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ア・ラ・カルト

●おすすめは伝法町界隈・・・此花区の歴史散歩

 思うところあって、此花区の西九条駅から伝法まで3キロくらい歩いてみました。此花区というと、なんか殺風景な工場街というイメージをもってしまうのですが、歩けばいろいろ発見があって面白かったです。

 いつぞやの南海汐見橋線界隈の散歩の面白さと同様、さして広くない大阪市内にも、まだまだ知らない風景や歴史があるもんだと思い直しました。
 都会に住んでいても、普段の行動圏は買い物や通勤で出歩く自宅から1~2キロ間と、レジャーなどで出かける繁華街が大方で、ほかの地域は知らん顔というのがふつうです。

JR環状線西九条駅で降りて西へ、梅香、四貫島といった町名の通りを進むとにぎやかな商店街に出会います。
伝法下見 
 

商店街を抜けると正蓮寺川へ出ますが、この川、全面埋め立て工事中です。
元の川底にはすでに阪神高速淀川左岸線(4車線)と下水トンネルなどが埋まっています。河川敷はのべ2,6キロもの公園、遊歩道になるそうで、界隈の風景は一変します。こんな大工事も他区民は無関心なので知らないままです。
伝法2 

川向かいにある「鴉宮」。祭神は三本足の鴉、ヤタガラスで、豊臣秀吉の朝鮮出兵の縁起かつぎに由来します。
伝法3 

伝法4 

神社から北へ進むと、建設会社「鴻池組」の研究所があり、その隣に立派な木造洋館が・・・。「大発見や~」これは鴻池組の旧本店で、明治43年(1910年)築のアールヌーボースタイルのおしゃれなオフイスです。その隣には、町屋風のオフイスの事務所も保存されています。
伝法5 

伝法6   

ここから、ほんの100mほど先でまた「大発見や~」
嗚呼、懐かしや「カバヤ食品」の工場がありました。快道メーカーがガキのころ一番人気のあった「カバヤ キャラメル」当時は甘いおやつの代表はキャラメルでしたねえ。森永、グリコとガチンコ勝負していたように思います。
伝法10 

伝法11 


カバヤの本社工場は岡山市で、ここは大阪工場。飴類や玩具菓子をつくってるそうです。風雪に耐えてるって感じの古びた工場の雰囲気が魅力的。
伝法9    

カバヤの隣に「澪標住吉神社」があります。
澪標とは船の航路をガイドする標識で大阪市のマークになっています。一本の杭だけより視認しやすいのでこんなデザインになったのでは、と思います。
伝法7 

伝法8  

旧街道の趣が感じられる住宅街路を西へ行くと国道43号をわたって淀川べりに着きます。昔の伝法川の一部が残って漁港になっています。なんか、大阪市とは思えないようなひなびた風景です。
伝法12 

岸のポケットパークに大阪城築造時の「残念石」がベンチをかねて保存されています。
先の正蓮寺川の工事で底をさらえたときに見つかったそうで、合計4個あります。お城までもうちょっとというのに、なんかのトラブルで筏から落ちてしまったのでしょう。それがン百年ぶりに引き上げられて、ようやくベンチ役でよみがえったというわけです。
伝法14完 

■鴻池組のホームページ
http://www.konoike.co.jp/

■カバヤ食品のホームページ
http://www.kabaya.co.jp/index2.html

■正蓮寺川の工事状況を伝える地元市会議員さんのホームページ
http://www.o-keiji.net/under/01/index.html

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プチ・ケチの研究

●700万画素のデジカメ、ついに9980円!

駄目男がブログ用写真で愛用している「ユニデン」のコンパクトデジカメの上級機種がまた値下げ。14800円が9980円になりました。他の大メーカーの商品も値下がりしているので、割安感がよくわかるような値段にしたのではないかと思います。あるいは単純に、売り上げ不振にあえいでの投げ売りかもしれません。 

送料はメーカーもちなので、ポッキリ価格です。有名メーカーのカメラを2万、3万出して買った人「アホクサ~」ですね。来年はコンパクトデジカメは1万円台が普通、ということになるかも知れません。性能的には遜色がないので、ブランドを気にしないケチンボにおすすめです。

■ユニデン デジカメの宣伝ページ
http://www.uniden-direct.jp/product/dc.html

ちなみに、この不況でユニデンも中国工場を大幅に縮小、ベトナムへ転進するとか。転進ではなく脱出でしょうね。いずれ広東あたりでは暴動も起きるだろうから、今のうちに逃げだそうと・・。メーカーもたいへんです。

たまには外メシ

●たまには外メシ・・うどんちり「にし家」 心斎橋本店

 近頃は和食の店でも、タタミに座布団のスタイルはすっかり嫌われて、大半が「堀こたつ」タイプに改造しています。当店も一部は和室にイス・テーブルをセットしてあり、シニアにはこのほうが有り難い。

心斎橋界隈の老舗「にし家」のうどんちりは、飲むより食べるのが楽しみな人には具材が豊富なぶん、満足度が高いのではと思います。費用は上等のすき焼きやてっちりの半分くらいでOK、うどんのお代わり自由だから満腹志願の人も納得です。飲み物メニューに「みぞれ酒」があり、日本酒を過冷却してシャーベット状にしたもので、口当たりがさわやか、下戸にもおすすめです。

■にし家のホームページ
http://www.nishiya.co.jp/

■白鶴酒造「みぞれ酒」の説明
http://www.hakutsuru.co.jp/community/enjoy/mizore.shtml

本店の場所は大丸とそごうの間の道を東へ100m、四つ辻の北側にあります。
にし家1 

付だし
同2 


当日の具材は、車えび、はまぐりと・・・
同3 

さわら、鶏肉、鶏のつくね、かに、あなごと、野菜一式。
一人前 3640円 部屋代不要。グループは予約要。
同4 

蛤が開いたらスタート、冬は鍋ものが一番ですねえ。
同5おわり 

(撮影12月9日)


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ア・ラ・カルト

●不況知らずの中小企業・・・嵯峨野観光鉄道(株)

★菜っ葉服、首にタオルのおっちゃんが切符のもぎりの予想はずれ
 保津峡をのんびり走るトロッコ列車にはじめて乗りました。車窓風景などはもう皆さんよくご存じで、改めて取り上げることもないでしょう。ここでは、あまり知られていない、運行する会社の隆盛ぶりを重点に紹介します。

戦後の復興期、実際に工事現場でトロッコ遊びを楽しんだ者にとって、トロッコなんて粗末な運搬道具という記憶しかなくて、これで名所観光と言われてもピンとこないのであります。で、トロッコ列車を走らせる会社もどうせ貧弱な設備とサービスしかないだろうと想像していたら大ハズレでした。

トロッコ列車は亀岡の馬堀というところから嵯峨野方面の片道を乗りました。トロッコの乗り場だから、田んぼの中に粗末なプレハブづくりの駅舎やホームがあって、菜っ葉服着て首にタオル巻いたおっちゃんが店番、いや駅番してるんやろな、と思いこんで行ってみたら、どう見ても粗末とは言えない、JRの馬堀駅より立派な施設があり、駅員は紺のユニホームを着て客をさばいてるではありませんか。

平日の昼過ぎという、中途半端な時間なのに列車は満員、座席指定なのであぶれた人は立ちんぼです。(立ちんぼでも割引なしの600円) 嵯峨野駅へ着いたら折り返し便に乗るお客さんが、すでにホームにぎっしり。大繁盛なのです。さらにホームから駅舎へ入ってびっくりしました。な、なんや、このデカイ駅舎は。トロッコのイメージとはぜんぜんそぐわないシャンデリアが輝いてるではありませんか。さらに、この立派な駅舎は隣の改築したばかりのJR嵯峨野駅を今はやりの言い方をすれば「上から目線」で見下ろしてるのでありました。トロッコがそんなにエラソーにして委員会?

★一年を十月で暮らす良い会社
 いったい、どんな会社やねん、とぐぐってみました。
開業は1991年、資本金2億円、社員9名、社長はJR西日本から左遷?されてきた長谷川一彦氏。廃線になった旧山陰線の線路はすでに草ぼうぼう、荒れ放題だったのを社長以下全員で土方仕事をして整備。ディーゼル機関車一両と貨車を改造した客車4両を仕入れて開業にこぎつけたが、周辺では「三年もてばええほう」とのウワサが・・・。

開業の1991年の営業目標は、利用者23万人、売り上げ1億1200万円でした。ところが、スタートしてみると予想外の大人気、利用者は3倍の68万人、売り上げ3億8000万円のウハウハ大繁盛となりました。
 これで元気百倍、社長社員みんなヤル気満々になって線路周辺の整備、駅舎など施設の改良、展示ホールの新設、顧客サービスの充実をはかって成績を順調に伸ばし、現在では利用者90万人、売り上げは10億を達成という、中小企業の大成功モデルになりました。

社長の長谷川氏はその功績を認められ、JR和歌山支社長へ栄転しますが、トロッコ列車会社への未練絶ちがたく、自ら「支社長」の椅子を蹴飛ばし、本社に懇願して再びトロッコ会社の社長にリターンします。大きな組織のなかで安定した生活を保つより、ゴタゴタいろんなことがあるけど、やりがいもある中小企業のほうがええわ、と、サラリーマンとしては少数派の考えの持ち主だったのでしょう。

未だに官僚的思想が残るJRの社員が外へ出されてサービス業の面白さを会得し、天職とした珍しい例だと思います。そのサービス精神の例として、利用者のクレーム、満足度ということに常に気配りし、苦情を言ってきた利用者には、それがもっともなことであれば、社員が菓子折をもって自宅に謝罪に行くことを「普通に」やるという会社の方針があります。(遠くは茨城県まで謝罪に出向いたという) ここまでやれば社員もお客さんをぞんざいに扱えないから、必然的にトラブルも減ります。

一般のサラリーマンにとってこの会社を羨む理由がほかにもあります。トロッコ列車の運行は、1~2月の二ヶ月は休業するので、年間売り上げが何億といっても実際は10ヶ月しか仕事をしていないこと。「うらやましい」の合唱が聞こえそうです。むろん、線路の保守点検や車両のメンテナンスがあるから遊んでるわけではないでしょうが、一方、売り上げアップのために必死に営業活動という仕事もなさそうです。なぜなら、もう利用率は限界近くまで高くなり、あえてセールスの必要がないのです。ノルマのない営業って、ええですなあ。

ちなみに、現在は正社員20余名、全部で60名で運営してるそうで、もし新規募集があれば応募者殺到するかもしれませんね。

■嵯峨野観光鉄道のホームページ
http://www.sagano-kanko.co.jp/timeline.html

■この記事の情報元、長谷川社長のインタビュー記事
http://www.innovative.jp/interview/2006/1018.php

線路近くの紅葉や桜は社員が植えたもので、4000本近くになるという。
トロッコ1 

同2 

トンネルに入るとしょぼい天井灯がつく。なぜか「防空壕」を思い出す。
(ふるう~)
同3 

嵯峨野駅での客車。無蓋貨車(屋根のない貨車)を改造してつくった。
クッションのない木製の椅子なので、乗り心地はサイテー、というのがトロッコらしくていい。
同5 

嵯峨野駅資料館にあるトロッコの見本。
人を運ぶときはこんなデザインにしたらしい。
同6 

さらにサービスアップして「人車」なるものが登場。
こんな非能率な乗り物が昭和34年まで静岡県に存在した。
同7 

資料館には蒸気機関車が4両展示されている。 (一両は中央後で見えない)
同8 

嵯峨野駅の待合室。広い空間にシャンデリアが輝く。
同9 

駅の外観。となりのJR駅を見下ろす大きさ。
同11  

嵐山の紅葉も見頃になってました。(11月21日撮影)
同12完 
(完)


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ア・ラ・カルト

●大阪情報 「秘境酒場」

安酒場が軒を連ねる裏町の飲み屋街。

夜も更けて、さあ帰ろうと勘定を済ませたら

店主ニヤリとして「お客さん、帰りはこちらのドアから、どうぞ」

言われるままに店奥の古びたドアを開けたら・・

「うぎゃあ~~~~~~っ、な、なんやこれは!」


一瞬で酔ひも醒めまする・・・と、この場面はフィクションですが

これぞ、つげ義春の世界。あるいは藤子不二雄の

「笑ウせえるすまん」にも出てきそうな場面です。

うっしーさんの「秘境駅」になぞらえれば、ここは「秘境酒場」です。

とにかく、コワ~。


大阪のど真ん中の繁華街に実在する風景。

法善寺?・・ちゃう。

天神橋へん?・・ちゃう。

太融寺あたりか?・・ちゃう。

新世界?・・ちゃいま。

秘境はカンタンに見つからない。

さて、どこでせうか。

<質問されても教えません>

墓石 酒場  墓石たちが 「うう、寒いよう、ワシらも入れてくれえ・・」と
ドアの前に並んでるみたいで・・・

(画像はモノクロ処理しています)

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ア・ラ・カルト

●巨樹に会って元気をもらう

寺社巡りやハイキングの好きな人は各地で巨樹に出会う機会があります。幹周りが4~5mクラスの木なら数えきれないくらい見ているでしょう。しかし、ほんとうにデカイと感心するのは幹周り10m以上の巨樹ではないでしょうか。樹木の概念を超えた圧倒的なボリュウム、樹齢数百年以上という年月の長さ、それらが醸し出すのは物理的スケール感を超えた神秘性や畏怖感です。

古来、大木にしめ縄を巻いたり、祠を供えたりして崇める風習に、現代人も違和感はもっていないと思います。一歩も動かず、一言も語らず、ただ百年、千年、そこに「実在」し続けていることを目の当たりにしたとき、それに比べれば、我が人生の喜怒哀楽なんて、なんとみみっちいことよと、メランコリーから解放されるかもしれません。

ここで紹介するのは近畿地方ナンバーワンと大阪府ナンバーワンのどでかい楠です。一度見たら忘れられない、スーパーサイズ、ウルトラメタボ?の木です。

■十五社の楠
(じごせのくす 幹周り13,5m 近畿最大 和歌山県 かつらぎ町)

 かつらぎ町笠田(かせだ)の小学校に隣接して聳えている、近畿地方最大の樹木。(現在も最大か否かは不明) 根本から数本の幹に分かれ、天を突く勢いで伸びた枝は、一本の木で森をつくるがごとしの様子から「十五社の森」とも呼ばれています。幹に身を寄せて見上げたら、ほんとうに森のなかにいるよう。

木の北側は旧大和街道で、古い民家が連なっています。旅人にとっては恰好の目印であり、一服どころ、雨宿りの場所だったかもしれません。この木の東側の南北の通りは「十五社通り」という愛称がありますが、現場には簡単な案内看板があるだけで、周辺にもここをガイドする道標などがなく、ブランド価値の大きさに比べて、地元ではPRに熱意がないようです。JR和歌山線笠田駅から西へ徒歩20分程度。

巨木 かつらぎ町 


■薫蓋樟
(くんがいしょう 幹周り12,5m 大阪府最大 大阪府 門真市)

 「でっか~~!」お口あんぐり、言うべき言葉を知らず・・。
ひと目見た瞬間のインパクトの強さでは、こちらのほうが大きいかも知れません。「し、しかし、なんでこないデカいねん」。凡人の感動表現はこのへんが限界です。一本の木を見て圧倒される体験という点では、この木は全国でもベストテンに入るかもしれない(と勝手に決める)

木は三島神社(みつしまじんじゃ)という小さな神社の境内にあります。
しかし、訪問者の印象としては、神さまには誠に失礼でありますが、楠の根元に神社がある(笑)そんな感じです。
 ビジネス感覚でいえば「楠ホールディングスの傘下に三島神社を擁する」てな感じであります。嗚呼、バチが当たりさうだ。

樹齢1000年とか。仮に1000年としたら・・日本史年表をひらいてみると、「源氏物語」成立がこのころ。そういえば、今年は千年紀とやらで、イベントが盛ん。藤原一族がブイブイ言わしてた時代でした。紫式部が筆を走らせていたとき、この木はドングリだったのか、1メートルの幼木だったのか・・。

この木に会うには、地下鉄鶴見緑地線 門真南駅から徒歩10分くらいですが、ちょっとわかりにくい。京阪古川橋駅から試験場経由、門真団地行きバスにのって「三島」停留所で降りたら北側すぐのところです。 所要15分ていど。

巨木 門真市  (注)野楽路会の一月例会でこの木を訪ねる予定です。

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