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ア・ラ・カルト

●残っていました「やまなみ快道」の標識

 8月27日掲載の「やまなみ快道」レポートは篠山市と丹波市柏原町の境界にある「金山」を越える山道を歩きますが、山頂直下に快道メーカーが取り付けた小さい標識がまだ残っていることが分かりました。去年の夏この道を歩いたウオーカー「やまなみ最後のたびびと」さんが写真を送って下さったので確認できました。

この金山越えは、やまなみ快道の難所で、篠山市側は登山道も整備され、標識もあるのですが、山頂から北側は柏原町になり、暗い針葉樹林の中、かすかな踏み跡程度しかありませんでした。道標もまったく無いので、これじゃハイカーは不安で進めないだろうと思い、勝手に写真のような標識をつくり、木にくくりつけました。以後、11年、マジックペンで書いた「柏原へ」の文字と矢印は、ずいぶん薄くなってますが、まだなんとか判読できます。 このように、行政境界で道標など情報が途切れ、ハイカーが困るというケースはよくあります。(人気の高いコースは別です)

写真を見ると、標識の上で木が切られています。間伐作業にきた人が、本来、この木も伐採するべきところ、標識が無くなったらハイカーが困るかも、と気を使って残してくれたのかもしれません。
 ほかにもこの標識を利用したハイカーはいるのだろうかと、ぐぐって見たところ、花探しハイキングにきたグループがブログに書いていました。今年2月の情報です。訪問情報はたくさんあるので、このチャチな標識を信じて?延べ何百人のハイカーが、金山から柏原へ向かったかもしれない。ならば、篠山市と丹波市が話し合って、ちゃんとした道標をつくってくれたら有り難いのですが。
(注)「やまなみ快道」マップは2007年に廃版にしました。

■「森に恋して」~追入のセツブンソウ~ブログに、標識を見て下りにかかった、の文と写真があります。
http://blog.goo.ne.jp/morinikoisite/e/91e40eafcf831285e5dc283f4b6767bf

やまなみ最後のたびびとさんが撮影した標識(09年8月)
取り付けたのは1997年か8年。
やまなみ道標

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プチ・ケチの研究


●水冷式より空冷式・・パソコンの熱対策

 ノートパソコンの熱対策については、2年前の「プチ・ケチ研究」にも掲載しました。下にアイスノンを置くという水冷式です。今回はもっと素直な、かつ効果てきめんの、扇風機を使った空冷式の提案です。

パソコンをテーブルの端っこに置き、横手から扇風機の風を送ります。肝心なことは、パソコンの底面にペットボトルのキャップをつけて床上げすること。これで、キーボードの上面、下面(底面)両方を冷やすことができ、冷却効果は大。底面が熱くなることはありません。ユーザーも涼しく作業できます。ヨドバシカメラに行くと、アルミの放熱板や小型扇風機など対策品を売っていますが、冷却性能とローコスト(タダ同然です)の点で、これに勝るテはないでしょう。

パソコン空冷1 

底上げ用キャップは後側に2個、前側は1個でOK、両面テープかセロテープで仮止めします。前側は置いておくだけでも問題なしです。
パソコン空冷2

扇風機の風を効率よく取り込むために、写真のようなスタビライザー(笑)をつけてみました。厚紙を斜めに垂らしただけですけど、効果ありです。
パソコン空冷3

ボディをかさ上げすると操作しにくいので、手をのせるパッドが必要です。月刊「文藝春秋」に手拭いを巻いてゴムバンドで留めれば出来上がりです。
パソコン空冷4

読書と音楽の愉しみ


●長~い、お付き合い
・・ひろしま随筆同人会

 かれこれ40年以上付き合ってるこの会から「ひろしまの風」という随筆集が出版されました。同人誌発刊50周年記念ということで、同人、会員の作品から、広島にちなんだものを選んでのせています。発行には、当会の初期から関わっておられた、児童文学作家、那須正幹さんに尽力いただき、また、同人編集者の方々のたいへんな労力の賜でもあります。

駄目男は広島出身でもないのに何で? そのワケは、家電メーカーに勤めていた20代のころ、工場の地方展開にともない、一時、広島に住んだことがあり、そのときにご縁ができたのですが、きっかけが何であったか、さっぱり思い出せない。全く、ええ加減な話です。

ええ加減に40年の付き合いで何ほどの益ありや、といえば、文章を書くのに慣れたことと言えます。といっても、会では一年に一度、原稿用紙三枚(1200字)の作品を出すだけなので、微々たる作業ですが、これぽっちの作文でも、何も書かないよりは大いに役立ちます。プライベートな手紙文とちがって、小部数でも印刷で公開され、アカの他人に読まれるという緊張感が良いトレーニングになります。

素人の趣味で書いた随筆集ですが、広島在住の方や出身の方で興味お持ち頂ければ、読んでみて下さい。駄目男の作品は「山低きゆえに面白し」の一つだけです。近日中に大阪市立中央図書館に一冊寄贈しますが、書架に出るまで3ヶ月くらいかかります。(2010年8月 ポプラ社発行 1680円)

■ポプラ社のホームページからの案内です。
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=80006880
 
■ひろしま随筆会員で東京在のOさん〔主婦〕が主宰する「ジャズ プラッツ」のブログ。多摩エリアでジャズライブのプロデュースをされてます。
http://jazzplatz.blog134.fc2.com/

ひろしま随筆表紙

たなかよしゆきさんの古道紀行予定一覧

●古道紀行 おおばこの会
2010年~2011年 プランご紹介

★この企画は、どなたでも参加できます。
(参加費 500円)        
“おおばこ”の愛称をつけることにしました。その心は-踏まれ強くて、薬草にもなる。そんな人生にしたいね。 古道を歩きながら、風景や人との出会いを愉しみ、森羅万象から学ぼうというのが、この企画の目的です。
ー案内人★たなかよしゆきー
住所〒639-0253 奈良県香芝市田尻430-4
電話/FAX 0745-79-6452  携帯 090-3485-6452 
 
152回 9月19日(日)
信貴山の道―丁石道を行く―
■ 近鉄大阪線高安駅 午前9時30分集合
高安駅-教興寺-のどか村ー南畑ー朝護孫子寺ー近鉄信貴山口駅
(信貴山よりバス乗車可能)
■歩行距離約10km 高低差約280m ■弁当水筒持参 ■小雨決行         

153回 10月17日(日)
秋津洲の道-巨勢山の遺跡を訪ねて―
■ 近鉄御所線御所駅 午前9時30分集合
御所駅―吉祥草寺ー孝安天皇陵ー国見神社ー国見山ー安楽寺跡ー新宮山古墳ーJRまたは近鉄吉野口駅
■歩行距離約12km 高低差120m ■弁当水筒持参 ■小雨決行 
      
154回 11月21日(日)
百済の道ー百済の里と梵字池を訪ねて-
■近鉄大阪線松塚駅 午前9時30分集合
松塚駅ー磐余神社ー瑞花院ー百済寺ー与楽寺ー富貴寺ー近鉄箸尾駅
■歩行距離約10km 高低差はほとんどなし ■弁当水筒持参 ■小雨決行 
 
155回 12月23日〈祝)
龍王山の道ー中世山城跡を訪ねてー
■近鉄桜井線長柄駅 午前9時30分集合 
長柄駅ー竹之内峠ー竜王山城跡ー南城跡ー長岳寺ーJR柳本駅
■歩行距離約12km 高低差約450m ■弁当水筒持参
■小雨決行 (恒例の忘年会です。参加者は酒のサカナ一品をお持ち寄り下さい。お酒はこちらで用意します。飲みすぎにならないようにしましょう。)
(参考) 桜井9:04→長柄9:16  奈良9:01→長柄9:24

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2011年

156回 1月16日(日) 
業平道パート1ー古代の道 ー大和国中を横断するー
■JR桜井線櫟本駅 午前9時30分集合 
参考 桜井9:04-いちのもと9:23、奈良9:01-いちのもと9:13  いちのもと駅ー在原神社ー筒井順慶墓ー推古神社ー富本恵吉記念館-竜田神社ー近鉄竜田川駅
■歩行距離約14km 高低差はほとんどなし ■弁当水筒持参 ■小雨決行 
 
157回   2月20日(日)
西熊野街道ー五新鉄道跡から賀名生梅林へー 
    
■JR和歌山線五条駅 午前9時20分集合 
(参考)王寺8:02-五条9:02・橋本8:57-五条9:12
五条駅ー御霊神社-湯塩-賀名生梅林(バス)ー五条駅
■歩行距離約13km 高低差約250m ■弁当水筒持参 ■小雨決行 
 
158回 3月20日(日)
業平道 パート2ー十三峠をこえてー 
■近鉄生駒線竜田川駅 午前9時30分集合
竜田川駅ー石床神社旧社-福貴畑ー十三峠ー水呑地蔵ー近鉄服部川駅
■歩行距離約13㎞ 高低差約350m ■弁当水筒持参 ■小雨決行 

159回 4月17日(日) 
山城の道ー海住山寺から神童寺へー
■JR関西本線加茂駅 午前9時50分集合 
(参考)なんば8:44-加茂9:47
加茂駅ー山城国分寺跡ー海住山寺ー神童寺ー蟹満寺ーJR玉水駅
■歩行距離約13km ■高低差250m ■弁当水筒持参 ■小雨決行
 
          ☆―留意事項―☆
● 地形図、資料は参加者のみ当日に配布します。
● 古街道が国道などに取りこまれている場合には、
  できるかぎり歩くにふさわしい道に迂回します。
● 安全管理は自己の責任において、行ってください。
● 参加費¥500
● 場合により中止、変更することがあります。
☆ みなさまからいただいた参加費の大部分は世界の子供たちの生活教育支援活動や地球環境保護活動につかわせていただいています。

読書と音楽の愉しみ


●米山公啓著「認知症は予防できる」を読む

 この本を読んでる最中に、古い映画「恍惚の人」を観た。1973年、当時、ベストセラーになった、有吉佐和子の同名の小説を映画化したもの。64才の森繁久弥が84才の痴呆症老人を熱演。発症から一家大混乱にいたる病気のプロセスは、当然ながら現在のそれと同じである。映画は老人の死で終わるが、むろん、ハッピーエンドではない。

高峰秀子や乙羽信子が中年主婦役を演じてるだけでも懐かしいけれど、敢えて白黒スタンダード版で撮っているので、余計に古めかしく見える。しかし、テーマである痴呆症問題自体は、当時も現在も実質、なにも変わらないところが深刻であります。症状が進んで、壁や畳にウンコをなすりつける場面など、同症状の介護を経験した人が見たら、パニックになるかもしれない。この時代は、発症したら、なすすべがないのが実情だった。

さて、この映画から30年以上経って、痴呆症という病名が認知症に代わり、原因究明の研究が進み、予防や治療の手だても増えて、恐怖感は減ってきたように思います。認知症も糖尿病と同じように生活習慣病ととらえる見方も出てきました。

本書のタイトルは、認知症の不安におびえる人に希望を抱かせるもので、ありがたや、の気分でつい手にとってしまったのでありますが、読後「予防できる」と明るい気分になる人はいないでしょう。残念ながら、御利益は、読まないよりマシ、という程度ですね。
 認知症の研究の進み具合や家族の対応法などを総花的に解説していて、それゆえ、物足りなさを感じる。ただ、著者自身、神経内科医でありながら、自分の母親が認知症になり、介護経験をもつことから、患者側、介護者側の視点にたった考えを述べているのは評価できます。

アリセプトなど、症状の進行を遅らせる良い薬が開発されて、映画「恍惚の人」時代に比べたら、相当な救いになっているけれど、さらに有効な「治療」つまり、壊れた脳細胞を正常な状態に戻すための薬の開発は望めそうにない。かといって、100%絶望ではなく、例の大発見「IPS細胞」技術を応用した、脳細胞自体を作り直す方法が実現したら、本来の「治療」ができるのでは、ということです。もちろん、今のところ、願望のレベルでしかありませんが。

それよりも肝心なのは、タイトル通り「予防」すること。いろんなことが書いてあるけど、運動や食事など、すでに知っていることばかりで、新鮮情報ナシです。そもそも、ボケを防ぐために、運動や食事に気を使って暮らしてる人なんかいるのでせうか。たとえば、アタマの健康のためには、肉類より魚のほうが良いという説を信じて、本当は肉のほうが好きなのに、魚をたくさん食べてる人って「カワイソウ」と思ってますけど。(ちくま新書 2010年5月発行 714円)

本・認知症は予防できる

たまには外メシ


●シシリアン ライス
         
~堂島 ザローズ&クラウン~

 ビジネス街では500円前後のランチメニューが増えて、飲食店の競合のきびしさ相当なものですが、安い、旨いの店は行列が出来ていたりしてオジンは入りにくい。それに、回りがみんなビジネスマンやOLのなか、無職閑人のオジンが一人、黙々とメシを食う場面って、えらく疎外感を感じます。なんか、おじゃま虫が紛れ込んだような・・。

そんな雰囲気の堂島地下街の南端を出てすぐの「ザローズ&クラウン」はサントリー本社ビルの一階にあるビアレストランです。ここの一番安いメニューがシシリアンライス。スープ付きで680円なり。 十分に空いていて快適でありますが、客席をよく見ると、自分と同じような、混雑店に紛れ込む勇気がない、ランチ難民みたいな一人客が大方なのでありました。

で、味は? ご覧のようにサラダ材をライスの上にぶちまけた感じですが、ソースが家ではできないような味で、これゆえに、シシリアンなんでありませう。

■ザローズ&クラウンの案内はこちら
http://r.gnavi.co.jp/k015482/

シシリアンライス

読書と音楽の愉しみ

●五木寛之著「人間の覚悟」を読む

 本書を読んで、自分は五木寛之の作品を一冊も読んでいないことに気づきました。単に好みに合わなかっただけかも知れません。昔はカッコイイ流行作家だったような気がするけど、著者自ら述べるところによれば、40歳代、60才代、そして数年前の70歳代はじめに、深刻な鬱状態に陥り、抜け出すのにずいぶん苦労したとあります。

法然や親鸞の思想を拠り所に「生きるとはどういうことか」を語る、このエッセイは、必然、明るい人生論にはならず、この先の時代は暗く陰鬱になるだけ、とか、人間は生まれたときから悪業を背負っている、逃れようと思うな、とか、読者に「鬱ウイルス」を伝染させるのが使命であるかのように「諦めと覚悟」を説く。前回に紹介した白洲正子の生き方なんて、五木寛之に言わせれば「アホか、おばはんは!」でありませう。

十分に説得力もある内容ながら、こんな本を読むときはアウトボクシングの要領で、つまり、距離をとって読むことが大事ですね。「全幅の共感」をもって読めば、ウツがウツるんです。また、生命の尊厳を説くに、植物状態であろうが、生きてること自体に価値がある云々の話など、抵抗を感じる人もいるかも知れない。五木式正義の押しつけではないか、という気もする。そういう思想と現実社会との乖離が鬱の遠因になってるかもしれない。

生命の尊厳というテーマでいえば、死刑制度についてどう考えているのか、お説を聞きたいところですが、このテーマを考え続けると、五木センセイ、人生四度目の鬱に落ち込むこと必須でありませう。マジメに哲学的命題に向き合うとともに、世渡りには、少しはちゃらんぽらんに生きる、ええ加減さも必要なのですよ、先生。(新潮新書 2008年11月発行 680円)

本 人間の覚悟

プチ・ケチの研究


けふもニコニコ <プチ・ケチの研究>(その4)

●カンパンはお好き?
      
~三立製菓のカンパン~

 カンパンと言えば、即「保存食」の文字がイメージされ、日常は食べないものみたいに思われています。しかし、駄目男はこれが好物なのでございます。甘いビスケット、辛い煎餅、油分の多いクラッカーに比べて、一番ノーマルというか、食べやすい菓子だと思ってます。保存食、貧乏くさい菓子というのは偏見です。といっても、もともと間食の習慣があまり無いので、月に一袋~二袋しか買いませんけどね。

残念ながら、菓子売り場では明らかに日陰者扱い。目立たない隅っこのほうに置かれている。売ってない店もあります。メーカーは「三立製菓」でほかのブランドを見ないところから、かなり寡占率が高いのかもしれません。小売店ではさっぱり売れなくても、災害用保存食として自治体などから継続的に受注していたら、売り上げ金額は相当大きいのではありませんか。

一方、災害が起きたら、いっときに大量の供給をしなければならないから、余裕をもった生産体制が求められる。このへんの兼ね合いが難しい。大需要に応えられず、一度信頼を失ったら、注文ガタヘリになるでしょう。

災害時に、否応なく食べさせられた。この経験がカンパンへのマイナスイメージに直結するのかもしれないが、自分は喜んでポリポリ食べます。飽きないと言う点で、煎餅やビスケットよりはスグレモノである。さらに、保存性、味、カロリー、価格、量産可能・・いろんな条件をクリアしてのカンパンです。もうちょっと見直されてもええのではないかと「プチ・ケチ研究家」は巷の片隅で主張するのであります。

でも、芦屋のマダムがこれをポリポリ食べてる場面は想像しがたい。パーティのおつまみにこれが出てきたら仰天ものでありませう。菓子の世界にも、かような差別視と格差があることに憮然たる思いを抱くものであります。「菓子権蹂躙反対! カンパン食べて明るい社会を築こう!」

■三立製菓のホームページ
http://www.sanritsuseika.co.jp/index.htm

200g入りで228円。一個で10キロカロリーあるという。
カンパン

プチ・ケチの研究


けふもニコニコ <プチ・ケチの研究>(その3)

●即席麺の本命はこれ?
    トーエー食品の <ノンカップ麺>

 即席麺の食べ方は、おおかたこの二つ・・
1・・鍋に湯を沸かして煮る。器に移す。
2・・発泡スチロールの容器に湯を注いで3分待つ。

対して、ノンカップ麺は、ドンブリに直接湯を注いで3分待つ・・式です。だから、1に比べ、鍋を用意する、洗うと言う手間が省け、2に比べ、使い捨ての容器が不要、ゴミが減るというメリットがあります。
 インスタント食品の原点に立ち返ったような発想ですが、これって、意外に商品がないのですね。ほとんどが、1又は2のタイプなので、手間がかかるか、ゴミが出るかのデメリットをもっています。

メーカーのHPを読むと、3分で麺をやわらかく戻すのに苦労したとあります。鍋で熱湯で3分煮るのに比べたらハンディは大きい。だから、麺の太さを細くするとか、試行錯誤したようです。細くしても食感を損ねたらマズイので、その兼ね合いが難しい。やや湯温が冷めるのは仕方ないが、猫舌の自分には、頃合いの熱さです。

食べてみたら、味は○です。カップ麺のスープは飲む気がしないが、これはイケます。カップ麺スープのひつこさが無いという感じです。麺が細すぎるのが気にいらん、という向きもあるでしょうが、慣れの問題でせう。そば、うどん、中華、とあって、一食約100円。メーカーから通販で買えます。店売りは生協系列店中心らしい。

職場やアウトドアならともかく、自宅でカップ麺を食するのは問題意識が無さ過ぎる。お金の無駄遣いでもある。家でカップ麺ズルズルは侘びしさの象徴みたいな食事風景でもあります。
 メーカーは年商15億円の岐阜県の中小企業。ぐわんばって、シェアを伸ばしてほしい。知名度が高まれば、ステンレスのコーヒー保温カップみたいな、フタ付き「保温ドンブリ鉢」を開発する業者も現れるかもしれない。

■トーエー食品のホームページ(通販案内あり)
http://www.toe-noncup.com/01noncupmen/

ノンカップ麺1 

プラスチック容器で食べるよりずっと美味しい
ノンカップ麺2 そば

プチ・ケチの研究


 けふもニコニコ<プチ・ケチの研究>(その2)

●卵焼き器をなんでも焼き器に

 餃子一人分、6,7個を焼くなら、大きいフライパン使わず、卵焼き器で十分代用できます。面積が小さいぶん、熱効率が良いし(ガスの節約)、油も少なくて済む。洗うのも洗剤は少なくて済み、らくちん・・と良いことづくめであります。フタはどうする? 丸い鍋ぶたをかぶせればええのですよ。焼き肉もできます。

卵焼き器でぎょうざ 

プチ・ケチの研究


けふもニコニコ<プチ・ケチの研究>(その1)

●素麺サラダ

 そうめんをつけ汁だけで食べては、すぐ飽きてしまうので、洋風味のドレッシングをかけてサラダにする。別に珍しくもないけど、パスタよりボリウムの小さいのが、オジンには助かります。ゆで時間も俄然短いから、ガス代の節約にもなりませう。野菜のほかに、ハムやゆで卵を使えば、メインディッシュになりそう。ドレッシングはいろいろありすぎて迷いますが、一番安くて量の多いヤツを買ったら、マズ~~~・・。安物買いの銭失いでした。

そうめんサラダ

読書と音楽の愉しみ


●白洲正子著「白洲正子自伝」を読む

 この本を買った動機は、前回の「読書と音楽の愉しみ」に紹介した、山野博史著「人恋しくて本好きに」に紹介されていたから。どんなに忙しくても読みたい本の一冊だそうであります。その中で引用された白洲正子の文をここでも引用します。

 202頁「何のおかげか知らないが、だいたい私は幸せ過ぎたのだ。運が良すぎたのだ。そのような苦労は(苦労とは呼べないから)誰も本気に聞いてくれないが、世の中には苦労のない苦労というものもあるのである。まったく偏見を持たない人でないと、そんな馬鹿げた話に耳を貸してくれない。一人で悩むより仕方がなかった。そんなことを考えることさえ、思い上がってるのではないか。多くの哀れな人々を目にする度に、私のような者がのうのうと生きてるのは罪悪のように見えてきた」(引用ここまで)

苦労が無さ過ぎて悩むのであります。ああ、代わってほしいなあ。もっとも、ご本人は文中で一度ならず「私の人生は失敗と恥辱にまみれていた」と、丸出駄目子みたいなことを仰るのでありますが、ドジもズッコケも全部プラスに転換できる才能と運の良さがある。加えて、血筋と人脈の恵み。これでは不幸な女になろうと思ってもなれない。

さて、伯爵家の令嬢として育った白洲正子、どんな人脈の中で暮らしたかというと、昭和天皇、秩父宮妃殿下、財閥各家、吉田茂、吉田健一、河上徹太郎、朝吹登美子、小林秀雄、青山二郎、梅若実、三宅一生ETC・・。こういう人たちが「お友達」乃至「仲良しのおじさんたち」だった。これじゃあバカにはなれませんて。一方、スポーツもちゃんとこなして、ゴルフ、テニス、水泳、乗馬、なんでもできた。ダンスも好きだった。ただの才女とは一線を画するところであります。

6才のとき、一家は御殿場の屋敷に住んでいたが、正子は毎日眺めている富士山に突然登りたいと言いだし、だだをこねた。父は仕方なく、4~5人のお供をつけて許した。三合目までポニーにまたがり、そこから歩いて八合目の小屋につき、翌朝、ご来光を拝んで戻ってくる。6才の子供が主役の登山パーティなんて、普通はあり得ないけど・・。この体験で、正子は、あんなに美しい富士山が、登ってみたら石ころだらけで、美しくも楽しくもない山だと悟るのである。

正子14才のとき、アメリカの田舎の学校に一人で留学した。そのころ、移民法ができて日本人も規制の対象になる。心配した父親が同行し、米国の友人に相談を持ちかけた。「うちの娘のこと、なんとかなりまへんやろか」「ああ、まかしときなはれ、あんじょうしまっさかいに」と軽く引き受けてくれたその友人は国務長官だった。今なら、ヒラリー・クリントンさんですね。留学生活は4年間、異境での暮らしで、正子は一度もホームシックにかからなかった。英語は最初の半年で覚えてしまったという。白洲正子の度胸は上にクソがつくのであります。

名もなく貧しく、しみじみ暮らしてる庶民から見たら、もうほとんど四次元的世界の話であります。ただ、本書を読んで、ええし(金持ち)の回顧談という印象が残らないのは、ひとえに彼女の教養のせいであり、他者への尊敬、感謝の念が強いからでしょう。皇族や貴族と、行きずりの貧乏人や自分の使用人(女中さんなど)を同じ目線で見、喜怒哀楽をともにできるポジションを生涯持ち続けた。・・と、言うのはたやすいが、自尊心と謙虚さをベストバランスで持ち続けるのは、容易ではありませぬ。白洲正子、今年で生誕100年だそうです。(新潮文庫 平成11年発行 500円)

白洲正子本

閑話休題。歯医者の待合室で手にした「家庭画報」という、ハイソ奥様向けの雑誌のグラビアで、白洲信哉なる人の名前を見つけた。お孫さんになるそうだ。名前で検索したらご自身のHPがあったので紹介しておきます。顔はおじいさんの白洲次郎に似ています。

■白洲信哉 オフィシャルホームページ
http://www.shirasushinya.jp/

白洲次郎の父親、白洲文平(ふみひら)は、大金持ちで、伊丹に別荘を構えたときは、敷地が4万坪(甲子園球場の3、5倍)あり、私設の美術館も備えていた。その場所が、伊丹市春日丘で、廃版にした拙著「やまなみ快道」で選んだ「伊丹緑道」に沿った台地の上でした。北寄りに、コニカ・ミノルタの工場があります。あそこや!とお気づきの読者もおられるかもしれません。

■伊丹にあった父親の別荘と白洲次郎の情報が知りたい人は、こちらを。
かなり詳しく紹介されています。
http://aranishi.hobby-web.net/3web_ara/saihakken33.htm