FC2ブログ

ア・ラ・カルト

●今年最良のアートシーン・・若沖ワンダーランド
                                                      信楽・ミホミュージアム

 一年くらい前、北陸の  どこかで、伊藤若沖の大作が新発見されたというニュースは知っていたが、まさか、このミホミュージアムが入手していたとはつゆ知らず・・・。もう、行くしかないやろ、とようやく腰を上げた次第であります。

新旧を問わず、日本画の作家の人気コンクールをしたら、この若沖がナンバーワンになること間違いないでしょう。狩野派の御大も横山大観も北斎も、みんなおいてけぼりにされそうだ。もう若沖の固定ファンといえる人、100万人を越えてるのではないでせうか。

前記、新発見の大作というのは下の写真(絵はがきをコピー)の「象と鯨図屏風」で左右二隻に分かれ、全幅は7mに及ぶ、本当に大作。大胆な構成、若沖ならではのデフォルメ、そもそもなんで象と鯨なのか、こんなもん、屏風に描いてどないすんねん、というのが、常識的な見方でしょう
 
若沖 象と鯨の屏風絵 

ま、褒めたくない人もいるかも知れないが、実物を目の前にすると、とりあえず「すご~」としか言えない。ほかに、鶏や野菜を描いた、おなじみの作品も数十点あり、満足度は高い。唯一残念だったのは、「寒山拾得図」が展示期限切れで無かったこと。若沖以外では与謝野蕪村の山水画の大作があり、これもすごい迫力。マルチアーティストとしては芭蕉を超えている。

鑑賞者の皆さん、一様に「観て良かった」と心満たされた思いが表情に表れ、ホールにシアワセ気分が漂っているのでありました。もしや人生最後の出会い、を意識せざるを得ない年齢の人・・自分のこっちゃ・・には尚更の感慨であります。

もう一つビックリしたのはコレクション展の展示物のレベルの高さ。いったいどうして手に入れたのか、とつい貧乏人根性で怪しんでしまう古代の逸品が並んでいる。エジプトからシルクロード周辺の彫刻や装飾品の数々、なかでもガンダーラの仏像は本当に魅力的で、メイドイン・ジャパンも負けそーって感じですね。若沖展とコレクション展、会わせての鑑賞料1000円はメチャ安い。両方の鑑賞は3時間くらいかかります。
(今期は12月13日まで)

この「ミホミュージアム」ご存じのように、神慈秀明会という新興宗教が
運営しているのですが、実態がよく分からない。規模からいえばマイナーもいいとこ、中小企業的存在なのに、この信楽の本部のスケールや収集品の資産価値、美術館の立派さはとても教祖様の趣味道楽レベルではない。
なのに、信者は数万人しかいないのでは、という情報もある。もとは「世界救世教」の一派らしいけど、Wikiで調べても、教義とか、なんかようわからんのであります。

12月1日から、JR石山駅発の直行バスがなくなり、益々不便になりそうです。車でも電車、バスでも大阪市内から往復五時間くらいかかります。しかし、若沖ファンなら万難を排して行くネウチありです。

■ミホミュージアムの案内
http://www.miho.or.jp/

回りに人家など一軒もない信楽高原の一角にあるミュージアムの敷地は100万㎡、大阪城公園(108万㎡)の面積に近い。チケット売り場から美術館玄関まで600mくらいあり、歩きたくない人はバッテリーカーで送迎してもらう。途中のトンネルは、ステンレス板金仕上げの装飾トンネル。
ミホミュージアム1 

玄関から見たトンネル。せめて片道は歩きませう。
ミホ2 

スポンサーサイト

ア・ラ・カルト

●小春日和・・山辺の道

 年中で一番賑わうかもしれない、この時節の山辺の道、そのワケは道ばたに数え切れないくらいある農産物の無人販売があるからでしょう。柿、みかん、野菜が市価の半額以下で売っているので、つい、あれもこれもと買ってしまい、リュックに入りきれず、手にポリ袋を提げてのハイキングになってしまいます。むろん、有人販売のところもあって、おじさんに「これ、今そこの畑でとったばかり」とか言われると、ついまた・・。

しかし、よ~く考えたら、トクした金額(市販価格との差)はせいぜい数百円くらいのはず。そのために重い荷物もってのハイキング・・・いや、この場でそんな経済合理主義を言うのは野暮か。竹筒に100円玉をコロンと入れて買うところが愉しみなんですね。

U会の例会で、今回は柳本あたりから桜井まで、つまり北から南へ歩きましたが、9割以上のハイカーは逆方向に歩いてました。そのほうがスタンダードなのでしょうか。(11月23日)

山辺の道1 

同2 

同3 

同4

同5

  

たまには外メシ

●スイスホテル南海「タボラ36」のバイキング

  忘年会の日程がとれないので、休日のランチに変更。難波の高層ホテルのてっぺんにあるレストランへ行きました。いつもワリカン負けしている下戸にとっては敵討ち(減価償却)のチャンスであります。なんで減価償却を? そらデザートに決まってますがな。オバサンたち、別腹住友倉庫、三菱倉庫を開放して、トツゲキ~! 
 ケーキなんて、一ケ食べるから美味しいのであって、皿にてんこ盛りしてどないすんねん。冷ややかに見ている前で、オバサンたちの皿はたちまち空になるのでありました。おおコワ。(休日飲み放題プラン 5200円)
スイスホテル 

スイスホテル 

スイスホテル 

スイスホテル 

ア・ラ・カルト

●笠置山の紅葉

 「湯めぐりマップ」①に掲載している「わかさぎ温泉」へ9年ぶりに行ってきました。ただし、歩いたのは笠置寺往復の道だけです。妙に感心したのは、当地の駅前通りの風景が9年前と何も変わっていないこと。こんなに何も変わらない町、名所も珍しいのではないかと思いました。ふつうは10年近くご無沙汰したら「えらい変わってしもたなあ」と感心するものですが。通りの民家が改築した形跡さえない。

風景が変わらなくても、平成の大合併で町の名前が変わったところも多いのに、ここは「京都府相楽郡笠置町」そのまんまです。笠置町は独立独歩する町として偉いのか、それとも回りの市や町に見放されたのか。

 一番驚いたのは、2001年発行、湯めぐりマップの11頁の説明文のなかで「笠置への年間観光客は70万人、そのうち笠置山へ登る人5万人、その中で当寺(笠置寺)へは1万5千人しかこない・・」要するに住職が拝観者の少ないのを愚痴ってる、と書いたのですが、この張り紙もそのまんま、今も貼ってある(紙だから何度も書き直していて、紙自体は真新しい)。住職さん、未だに同じセリフで愚痴を続けているのですねえ。もう、笠置寺でなくて化石寺に改名したらどない?

無論、変わらないことの悪口を言う気はありません。むしろ、褒めたくなるくらいです。山あいの静かな里の望ましい姿かもしれない。
 今日あたりが紅葉のベストチャンス、と思って出かけたのに、残念、ピークは過ぎていました。先日の雨と風でおおかた落葉していました。そのぶん、写真のように地面はレッドカーペット状態で、それなりにキレイではありましたが・・。

山上めぐりの道から眺めた木津川
kasagi 

笠置山 紅葉公園
kasagi 

kasagi 

●下戸の味方、こんな商品もありました
 「わかさぎ温泉」のにレストランで見つけた「アサヒ ポイントワン」という低アルコールビール。こんなのもあったんですね。
 以前に、ノンアルコールビールは全部まずい、ましなのはハイネケンの「バクラ」と書きましたが、このポイントワンはバクラ並みにイケます。姉妹品のアサヒ ポイントゼロよりビール気分で飲めます。なつかしい「スタイニー」のボトルを使ってるのもグッド。ここで飲んだら400円でした。缶入りなら市販価格150円くらいかも。 ただ、これは名前のようにワン、すなわち0,1%アルコールが入っています。バクラ同様、完全にゼロ%では飲み物としてサマにならないということでしょうか。
笠置山  
 


たまには外メシ

●「実用新案登録」の寿司があるのだ

 友人の案内で難波の寿司店へ。
高島屋の向かい、りくろーおじさんの店の30mほど先に「大阪名物 343(さしみ)鮨」の看板を上げる店がそれ。当店の売り物は、ネタを二枚重ねたにぎり寿司であります。なので、上の一枚目は刺身として食べ、下のネタは普通のにぎり寿司として食べる。すなわち、一度で二度美味しい、なんか、一粒で二度おいしい式のCMを思い出してしまうのでありました。

ならば、相応に値段も高いやろ、と勘ぐってしまいますが、写真のようなネタで一貫250~300円くらい。別に高くはありません。ネタをケチって薄く切ると、寿司はともかく、刺身としては恰好がつかなくなるので、ぽってり感のする切り方しかできないでしょう。

この食べ方を特許申請し、実用新案登録になったそうであります。ゆえに他の店ではマネできない。(マネするときはロイヤリティが必要)ほんまかいな~・・とマユにツバしたくなるけど、どうなんでせうか。ヒマな人は調べてみて下さい。

これらを食べ放題で2500円というコースもあります。飲み放題が1000円だから、都合3500円で寿司食べ放題、酒飲み放題という安いメニューになります。回転寿司よりワンランク上の感じで使うには良い店でしょう。(11月10日)

■343鮨のホームページはこちら・・・
http://www.343susi.com/profile.html

ネタが二階建てになっております。上は刺身として食べる。
さしみ寿司 

さしみ寿司2おわり 

たまには外メシ

●日本酒が美味しい季節に

 大フィル定期演奏会の「カルミナ・ブラーナ」演奏が終わって、長い長い拍手が済んで梅田へ出たら10時。ちょっと遅すぎるかなあ、と思案しつつも足は自然に「クルラホン」へ向かいました。
 「今夜は日本酒2杯のんでオシマイに」と宣言してから、鈴鹿酒造「作(ざく)」と吉田酒造「雪花」を飲む。・・と、こういう風に書くと、酒飲み、通と間違われそうですが、正しく下戸でアリマス。

一年くらい前、ここで飲んだ吉田酒造の「花嵐」の個性的な香りが記憶に残っていたので。もしや・・と思って注文したが、それはなくて同じ蔵の「雪花」を飲んだ次第。好みからすれば、ちょっと甘すぎるかなあという印象でした。
 吉田酒造は、拙著「さざなみ快道」沿いにあるメーカー。湖西、海津の旧街道にある小さな業者ながら、研究、開発には熱心で、そこそこ固定ファンもついてるのではと思われます。すぐ近くにグルメに人気の「湖里庵(こりあん」があります。故・遠藤周作センセイが名付け親の料亭です。

先月20日ごろから「ヘルペス」を患って、けっこう痛い思いをしたので、今夜は快気祝い? ま、言い訳、理屈はなんとでもなります。

バーでは日本酒を小振りのワイングラスで飲む。うるめをシガシガ噛みながら至福のひととき。9800円のカメラでも、結構きれいに撮れますね。すごく暗いので露出は2秒くらい。(クルラホンの案内はカテゴリー「下戸の止まり木」に)
クルラホン日本酒 

■吉田酒造のHP
http://www11.ocn.ne.jp/~sekka/index.html