の思いを
  いかにせよとの この頃か
  いかにせよとの この頃か

閑人帳


●やはり、パチンコ屋の電力消費は大きい

 23日に、マルハンを例に電気使用量のことを書きましたが、単純計算ミスをしたのではと気になり、もう一度、マルハンPDFを開き、別の資料を引き出して検算してみました。ヒマジンですなあ・・。

マルハンの資料によると、全230店での年間消費電力は、約3億3000万kwとあります。一店当たり年間約140万kw使ってることになります。(すごい数字です)一般家庭の年間消費は4千kwくらいなので、パチンコ屋一軒で、家庭350軒分の電気を使ってることになります。ここまでが、マルハン資料による計算値です。


「遊戯ネット」という、パチンコ業界のHPを開け、店舗数や台数から消費電力を計算しました。(H20年の統計・端数は略しています)

■関東7都県と静岡の一部を入れて、4000軒の店があります。
■パチンコ、スロットの合計設置台数は130万台。
■1台当たりの消費電力0,2kwh(200w)として、130万台では26万kwh。
■前回書いたように、空調や照明その他の電力を含めると3倍必要なので、26万kwh×3=78万kwh。概数ですが、東電管内のパチンコ屋がフル稼業すると、1時間にこれだけの電力が必要です。(機種によって消費電力の差が大きいので、かなり誤差があります)


毎時78万kwというのは・・・
■78万kwhというのは、大ピンチの福島原発1基の発電量とほぼ同じです。(2号機、3号機 各78,4万kwh)
■一般家庭の消費電力を0,5kwhとすると、156万軒分になります。
■前回記事で、マルハンの大型店(959台設置)では、家庭800軒分の電力を使ってると書きましたが、中小型店を含めた7都県平均では、一店当たりの設置が325台です。
■東京ドームでナイター試合を行った場合、当日の電力消費は5万~6万kwという情報があります。対して、東京都内のパチンコ屋、1187店が、一日に使う電力は300万kw。ドームの50~60倍。だから、ナイターを実施せよ、というのではありません。単なる数字での比較です。


■一番分かりやすい比較はテレビですね。関東一帯4000軒のパチンコ屋が一日に消費する電力は1,090万kw、(78万kwh×14時間=営業時間)32型液晶テレビ、1,000万台を、朝9時から夜11時まで14時間、つけっぱなしにした場合の電力と同じです。(1台80wで計算)

東電の供給能力は、先週あたりで3700万kwhですから、パチンコ屋の78万kwhは約2%になり、すごいボリュウムです。計算ミスで、半分の40万kwhとしても、看過出来ない数字です。全産業、全家庭、全公共施設合計電力の中の1~2%をギャンブルに使っているということです。


政府や経済団体、メディア、一般国民が黙って見過ごす理由はない。しかし、多くの国会議員がパチンコ業界から金をもらい、テレビ局にとっては、有り難いスポンサーであり、警察にとっては大事な天下り先・・という、利権、金まみれの世界だから、誰も、非常時だ、休業せよ、と言う勇気がない。・・にしても
蓮舫「節電啓発担当相」は、なぜ、不要不急のパチンコ業界に厳しい営業規制を求めないのか。そのワケは、民主党内のパチンコ業界応援団からの圧力による、と勘ぐられますよ。


(注)パチンコ店の組合では、震災直後から営業自粛はしている。申し合わせによって、平日は3時間、土日祝日は1時間の営業時間の短縮を行う。しかし、これを無視する業者もあり、統制はとれていない。


年間21兆円の売り上げを誇る巨大ビジネスに、この大災害がどのような影響を及ぼすのか。業界にとっては、思わぬ大ピンチ到来、対策に必死の日々ではと察します。


■参考数字・・平成20年 全国のパチンコ店数は、12,937店。うち、関東の7都県で3,980店、約3割を占める。
台数は、452万5194台。業界全体の売り上げ約21兆円。トップは「マルハン」で売り上げ約2兆円。社員約1万人。

■kwh・・・1時間当たりの電力量

■福島原発の発電能力
http://d.hatena.ne.jp/Awayann/20110315/1300122916

■遊戯ネットのHP
http://www.yugi-net.jp/market02.html

■東京ドームの消費電力
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103190098.html

■東電の供給能力
http://plixi.com/p/86096914

■東京都遊戯業協会 自粛に関するニュース(日刊スポーツ)
http://plixi.com/p/86096914

閑人帳


「週間新潮」拾い読み
(3月31日号)

●「新潮」が叩いたのは、三宅雪子議員

 民主党の菊田真紀子外務政務官が、日本の大災難の最中に外国で「エステと買い物ざんまい」という暴露記事を「日刊ゲンダイ」に書かれて、週刊誌でもエジキにされるだろうと書きました。しかし、記事の内容がとても詳しかったので、後追いは二番煎じと判断したのか、新潮が新ネタとして、同じく民主党の三宅雪子議員のアホぶりを書いています。(同類のネタ探しには困らないってことですね)


3月31日号の43頁。「アロマオイルの香りを楽しみながら」と綴って顰蹙(ひんしゅく)「美人代議士」というタイトルです。原発大ピンチのさなかである3月16日、自身のブログに「おはようございます。昨日も揺れましたね。自宅に戻り、頂いたアロマオイルの香りを楽しみながら、英語の勉強をしていたら、ぐらっと。」(以下略)


国費から年間数千万円の費用を出して、こんな人間を養う必要があるのかい? この人、いつぞや、国会で強行採決のドタバタ時に転倒して(わざとこけたと言う説あり)車椅子で登院して同情を買おうとしたとか、酔っ払ったあげく、自宅マンションで転落事故を起こして腰の骨を折る大けがをしたとか、仕事はしないが、醜聞は絶え間ないという、誠に困った議員さんであります。


ちなみに、前記、菊田政務官は仙谷官房副長官の子飼い議員、三宅議員は典型的「小沢チルドレン」の一人、 この親分にして、この子分あり、でございます。

 菊田政務官のブログを開けると、あの「日刊ゲンダイ」の報道に対して、党を通じて正式に抗議したとあります。(3月25日) ま、目くそが鼻くそにイチャモンつけてる、のレベルでありますが。


■菊田政務官のブログ(記事は削除されてるかも)
http://www.kikuta-makiko.net/


週間新潮 3月31日号の記事
三宅雪子議員記事 


ついでに書けば・・
 
同号127頁には「襟立て「レンホウ」コンビニ視察の大ひんしゅく」なる小記事もある。レンホウは節電啓発担当大臣も任命されて、早速、コンビニ視察に出かけたが、そこは官庁街の、生活者なんか全然来ない店。視察という名のパフォーマンスが目当てである。よって、テレビ撮影が始まる前は、「防災服の上着を中心に、念入りにチェックしていました」と。また、節電相に任命されて、官邸に入るさい、防災服の襟を立てた姿が大ひんしゅくを買った。あくまでも「テレビ映り」最優先がレンホウ流。節電なんか、どうでもいいのです。今や大臣どころか「アホのレンホウ」がふさわしい。

閑人帳


●パチンコ屋の電力消費量を調べたら・・

 東京ドームでのナイターをする、しないでもめているのは、道義的問題のほかに、電力消費が大きいからです。ナイター一回で5~6万kwも使うらしい。しかし、東京ドームばかり目の敵にしていいのか。海江田経済産業省大臣が応援するパチンコ店も「電気食い」業界ではないのか。


業界最大手、マルハンの「節電プロジェクト」がPDFで公開されているので、資料に使って計算しました。モデル店として挙げている、横浜市都筑店(パチンコとスロット合わせて959台を稼働する大型店)のデータを見ると、年間消費電力は約298万kwとあります。年間360日稼働するとして、一日当たりの消費電力は約8300kwとなります。同じ規模の店が10軒あれば8万kw以上。東京ドームよりはるかに大きい消費量です。


これは年間平均ですから、季節によってかなり変動します。消費の内訳は、空調が6割、パチンコ機器が3割、照明その他が1割です。(店の規模によっても異なる)パチンコ、スロット機一台あたりの消費電力は200~300wです。500台を稼働している店は、42~50型の液晶テレビ500台を朝から晩までつけっぱなしにしているのと同じといえます。(営業時間は9時~23時の14時間)


一軒で一日8300kw。一般家庭の消費は一日10kw程度なので、パチンコ屋一軒で、家庭800軒分の電気を使ってることになります。参考までに書けば、問題の福島原発の発電能力は2~5号機で、一基あたり約80万kwです。 逆に考えたら、電力会社にとって、パチンコ屋は無視できない上得意と言えるでしょう。


民主党、自民党でパチンコ業界を支援する(献金を受けている)議員は最低30人、実際は数十人いると思われます。このさい、義理を欠いて営業自粛を呼びかけることができないのか。・・なんて考える前に札束が議員に届いてるかもしれない。業界の立場で言えば、不規則な休業は、ただでさえ減り気味な客を一気に激減させる危惧がある。世間の冷たい視線は感じつつ、自粛はしたくないのがホンネでしょう。


■引用・参考情報
http://www.eccj.or.jp/succase/08/b/pdf/25kan20.pdf (マルハンPDF)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E9%81%8A%E6%8A%80%E6%A5%AD%E6%8C%AF%E8%88%88%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%A3%E7%9B%9F

閑人帳


●菅ガレキ内閣、今日は海江田万里大臣がボコボコに・・

 海江田経済産業相が、東京消防庁の職員に放水作業を「速やかにやらなければ処分する」と圧力ととれる発言をしたとして、「絶対にそんなことを言わせないでくれ」と石原都知事が菅総理に抗議、総理は謝罪した。


そもそも大臣が都庁の職員に命令や処分をする権利があるのか?ありませんね。大臣は一応謝罪して、しかし「事実が混同している」と弁解もした。まあ、よくもこれだけアホばかり揃ったもんだとあきれます。しっかり仕事していると評価できる大臣は一人もいない。なんか、菅政権ボコボコネタだけでブログが続けられそう。

 名前に表れているように、海江田はむろんシナ寄りの議員にして、パチンコ業界の応援団の一人でもある。民主党娯楽産業健全育成研究会(パチンコ業界応援団のこと)のメンバーで政治献金を受けている。


関東の「計画停電」において、電力を食うパチンコ店の営業自粛を求めないのは、業界とツルンでるから、と言われても仕方ない。


■民主党娯楽産業健全育成研究会
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E5%A8%AF%E6%A5%BD%E7%94%A3%E6%A5%AD%E5%81%A5%E5%85%A8%E8%82%B2%E6%88%90%E7%A0%94%E7%A9%B6%E4%BC%9A

閑人帳


●津波対策に「人工地盤の町」は?

 大きな川の洪水対策に「スーパー堤防」という発想が生まれ、東京や大阪の一部で実験的に造成、建設された。しかし、昨年の民主党の「事業仕分け」で、あまりに金と時間がかかりすぎるという理由で、あっさり中止、削除された。むろん、背景には「コンクリートから人へ」の政策があります。その矢先の、今回の大災害。このキャッチフレーズ、いまの民主党議員には禁句です。うっかり言えばボコボコにされるでしょう。


この「スーパー堤防」の発想と何十年か昔に議論された「人工地盤の町」の構想を取り入れ、リアス式海岸部の港町で実験的に小さなニュータウンをつくってみてはどうか。むろん、閑人・駄目男の浅はかな妄想に過ぎませんが。


下の絵は断面図です。山が迫ったリアス式地形の小さな港町だと仮定して、谷間になる土地に人工の地盤をつくります。従来のように、地べたに工場や住宅を並べたら、水没は避けられません。そこで、海際からいきなり20m位の高さのコンクリート地盤を造ります。黒い線の水平部が地盤、垂直部が柱です。壁ではなく円柱にします。街で見かける、開放型の大型駐車場ビルをうんと強固にした感じです。


ギネスもの、といわれた巨大なコンクリートの防波堤が今回の地震、津波であっけなく壊れたのには驚きました。数十年の歳月とものすごい費用をかけて造ったのに、数分で壊れてしまったのです。


しかし、一方で別の驚きもありました。あのすさまじい大津波のエネルギーでも、河口付近の橋の橋脚はほとんど耐えることができた。すごい広域の被災地なのに、橋が壊れて通行不能になったのは約50カ所、これは
驚いてよい少なさだと思います。要するに、津波のエネルギーを面(壁)で受け止めず、柳に風みたいにやり過ごしたからでしょう。(防波堤は、モロに正面からエネルギーを受けてしまう)


人工地盤は、最上部が住宅地、その下にオフイス街などをつくり、下部が工場や倉庫のスペースです。住宅部には1mくらい土盛りして普通の宅地と変わらない仕様とし、戸建て住宅や、2,3階建ての集合住宅を建てます。地盤と一体のコンクリート住宅なんかは建てないところがミソで、ようするに、普通の土地と同じように、建て替えや増改築は個人の自由です。


下層のオフイスや工場、倉庫も上階の地盤が屋根代わりになるため、安直なプレハブ造りでよく、増築や撤去が簡単にできる。人工地盤にはたっぷりお金をかけるけど、その上の住宅や作業場などは軽めにつくれます。むろん、お金持ちは金満ゴーテーを建てるのも勝手です。結果的に、水平ではなく、垂直型の職住近接型の町になります。スロープ、階段、EVなどで往来します。


人命第一の発想で、住宅地は海面上20m位の高さにする。それでも心配なら3階建ての集会所建物をつくり、屋上を避難所にすれば、30mくらいの高さを確保できます。このタテ型の町の一番のメリットは、あわてて避難しなくてよいこと。一階で働いている人も、階段を駆け上るだけですから、3~5分あれば十分です。車で避難する途中で津波に呑み込まれた人が多数いたこと考えれば、車で逃げるという発想はアウトです。


5mくらいの津波では一階の作業所、倉庫は被災するかもしれないが、それは仕方ない。コストパフォーマンスを考慮しない設計はありえないので、まず、人間が助かることを最優先します。


漁港や港町が津波に懲りて、山手の高台に移転するなんてことはあり得ないのだから、完全ではないが、次善の策として、実験的に2~3万㎡の町(住宅100戸程度)を1~2カ所つくり、機能や安全性、コスト、景観、など研究してみてはいかがでせうか。技術的には、既存の土木建築技術で十分。

人工地盤の町イラスト

読書と音楽の愉しみ


最近の演奏会から・・

●人生最後の「椿姫」鑑賞

 公演は木曜日の昼2時から・・オール国産キャストで、かつ、こんなスケジュールならチケットは楽に買えると安心して予約電話入れたら、満員でつながらない。やっと買えても端っこの席。それが、半年前のことですからね。


公演当日、ホールへ行って驚いた。満員のうえ、補助席まで出ている。平日の昼間にオペラ鑑賞する人がこんなにいるのか、ひえ~~。年齢構成も男女比率も、ほぼ歌舞伎と同じ。ま、洋風歌舞伎と思えばいいのですね。そんな受け止め方したら、オペラもうんと身近に感じられるかもしれない。


よく知ってる作品だから、字幕を読む必要もナシ、次々演奏されるおなじみの美しいメロディを楽しみ、スイスイと3時間がたちました。ヒロイン役の森麻季さんはほとんど出ずっぱりですが、最後まで声量が落ちず、5打数5安打みたいな良い仕事。もう舶来歌手に頼らなくても満足できる舞台になる。そんな気になりました。


ラストシーン、ヒロインが死に際にベッドに横たわって歌う場面があるのですが、今回に限らず、あの姿勢でどうしてあんなに声が出るのか、不思議でならない。(ふつう、寝たままでは歌いにくいはずです)


オペラと歌舞伎は歴史が平行している点が面白いのですが、この「椿姫」を観ると、つい思い出すのが、大坂、新町の名妓といわれた「夕霧大夫」。美貌で教養があり、しかし、若くして結核?で死ぬ、という共通点があって、興味深い。(職業も同じです)
 

 誰が和訳したのか知らないが、原題「ラ・トラヴィアタ」を「椿姫」と言い換えた人のセンスの良さに感謝です。昔々、語感のきれいなトラヴィアタの直訳が「ふしだらな女」「道を外した女」=売春婦、と知ったときはショックでした。イメージぜんぜん違います。


現田茂夫指揮のオケも、まるで何十回も演奏してきたかのような、こなれた音を出し、悲劇を盛り立てていました。(3月10日 兵庫芸術文化センター大ホール)

椿姫チラシ

閑人帳


●こちらにも「ボコボコ」にしたい人が・・

 北沢防衛大臣は日頃の発言から、小心でズルイ性格の人物では?とにらんでいましたが、先日の自衛隊の原子炉への放水作業の決定に際し、それが出てしまった。ほとんどの人が新聞、テレビで知っている発言です。

発言内容は以下の通り ~北沢氏は陸上自衛隊のヘリが17日に原発3号機に海水を投下した後、「私と菅直人首相が昨日(16日)話し合いをするなかで結論に達した」と政治主導を強調する一方で、「首相と私の重い決断を、統合幕僚長が判断し、自ら決心した」と述べた。(MS産経ニュースより引用)


なんで、こんなに回りくどい言葉になるのか。要するに、危険な出動を最後に決心したのは統合幕僚長であると言いたいのだ。従って、隊員に万一のことがあれば、その責任は幕僚長にあり、私や総理は任務をお願いしただけだ。こう受け取られても仕方ない。批判記事に書かれたように、最後の肝心な決断を丸投げしてしまった。トップがこんな無責任な発言して、隊員はヤル気になるかい。


大臣ではない、ごくフツーの人でも、こう言うのが常識ではないか。「今回の出動がとても危険な事は承知している。その上で敢えて、隊員に出動を指示してほしい。万一のことがあれば私が責任を負う」トップなら当たり前すぎるセリフでせう。なのに、彼は逃げた。自らの保身のために。国家の防衛より、大臣の椅子の防衛のほうが大事だってことですね、キタさん。


防衛大臣自らが、隊員の士気を下げまくってどーする。今や、菅政権は、総理以下、どいつもこいつもアホばかりの集団。見せしめに、この無責任男を、わっせ、わっせと担いで、沸騰する原子炉プールへ放り込んではいかがでありませうか。こんなB級サラリーマンみたいな大臣を見ると、防衛省大臣は文民でなければならないというルールを変えたほうがええのではないかと思います。


■発言内容引用もと
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110319/plc11031901160000-n1.htm

閑人帳


●ほんとうなら、ボコボコ

 発信元が日刊ゲンダイなので、マユにツバして読まなければなりませんが・・。「菊田外務政務官がエステに買い物ざんまい 」


以下引用(青色文字)・・・
ASEAN地域フォーラムの会議出席のため、14日にインドネシアへと向かった外務政務官の菊田真紀子衆院議員(41)の行動に批判が集まっている。
 

「出発前日、秘書官に『インドネシアではエステと買い物を楽しみたい。ステキなお店を調べて予約して』と命じたそうです。政府を代表しての大事な出張なのに、遊びのことしか頭になかったのでしょう。しかもその日は大震災発生から3日目。懸命の救助活動が行われているというのに信じられません。秘書官は、現地の日本大使館に電話をかけ、エステ店の予約と観光スケジュールの作成をさせたようです」(政界関係者)。


菊田議員は15日に公務が終わると、16日はジャカルタに移動。デパートで化粧品コーナーを念入りに見て回った。夜は5つ星ホテルのスパで、お目当てのエステを思いっきり堪能したという。
(つづきあり)

本日(18日)帰国するので、もし、この記事が捏造、誇張なら、菊田センセイは日刊ゲンダイに厳重抗議(又は告訴)するべき。こんな新聞がなくなっても、誰も悲しまないはず。

上の続きの文章はこちらで・・・
http://shoyo.iza.ne.jp/blog/entry/2201474/

閑人帳


●すてきなトリオ、登場

 大震災後の救援、復興施策を力強く進めるため、内閣は新たに三名の議員を起用しました。


■失言、失態の山を築いてきた蓮舫議員を節電啓発担当大臣に。
■「自衛隊は憲法違反」が基本思想の辻元清美議員を内閣官房補佐官に。
■政界のゴロツキ、仙谷由人議員を内閣官房副長官に。


衆議院だけで300人もの議員がいるのに、こんな、国民の敵みたいな人物を起用せざるをえないのが民主党政権の情けなさ。とりわけ、元社民党議員で、自衛隊の存在を許さないとがんばってこられた辻本サンと、つい先年、「自衛隊は暴力装置」と公言した仙谷サン、どんな心境で任務を遂行されるのか、見ものであります。


蓮舫サンは、民主党の「コンクリートから人へ」政策の旗振り役をし、事業仕分けで耐震化工事など公共事業をバサバサ切り捨ててきた立役者。そんなこと一切ハンセーせずに、大臣という「ブランド」を提されたら何でも引き受ける。その軽薄さこそ身上なのでせう。彼女の下で働く役人はうんざりもいいとこです。(レンホーさんの下で働きたい、という職員がいるなんて、想像できない)彼女の登場で、仕事がかえって混乱を来すことにならなければええのですが。


辻元サンは主にボランティア活動の統括、采配をされるそうですが、よほど愚かなボランティアでなければ、彼女の反国家的思想を知ってるでしょうから、ま、なにかとモメそうで・・。自衛隊の活動なんか無視せよ、なんて言わないか、心配です。週間新潮や文春のエジキになる可能性大です。


元官房長官の仙谷サンが「副」の肩書きで枝野長官の下働きをする。あの世界でいえば「若頭」って役目ですか。よりによって、自衛隊大嫌いの二人がこんな仕事を任命されたのは、なんとも皮肉ではあります。毎日、必死の活動をしている自衛隊員をどう見ているのでせうね。信念があるなら、もう一度「暴力装置」だと言ってみろ。


しかし、こんな三人を選んだのは国民(東京都民、大阪府民、徳島県民)だから仕方ない。なかには、被害地で、自衛隊は違憲、とサヨク活動してた人が自衛隊によって救出されたなんて皮肉な事もあるかもしれない。日頃「非武装・護憲」を唱える人は、こんな場面でこそ「自衛隊の存在は違憲だ、即時撤収せよ」と、しっかりアピールしなければなりません。黙ってたら、護憲論なんて、しょせんママゴト平和論でしょ、ヒヒヒ、と見下げられても仕方ない。


■レンホーさんの経歴
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%93%AE%E8%88%AB

たまには外メシ


●できたて粟おこし・・

・・って、食べたことある人、ほとんどいないと思います。注文したら、その場で一人前つくってくれるので、アツアツです。熱い粟おこしってのも初体験。

住吉区には「粟新」「粟玄」2軒の粟おこしのメーカーがあり、これは「粟新」さんの工場付随の茶房でのみ食べられます。(日本中でここだけ)粟おこしは大阪名物になっていますが、その起源をさかのぼると、かの菅原道真公が太宰府へ左遷される旅の途上で、大阪の庶民が献上したお菓子だった、ということになっています。


たくさんあったメーカーもだんだん淘汰され、現在は十数社、一番有名なのは「阿弥陀池 大黒堂」でしょうか。粟おこしといっても、材料は粟でなく米です。各社ともチエを絞って新製品を出し、いまや駄菓子の域を脱して洋風菓子の商品に近づいてるそうです。


コーヒー又は紅茶とセットで650円ナリ。「できたて」は、火加減とか、結構難しく、熟練を要するそうです。
粟おこし2 

粟おこし1

■粟新さんのHP
http://www.oct.zaq.ne.jp/awashin/tenpo.htm

閑人帳


●やはり見ないテレビ

 ふだん、テレビはあまり見ない生活ながら、さすがに今回の大災害と大報道では長時間見ているか、といえば、時間は十分あるのに見ないでいる。午前中のスイッチオンはゼロにちかく、正午に30分くらい、夕方から夜には30~60分くらい見ています。普段と変わらない。


 べったり見続けている人は、悲しみと同情心と、しかし自分には何もできない無力感がないまぜになって、かなり沈鬱な気分に陥ってしまうのではないでしょうか。そんなネガティブな心情の人が増えたら、社会にマイナス作用をもたらすだけです。(こういう人が買いだめに走ります)逆に、平気でおれる人は、よほどの薄情者でせう。


NHKも民放も報道内容があまりにワンパターンなこと、なんとかならないでせうか。例えば、現地中継と原発に関する詳しい情報はNHKと民放1社に任せ、民放A社は、計画停電の内容と経過を細かく伝える。B社は被災地と周辺の鉄道、道路、通信情報を。見舞い等で現地へ赴きたい他府県の人や物流関係業者に、この町へはこういうアクセスが可能といった情報を収集、伝達する。C社は、医療情報、食糧、物品など、どこがピンチか、解消されつつあるか、の情報を、地元局取材をフルに生かして収集する。今は、地元局の情報はほとんど外部に出てこない。


内容が重複した全社ワンパターン放送は、人材、機材の無駄遣いに思えます。幸い、現在はCMが極めて少ないから、スポンサーに気兼ねなく、又は了解を得た上で、トップの決断で思い切ったチェンジが出来そうに思えるのですが。


飲み水確保もままならない避難先の住民に、外で放射線浴びたら、帰宅してすぐシャワーを使って下さい・・なんて、バカ丸出しのアナウンスをしていたチャンネルがありました。また、大混乱のさなかの町役場に電話して町長や課長を呼び出し、そちらの状況はいかがでしょうか、みたいな愚問を発する、NHKお決まりの超迷惑インタビュー、町長に訊かなくても、視聴者は映像で分かってますよ。この悪癖、未だに改まらない。・・・なんてブツクサ言っても、太平洋に小石を一個投げ込むくらい、無意味ですけど

閑人帳


●非住民の犠牲者も多数?

 シーズンオフだったとはいえ、東北沿岸各地を旅行していた人、見学やビジネスで外部から訪れていた人も多数にのぼったはずです。日本三景の松島など、団体客も相当滞在していたのではないでしょうか。そういう地元住民以外の人の安否についてはあまり報道されていないような気がします。遊覧船で観光中だったりすると、まず助からないでしょう。春休みで旅行中の学生もいたかもしれない。


山あいの小さな温泉宿なんか、未だに捜索の目からこぼれているのではと気になります。寒さもあって、本人から三日以上連絡がなければ、深刻な事態です。東北の太平洋側にたくさんある観光地の情報がないのは、被害が軽微だったからだと、ここは楽観的に考えるしかありません。軽微な被害で済んだのなら、機能がマヒしている役場に代わって、状況をHPなどで伝えたほうが良いと思いますが。報道が津波と原発関連ばかりで、内陸部の様子がほとんど伝えられないのが心配です。山村で10人生き埋め、なんてのは、もうニュースバリューがないのかもしれない。


安否情報のやりとりは、地元のひとたち同志が主で、土地に縁のない遠方の家族は文字通り、とりつく島もない立場になっています。仮に、前日に電話があって、たとえ行き先が分かっていてもアクセスできないもどかしさもある。いったい、どこへ捜索を頼めばいいのか。

 地震の前日に、松島で平穏な風景を楽しく見物して、何事もなく帰宅した人たちもいるだろうに、一日違いで・・ 暗澹たる思いにとらわれます。


■松島観光協会のHP
http://www.matsushima-kanko.com/

閑人帳


●チエーンメール、かけめぐる。

 「関西電力に勤める方からの依頼で・・」云々の文で、関西に住む私たちも節電に努め、少しでも東京へ多くの電力を送りましょう。この情報を拡散してください。・・念のため関西電力のHP見たら、当社は節電に関するチエーンメールをお客様に送ることはありませんと。


東京電力とは周波数が違うから、送電すること自体が出来ない。境界にある変電所の変換能力は100万キロワット(毎日jpによる)なので、必要量の10%しか調達できないことになる。中部電力と分け合ったら5%。むろん、節電自体は有意義ではありますが。


■関西電力のHP
http://www.kepco.co.jp/

閑人帳


●日本史最大の大津波 ~明和の大津波~

 このたびの東日本大震災に被災された方々に衷心よりお見舞い申しあげます。40年以上前、石垣島を訪ねたときに一番驚いた光景は、骸骨山盛りの風葬の跡と、江戸時代にとんでもない大津波に襲われ、島民の半分(8000人)が死亡したという悲劇の跡でした。地震による家屋の倒壊のためではなく、ほとんどが津波に呑み込まれて亡くなったというのが今回の大災害に似ています。防災研究家、山村武彦氏のブログに詳しい情報がありますので、ご覧下さい。


今から240年前、石垣島近海で起きたM7,4の地震で大津波が発生し、石垣島はじめ宮古島方面まで押し寄せて大きな被害を出しました。石垣島での津波は最大28丈2尺(85,4m)に達した。但し、波高ではなく、駆け上がり高さです。つまり80mの高台に上がってもさらわれたということです。通天閣の展望台が84mですから、あの高さまで波が駆け上がった。


津波パワーの大きさが分かる証拠物件が残っています。下の写真は山村氏のブログからコピーさせてもらったもので、海底からぶん投げるように陸地に届いた岩石。推定重量700トンの巨岩が津波に乗って陸上まで這い上がってきた。海水だけでなく、大小の岩も混じる「具だくさん」の津波でした。住宅を土台から外して押し流す映像を見て水のチカラの大きさに恐怖を感じますが、この写真を見れば納得できます。


■山村武彦氏のブログ
http://www.bo-sai.co.jp/yaeyamajisintsunami.html


津波で打ち上げられた大岩。左下の人物との比較で岩の大きさがわかる。
石垣島津波石 

田中よしゆきさん主宰「古道紀行おおばこの会」案内


●古道紀行おおばこの会 
2011年5月~12月例会案内

 田中よしゆきさんが主宰する、古道や里山歩きの会の今年のプランを紹介します。どなたでも参加できます。問い合わせはこちらへ・・・

電話・FAX・・0745-79-6452
携帯電話・・・・090-3485-6452 

古道紀行プラン 11年張る~12月  
  

読書と音楽の愉しみ


●ブルックナー専用のスピーカーシステム

 1982年に、ザ・シンフォニーホールができるまで、ブルックナーの曲を「ちゃんと演奏できる」ホールは日本中に一つもありませんでした。(ちゃんと演奏できるオケもなかったかも)このホールができて、はじめてブルックナー音楽のすばらしさを堪能できるようになったと言ってもよい。でも、ブルックナーのプログラムがしょっちゅうあるわけでなし、またチケットを買うゼニもない。


そこで、ホールへは度々行けないけど、家でなんとかライブ感の味わえる再生ができないかと、無い知恵絞り、日曜大工で作ったのが写真のスピーカーシステムです。今を去ること23年、1988年、港区に住んでいた時代の愚作であります。言ってみれば、貧乏性が生んだ「ザ・インチキ・シンフォニーホール」でございます。


一応、安物のオーディオ・コンポはもっていたけど、ろくに知識はナシ、理屈より感覚で思いついたのが写真のような「SPボックスが一本」のシステム。それも、スピーカーは後ろ向き、壁に向かって置くという珍案でした。要するに、楽器の定位性なんか無視して、ブレンドされた反射音だけ聞くというシステムです。スピーカーからの直接音は聴きたくない、というヘンなこだわりがありました。


レコードやCDを買うお金もなく、またコレクションの趣味もないので、ソースはもっぱらNHKーFMのクラシック音楽番組、それもライブものです。会場のざわめき、クシャミなんかも入ってるほうがリアリティがあって楽しい。

 生放送を聴くのはいいとして、録音、再生をどうするか、が問題でした。当時は、気軽な録音はカセットテープしか無くて、音質が悪いうえ、片面45分しか録音できない。2時間のライブ番組が途中でとぎれてしまい、いささか興ざめです。

名案がありました。ビデオデッキで録音するのです。これなら2時間ノンストップも楽々。ただ、テープがかさばるのが難点でしたが。ブルックナーやマーラーの「聴きこなし」にこのシステムは役立ちました。面白半分に、音楽の友社発行の「STEREO」誌、読者ぺージに投稿したところ、掲載してくれました。

真ん中のステンレスパイプはホールのパイプオルガンのつもり(笑)  ~1988年~
一本SPシステム 

システム

システム

読書と音楽の愉しみ


●最近の演奏会から・・
大フィル2月定期演奏会

ショスタコーヴィチ 交響曲第9番 変ホ長調
ブルックナー 交響曲第9番 ニ短調


 ベートーヴェンが古典音楽の金字塔ともいうべき「交響曲第9番」をつくって以来、後の時代の作曲家にとって「9番」は乗り越えがたい難儀なナンバーになってしまった。ジンクスといっても良い。

 一曲目のショスタコーヴィチの9番はベートーヴェンとどう向き合ったか。プログラムの解説によれば「スキップ」してしまった、とある。ガチンコ勝負を避けた。彼の8番までの重厚な作風とは全く違う軽薄短小な、30分くらいの小さな交響曲で拍子抜けであります。これなら比較されることもない。ちょっとズルイんちゃうか、と言いいたくもなりますけどね。


ブルックナーの9番。頭に「人生最後の」をつけようと思ったが、いや、最後から2番目か3番目かも知れへん、と思い直した。しかし、大植英次の指揮で聴くのは、間違いなくこれが最後であります。

 社会人として「生き方のヘタクソさ」においては表彰モノであったブルックナー。艱難辛苦の作曲家人生の末期になってようやく世間に認められ、メシ代の心配もなくなって、さあ、交響曲第9番つくりまっせ、ととりかかったものの、人生も終曲にさしかかっていた。いかほどに死を自覚していたか分からないけど、曲想は過去につくった交響曲の集大成みたいな感じがあり、出だしから沈鬱で重々しい。今回の演奏ではワーグナーチューバも4本揃えて万全の編成、いつも左手にいるホルンが今回は右手に座っている。


第一楽章を書いた。第二楽章もなんとか書けた。そして第三楽章も・・信心深いブルックナーなのに、なんと薄情な神サマであるか。「あんたの寿命はここまで」と第三楽章を書き終えたところでプッツンされたのであります。あと一楽章、書きたい、書かせてくりやれ・・いかほど無念であったか。

  要するに「未完成交響曲」になったのであります。その第三楽章の終わりは金管楽器のみでppp・・消え入るように終わります。客席、寂として静まりかえり、誰も拍手しない。し~~~ん。 余韻の醍醐味です。(2月18日 ザ・シンフォニーホール)


■大阪フィルハーモニーのHP
http://www.osaka-phil.com/#

ア・ラ・カルト


●高取町のひな祭り

 田舎の町になんとか賑わいを・・の思いで民家の参加をメインにしたひな祭りがあちこちで行われています。ちょっとした流行といえるでしょう。奈良県高取町の場合は、高取城という城の跡からつづく道(土佐街道)に面した民家で行われ、まだ経験が浅いものの、なかなかの賑わいぶりでした。関係者だけのイベントではなく、住民が自宅の雛飾りの展示によって参加するところに意義があって、たいそうなハコモノもいらず、集客作戦としては良いアイデアだと思います。しかし、ほかの町でも同じ趣向のイベントはたくさんあり、競争はきびしい。


高取町は、町並みの美観という点ではイマイチですが、少ない予算(かどうか知らないけど)で?よくがんばってる、という印象を受けました。ひな祭り以外のシーズンにも観光客やハイカーをたくさん呼びたいところです。町の通りの往復だけでは芸がないので、壺阪寺拝観のあと、旧参道~土佐街道への道をつかって周遊コースができないか、一度試し歩きしてみようと思ってます。


かの竹取物語のふるさとは高取町なのだ・・を新たな観光ネタにしようと、雛飾りにも「かぐや姫バージョン」が試作されていました。竹取=タカトリと読む、という説が昔からあるそうで、かぐや姫伝説地に新規エントリーします。このURLに少し説明があります。(3月5日)

http://www.naraliving.com/sneaker/takaichi_02.html?PHPSESSID=dedd794ebad2d0b33e14020e7ba02f7


■高取町 町屋の鄙巡りHPはこちら・・・
http://www.hinameguri.jp/


標準的な民家の鄙飾り  鄙飾りをあつらえたいきさつが説明されており、ほのぼのムードを味わえる。誰がおもいついたのか、良いアイデアです。  
ひな祭り 

参加することに意義がある・・これなら気張らずに参加できそう。
ひな祭り 

ふだんは静かな通りも今日は大勢の見物客で賑やか。町の人も張り切って応対しています。
高取ひな祭り 

メイン会場の大型飾り。高さ4mくらいありそう。
ひな祭り 

竹取物語をイメージした飾り
ひな祭り 

地元の宝、キトラ古墳をバックに・・ なるほど。
UNI_0167.jpg 

ゆるキャラ「ひいなちゃん」もつくりました。 また、きてね~。
ひな祭り



大阪日暮綴


●どうなる? 梅田の過激な書店戦争

 無い本が無い、と豪語する「MARUZEN&ジュンク堂」梅田店へ行きました。(3回目です)場所はMBSの南側、かつての東急ホテルの跡地です。2日前に発行されたばかりの地味な本「絶対ゆるまないネジ」(後日、紹介予定)があるかどうか、試しに出かけた次第です。本はありました。


書店規模では国内最大というこの店、売り場面積が6800㎡、在庫200万冊というデカさです。1階から7階までを使い、レジは1階に集中、レジ係は最大20人くらいカウンターに並びます。フロアでは店員さんはほとんど見かけません。

 ゆえに、話題書でなければ目当ての本にたどり着くのは大変です。今回は書名、著者名などデータをメモしていったので、売り場の検索機で入力、どのフロアのどの棚にあるかの指示をみて探し当てることができました。


この「チャスカ茶屋町」というビルは安藤忠雄氏の設計なので、氏の著作が一番見えやすい書棚にぞろりと並んでます。建築家の本は堅苦しいものが多いなか、この人のはプロ向けの専門的な本より啓蒙書のほうが多いので結構売れるかもしれません。

 
梅田界隈はまもなく「開戦」する百貨店戦争がもっぱらの話題ですが、書店戦争も思いっきり熾烈です。規模の大きさ順に書くと、

①MARUZEN&ジュンク堂 6800㎡
②ジュンク堂書店 大阪本店 4800㎡ 
③紀伊国屋書店 梅田本店 3000㎡
④旭屋書店 本店 2600㎡
⑤ジュンク堂書店 梅田ヒルトンプラザ店 2100㎡
⑥ブックファースト 梅田店 1700㎡ となります。
(大阪日日新聞記事より引用)

明らかに過当競争、共存共栄は難しいのでは、と思いますが、各社メンツをかけて必死の生き残りを計るでしょう。


上記のなかで、立地的に一番厳しい=集客が難しいのは①と⑤のジュンク堂です。両店とも自ら積極的に出店したのではなく、ビルのオーナーから泣きつかれて出店に応じたのではと駄目男は察します。ヒルトン店など、内情が見え見えですね。むろん、その分、家賃は無茶値切ったと思いますが。


帰りに、紀伊国屋梅田本店に寄りました。ジュンク堂を意識して全面改装をしてあり、以前より通路が広くなって快適です。面積当たりの滞留客は①のジュンク堂の2倍以上はありそうで、活気ではここがトップでしょう。もしや、売り上げでもトップかもしれない。しかし、ゆっくり書棚のあいだをさまよいたい本好きにとってはジュンク堂のほうが快適空間と言えます。

時代は電子書籍拡充の入り口、紙の本とどう折り合うのか、なんとも予想しにくいけれど、願わくば平和共存、紙の本も普通に存続してほしいとアナログ派、駄目男は願っています。

■ジュンク堂のHP
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-MJumeda.html

MARUZEN&ジュンク堂 梅田店の正面
ジュンク堂 

茶屋町界隈の再開発はスタートして30年以上たち、ようやく今ふうのマチらしくなってきたが、まだ古い民家やボロビルが残っていて混沌状態。阿倍野の再開発と並んで、大阪市内でスローな町づくりのツートップです。
茶屋町

読書と音楽の愉しみ


●第144回 芥川賞受賞作品を読む
                          
(文藝春秋3月号に掲載)

西村賢太・・・「苦役列車」
朝吹真理子・・「きことわ」


 今回は2作品が受賞。何より興味あるのは、下世話なことながら、著者の境遇のコントラストです。朝吹さんは、祖父、父、母、いずれもフランス文学者、詩人で、ふる~い言い方すれば「深窓の令嬢」ふう。片や西村賢太さんは、中学卒、日雇い暮らし、逮捕歴ありの底辺層。朝吹作品の舞台が、逗子や葉山なら、西村作品のそれは東京湾の平和島とかの荷役埠頭。


当然、内容も大違いで、西村作品は、今日のメシ代、今月のアパート家賃が稼げるかどうかが問題のサイテー生活ぶりがクソリアリズムで描かれ、生涯地べたをはいずり回る夢無き人生を描く。43才だけど「自分は私小説しか書けない。これ一本で勝負する」と宣言?するほどの、なんだか古めかしい無頼派であります。いまどき珍しい。それでも、不勉強な中学卒では持ち得ない語彙を駆使しての文は説得力があって、従来、ヤワな文体の作文ばかり読まされてきた審査員にはかなりアピールできたのだと思います。しかし、これからも「作家」でメシ食えるのかナ、とちょっと心配。


朝吹さんの「きことわ」って、なんのこっちゃねんと思いきゃ、貴子と永遠子という二人の女性の名前の略称でした。彼女たちの過ぎ去った人生、失われた過去が、まるで抽象絵画のような、つかみ所のない表現で描かれるのでありますが、正直言って駄目男には退屈極まりない文であります。駄作とは思わないが、最も好みに合わないタイプの作品です。もしや、つげ義春のマンガをうんと文学ふうに昇華させればこんな作品になるやも、とチラリと想像しました。鑑賞能力がないと言われても、ま、二度と読みたくない作品です。


カッターナイフで切り取って電車の中で読みます。
苦役列車

たまには外メシ


●山野酒造の「利き酒会」に参加

 下戸は一人もいないという「S」会に誘われて、下戸の駄目男が利き酒会なるものに参加しました。山野酒造は大阪府交野市にある小さな会社でブランドは「片野桜」。市内にはもう一つ大門酒造という会社もあります。


ここでの利き酒は4種の酒を試飲、当てるものです。生原酒、純米酒、吟醸酒、本醸造酒のラベルを張った瓶の酒を一口含み、次いで、1~4の番号だけのラベルを張った瓶の酒を含んで、1番は4種のどれか、2番は・・と当てます。たった4種類ならカンタン、と思ったのが大間違い、結果は全部ハズレで、かっこわる~~でした。


メンバーの皆さんは経験者が多く、要領を心得ているようで、それをちょっと聞いておけば良かったと悔やんでも後の祭りです。無頓着に、はじめに純米酒、次に生原酒・・の順序がドジで、差違が大きい純米酒、吟醸酒の順にすれば、せめて二つは当たったかも・・と言うと、皆さんに「吟醸酒と本醸造の違い、簡単に分かりまへんで」と言われてガックリ。


どうやら、酒の味の記憶は30秒くらいしか持たないのでは、と思いました。しっかり覚えた、と思って4種口に含み、本番で番号のついた瓶の酒を試すと、たちまち記憶が混乱して「え、これナニ?」状態になってしまう。皆さんが一番多く間違えたのは吟醸酒と本醸造種の利きわけでした。


社長さんの「酒好き、必ずしも成績優秀とは限らない」の言葉は慰めでせう。結果発表では、満点は24人中わずか3人、うち一人は40才くらいの女性でした。メンバーの中には2年連続満点というつわものもいます。自分と同じオールペケは6人でした。ま、しゃーないか。

弁当付きで銘酒飲み放題、参加料3000円ナリ。みなさんほろ酔い気分で駅まで散歩。で、どの駅で乗車したのか、思い出せない。


■山野酒造のHPはこちら・・
 
http://www.katanosakura.com/about/


京阪の私市駅で集合、近くの大阪市立大付属植物園の梅を見物してから山野酒造へ向かう。
利き酒会 山野酒造


本宅は文化財?の立派な屋敷です。
利き酒


酒蔵ミュージアムと違い、杜氏の説明で製造設備をじかに見学できる。
利き酒


利き酒用のテーブル。右のテーブルの酒を飲み、左のテーブルの酒(番号だけ張ってある)の品種を当てる。
利き酒


ランチタイムということもあり、24人で12本(4合瓶)を空けて終了。
利き酒おわり 

閑人帳


         (歩き中毒)
●82才にしてアル中の石田俊雄さん・・

 ・・と、一年ぶりにファミレスで昼メシを食す。こちらは専ら聞き役であります。聞けば、歩き中毒ぶりはまだ衰えず、東奔西走ウロウロしまくりの生活のようで、その元気ぶりには脱帽するしかない。


数年前、駄目男がHPで廃止論を書いた環境庁管轄の長距離自然歩道を全部歩いたるねん、というのがなんとも皮肉ですが、精進の甲斐あって、本当に完歩できそうです。北海道を除く、約26,000キロのうち、残すのは九州の一部と「首都圏自然歩道」1,600キロなので9割は達成済みと言えるでしょう。こんなエグイ人、ほかにいるんだろうか。


むろん、自然歩道だけでなく、昔から歴史街道踏破も続けており、こちらも奥州街道から薩摩街道まで、主要な街道は歩き終えてるそう。自然歩道と歴史街道歩きだけでトータル5万キロ、地球一周(4万キロ)を越えます。四国遍路なんぞ、ほんのパーツの一つという感じです。徒歩での伊勢本街道歩きは13回。これだけで2,000キロを越えます。


ふむふむ、ドヒャ~と感心しながら聞いていると、石田さん言うに「いや、もっとえげつないオッサンがおりまんねん、大阪から歩いて伊勢参りしたあと、きびすを返して、神戸の自宅まで歩いて帰りましたわ。かないまへん」もう末期的中毒患者でありませう。しかし、昔の旅人は全部こんな徒歩旅だったから、えらいもんです。


ところで、最新のアル中実績は?と尋ねると、四国の「竜馬脱藩の道」だそうです。先月(2月)出かけたら、あいにく大雪で大難儀したそうで、それでも険しい山坂道を一日に20キロくらいは歩いたというから、アゼン、むろん単独行です。


四国のみち、1500キロを完歩したとき、管轄の役所にそのことを伝えると、ある日突然、宅急便で荷物が届いて、なんぞいな、と開けてみたら、愛媛県知事からの「認定証」が出てきて驚いた。(下の写真・実物はA3サイズらしい)道自体はもう何十年も前に完成しているのに、「第九号」というナンバーであることから、完歩がいかに難儀かを想像させます。遍路道よりずっと情報の少ないコースゆえ、ハイキング感覚では到底完歩できない。テント持参、野宿を重ねて踏破したそうです。この顕彰は「歩き中毒認定証」でもあります。70才代半ば(当時)で、そここまでやるか、できるか。たまりませんなあ。

あと6年、米寿(88歳)まではなんとか元気に歩きたい。これが石田さんの願望にして励みでもあります。なんだか、駄目男のほうが先に三途の川を渡りそうな気がしてきた。


石田さん認定証

閑人帳


●映画「英国王のスピーチ」鑑賞

 地味なうえ、単純この上ないストーリーなのに、退屈させずに観客を惹きつけ、感動させるのは、第一に脚本の上手さゆえでしょう。アクションや恋愛沙汰一切ナシ、テーマは国王の吃音=どもりの克服という、映画に不向きな内容でアカデミー賞主要部門をさらったのだから、えらい。(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞を受賞)


現存エリザベス女王の父親の話なので、日本の皇室に置き換えたら、昭和天皇の在世中のエピソードということになります。それが映画になるなんて日本では考えられない。しかも、皇室(王族)の言語障害というハンディキャップをテーマにしたストーリーとあっては、200%あり得ん! です。


努力しても矯正がはかどらない国王は、自暴自棄になって「ファック」や「チンポ」といった、映倫に引っかかりそうな卑猥な言葉を吐き、なぜか、そのときはどもらない。こんな場面、現エリザベス女王が知ったら・・なんて、スタッフは考えなかったのだろうか。女王や王室が無頓着なのか、懐が深いのか・・う~ん、ワカラン。


国王はコンプレックスのかたまりみたいになり、人前でしゃべる場面は逃げまくっているのに、運命の悪戯もあって全国民に向かって演説しなければならない試練が訪れる。ナチス・ドイツとの開戦宣言である。早口、大声でパフォーマンスも派手なヒトラーみたいな演説が出来るわけがない。で、国王は、ゆっくりと、言葉を句切りながら、訥々と草稿を読む。ここがこの映画のクライマックスシーン。英国版「玉音放送」です。ふる~~。


その演説シーンの背景に流れる音楽が、ベートーベンの交響曲第7番の第2楽章。陳腐、という評があるかもしれないが、ここでは効果満点です。ほかに、モーツアルトの曲もあちこちで使われている。
 
 王族や政治家、大司教はじめ、脇役のすべてが抑制された演技を通しているのは、国王の吃音というテーマをぼかさないための必然性からでしょうが、これぞ、脚本家の腕の見せ所でしょう。賞とは無縁だが、脇役では言語治療士の奥さんがうまい。ある日、外出先から帰宅したら、玄関に見知らぬ男と女がいた。それが国王と王妃だと分かったときの驚きと困惑・・目を剥いたり、のけぞったりしたらB級演技のところ、彼女はどう演じたか。脚本が上手いというのは、こんな細部も丁寧、リアルに描いてるからです。 もっとも、演劇の舞台だったら、ハデにのけぞってみせるほうが正解でしょう。

 
平日の昼間なので、観客は爺さん、婆さんばかりかと思ったら、若い人のほうがずっと多くて驚いた。アカデミー賞効果もプラスされて、人気高まりそうな気がします。CG使いまくりのドタバタ映画が多い昨今、このような地味で心温まる作品を企画した映画会社に敬意を表します。


「東宝シネマなんば」という館は初見参でしたが、入り口が分かりにくくてウロウロしました。戎橋筋の南端に入り口(EVホール)があります。(2月28日)


■英国王のスピーチ 紹介HP(東宝系で上映中)
http://kingsspeech.gaga.ne.jp/