大阪日暮綴


●古代の道「磯歯津道」を歩く

 家から10分あまりの所を古代の道が通じている・・ということは知っていましたが、先日、ようやく散歩で確かめました。上記の難しい名前の道で「しはつみち」と読みます。日本で一番古い官道とされる「竹内街道」(丹比道)より古い道で、住吉大社と河内を結び、後世は「住吉街道」と呼ばれました。河内あたりから住吉大社へお参りに来るときの道です。河内は恩知神社あたりが終点だそうです。

なにしろ、1500年くらい前の話で、しかも現在は市街地化された地域なので、歴史街道の面影なんかありません。ただ、住吉大社から長居公園手前までの一部に、旧街道らしい、微妙なカーブをつくる道があり、江戸時代から明治の民家もわずかに残っています。
 今回は住吉神社から長居方面へ歩きましたが、長居植物園で遊んだあと、住吉へ向かうウオーキングも楽しいでしょう。長居公園前交差点から約2キロです。

■磯歯津道の説明
http://www.city.osaka.lg.jp/higashisumiyoshi/page/0000033859.html


5~7世紀ごろの推定図。中央少し下、東西に延びるのが磯歯津道。
南北直線の難波大道とは、現在の長居公園で交差している。
シハツ道 

住吉大社は東門から出ます。
シハツ道


すぐ先に熊野街道が通じ、四つ辻の角に、名物「住之江味噌」を売る「池田屋本舗」があります。
シハツ道

文化財の木下家。火災防止のため、全面土壁塗りです。
シハツ道 

長居公園通りに合流するところに歴史街道の道標があります。 
シハツ道  


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犬町・猫町情報

private

●オペラ「椿姫」鑑賞ご案内

映画や芝居でこの物語をやると「見ちゃおれん!」ドッチラケの安っぽいメロドラマになるのですが、オペラだとサマになる。歌のチカラ、偉大なり。駄目男は今回で「椿姫」卒業です。

■2011年 3月10日(木) 午後2時開演
■兵庫県立芸術文化センター 大ホール
■配役・・ヴィオレッタ・森 麻季 アルフレート・佐野茂宏
ジェルモン・青山 貴  指揮・現田茂夫
演奏・・兵庫芸セン管弦楽団
■チケット・・A席8000円
■ご希望の方は、11月10日夜までにお知らせ下さい。
  チケットがとれない場合はご容赦下さい。

椿姫チラシ

★快道ウオーカーからの便り


●やまねこさんの「さざなみ快道を往く」⑥

京阪京阪丹波橋駅から京阪出町柳駅まで 14,5キロ行程
    
               2010年10月23日(土) やまねこ

 今年の夏は異常な暑さで、ハイキングはどこにも行けませんでした。10月も中旬過ぎて少ししのぎやすい気候になったので快道に挑戦しました。朝の気温は17度、日中は24度の予想なので最高のコンディションでした。

前回 伏見稲荷までの予定をカットしたので今回は丹波橋から藤森駅までのんびりと歩き(10:50分)、伏見稲荷四辻は12:05分着、久し振りの石段で少々バテ気味。昼食をすませて風にあたると少し元気が戻りました。天候の悪い日の下り道は気をつけないといけない注意を思い出し 好天でも気をつけてそろそろと歩きました。

東福寺は無料の臥雲橋を渡りJRの線路を超えた三十三間堂は昔拝観したので(大層立派になっていました)素通りする13:20。宮川通りでは外人のマイコさんがヨタヨタと歩いていました。南座の前を過ぎて旧北座の表示を見る。知恩院を右に見て三条通(15:00分)を抜け平安神宮に到着。疎水に沿って歩いていたら遊歩道の工事をしていました。さすが観光地だけあって道路にごみが落ちていないし、絶えず清掃に携わっていると実感しました。河川敷に下りて川面を見ながら出町柳に到着16:15(第1ステージ完了)

■やまねこさんが、天保山をスタートしたのは2008年の12月。以後、のべ6回の歩行、約2年近くかけて、第一ステージゴールの出町柳駅に到着されました。電車なら一時間の距離を2年がかり。なんの義理も無いのに、途中で止めずに前進できたのは、ひとえに、やまねこさんのパッション(情熱)または意地の?のなせるわざ、それに好奇心大なることもエンジンになってると思います。 ガイド地図発行以来12年になるのに、利用下さる方がおられること、感謝あるのみです(快道メーカー)

大阪日暮綴


●2010 大阪平成中村座 
10月夜公演 見物記

 チケット料金が、駄目男の一ヶ月分の食料費と同じとあっては「行くべきか」「行かざるべきか」とハムレットの如く逡巡するのは仕方ない。しかし、迷ってるうちに切符はスイスイ売れてゆく。逡巡百回、清水の舞台から飛び降りる思いで「行くでえ」と決心をさせた理由は「一ヶ月、はよ死んだらええねん」でありました。我ながら素晴らしいアイデアであります。発売三日目、ネットの「購入する」ボタンを押したとき、チケットはもうほとんど売り切れていました。ぐやじい。

仮設テント小屋での「中村座」公演、大阪では2002年いらい、8年ぶりだそうで、2004年のニューヨーク公演が大評判になったせいもあり、さらに人気が高まって、今回も熾烈なチケットの獲得競争が起きました。
 おまけに、今回の公演場所が大阪城天守閣の下、西の丸庭園で、芝居の背景に本物の天守閣を使うという名案もあり、こんなに素敵なロケーションで芝居できるのは日本中で、たぶん、ここだけです。(場所のレンタルで大阪市と難儀な交渉があったかも)

中村座の外観は、大型の物流倉庫の構造と同じ、鉄骨の骨組みにテントの外装という仕様です。これを、いかに「江戸時代の芝居小屋」に化けさせるかが苦心のしどころ、内装や装飾には大道具方のアイデア、技術がフルに使われ、ゼニをかけずに「らしく」見せることに成功しています。なにしろ、小屋の建設費、解体撤去費はお客さんがワリカンで負担するのだから、コストの高い仕事は許されない。

見物したのは、10月25日の夜の部。ダシモノは「平家女護島~俊寛~」「太閤桜」「弁天娘女男の白浪」 この公演のために書き下ろされた「太閤桜」のラストシーン、秀吉と光秀(の亡霊)が並んでお城へ向かう場面で舞台の背面が開き、ライトアップされたホンモノの天守閣が現れて、観客はおお~っ!とどよめくという仕掛けです。日本中で、ここでしか観られない場面ですが、左寄りの駄目男の席からは一部しか見えず、くそ~っ!!でした。雨のため、お城の輪郭がややぼんやりと霞んで見えたぶん、幻想的で効果は最高だったと思います。

「俊寛」は以前に仁左衛門で、「弁天娘」は菊五郎で二度観ているので、つい比較したくなるけど、弁天・・の七之助は男の正体を現してからが貫禄なくてイケマセン。ま、若いし、菊五郎と比べるのは酷です。
 「俊寛」の前半、雨が激しくなって、ザザ~の音でセリフが聞こえにくくなった・・なんて、これも普通の劇場ではあり得ない経験でした。

歌舞伎見物自体が日頃の憂さを忘れる非日常体験ですが、この公演のように、お城の庭で江戸時代へタイムスリップできる芝居小屋での見物とあれば、もういっときの夢世界。アダルト版「USJ」かもしれませんね。

■平成中村座公演案内
http://www.ktv.co.jp/nakamuraza/

■中村座の座席表 2002年公演のものですが、ほぼ同じです。
駄目男の席は、竹・左1列の20番。横向きなので首が痛くなる。
http://www.geocities.jp/momochidorimemo/z_nakamuraza.html


西の丸庭園の奥、迎賓館前に立つ小屋。派手なノボリが無ければ倉庫にしか見えない。地下鉄谷四駅から二〇分くらいかかるので、雨の中、老人にはかなりきつい道のりです。
中村座 

小屋の正面。背面が天守閣と向き合うように設定されている。
中村座 

いかにも物流倉庫ふうの建物の背面。幕間に、大道具仕込みのために、舞台後側が開いてる。本番で天守閣を見せる場面でも開ける。
中村座 

プレハブ小屋づくりの楽屋。役者さんはホテル暮らし?
黒い塀から左へ延びているのは、排水用仮設配管のフタ。
中村座 

正面入り口前の賑わい。なんとか芝居小屋らしく見せようと苦心の飾り付けをしています。
中村座 


ア・ラ・カルト

●大和郡山の街 ミニ散歩

 豊臣秀吉の弟、秀長が治めた大和郡山の歴史観光スポットといえば、お城周辺くらいしかなかった・・と思っていたら、それは世間知らず、ジミながら町並み整備に力を入れています。
 JR大和郡山駅近くからはじまる外堀緑地は、昔来たときの印象よりずっと立派になっていて驚きました。堀とは言えぬ、細い水路を生かして築地塀や樹木をあしらい、なかなか気持ちの良い散歩道です。

この遊歩道の終端の少し先に「箱本館紺屋」という古い民家を再生した藍染めの展示館があって、ときどきイベントもやってるようです。その先、柳町の商店街は、昔はレトロな雰囲気が残る商店街でしたが、今は寂れて車が目障りなだけの通りになってしまいました。町には明治ごろの古い民家も散見されるけど、町並みを構成するほどの数もなく、いずれ消えてしまいそうな気がします。

ある雑誌に、以前、道頓堀にあったインド料理店「サンタナ」が当地に引っ越したと出ていたので、近鉄郡山駅前を訪ねてみましたが、新拠点「奈良インド村」へ引っ越したそうで、アウトでした。(10月24日) 

■大和郡山の観光情報
http://www.yk-kankou.jp/

昔の外堀を生かした快適な散歩道が続きます
郡山1 

郡山2 

昔は遊郭だった?らしい、民家。細かい格子窓が特徴
郡山3 

箱本館の全景。今日はイベントがあってにぎわっている。
郡山4 

藍染めの教室が開かれていました。 店ではバッグなど販売している。
 郡山6おわり

裏庭で「米粉パン発売中」というので行ったら、もう売り切れてました。残念。
郡山5 

大阪日暮綴


●猫カフェ、なんて商売ありんすか

 店舗設計の仕事をしている友人から電話があって、今度、猫カフェの設計することになりましてん、と。

ーなんのこっちゃんねん、それ。猫がコーヒー運んでくるん?
そんなアホな。お金はろて猫じゃらし。癒されますがな。
ーしょーもな、猫なんか、そこらへんに一杯いるのに。
いや、いろいろワケありで、猫飼われへん人、多いらしいよ。
ーそれで、お金はろて、猫に遊んでもらいに行くちゅうわけ?
そう、カワユイ猫、いろいろ揃えておいて選んでもらうとか。
ーま、ゆうたら、キャバレーでホステス指名するみたいにね。
駄目男はん、言うこと古いわ。

なんだか、話がかみ合わないのでありますが、飲食店設計を生業にしている彼も「猫カフェ」の注文は初めてで、やや困惑気味でありました。

さて、貧乏性の駄目男は、損得計算せずにおれないのであります。
客単価1000円で一日20人来たら2万円。月25日の稼働なら月商50万円。う~ん、自分が、自宅でやるならともかく、家賃払うたら儲かりませんな。繁盛して猫の数よりたくさんの客きたらお手上げだし。人気ネコ○○ちゃん、只今2時間待ち、なんてのも具合悪いし。店はガラ~ンと空いていてこそ癒されるのだから、繁盛して儲かるというのは自己矛盾に近い。ま、ネコ好きが趣味でやると割り切ったら、なんとかトントンでいけるかもしれませんね。(ゼニ勘定は勝手な推測値です)

■カフェ「猫の時間」の案内
http://www.nekonojikan.com/

■カフェ「猫の部屋 あまえんぼう」の案内
http://nekonoheya-amaenbou.com/index.html

大阪日暮綴


●映画鑑賞2本

■シネマ歌舞伎「大江戸りびんぐでっど」
 大枚2000円を投じて観に行ったのに、期待はずれの駄作でした。
東京歌舞伎座が建て替えのため閉館する、その最後の舞台を、いま人気の宮藤官九郎なるライターに委嘱しての作品。題名から察せられるように、ドタバタ喜劇でありますが、ドタバタしても喜劇にならないのが致命的。たまにはこんな失敗作もあるんやなあと、妙な感心をしたものです。

死んだ人間が生き返ってゾンビになり、人数増えすぎて食うに困り、とうとう派遣会社をつくる・・の話は悪くないのですが、笑いの取れるのは前半だけで、だんだん筋運びがもたつきだし、やたら騒がしくて下品な舞台が続くだけで、観客は引いてしまいそうになる。染五郎や勘三郎、三津五郎など、一流役者が汗だくで熱演しているだけに、なんとももったいない。

同じ喜劇でも、二年くらい前に観た野田秀樹の「野田版研辰の討たれ」の出来の良さが印象強烈なぶん、この作品のダメさが際だってしまった。宮藤サン、大ハンセー。二度と歌舞伎から注文がこないでせう。(10月19日 なんばパークスシネマ)

■大江戸りびんぐでっど の紹介(まもなく削除されます)
http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/ooedolivingdead/


■「嵐が丘」
 このタイトルを目にしただけで胸キュン、ジーンとくる同胞(じいさん、ばあさん)がおられるのではありませんか。1939年の作品・・おお、駄目男の生まれた年でございます。70年前の映画って、こんなんやってんなあ。いまのCGまみれの映画に比べ、なんと素朴な絵づくりであったか。むろん、モノクロです。

こんな映画を、普及の名作、いや不休の名作、いや不急の名作、いや不朽の名作(やっと出た)と言うのでありませう。E・ブロンテの原作がスグレモノであるとはいえ、なんというか、ホームドラマ、メロドラマの原典みたいな作品。もしや、この愛と復讐の物語を下敷きにして、後世、たくさんの小説、脚本が作られたのでは、と推察します。イギリスの「嵐が丘」を大阪の「船場」に設定しなおしても、ケッサクが生まれるかもしれない。

なんなら、セキスイハウスあたりで「嵐が丘」ちゅう名前の住宅団地を売り出したらいかがでせうか。松が丘や梅ヶ丘より100倍ロマンチックであります。ただし、ヒースクリフとキャサリンが住宅ローンの支払いに窮してハローワーク通い・・な場面はナシでございますよ。メタボのヒースクリフちゅうのもイケマセン。馬の代わりに自動車、はいいけど、レクサス以上ね。

キャストは、ローレンス・オリヴェ、マールオベロン、デヴィッド・ニーヴン、監督は、ウイリアム・ワイラー。ほかに、アルフレッド・ニューマンのなよなよした音楽が泣かせます。この作曲家、もしや・・とググッてみたら当たり、あの「慕情」の作曲家でした。嗚呼、なづがじい!(10月22日 阿倍野区民センター 900円)

■映画「嵐が丘」の紹介
http://www.tk-telefilm.co.jp/height.html

嵐が丘チラシ

アジア ウオッチング


●大陸の皆様・・
ご用心、台風13号

 奄美方面に大雨被害を間接的にもたらした台風13号。ただいま、ゆるゆると香港~華南方面に向かっていますが、もし、パワー蓄えたまま上陸したら大被害をもたらす恐れあり。

中国のインフラ整備のお粗末さや役所の怠慢が、どれだけ住民の無駄死にを多くしたか。2006年8月の台風では、役所発表の死者数が200人余りに対して、実際は5000~6000人の死者が出たとされ、あまりの落差が問題になりました。防災施策をしないうえ、犠牲者のカウントもおざなり、人命がいかに軽く、粗末に扱われているか。日本ではあり得ないことです。

この件では、後日、いろんな情報が交錯したが、結局、死者の数は不明のまま、被害全体もうやむやにされた。13号台風の大雨で家屋に浸水・・大陸の皆さん、これくらいの被害ならヨシとしませう。

■台風13号情報(まもなく削除されます)
http://www.jma.go.jp/jp/typh/1013.html

■上記の台風被害を伝える、おなじみ「大紀元時報」のニュースですが、写真には水死体も写ってるのでご用心。(2006年8月)
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/08/html/d88972.html

大阪日暮綴


●生きてるうちにできる?・・
大阪市立近代美術館

 10月17日(日)大阪歴史博物館の講堂で「私たちの近代美術館をつくるために」というテーマのフォーラムがあり、傍聴しました。
 駄目男の関心は「自分が生きてるうちに美術館ができるのか」という至って身勝手なものです。建設構想が発表されたのが20年くらい前、当時は、完成時期と自分の寿命云々なんて気にするはずがなくて楽観していましたが、その後、一向に具体化されず、「間に合うか?」がだんだん気になってきました。

大阪市としては、2016~17年頃の完成を意図してるらしい。そのとき駄目男は生きてるか。う~ん、なんとも言えませんなあ。全くめどが立たないよりはマシな状態になってきたようですが、早くて6年先だ。10年先もあり得る。生きてても、ボケて寝たきりじゃどうしょうもないし。

発言者の一人、オークションで有名な「サザビーズ・ジャパン」社長である石坂康章氏の話が興味深い。1990年代、市民の批判を浴びつつ市が購入したモジリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」購入価格が19億円だったが、現在の市場相場は40~50億に高騰しているという。マグリットの作品も4億くらいで買ったのが、十数億にアップしているという。市民の血税でしょーもない買い物をしやがって、と批判した人、価格の高騰だけでなく、これらの作品の集客力(集金力)を考えたことあるのか。

幸い、土地は確保してあるから、あとは、いかに優れたハコをつくるか、これが又大問題ながら、まあ、楽しみでもあります。場所は国立国際美術館の南隣、堂島川に面した16000㎡です。駄目男のアイデアは、江戸時代の蔵屋敷をシンボル化した白壁、瓦葺きのデザインはいかがかと。デザイン的に陳腐化しないのがメリットだし、中之島の歴史的景観の象徴的再現にもなります。四角いコンクリートのハコはもう要らん、と思うのであります。なんにせよ、コンセプトづくりがものすごく難しい。

この絵を見たことがない大阪市民はモグリでっせ。
モジリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」
モジリアーニ裸婦

大阪日暮綴

●万博公園のコスモスが満開

 5年ぶりくらいに万博公園訪問。公園の西端の丘でコスモスが見頃です。田舎町のコスモス園と違い、苗をていねいに植え込んであるので、密度にバラツキがなく、きれいなお花畑になっています。
 万博から40年、当時、鉄鋼館と呼ばれたパビリオンでは資料の展示がたくさんあって、中でも、会場の大混雑ぶりを記録したビデオがなかなか面白く「あの時代」が懐かしく思い出されます。(300円の別料金が必要です)

万博公園コスモス 

万博公園コスモス2 

閑人帳


●マスコミがマスゴミとさげすまれる由縁

 中国で起きた反日デモは、日本の新聞で大きく報じられた。しかし、日本で起きた反中デモは、ほとんどの新聞が無視、又はそれに近い扱いをした。中国サマのご機嫌を損ねてはイケマセンという民主党の意向を汲んでのはからいか、さもなくば、3000人が参加した反中デモ行進なんか記事にする必要のない小さいニュースだと思ってるのか。

CNNなど多くの外国のメディアが「東京で反中デモ」と報道しているのに、日本の大手メディアは見て見ぬふりという情けないありさま。三橋貴明氏のブログによれば、東京のデモは朝日新聞本社のすぐ近くで行われたのに取材せず、時事通信の配信記事として報じた。ウチ(朝日)は興味ありません、ハイ、の他人事視である。マスゴミと言われても仕方ない。

で、東京の反中デモの様子はどんなんだった? ネットニュース以外で一番詳しく伝えているのは、毎度おなじみ「大紀元時報」のニュースでした(笑)。なんという皮肉。自分の国の出来事をヨソの国のメディアで知る。これって、今の中国と同じでしょうが。中国は独裁政府が報道を規制しているが、日本はマスコミが自己規制している。マスコミ自ら民主主義を否定していると非難されても仕方ない。なぜ、きちんと公平に伝えないのか。説明ができる新聞社はないと思いますよ。(NHKが東京の反中デモをニュースで報じたかどうか、見てないので不明です)

■東京の反中デモと中国の反日デモを報じる「大紀元時報」ニュース
http://www.epochtimes.jp/jp/2010/10/html/d99404.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●赤字続きの朝日新聞、とうとう希望退職者募集の事態に

■記事はこちら 「ヤフーみんなの政治」
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20101007-03-1201.html

大阪日暮綴


●超芸術トマソン、天王寺駅で発見

トマソン

 地下鉄谷町線天王寺駅で「純粋階段」を発見。ホームのふだん足を運ばない場所なので、今まで気づきませんでした。堂々たるコンクリートの階段にして、完璧に無意味な存在。こんなのをトマソンと言います。

トマソンの意味が分かるのは、読者の半分くらい?と察しますが、40才以下の方はほとんど知らないでしょう。赤瀬川源平や南伸坊といった名前をご存じなら、ハハン、あれやな、と気づいてもらえそう。

1970~80年代に流行った「路上観察学」もカテゴリーは同じで、しょーもないことを面白がる点では、どこかのTVがやってる「ナニコレ珍百景」も同じ類でしょうか。単にバカバカしいだけでなく、ナンセンスにもゲージツの香りがただよう?物件がトマソンです。基礎知識はこちらのウィキペディアに分かりやすく説明されてますので、どうぞ。

■トマソン(2枚の写真が参考になります)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%B3

読書と音楽の愉しみ


●曾野綾子著「老いの才覚」を読む

 来年80才になるという曾野おばさん、少しは世の中をまあるく見るようになったかと思って読んでみれば、どうして未だにカクカクの怖いオバサンでいらっしゃいます。聖心女子大出身で、こんなに辛口の文章書くのは、この人だけではないでせうか。

昔の老人には「老いの才覚」みたいなものがあって、それゆえに回りから一目おかれ、尊敬の眼で見られた。それが、いまや老人も質より量の時代、才覚無きじいさん、ばあさんばかり増えてゆく。なぜなのか。

基本的な苦悩が無くなって、老いる力を弱くした
昔は戦争があり、食うに食えない貧しさがあり、不治の病がたくさんあって、どうにもならない運命を受諾することで、生き方、死に方を学んだが、今は、貧困も病気も社会制度の充実でかなりセーブされる。生きるか死ぬかのシーンが無くなって、過保護の面さえある。必死に生きてきた、といえる老人がどんどん減ってきた。

戦後の教育思想が貧困な精神をつくった
日教組が、人権、権利、平等などの思想を刷り込むことで、遠慮や謙譲の精神がなくなり、何かと言えば権利云々を主張する。一歩下がって若い人に権利を譲るというような考えができない。損する事には黙っていない、という日教組の思想が強欲な年寄りを増やした。

老人の使う言葉が極度に貧困になった
権利や平等ばかり主張する人間は、単純な言葉づかいしかできない。単純な言語で高度の知性を培うことはできない。言葉の貧しさの原因は本を読まなくなったせいもある。東大を出た官僚だって、実につまらない文章しか書けない。教養なき人物が人を感動させる文など書けるはずがないのだ。

・・てな、ことを愚痴っておられるのであります。尊敬に値しない、アホな年寄りばかり増えて、世の中ますます殺伐になると。では、どうすればええのだ。答えは本書を読まれたし。 (ベスト新書 2010年9月発行 762円+税)

曾野綾子 老いの才覚表紙

たまには外メシ

 
●ポルトガリア

 梅田はアメリカ領事館の北側にあるポルトガル料理専門店。大阪ではここだけだそう。外見からしてカジュアルな感じで、気取ったところ全然なし。ランチは、コーヒーついて1250円だから安いですね。

ランチメニューは、月別にまた曜日ごとに変わる。当日のメインディッシュのメニューは、イカのフェジョアーダ又はポークリブのフライ・・なんのこっちゃねん、でポークの方を注文したら、肉がメチャ固かった。(そういう調理法なのかもしれない)

ビール、ワイン少々も含めて2500円くらいでした。(10月14日)

■ポルトガリアの案内はこちら・・・
http://www.portugalia.jp/ 

梅田新道、アメリカ領事館の北側50mにあります。
ポルト4 


かぼちゃのスープ
ポルトガリア 

メインディッシュとサラダ
ぽると・・ 

焼きりんごのデザート コーヒー
ポルト 


プチ・ケチの研究


●ノートパソコンの空冷

 普通の扇風機で冷やすのは、さすがに寒くなってきたので、ヨドバシカメラで写真のような超小型ファンを買いました。これで、キーボードに風を当てるのではなく、ボディの底面を冷やすのが駄目男流。(みんなやってるのかも) 

底面にペットボトルのキャップ3個を貼り付けて、テーブルとの間に15ミリの空間をつくります。ディスプレイパネルの背面にファンを置き、底面を冷やすとともに、底面の吸気孔から冷風を入れ、側面の排気孔から温風を出す。これで温度上昇はかなり防げます。

ファンは直径70ミリ。電源はUSB端子から。980円

背中から風を送ります。
パソコン空冷 

根本はクリップ式、フレキシブルチューブの先に2枚羽根のファン。
パソコン空冷 


アジア ウオッチング


●チリ鉱山事故 救出報道
        ~中国人はどんな思いで見ているのか~

 世界中で数億の人が見たかもしれない感動ドキュメンタリー。当然、中国でも話題になったと思うが、果たして日本のTV並みの質量で放送しただろうか。・・なんて、意地悪く勘ぐってしまうのは、中国では炭坑での死亡事故がむちゃくちゃ多く、もうニュースヴァリューを失っているからです。

中国でチリの救出ドラマをていねいに報道することは、ひるがえって、自国の災害の多さ、人命の軽さを再認識することになります。すなわち、政府批判につながる。だから、この観点からも正直に報道しない可能性ありと。

実際、中国の事故はどれほど多いのか。中国・炭鉱事故 で検索したら、わんさと情報が出て、迷うくらいであります。さらに、データを見れば、目が点になりそうでした。下のURLの情報を編集すると、実情の一端が伺えます。

まず、世界中にたくさん炭坑はあるが、事故の犠牲者の8割は中国人。国内で年間5000人~7000人くらいが亡くなっている。いくら人口が多い国とはいえ、ゾッとする数字です。死者10人以上の大事故は毎週1件またはそれ以上で、年間50~100件起きている。10人以下の小事故?はもう数えきれないくらいでしょう。日本で死者10人の事故は大ニュースですが、中国では無視される小ネタ。さすがは大国です。

因みに、2005年夏に起きた事故例を記すと・・・
◎8月19日に吉林省の舒蘭鉱業局の炭鉱の濾水事故で16人が閉じ込められた。
◎8月17日に山西省の石峪炭鉱で爆薬(違法な爆薬)の爆発で7人死亡。
◎8月07日に広東省興寧市の大興炭鉱で出水事故で123名が死亡。
◎8月02日に河南省禹州市の興発炭鉱でガス突出事故、19人死亡。
◎7月19日に西省銅川市の金鎖五鉱山のガス爆発事故、26名が死亡。
◎7月14日に広東省興寧市の福勝炭鉱で出水事故、16名が死亡。
◎7月11日に新疆で新疆最大のガス爆発事故が起きて83名が死亡。


死者が100人以下の事故はローカルニュースで、中央政府は知らん顔。そもそもデータそのものが怪しい。実は、年間死者数は2万人くらいあるのでは、という説や、死者数を少なく報告するために、死体を遠くに運んでポイすることもあるらしい。大きな事故が起きると、なにはさておき救出作業にかかる・・は日本の話。あちらは、社長がスタコラ逃亡してしまうケースもあるそうだ。イヤハヤ。日本のように、社長以下幹部が深々と頭を垂れて「誠に申しわけございません」なんてシーンは絶対ナシ。

死者にはいくらくらいの弔慰金(補償金)が支払われるのだろうか。HP情報では、70万~300万円。一家の大黒柱を失ってこの金額。もっとも所得水準が低いから、これでも大金です。このレベルの労働者には、保険や年金はありません。

日本でも、半世紀くらい前に、ものすごい事故が起きて多数の人が犠牲になった。これを教訓に安全管理に尽力を・・という思想は中国には無さそうであります。

引用・参考情報
■「中国からの日記 今の中国」
http://www.catv296.ne.jp/~t-homma/dd050824.htm

■中国における炭坑事故の現状と対策(PDF)
http://www.asiam.co.jp/derivatives/0711/20071107deri_kimura_cl_01.pdf

読書と音楽の愉しみ


●赤染晶子著「乙女の密告」を読む

 第143回芥川賞受賞作品。いつものように、本編を読む前に、選考委員の選評を読むのが楽しみでしたが、本作は受賞肯定、否定がはっきり分かれた。駄目男はどちらだ、と言えば、否定組です。読み物として全く面白くない。正直に言えば、最後まで読み続けるのが苦痛でありました。

昔々に読んだ「アンネの日記」を題材に、民族とアイデンティティという深刻なテーマを柱に、しかし、物語の進行は女子大生のドタバタ喜劇ふうの軽いノリで描かれる。こういう設定自体は嫌いではないはずなのに、波長が合わないというか、面白くないんですねえ、マッタク。 長文を費やして褒めた小川洋子さんの選評を読んでも、ピンと来ない。

毎度、判で押したようにコテンパンの批評文を書く石原慎太郎は、今回もこんなふうに書いております。(略)「今日の日本においてアンネなる少女の悲しい生涯がどれほどの絶対性をもつのかは知らぬが、所詮、ただ技巧的、人工的な作品でしかない。こんな作品を読んで、一体誰が、己の人生に反映して、いかなる感動を覚えるものだろうか。アクチュアル(現実的)なものはどこにもない。日本の現代文学の衰弱を表徴する作品の一つとしか思えない」 ホント、100%同感であります。(文藝春秋9月号に掲載)

プチ・ケチの研究


●レジ袋廃止運動の愚

 レジ袋廃止運動が声高になったとき、かれこれ10回くらいはマイバッグ(紙の買い物袋)をもってスーパーへ出かけたが、いつのまにか手ぶらスタイルに逆戻りしてしまいました。で、レジ袋は普通に受け取り、それを生活ゴミの袋に使う。すると、当たり前のことだが、45リットルの大きなゴミ袋の使用は減る。袋代が節約出来る。今は、大袋は月に2枚くらいしか使わない。ゴミはこまめに捨てませう。

半年くらい前から、アパートのゴミ倉庫の風景が変わってきた。それまで45リットル袋が大半を占めていたのに、レジ袋のほうが多くなってきた。「おお、みんな、プチ・ケチの研究やってるな」といいたいけど、単に貧乏人が多いだけだったりして。

レジ袋を廃止すると、それに代わるゴミ袋や大きいゴミ袋の使用量(生産量)が増える。だったら、レジ袋廃止の意味がない。自分を含め、こんな疑問をもつ人は多いはずだけど、レジ袋廃止運動を推進する人は、この点をどこまでシビアに考えてるのだろうか。まさか、何億枚とか、枚数で効果をうたったのではないでしょうね。問題は枚数ではなく、重量でしょう。何トン使ったか、減ったかが問題のはずです。

毎日の生活のなかで、レジ袋以外の樹脂ゴミが、重量比でいかにたくさん貯まるかを見れば、レジ袋廃止運動のアホらしさが分かる。レジ袋廃止を言うなら、刺身や鮨のトレーや野菜のパッケージなんかも廃止せよと言わないとなんの効果もない。廃止運動はほとんど自己満足に近い。

書店やコンビニでレジ袋を拒否すると、せっかくの美徳の客が「万引き」警戒客に転じてしまうのだからオソロシイ。大ぶりのマイバッグ持参して、レジ清算後に易々と万引きに励む輩もいる。かくして、レジ袋廃止運動は何ほどの成果もあげず、ウヤムヤに終わってしまうのであります

レジ袋廃止の無意味 

閑人帳


●満点・売国政権

(読売ONLINE10月8日)
■尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念 
  政府・与党は7日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の様子を海上保安庁が撮影したビデオについて、公開に応じない方針を固めた。
 公開すれば日中両国で相互批判が再燃し、4日の日中首脳会談を機に改善の兆しが出てきた日中関係が再び悪化しかねないとの判断からだ。(以下略)
■http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20101007-OYT1T01416.htm

要するに、日本国民に事件の真相を伝えることより、中国政府を怒らせない配慮のほうが大事だ、ということです。 そうですか、納得しましたと了解する国民がどれほどいるでしょうか。国家国民の権益より、他国のご機嫌とりに汲々とする民主党政権。 モロに「売国政権」と蔑まれても仕方ない。
 いや、このほうがベターな判断だったと思う人がいたら、ご意見を拝聴したいものだ。中国と取引してる人や会社なら、言うかもしれませんけどね。誇りよりゼニが大事なB級日本人は結構たくさんいるし。

中国政府の圧力に屈せず、中国人服役囚にノーベル賞を授けた選考委員会。平和賞自体は高く評価できないけど、圧力や脅しを跳ね返し、受賞を決めた委員会の決断、固い意志は素直に褒めたい。
 
ノーベル賞には、パロディ版として「イグノーベル賞」があるが、圧力や脅しには即ヨレヨレになる日本政府に、思いっきりイヤミな賞を授けてほしいものだ。


大阪日暮綴

●寄席の世界にもデフレマインド?

 買い物のおり、地下鉄駅のポスターを見て「船場寄席」を聴いてきました。中央区船場センタービル2号館の空き店舗を利用しての、飲食店街企画の寄席です。白い天井、壁に白い蛍光灯がつく、これ以上殺風景な会場はおまへんやろと開き直った感じの部屋です。当日(10月7日)の出演は、露の団六、笑福亭純瓶、月亭八斗の三人。合計で一時間以内というのがよろしい。

料金は800円。しかし、500円の食事券がついてるので、寄席の料金は300円です。一席100円というわけで、ほんまに安い。そのうえ、終了後にお客さん全員のジャンケン大会があって、勝ち抜いた3名には1000円の食事券(飲み代)がプレゼントされます。客は30~40人なので確率高し。駄目男は残念ながらハズレましたが。終わると、出演者、お客ともども隣の居酒屋になだれ込む、という段取りです。こんなええ加減な寄席も珍しい。

・・と、安さを褒めて、船場寄席のHP見ると、この大サービスは今月限り、11月からは、寄席料金のみで800円、食事券サービスはなくなるそうです。貧乏性の方は今月中にはせ参じませう。それにしても、800円なら安いと思います。

昨日の一部の新聞に、吉本興業が永年のご愛顧の御礼に、大阪市内で無料で寄席をやるというニュースがのっていました。それは有り難いけど、いま、2000円、3000円の料金でやってる興業は、客離れが起きかねない。お笑いの世界にもデフレの波ひたひた・・という状態なんでせうか。

■朝日新聞記事
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK201010090003.html

■船場寄席のご案内(毎週木曜日に開催されます)
http://www.sembayose.com/

プチ・ケチの研究

●こんなに安くなってるデジカメ

 アマゾンからしょっちゅう宣伝メールが来て、たまに開けてみたところ、デジカメの安売り広告がでていたのでご紹介。ネット市場では、平均的な性能のカメラはもう一万円以下がフツーになってるみたいです。ヨドバシカメラとか量販店も太刀打ちできない安さです。

下に紹介するフジの製品は、1200万画素、光学5倍ズームで7974円。送料無料。メモリーカードの互換性が気になるけど、この値段は魅力的、駄目男のように、電源を単三電池にこだわる人に向いてます。

■フジのコンパクトデジカメの紹介(リンク切れの場合あり)
http://www.amazon.co.jp/FUJIFILM-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9-FinePix-AX200-FX-AX200S/dp/B0036MDFG0/ref=sr_1_1?s=electronics&ie=UTF8&qid=1286345524&sr=1-1

大阪日暮綴


●さざなみ快道ウオーカー

MM子さんが油彩の個展開催中

 歩き仲間(グルメ仲間)とともに「さざなみ快道」を踏破中のMM子さんが、下記のカフェで個展を開催中です。もうかなりの経験を積んでおられるのか、こなれた筆裁きで、国内外の風景画を主にした作品を展示中。お近くの方は立ち寄ってみて下さい。

■会場・・・カフェ・ダイニング<marina
      地下鉄野田阪神駅7番出口出て新橋商店街を50m 
                        午前7時~午後6時
■会期・・・10月18日まで(火曜日定休)

森田さん個展風景 

森田さん個展はがき

閑人帳


●小沢一郎を窮地に追い込んだ「人徳の無さ」

                  
~検察審査会議決文を読んで~

 東京第五検察審査会が再度の起訴を議決した、その議決文要旨を読んだ。検察庁は起訴しないと決めたのに、素人の審査委員は「やっぱり怪しい」という意見が多数を占めたのはなぜか。議決文を読む限り、小沢が真っ白とはとうてい思えないが、だからといって物証でクロとするにはかなり困難なような気もする。

普通の生活人である審査委員の判断は、証拠資料云々もさることながら、国民としての普通の生活感覚や道義心からみて、シロでは納得できないために、再度の起訴議決をしたのでは、と思われる。但し、審査補助員の恣意的な誘導はなかったとして、という条件付きではあるが。それにしても、第一回から、全員が入れ替わった審査員が再度「起訴」の判断をしたことには驚いた。

検察が、どちらかと言えば、証拠物件などデジタル的ファクターで不起訴と判断したのに対し、素人の審査員は小沢という人間をアナログ的に観察しているのかもしれない。ゆえに、裁判では問題にならないはずの「人品骨柄」が心証を左右する。清廉潔白とか謙虚、誠実というイメージから最も遠い世界で生きてきた小沢の生き方自体が審査員の心証を著しく悪くしている。

要するに、小沢には人徳がない。人徳なんて、極めて抽象的な概念が被告人に不利になったのなら、不幸というしかない。さらに、人徳の無さゆえに、たとえ裁判に勝利しても、人物評価は全く上がらないこと確実である。上手に誤魔化したネと、見下げられるだけだ。

裁判に勝つか負けるかではなく、刑事被告人のラベルを貼られたことで、政治家小沢の人生はオワリなのだ。少々飛躍した言い方をすれば、2度目の審査に携わった11人の素人が、裁判の結果がどうであれ、事実上、小沢を政治世界から退場処分にした。ゾッとするような、凄いことだ。(恐ろしいことでもある)かくして、3年、4年後に、晴れて潔白の身になっても、国家や党のリーダーになって下さいという声はもうない。小沢一郎の焦燥感、いかばかりか、と薄情駄目男もちょっぴり同情しつつ想像するのであります。

小沢一郎という男の人物像を無限に拡大していくと、なんのことはない、今の中国の国家像とそっくりさんだと気づく。どちらも本性は893である。(敬称略)

小沢起訴文

プチ・ケチの研究


●よう考えるなあ・・③
 水戻し不要の芽ひじき

 ひじきは水で戻してから使う。あまりに当たり前のことゆえ、誰も疑わなかったのか? いきなり鍋に入れたほうがカンタン便利、どうしてこんな単純なことに気づかなかったのか。いやいや、そうではなくて、技術的に困難があったから今までできなかったのか。

なんにせよ、芽ひじきの基礎的調理法に関して、コペルニクス的転回がなされたのであります。良く見ると、パッケージには小さく「特許出願中」と印刷してあるではありませんか。こんなもん、いったい、どこが特許やねん!・・ま、IPS細胞に関する特許に比べると、いささかグレードが落ちるのでありますが、21世紀における、芽ひじきの偉大なる進歩、ここは素直にほめてあげませう。(25g入り・(株)くらこん製・198円)

芽ひじきパッケージ  



●よう考えるなあ・・④
 ベビーキャロット

 ♪ 貧しさに負けた~ い~え世間に負けた~・・ 食い物に窮したときは、人参の丸かじりをしようと、プチ・ケチの研究で二度三度書いたのでありますが、先日、スーパーへ行ったら、ガチョ~ン! 丸かじり用人参を売ってるではありませんか。究極の貧乏でなくても、みなさん、かじってるのですね。試しに買ったら、ナマ食用に栽培した品種なのか、甘みが多いし、普通の人参より食べやすい。第一、皮剥いたり、切ったりする手間が省け、無駄もでないので、こちらのほうがコストパフォーマンスが良いように思えました。日持ちもするし、古くなったら煮物に使えます。冷蔵庫の常備品になりそう。(グルメシティ 100円)

にんじんパック 

閑人帳

●ガキもおっさんもお断り・・女性専用温泉ホテル登場

 9月24日の記事に、上本町の新歌舞伎座は、ほぼ女性専用劇場だと書きましたが、観光ホテルにも女性専用が出来ていたのですね。寅さんじゃないけど、まさに「男はつらいよ」の時代であります。
 年中、いつ泊まっても7800円ナリ、を売り物にしている「湯快リゾート」の片山津温泉「花・彩朝楽」が、今年の4月から女性しか泊まれなくなった。
子供は?・・3才以上の男児はアウトだそうです。むろん、ホテルはマネージャーも女性。

そんなことして繁盛するんかい?とお節介したくなりますが、ネットの空室情報見たら、なな、なんと結構埋まってるじゃありませんか。もくろみはアタリ、でした。新興業者って、大胆な発想、実践がしやすいので、こういう成功例がまた次のアイデアにつながるのでせうね。ご立派&トホホ。

■女性専用「花彩朝楽」ホテルのHP
http://www.hana-saichoraku.jp/index.html

■同ホテルの空室情報
https://asp.hotel-story.ne.jp/ver3d/di/?hcod1=27140&hcod2=001&p=on&def=p

読書と音楽の愉しみ


●斉藤光政著
「偽書<東日流外三郡誌>事件」を読む

「東日流外三郡誌」は「つがるそとさんぐんし」と読みます。ありもしない歴史をあるかのように装って、無名の男が捏造した古文書の題名です。本書はその発見からミジメなラストまでの顛末記です。

青森県は津軽の片田舎に、和田喜八郎という男がいた。彼がライフワークとして執心したのが歴史の捏造であり、その表現方法として、インチキ古文書やインチキ神社をつくった。そんなの、すぐバレるでしょ、と誰しも思うが、そこを必死のパッチでこらえ、ウソの上塗りを続けて、なんと古代史の学者まで騙してしまった。

そのアイデアと情熱と継続力たるや、マルチ商法なんかやってるB級のウソつきにはとても真似できない。よって、駄目男も、ほんま、しょーもない男やなあとバカにしつつ、なんだか「それなりに努力賞」を呈したい気持ちになるのでありました。この事件の背景には津軽(東北)という風土があり、東北人の劣等感や中央への反感が歴史捏造のエネルギー源になったかもしれないと著者は述べています。

大和政権が誕生する遙か前に、大陸から移住した民族が津軽地方に根を降ろし、独自の文化を築いた。その歴史を延々と書き連ねた古文書が「東日流外三郡誌」であり、発見者、所有者が和田喜八郎であると。ホントは作者なんですけどね。ハハハ。

 ウソつきの才能に「コピー型」と「創造型」があるとすれば、彼は創造型の(しばし、マヌケでもあるが)才人であります。例えば、かの福沢諭吉の有名な言葉「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は、実は東日流外三郡誌の文から引用したもので、福沢諭吉は「ここから引用した」旨のことわり書きの手紙を和田の先祖に書いた、と言うのであります。 
 こんなインチキ、すぐにバレてしまうのですが、そんなことで、ビビッたりしない詐欺師は、巧妙な手口で、このニセの歴史を地元の村の「村史」すなわち公文書に掲載することに成功します。役所のお墨付きというので、メディアの注目するところとなり、本が出版され、古代史ファンのおおくが騙されます。その中に、邪馬台国九州説を唱えた有名な学者、古田武彦もいた。

その道の専門家がどうして易々と騙されてしまったか、まか不思議というよりありませんが、基本的にはインチキ古文書の出来映えがよかったからだと思います。努力賞に値するという由縁です。
 このインチキ古文書を本物だと擁護したために、古田センセイは大いに信用を落としてしまうのですが、実は未だに擁護派であって、騙されたなんて一言も言ってない。その頑張りにも努力賞をあげたくなります。ウソもとことん徹底すると本物になる?・・いや、そんなアホな。

著者は地方新聞の記者で、丹念な資料収集と解読を重ね、キッパリと擁護派を切り捨てている。その努力こそ真に賞賛に値します。本書は友人T君からのプレゼント。文庫本ながら、400頁超の力作で、読むのに10時間以上かかりました。(新人物往来社 新人物文庫 2009年発行)

■古田武彦氏の紹介
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E7%94%B0%E6%AD%A6%E5%BD%A6

津軽 偽書表紙

たまには外メシ


●梅の花 京都伏見店

 あちこちで新店を展開しているところをみると、この業界での成功例かもしれない。では、何が魅力なのかと考えたら、イマイチはっきりしない。少なくともメニューではないような・・。ハコモノにお金をかけていることと、従業員の訓練が行き届いてることは認めます。利用者の8~9割は女性みたいに思えますが、オバサン、オバアサンに支持されるって、何よりの強みなんでせう。

伏見店は、昔の酒蔵を改造した建物らしく、大方が個室になっていて、グループ使いには便利。惜しいのは、観光エリアから離れていて、一般の行楽客には場所が分からない。おまけに、看板とか宣伝物が全然ないので知名度は低い・・はずなのに、平日でも当日予約は満タンアウトになるほどの繁盛ぶり。なんでかなあ・・。

■梅の花の案内
http://www.umenohana.co.jp/


梅の花伏見1 

梅の花2 


ランチ「なごみ」のメニューの一部
梅の花3 

梅の花4 

梅の花5 

閑人帳

●「やまとの湯」運営 大和システムが倒産

 拙著「湯めぐりウオーキングマップ(廃版)」で、紹介している「やまとの湯」の運営会社、大和システムが倒産。うしろに大和ハウスがいるから安心・・と思っていましたが、あっけないものですね。負債総額は現在のところ633億円。有力なスポンサーが見つかれば、温浴施設の経営は続けられるかもしれませんが、どうなることやら。

湯めぐりマップで紹介したのは、今津やまとの湯、大正やまとの湯、大津やまとの湯、の三カ所でした。

■倒産を伝える産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101001/biz1010011957035-n1.htm