読書と音楽の愉しみ

●わぐりたかし著「地団駄は島根で踏め」を読む

 田中よしゆきさんに薦められて早速読みました。
自称「語源ハンター」の著者が全国各地へ出かけて、ふだん何気なく使ってる言葉の語源を突き止めようという企画です。
 タイトルの「地団駄を踏む」なんて言葉も、地団駄って何?と疑問をもたないまま使ってますが、ちゃんと謂われがあるんですね。地団駄とは出雲地方で盛んだった製鉄作業の、炉に風を送るための「ふいご」を足で踏む、その下駄のような踏み台のこと。これが時代を経て意味も変化して現代では「悔しい」を表現する言葉になっています。

うやむや、お払い箱、関の山、うんともすんとも、・・これらの語源がほんとうに面白くて、読み出したらやめられない、かっぱえびせん的魅力があります。 ひとつ、え!知らなんだなあと驚いたのは「縁の下の力持ち」の語源は、四天王寺の聖徳太子に関わる宗教儀式であることです。ほんまかいな、そうかいな、と感心と納得の項目でした。

たくさんある言葉のなかで、駄目男が語源を知っていたのは「あこぎ」(三重県)と「うだつ」(徳島県)の二つきりでした。「あこぎ」は30年くらい前、お能の謡本で知りました。うだつは知ってる人が多いでしょう。
 ・・というわけで、これも雑学の類でしょうが、語源ハンティングで出かけた土地がいずれも旅先としても魅力的なところばかりで、紀行文としても十分楽しめます。(光文社新書 09年3月発行 785円)


スポンサーサイト

アジア ウオッチング

●納涼特集 <中国的面白建築事情> 
 
もう7月も終わりというのに梅雨が明けず、蒸し暑い日々が続きます。
そんな梅雨空を笑い飛ばす楽しい写真コレクションをお見せしませう。
 中国事情を伝える「サーチナ」のカテゴリーに投稿画像集があり、その中から建築土木に関わる写真を選びました。写真の説明をするURLはほとんどリンク切れで発信元が不明なので、転載不許可の画像は除いたうえ、駄目男が勝手に面白解説?しています。(一部中国以外の画像もありそうですが不明)
■引用元、サーチナのHPはこちら・・・ http://searchina.net/

 ★★★ 駄目男が選んだ外国版「ナニ・コレ珍百景」 ★★★

グニャグニャビル
検索時点で人気第一位がこの写真。まさに、目が点になるドッキリ写真です。このビルが実在したら、即世界文化遺産登録になりそうですが、これって誰かがCGでいたずらしたんでしょう。しかし、アイデアも技術も十分なスグレモノです。  
 おから工事 


屋上屋のはてに・・
はじめは平屋建てだったマイホーム。二階をつくり、三階を足し・・屋上屋を重ねてるうちに、ある日ぐわらぐわらどしゃ~ん。でも、全体になんかメルヘンチックなデザインで、これは駄目男お気に入りの作品です。 
おから  


ウインドウズ
なんで?・・なんで?・・ なんでこんな窓になったのか、ずいぶん考えましたが、意味不明です。もしや駄洒落か? それなら「一カ所に二つの窓があるから、これがほんとの<ウインドウズ>って、どない?」無理して笑うて下され。  
おから工事      
 

うっかりミス
マンション販売業者、平身低頭して「お、お客様の部屋だけバルコニーへの出入り口を作るのん忘れましてん。すんまへ~ん、ここは10万値引きということで何とかご勘弁を」
購入客「お、10万負けるか。ほな、自分で壁ぶち抜いてドア付けるわ」で一件落着、めでたしめでたし。 
おから工事  
 

早いもん勝ち
「わっ、線路の上にバルコニーこさえてしもて・・えげつな~。電車来たらどないすんねん?」    「電車来たら? ほな、線路を付け替えたらええやん」  チャンチャン。 
おから工事 
 

ワケあり格安物件
不動産屋いわく「お客さま、こちらの物件、家賃お安くさせてもらいますが、ちょっと出入りがやっかいでございまして・・・」  客「わし、他人の家の窓から入ったこと何遍もあるさかい慣れてるけどなあ、窓から出たことってあんまりないねん。そやけど、家賃まけてくれたら契約してもええで」 
おから工事1 
昔、赤瀬川原平や南伸坊といったイチビリ作家が路上観察学というのを流行らせました。理解不能、全くの役立たずの建築造作を「トマソン」といって「お宝」扱いしてははしゃいでいました。この物件はまさに中国製「トマソン」です。 トマソンの意味が分からない人はこちらを・・・
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%BD%E3%83%B3


ゲージツ作品なのだ
この写真にも悩まされましたね。なに、ダンプカーが道路の穴ぼこに落ちただけやろって? よう見とくなはれ、ダンプが道路から生えたように見えまへんか。まず、穴と車体の間にすきまが全然ない。それに、車体がもう十分さび付いて走れる車とは思えない。つまり、昨日おとといの事故ではなくて、何年もこの状態のままではないのか。
 
しかし、それなら道路塞いでえらい邪魔になるはずやけど。いや、もしかしたら、この先10mで道路が行き止まりになってるかもしれん。それなら金かけて撤去するより、路上のオブジェとして残しとこかと。真相は如何に・・。
おから工事3 


ここまでやるか!!・・・やらいでか!!
発泡スチロールの表面に5ミリほどセメントを塗りつけて「鉄筋コンクリート造り」と称する、典型的なインチキ工事法。バレなければ何をやっても良いというのが中国人にとっての「建築基準法」らしいです。
おから工事2 


すわ!発泡スチロール製の石段か?
と期待しましたが、どうも違うらしい。セメントが足りなくなって、強度の要らない部分はほとんど砂でこしらえた?・・あり得ますなあ。
おから工事1 

●これもお笑い・・・

上海の“転倒”マンション、「品質優秀」で表彰されていた
 
<searchina  日本語版から引用>

上海市閔行区蓮花南路で27日に“転倒”した建設中の13階建てマンションが、「品質優秀」として表彰されていたことが6月30日までに分かった。中国青年報が伝えた。(中略)

蓮花河畔景苑は2007年、上海市政府から「文明工地」として表彰されていた。中央政府・建設部と上海市の基準にもとづくもので、同市内で対象になったのは建設プロジェクト10件。表彰にともない、上海市の「誠実・信用できるな品質管理の建設プロジェクト」、「市品質優秀建築構造」などのリストに加えられた。(中略)

上海光啓建設監理公司によると、現場は河川に面しており伏流水があった。前日に近くの防潮壁が壊れ、地下で河川の水の逆流現象が発生したなど、“転倒”にはその他にも原因があり、事故は複合的に発生した。
 建物そのものの構造には問題がなく、“転倒”しても割れなかった窓ガラスがあるなど、しっかりとした施工だったという。(引用ここまで)

■引用元
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0701&f=national_0701_028.shtml 
 

ア・ラ・カルト

●南海高野線、在りし日の風景

 先週、高野線の観光電車「天空」のレポートを書きましたが、そのとき、橋本市内の「郷土資料館」へ立ち寄りました。拙著「新高野快道」でも紹介している小さな博物館です。そこで無造作に壁に貼ってあった古い写真がとても珍しいシーンだったので撮してきました。

年月は不明ですが、南海高野線と本線が開通し、かつまだ蒸気機関車が使われていた時代の西成区岸里風景です。まわりは、まだ一面の畑のようです。
 これと同じポイントで写真を撮れるか、と思ったのですがアウトでした。
写真の高架の線が高野線、下が南海本線(いずれも名称は現在と違っています)で、高野線が本線をまたいでいますが、現在は本線も高架になっています。
高野線4 


上の写真の地上の本線を右へ渡って200mほどバックして撮した写真。
右手が高野線、左の高架が本線です。
高野線7 


古い写真は高野線と本線が上下で交差していますが、現在はこの写真のように本線に合流して難波へ向かいます。高野線の高架は切り離されて、現在の汐見橋線になっています。
高野線6 


古い写真の撮影ポイント近くの現在の町並みです。
高野線5 


大正4年3月、高野線の紀見峠駅開通時の写真。
電化はされているが、車両は路面電車みたいに小さい。これで峠下の急勾配上がれたのか?と不思議に思えます。
高野線3 


同じ時期の橋本駅。
高野線2 


終戦後しばらくは、空襲で焼けた電車の補充ができず、蒸気機関車(C10)が代役をつとめたと説明にありました。丸いプレートには<急行 長野 汐見橋>の文字があるから、河内長野~汐見橋間の急行列車だったのでしょう。
高野線1 

アジア ウオッチング

●上海の倒壊マンション、一躍観光名所に。

 先に2回掲載したこのポテチンマンション事件、中国国内でもトップニュースで報じられたせいか、一度見たいと言う人が多く、大手旅行代理店が見物ツアーを企画しました。世界文化遺産に登録せよ、という駄目男の冗談もなんかリアルになりそうな雰囲気です。中国人の民度を表すツアーでもありますが。

■見学ツアー企画を報じる「中国サーチナ」の記事
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0724&f=national_0724_025.shtml

●成都でも大雨で?マンション傾く  「レコード・チャイナ」の記事
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=33718&type=

大阪日暮綴

●都会製「ふるさと風景」ただ今熟成中。

 鶴見区の鶴見緑地西寄り、大芝生広場のへりに小さなせせらぎがあって、このロケーションが気に入ってます。むろん、人工の流れで、水源は地面から3mほどポンプアップして岩の間から流れ落ちる仕組みです。

造成当初は、いかにも図面通りにつくりました・・みたいなしらじらしい光景でしたが、年月を経て雑草が生え、樹木が育ち、虫たちも増えてだんだんナチュラルな森の風景に近づいてきました。先日訪れたときは子供がザリガニとりをしていて、へえ、ここまで「熟成」したか、と驚いたものです。

子供達は近所のマンションなんかに住んでいる、ごく普通の都会っ子でしょうが、大人になったときに思い出し、懐かしむ「ふるさとの風景」にこの場面が含まれるのでしょうか。

 ♪ 兎追いし かの山  小鮒釣りし かの川 ・・・

この歌うたって「鶴見緑地」の風景を思い出す? 
う~ん、それはないやろなあ・・。しかし、もっと無味乾燥なアスファルトジャングルで育った子供に比べたら、少しは幸せといえるでしょう。こんな「手入れしすぎない」緑地、公園が増えてほしいものです。(撮影6月中旬)

鶴見緑地1  

鶴見緑地2 

鶴見緑地3  

アジア ウオッチング

●「中国:7.9%成長 大幅に景気回復」報道の怪しさ

  下の二つの記事のうち、上の毎日記事は日本の新聞、テレビのほとんどが伝えた「中国は不況脱出、再び経済成長加速へ」という皆さんご存じの記事。下の「大紀元報」はシナ嫌いの人間しか読まない記事で、中国不況脱出説に疑問を唱えています。新聞とテレビしか情報源のない人は、「やっぱり中国は凄い。旺盛な内需や豊富な国家資金力でピンチを脱した。いまや、世界経済復興の牽引役は中国しかない」と信じてしまいます。しかし・・・   

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ★【毎日新聞 北京・浦松丈二】中国国家統計局は16日、09年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)の伸び率が前年同期比7・9%だったと発表した。上半期では7・1%増。第1四半期(1~3月)の6・1%増から大幅に回復した。金融危機の影響が長引く欧米に比べ、中国の比較的早い景気回復基調が確認された。

 中国政府は通年の成長目標を、雇用を確保し、社会の安定を維持するために必要とされる8%前後に設定。総額4兆元(約55兆円)の内需拡大策や金融緩和策などを打ち出し、景気てこ入れを続けている。

 上半期の輸出総額は外需の落ち込みから前年同期比21・8%減だったが、固定資産投資が同33・5%増加したほか、鉱工業生産も7・0%増と持ち直し、景気回復を支えている。(以下略)
■引用元
http://mainichi.jp/select/world/news/20090716dde001020018000c.html

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★中国:電力消費急減で鉱工業生産上昇の矛盾
 【大紀元日本6月13日】中国国内電力消費量が急激に減少したにも関わらず、政府の発表した鉱工業生産(付加価値ベース)が上昇しているとの矛盾に海外各界は疑念を持つようになった。また、中国電力企業聯合会がこのほど、全国電力消費量の公表を取りやめたことで、人々の中国経済指標の信憑性に対する疑念がさらに深まった。

 5月25日付のウォールストリートジャーナル紙(WSJ)電子版は、過去10年の大半において、中国の鉱工業生産(付加価値ベース)の伸びは電力消費量の伸びとほぼ連動していたが、しかし最近では電力消費量が減少傾向にあるにも関わらず、鉱工業生産が比較的速いペースで伸びていると指摘した。

 中国国家工業情報化部は4月16日に、今年1-3月期(第1四半期)の全国電力消費量が7809・90億キロワットで、去年同期比で4・02%減少し、また全体の70%を占める全国工業生産電力消費量は5507・80億キロワットで、昨年同期比で8・38%急落したことを発表した。また、3月の全国電力消費量は2833・89億キロワットで、前月比で2・01%減少したという。しかし一方、中国の温家宝首相は4月11日、中国の3月鉱工業生産が前年比で8・3%増となり、過去最低を記録した1-2月の3・8%増から伸びが加速したと述べ、1-3月期の鉱工業生産の伸び率は5%を上回ったと語った。さらに、中国国家統計局によると、中国の1-3月期の国内総生産(GDP)実質成長率が前年同期比で6・1%増となった。(以下略)

引用元 
http://jp.epochtimes.com/jp/2009/06/html/d13138.html

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

興味深いのは、成長率の数字ではなく「中国電力企業聯合会がこのほど、全国電力消費量の公表を取りやめたこと」です。いかにも中国らしいなとニンマリしてしまいます。日本で、例えば関西電力が「その筋(政府)の指示により、従来公表してきた毎月の発電量の発表を取りやめます」なんてことは200%あり得ない。しかし、かの国では政府に不都合な情報だと判断すればカンタンに「やめろ」と命令できます。

電力需要が減っているのに、鉱工業生産は大幅に伸びた・・小学生でも分かる矛盾を突かれ、あわてて電力消費量の公表中止を命令した。これでまたウソがつきやすくなる・・てな塩梅でしょうか。
 4兆元(55兆円)という莫大な金額の景気振興策が功を奏しはじめた・・という話も聞きますが、その内実はいささか怪しい。しかし、日本のマスコミ情報は決して「怪しい」話は報道しません。中国ヨイショ記事ばかりです。

 

ア・ラ・カルト

●南海高野線「天空」初乗り記

 7月3日から定期運行をはじめた観光用車両「天空」に乗りました。
新造ではなく、古い車両をリフォームしてのデビューです。運転も一般車両に連結して、天空2両、一般車2両の4両編成。座席指定で、電話で予約します。

橋本~極楽橋約20キロを45分くらいかけて走ります。九度山駅から先は時速20~30キロののんびり走行。これって、特急「こうや」でも各停でも同じ速さ。「こうや」は日本で一番遅い特急列車ではないでしょうか。半径100mくらいの急カーブと急勾配の連続をキーンというきしみ音を谷間に響かせながらノロノロ走るのが鉄チャンには魅力なんでしょう。(すごく不快に感じる人もいるはず)

座席の配置は変わっていて、一部のクロスシートを除き、高野山に向かって右側の風景だけを見物するようになっています。むろん、展望が良いからです。嵯峨野を走る観光トロッコ列車と同じような楽しみ方ができる観光車両ですが、この先、人気はでるでしょうか。乗ったのは平日の午後便で乗車率は4~5割程度でした。夏休み期間は混むかもしれませんね。
(座席券500円 一日2往復。季節運行 水曜、木曜は休み)

■「天空」の利用案内
http://www.nankaikoya.jp/tenku/ticket/index.html

極楽橋駅での「天空」と「こうや」(右)
天空1 

片側の展望を優先する座席配置
天空2 

天空3 
テーブル付き4人がけ座席もあります。
天空4 

なぜかタタミの席が一つ。寝ころんでもいい席?
天空5 

床はフローリング調。なんとかウッディな感じを出そうとしている。
天空6 

方向転換できない二人がけの席
天空7 

この季節、車窓の風景は緑一色。これがもう何十年も、ほとんど変わらないというのも魅力。大都市近郊では貴重なロケーションです。
天空9終わり 
(完) 7月17日

大阪日暮綴

●天神祭には負けるけど・・・
 下町の神社のユニークな祭りを見物

■その1 難波八阪神社の船渡御

 八阪神社といえば、京都東山の八坂神社を思い浮かべる人が多いはず。浪速区元町二丁目にある八阪神社は大阪市民でも大方「どこにあるねん?」てな感じの神社です。それが、近年夏祭りでハデな船渡御をしているという情報を得て見物に出かけました。

神社から北へ10分ほど歩けば「湊町リバープレイス」 ここに船約20隻と数百人の乗り手、関係者が集合して乗船、道頓堀川の日本橋~日吉橋を往復します。天神祭のそれのミニサイズ版みたいですが、川幅が狭いぶん、見物人と乗り手の距離が近いので盛り上がりやすい。
 知名度が低いため、見物人は天神祭にくらべ圧倒的に少なく、どこからでも楽に見物できます。写真もとりやすい。たまたま通りがかった人が見物しているだけで、この行事目当てにやって来る人はほとんどいないようです。

「しかし、それにしてもえらい費用かかってるやろなあ」と他人事ながら心配になります。天神祭でさえ金集めに苦労してるのに、ようやるなあと貧乏性ならではの賞賛、応援の心情です。

 でも、未来は明るい。あと1年?くらいで戎橋~湊町の護岸工事、遊歩道工事が完成すると、川筋全部が見物場所になり、集客力は俄然アップします。それに合わせて、南海、近鉄、阪神各電鉄に見物を呼びかける宣伝をするのです。
これら電鉄の沿線の住民は、幸いなことに?天神祭の会場へのアクセスがあまり良くないから、上手に企画、宣伝すればどどどどと客が増える可能性はあります。つまり、天神祭の強力ライバルに成長させ、ミナミの集客力アップ、さらには大阪の新観光名所に仕立てます。有名タレントなんかゲストに呼べばなお効果的です。

この駄目男のヘタ写真(ブログ)見た人の中にさえ、来年いこかな、と興味もつ御方がいるかもしれません・・・いないか(笑)  (7月12日)
  
●次回は西成区の生根神社「だいがく祭」(祭日は7月24~25日)

元町二丁目にある八阪神社。神主さん、そんなにいちびって委員会?
と、言いたくなる奇妙な建物は催事のステージ。獅子の口が舞台です。
八坂神社1 

夕方、湊町リバープレイスに集合します。
同2 

先触れの船が登場〔太左衛門橋)
同5 

全20隻のうち、手こぎ船は2隻。漕ぎ手が大人と子供用に分けてある。
これは子供用だが、かなりの重労働に思えました。
同4 

大人の舟。中央にいる人は交代要員らしい。
同3 

戎橋のすぐ東に川幅をわずかに広げたところがあり、ここで舟は回転できる。
モタモタしないで一気にターンする様子は、岸和田のだんじりの「やり廻し」
の水上版みたい。漕ぎ手と舵取り役の呼吸が合わないと岸にぶつかってしまう。
・・ということは相当練習したのでせうか。(下の写真も同じ)
同6 
同8 

赤い法被を着た面々の舟は豚まんの「蓬莱」のチャーター船。  
同10 

最後は「なんばウオーク」商店街チャーターの舟でした。
同11 

8時前、ようやく勢揃いし、見物客も増えて祭気分になりました。
同12おわり

  (完)  
 

ア・ラ・カルト

●堺浜クルージング

 南海電車の企画で堺港の遊覧があったので参加しました。
堺旧港の木造灯台を海から眺めてみたいと思っていたから、良い機会でした。
湊駅で集合、出島漁港まで歩いて小型の遊覧船に乗り、港内一周です。北よりの埋め立て地ではシャープの新工場がほぼ外観をあらわしていましたが、外から眺めるかぎり、こんなとこで働くって・・タイヘン、の印象でした。

観光船ではないので、全員救命具つけて乗ります。
堺浜1 

船から眺めた木造灯台(史跡・文化財)
同2 

北のほうへ進むと南港のWTCビルが見えます。
同3 

シャープの工場の全景。敷地127万平方メートルで、大阪城公園より一回り大きく、甲子園球場の30倍。ガラス工場など、関連産業もここに集まる。
同4 
同5 

出島漁港では、土日は海鮮バーベキューができる。
同6 

同7おわり 

ア・ラ・カルト

●日本最大の木造観音立像・・・紀三井寺観音堂

 「湯めぐりマップ②」に、紀三井寺駅から紀州黒潮温泉へ、というコースを掲載しています。今回わけあって数年ぶりに歩きました。最初に立ち寄る紀三井寺には新しい仏殿(観音堂)が完成しており、300円奮発して拝観しました。

観音堂は当寺の管長さんの発想かもしれませんが、「心の灯台」というイメージで作られており、江戸時代の灯台のかたちをうんとずんぐりさせたようなデザインになっています。名草山の中腹にあり、和歌山の街中からは灯台のように見えやすい建物で、昨年、落成したばかりです。

 さて、中へ入ると眼前に金色まばゆい観音様がお立ちになり・・しかし、あんまりビッグなので手を合わせる前にのけぞってしまいます。高さ12m、日本では最大級の木造観音像だそうです。その出来映え、見事というしかありません。で、ただただ有り難く合掌して引き下がればいいのですが、何かと詮索したくなる駄目男は、瞬時に制作の苦労や搬入組み立てのしんどさに思いを馳せてしまうのでありました。

仏師は京都、西山に工房を構える松本明慶師。斯界の第一人者です。お堂の案内人に訊くと、松本氏自ら、こんな大きな像は二度と造れないと言われたそうです。制作に5年、アイデアも苦労もてんこもりの観音さまです。

 最初に見上げたとき、この大きなサイズゆえ、像のデザイン上のバランスをとるのに難儀したのでは、と想像しました。普通は仏像と拝観者の高さの位置関係はさほどアンバランスではありません。仏様を見上げるとしても、お顔の位置はせいぜい2mくらい上でしょう。しかし、この12m像ではビルの3階にお顔がある感じです。だから顔とボディのサイズ的バランス、手の位置と長さなど、地上対面のそれとはずいぶん違うのです。狭いお堂の中では拝観者との距離が数mに固定されてしまい、その位置からの最上の「見え方」になるような遠近法的配慮が要ります。そんなん、コンピュータでシミュレーションできるじゃん、といえば身も蓋もない。仏師がそれをしたでしょうか。

・・とかなんとか、詮索するのでありました。搬入、組み立てについては案内人さんが詳しく説明してくれました。(自ら寺側の担当者だった)結局、像は四つに分解し、お堂に搬入してから組み立てたのですが、なにしろ全身金箔に覆われてるので、わずかな摩擦でも傷ついてしまう。もうハラハラドキドキの日々だったそうです。あれこれ話を聞いて、ひとつ残念だったのは材料が国産材ではなく、ロシアの松材(名前忘れた)を使ったことです。シベリアの極寒の地で育った、即ち年輪密度が凄く高い材を集成材的に加工して作ったそうです。

来るべき「南海大地震」にどう対処するか、これは恐らくその道の専門家の知恵も入れて様々な耐震の工夫がなされているそうですが、基本は高層ビルの柔構造のアイデアに近いものです。(下の新聞記事を読んで下さい)。仏像の内部に耐震装置を組み込んだなんて初めてではないでしょうか。

こんなに詮索好きの拝観者なんて、御利益あるどころか罰が当たりそう。
最後に、松本氏の「第10回京都創生連続セミナー講演録」 は主に弟子の育て方を述べたものですが、たいへん中味の濃い話なので、一読をおすすめします。

■松本明慶講演「知行合一~大佛師の心情~」
開催日:平成20年11月23日 会場:京都商工会議所講堂(3F)
 
http://hellokcb.or.jp/sousei/seminar/201123_1.html
 
■観音像完成を伝える新聞記事 (全身像の写真あり)
http://www.chugainippoh.co.jp/NEWWEB/n-news/08/news0801/news080112/news080112_04.html 

堂内の撮影は禁止なので、屋上のガラス窓から上半身を撮影。
中央、手を合わせた下側に細いスリットが見えるが、これがジョイント部分。
紀三井寺観音像 

(完)


閑人帳

●コンパクトデジカメ、ついに7,980円

 ここで何度か紹介した、駄目男愛用のユニデンのデジカメがサマーセールとかで大安売り、700万画素で7980円ナリ。06年に発売されたときの価格が24980円だったので三分の一です。これでも利益が出るのなら、製造原価は5000円 くらいなのか。

もう生産は中止しているので、売り切れ御免、在庫ゼロにしたいのがメーカーのホンネでせうね。案内はこちら・・・。
http://www.uniden-direct.jp/campaign/sale.html?cid=ml090706

プチ・ケチの研究

● ○ビの味方・・トイレの水を節約するパーツ

一般家庭で水道水の消費が一番多いのは風呂かトイレか炊事か洗濯か。
答えはトイレ。全体の3割近くがトイレのために使われます。水道料金は自治体によってかなりの差があり、高額の町ではトイレでの節水が家計に有効かもしれません。また、上水道水をトイレに使うのはなんだか勿体ない、という気持ちはケチンボに限らない心理でしょう。

それで、ロータンクにレンガなんか入れて貯水容量を減らすとか、節約を試みる人もいますが、先日、東急ハンズで見つけた「ウオーターセーバー」なる節水パーツは目からウロコ的シンプルなアイデアなので、思わず買ってしまいました。

タンク内のゴムフロートに金属の重りを載せるだけです。普通「大」でレバー操作するとタンク内の全部の水が排出されますが、この重りを載せると、レバーを操作してるあいだだけ水が流れ、節水できるというわけです。古いタイプのタンクは13リットルもの水が出るそうですが、仮に一回2リットルけちった場合、一人一日10リットルくらいは減らせます。一ヶ月で300リットル、三人家族なら約1000リットル、これはバスタブ4~5杯分の水量です。

参考までに、町別の水道代を比べると、大阪府内でも1、5倍くらいの差があることがわかります。隣の京都府大山崎町とか長岡京市なんか大阪市の2倍くらいになっていて、毎月5千円~1万円の水道代を払ってる家庭が多いのでは、と思います。大阪市は全国比較でもかなり安い料金になっています。

■市町村別の水道料金比較
http://homepage2.nifty.com/dorukun/index.htm

■東京都の水道資料
http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/customer/life/g_jouzu.html

ウオーターセーバー パッケージ(780円)
水道節約 

ゴムフロートに乗せたところ
水道節約2 

ア・ラ・カルト

●ちんちん電車で浜寺公園へ

■ちんちん電車、生き残れそう?
 近鉄阿倍野百貨店の建て替えなど、あべの界隈の大規模再開発で、ちんちん電車(阪堺線)は邪魔者扱いされて廃止されるのでは、と懸念していましたが、どうやら生き残れそうです。その積極的営業策として、7月4日から天王寺駅~浜寺駅前の直通運転をはじめました。(今まで直通は恵美須町~浜寺駅前で、天王寺発は乗り換えが必要でした)

この直通運転が実に36年ぶりというから「なんで?」と怪しむのが当然です。恵美須町よりはるかに集客力の大きい天王寺への利用者誘導をサボッていたと言われても仕方ない。堺市内西部の人は難波へ行くのには南海本線を利用すればいいけど、天王寺へは天下茶屋と地下鉄動物園前えきで2回乗り換えが必要です。住吉公園駅でちんちん電車に乗り換えるというテもあるけど、面倒なので利用する人はほとんどいないでしょう。

それなら、直通で乗り降りしやすい路面電車のほうが便利で運賃も安上がりです。このメリットに再び気づくまでに36年かかった?・・まま、まさか、とは思いますけど。

■半世紀ぶり?に浜寺公園へ
 海が埋め立てられ、新日鐵や三井の大規模コンビナートが稼働しはじめてから、今まで浜寺公園へ行ったことがない。ホンマか、と言われたら自信がないけど。とにかく数十年ぶりです。
 公園は48ヘクタールの広さで、大阪城公園の半分くらい。案内によると日本で最も古い公立の公園だそうです。そしてシンボル的風景は見事な松林です。全部で5500本あると何かに書いてありましたが、管理が行き届いてるのか枯れたりしてる見苦しい場面はなく、この松林の中にいるだけで癒されます。

他に桜並木やバラの庭園もあり、家族連れのためにミニ遊覧列車の運転もあって賑わっていました。今回の天王寺~浜寺直通運転で、JR大和路線や近鉄南大阪線沿線の人はカンタンに浜寺へ行けます。子供のころ、浜寺や助松へ海水浴に出かけた人(ふる~)も「郷愁散歩」にいかが。

★天王寺~浜寺駅前 約45分  運賃290円(カード不可・現金払い)
10分おきくらいに運転しています。 

天王寺から直通で来れる阪堺線「浜寺駅前」停留所。
全面的にボロボロです。
浜寺公園1

同2  

今回乗った354号はモダンなデザインだけど昭和38年製。
冷房装置はあるので助かりました。今どきカードの使えない電車は珍しいです。
浜寺公園つづき 


公園内風景。松林の散歩道は1,5キロくらい続きます。
同4 

同6  

遊覧列車は公園内の1キロくらいの距離を時速10キロ程度で走ります。
運賃大人290円。機関車はディーゼル車ですが、デザインは明治時代に難波~堺間に開通した当時の蒸気機関車をまねたものだそうです。遊園地のキシャにしては結構本格派といえるでしょう。
同7

同8 

後には展望車もついています。
同9 

つづき  

阪堺線停留所の東200mに南海本線「浜寺公園駅」があります。
鉄道ファンなら知らぬ者なしの名駅舎。東京駅や中之島中央公会堂の設計にも携わった辰野金吾博士の設計。国登録の文化財に指定されています。
南海線は高架化工事がすすんでおり、駅前一帯も再開発されるようで、数年後は風景ががらりと変わりそうです。駅舎はどうなるのか。
同10 

(完)