大阪日暮綴

●「日本一長い商店街」に、こんなアイデアも加えたら?

 10月1日付け記事「お知らせ・ニュース」で新しい快道マップを編集中と書きました。その下調べをしているときに閃いたアイデアです。

天神橋筋商店街は、日本一長い商店街として名が知られ、日本一がいつのまにか定着しつつあります。これには「単一で直線型の商店街として」という前提も含まれているかもしれません。そこで思いついたのは「複数(連続)でくねくね型」で日本一長い商店街もあるのでは、という案です。

そんなん、全然おもろないやん、と言われたら「さよか」と引っ込めますが、ただ今の案は以下のようなコースです。街好きというより、地図好きでなければ思いつかないプラン。ここに挙げる商店街を全部知ってる人がおられたら、なにわの「散歩の達人」を名乗る資格があると思いますよ。

<商店街>の名を略して固有名詞のみ書きます。名前は通称で表示。
スタート■せんば心斎橋■心斎橋筋■道頓堀■千日前■道具屋筋■なんさん通り■でんでんタウン■通天閣本通り■新世界本通り■通天閣南本通り■新世界公園本通り■ジャンジャン横町■動物園前一番街■動物園前二番街■新開筋■あべのマルシェ・・の東出口がゴールです。

以上、中央区の船場から天王寺駅近くまで延々と商店街が連なります。商店会のテリトリーで唯一途切れ感がするのは、浪速区恵美須町交差点から北より、阪神高速までの約100m区間のみです。

これ、面白いな、と思ったのは、合計距離が5200m、日本一長い天神橋筋商店街のちょうど二倍になることです。スケール感を納得するにはぴったりの数字ではありませんか。5200mの中間点、2600m地点は日本橋三丁目の交差点、これも分かりやすいポイントです。

地下鉄の駅で言うと、御堂筋線本町駅から天王寺駅まで歩くことになります。この区間全部が商店街でつながっている。ほんまかいな?と言いたくなりますが、ホンマです。・・ぜんぜん、おもろない? 面白がってくださいよ。

天神橋筋商店街が「日本一長い」を名乗ってから、当然、反論やイチャモンが出たのではと察します。香川県高松市のそれはもっと長いとか。東京では、商店街歩きが大好きという、落語家の三遊亭円丈師匠が自分のHPのなかで、池袋界隈で3,5キロになる連続商店街を見つけた、云々の記事をのせています。(トップから、メニュー「商店」→「これが連続商店街だ」をご覧下さい)
http://enjoo.com/rakugo/index.html

上記5200mの商店街歩きは、前後でまだ延長が可能ですが、快適に歩きが楽しめる「快道」にこだわれば、この選択がベストだと考えます。よって、このコースが「複数・連続型では日本一長い商店街」と勝手に名乗る次第でございます。ヒマだらけの人は一度歩いてみて下さい。繁盛する商店街、ご臨終直前の幽霊商店街、いろいろ揃ってます。

スポンサーサイト

ア・ラ・カルト

●犬山の街、変身中・・・

 昔の歩き仲間、Oさんの店を訪ねるべく、10年ぶりくらいに名鉄犬山駅で降りて、コンコースで観光パンフを手にしたとき「え?ウソっ、あり得ん!」と声が出そうになりました。下の一枚目の写真がそれです。

雨上がりの夕暮れの古い町並みを、蛇の目傘を手にした女性が歩く・・もう情緒たっぷり、まるで映画のセットの風景ですよ、これは。後で写真をよく見ると、結構CGも使ってるみたいですが、それにしても、このシチュエーションを考えたデザイナー(ディレクター)はエライ。これ以上に素敵な演出はないと思えます。かつて犬山を観光で訪ねた人も、この風景は想像外でしょう。

Oさんの店、喫茶「ふう」で当店の定食「簡素なお昼ご飯」メニューを食べ、おしゃべりの後、店から西へ200mほど歩けば、パンフの写真の現場に着きます。写真の出来映えが余りに良すぎるので、幻滅は避けられないけど、それにしても凄い変身ぶりです。たまたま今日は「犬山祭り」なので大にぎわいというのが余計にその感を強くします。

変身の最たる要因は古い民家のリフォーム(商店化)と電線の地中化です。電柱、電線のないことがいかに風景をスッキリさせるか、ここでも実感できます。ただ、町並み整備はまだ進行中なのでチグハグな場面はあるのは仕方ない。完成度からいえば、滋賀県長浜市のレトロ商店街に比べてかなり落ちるけど、いずれ、もっと落ち着いた魅力的な町並みになるでしょう。

ン十年ぶりに犬山城も見物し(大混雑でした)ついでに名鉄犬山ホテルの隣の「有楽苑」で文化財の茶室も見物して帰途につきました。(10月25日)

 名鉄のパンフの表紙
犬山1 


パンフの場面を地上で見ればこんな感じです。
犬山2 

パンフの写真で右手に見える角家
犬山3 
江戸時代のハイテク、からくり人形の展示館を見物
犬山4 

おなじみの「茶運び人形」
犬山11 

これは「那須与一」?
犬山6 

メカ部品はほとんど木製。ギアの精度と耐久性が動作のカギを握るらしい。
犬山7 


国宝のお城が個人所有という、極めて珍しいお城だったのが犬山城。頂戴した朝日新聞連載記事「ニッポン 人・脈・記」によれば、結局は財団法人を設立し、そこで維持することになったが、理事長が個人所有時代の城主直系の女性なので、愛着度は変わらないという。財産家であることは有り難いにしても、こんな代物、いや城物を相続するのは殆どありがた迷惑に等しいでしょうね。 
最後の城主になった成瀬正俊氏のつくった俳句
       城持つがゆえの貧しさ虫時雨
城主になる前の成瀬氏は、テレビ局勤めのサラリーマンだった。
犬山8 

犬山9 

有楽苑を見物。4000坪の広大な庭園の中に「如庵」という国宝の茶室がある。
犬山10 

犬山橋から眺めた木曽川と犬山城天守閣
犬山11終わり 

読書と音楽の愉しみ

●香山リカ著「しがみつかない生き方」を読む

 本屋さんの店頭で目をひくのは、相変わらずビジネス成功のハウツーものや、あなたも人生の勝ち組になれる式の指南書がほとんど。本書はそんな成功願望読み物に冷や水を浴びせるように「ダメなものはダメ」と論ずる小著。その極めつけが第10章「勝間和代を目指さない」であります。個人名を挙げて「目指さない」やなんて、かなり刺激的な見出しです。

著者は精神科医なので、毎日毎日ユーウツな顔した患者さんに応対するのが仕事。すなわち、患者は勝間和代サンの対極にいる人ばかりです。なので、大願成就を目指すという生き方ではなく、地味で、小粒で、何気ない満足に幸福感を覚える生き方を説くのですが、人はそんな「夢のない」人生に満足できないらしい。だから「恋にしがみつかない」「お金にしがみつかない」「子供にしがみつかない」ゆるい考えをしようとのべ、最後は「勝間和代を目指さない」。もう、笑うてしまいます、ククク・・・。

朝起きて飲む一杯のコーヒーが美味しい。これだけで十分幸せなことではないか、と駄目男は本気で思うのでありますが、こんなのは負け組のヒガミの裏返しなのか。コーヒーが美味しいという背景には、体調がよい、今日明日のメシは確保できている。借金取りから取り立ての電話がかかってくる心配が無い・・・といった「幸福な環境」に恵まれてるゆえの安心感があります。とりあえず、これで満足できるではありませんか。ごまかすな、そんなセコイ根性してるから、一生貧乏なんやろ、と言われたら「ハ、ハイ」と応えるしかありませんけど。
こういうのは老い先短いオジンの言い分であって、青年、中年がこのようなミクロ幸福感に甘んじてるようでは人生マックラケに等しいのでありませう。

勝間和代のベストセラーを読むよ人より、勝間和代ってナニ?という人のほうが幸せかもしれない・・というのも、負け組の発想でありませうか。もっとも、大きな夢を追うより、小さな幸せに甘んじるタイプの人間が増えたら、個人の問題としてはともかく、国家の将来という観点でみればマイナスであること明快であります。夢を描き、突進する(しがみつく)人だって必要。しがみつくこと全てが悪いとは言えないでしょう。(幻冬舎新書 740円+税) 

香山  

閑人帳

●続続続・そこまでやるか・・民主党

 無駄な公共事業は廃止、コンクリートより人にお金を使う・・。民主党の新政策で予算の見直しが進められ、自民党のつくった補正予算の執行停止も含めて「見直し・廃止事業」の項目が財務省のホームページに掲載されています。
 たしかに、こんなもんいらんで、といえるワケの分からん事業が多くて、廃止には賛成であります。しかし、例えば文部科学省の予算「学校耐震化工事」予算、約240億がバッサリ削られてるのを見ると、ちょっとやりすぎではありまへんかと異議を唱えたくなります。これって、不要不急の事業なのか。

国民の半数が反対しているという「高速道路無料化」と比べて、学校耐震化工事のほうが必要性が小さいとは思えない。なんでもかんでも削ればいいってもんじゃないはずですが。法務省関係では裁判所の耐震化工事も無くなっている。
 議論の末、復活する可能性はあるとしても、こんなこと逐一報道されることはないので、国民が知らないあいだに予算削除される懸念があります。

民主党政権内の不協和音がだんだん大きくなってきて、国会が開かれたら、野党のイジワル質問なんかで一層混乱が大きくなるかもしれない。それでも新しい大臣はよくぐわんばってるように見えます。一方、鳩山サンは予想通り、ボロを出し続けている上、故人献金問題が足かせになりそうな気配。今年末頃にはかなり多くの有権者に「無能」のレッテルを貼られそうな気がします。マスコミがいつまで鳩山サンと「友愛」関係でいられるか。この辺も注目です。

■財務省のホームページ(PDF) 予算執行見直し、削減項目一覧表
 
http://www.mof.go.jp/jouhou/syukei/h21/sy211016.htm

閑人帳

●続続・そこまでやるか・・・登山証明書代理発行
 
 天保山や蘇鉄山など名物低山は地元で登山証明書を発行しており、10~20円の手数料で入手できます。しかし、超低山のなかで、仙台市の「日和山」だけは証明書の発行をしていない。
 全部登って証明書をパーフェクトに揃えたい人もいるはず、と想定して、では私が代わりに証明書を発行しましょうと名乗り出たのが、下のURLの管理人さんです。

テキトーに、らしくデザインして、希望者に300円で頒布しますとのこと。おお、こんな人までいるのか、と感心しました。「お墨付き」をもらうのが好きな日本人の性分をアテにしたアイデアビジネス・・にしては、需要が無さ過ぎるので、半ば趣味でやっておられるのでしょう。「日本縦断歩行」なんかも注文できます。う~ん、面白い?、アホらしい? ま、アホらしいほうですね。
 
別に、人をたぶらかそうという発想ではないから「便利屋」さんの一種と思えば、そこそこ使い道があるかもしれません。

■旅の足跡証明書普及会のHP
http://www.geocities.jp/tabiasi/hiyoriyama/hiyoriyama.html


閑人帳

●続・そこまでやるか・・・1000万円値引きマンション

 地下鉄の車内吊り広告でハデに宣伝していたので、帰ってから検索したら、下のURLのようなマンションでした。値引き巾が800万~1200万とものすごいので話題性は十分。これで売れなきゃどーするんでせうね。

以下は、公式HPから推測した販売推移と立地です。販売開始は2年前。今ほど不景気ではなく、まだ業者も強気で売れた時期だったのかもしれない。で、売り出したら、マッタク売れなかった。売り主はまっ青になったでしょう。えらいこっちゃなあ、と悩んでるうちに、かのリーマンショック到来です。やがて悪運を恨みつつ倒産・・かどうか、わかりませんが、とにかく、販売開始後一年たっても、全戸数の一割くらいしか売れなかった。そして、物件は現在の業者に移って再販売。これが、どえらい値引き価格ということです。すでに買っていた人には値引き額を返済した・・としたら、入居者には大朗報だったと思います。

なぜ売れないのか。立地が悪いからです。広告にはでかでかと「御堂筋線7分で梅田へ」とあり、その通りなのですが、東三国駅まで徒歩で17分、これがイケマセンです。説明では、分速80mで17分とあり、時速なら4,8キロ。 若者ならともかく、年金世代は25分くらいかかりそうです。自転車でも10分くらいかかりそう。

これじゃ、梅田へ7分の魅力が帳消しにされてしまいます。学校やスーパー、銀行も結構遠い。都会の田舎って感じでしょうか。しかし、東京エリアでは、こんな立地条件は普通にあるでしょうから、大阪人はぜいたくなのかもしれません。値段も似たような条件で3割くらい高い。

これだけ値下げできるのなら、いくらで仕入れたのか。気になるところです。TVでも宣伝してるらしいから、宣伝費は一千万単位で消耗していく。バナナならぬマンションのたたき売り。草場の陰で完売をお祈りするのみであります。

■ハイテンションの広告HP
http://www.co283.jp/

閑人帳

●文藝春秋 拾い読み

立花隆 著 「小沢一郎 新闇将軍の研究」を読む

 同氏の文春における代表作「田中角栄研究」(1974)を読んだ人がこの記事を読めば「嗚呼、立花隆、衰えたり」と失望の念を禁じ得ないでありませう。今号の看板記事なのに、質量ともに「角栄研究」の100分の1くらいのネウチしかない。しかし、ご当人は病身であり、十分な活動ができないため、仕方ない。「角栄研究」は首相退陣のきっかけをつくったくらいのショッキングな内容でしたが、あれに比べれば、今回の記事なんか、小沢一郎クシャミ一つしないはず。

記事で言わんとするところは、小沢一郎が民主党を牛耳る真の権力者であり、鳩山政権は明快な「権力の二重構造」のもとで運営される。大臣のクビなんか小沢の一存だけで飛んでしまうだろう。(ゆえに闇将軍である)
 ・・てなことは、国民の多くがすでに知っていることであり、何よりも鳩山首相みずから選挙直後に「党の運営と人事に関しては小沢氏に一任する」と明言しているので、敢えて「闇将軍」なんて呼ばなくてもいいくらい。権力の二重構造を宣言してるようなものです。

新しく大臣になった人々は、それなりに頑張っていますが、その裏では小沢の恫喝、脅迫という鞭がぶんぶん振り回されていること常識で、遠からず、大臣の辞任(本当は小沢によるクビ切り)の例が生まれるかもしれない。これこそ、小沢の理想の姿であるはず。そんな手法を学んだのが利権政治の見本といえる田中角栄~金丸信に仕えた時代であったのだから、なんとも皮肉なもんです。

小沢一郎はもう早々と鳩山サンを見切っている。これは記事に書いてあることではなく、丸出駄目男の見解です。(11月号記事・敬称略)

同2  

 

たまには外メシ

●そこまでやるか・・お好み焼き

 ちょうど一年前に、新地本通りのお好み焼き店「京ちゃばな・北新地店」をたずねて、このブログで紹介しました。この店の近く、ANAクラウンホテル(旧全日空ホテル)の北側にも同じ系列の新しい店ができました。

お好み焼きの店も、もうとっくに飽和状態で客数は頭打ちではないかと思われます。そこでなんとかメニューの工夫(差別化)で客を集めようとしてるみたい。その創意工夫の熱心さでは、「京ちゃばな」は優等生かもしれません。

しかし、厨房のスタッフは仕事が楽しいのではないでせうか。スタンダードなお好み焼きばかり焼いてるより、材料、調理、コーディネートなどでアイデアが生かせるし、良い意味での仲間内の競争があってボヤボヤしてられない・・と、これは勝手な想像ですが。

さりながら、駄目男のようなオジン客は、この店のメニュー見ても、何がなにやらさっぱりワカラン。昔は「豚玉」「ミックス」と、至って簡単に注文できたのに、面妖なメニューがずらずらーと並んで、これどんな食い物やねん?としばし疑心暗鬼に陥るのであります。

でも、なんかワカランけど、食べたら美味しくて、アカデミックなお好み焼きだけ食するよりはずっと満足度は高い。ただし、ボリュウムや満腹感に価値をおく人にはいささか物足りないと思います。予算3000~4000円くらい。要予約

■京ちゃばなの紹介
http://www.chabana.com/style/newstyle.html#shop08

付きだしはトマトのゼリー
京ちゃばな2  

前菜六種
京ちゃばな3 

トマトとチーズ?か豆腐?かでモメタ・・ナントカサラダ?
京ちゃばな4 

伝統的「ミックス焼き」
京茶葉名6 

何だったのか、思い出せない
京ちゃばな5  

店の外観
京ちゃばな1 

大阪日暮綴

●座頭市電車

JR環状線西九条駅からユニバーサルシティ駅に向かう電車の沿線風景は、工場、倉庫、空き地ばかりで誠に殺風景であります。これから、非日常的楽園であるUSJに行こうとする乗客にとっては興ざめすること甚だしい。

あれ、なんとかせにゃ。・・ならば、窓もドアも目隠しして外を見えなくすれば良い。そんなん出来るの? デキルンデス。
 車体をまるごと広告看板代わりにする電車はふつうにありますが、これのハイテク版が写真のJR電車。車体全面にコテコテにイラストを描いてあり、それが窓やドアにも及んでいるのが特色です。これじゃ車内はマックラケか?

・・と、思いきゃ違うんですね。3枚目の写真がそれで、車内からはコテコテイラストが全く見えない。明るい。 明るいけど、外の景色は見えない。濃霧のなかを走るがごとしであります。だから駅に着いても駅名看板も見えない。(窓に顔をくっつければ見える)すなわち、サービスと不親切が半分ずつの電車であります。この電車の場合、途中には「安治川口」駅一つしかないので問題ないが、環状線まるごとこれにしたら・・乗客全員「座頭市化」であります。

窓ガラスをよく見ると、1,5ミリくらいのピッチでストライプがあり、これが仕掛けらしい。六甲アイランドのモノレールでは、沿線で人家のあるところにさしかかると自動的に「曇りガラス」になって視界を閉ざす工夫がされてるけど、あれの進化系でしょうか。なんにせよ、えらいハイテクです。

同2 

同3おわり

車内からはイラストは全く見えない
目隠し電車 

 

大阪日暮綴

●川島恵美子作品展 ご案内

 毎年ここで案内してるように思いますが、今年もン十回目かの作品展が催されます。ご用とお急ぎでないかたはお運び下さいませ。
 雄大な山岳風景から、やさしい里山、田園風景まで、心やすまる風景画の展示です。

■10月11日(日)~17日(土) 11時~19時
■会場 大阪現代画廊 裁判所裏 旧老松通り 6361-6088

川島個展 
かわしま個展案内図 

たまには外メシ

●こんなに安くて委員会?   ~わたみんち~

 西宮芸セン・ホールのコンサートの帰り、ホール沿い回廊にある居酒屋「わたみん家」~わたみんち~へ寄りました。「和民」チエーン店の中ではローエンド店(一番安い店)に位置づけられてる店です。

4人で2時間近く飲食して勘定は6149円 ナリ。一人当たり1500円です。うち、ビールが6杯で2563円。残りが料理代で3583円。料理代金は一人当たり900円にしかなりません。(セコく割引券も使ったので、実際は合計で500円高)
 食べたのは、トリ串焼き、大根サラダ、キャベツ焼き(お好み焼きにちかい)最後にさんま寿司。場末の小汚い居酒屋でもこれより高いのでは、と思われます。家賃ン百万円の店で、この客単価でもうかるのか? つい勘ぐってしまうのが貧乏性の正しい反応であります。この店で、一人3000円を飲み食いするのは相当の飲んべえ、大食いでありませう。

居酒屋やファミレスは売り上げ低減の趨勢が止まらず、全体では前年比で10%近い下落。大手も零細も必死のパッチ、中途半端なコンセプトの店はどんどん淘汰されている。有名店で唯一、売り上げを伸ばしてるのは「王将」だけみたい。これって、飲食業界の「ユニクロ」みたいな店ですね。まごうことなきローエンド店。

■わたみん家 西宮北口店ごあんない
http://r.gnavi.co.jp/k704004/

わたみんち 

閑人帳

●どうする?「エコナ」報道

 閑人帳、9月18日の記事で取り上げた花王「エコナ」問題。同社はテレビなどへの広告量がすごく多いので、売り上げ減に悩むTV局には大難儀の問題・・と書きました。実際、TVや新聞でどれくらいの質量で報道したのか知りませんが、問題発端時に紙面の隅っこで小さく報じた「大阪日々新聞」が10月5日に、下の写真のような後追い記事をのせました。

じつは、日日新聞も、配信した共同通信も「花王」から広告受注している会社ではないので、ビビらずに記事を書けるはず。それでも問題発端時は最小限の報道しかしなかった。国民の健康に関わる大事な問題だから、しっかり伝える義務があるというのに。
 今回、記事を書いたのは、写真の記事の見出しにあるように「初の特保取り消しか」が、かなり大きな問題だからでしょう。もし、実際に「特保」を取り消され、なお、そのことをマスコミがきちんと報道しなかったら、国民への重大な背信行為になる、と言われても仕方ない。

一方、この記事によると、「花王の相談ダイヤルには半月で、一年間分を上回る約16万件の電話が殺到した」とあり、事実なら、一日で一万件というものすごい数の苦情や問い合わせがあったことになります。すなわち、問題を知っていた人もたくさんいたことになります。この電話件数の多さ自体、十分ニュースヴァリューがあります。

仮に、この「エコナ」問題を10人中、2,3人しか知らなかったとしても、異常に多い電話着信は、無関心ではおれない人が無茶たくさんいるということです。地味な報道だから関心も薄い、無視する、ではなかった。
 それに、オイルやドレッシングといった食品は、自家消費のほかに、ギフトの定番商品でもあり、贈った人、頂いた人、双方になんともいえない後味の悪さを残してしまったはず。
 
次の難儀は、今まで許可された約890もの「特保」商品で、品質不良が理由で許可を取り消された商品は一つもなかったこと。もし「エコナ」が取り消しになったら第一号になり、メーカーにとっては屈辱的試練になります。中小企業ならともかく、トップ企業ですからね。花王の幹部や開発研究部門のオジサンたちは頭かきむしって悩みまくってるかもしれない。
 なお難儀なことに、エコナに含まれる発癌性を疑われる物質が健康を害するという明確な論拠がないかわり、無害であるという証明も出来ないのが現状。「ああ~つらいのう、ヨコヤマ!」的日々であります。

さて、しっかり研究して、許可を取り消すか否かを決めるのは発足したばかりの「消費者庁」 陣頭指揮するのは福島瑞穂サンであります。う~ん、自民党時代なら、以心伝心、あうんの呼吸とやらでナントカできたかもしれず、この点も花王はツイてませんねえ。
 記事の末尾は「福島瑞穂消費者行政担当相は、「科学的結論が出るまで何もできないのでは、従来の行政と一緒」と話し、取り消しに向けた手続きも視野に検討を始めた」とあります。次の展開の報道もありそうなので、注目しておきます。

■特定保健用食品(特保)とは・・・
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c6%c3%c4%ea%ca%dd%b7%f2%cd%d1%bf%a9%c9%ca

エコナの場合、「体に脂肪がつきにくい」がメリットとして宣伝していました。
エコナ問題 日々新聞

 

たまには外メシ

●「伊達政宗麦酒」がおいしい・・

 久しぶりに、堺駅前「クラシカル」へ行って、最初に飲んだのがこの麦酒。仙台市の「長沼環境開発(株)」という地ビールメーカーがつくっています。口当たりがソフトで、とてもフルーティーな味わいです。アルコールは5%。分類では「ヴァイツェン」になるそうですが、麦芽、ホップという同じ材料を使って、どうしてこんな味に仕立てることが出来るのか、不思議です。

この味、8月に土佐堀通りのビア・レストランで飲んだベルギーの「ヒューガルデン ホワイト」と似ているのを思い出しました。(友人に教えてもらってメモしておいた) 一方、ネットで、長沼・・を検索すると、あちゃ~、同社は2007年1月倒産(自己破産)なんて情報が出るではありませんか。ええかっこして、身尺にあわないハデなレジャー施設をつくったが持ちこたえられず・・。よくあるパターンです。さすが、伊達はんやなあ・・は、関係ないか。ま、麦酒製造部門は生き残って製造を続けているそうであります。

■商品のご案内はこちら・・。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/datemasamunebeer/index.html

■クラシカルさんの案内はこちら・・・
http://www.osk.3web.ne.jp/~classiy/

ボトルをもらって帰って撮影。350CC アルミボトル。
伊達政宗麦酒 

大阪日暮綴

●目が点になるゾ! ~伊勢神宮と神々の美術~ 展を見て

 アートのコピー作品を見て感動するなんて機会は少ない。でも久しぶりにカンドーしました。大阪歴博で開催中の上記展覧会に展示されていた伊勢神宮の遷宮に関わる美術工芸品が素晴らしい。

アートのコピー作品なんてイージーに書いてしまっては神サマに失礼であります。正しくは「遷宮儀式にに関わる諸々の美術、調度品の再現制作品」というべきか。 それでも、なんのこっちゃねん?と問われそうです。

ご存じのように、伊勢神宮は20年ごとに社を新しく造り直し、一切を「更新」~便利な言葉!~する習わしですが、この遷宮に際しては建物だけでなく、そこで用いられる道具や儀式で使われる神宝、調度品、衣装など一切も新しく作り直されます。そんな、シモジモの私たちが目にする機会がゼロに等しい作りものの数々が展示されてる。こういう展覧会です。

正倉院の宝物を鑑賞すれば、それが1000年以上の大昔に、当時の技術の粋を尽くしてつくられたオリジナルの芸術作品であることにカンドーするのですが、この伊勢神宮の宝物は、1000年以上の大昔から、ひたすらコピーを繰り返し、なお、21世紀の今も、芸術、技術的価値を維持している・・このことにカンドーするのです。大昔の宝物を今でも作れる人間が存在する。1000年前の人の美意識、技術を理解、再現できる能力をもった人がいる。スゴイことではありませんか。

・・なんて、ヘタな文章で説明しても、ぜんぜん伝わらないと思うので、興あればぜひお運び下さい。衣装(装束)から道具類、小さなアクセサリーに至るまで、目が点になるような美しさと凄いハイテクぶり。これを見ただけで、日本人に生まれてよかったと思っても、けっして誇大妄想ではない。逆に、なんの感興も催さなかった人は・・ご愁傷様です。
(上記の品々は展示会場の後半部に展示されています。 入り口そばには最古の古事記写本もあります。)

■展覧会の案内
http://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2009/isejingu.html

■伊勢神宮のホームページ
http://www.isejingu.or.jp/

■伊勢神宮の基礎情報
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%A5%9E%E5%AE%AE#.E5.B9.B4.E8.A1.A8